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津波避難と首都圏震災による北海道パニック

2006年11月16日掲載

昨日の地震と津波で興味深い記事が出ていた。

読売新聞によると竜巻被害を受けた佐呂間町では、対象732人のうち677人(92・4%)が避難した。一方、根室市では対象3万1426人に対し、避難所への避難者は131人(0・41%)にとどまった。この違い、まだ竜巻が生々しく残っている佐呂間町民は敏感になって当然であるが、根室の低さは「地震慣れ」からきているのではないか?

根室は地震多発地帯なので津波に対する知識も豊富で、地震には冷静である。また、高台が多く、被害に合いにくいという地理的条件もある。
テレビの警報を見て”あの程度”なら来ないという確信があったのであろう。何しろ1994年の東方沖地震ではすぐ近くの色丹島が震源で、規模も確かM8.4ぐらいで今回より大きかった記憶がある。それでも到達した津波は2m程度ではなかったか?
それに対して佐呂間町のあるオホーツクは日本でもっとも地震が少なく、安全といわれているエリア。ところが竜巻と地震がいっぺんにやってきたからそれは大変である。

過信はよくないが、根室のような地震慣れも必要かもしれない。94年の地震は震度7クラスの揺れであったので首都圏で起きれば壊滅していたであろう。災害が最小限で食い止められたのは硬い地盤と頑丈な北方住宅のおかげである。

93年の釧路沖地震以来、何度も大地震に襲われた釧路の住民もそうであるが、地震慣れしている地域は、防災への意識が非常に高く、見習うことも多い。

もし、首都圏で大地震が発生した場合、多くの難民が北海道へ押し寄せるであろう。一時的に北海道はパニックになる(国内どこでもそうだが)。そのまま定着する住民など移住者が激増して受け入れきれなくなる可能性がある。さらに札幌の不動産が高騰し、地震景気ということも考えられる。
そして、現在、推進されているシニア移住などはどこかへ吹き飛んでしまうであろう。


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