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アートショップの衰退、閉塞感が気になる小樽観光

2007年02月09日掲 載

札幌雪まつりに続いて小樽では「小樽雪灯りの路」がはじまった。市民参加型の素晴らしいイベントである。
小樽にはガラス工芸やオルゴールなどの専門店が数多く存在する。
その中のひとつ、オルゴールコンサートなどで知られていた「海鳴楼」が、営業不振でキビシイとの記事を道新で読んだ。

小樽には、運河を中心に数多くの工芸店やアートショップがあるが、どうも最近元気がない。
運河保存運動などで最初の小樽ブームが起きた1980年前後、北一硝子をはじめ、多くの個性的な店が生まれた。工芸ではないが、海猫屋もこの頃にできた。
その後、小樽観光は隆盛を極め、運河周辺は続々に新しい店が生まれた。京都の嵐山や鎌倉の小町のように”にわかショップ”で埋め尽くされるようになった。

管理人も十数年までは小樽でガラス工芸品を買うのを楽しみにしていたが、次第に足が遠のくようになった。安易な観光化とともに小樽の工芸ショップもその渦に呑み込まれ、魅力がないものになってしまった。
小樽はじっくり歩くと素晴らしい街である。しかし、多くの観光客は小樽駅から運河方面しか見ることはない。それでは一見さんで終わり、リピーターにはならないであろう。

エージェント系の観光ルートと素顔の小樽が見れるものとのギャップも著しい。
このままでは小樽観光が衰退してしまう。地域に根ざしていない商業主義とマンネリは、目が肥えた観光客には飽きられてしまう。

そして工芸店やアートショップも何とかしなくてはいけない。観光客相手では客単価が安く、記念品的なものしか売れない。ホンモノを追求したくてもできないであろう。

もう一度、じっくりいいものを作り、見せるマイスター的な小樽に原点回帰してほしいと思う。地域の文化・産業に根ざしたホンモノを見せる、また、そういう人材の育成や出店への支援などが復活への手がかりになると思うが。

これ以上、昔の小樽が好きだった人たちを失望させてはいけない。


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