経営診断を公募したスキー場決まる 岩内と阿寒湖畔に
2007年07月30日掲 載
5/26のブログで北海道運輸局が、再生可能なコンサルティング対象スキー場を募集するニュースを書いた。4スキー場からのコンサルティングの応募があり、最終的にニセコいわない国際スキー場、国設阿寒湖畔スキー場に決まった。
ニセコいわないは管理人のブログでも「再生候補」のひとつに挙げている。岩内の中心からも近く、岩内温泉郷に位置している(岩内高原ホテルの上)のでアクセスもいい。日本海へ向かってのダウンヒルがウリだが、リフトやコースの縮小が毎年進み、名称もよく変わる。名前が頻繁に変わるスキー場(ニセコモイワなど)は経営が安定していない証拠である。
このスキー場、3千メートル以上のロングコースや深雪バーンもあるので、本家ニセコにスケールでは勝てないまでも、コースそのものに醍醐味があり、上級者も満足する。また、ゲレンデが近い温泉観光地としての魅力もある。岩内は高原ホテルや聖観湯、高島旅館など宿のレベルも高い。両者が上手く相乗効果を出すことはできないか。
阿寒河畔スキー場は再生候補に挙げなかったが、どうも阿寒湖とスキー場というのがすぐにリンクして浮かんでこない。考えてみれば管理人は滑ったことはないが、ゲレンデまで車で2度登ったことがある。レイクビューでなかなかのパノラマなのだ。それなのに印象が薄い。巨大観光地・阿寒の影に隠れている。
以前、JASの本州からのスキーパックで阿寒湖に滞在し、阿寒湖畔で滑るコースがあったが、すぐになくなった記憶がある。需要がなかったのか。雪質はサイコウのはずだし、スケール的に本格的なスキーはできないまでも、冬季の訪日外国人観光客向けなどに市場がありそうだ。勿体ない気がする。
まだまだ、やり方次第で再生可能なスキー場がありそうである。そういえば西武グループで買い手が決まっていない真駒内、深川、津別、北広島などはどうなったのであろうか。
【参考】北海道運輸局プレスリリース
道内航空周遊券、宿付きパック方式で発売
利用者が減少傾向にある道内航空路線の利用促進のため、北海道運輸局を中心に昨年から周遊券の導入が検討されていたが、JTBグループが27日より試験販売をすることになった。
販売方式は、航空券に宿が1泊付く、「募集型企画旅行」扱いで、JAL,ANA,HACの14路線のうち、丘珠-釧路など道内航空路線3区間の搭乗ができる。
商品の販売は、関東と道内で、百人限定として試験販売する。関東では「エースJTBマイプラン北海道」のなかのオプションとして、道内では、「全国エースセレクト北海道の宿」から申込みができる。
販売価格は、3万円から5万4千円まで。宿泊施設は道内販売分では153施設(関東分は194施設)からそれぞれ選び、申込時に予約をする。また、航空機は最初の搭乗から10日以内の利用が条件。利用者にはアンケートに協力してもらう。
今回、旅行商品として組み込まれることになった。関東発の場合、最低でも旅行代金プラス3万円がかかる。たとえば丘珠-釧路、女満別-丘珠、丘珠-函館を通常料金で利用すれば運賃だけで5万円を越えるが、どう判断するであろう。3区間ではなく、1~2区間の方が利用しやすいかなと思う。
以前は道外発の場合、ANAの「スカイホリデー」や旧JASの「ナイスウイング」では、自社の道内便を利用できだが、いつのまにか道内便が利用できるオプションがなくなっていた。旧JASは、追加数千円でJASやHAC便の道内2区間が乗れ、大変お得であったが、JALになってから消えている。
なお、エアトランセは入っていない。
【参考】北海道運輸局プレスリリース
エアトランセ、これがラストチャンスではないか
2007年07月24日掲 載
度重なる路線の変更や休止・廃止、欠航などで迷走を続け、これまで当ブログでも何度も厳しく書いてきたエアトランセ。7/21から函館-仙台を結ぶ新路線の就航させた。
運行形態は、函館-女満別、函館-帯広線と同様に予約状況をみて出発時刻を決める乗り合い方式で1日2往復を予定している(実際の出発時間は概ね決まっているが)。
前回、エアトランセに関して書いたブログで「函館-仙台線、これまで何度か休航などがあった路線である。しかし、需要がある路線であり、コミュータ機ではあれば、そこそこの利用者が期待できる。」と書いた。過去の路線のなかではいちばん期待が持てるであろう。しかし、利用者の季節変更が激しいようで、そのあたりは大丈夫であろうか。
