昭文社がクロスメディア型の宿泊予約サイトを開始
2007年06月29日掲 載
旅行ガイドなどを発行する昭文社は6月28日、月刊誌や各種出版物と連携するクロスメディア型の宿泊予約サービスを開始すると発表した。
このサービスは、昭文社が出版物や月刊旅行情報誌「たびえーる」(関東版、首都圏版、東海版、関西版)で紹介する宿泊施設を、PCと携帯電話によるオンライン予約に加え、電話でも予約可能とするもの。
誌面に宿泊施設ごとのQRコードを掲載し、携帯電話で簡単に予約できるサービスを提供する。PC向け予約システム「たびえーるnet」を利用すると、詳しい検索条件で宿泊施設の検索および予約が行える。
旅行関連の出版物は、ネットの普及で年々シェアを下げている。昭文社は、もともと地図出版の会社だが、地図をファッショナブルなものにした「マップル」シリーズに始まり、旅行ガイドブックの分野でも企画力の高い本を出版していた。ネットとの融合も各社に先駆け、はじめている。
今回のビジネスモデル、リクルートの「じゃらん」と「じゃらんネット」に似ているが、「じゃらん」は紙とネットの連動性が意外に薄く、雑誌も各地で独自の編集方針を打ち出している。
昭文社もリクルートも紙媒体から入った会社である。リクルートは、広告がコア事業なのでこのあたりは違うが、旅行メディアならではの強みを打ち出すことができるであろうか。
実は、JTBが発行していた「るるぶ」が廃刊になった。そこを狙って昭文社が参入してきたとも予想ができる。
昭文社の場合は、純粋なクロスメディア展開であるが、違った成功事例としては、スターツ出版の「OZモール」の宿泊予約サイト「OZモールトラベル」がある。スターツは、女性向け情報誌「OZマガジン」(関東のみ発売)を発行しているが、雑誌と連動させるのではなく、「OZモール」は独立したコンテンツとして成り立っている。
30代OLにターゲットを絞り込み、お篭り系やスパトリートメント系ホテルなどを中心に扱っている。8,800円で泊まれるご褒美プランなどをOZ世代に提供している。宿泊予約ではないが、サロン予約の人気も高い。実際、知り合いの美容室にOZモールを紹介したところ3ヶ月に200人以上の新規客がネットを見て来たという。
昭文社の場合、ターゲットをどこに絞り込んでいるのか。このあたりが成否のカギであろう。
北海道観光連盟が社団法人化
2007年06月27日掲 載
北海道観光の底上げを目指す全道組織のあり方について検討してきた官民組織・北海道観光戦略会議の検討委員会(委員長・内田和男北大大学院教授)がまとめた最終報告書の概要が二十六日明らかになった。新たな社団法人を二○○八年度に設立し、北海道観光連盟(道観連、会長・我孫子健一元道副知事)を廃止。トップには民間出身者を据えて「民主導」を明確にする。報告書は七月にも開かれる戦略会議に提出、同会議での論議を経て正式決定する。(6/27北海道新聞HPから)
道観連に関しては、管理人は以前からそのあり方について疑問があった。ここは、道庁の直轄であるが、外からみた印象は、お役所仕事、フットワークが悪い、官制観光情報の提供が中心なので、面白みがなく、使い勝手も悪いという印象があった。
最近は財政悪化のため、リストラが進んでいたようで、東京、大阪の観光案内所を廃止(東京は道事務所へ移転)、札幌でも案内所を市と統合し、物販や広告収入を強化するなどしている。
道観連のwebサイト「北海道ぐるり旅」は、観光検索情報サイトだが、情報量が少なく、中途半端に広告が入り込み、何より使いずらい。以前の「観光まるごと北海道」の方が使い勝手がよかったが、突然サイトがなくなった。これらのweb事業も業者への丸投げで、利用者の立場になって見ていないであろう。
道観連を廃止し、社団法人にするのは結構だが、観光案内が「サービス業」であるということは忘れてはいけないと思う。以前から、この部分の発想に欠けており(行政が運営するのだから仕方ないが)、新組織になる前に、自分たちのミッションを確認してほしい。看板を書き換えるだけで、安易なスリム化、利益追求に走るのは、利用者から見て、不便と質の低下を招きかねない。
最近、やたらコンシュルジュという言葉が使われるが、道観連(新組織)こそコンシュルジュ本来の意味に立ち返って業務に当たってもらいたいと思う。観光案内は、腰掛ではなく、北海道にとって重要な仕事のはずである。
北海道開発局が新しい発想のロングステイモニターを募集
2007年06月26日掲 載
国土交通省北海道開発局が、「北海道における冬期集住・夏期滞在モデル調査」の一環として、夏期長期滞在者の意向や動向を調査するための、モニター募集を行なう。
