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藤丸お買い物バスがツアー化、このアイデアいろいろな可能性を秘めていそうだ

2010年03月02日掲 載

帯広の百貨店藤丸は25日、道東地域の買い物客を対象とする無料の送迎バスツアーを始めた。初日は北見や網走、根室管内中標津町から約70人が訪れ、買い物を楽しんだ。 (2/26付 道新)


この買い物ツアーについては過去にも紹介したが、百貨店がなくなった釧路(2006年に丸井今井が閉店)、北見(2007年に北見東急が閉店)を利用していた買い物客にとっては貴重なツアーだ。

一昨年行なわれた最初のツアーでは、当初バス3台・100名程度の見込みで募集したところ、予約が殺到。急遽バス10台・350名に増員するも追いつかず、その後も満員で断った客が200名ほど出たという盛況ぶりであった。

売り上げは通常の40%増し、普段の週末の2割増しになったと云う。また、当時、丸井今井釧路店閉店後、釧路方面からの来客が増え、同方面に限ると会員カードが40%増、売上げが約1.8倍になったという。


この買い物ツアー、これからも月1回、釧路発、中標津発・北見・網走発の3コースに分かれて実施される。藤丸の創業110周年記念事業の一環だが、料金は出発地によって異なり2千円から2千5百円。料金には藤丸5百円分の商品券が含まれる。今回はツアー代金を取っているので、旅行商品扱いとなり、JTB北海道帯広支店が主催窓口となっている。


この試み、低迷する百貨店にとって、チャンネル拡大のチャンスであり、特に地方都市百貨店にとってはバカにできない市場規模である。また、行き場を失った買い物客(特に高齢者)にとってのメリットも大きい。ツアー感覚で買い物が楽しめれば、自然に消費も増えることであろう。

今後、丸井今井が撤退をした苫小牧や室蘭あたりの「百貨店難民」を対象に、札幌の丸井や三越あたりがツアーを実施しても面白いかもしれない。稚内から旭川への買い物ツアーという手もある。

また、遠い場所でなくても、なかなか百貨店へ行くことができない高齢者などを対象に、老人施設から介助付きで買い物ツアーができれば、お年寄りにとってもよい機会になるに違いない。百貨店の送迎バスはいろいろな可能性を秘めていそうだ。
 

【参考】藤丸お買い物バスツアーに関する告知(藤丸公式HP)

【参考】過去ブログ「帯広・藤丸が百貨店がない釧路から送迎 地方都市における百貨店の必要性
【参考】過去ブログ「大盛況であった帯広・藤丸の送迎バス やはりあった百貨店需要

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ふらの観光協会が室長を公募、戦略性の高さが伺える富良野市の観光施策

2010年02月15日掲 載

ふらの観光協会は新設する営業戦略室の室長として観光・旅行業に精通した人材を全国から公募する。2009年度の富良野市への観光客数は約190万人、宿泊者数は約65万人(うち外国人は約4万8000人)程度と見込まれているが、これを今後5年でそれぞれ220万人、70万人(7万人)に引き上げる。そのために、即戦力を投入する。(2/13付 日経新聞北海道版)

最近、観光協会や観光課ではたらく人材の一般公募が増えている。これまでどちらかと云えば、メジャーではない地域が多かったが、今回は道内を代表する観光地の富良野である。この観光協会、社団法人だが旅行業免許も取得しており、HPを見ても高感度の協会のようである。北海道観光が低迷する中、富良野・美瑛地区は唯一気をはいており、入込数を増やしている。今後は海外を中心にさらに増えそうな勢いだ。


営業戦略室は4月にオープンする「フラノ・マルシェ」内に置く。フラノ・マルシェとは食を通した交流センターであり、規模も大きいので新しい富良野観光の目玉になりそうなところだ。

マルシェの中に観光インフォメーションを設置するが、営業戦略室では営業のほか、国内外の観光客を伸ばす具体的なプランを作成・実践していくのがタスクである。なお、今回の公募では課題の「宿泊客を毎年1万人、5年後に計5万人増やすための具体的戦略プラン」を添えて、3月5日までにインターネットメールで申し込む。

