鉄ブーム、京プラ札幌が眼下の鉄道鑑賞(?)プラン開始
2007年09月23日掲 載
京王プラザホテル札幌は、JR函館本線を眼下に見渡せる部屋を用意し、札幌近郊にある鉄道関連の販売店や施設を紹介するガイドブック、京王電鉄グッズをプレゼントするなど鉄道ファン向けの宿泊プランを開始した。
商品名は、「京王プラザの鉄ちゃん・鉄子の宿プラン」で、朝食付きのシングルプランが平日1万6000円、ラージツインプランが2万8000円で通年で販売する。 ホテルの13―14階の計4部屋を利用する。
京王プラザホテル札幌は函館本線小樽方面のカーブに沿うように立地している。管理人は京プラ札幌にはパークホテルの次に宿泊しているが、シングルルームの多くが線路側に面している。札幌駅へ入線する列車や回送列車などが入れ替わり立ち代り登場し、大きな窓から眺めていると楽しい光景だ。また、朝は動き出す合図を送る列車の警笛音で目が覚めることもある。
料金はやや高いが、鉄道プランでなくても、鉄道好きな方は一度、泊まってみるといいだろう。鉄道が鑑賞できるのは北側の客室である。同じく線路際にあるセンチュリーローヤルホテルは意外に列車が見にくいことも申し上げておく。
旭川-羽田線は17,000円、スカイマークの新路線
2007年09月22日掲 載
スカイマークは、来年4月の就航を目指す旭川―羽田線について、普通運賃を17,000円に設定すると明らかにした。同線を運航する大手2社やエアドゥの通常の普通運賃より4―5割程度安い。
JALとANAの普通運賃は、通常期3万6200円で、エア・ドゥは2万9800円。これまで札幌-東京線などの幹線は値下げ競争が激しかったが、地方空港と羽田を結ぶ便は高値安定の状態であった。そういう意味でもスカイマークの17,000円は、予想されていたとはいえ画期的な価格設定である。
札幌-東京線は、その割安感でスカイマークの搭乗率1位が続いている。旭川線も1位になるであろう。こうなってくるとエアドゥの存在が厳しくなってくる。
これまで頻繁な路線の変更などで信頼感が乏しかったスカイマークであるが、動物園人気もあり、旭川線は当面安泰と思われる。
地域の結束が強い志賀高原でも奥志賀がファンド系へ売却
2007年09月21日掲 載
皇太子ご一家御用達スキー場として知られている奥志賀高原リゾート事業が、長野電鉄から野村ホールディングス系の投融資会社ユニファイド・パートナーズに譲渡されることになった。
最近、スキー場などのリゾート施設やホテル・旅館などが外資系ファンドに譲渡されるのは日常的なことで、NHK朝ドラのドラマ設定でも登場するほどである。
奥志賀高原は、高級リゾートで知られていた。本格的なフレンチがあり、クラシックな暖炉がある懐かしいロッジ風の建物は憧れであった。確か、「私をスキーへ連れてって」もここが舞台になったのではないか。
ゲレンデ設定、雪質とも上級である。流石に最近は古くなった印象があったが、ブランドは残っていた。そういえば雅子様がお気に入りの福島・箕輪スキー場もファンド系に譲渡されたのではないか。
この志賀高原は地域の結束が固いところである。奥志賀高原は長野電鉄系の長電パークリゾートが運営しているが、志賀高原のスキー場、宿の大半は地元資本である。奥志賀高原の隣にある焼額山と志賀の入口、湯田中温泉からロープウエーで延々と登るごりん高原だけが外部の西武系である。
長野五輪を誘致する際、堤義明が予てからの野望であった苗場、万座、志賀の上信越国境をゴンドラで結び一大スキーリゾートをつくる計画があった。そのためには西武グループが進出できなかった志賀高原の自社開発が必要であった。当初は岩菅山に五輪コースを作る予定であったが、自然環境保護の関係で中止となり、新潟、群馬を結ぶ計画が難しくなった。
湯田中温泉の山奥につくったごりん高原も結局、他スキー場と連絡ができず、無駄なものとなってしまった。通常、地方は西武の進出を大歓迎するところが多いが志賀は違った。地元の結束が固く、反対をした。野沢もそうだが、信州は筋が通っているところが多い。逆にいうと頑なで、時代に取り残される危険がある。
話がそれたが、飛ぶ鳥の大西武でも進出に苦労した志賀高原が簡単にファンドの手に渡ってしまった。さらにユニファイドは、北志賀高原の竜王スキー場も傘下に収めており、両者を運営することで相乗効果を期待しているようだ。奥志賀高原を「数年かけて高級感のある長期滞在・通年型リゾートに作り替えていく」としており、竜王山と焼額山を結ぶトレッキングコースの整備も構想にあるらしい。
堤義明が実現できなかった「コース連絡」が、違ったかたちで簡単に出来てしまう。あっけないものだ。ユニファイドは、このほか横浜プリンスホテルも取得している。暫くはこういった動きが続くであろう。
【参考】奥志賀高原リゾート取得に関するプレスリリース
道内スキー場のオープン情報
2007年09月20日掲 載
2007~2008年シーズンの道内主要スキー場のオープン日がわかったのでお伝えする。閉鎖されるスキー場としては、既報の通り、旧コクド系では真駒内、深川、津別の各スキー場、ニセコ東山、七飯、糠平温泉は外資資本で再スタートする。また、ウインザー洞爺ホテルのプライベートゲレンデ、ウインザースノービレッジも正式に復活。昨シーズン8年ぶりに再開した北大雪は12月からオープンする予定だ。ニセコモイワは未定だが、新会社となったのでオープンするのでは?ニセコ岩内は今のところ未定である。