このプロジェクト、詳細がわからいないが、人口の減少や高齢化による道内過疎地の生活上の困難等を克服するため、農村住民の冬期集住と都市住民の夏期滞在を組み合わせた新たな居住形態について、調査・検討を行うという、全国でも初の試みである。
単なるロングステイと違うところは、地域住民も対象にしていることで、オンシーズンはロングステイを希望する道外住民をターゲット、冬季などは、過疎地の住民などを対象に、同じマンションなどを活用して新たな居住形態をつくるということであろうか。
滞在先は、下川町、滝川市、伊達市の3市町、期間は7月下旬~9月下旬のうち1週間~2週間のコースを設定しており、宿泊施設は、大自然に囲まれた静かな環境のコテージや市街地にあるマンションとなっている。
このプロジェクトの運営は開発局ととともに、道内のまちづくりを専門にしているズコーシャが担当している。
アンケートや地域イベント参加などの義務はあるが、参加者には2万円の謝礼金が出る。画一的なものがロンスステイ計画のなか、ちょっと気になる形態のプロジェクトである。
JTBが道内の高速道路乗り放題のレンタカー向けパスを発売
2007年06月25日掲 載
JTBがこの夏、ETC付きレンタカー割引プランと道内高速道路が3日間、7千円の乗り放題となる「JTB 北海道ETC夏トクふりーぱす&割引レンタカープラン」の販売を開始した。
JTBのレンタカー専用サイトで予約すると、走り放題のパスも同時に申し込むことができる。このプランは、6/1~10/1の期間限定で、金土日月の連続する3日間利用できる。
参考までに札幌を基点にした主要観光地までの正規高速料金は、旭山動物園がある旭川北ICまでは3400円、洞爺湖のある虻田洞爺湖ICまでが3450円、函館方面は途中の八雲ICまでで5千円である。
このところレンタカー各社間の競争が激しい。予約代行をする旅行会社も各社知恵を絞ってお得なプランを出している。最近、ETC対応のクルマを増やしているが、北海道では高速道路利用が伸び悩んでいる。道路整備が遅れているのが、いちばんの理由だが、料金の高さや、遠回りのルート(札幌から函館方面へ行く場合、高速利用よりも中山峠経由の方が使い勝手がいい)など北海道の高速道路は利便性が悪い。また、北海道は北海道開発局と高速道路会社との微妙なパワーバランスもある。
このプラン、旅行会社とレンタカー会社、高速道路会社の思惑が一致した商品である。
個人的には、道内で長距離を運転する際、高速はショートカットで使う。道央道で札幌-函館間を走る時は、八雲-豊浦間は高速を利用し、あとは230号で中山峠へ。旭川方面は、交通量が多いので、全線お世話になるが、道北まで行く場合でも、旭川で降りることにしている。
折角の観光ドライブなら、高速で緊張して走るより、のんびり走りたいのが正直なところである。整備が遅れている道東方面への高速が進めば便利になるが、味気ない観光ドライブになりそうである。
*役立ちサイト 「北の道ナビ」
最近の企業不祥事とメディア対策
2007年06月22日掲 載
管理人は、サラリーマン時代、広報宣伝室に在籍していたので、よく危機管理マニュアルの作り方や記者会見の答え方、マスコミとの接し方などのセミナーに出席した。実は、勤めていた会社に以前不祥事があり、誤解を招く新聞報道があったため、会社側も神経質になっていた。今は離れているが、不祥事を起こした企業がメディアにどう対応するかいつも気になってみている。
今回の食肉偽装のミートホープ社、温泉爆発のシエスパの対応はどうであろうか。
まず、ミートホープ社は「それ以前」の問題である。あの会見を見て、誰でもそう思うだろうし、次元の低さに失笑していることだろう。
ミートホープ社の社長を見ていると、東横インの社長や、最近では、ハニカミ王子のゴルフ大会でひんしゅくを買ったTBSの社長と同類項だ。皆、薄ら笑いをうかべていたが、ことの重大さ、自覚がまったくない。後で後悔しても遅い。
ミートホープ社クラスの企業(従業員100名年商16億円)で、広報担当者を置けというのは無理だろうし、あの社長には、危機管理などという意識はなかったはずだ。社員をセミナーに出席させるとかマニュアルをつくるなどということは、一銭の儲けにならないので、考えていなかったであろう。
雪印にはじまり、最近の不二家など嘘と誤魔かし、情報の公開を遅らせるとどうなるかということは、消費財を扱っている人ならわかりそうだが、人ごとだったのであろう。
