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釧路に「コンフォートホテル」が進出、地域経済への貢献は期待薄

2008年12月10日掲 載

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釧路駅前の北大通にチョイスホテルブランドの「コンフォートホテル」の建設が進んでいる。ほぼ駅前と言ってよい立地で、東急インとはくっつくように建っている。釧路のホテルは過剰気味であることは以前、拙ブログでの紹介したが、さらに新規参入が登場した。

この2,3年で「ラビスタ釧路川」、「スーパーホテル」、「スーパーホテル釧路駅前」、「ルートイン釧路」、「ホテルオーシャン」、「ラスティングホテル」、「バルーデ釧路」などが開業。全国チェーンの進出に押されて老舗の「釧路パシフィックホテル」をはじめ、地場資本のホテルの閉店が相次いでいる。既存のホテルも価格競争になっており、これまでブランドホテルとして値崩れを起こさなかった「プリンスホテル」や「全日空ホテル」、「東急イン」などでもシングル5千円前後で提供しており、3千円台のホテルも珍しくない。

釧路中心街は北大通の商店の6割程度はシャッターが閉まっており、繁華街の末広・栄町もゴースト化しており歯止めがかからない。一等地に遊休地が多い釧路は出張需要に支えられて宿泊特化型ホテルの進出が相次いでるが、地域経済への貢献は期待できない。

少人数で切り盛りする宿泊特化型ホテルでは雇用が限られ、飲食設備もないので、地元から購入するのはせいぜいリネン程度だ。もともと支店経済が崩壊して、出張需要が増えたことでホテルラッシュになったに過ぎず、フォローにもなっていないのだ。

今度、出店する「コンフォートホテル」は函館や札幌で宿泊したことがあるが、中途半端な印象なので激戦区・釧路ではよほどウリがないと苦戦するのでは。

ホテル建設もいいが喫茶店・薬局・書店もなく、駅周辺のホテルに泊まっても夕食を取る場所もない。先日、釧路の知人が「ワイングラスの贈り物をしようと思ったら百貨店がないため、まともなものを買うことができなかった」と嘆いていた。ますます中心街が歪になってゆく釧路。

以前、駅前への大型スーパー進出が問題となった時代があったが、これからは宿泊特化型ホテルの駅前への進出が社会問題になるかもしれない。


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