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脱・エージェントへの本気度が伺える群馬・水上館団体旅行専用サイト

2010年03月12日掲載

水上館(群馬県水上温泉)はこのほど、団体旅行の予約専用サイトを開設した。旅行の個人化が進む一方、団体需要も小さくないことに着目。団体用のプランを豊富にそろえ、旅行会社経由と併せて団体の誘客を強化する。(3/6付 観光経済新聞

水上館の公式HPを見ると、いきなり「自社HPがいちばんお得な♪プランです!!」ブログ、「ベストレート保証」と謳ったサイドバーなど自社サイト予約の優位性を全面的にPRしている。シティホテルなどではたまに見かけるが、温泉旅館でここまで徹底しているものは初めて見た。

さらに団体用サイトだが非常に細かくよく出来ている。個人客だけではなく、旅行会社へ向けてのメッセージもしっかりとある。

脱エージェント&自社予約促進は宿泊業の大きな課題である。先日、実施された「北海道宿泊施設の経営実態」を見ても、重点的に増加させたい客層の申し込み形態は、「自社直予約(インターネット)」が48.7%。これに、「ネットエージェント」(20.5%)、「自社直予約(電話など)」(16.7%)が続く。自社予約を考える業者は合わせて7割近くに上り、関心の強さを見せる一方で「旅行会社経由」と答えたのはわずか12.8%に過ぎず、ネットエージェントはともかく、旅行会社に頼らない姿勢が垣間見えている。

また、誘客拡大に向けた取り組みでは、「商品プランの開発」と「ITを活用した情報発信(HPの作成など)」が特に多く、7割の業者が挙げており、脱エージェント&IT活用は必須となっている。しかしながら実際のところ動きは鈍い。特に団体依存が大きい大型旅館ほどその傾向が強いが、その代表のような水上館が脱エージェント・IT活用・企画力で打って出た。北海道の宿も大いに参考にすべきであろう。

水上の場合は都内からも近く、個人で団体旅行企画が十分に打てるが、北海道となるとやや条件が厳しくなるかもしれない。しかし、定山渓温泉など札幌をターゲットにした商品をつくればいけるのではないか。

エージェント排除ではなく、補完し合える関係づくり、エージェント依存からの脱却が宿泊業再生の重要テーマだ。


【参考】水上館団体旅行向け公式HP


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