シエスパにしても、責任所在がどこにあるかというナーバスな問題があるので、記者会見を開いていないが、情報が少なくても、”ガス抜き”の意味で会見を開くべきである。女社長が話題になっているが、ここの親会社は、ユニマットであり、ここも典型的なオーナー会社である。考えてみるとミートホープは独裁オーナー会社、東横インも同じ、不二家やパロマは典型的な同族経営、雪印は同族ではないが、傲慢な体質があった。
トップダウン型のオーナー会社は、ひとつ間違えれば恐怖政治であり、周囲はイエスマンのみ。正しいと思っても、正しいことを顕在化することを否定しなくてはならない。自浄力がないため、社内で不祥事が発生した際、仕切れる人間がいないので、崩壊も早い。
ジャパネットたかたのオーナーのように、経営者自ら危機管理意識をもっている企業は、ワンマン型でもトップダウンで危機を乗り越えこえることができる。日本ハムの時も、大社ジュニアが、フットワークがいい危機対応をした思う。
最近のメディアは、サディスティックである。昨日のミートホープ社の記者質問を聞いていても、「おまえ、何様」というような話し方をする記者がいて不快であった。テレビもワイドショーがニュースショー化しているため、会見に現われ、これぞとばかり攻め込んでくる。社会がまさに劇場化しており、集中攻撃できる餌食を探している。不祥事を起こす企業にも問題があるが、最近のメディアの対応は、苛めに近い。
消費財や消費者に結びつく産業に就かれている企業は、規模の大小関係なく、一度、危機管理を勉強されることをお奨めする。また、普段から積極的に情報を公開するなど、外からも、内からも、風通しがいい企業風土をつくらなければならない。
不祥事を起こす企業がいちばん悪いが、その後の不手際で、マスコミの餌食になれば生命線が絶たれるということを忘れてはいけない。
エンペラー跡地に「メルキュール」ホテル
キャバレー「エンペラー」があった旧アオキビル(札幌市中央区南四西二)の跡地に、外資アコーグループのホテル「メルキュール」が建設されると、21日付けの道新が伝えている。
旧「エンペラー」跡地は現在、取り壊し中だが、日本で唯一といっていいほどのマンモスキャバレーが昨年の9月に廃業したことは、このブログでもお伝えした。
その後、三井不動産の手によって再開発が進められているが、ホテル激戦区・札幌に久々の大型ホテル誕生となる。アコーグループのホテルは、中島公園に隣接する旧アーサーがノボテル札幌として、昨年から営業をしている。
メルキュールは、銀座、成田などにあるが、リッツカールトンやマンダリンのようなラグジュアリー路線ではなく、比較的こじんまりしたつくりで、値段の方も高級ビジネスホテル(銀座のメルキュールでシングル1.5万円程度)といったところである。
旧アオキビルの周辺には、ラマダホテル札幌(旧ホテルサンフラワー・客室が恐ろしく狭い)や、少し南へ歩けば、ルネッサンスホテルやノボテルなどの外資系ホテルがある。また、グリーンホテルや東横インなども徒歩1分圏内にある激戦区だ。
今回は、純粋な新築ホテルなので楽しみである。場所はススキノのど真ん中で、賑やか過ぎるかもしれないが、ビルのコンセプト・テナントの内容によってはススキノ自体が変わってゆくかもしれない。
余談だが、今は、小さなスナック(♪昔、こんな歌があったっけ)や飲み屋が入る雑居ビルの時代ではなく、アルコール臭くない飲食店が入るようなビルが増えれば、ススキノも変わるかもしれない。
両備グループの赤字ローカル交通再生事業に注目
2007年06月20日掲 載
最近、無責任な公共交通事業者が多い。このブログでも某ツアーバス会社やコミュータ航空会社のことを取上げてきた。そういう経営者に見てもらいたい番組があった。
テレビ東京系「ガイアの夜明け」(19日22:00~)で、「地域の足を守れ!規制緩和に揺れるバス業界」が放送された。内容は、ツアーバスに押され、地方バス会社にとってドル箱であった高速バスで利益が出せなくなり、そのしわ寄せが地域の路線バスにくる。補助金など出ない路線は、廃止され、規制緩和が地方の衰退を招くといったような内容だ。
番組では、両備グループが取上げられた。この会社は、最近、南海電鉄の貴志川線を無償で譲り受け、和歌山電鉄として「いちご電車」や実在の猫タマが貴志川駅長になるなど話題を提供している。赤字は大幅な圧縮され、黒字も夢ではさなそうな勢いだ。この両備、もともと両備バスや岡山電気鉄道などを率いる岡山の会社であるが、県外の私鉄&バス会社へも積極的に進出している。
番組では、広島県の中国バスに資本参加し、地元へ愛されるバス会社へ変身を遂げる過程を紹介した。中国バスは一度倒産し、地元にもそっぽを向かれたいたが、社員への教育や地域住民へのPRにより、信頼を取り戻しはじめている。
