「ぐるり北海道フリーきっぷ」が3月で廃止、これほど使い勝手がよいものはなかったので残念
2010年02月20日掲載
首都圏から北海道へ行くのに使い勝手がよかった「ぐるり北海道フリーきっぷ」が3月末で発売終了することになった。
このきっぷ、5日間道内乗り放題で、北海道までの往復には「北斗星」のB寝台個室ソロが利用できる。料金は35,700円 (7.8.9月は45,200円)で、個室寝台を利用した場合、上野から札幌までの片道だけで2万5千円はかかるのでかなりお得なキップといえる。
北海道発でも首都圏方面向けに同様なキップがあり、ぐるりよりも安いが、北斗星の個室は利用できない。個室が利用でき、道内特急列車の指定席が制限なしに何度でも乗車できるのがミソである。
管理人はこれまで何度(何十回)お世話になったかわからないほど利用させていただいたキップだ。おもに函館・札幌方面へ行く時だが、出張でもけっこう使わせていただいた。
正直これは相当なショックである。廃止の背景には何があるのか。最近のJR東日本は”お得なきっぷ”の整理に入っており、チケットレスや券売機での発券にシフトしている。窓口での面倒な寝台券発行手続きがあるこのようなキップは整理の対象か。
また、JR東は東北新幹線の青森・函館延伸を睨んで老朽化の激しい「北斗星」廃止も視野に入れているであろう。その布石とも考えられる。もうひとつのお得なきっぷ、JR北海道の「いい夫婦パス」も危ないかもしれない。
他に使い勝手がよいキップはあるか?
強いてあげれば「青森函館フリーきっぷ」が重宝。有効期間が7日間あり、あけぼのB個室が利用可能。北斗星は運賃のみ有効だが、安く、有効期間が長いので便利である。道南を周遊するのであれば、このキップにJR北海道が発売する往復割引きっぷやレンタカーも割引適用されるので組み込むという手もある。
また、「北海道フリーパス」を追加すると5万円は越えてしまうが丸々1週間道内鉄道旅行が満喫できる。
もうひとつの裏技として、旅行会社が発行する道内フリーきっぷを利用する手だ。全道・道南・道央・道東など3日~1週間程度有効のツアー参加者のみに発売する格安乗り放題チケットがあるが、実はJTBなどはツアーに参加をしなくても、宿泊クーポンのみの購入で、乗り放題チケットが買えるのだ。「北海道オプショナルプラン」というパンフレットがあるので参考にしてみるとよい。
お得感のあるフリーきっぷはどんどん削られている気がする。北海道ではないが、たとえば「奈良・大和路フリーきっぷ」というスグレものが去年まであった。首都圏から8日間有効で、フリーエリアまでは運賃のみ有効なので、たとえばムーンライトながら利用や東海道線各駅で途中下車が出来た。また関西本線も利用できた周遊券感覚のきっぷであったが、「奈良・大和路遊々きっぷ」に変更された。
東海道新幹線の料金も含まれるようになったが、それまで東京発1万7千円であったものがいっきに2万7千円に。新幹線料金が入っているので変わらないように見えるが、有効期間は4日となり、フリー区間までの途中下車もできなくなったので制約が増えた。
最近のフリーきっぷは自社内完結型で有効期間が短いなど制約が多すぎる。遊びごころのある旅ができなくなった。ワイド周遊券は旅の選択肢を広げるスグれものであったが遠い過去のものになろうとしている。世の中同様、息苦しさが増す。
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青春18きっぷの年末以降分が未確定です。
新青森開業になると、盛岡~青森の旧東北本線部分が第三セクター化して全く使えなくなるので、逡巡しているのかもしれません。
投稿者 北海道観光マスター : 2010年02月21日 22:31
北海道観光マスターさん、コメントありがとうございます。
盛岡-青森間が使えなくなると青春18きっぷにとってダメージですね。「北海道&東日本パス」はこの区間使えるので調整が難しくなるかも。
それにしてもいわて銀河鉄道と青い森鉄道は個性がないと思います。これではJRと変わりません。肥薩おれんじ鉄道並みのサービスを期待したいところです。
投稿者 管理人 : 2010年02月22日 22:23
