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弟子屈町で着地型の旅行会社が設立、地域観光の一体化への期待

2009年03月29日掲載

釧路管内弟子屈町の川湯温泉の旅館が中心となり、自然体験ツアーなどを企画する旅行会社を4月1日付で設立する。大手旅行会社のツアーでは体験できない地元ならではの旅の魅力をアピールする。道東を訪れる観光客が落ち込むなか、自ら集客に取り組み、地域の活性化につなげる。(3/25付 日経新聞北海道版)

会社名は「株式会社ツーリズムてしかが」と云い、地域限定ツアーなどを実施できる第3種旅行業の免許を取得する。免許取得に必要な400万円の資本金を確保するメドが立った。温泉旅館や経営者のほか、アウトドア体験の事業者や農家なども出資して、町内が一体となって新会社をサポートする計画だ。

弟子屈町は川湯温泉・屈斜路湖・摩周湖・摩周温泉(旧弟子屈温泉)など観光エリアが幾つかに分散しており、それぞれで協会や組合を持ち、ホームページなども別個なものをつくっていた。観光資源に恵まれている弟子屈町であるが、オール弟子屈としての一体感が乏しく、観光集客においても無駄が多かったはずだ。

今回の旅行会社事業では摩周湖の星空を眺めるスターウオッチングなどの自然体験ツアーが柱。町内を巡るツアーの企画・販売、宿泊のあっせん、ジャガイモ、カボチャ、アスパラガスなど農産物の販売も計画するなど弟子屈町全体を活用して、地域活性へつなげようというのが狙いだ。

また、別個であったホームページの一本化も予定しており、これまで観光地名が先行し、印象が薄かった弟子屈町のイメージアップを図りたいところだ。

着地型ツアーに関しては、近隣エリアでは阿寒湖、斜里町などが先行している。また、現地発のツアーは市場実績に乏しく、これからの旅行産業である。

地域のホテル・旅館や観光産業従事者がどこまで理解を示し、バックアップ態勢を取れるかがカギである。また、大手旅行会社のパックツアーとの棲み分けやコラボレーションも必要だが、手数料が高い大手ツアーに組み込むのは現状では得策ではないかもしれない。

移住者も多く、ロングステイにも適してるいる町なので、これまでの1泊通過型観光地からの脱皮を新会社を活用することで実現してもらいたい。


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