4月から沖縄路線へシフトし、北海道離れを加速させるのではないかと予想していたが、ふたたびホームタウン・函館へ舞い戻ってきた。沖縄線の不振は就航前から想像できたこと。このあたりに、この会社の甘さ・場当たりさをかんじてしまう。HPを見てもいまだ「北海道から沖縄」までとキャッチがあり、ルーズさをかんじる。
新路線の就航は、信頼を回復するのはこれがラストチャンスのはずである。江村氏は道内メディアの扱いに彼女のブログで不満を述べていたが、周囲から雑言を言われないような体制づくりをしてほしい。
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エアトランセは11/1から新たな乗り合い便を大分-那覇間で運航すると発表した。 一日一往復を目安に運航し、十月一日から予約を受け付ける計画。運賃は未定。機材は十八人乗りの二機を、現在乗り合い便で運航している函館と帯広、女満別、仙台を結ぶ三路線と共用する。 大分-那覇間は全日空が定期路線を就航させていたが、七月以降の運航計画がなくなった。(一部道新記事より抜粋)
*makisim727様からの情報です(7/26)
岩手に地産池消型飲料水自販機が登場、全国に波及すれば面白いかも
2007年07月20日掲 載
岩手県で「地産地消自動販売機」がじわじわ人気を高めていると日経新聞の東北版記事にあった。
岩手特産の飲料水32種を扱っており、当初は県が設置を始めて現在24台。民間からもオファーがあり、いわて銀河鉄道盛岡駅やホテル・旅館、スーパーなど9市町村に広がり、販売本数は6500本という。
最近はご当地B級グルメブームである。地域限定のご当地飲料水はかなり前から隠れた人気があった。北海道でいえばガラナ、カツゲン、サッポロ飲料の「リボンナポリン」、サッポロ上島コーヒーの缶コーヒーなどはメジャーであるが、各地に特産品型の飲料水が数え切れないくらいある。
普通のジュース自販機は隅々まで行き渡っているが、ご当地飲料水の類(たぐい)は、道の駅など地域特産品を扱っている店でしか入手できない。管理人は、ご当地レアものの飲料水が好きで、重たいが、新しいものを発見すると土産で買う。
また、自販機ではめったにお目にかかれないポッカの「プリンシェイク」(要は缶プリン、皆、不気味がるが熱狂的なファンが多い)を通販で取り寄せている。
コカコーラやサントリー、伊藤園など同じ自販機が並んでいるのなら、1台ぐらい地産地消型自販機があってもいいし、メジャーなメーカーの自販機に何種類か並べさせてもらうことはできないであろうか。
真面目な話、飲料水を作っている地場企業の多くが赤字。販路がないからだ。自販機なら商品の広告塔にもなる。口コミで人気が出るかもしれない。地域密着型飲料水自販機が増えることを期待する。
夏休みの国内旅行、北海道は人気微増
2007年07月19日掲 載
JTBが夏休み期間(7月15日〜8月31日)の宿泊旅行動向の見通しを発表した。好況感やボーナス増で旅行意欲も高まり、国内旅行人数は前年比0・9%増の7480万人と予測。海外旅行人数は2・0%増の252万人を見込んでいる。
国内旅行単価は、1・4%増の3万6200円。沖縄や北海道など遠距離方面が人気であるのに加え、高級宿泊施設に人気が集まっている。滞在日数が長期化傾向にあるようだ。
北海道は国内旅行全体の9.5%で1.5%増、沖縄は4.9%で1.6%増である。それぞれ微増であるが、沖縄と北海道の幅が狭くなってきている。
以上はJTB発表のデータ。単価アップ、高級志向、長期滞在は、旅行会社のこうあってありたいなので”額面通り”に受け取れない部分もあるが、傾向としては間違いないであろう。
それにしても夏の北海道旅行商品は高い。宿が1泊付く自由旅行でも、個別で航空券を購入した方が安い出発日も多い。たとえば、スカイマーク利用の場合、夏休み期間でも1週間前割引では片道18000円程度なのでパックよりも安くなる可能性がある。
どの旅行商品を見比べても値段はあまり変わらないが、時間に余裕があるならJRや長距離フェリー、高速バス&フェリー乗り継ぎなどでひと工夫加えるのも、夏の北海道ならではである。