今回の公募条件の特色として、旅行会社の管理職経験や旅行管理者免許の保持、初級程度の英会話能力などが条件となっている。これまでも旅行会社経験者に条件を絞った公募はあったが、今回はこれまで以上にハードルが高く、さすが富良野といったところか。次世代を睨んだ観光戦略の高さが伺える。

【参考】ふらの観光協会公式HP人材募集に関するお知らせ(PDF)

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札幌でコミュニティ型のスペインバル「Barcomサッポロ」が誕生、地域密着型のバル文化が生まれるか

2009年12月11日掲 載

札幌に「語らいの場」オープン。「都市の真ん中に、人の居場所、交流の空間を作りたい」――。札幌市中央区北2西2のビル1階に、スペイン式の立ち飲みバー「Barcom(バルコ)サッポロ」が開業した。都市生活デザイナーの社長以下、フードコーディネーター、ネーチャーガイド、イラストレーターの4人が、いわば「まちづくりの実験室」として作った。(12/7付 朝日新聞北海道版*リンクは2週間程度です


全国的に立飲みがブームだ。最近人気のホッピーが呑めるような伝統的(?)な立ち飲み屋、根室食堂のような水産系、英国パブやイタリアンバール、フランスキャフェ、その中でも急増したのが、スペインバルである。都内には数え切れないほどバルが林立し、札幌でも軽く10軒は越えているであろう。立って、軽く一杯なので、人間関係も煩わしくなく、懐にもやさしく、今の時代に合っている形態である。


Barcom(バルコ)サッポロ」は、ふつうのスペインバルとはややコンセプトが異なる。運営をしている川口剛氏の言葉を借りれば、「常連や不特定の人が、お酒やコーヒーを片手に交わり合う場所。札幌にもそんな場所があれば、もっと住み心地がよくなる」。店の名は、バーと、コミュニケーションやコミュニティーなど「八つのcom」に、スペイン語で「船」を意味する「バルコ」の音をあてている。

川口氏以外のスタッフも、「地元食材の利活用」「町と田舎をつなぐ」「住民と旅人が出会う」といった各自のテーマの「実験」で集まっている。出店費は1株5万円で知人43人が「出資」。配当は「年7杯分無料で何でも飲めること」だ。「店で出している値段の高いワインが1杯700円なので、10年存続すれば株主は元が取れます」と川口氏。面白い試みだ。


管理人と川口氏は知り合いだが共通点が多く、鎌倉と逗子という隣町同士の出身。また、スペイン遊学の経験があり、現地でバルの魅力に嵌り、なぜかその後北海道に魅せられてしまったという不思議な縁がある。バルイベントの元祖である「函館バル街」で数年前に知り合ったが、川口氏は現在札幌で「さっぽろタパス」というスペインをコンセプトにした食と飲のイベントを秋に開催している。

今回の「Barcom(バルコ)サッポロ」を出店する前に、実験的に週末限定のバルを出していたが、ファンが増え始め、少しずつ形が出来てきた。

東京などのスペインバルは飲食業を専門とするプロが営んでいるのが大半である。店の雰囲気はいかにもそれっぽい造りだが、スペインでは朝食・10時のブレイク・軽いランチ・おやつ・バルタイム(ピンチョスにタパス)、夕食後の仕上げのコーヒーといったように日常生活にバルが溶け込んでいる。しかし、日本のバルの多くは表面だけである。イタリア飲食系が飽和したから次はスペインといったところで、そのスペインも増えすぎたので最近はポルトガルやクロアチアなど料理未開の地にどんどん広がってゆく。

何よりバル本来の存在意味、たとえば地域のコミュニティ・交流の場ではなく、あくまでもファッションのひとつ、そういう意味ではホッピーにもつ煮込みの既存の立飲み屋の方がスペインのそれに近いかもしれない。余談だが、札幌駅地下アピアのいちばんはずれに「いちまる」という午前中からやっている立飲み屋がある。いつ覗いても混んでおり、客層もデイープなかんじなので入りずらいが、いろいろな意味で密着している店であった。ここはビールに餃子である。

札幌で新しく生まれたバルが地域に溶け込み、日常化することができるか。注目である。


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帯広「北の屋台」近くに長屋風飲食店街が登場、新たな流行となるか