両備グループの小嶋社長の言葉が印象的だ。「路線バスはほっといたらなくなる。しかし、なくしてはいけない」。この「なくしてはいけない」は重い言葉だ。なくすことは、イコール地域の衰退へつながる。それは、まわりまわって自分たちの首を絞めることになる。
地方の路線バスに乗ると、今どき珍しいような乱暴な運転や粗雑な客対応をする運転手に出くわすことがある。窓口の対応などにも問題がある。最近は、都会の方がタクシーも含めてドライバーの応対が総じてよい。路線バス事業者は、サービス業であるということを忘れてしまった事業者が多いのではないか。
管理人はだいぶ前に乗り物とは関係ないが、情報システム系の仕事で両備グループと仕事をしたことがある。その時の印象は、地方の企業とは思えないような先取性があり、スピードが早い会社という記憶がある。
鉄道もバスも廃止を決めるのは簡単だが、地域住民の意思、公益性という観点から、こうした成功例が出ていることも視野に入れ、存続か否かを判断すべきなのではないであろうか。
また、両備の小嶋社長には、是非、成功モデルを確立し、地方交通のあり方を示してもらいたいと思う。
それにしても、ベンチャー系公共交通事業者の経営者は、人間が本来備えていなくてはならない何かがひとつ抜け落ちている気がする。乗り物の世界だけではないが、いつからこういう「劣化」がはじまったのであろうか。
活発な北海道長期滞在へ向けた施策、利用者ニーズの把握がもっと必要では
2007年06月19日掲 載
HAKODATE男爵倶楽部ホテル&リゾーツ(函館)と函館大沼プリンスホテル(渡島管内七飯町)は二十日から、七-十月に両ホテルを計三泊以上続けて泊まると、正規料金より三-五割安くなる新商品の販売を始める。道南の二つの地域のホテルが連携することで、北海道長期滞在と広域観光の促進を目指す。
6/17道新記事より
===================================
このところ北海道の移住とともに、北海道の長期滞在を狙ったプランが増えている。これまでも旅行会社レベルでは夏休みを中心に、札幌、旭川の都市部やルスツ、ニセコ、トマムなどリゾート地に3日から1週間程度滞在する商品はあった。
今回、道南地区の経営が異なるホテル同士が連携するのが特徴であるが、これまで北海道に長期滞在できる環境が少なすぎた。以前、管理人は夏休み、釧路にウイークリーマンションを借りて、10日間滞在したことがあるが、好んでウイークリーマンションにしたのではなく、ビジネスホテルかここしか選択の余地がなかったからだ。
北海道の長期滞在「釧路10日間滞在記」はこちら
都市部はまだいいが、観光地や田舎にでも行こうというものなら、北海道の長期滞在で1週間も泊まれるような宿を探すのは至難である。まず、情報がなく、次に当たり外れもあるので、北海道の長期滞在にはリスクが伴う。そういう意味で、今回のように、隣接する地域内で、はしごができると旅に変化が出て、リスク回避にもつながる。
今回の商品は2人以上、計3泊以上を対象に販売。予約時に各ホテルの宿泊日数を申し込む。食事なしで3泊以上が一人一泊7300円、七泊以上が同6300円。
管理人は、一箇所に最低3泊するような旅が好きだし、オススメである。しかし、今このようなスタイルで北海道旅行をしている人はほんの一握りである。時間に余裕があるシニアでも、興味はあっても実際の行動に出るには腰が重い。そのあたりが、沖縄と北海道観光の違いである。
また、高級乗用車の送迎や高級マンションに滞在、健康診断など移住者と長期滞在者獲得のため、いろいろな知恵を絞っているようだが、管理人が知る限り、長期滞在をするシニアは、束縛されることを嫌い、旅なれた、自分の時間の使い方を知っている人が多いようだ。
なので、至れり尽くせりで効果が出るかは大いに疑問である。特別なゲストとして扱うよりも、いかに地域に溶け込ませるお膳立てづくりができるかが大切だと思う。
霧街・釧路から霧笛が消える
2007年06月17日掲 載
![]()
![]()
![]()
写真上:釧路崎灯台 中:灯台から見下ろした炭鉱鉄道と太平洋 下:納沙布岬灯台
霧街・釧路から霧笛が消えようとしている。海上保安庁がGPSなど計器類の発達を理由に、数年以内に全廃する計画を立てているため、灯台から発せられる霧笛は、風前の灯だ。
釧路の霧笛は、米町から坂を登ったところにある釧路崎灯台が、霧を感知すると、釧路港口(南外防波堤)の赤い灯台に設置された2台の霧信号機から、自動的に発せられる仕組になっている。
霧が多いこの時期から夏にかけての釧路は、霧笛は名物であるが、カモメの鳴き声と霧笛が重なると、たまらないものがある。
