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奈良交通の人気バスガイド本出版、もっと注目されていいガイドさん

2008年11月25日掲 載

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奈良交通で働く人気バスガイド、木島亜里沙さん(25)のエピソードなどを描いた「ご指名! 古都のバスガイド」(メディアファクトリー)が出版された。木島さんは入社8年目。年間約40件のバスガイドの指名を取る人気者だ。福岡県出身。小学6年で父親を亡くし、母と姉の3人暮らしとなった。母に仕送りするため、高校卒業後は寮のある会社を希望した。(11/20付毎日新聞奈良版

つい先日、著書を購入した。木島亜里沙さんのことは「週刊朝日」の記事で知ったが、彼女の写真も豊富で、アイドル本のような構成となっている。

かつて(といっても40年以上前だが)、バスガイドは花形職業だった。管理人も小学生の頃、遠足で添乗したガイドさんに手紙を書いて返事を貰った時の嬉しかったことは忘れられない。今では考えられないが、アイドルのような存在であった。

♪わたしは東京のバスガール 発車オーライ 明るく 明るく 生きるのよ♪50年以上前のヒット曲、コロムビア・ローズが歌う「東京のバスガール」の一節だが、バスガイド黄金時代にはバスガイドコンコールやコンテストなど数々のイベントが開かれていたらしい。まさにアイドルである。

しかし、激務のバスガイドのなり手は減り、頼りの地方出身者も減り、人材不足に陥った。高校を出て就職しても多くは2,3年で辞めてしまう。不規則な勤務もあるが、バス会社はセクハラなども多く男性中心社会で、昔は前近代的な職場環境であった。いつの間にか若いガイドさんは減ってしまった。

また、最近は貸切バスのダンピングによりガイドさんが添乗しなかったり、アルバイトのケースも多い。お客さん自体がガイドさんを要求しないケースも多い。また、ガイドさんOGが会社をつくりバス会社へガイドを派遣、オバちゃんガイドも目立つようになった。時代は変わったが、いつの時代でも変わらないのがガイドさんの親しみやすさ、庶民性ではないであろうか。

フライト・アテンダントもいいが、管理人はバスガイドさんの方が好きである。もっと、もっと職業に誇りを持ってもらいたいし、バス会社側も大切に育てて、扱ってもらいたいものだ。第二の木島亜里沙さんの出現を期待する。

バスガイドの歴史は別府・亀の井バス(現存)が少女車掌として昭和3年に開設した「地獄めぐり」がお初らしいが、今でも当時と同じ”七五”調でガイドする。七五調案内とは、少女車掌が沿線の観光地を「ここは名高き流川、情けも厚き湯の街の、メインストリートの繁華街、夜は不夜城でございます」の名調子でやるらしい。寝台特急「富士」が廃止になる前に乗りに行ってみたい。
 


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