2009年10月31日掲 載

呉服販売・不動産賃貸業の京禅は、帯広市西1南10で長屋をイメージした飲食店街の建設を計画している。平屋の建物に19店の飲食テナントの入居を予定、来年4月の着工、同6月末ごろのオープンを目指す。西側には「北の屋台」があり、市内中心部のにぎわい創出に向けて相乗効果も期待できそうだ。(10/28付 十勝毎日新聞)

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帯広の「北の屋台」は道内の中心街活性型屋台村発祥の地である。2001年にスタートしたが、その成功を見て、小樽で2ヶ所、函館、北見、釧路、美唄、八雲(他にもあり)、最近では何と夕張でも屋台村の計画がある。管理人はそのうち何ヶ所か訪れているが、やはり帯広がいちばんいいかんじになっている。立地的にも中心街再生にはもってこいである。

道内の屋台村の中には、限られた常連しか入れなったり、店同士が客を奪い合い、雰囲気の悪いものもあると聞いている。また、地域に溶け込んでいないものもいくつかあるのではないか。

その「北の屋台」の近くに、長屋をイメージした飲食店街ができるそうである。予定地は繁華街の名門通に面し、周辺には飲食店ビルが林立している場所。約350平米の予定地では、これまで朝市などが開催されていた。飲食店は約14平方メートル程度の広さで複数並べる。テナントは十勝在住者を中心に募集する考えだが、定住人口の増加につなげるため管外からの応募も可能にするという。

長屋型の飲食店は数年前から焼き鳥屋などで各地に見かけるようになった。一時、流行った昭和レトロ風酒場のしもた屋風版(複数の場合は長屋風)であり、かなり忠実に再現されている。お客さんの入りもいいようで、このあたりをヒントにして、長屋風飲食店を考案したのであろうか。


考えてみると「すすきのゼロ番地」などもビルになっているが、ある種の長屋風屋台村的な飲食店街である。階上は住宅だが、企業ではなく、管理組合が運営している。ゼロ番地のように地域に根付くことができたらホンモノと言えよう。

もし、このモデルが成功すれば、今度は長屋風飲食テナント街が道内で増えそうである。北海道には他所が当たれば、すぐに飛び乗る習性がある。十数年前、バブルの後始末として、全国で空き地を活用した屋台村が流行った時代があったが、1,2年で消えてしまった。札幌にもあったと記憶しているが、当時流行ったエスニックなどのお仕着せの屋台村では持たなかった。地域に根付かせることが必須であり、単なる賃貸料目当てだと成功しないであろう。

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厚沢部町が移住促進会社を設立、PR手法次第で移住拡大の可能性

2009年10月27日掲 載

檜山管内厚沢部町は地域情報を紹介するホームページ「厚沢部町 北海道ちょっと暮らしナビ」を立ち上げた。移住を希望する団塊世代などに「世界一素敵(すてき)な過疎の町」を掲げる同町の魅力をアピールする。(10/24付 日経新聞北海道版)

”世界一素敵な過疎の町に住んでみませんか”とは、随分と大胆に出たものだが、厚沢部町が作成したホームページは町が全額出資し、「素敵な過疎づくり株式会社」が管理・運営。町のイメージキャラクター「おらいもくん」を案内役に、宅地情報をはじめ、町の自然や歴史、医療・福祉、特産物などを動画をふんだんに使って紹介するというものだ。

以前、拙ブログで「厚沢部でキャリア人材を対象にした移住体験ツアーを実施」という題で厚沢部の独自性がある移住促進施策について紹介をしたことがある。一般的な移住ではなく、社会的スキルを兼ね備えた人材をターゲットに今年2月に行ったものだが、首都圏と関西発で実施された。その後、参加者の中から移住者が誕生したかどうかは定かではないが、企画力のある移住ツアーであると思った。

厚沢部町の人口は現在4656人。1960年の1万651人をピークに減少傾向が続き、ここ数年は年に100~200人程度減っている。一方、年に1~2世帯は道外から移住実績もあるということで、プロモーションのやり方次第では可能性がありそうである。檜山地区への移住実績は道内では極端に少なく、厚沢部や瀬棚、北桧山など農業などが盛んな内陸に近い場所に多少いる程度である。

