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激動の1968年、「交通公社時刻表」で北海道を旅する

2008年02月16日掲載

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超多層列車急行「なよろ」・「かむい」・「るもい」・「ましけ」・「そらち」の時刻表 画面をクリックすれば拡大します
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旭川発旭川行き急行「旭川」!!

先日のブログで「JTB北海道時刻表」が3月で休刊になることを書いた。予想外に多くの反響があったが、手持ちの道内時刻表ではもっとも古い1968年7月号の「交通公社北海道時刻表」を久しぶりにめくってみた。1968年といえば国鉄に限らず、路線バスを含め公共交通がもっとも華やかであった頃だ。

当時、管理人は6才であったが、68年の夏休みは蔵王と諏訪・蓼科へ行った。山形までは特急「つばさ」に乗車、勿論、新幹線ではなく気動車で5時間近くかかったが、憧れの長距離特急に乗れて嬉しかった。山形市内と蔵王温泉に泊り、当時定番コースであった蔵王エコーラインの定期観光バスに乗り宮城へ。仙台からは指定券が取れず、冷房のない旧型客車の臨時急行で帰ってきた記憶がある。

諏訪は祖父母の出身地なので毎年行っていたが、出発の朝、立川米軍基地から輸送される燃料貨物車が学生(過激派)の襲撃に遭い、線路は火の海。中央線は半日以上止まり、臨時の気動車急行で行った覚えがある。当時の新宿にはフーテンやヒッピーがいたことも微かに記憶している。同じ68年に「新宿騒乱」があった日は、小学校が新宿に近かったため、午前で学校が休校になり、親が迎えに来たことがあった。毎日がエキサイティングな1968年である。

さて、「交通公社北海道時刻表」を読むと面白い列車に出くわす。なかでも5つの急行を各地で連結、切り離す超・多層列車を発見した。その列車は、名寄・旭川・増毛・富良野発留萌・札幌・小樽行き急行列車(812D)で「なよろ」、「かむい」、「るもい」、「ましけ」、「そらち」として走っている。

まず、名寄5:48に出発する札幌行き急行「なよろ3号」は、旭川で7:30発小樽行きの「かむい1号」と留萌行きの「るもい1号」を併結する。途中、深川で「るもい1号」を切り離す。さらに深川では増毛から来た「ましけ」を連結する。同一列車で上り下りの留萌線列車の切り離し&連結の離れ業だ。さらに滝川では富良野7:17発の「そらち1号」を併結して札幌には9:49着。ここで「なよろ」と「ましけ」はお役御免となり、「かむい」&「そらち」が小樽へ向かい10:28分着。「なよろ3号」は夏季だけの運転のようである。

まるでパズルを解くような難解複雑なダイヤである。1等車も旭川-札幌間の「かむい」に連結しているが、翌69年からは何故か手稲まで1等車(この年からグリーン車に)を連結している。意味不明。

北海道にはこういった多層列車が国鉄末期まであったが、5列車というのは記憶にない。

もうひとつ面白い列車として、旭川発旭川行き急行「旭川」というものがある。旭川から石北本線で遠軽、名寄本線に入り、名寄から宗谷本線に入り、旭川に戻るもので上下1本ずつ運転されていた。このような循環型列車は、当時全国各地にあり、北海道では札幌発で倶知安から胆振線に入り、室蘭・千歳線経由で札幌へ戻る「いぶり」もそうであった。

また、急行「大平原」も面白い。士幌線の糠平と広尾線の広尾を結ぶもので途中、帯広を経由する。十勝バスではない。ネーミングもそのものズバリだし、きっとカニ族が沢山乗っていたのであろう。「大平原」は、広尾から国鉄バスで様似へ、さらに日高線の急行「えりも」で札幌へ行く周遊指定券も発売されている。

1968年7月の北海道旅行、羨ましい気がする。


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この記事へのコメント

管理人様こんにちは。

懐かしいの一言に尽きます。
循環「いぶり」は札幌発で山線先まわりと、千歳線先まわりが
ありました。どちらも多層でしたね。
子供心に、色んな行き先がある列車に乗車することでワクワクしました。

手稲まで「かむい」に連結しているグリーン車の謎は、手稲駅から入出区する札幌運転所(当時は札幌運転区)の存在がカギでは?


投稿者 元夕張市民 : 2008年02月18日 11:34

「かむい」グリーン車の推理、ありがとうございます。やはり、札幌運転所が絡んでいそうですね。平日は手稲止まりですが、土日は小樽までグリーン車を連結しています。

循環型列車は本当に懐かしいですね。管理人は長野発信越・小海・中央東線経由長野行の急行「のべやま」(orこうみ)に乗ったことがあります。当時、小海線にはSLが健在でした。

循環型列車が復活することはないでしょうが、リゾート特急として「オホーツク」と「おおぞら」を釧網線経由でドッキングさせ、観光シーズン走らせたら面白いかも。

投稿者 管理人 : 2008年02月18日 11:56

お宝時刻表ですね。
古い時刻表を使って昔の旅を再現したり、今このダイヤが現実だったらと旅程を組んでみたりが好きです。

投稿者 北海道観光マスター : 2008年02月18日 16:13

観光マスターさん、こんにちは。

時刻表の魅力は空想・イメージで旅をつくれることですね。ここがナビとの違いです。全体的な部数が減っていますが時刻表が書店から無くなることはないと思います。

管理人は古い時刻表の広告が好きです。ホテル・旅館の広告を見ていると時代をかんじます。また、都市部の宿は大半が消えているのに対して、温泉地の旅館はかなりの確率で今でも健在です。

投稿者 管理人 : 2008年02月18日 17:55




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