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白老町が温泉効果調査、ヘルス・ツーリズムは成功するのか

2008年03月13日掲載

白老町が地域活性の起爆剤にしようと温泉の効果を血液検査で調べたが、温泉効果は確認できなかった。実施したのは白老観光協会で虎杖浜温泉で昨年12月中旬に行ったが、町民や大学生など約20人から入浴前後の血液を採取して成分を検査した。検査機関の総評は、血液成分などに若干の変化があっただけで、目に見える効果はほとんどなかったとする内容だった。

もともと温泉効果は東洋医学・漢方の世界に近く、西洋医学的「エビデンス」を出すのは難しいのではないか。特に湯治などは1週間でひとまわりというぐらいスローなものである。サーモグラフィーなどの皮膚温度測定や血液検査でもドロドロ血や白血球のリンパと顆粒球検査で自律神経の状態を調べるなど代替医療的な検査手法を用いれば違った結果が出たかもしれない。

白老町は白老温泉ホテルが、「スパウオーター」を発売しており、サプリ的なPRをしている。地域の観光資源である温泉だが、最近増えてきたヘルス・ツーリズムとつなげようということであろう。

道内では花粉症疎開の「ヒムノツーリズム」(上士幌町)、温泉による糖尿病治療効果(川湯温泉)、人間ドックと温泉宿泊をパッケージしたものなどがある。健康をターゲットにした観光は、まだ黎明期であり、それだけで滞在型の集客できるか未知数な分野である。

今回、調査をした虎杖浜温泉であるが、交通量の多い国道沿いに温泉旅館ホテルが多く、環境的にはやや殺風景。たとえば菅野温泉や二股ラジウム温泉、秋田県の玉川温泉などはその環境だけで効きそうなかんじがするが、ここで滞在型観光を行なうにはアイデアが必要と思う。

このあたりを含めて、もう少し幅広い視野でを考えた方がいいのではないか。有名な民宿(500マイル)や温泉ファンには知られた宿もあるので、そのあたり個宿の魅力や温泉そのものの質をPRしてからでも遅くないと思う。健康目的での観光活性など単一志向での集客は難しい。複合的に虎杖浜温泉と白老町を訴求して行くべきであろう。


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