釧路崎灯台は、岬の突端にあり、その下は砂浜、そこには、日本で唯一の海底炭鉱・釧路コールマイン(太平洋炭鉱)の線路と、集炭場があり、今だに現役だ。
特に、霧が多い日、釧路崎灯台の先端に立ち、霞む炭鉱と太平洋を眺め、霧笛を聞いていると、釧路にいることが実感できる。
管理人は、灯台(巡り)が好きだが、根室の納沙布岬の霧笛もいい。ここは、灯台から直接、音が発せられ、近くにいると耳をつんざかんばかりの大音響である。室蘭の地球岬も、好天気時のパノラマと好対照になり、魅力がある。
灯台と霧笛は、絵になるが、今では灯台は無人になり、気象観測所も、無人化が進んでいる。
道新によると1960年代に国内に53ヶ所、道内に28ヶ所あった霧笛は、現在、国内16ヶ所、道内10ヶ所に減ったとある。霧笛を楽しめるのは今のうちかもしれない。
今年の夏は、灯台&霧笛めぐりをしてみたくなった。天気が多少悪くても、楽しめるこういった旅行スタイルもある。
JR北海道のICカードは「KITACA」に決定
2007年06月15日掲 載
JR北海道は13日、前払い式のICカード乗車券を来年秋に導入すると発表した。名称は「Kitaca(キタカ)」。2009年度の導入予定だったが、作業が順調なうえ、顧客の要望が多いため約半年早める。(6/14北海道新聞)
1年前のこのブログで、導入が検討されているICカードの名称候補として、個人的に「KITACA」、「NORUCA」、「HOTUCA」の3つを挙げた。JRグループのICカード名称の特長として、語尾に必ず[CA]が付く。「SUICA」、「ICOCA」、「TOICA」然り・・・なので、想像はし易いが、自作では「NORUCA」がお気に入りであった。
英語のNorth,仏語のNour(共に北)、それと「乗る」をひっかけたものだが、まあ仕方ない。
新しいカードは、札幌圏を中心とした55駅からスタートする。客の動向を見て地域を広げる見込みである。当初、噂された札幌市営地下鉄やバスとの共通カード化は、規格の違いなどから見送りになった。
話が逸れるが、札幌市のウイズユーカードで、6月25日から札幌出身のアーティストKaokaoPandaさんのイラストシリーズが発売された。Kaokaoさんは、札幌出身で、壁画を得意としている。色使いが斬新で、管理人はファンである。札幌の方で興味る人は見たほしい。
![]()
鎌倉市営プールにあるKaokaopandaさんの壁画(現在は鎌倉市で活動中)
沖縄から撤退し、ふたたび函館へシフトするエアトランセ
2007年06月14日掲 載
北海道新聞の記事によるとエアトランセが、7/21から函館-仙台間に、不定期の乗り合い型路線を就航させると発表した。
今年、4月から就航した沖縄の那覇-沖永良部、那覇-下地島の不定期路線からは撤退し、余った機材を函館-仙台線に活用するらしい。
エアトランセのHPを見ても、この件はまだ発表されていない。未だに「北海道から沖縄まで」というコピーがあり(「から」ではなく、北海道と沖縄である)、更新もされていない。
沖縄ではエアドルフィンとの共同運航を始めたばかりなのに、僅か3ヶ月で撤退とは、開いた口が塞がらない。
エアトランスについてはこれまで何度も厳しく書いてきた。4月のブログでは、「北海道から離陸をし始めた」という題で、今後、道内路線から撤退する方向ではと書いたが、逆にまた戻ってきてしまった。
沖縄の需要はよくわからないが、下地島は、パイロットの訓練をする島で、観光客はそんなに行かないであろう。あまりにも調査不足である。
函館-仙台線であるが、これまで何度か休航などがあった路線である。しかし、需要がある路線であり、コミュータ機ではあれば、そこそこの利用者が期待できる。
しかし、エアトランスのビーチクラフト機は小さすぎる。道内便でもそうだが、エアトランセは機材の選択を誤った気がする。厳しい北海道の気候に、向いている機材とは思えない。
機材の問題もあるが、それ以前の問題として、失った信用を回復するのは容易なことではない。勿論、経営が大変なことはよくわかる。コミュータ会社が利益を出すことは現状では不可能に近い。しかし、北海道(函館)に一度、拠点を決めたのなら、地域に根付いて、地道に活動をしてゆくことが、会社を再生させるいちばんの早道であるはずだ。
摩周湖のマイカー乗り入れ禁止実験が地域の観光再生につながるか
2007年06月13日掲 載
阿寒バス川湯温泉営業所 今回の代替バスとは直接は関係ありません
摩周湖のマイカー乗り入れ規制実験が始まった。代名詞ともいえる霧が「酸性霧」となっており、シラカバなどの林が、立ち枯れ現象を起こしている。そのため、11~17日まで自動車や観光バスの乗り入れを禁止して、対策に乗り出すことになった。
