道内宿、ターゲットは富裕層だけではない 堅実性も必要では
2008年07月14日掲載
道内ホテル業界で、料金は高めだが、設備や食事、サービスにこだわった高級施設が健闘を見せている。宿泊客数が伸び悩む道内で、低価格プランに走りがちな既存施設とは一線を画し、富裕層や個人客の支持を得る。洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の効果で来道者の増加が期待される中、多様な旅行ニーズの受け皿として、停滞する北海道観光に変化をもたらす可能性を秘める。 (7/12付け日経)
富裕層ターゲットが言われるようになって既に2,3年が経過する。宿泊予約サイトの「一休トラベル」の成功、平均単価3万円程度の宿に根強い支持があることから道内でも「差別化」を図るとということで高級宿が登場するようになった。
鶴雅グループ、第一寶亭留(ほてる)系列、野口観光の望雲などこのところ高価格帯の宿が増えている。平均単価が3万円以上あれば客室数を減らしてもかなりの利益率があるはずだ。
それはそれで時代の流れであるが、北海道の場合、中間価格帯、たとえば1万2千円から1万5千円クラスのいい宿が少ない。特に小規模の個人宿が少なく、層の薄さをかんじてしまう。たとえば八雲町・落部にある銀婚湯などは道内で数少ない、その価格帯の人気個人宿であるが、このレベルの宿は本州ではざらである。北海道では多少の高級感があり、そこそこの価格で、こじんまりとした宿がえらく少ないのだ。
本州での高級化路線は個人宿の方が占めるウエイトが大きいが、道内では相変わらずチェーンホテル系が占める割合の方が大きい。これでは大手が客単価を上げたに過ぎず、団体客から個人客へシフトといってもエージェント中心で成り立つこれまでの構造とあまり変わらないのではないか。
1泊3万円の宿もいいが、1万2千円~1万5千円程度の宿の充実の方が底上げにつながると信じる。3万円の宿は特別な日しか一般庶民は行けないが、1万2千円であれば違う。実態が掴めない富裕層と称するものをターゲットにするのもいいが、もう少し堅実に中間層を狙えないものか。道内宿泊施設のレベルアップには、中間価格帯の宿の充実、特に個人宿の高品質化が不可欠である。
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今日は、コメントデーになってしまいそうです。すみません。きっとあちこちのページにします。。。
コメントしながら、とあるレポートにおける頭の整理を同時にしてます。。。(笑)
このコメント、同感です。。ね。
もう少し掘り下げてみると以下のような感じか。と思います。
北海道宿泊施設の現状・・・は
①一部の道内宿の高額化。(記事の通り)
一方で
②相変わらずの旅行会社&航空会社の呪縛にはまった低額団体 の泥沼化状態。(今年あたりは全体激減、特に道東)
③個人対応に必死でシフトを図る(しかし今年は苦労ばかりで 効果なし)
この3つかと思う。
マーケット的には、①③は道内マーケットも強化しなければいけないが、今年はどうもガソリンネタの原因からか、道内は道外と並んで、大不振である。
もともと富裕層が少ない低賃金低所得の道内では、高額の宿泊金額には厳しいものがある。
道外客は、航空運賃に支払わねばならないので、宿泊ばかりに支出するにはさらに限度がある。
ということで、記事は極一部の層対象である。
したがって、ある数までは需要もついてくるであろうが、一地域にぜいぜい2軒くらいの軒数が限度ではなかろうか。
それより、貴殿がおっしゃっているように、中間層価格のホテルが中身を伴って(原価かからなくてもいいもので対処)、富裕層や欲求のある人には、館内でやや高額消費に対応できる施設、設備、商品を備えて、徐々に本物に対応可能な状態を作っていくことが肝心ではなかろうかと思う。今の団体マンモス宿の徐々に進められる現実的改革はこれしかないのではなかろうか。
一方で、
今年の北海道実績だけガタガタな原因の本質はいったいなんだろう。。。。根本的なことも考えると。。
~沖縄順調、九州(篤姫効果)、TDR25周年をはじめ、テー マパークは公共交通機関で結果的に安価で人気、東北(地震 までは順調、その後止まったがいずれ戻る)、近郊はそれな り(ガソリンくわないとこ)、ということで北海道だけがボ ロボロである。
各社とキャリアの個人的ヒアリング。より~
私が考えるのには、
・これまでのインチキ三昧やってきたしっぺ返し
現地までいってもロクなものを提供せず(旅行会社が金もだ さなかったが)食の北海道が冷凍の大地になってしまてお り、よっぽど、百貨店の北海道物産大会でお金を出したほう がいいものを買えたり、味わえる。。。などの矛盾。
・旭山サマサマ逆効果