同じ道南では八雲町の人気が高い。これは「土地無料提供」のキャッチフレーズで、積極的にPRをしており、東京で開催される移住イベントを覘くと、八雲のブースにはいつも列が出来ている。実際、八雲へは毎年50名以上が移住をしており、道内では移住登録地町村の中では2番目に多い実績を残している。なぜ、八雲がこれほどの人気になったのか?の部分もあるが、口コミや移住ネットワークの構築など実績ができたところは強いのだ。

厚沢部町はややアクセスに難はあるが、海山の幸に恵まれており、比較的住みやすいといってよいであろう。あとはいかに厚沢部の名前を知らしめるか。まずは正確に地名を読んでもらえることが先決か。

尚、オリジナルホームページはなかなか手の込んだものになっている。余談だが、「厚沢部道の駅」で販売している「遊楽部ワイン」(おとべ富岡ワイン)は管理人のお気に入りだ。

【参考】「厚沢部町ちょっと素敵な暮らしナビ」HP

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元・北見東急の複合施設、一人立ちができるか 

2009年07月02日掲 載

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北見「バラボ」の大売出しチラシ 桑名正博がやって来る

旧きたみ東急百貨店(07年3月閉店)の業務を引き継いだJR北見駅前の複合商業施設「パラボ」。08月3月の全館オープン以来、積極的な催事展開が功を奏し、運営する第三セクター「まちづくり北見」(社長・永田正記北見商工会議所会頭)の09年3月期決算は最終利益が2100万円となった。ただ、経営は北見市からの土地・建物の無償貸与に支えられており、自立の道のりは平たんではない.(6/29付 毎日新聞北海道版)

旧きたみ東急デパートがあった「バラボ」には去年の7月に訪れた。建物には専門店のほか、市庁舎の一部が入り、以前からあった映画館、ギャラリー、1階にはバスターミナル、ホテルの東急インも併設していて北見の玄関口のような施設であった。ところが北見東急インは閉館の情報が道新で流れ、拙サイトでも先走ってブログで書いたりしたが、2009年7月現在営業を続けている。

毎日新聞記事によると、「東急の閉店で催事が途絶えた反動で、主婦らがどっと押し寄せた。主力の生鮮食品や婦人服への波及効果もあった」とあり、各地の物産展は盛況のようである。バスターミナルもある関係で、バスを利用する中高年女性がターゲットとなっている。現状では公共交通利用者と出張・観光客が中心ということか。

旧東急は郊外大型店との競争に敗れ閉店した後、北見市が土地と建物を2億9000万円で取得し、「まちづくり北見」に運営を委託した。09年3月期の事業収入は、テナントのホテルから入る家賃収入(年間4500万円)や市の共益費(同7300万円)など不動産部門も含めると25億9000万円となった。このうちパラボの売上高は23億5000万円、経常利益は2900万円。ただ、まちづくり北見は土地建物の無償貸与を受けているだけに、市民からは「家賃を支払うべきだ」との声も寄せられている。


家賃を支払っていない”お抱え商業施設”であるが、閑散とした北見駅前と中心街で辛うじて、ランドマーク的施設として生き残ったので継続してもらいたいものだ。管理人のような観光・出張族にとってこういった施設は大変便利で有難い。泊・食・買(土産)・雑貨購入などが一ヵ所でできると大変便利なのだ。公式サイトで入居テナントを見ると最低限、百貨店と言っていいのではないかというブランドが入っているが、郊外店舗との差別化となると旧態依然としていて難しい印象だ。

北見の「バラボ」の場合、交通弱者の中高年層が利用層だが、それでは先細りである。やはり、再生には魅力あるテナントの誘致に限ると思う。既存の映画館やギャラリー、お洒落なカフェなどマイカー利用者をいかに郊外店舗から引き戻せるかがカギである(北見駅前や周辺には駐車スペースも多い)。また、ホテルも存続できるのなら残してもらいたい。地域の核となるような商業&文化施設として生き残ることができれば釧路など他の衰退した地方都市にも参考になるはずだ。

