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「大人の休日パス」がスタート 12,000円で行ける函館がなくなり金沢へ流れそうな今回のパス

2012年01月12日掲 載

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今日12日から恒例の「大人の休日倶楽部パス」が始まった(1/12-1/24)。このパスについてはこれまで何度も紹介しているので詳細は省くが、JR東日本の50歳以上の「大人の休日倶楽部カード」会員向けのもので年2回実施される。昨年からルールが変わったので簡単に変更点を紹介する。

■改正前 JR東日本+北陸(JR西日本)+函館まで3日間乗り放題で12,000円

■改正後 5日間コース JR東日本+JR北海道全線乗り放題 23,000円 4日間コース JR東日本+北陸(JR西日本)乗り放題 15,000円

これまで12,000円で行けた函館が23,000円となった。有効日数やエリアは広がったが実質上の値上げである。これまで「大人の休日」が実施される度に函館では「特需」が発生したが昨年のルール変更以降は客足が増えず、観光関係者をがっくりさせた。新幹線を使って往復12,000円で函館まで行けるという値頃感が魅力であったが、それが無くなったので今回も期待できないであろう。

実際、「JRサイバーステーション」で予約状況を調べても東北新幹線や「白鳥」は週末でも「◎」であり、函館市内の宿泊も空いている。4日間コースでは青森まで来れるが、東北新幹線の空席状況から見ると、こちらも売れていないようである。

この5日間でJR北海道全線乗り放題であるが、首都圏から行く場合、往復鉄道だとそれほど遠くへ行けない。道東や道北方面の旅行は可能であるがスケジュール的にはかなりハードとなる。行き帰りのどちらかに「北斗星」や「カシオペア」を使いたいところだが、運賃のみの有効であり、特急券と寝台券は別途購入なのでプラス1万円以上はかかってしまい面白みがない。また、「はやぶさ」も運賃のみ有効であり、制約が多いのだ。

また、1/24までの有効期間だと流氷観光や冬のイベントなど冬期観光シーズンに突入する前に当たり、観光列車や流氷船、観光バスが運行されていないものが多い。

この金額であれば北海道へは航空機パックツアーで行くであろう。

有効期間の延長や寝台利用Okなどの条件緩和をしない限り、このパスで北海道観光をする者は少ないと見る。

以前、一般の企画きっぷで販売されていた「ぐるり北海道フリーきっぷ」は5日間有効で北斗星ソロ個室が利用できて5日間で約35,000円、7日間で42,000円であった。「青森函館フリーきっぷ」も「あけぼの」のソロ個室が利用できて約28,000円であったが、それらのきっぷと料金的に殆ど変わらず、寒い時期にわざわざ東北・北海道旅行をする動機付けにはならないであろう。

 

今回のパスでいちばんお得なのは「北陸」である。上越新幹線経由で福井まで行けるが、片道13,000円はするのでこの15,000円は格安である。JRサイバーステーションで週末「はくたか」(越後湯沢-金沢)を調べてみたが、午前中は「△」が多く、大人の休日利用者が多いのではないか。金沢市内の週末のホテル予約状況も調べてみたが、各サイト共にかなり埋まっている状況だ。

昨年までの函館が今年は北陸にシフトをしたと言ってよいと思う。北陸観光は昨年夏以降、好調であったと聞く。北陸新幹線効果もあるかもしれないが、今冬は北海道ではなく、北陸に「大人の休日」客が流れそうである。

JC-1 JC-2

1/14(土)乗車で検索 普通車がすべて空席の「はやて」と△が目立つ「はくたか」


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この記事へのコメント

12000円で行けた時代は、函館の観光業界には「大人の休日特需」があったと聞きますから、現状は何とも残念。
巨大鉄道会社が、切符の制度設計で地方の観光地を振り回すようなやり方は、あまり気分の良いものではありません。

とは言え、以前のままでは、新幹線の青森延伸効果もあって函館方面に人気が集中し、一般客が席を取れないという事態になることは必至でしょうから、致し方ない部分もあるのでしょうね。

投稿者 地球ネコ : 2012年01月13日 02:20

地球ネコさん、コメントありがとうございます。

函館12,000円をJRがやめた理由としては東北新幹線が全通し、開業プロモーションの必要がなくなったことと利用者が青森を素通りして函館に向かったことで青森県の観光業者からクレームがあったことなど聞いています。

一昨年6月の大人の休日時期は新幹線や白鳥が取れずに閉口しましたがもうあんなことはないでしょうね。

投稿者 管理人 : 2012年01月13日 10:49




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