京急とエア・ドゥが共同切符、空港アクセスとして奮闘する京浜急行
2007年07月18日掲 載
京浜急行電鉄が扇子型の「夏得フリーきっぷ」(1本500円、一日乗り放題)を作り、8月1日から北海道国際航空(エア・ドゥ)の4路線上下便の機内で発売することになった。
このユニークなきっぷ(?)は、羽田空港-品川、羽田空港-横浜間が1日乗り放題になるもので、航空会社とのタイアップははじめてという。
羽田空港と都心との連絡は、JR東日本系の東京モノレールとしのぎを削っている。特に京急は、現在の新駅が完成して以来、利便性が大幅に増している。品川方面以外にも横浜方面への直通電車もあり、そのダイヤは神業的でもある。
高速運転は昔から有名だが、連結切り離しや増結の際の所要時間の短さには驚いてしまう。多分、小田急の半分程度であろう。難工事の京急蒲田駅の工事が完了すれば、さらに便利になるであろう。
最近はお馴染みの赤色電車以外にも青い京急やシルバー色への塗装塗り替えなど遊びごころもある。
最近、東京モノレールも「空港快速」を走らせ時間を競っている。このところ民鉄はJRのパワーに押されて劣勢気味だが、空港アクセスを活性剤に、鉄道だけではなく、リムジンバスも頑張っている京浜急行に注目したい。
【参考】京浜急行リリース
TX系北海道鉄道旅行番組を見て
2007年07月14日掲 載
旅番組といえばTX系であるが、14日19時から「爽快!夏の北海道 期間限定列車で行く旅」という番組がオンエアされた。TVHでも同じ番組のはずだが、北海道ローカルは18時半からの前番組が、「旅コミ北海道じゃらん」なので2時間半にわたって道内旅番組が流されたというわけだ。
番組内容は、道内の期間限定列車に乗って夏の北海道を満喫するというもの。取材エリアは、富良野~美瑛、釧路~網走、利尻・礼文、函館の4箇所。期間限定列車は、「富良野・美瑛ノロッコ号」、「旭山動物園号」、「丸瀬布森林鉄道SL」、「くしろ湿原ノロッコ号」、「DMV」、「函館市電ハイカラ電車」、「SL大沼号」、「竜飛海底」、「はなたび利尻号」ほか。
管理人は、DMVと竜飛海底駅、はたたび利尻号以外は、紹介されたものすべて乗車体験している。何度も見たり、乗ったりしているものもあるが、こういうイベント列車も悪くない。北海道旅行のエキスパートを自負する者にとって、ちょっと気恥ずかしい気分もあるが、それはそれで楽しいものである。
期間限定列車ではないが、番組を見ていて気になったことがある。いろいろな宿や飲食店が出てきたが、目を惹くような魅力的なものがなかった。相変わらずの素材頼りの料理や魅力に乏しい宿・・・・・
個人的には、左とん平と酒井和歌子が旅した函館旧市街にある「八幡坂ストーリー」のアイスシチューと旅館一乃松はさすが函館と思ったが・・・・
しかし、釧路湿原、美瑛、礼文どこも最高の季節である。自然がいちばんのご馳走かもしれない。
「浴衣の似合う温泉地」1位は城崎、北海道は上位10位に入らず
浴衣が似合う温泉地はどこか?
業界紙の旅行新聞新社が昨年6月から今年5月まで、旅のホームページ「おかみねっと」でネットユーザーを対象の「旅アンケート」調査を実施した。その中で「浴衣の似合う温泉地」を推薦してもらったところ、城崎温泉をはじめ草津温泉、黒川温泉などが上位にきた。
★トップ10入選の温泉★
1位 城崎温泉 (兵庫) 483票
2位 草津温泉 (群馬) 453票
3位 黒川温泉 (熊本) 156票
4位 由布院温泉 (大分) 135票
5位 熱海温泉 (静岡) 132票
6位 別府温泉 (大分) 116票
7位 道後温泉 (愛媛) 110票
8位 下呂温泉 (岐阜) 104票
9位 伊香保温泉 (群馬) 101票
10位 有馬温泉 (兵庫) 99票
※アンケート期間:2006年6月6日~2007年5月21日
回答数:3440 有効回答数:2924 推薦温泉地数:152
この結果、どうみるであろうか。全体的には九州の湯布院と黒川を除くと、歴史のある温泉地が名を連ねている。つまり、浴衣と下駄で、散策に出れるような温泉街である。
1位の城崎であるが、管理人も1位に上げたい。正しい湯の町情緒が残る温泉街であるが、今では当たり前となった女の子向けに好みの浴衣をチョイスできるサービスを最初にやったのが城崎ではないか?