管理人は、これまで何度か摩周湖を訪れている。弟子屈や川湯方面から登ると視界が開け、山上に大駐車場が現われる。有料で、必ずここに車を止めないと摩周湖が見れないようになっているが、観光シーズンになると駐車できないこともある。また、この区間は路線バスが走っていないので、クルマか観光バスでしか行くことはできないのだ。
摩周湖へ行く代替バスの料金は500円。バス代のほか、川湯相撲記念館(大鵬記念館)や屈斜路湖クアハウスの割引券などがついてくる。
クルマや観光バスを降りて、目的地に向かうパーク&ライド方式は、上高地や知床で行なわれているが、この2ヶ所はどん詰まりである。しかし、摩周湖の場合、弟子屈-摩周湖-川湯と周遊コースになっているので普及にはクリアすべき問題が多々ある。
このプロジェクトの目的は、環境対策もあるが、もうひとつ弟子屈町への滞留時間を長くして、お金を落としやすい環境をつくるという狙いもあるのではないか。
弟子屈町には、摩周湖のほか、屈斜路湖などメジャーな観光地があるが、道東周遊ドライブの通過点の色合が強く、宿泊は阿寒やウトロなどに取られがちである。
宿泊施設がある川湯や摩周温泉、屈斜路湖畔の宿は退潮傾向であり、滞在してもらわないことには、ゴミだけ残されて、話にならない。
この乗り入れ規制だけでは、滞留時間や消費を増やすことは難しく、マイナスになることも予想される。
個人的には、マイカーやレンタカーで乗りっぱなしよりも、乗換えの多少の「不便」があった方が、旅にインパクトを与え、幅が広がると思うが。
必要なのは、理解と認知と啓蒙、さらに全国的な動きにすることであろう。
HISが訪日外国人向けSNSを開設
2007年06月11日掲 載
訪日外国人向けの会員制旅行ポータルサイト「Wa-shoi!Japan」は、新たにサイト内にSNS機能をつけたサービスを開始した。SNSの名称は「わっしょい!コミュニティ」で、英語、中国語、韓国語の3カ国語に対応している。
サイトを運営するのはHISの関連会社であるHISエクスペリエンス・ジャパン。訪日外国人向けに、さまざまなホスピタリティ・サービスを提供している。今年の4月にインバウンドサービスとして「Wa-Shoi!」を開設したが、旅行案内、経路検索、ホテル予約、成田と秋葉原を結ぶ自前無料バスの予約などがサイト内ででき、外国人が国内旅行に不自由をしないような構成となっている。
「わしょい!コミュニティ」は、「プロフィール機能」「ブログ機能」「写真投稿機能」「あしあと帳」などSNSの基本機能を網羅している。
4月に開設した「Washoi!Japan」は登録会員数が1万人を突破し、1日平均250人以上の新規登録があるという。
今後、外国からの個人旅行者が増え、政府が推進する「Visit Japan キャンペーン」と相まって、今後、このようなwebサービスが増えることが予想される。
「大人の休日倶楽部」とCツーリズムが共同で、「夢空間北斗星」を運行
2007年06月10日掲 載
JR東日本「大人の休日倶楽部」とクラブツーリズムは共同企画商品「夢空間・北斗星トレインクルーズ」を発表、それぞれの会員に向け、限定発売することになった。
ツアーは、JR東日本が所有する豪華寝台列車「夢空間」を利用し、5泊6日(車中2泊)で、北海道を周遊する。通常の「北斗星」や「カシオペア」が走る東北本線ルートではなく、往路は、上越線から羽越線を北上し、日本海の夕陽が楽しめる。そのため、上野発は午前9時となる。また、復路は、常磐線経由なので、朝方の太平洋が見られるのがウリである。
道内では、層雲峡、阿寒湖(遊久の里・鶴雅)、ウインザーホテル洞爺に泊まり、移動はJRとバスになる。今、話題のウインザーと評判が高い鶴雅に泊まれるのが魅力だ。
ツアーは、9月2日出発から10月7日出発まで9本設定。募集人数は各回限定70人で、旅行代金は1人25万円から50万円に設定している。
「大人の休日」とクラブツーリズムのジョイント商品であるということで、ターゲットは中高年向きの企画である。これまで、北斗星やカシオペアなどの乗車歴があった会員にも、往復のルートを変えることで、新鮮味を出し、新たな寝台車リピータを引き込もうという狙いもあるのであろう。
特に、羽越本線で夕陽を見られる寝台列車はないので、(大阪発トワイライトEXPは手前の北陸線内でのみ可能)興味がある。
管理人は、過去1度、1994年、「夢空間」に乗車したことがある。この車両、誕生したのが、バブル期でかなり老朽化しているのではないか?