スキー人口の減少で、公共スキー場の淘汰が進むが今シーズンも何ヶ所かが閉鎖される見込み。旭川嵐山市民や留萌神居岩(リフト廃止)、上砂川、剣淵などが廃止されるようだが、詳しいことは各HPで調べてほしい。
■道南地区
ニヤマ高原 2006年12月11日
函館七飯 2006年12月15日 - 2007年3月25日
グリーンピア大沼 2006年12月23日 - 2007年3月21日
むろらん高原だんパラ 2006年12月22日
ウインザースノービレッジ 2006年12月16日
ルスツリゾート 2007年11月23日
ニセコアンヌプリ国際 2006年11月23日
ニセコ グラン・ヒラフ 2006年11月23日 - 2007年5月6日
ニセコ東山 2006年12月1日 - 2007年5月6日
ニセコモイワ 未定
ニセコいわない国際 08シーズンは微妙(補助金打ち切り)
■道央地区
サッポロテイネ 2007年11月17日
札幌藻岩山 2007年12月中旬
スノークルーズオーンズ 2007年11月11日
小樽天狗山 2006年12月9日
朝里川温泉 2006年12月1日
コバワールド 2006年12月23日
さっぽろばんけい 2007年12月上旬
札幌国際 2007年11月17日
Fu’s Snow Area 2006年12月16日
真駒内 08シーズンより廃業
キロロスノーワールド 2006年11月18日
中山峠 2007年11月10日
■空知地区
マウントレースイ 2006年12月1日 - 2007年3月30日
三井グリーンランドホワイトパーク 12月2日 - 3月21日
深川 08シーズンより廃業
■道東地区
アルファリゾート・トマム 2006年12月1日 -
サホロリゾート 2007年11月23日 - 2008年4月6日
糠平温泉 2006年12月23日 - 2007年3月25日
国設阿寒湖畔 2007年1月1日
津別 08シーズンより廃業
北大雪 2007年12月1日 - GW最終日(但し1・2月は休止)
スキーメビウス 2006年12月中旬 - 2007年3月下旬
■道北地区
富良野 2006年11月23日 - 2007年5月6日
旭岳ロープウェイ 2006年12月1日 -
カムイスキーリンクス 2006年12月9日 -
サンタプレゼントパーク 2007年12月1日 - 3月下旬
旭川嵐山市民 06シーズンより廃業
大雪山層雲峡黒岳 2006年11月10日
ぴっぷ 2007年12月2日
名寄ピヤシリ 2006年12月9日
ニセコヒラフの花園が香港資本に売却、モイワは新経営者がまた変更
2007年09月19日掲 載
香港の通信大手PCCWグループが八月下旬に、後志管内倶知安町の花園地区で大規模開発を計画しているオーストラリア資本の日本ハーモニー・リゾートを買収したことが15日付けの道新が報じている。オーストラリア人観光客でにぎわうニセコ山系に香港資本が大規模リゾート開発で参入するのは初めてで、足踏みを続けていた花園開発が進展しそうだ。
花園スキー場は、東急がバブル期に開発されたもので、豪州系の日本ハーモニー・リゾートが2004年、スキー場とその周辺の土地約180ヘクタールを東急不動産から購入していた。スキー場経営の傍ら宿泊施設など総額約五百億円の開発計画を発表して、カナダのウィスラーに匹敵するリゾート化を目指していたが、資金提供する提携企業が見つからずに、着工できずにいた。
日本ハーモニー・リゾートの名前はこのところ聞いていなかった。ニセコの豪州やアジア人向け開発はかなり流動的な要素が大きいようである。
花園ではないが、ニセコモイワスキー場も目まぐるしく経営が変わり、今シーズンからHIS系列の豪州企業がリゾートマンションを含めた運営に当たると聞いていたが、ここににて不動産会社ゼファーが今シーズンの経営をするようである。雪質、レイアウトがいい落ち着いたスキー場なので安定した経営を望む。
ニセコは先日、豪州人をターゲットにしたFM局が倒産したが、裏ではいろいろな動きがありそうである。
夕張の自虐キャラにひとこと
財政破綻した夕張市の新しい観光キャラクターとして「夕張父さん(倒産)」と「夕張まっ母さん(赤字で真っ赤)が登場した。「夕張夫妻」と称し、、「金はないけど愛はある」を座右の銘にした自虐キャラである。
デザイナーから夕張に話が持ち込まれたようだが、提案した会社は、ビーコンコミュニケーションズとあり、ここは世界的な広告会社である。
今の夕張で広告料を払う余裕はないであろうし、ボランティアであろうが、中田市長時代に代理店の言いなりになって無駄な金を垂れ流した。11月22日の「いい夫婦の日」に夕張駅でイベントを行うそうだが、自虐・逆手をとった話題づくりとしてはいまひとつだ。
まず、「夕張父さん」だが、この手のネーミング、キャラは「テレビ父さん」や「時計台臣」など道内各地で似たようなものがある。何よりもネガティブというのが気に入らない。夕張は洒落にならない!!