釧路市の場合、「MOO」も開業当初の華々しい観光施設から今ではハローワークやギャラリーなど2階以上は市民向けのテナントが増えており、変容してしまった。北見市と違い、地域住民が購入するような店もなく、バスターミナルも都市間バスが停まるだけである(MOO始発であったが駅前発に変わってしまった)。クーちゃん人気も一段落して、どこへ向かっていくか気を揉んでいるが、北見は参考事例にはなるので経過を見て行きたい。

【参考】過去ブログ「北見東急インが閉鎖、泊・食・宴型のビジネスホテルは時代遅れか

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「観光情報学会 in 加賀」に出席

2009年06月01日掲 載

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会場の山中温泉文化センター

管理人が会員になっている「情報観光学会」の全国大会が5/28~5/30まで石川県加賀市の山中温泉で行なわれ、初参加をしてきた。今回が6回目の開催だが、金沢星稜大学を中心とした「かが・のと観光情報研究会」が主催。


情報観光学会とは、観光活性のため、観光にまつわる情報をIT技術などを駆使して、収集・配信・利用するための学問であり、北大の複雑系の先生が始められたものだ。観光がどうして複雑系や情報系と結びついているのか説明をするのが難しいが、観光産業自体が、観光者、観光業者、行政および地域資源など複雑系から成り立っているためで、他の観光学会と違い、アカデミーの会員は、情報工学系で観光をかじっている者、民間ではソフトウエア開発やWEB関連など観光とITが結びついている会員が多いのが特長だ。

この学会、北大がルーツのためか道内の大学参加が多く、約50名参加したうち道内が7割ほどだ。懇親会(宴会)も北海道スタイルで、いったいどこに居るのかわからないほどだった。基調講演は、公立はこだて未来大学の松原仁教授が「函館における観光振興」と題して発表をしたが、暗い話題として函館観光の落ち込み、明るい話題として、動画サイトで火が付いた「五稜郭タワーロボVSイカール星人」の話をされた。

五稜郭タワーロボVSイカール星人」は、未来大学と地元のCG制作会社が制作、市役所が発注という産学官共同でつくられたもの。ニコニコ動画で火が付き、バラエティ番組で「今もっとも侵略したい都市は何処?」というタイトルで紹介されたのをきっかけにブレークした。

今月からはJR山手線の車内モニターや新宿アルタビルでも見られるらしい。露出するのは大いに結構なことだが、果たしてこのCGが函館の観光振興につながるかが疑問だ。学会でも同様の質問が別大学の先生から出されたが、怪獣戦争と函館破壊動画で減り続ける観光客を呼び戻すことができるのか。広告の効果測定は難しい。2年前にも函館市は市の予算で山手線に函館ラッピング電車を走らせているが効果は?である(タワーロボとイカール星人、函館の観光活性などについては別の機会に詳しく述べたい)。


産学官共同と叫ばれて久しいが、なかなか成果が伴なっていないのが現実である。まだまだ日本ではアカデミーと実業の世界の解離が甚だしい。補助金や助成金を無駄にしないためにも、実証実験やモデル事業で終わらせることなく、地域に還元できる銭が稼げるプロジェクトを実現してもらいたいところだ。学会にもその面では期待をする。また、管理人も、ない頭をフル稼働させて、考え、行動したいと思う。


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懇親会が開催された「白鷺湯たわらや旅館」 踊りは山中節

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「糖平」ではない、糠平温泉が「ぬかびら源泉郷」に住所登記を変更

2009年05月07日掲 載

十勝管内上士幌町は6月、糠平(ぬかびら)地区の地名を「ぬかびら源泉郷(げんせんきょう)」に変更する。「糠」の字を「糖」と間違える「糖平」と表記される例が後を絶たないことに加え、源泉郷と入れることで温泉街のPRにもつなげるのが目的。(5/5付毎日新聞 北海道版)

糠平温泉は9軒の家族経営を中心とした旅館が立ち並ぶ山間の温泉街である。かつては規模が大きい温泉ホテルがあり、国鉄士幌線も通っていたので、そこそこ賑わっていたが、次第に観光ルートから外れ衰退が始まった。旅館も中途半端な規模であったため、団体客需要にも対応できず、存亡の危機に瀕していた。