その時は、トマム行きであったが、上野出発が夕方早く、仕事で間に合わないので、東北新幹線で追っかけ、21時頃に仙台から乗車した記憶がある。
食堂車やバーがあり、一部個室車両は、オリジナルの豪華客室である。その他は、通常の北斗星個室であった記憶だ。最近、「夢空間」の名前を時刻表で見かけなくなり、お役ご免かと思っていたが、健在であった。
今後、こういった「特別な旅行」向けに、新しい寝台車両の製造が必要かもしれない。管理人は、北斗星には、50回以上乗車しているが、流石に、車両の老朽化(管理人も段々と老朽化し疲れる)もあり、最近は頻度が減ってきている。
JRには、観光ニーズの、付加価値がある新しい寝台車計画に期待したい。
六花亭ベアーズの新たなスポンサーに加森観光
2007年06月08日掲 載
ファイターズ、コンサドーレが絶好調と北海道をホームタウンにしているスポーツ界。
野球やサッカーに比べ、地味であるが、女子アイスホッケーの強豪・六花亭ベアーズ(釧路市)の新たしいスポンサーに、加森観光がなることになった。
これまでスポンサードをしていた釧路・六花亭が降板し、新しい引き受け先を探していたが、クマに縁(クマ牧場からスタート)がある加森観光が手を上げ、3年間の支援が決まった。新チーム名は、加森観光ベアーズとなる。
釧路はアイスホッケーが盛んなところ。昨シーズンも男子アジアリーグは日本製紙クレインズが制した。十条時代は、リーグのお荷物であったが、今では苫小牧を凌ぐ、強豪に発展。多くの選手を送り出している。管理人は釧路で試合を見たことがあるが、これほど地域に密着しているスポーツは珍しく(清水のサッカー以上)、マチに元気のない釧路にホームタウンスポーツがあることは素晴らしいことだ。
個人的には、地元の日本製紙がベアーズのスポンサードを引き受けてくれることを期待していた。男子チームと女子チームがあれば、ちょうど鶴(クレイン)のツガイとなったのだが。
JTBがネット投票による温泉番付を発表 意外性があり面白い
2007年06月07日掲 載
JTBがネット投票によって順位を決める人気温泉番付を5月17日に公開したと発表した。番付は東日本と西日本に分かれ、温泉番付と露天風呂番付からなっている。
6/7現在、温泉番付の東横綱が玉川温泉(秋田)、西横綱が別府温泉で、以下、東が十勝岳(上富良野)、乳頭(秋田)、姥湯(山形)、水無海浜温泉(函館)、西は、白浜(和歌山)、湯布院(大分)、龍神(和歌山)、濁河(岐阜)と続く。
西は概ね順当なところが入っているが、東は、十勝岳や水無海浜、姥湯など全体的には秘湯系が上位を占めている。西の横綱・別府に文句を言う人はいないであろうが、玉川温泉が横綱というのも意外である。伝統、施設の西に対し、素朴・ワイルドの東であろうか。
露天風呂番付では、西が別府、東は乳頭温泉郷が横綱。意外なところでは、東の関脇に川湯温泉(弟子屈)、西の小結に関金温泉(鳥取)が入っており、黒川温泉(熊本)はベスト10に登場していない。
全体的な印象は、かなりコアな温泉ファンが投票していることが伺えるが、変動があるので面白い。なお、温泉番付では、ブログーパーツやRSSも提供しており、自分のブログにランキングを掲載することが可能になっている。
JTBのプレスリリースはこちら
夕張観光、周遊券式は不評のため方針を転換
2007年06月06日掲 載
5/8付の本ブログで、夕張の13ある観光施設を一括して、周遊券方式で販売をする「ワンペイ方式」について問題点を指摘したが、不評のため、一部施設は単独でも入場できるようになった。
今回、単独での見学も認める3施設は、ハンカチ広場、夕張鹿鳴館(旧北炭鹿ノ谷倶楽部)と市美術館である。
「道内からの観光客はリピーターが多いはずで「ワンペイ」へは、不公平感が残るであろう。初めての訪問が多い道外客にはいいかもしれないが、博物館・遊園地・迎賓館・温泉など全く趣が異なる観光施設を一括して販売するのは無理があるのではないか。それぞれの施設の利用者層も違うはずである。」5/8ブログより
夕張市はテーマパークではない。もし、旭川市で、旭山動物園、男山酒造館、兵村記念館、ユーカラ織記念館、道立美術館、三浦綾子文学館などの入場券がセットで販売されれば、戸惑うし、購入者も殆どいないであろう。
ワンペイ方式の採用は、苦肉の策であり、同情できる部分もあるが、利用者を無視している。GW中の観光客が少なかった原因として、遊園地が開業しておらず、アトラクションがなかったことが響いたというご指摘をいただいたが、それが真実であろう。
夕張観光の正念場は、7月から本格観光シーズンに入り、本州からの客がどう反応するかである。その結果、方向性が定まるような気がする。
週末田舎暮らし向け「情報バンク」制度を国交省が創設
2007年06月04日掲 載
来年度から、都市部に住みながら週末に地方で「田舎暮らし」を楽しむなどの「2地域居住」支援策の一環として、移動費を軽減するための「情報バンク」制度を2008年度に創設する方針を固めた。
「情報バンク」は、国土交通省が所管し、初年度はまず数百人規模の2地域居住者に、年齢や各地域での滞在期間、活動内容などを登録してもらう。(6/4読売新聞)
この制度は、2地域居住を証明する書類を管轄機関に提示すれば「ふるさとサポーター会員証」が交付される。2地域間を移動する際、会員証を提出すれば、鉄道や航空機などの割引が受けられる仕組みである。