以前、道が「試される大地北海道」というキャッチを官自ら使っていたが、何で自分たちを卑下するのか理解できなかった。北海道はもういい加減に自虐の世界から卒業してもらいたい。
十数年前、中田市長時代の観光キャッチフレーズ「バリバリゆうばり」は好きだった。駄洒落だが、石炭を勢いよく掘る躍動感と観光で頑張る夕張のイメージが伝わってきたものだ。
今こそポジティブなキャッチコピーやキャラクターが夕張に必要であると思うが。
「試される・・・・」に代表されるマゾコピーはもう勘弁してほしい。
「トワイライトエクスプレス」などが2ヶ月ぶり運転再開
2007年09月13日掲 載
新潟県中越沖地震で線路が土砂に埋まり、不通になっていたJR信越線の柿崎-柏崎間が13日、約2カ月ぶりに運転再開した。これで地震の影響によるJRの不通路線はなくなった。
大阪-札幌を結ぶ「トワイライトエクスプレス」や大阪-青森間の「日本海」など、関西地区と北海道方面を結ぶ夜行列車は、13日に始発駅を出る列車から運転を再開する。
テレビで被害状況を見た限り、数ヶ月はかかるかと思ったが、意外にも早く復旧した。高山線や越美北線と違い幹線であり、トンネルの崩壊や橋脚がなかったことも幸いした。しかし、突貫工事だったのであろう。これで関西方面から北海道への鉄路も復活して、何とか秋の行楽シーズンにも間に合った。
不通区間の柿崎は管理人の祖父母の出身地。親戚へ見舞いを送ったが、窓が割れ、蔵は全壊したらしい。3年前の中越地震とは比較にならないほど揺れ、被害も大きいという。
余談だが、昨日もスマトラで大地震があった。ちょうど昨日の夕焼けの色が異常で、鱗状の雲(地震雲というやつ)が不気味だった。管理人が「数日中に南西か北東方向で大地震があるかもよと居酒屋で話していた直後ニュースが入り、そこに居た連中は驚いていた。場所が離れているので偶然かもしれないが連鎖があるので気を引き締めていたい。
HACが旭川-釧路線廃止か、きびしい地方都市発着便
2007年09月12日掲 載
北海道エアシステムが旭川-釧路線の運航を来年3月で廃止する方針であると11日付けの道新が伝えている。旭川-釧路線は、1997年就航、36人乗りのサーブで毎日1往復運航している。ビジネス客の利用が多く、搭乗率は2000年度の45.7%が最高で、06年度は搭乗率は36.8%と低迷している。
旭川-釧路間は直通の交通手段がないところであった。確か1992年頃に都市間バス「サンライズ号」(道北バスと阿寒バスの共同運行)が開業したが、1日2往復で所要時間も7時間近くかかる。途中、阿寒湖や層雲峡も通るが、意外に利用しにくい路線である。バスでも2往復程度しか需要がない路線。そこに36人乗りとはいえ航空路線を通すのは厳しいであろう。
管理人はこの区間、よく利用する。しかし、航空機は運賃が高く、バスは時間がかかり、時間帯もよくない。結局、レンタカーのロングドライブになってしまうのだ。
また、旭川、釧路は道内でも1,2を争う経済不振地域なのでビジネス需要も伸びない。札幌発便以外の道内路線は今後もきびしいであろう。
月刊化した「旅と鉄道」
2007年09月11日掲 載
昨日、書店で「旅と鉄道」(鉄道ジャーナル社)を見つけた。この雑誌は季刊や増刊のかたちで年5,6冊発行されていたが、今回からサイズが小さくなっており、月刊化されていた。その話は前から聞いていたが、折角なのでご祝儀のつもりで10月号を買ってみた。
「旅と鉄道」、一時は毎号のように購読しており、北海道旅行の参考にもしていたが、次第に遠のき、ここ10年位は殆ど購入していなかった。
この雑誌、歴史が古い。管理人が小学生時代、ちょうどSLが廃止になり、「ディスカバージャパン」、アンノン族など個人旅行が流行り始めた頃に創刊されている。その間、編集方針は概ね変わっておらず、ローカル線や寝台車、紀行文など独特の「イズム」が貫かれていた。