そういう意味でも妥当な結果である。
ところで北海道は上位10位にはいない。自然環境、館内完結型の大型ホテルが多いという理由もあるが、どうも殺風景な温泉街が多い。湯の川あたりが、最近、街歩きができる温泉街づくりをしているが、海岸沿いのビル温泉ホテル街を浴衣で歩く気にはなれない。北海道では永遠の夢であろうか。
東日本フェリーの日本海ルート再開はならず
2007年07月13日掲 載
まもなく夏休みがはじまり、長距離フェリーを使った船旅を計画されている方もいるであろう。特に北海道と本州を結ぶ便は、旅客数が閑散期の5,6倍に跳ね上がるから稼ぎ時である。
ところで昨年、11月から休航している東日本フェリーの日本海縦貫ルート(博多-直江津-室蘭)であるが、運航再開が延期されることになった。
運航再開へ向けて、船体の改造やダイヤの大幅見直し、寄港地の追加(金沢港?)などが検討されていたが、費用的に合わなかったようだ。会社自体が再建中であり、これまで何度も計画が変更になっているので今回も驚かなかったが、夏休みを前に残念な知らせである。
特に、これまでの貨物中心から旅客志向(クルーズ志向)へシフトするようなことを言っていたので期待をしていたが・・・・
先日、青函航路に高速船「ナッチャンRERA」を就航させることを発表し、久々に明るい話題を振りまいた東日本フェリー。11日発表のリリースでは、「最優先の再建策であります函館ターミナルの新築、高速船建造を進め、弊社フェリー事業の根幹でもあります函館~青森航路の改善を成し遂げるべく、全ての経営資源を投入して取り組んでいるところであります。」とある。まずは青函航路を固めてからということか。
【参考】日本海航路再開延期について(東日本フェリーリリース)
道内の温泉利用者数データが発表された
2007年07月09日掲 載
北海道観光土産品協会というところが、2006年度の道内温泉利用者データを発表した。資料は、市町村別入湯客数、支庁別入湯客数、伸び率ベスト10、全国市町村別温泉入湯客 ベスト100などからなっている。
7日付けの道新記事によると2006年度の道内温泉利用客数(宿泊・日帰りの合計)は前年比0.5%増の3017万人となった。利用客が前年を上回るのは、4年ぶりという。
各ベスト3は、市町村別が札幌市、函館市、登別市の順、宿泊者数では札幌市、函館市、登別市、日帰りでは、札幌市、北斗市、小樽市となっており、宿泊と日帰り客の部ではよく地域性が出ていると思う。
また、全国ランキングでは、箱根が1位、日光が2位、道内では札幌(含む定山渓)が3位、函館が10位である。
以下、道内伸び率ベスト10であるが、あくまでも参考程度のデータである。
1 当別町 227.8% 民間企業の営業努力
2 共和町 132.2% 経営者の交替によるリニューアル効果
3 倶知安町 130.9% 1施設の新規開業と観光客増
4 知内町 118.0% 施設の営業努力
5 雄武町 116.0% 自然増
6 鹿部町 115.9% 外国人観光客の増加
7 留萌市 113.4% 民間企業の営業努力
8 夕張市 111.8% 施設レイスイの宿泊客を加算
9 福島町 109.4% 町営施設の営業努力
10 苫小牧市 109.0% 該当施設の増加
小樽文学館で昭和歌謡の企画展を開催
小樽をテーマにした名曲は多い。大半が昭和中期から後期にかけてつくられたものだが、鶴岡雅義と東京ロマンチカの「小樽のひとよ」にはじまる小樽シリーズ、昭和後期には都はるみの「小樽運河」や裕次郎の「北の旅人」など枚挙にいとまがない。
「小樽のひとよ」が流行ったのは幼少だが、それでも強烈な記憶があり、管理人にとって、それが小樽の原型となっている。
名曲を生んだ小樽だが、運河近くにある市立小樽文学館で7日から企画展「昭和歌謡全集小樽編-流行歌にみる戦中・戦後」がはじまった。
小樽にまつわる名曲や小樽にゆかりがあるナンシー梅木やこまどり姉妹などの資料が展示されている。
