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巨人軍人気の終焉と野茂英雄

2008年07月18日掲載

プロ野球の巨人軍が旭川・札幌で公式戦を行った。10年前、いやファイターズが来道する1年前までなら満員になって、プラチナペーパーであったであろうが、どちらも空席が目立った。空席があった以上に球場内に熱気が感じられず、すでに巨人は「お客さん」というかんじであった。

読売グループは今回の北海道シリーズに力を入れており、異例の番宣を繰り返していたが、やはりダメであった。北海道は長い間、巨人軍の植民地のようなかたちで道民に圧倒的な人気を誇った。管理人は疑いを持たない北海道でのミーハー的巨人人気にいい気がしなかったが、いよいよ終焉を迎えたようだ。

巨人軍の戦略は全国制覇であり、ホームタウン制を無視した時代錯誤のやり方である。だからといって東京限定にすれば人気が上昇するという訳ではない。この北海道での巨人人気の衰退、いちばん喜んでいるのは北海道新聞であろう。

今朝、野茂英雄が引退した。スポーツ紙だけではなく、一般紙も一面での異例の扱い。当然であろう。野茂の野球界への貢献は半端ではない。実は管理人の従兄が代理人である団野村氏と仕事をしており、野茂の人柄などはよく聞かされていた。ちょうど野茂がドジャースで活躍したいた頃、管理人は米系企業に勤務したいたが、調子のいいアメリカ人は私を見るなり「NOMOさん、さんしーん」などといきなり挨拶してきて場を和ませたものだ。立派なコミュニケーションツールにもなっていた。

朴訥で寡黙なところが魅力だ。何よりも信念の人、強い思いを実現させた行動は賞賛に値する。本人は拒否するであろうが、国民栄誉賞ものである。野茂のメジャー登場の頃からプロ野球への価値観が変わり、巨人人気の衰えが始まった。プロ野球は巨人だけではないことを教えてくれた意味でも貢献度は高い。

横浜BSや楽天GEなどが獲得に乗り出しだが、客寄せパンダの扱いなので復帰はしなかった。本人にしてみれば、自分を必要としてくれる球団があれば独立リーグやアマチュアでも投げたかもしれない。今日のNHKラジオプロ野球中継の解説が因縁の鈴木啓示である。アナウンサーは果たしてコメントを求めるであろうか。


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