しかし、さすがに最近はマンネリ化が目立ち部数も落ちていたことであろう。繰り返しの企画に著作陣の顔ぶれも殆ど変わらない・・・また、メインの「鉄道ジャーナル」ともそれほど内容が変わらない紙面構成。
今回の月刊化は明らかに新しい読者層、中高年層を狙っている。まだ様子見であろうが、話題の女性鉄道旅行ファン獲得も視野に入れている編集である。
大人の青春18きっぷものが、そこそこ売れており、ミドルエイジ向け趣味雑誌に「豪華寝台」や「ローカル線」を特集すると部数が上がるのでターゲットを変えてみたのであろう。
さて内容であるが、基本的には以前のままだ。新しい企画もあるがどれもが中途半端。相変わらず文字数が多く、ビジュアルが少ない。レイアウトも全く変わっていない。これで新しい読者を獲得できるであろうか。
月刊「旅」がJTBから新潮社に発行が移動した途端、180度内容を変え、女性を意識したものにして、こけた例もあるので”突然変異”も危険だが、鉄道雑誌愛読者だけではなく、時刻表購読者、「自遊人」や「一個人」、「danchu」など趣味系雑誌のエッセンスももっと取ってもいいのではないであろうか(あえて避けている気もするが)。
ついにエアトランセが道内路線を廃止
2007年09月01日掲 載
エアトランセが道内路線の函館-女満別、函館-帯広間を10月以降、休止すると発表した。「乗り合い便」として、乗客があれば概ね決まった時刻に毎日1往復していたが、採算が取れず、遂に道内路線はゼロとなった。
このところエアトランセの路線変更は激しく、4月から就航した沖縄離島線は読みが甘く僅か3ヶ月で撤退。共同運航をしていた会社からかなりきついことを言われたが、余剰になった機材を活用して7月から函館-仙台線を就航。さらに10月から2往復体制に増やすことも明らかにした。また、大分-沖縄線を11月頃に開設する予定だ。
道内路線は、昭和30年代の北日本航空(のちのJAS)や日本近距離航空(のちのエアーニッポン)の時代から苦戦をしている。エアトランセは厳しい北の空へよく参入したものだと思う。市場調査もちゃんとやっているのか疑問であり、このままでは破綻がみえている。
道内路線からの撤退は、この会社のもつ初志・使命がひとつ終わったことを象徴しているのではないか。
旭川グランドホテルが大和証券系投資ファンドへ譲渡
旭川を代表するシティホテルである旭川グランドホテルが大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツグループに譲渡する契約を締結した。同ホテルは10月からPI傘下となるが、従業員の雇用は継続する。
旭川グランドホテルは日本製紙が運営するホテルで、年商約30億円。日本製紙は、2004年に閉館したニュー北海ホテルも運営するなど、旭川で長く都市型ホテルを手がけていた。旭山動物園ブームなどもあり、黒字であったが、製紙会社単独の運営には限界があり、「売り時」と判断し、大和証券SMBCへ譲渡したのであろう。日本製紙はホテル運営事業から撤退する。譲渡額は80億円程度とみられ、運営会社とホテル名称は変更しない。
大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツは、2005年、札幌グランドホテルや札幌パークホテルを運営する三井観光開発(現グランビスタホテル&リゾート)を傘下に収めている。
新体制となった札幌のホテルについては賛否があるが、旭川グランドホテルは、管理人が旭川でいちばんお気に入りであったところ。閉鎖したニュー北海ホテルと共にクラシカルなサービスで、クオリティが高いホテルであった。
旭川には、代表するホテルとしてもう一軒、旭川パレスホテルがあったが、こちらは外資ファンド系のソラーレホテル(チサンホテルなどが傘下)に買収され、ロワジールホテル旭川と名称を変更している。
【資料】旭川グランドホテル譲渡に関するニュースリリース
