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サッポロビールは誰のもの

2007年02月19日掲載

サッポロビールが黒船攻撃を受けている。サッポロ株を買い占めているのは明星食品を買収しようとしたスティール・パートナーズだが、ここにきてアサヒがサッポロを支援するとの報道、スティールが保有する株をアサヒ側に譲渡させるであろうが、スティールの目的は株価吊り上げなのでアサヒが高い値でサッポロ株を買い取ればスティールは大儲けしたことになる。やはり「ハゲタカ」である。

このところサッポロの低迷が続いていた。ビール業界は2強2弱といわれてもおかしくないくらい差がついていた。以前にも書いたが、3番手企業は狙われる。

正直、アサヒ資本が入るのは、北海道を愛する者として嬉しくない。以前、ニッカが営業力の弱さからアサヒに助けを求め、結局アサヒの子会社になってしまった。
もし、サントリーと提携すれば3社シェアが拮抗する。サントリービールに技術指導をしたのがサッポロだと聞いたことがあるが(不確定な話)、まだそちらの方が面白い話だが。

サッポロはもっとも歴史がある北海道にゆかりがある企業であることは誰でも知っている。先日も道とサッポロが、食や観光の北海道ブランドを売り込むための連携協定を締結したばかりであった。
民間と行政のユニークな合体であったが、今回の株買占めにより、そんな話はどこかへ吹っ飛んでしまった。

サッポロビールは開拓使のビール醸造所としてスタートして以来、130年以上北海道に根付いてきた企業だ。北海道の歴史そのものであり、貢献は計り知れない。
そんなサッポロが波風にさらされている。今回、外資に乗っ取られることはないにしてもアサヒなど他社の資本が入ることでサッポロの独自性はどこまで守れるであろうか。

サッポロは北海道が生んだ数少ないブランド企業である。サッポロビールのアイデンティティは北海道そのものであり、その遺伝子は是非守ってもらいたい。
 


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