この発想、いいのではないか。田舎暮らしをしたいが、交通費が悩みのタネという人は多いはずだ。実際、管理人も首都圏と北海道の2拠点を行き来する生活をしたいが、交通費が最大のネック。これほど遠くないにしても、たとえば首都圏や関西圏と長野県では、鉄道を使えば往復軽く1万円は超えてしまう。
どこまで補助されるか不明だが、行政が交通費を持つような仕組みよりも健全といえよう。
また、2地域移住は、地方側の経済が活性する可能性がある。週末だけでも、日銭が入ってくれば大きい。シニアの持参金目当ての移住は、先日のブログで、騒がれているほど結果は期待できないのではないかと述べた。
住民税は入ってこないが、週末人口やロングステイ人口が増えることで、民間ベースで地域に新たな動きが生じる方が遥かに発展的である。
糠平温泉も「かけ流し宣言」、かけ流しだけでは魅力に乏しいのでは
2007年06月02日掲 載
上士幌町の糠平温泉が全国7か所目の「源泉かけ流し宣言」をした。道内では、川湯、摩周温泉に続いて3番目である。
糠平温泉の取り込みについては、これまで何度か紹介をした。たとえば連泊した客には、2泊目以降は別の宿で夕食が取れるサービスを道内では最初に取り入れた。また、「スギ花粉疎開」や、温泉街の植林など数々の施策を打ち出している。
特に旧士幌線の糠平湖にかかるアーチ橋は、北海道の産業遺産にも登録され、観光の目玉になっている。地味な温泉街であるが、休養型の温泉地として再生をはかっている。
管理人は、これまで3度、糠平温泉を訪れている。お湯はクセがなく透明だが、やや個性に欠ける気がする。正直な感想を述べると、どこの宿も知恵を絞り、全国の人気温泉地のノウハウを取り入れたりして、努力していることは評価できるが、それは「頑張っているから応援してあげよう」といったレベルである。多くが家族経営の宿なので、自ずと限界はあるが、コツコツ積み上げている最中という印象である。
道内で「源泉かけ流し宣言」をした川湯、摩周も同じような状況である。川湯は、中途半端な規模で、安ツアーの定宿という印象がある。草津よりも効きそうな強酸性のいいお湯があるのに勿体ない。摩周は壊滅寸前の状態であったが、先日泊まったところ客室無線LANを複数の宿で入れ、復活へ向けて頑張っている印象を受けた。摩周のお湯は、クセはないが、意外に濃厚である。
北海道では、結果的に、復活へ向けて頑張っている温泉地が「源泉かけ流し宣言」をして、集客を図ろうとしている。管理人は、川湯、摩周、糠平この3ヶ所の温泉は大好きである。判官びいきもあるかもしれないが、いい「素材」があり、努力しているのがわかるので何度も行っている。
しかし、「源泉かけ流し」だけでは、客は呼べない。温泉には流行もある。温泉本来の魅力を味わう意味で「かけ流し」は、素晴らしいことだが、それだけでは限界がある。かけ流しを求める客は、温泉と宿にプラスアルファ何を求めているのか、知る必要があるのではないか。
管理人の趣味で言うと、こういった温泉地に贅沢は求めない。客室露天は必要ないし、豪華懐石もいらない。ましてや、女将や仲居さんが、出発の際、テレビ「田舎へ泊まろう」のエンディングのように、姿が見えなくなるまで手を振ってくるようなところはパスである。
お仕着せではなく、静かに休養できる環境と質素でも清潔な館内、ちょっとだけ凝った手作りの、出来立て料理、それとPC環境があれば文句を言わない。
ご当地B級グルメブーム、そんなに美味しいかな
2007年06月01日掲 載
最近、ブームになっているご当地B級グルメを集めた食の祭典「第二回B-1グランプリ」が静岡県の富士宮市で6/2,3と開催される。
富士宮市は、ヤキソバで有名だが、北海道からは、富良野のオムカレーと室蘭焼き鳥が参加する。このイベントは、昨年、八戸で1回目が開かれ、北海道勢は、室蘭焼き鳥が3位、富良野カレーが8位に入るなど健闘している。ちなみに優勝は、富士宮ヤキソバである。
「B-1」は、入場者が、使ったはしを気に入った料理に投票し、はしの重さでグランプリを決定する。
主催する「B級ご当地グルメまちおこし団体連絡協議会」は、八戸のせんべい汁研究所などが中心になってつくったもので、ご当地B級グルメブームに乗って参加者も増えた。
このB級ご当地グルメブーム、駅弁・空弁(最近は道の駅弁もある)人気の流れを引いている気がする。
また、古くから地域に伝わる料理もあるが、どちらかというと昭和20~30年代以降に登場した懐かし系家庭の味のものが目立つ。昭和回顧ブームの流れを引いているともいえる。
もともと北海道は、歴史がないので、かえってB級グルメが多い。苫小牧のホッキ貝カレーやカレーラーメン、根室のエスカロップや帯広の豚丼、元を辿れば、札幌ラーメンやジンギスカンもB級グルメといえる。
管理人は、先日、会津で「ソースカツ丼」を食べた。今、会津地方では、盛んにソースカツ丼をPRしている。実は、20年以上前、磐梯のスキー場で、それらしきものを食べた。名前の通り、ソースがたっぷりかかったトンカツに千切りキャベツが乗っている。
この時は美味しい印象があったが、先日、食べた時は、ウスターソースがご飯に染み込み過ぎてグチャグチャな状態であった。味の方は(?)であり、ソース飯完食はちょっときつかった。
20年前はスキー中で空腹、さらに20代と若い。状況は違うが、ご飯とソースが違った気がする。今回、ソースカツ丼を食べた店は、母親の首を切断して大ニュースになった少年の故郷、奥会津の小さな町、(K町)である。