最近は昭和懐古ブームで、歌謡曲でも映画「歌謡曲だよ、人生は」という名曲をテーマにしたオムニバス式の映画が上映中である(見た)。今回の展示が、テーマパークのようなエンタメ系ではなく、伊藤整や小林多喜二などの小樽文学系の展示で有名な文学館でやるところに意味がある。何度か文学館は訪ねているが、好きなところだ。9月2日までやっているので行ってみようと思う。
実は、管理人、行きつけの小料理の仲間と年に貸切で数回カラオケ大会をやる。それもふつうのカラオケではなく、テーマを決めて唄うのだ。これまでの例でいうと「70年代アイドル」、「ご当地ソング」、「ご当地ソング海外編」、「乗り物に関連する唄」、「色がつく唄」などバカなイベントをやっている。小樽に関連する唄でも結構ありそうであるが、ひとまわりでネタ切れしそうである。
北海道のインバウンド施策には戦略性が足りないのでは
2007年07月06日掲 載
宮崎県の東国原知事が観光客誘致などを目的に訪韓したニュースは、大きくメディアで取り上げられた。同時に知事と一緒に行く観光ツアーまでやってしまうのだから宮崎県大したものである。大手広告代理店でも付いているのであろうか?
九州から見れば韓国は東京より遥かに近く、大きな市場である。あの傾きかけていた「ハウステンポス」が韓国人観光客の力で集客を回復している。韓国の所得が上がり、これまでの物見遊山型からリピーターが増え、目的を持った観光をするようになってきている。
たとえば温泉めぐりやゴルフといった類いだが、ゴルフなどは、宮崎でプレーすることが韓国人にとってステイタスらしい。このあたりを狙ったツアーも増えている。
ところ変わって北海道はどうであろう。昨日のブログでニセコと豪州の話を少し書いたが、どうも他力本願の印象がある。地道な営業活動をしていることは知っているが、戦略性に欠ける気がする。
たとえば、スポット単位ではいろいろとPRをしているが、線の観光になっていない。地域ごとにバラバラの印象である。
また、宮崎でゴルフプレーをするようなブランド・ステイタスになるものが少ない気がする。小樽カントリーでプレーするのもステイタスだと思うが、訪日外国人が北海道でゴルフをするという話はあまり聞かない。スノーリゾートにしても、絶対的なものがない。下手をすると志賀高原や苗場にやられてしまうかもしれない。
「道」というユニットがあまりにも大きすぎる弊害かもしれないが、漠然とした北海道への憧れもいつまでも続かない。具体的な舞台づくりがそろそろ必要なのではないであろうか。
豪州直行便を廃止、ニセコなど冬の北海道スノーリゾートに打撃か
2007年07月05日掲 載
豪州からのスキー客で賑わう冬のニセコだが、少し心配なニュースが飛び込んできた。
昨シーズンは12月から3月まで運航したカンタス航空のケアンズ-新千歳直行便が、今年度は中止になることになった。燃料価格の高騰や円安による収益の低下、また、北海道から豪州へ行く日本人観光客が少ないのも理由にあるようだ。
ちょうど真夏の豪州なので、寒さを逃れたい道産子観光客が利用しそうな気がするが・・・・
昨シーズン、搭乗率は70%を超えており、悪い数字ではなかったが、採算性は悪いようだ。新千歳からの国際線ロングフライトはなかなか定着しない。
以前、もっとも欧州に近い空港ということでKLMがアムステルダムとの直行便を飛ばし、管理人も試乗してみようと思った矢先、廃止になった。
これでニセコの豪州ブームに水を差したのは確かである。ニセコに限らず、豪州からの誘客をしている富良野など他のエリアにも打撃だ。
この豪州からのスキー客、最近は長野や東北などにも流れ込んでいる。東京からアクセスが容易なこれらのスキー場に持ってゆかれる可能性がある。
ニセコブーム、まだまだ地に足が着いていないかもしれない。
楽天トラベルが観光地の無料周遊バスを開始
2007年07月04日掲 載
楽天トラベルが、那須高原で無料周遊バスの運行を7月21日から始める。楽天宿泊サイトで栃木県内の宿泊施設を予約した客が利用対象となる。