旭山人気にカマけて、自然、温泉、食の見直しをまったくこ こ数年、施設も、旅行会社も双方怠ったので、そのブーム が頭打ちになったとき、恐慌状態になった。
・陸と空からの原油高
ガソリンは深刻。4月までは順調であったレンタカープランの アクセスが、ぴったり5月1日から地に落ちた事でもわかるよ うに日本有数のガソリン喰う大地である北海道はさすがに今 年は旅ドキではないのでおおいに避けられた。
陸もさることながら、空のサーチャージに相当するものは根 本的に航空会社を圧迫し、2010年羽田拡張などの転機まで金 を貯めておきたい彼らにとっては大きな資金不足をもたら し、結果的に航空料金や割引、様々な経費に影響をもたらし た。北海道は本質的に航空会社と旅行会社の呪縛からは逃れ られないので、それがそのまま、商品にも価格UPなどの影響 が出た。
おおざっぱにはこのあたり と考える。
そんな中の高額云々。。????の記事である。
私があくまでも庶民とすれば、とてもとても頻繁に北海道まで通えない。通うなら、そんなにお金をいつもかけていられない。中間どころが、無理のない本物対応をしっかりしてさえくれれば、道内、道外かかわらず、リピートでき、それで十分なんだけど。。。という思いである。
今は、中間が、中途半端なマンモス宿で、殆どが団体や安物パックで、何の変哲もない粗食、画一化されたバイキングだが、その変化に期待するしかないと思う。
そうでなければ、北海道もこんなことができるぞ。。。って記事の一部のホテルが高額に気張ったところで、北海道の本質向上の大きな流れを変えることはできない。。し、象徴にもならない。
そこで僕の思いは、
本質を見極めた数社(鶴雅・野口・第一)が、第二ブランドのように庶民にも影響を及ぼす展開でもできれば、いい素材や着眼点で北海道に新風 ということになるのだけど。。
たとえば、洋服であれば、ジョルジョアルマーニに対して、エンポリオアルマーニや、アルマーニエクスチェンジみたいに。。価格、中身少しづつ落とされているけど、本質の渋さや味わいはアルマーニ、、、うまく言えませんが、そんな感じなのですがね。本質の渋さがここでは北海道らしさ。。ということになるのですが。。。
そのような流れこそが、多くの宿の変化に火を点けることになるのではないでしょうか?
しかし、先にも述べましたが、旅行会社と航空会社との呪縛で成り立っている北海道観光では、そのシェアの崩れも並行しなければ、宿泊施設の率先した動きが出来てこないともいえます。
となれば、残念ながら、旅行会社取扱い数字が地に落ちないといけないともいえるわけで、ここ1、2年低迷の中で、淘汰もされるでしょうし、大きな体質改善に向かえる施設がそうなる、としか言えないでしょう。
顧客から言わせれば、宿に金を出すか、昼なども含めた食に金を出すか、交通費、距離感(札幌ばかりでなく道東、道北など辺境感)、体験、ニューツーリズムなどの体験、その他。。。。。
こればっかりはまだまだ分かりません。この多様性があらゆるものさしで浮き彫りになりまじめた時に。。
その段階ではじめて ゆとりツーリズム だったんではないでしょうか?
体制も何もできていない 今 何を言っても まだこれから革命がおこらざるを得ないほどの混乱期で荒れ果てているのに、
何が ゆとり なんでしょう。。???
浮世離れした 道庁やセレブなシンクタンクと広告代理店による酔ったような経費の使い方そのものではないでしょうか?
類似するいい(悪しき)例があります。
10000円の地産地消の昼食 メニュー が人気があるとか、効果があった とか 言ってるのを小耳にはさみました。
どうでしょう。。?
北海道を外からしか見ない人の消費感覚ではないでしょうか?持続性があるとは思えない。数人は、「さくら」の含め、食べるでしょう。でもこれが、北海道観光の消費価格UPに貢献するとは到底思えない。
たとえば、美瑛富良野の150円の焼きたて手作りパンが、地産地消の素材と調理で600円で販売してみるとか、1000円カレーが同様の流れで2500円でとかなら、あらゆる可能性もあり、行政モニター効果としてもやってみる価値あるでしょう。
しかし、10000円の昼食は、狂っている。六本木ヒルズの感覚で、北海道を見ているのです。確かにマーケットは首都圏も居ます。だけど交通費もかかる。だから道内マーケットもいるのですが、相場感がズレテいる。
北海道は日本語の通じる外国みたいなもので、外からの目による新発見によっての気づきが地域内には重要であることはわかるが、あまりによそ者の勝手な論理ではなかろうか?今の深刻な北海道にそんなことをしてしまっては可哀そうだ。
また、横道にそれたが、
今の昼食問題は極端にしても、そこに繋がる危険な要素を秘めたのが、昨今の高額ホテルのあり方である。
問題は奥深いのである。。。
投稿者 のた : 2008年07月21日 14:37