バスの愛称は「那須ぐるぐる号」で、那須エリアの観光施設11箇所を1日5回巡る。楽天トラベルに加盟する586ある施設に予約をすれば、期間中(8/20まで)何度も利用すろことができる。また、携帯電話でアクセスすると県内施設の無料宿泊券があたる応募用紙を車中で配るなどのサービスを行う。
楽天トラベルは「ムーブメント企画2007」として、全国八都道府県で行政などと協力し、観光PRなどの誘客支援に取り組んでいるが、那須はその一環である。
この企画、ANAとの連携であるが、ダイナミックパッケージ以外にも、観光バスの運行などリアルサービスの展開に乗り出している。
これまでネット・エージェントは、ウエブサイト内の予約業務が主だったが、今後は既存の旅行会社との境界線が薄れていくであろう。
大阪で運行実験をした水陸両用バス、釧路への導入は
2007年07月03日掲 載
先月、国内ではじめての水陸両用バスの定期運行実験が、大阪で行なわれた。約2時間をかけて市内の大川から大阪城、御堂筋などを通るもので、年内には、定期化するという。
大阪は、はとバスのような定期観光バスのコースも少なく、観光はし易いとはいえない場所だ。まだクリアすべき問題も多そうだが、注目である。
釧路でも昨年から水陸両用バスの話があり、来年度の運行を目指していると聞いていたが、試験運行に向けた道運輸局が、今月末の設立目指し、準備が進んでいるらしい。国の公共交通活性化総合プロジェクトの一環で、釧路では観光用だけでなく公共の足としての活用も検討している。
この話題は昨年、一度このブログで紹介をしたが、その後、新しい情報がなかった。釧路の場合は、湿原観光だけではなく、衰退が続く、中心街の活性にも活用しようという狙いだ。
つい先日、幣舞橋南にある米町地区から最後のスーパーが閉店となり、橋南地区から大型店舗が消えてしまった。駅前北大通りも丸井今井閉店後の再開発が決まらず、釧路駅から橋を渡り、米町まで延々とシャッター商店街が続く、異様な光景だ。かつての中心街の面影はない。
この水陸両用バス、釧路駅と幣舞橋(MOO)を起点として、湿原へ向かう往路か復路のどちらかに米町や釧路コールマイン(太平洋炭鉱・炭鉱鉄道)、春採湖や副港などに旧釧路川、新釧路川を経由して立ち寄れるようにしたらどうであろう?これまで路線バスでは不可能であった新しいコースがつくれる。
このシステムが地域住民の足として活用できるかは、現状では難しいと思うが、観光が衰退した地域を活性させるのに寄与できると思う。
道運局のHPを見ると北海道の土建コンサル会社、ドーコンという企業が、北海道運輸局の「水陸両用車の活用による中心街における公共交通の活性化調査」のコンペを取っている。釧路川の復元事業をやっていり会社のようである。
どんな具体案が出てくるであろうか。
移住は南高型、昨年の移住総数は273人だが
2007年07月02日掲 載
2日付けの朝日新聞北海道版に2006年度の移住に関する実績報告が掲載されていた。まず、道内へ移住した人は273人で、移住先は41市町村であるが、役場の窓口を利用しない人も含めると、もっと多いということである。
移住先は①函館市(25人)②弟子屈町(20)③石狩当別(19)④八雲町(19)⑤浦河町(19)⑥東川町(13)⑦黒松内町(11)以下、長万部、室蘭、小樽(各10)である。また、移住前の居住地は、首都圏(95人)や関西圏(50人)、中京圏(14人)が多かったが、道内の移住者も79人にのぼった。
この実績を見ると移住促進に力を注いでいる自治体、特に官民一体で行なっているところが上位に来ている。また、都市部や気候が比較的、温暖な道南地域の人気が高い。2位の弟子屈、7位の黒松内は意外な印象だ。また、伊達がベスト10に入っておらず、いちばん多いと思われる札幌もここにはないのであくまでも参考程度のデータである。
北海道移住の場合、あらためて雪と寒さが最大のネックになりそうである。おためし移住モニターでも冬季の参加率はすこぶる悪い。完全移住だけではなく、長期滞在、滞在型旅行も含めて、冬の暮らしをいかにポジティブにPRできるか。
冬季対策は、北海道観光の宿命であるが、あらためてその難しさをかんじる。