10年ほど前、地元有志がこのままではダメになると立ち上がり、黒川温泉を真似た植林や、タウシュベツのアーチ橋保存と観光化、他所に先駆けて夕食を別の旅館で取れるサービスを打ち出すなど地道ながら頑張ってきた。その間、管理人も3度ほど寄せていただいている。特に、「源泉かけ流し」にこだわり、「かけ流し温泉サミット」の開催など健康を意識したツーリズムを展開していた。

ところが、温泉街の冬の稼ぎ頭、糠平温泉スキー場が親会社の西武グループのリストラに遭い閉鎖が決定。その後、別会社が運営をしたが僅か1シーズンで投げ出し、またしても危機に直面した。

08~09シーズンは地元温泉旅館が中心となって閉鎖することなく営業を決断。名称も「ぬかびら温泉郷スキー場」に変更したことは、拙ブログでも紹介させていただいている。

今回源泉かけ流しにこだわり、住所登録も「ぬかびら源泉郷」とするとこにした。かなりの徹底ぶりである。糠平を「ぬかびら」とひらがなで書かせるのは不思議であったが、糠を糖と書き間違えるケースが多いらしい。毎日新聞によると十勝バスの「チョロQ」の行き先表示が「糖平温泉」となっているらしい。

既に「源泉かけ流し」は珍しいことではなくなり、これで差別化をして、客が呼べるかというと別問題だが、これまで見慣れた「糠平温泉」の地名が「ぬかびら源泉郷」とあると新鮮ではある。あとは宿の質向上であろう。

今シーズン、スキー場は開設以来、はじめて5/6まで営業を行なった。これまでは3月末までであったが、雪不足の昨今、5月連休まで営業できるスキー場は減り、十勝・道東地区ではこのぬかびらだけだ。ゲレンデ上部はこの時期でも2メートル近い積雪があるようなので、春スキーで売り出すのもひとつの手であろう。温泉街とゲレンデがこれほど接近しているスキー場は道内では珍しい。

【参考】ぬかびら源泉郷公式HP

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地域観光サイトの統一化、「弟子屈なび」がオープン

2009年04月01日掲 載

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3/29のブログで弟子屈町に着地型旅行会社「ツーリズム弟子屈」の話題に触れた。その中で、これまで分散していた町内観光サイトをひとつにまとめる動きがあるとお伝えしたが、3/30に「弟子屈なび」としてオープンをした。

ホームページの情報の統一と更新の迅速化、地元ならではの話題提供などに取り組む。なかなか出来がいい構成となっている。

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深山峠の観覧車問題、ミスマッチかどうかは観光客に判断を仰いだら

2009年02月11日掲 載

上川管内上富良野町の深山峠に大型観覧車建設が進められている問題で、市民団体「上富良野町深山峠観覧車建設に反対する会」と町側が9日、話し合ったが、主張はかみ合わず平行線に終わった。(2/11付 毎日新聞北海道版)

この問題は、十勝岳連峰の広大な眺望と、眼下に広がるラベンダー畑などの丘陵風景で人気が高い上富良野町・深山峠に、高さ約50メートルの観覧車を建設するというもの。観覧車が計画されている場所はトリックアート美術館があるところで、同美術館を経営する「アラタビル」が、既に昨年11月下旬に着工し、今年の大型連休前の営業開始を目指している。

観覧車といえば、以前、六本木に量販店のドンキホーテがビルの屋上に観覧車を作ったが、近隣から反対されて、中止になったのは記憶に新しい。また、札幌にもススキノにほど近い繁華街に観覧車が建設されたが、最初は違和感があったものの今ではすっかり景色に溶け込んでいる。個人的には札幌の観覧車は都市景観から見ても悪いとは思わない。むしろ、高層マンションの方が札幌には似合わない。

これが美瑛・富良野の丘陵地帯にあったらどうであろうか?あの場所に観覧車建設と聞いて嫌悪感を覚えた人も多いであろう。管理人も最初にこのニュースを聞いて、腹立たしさを覚えた。

しかし、観覧車以外にも大自然に不似合いの施設は沢山ある。北海道には静かな湖畔にビル群のホテルが立ち並んでいる所が多いが、あれはやはり異様な光景である。慣れてしまってそれが当たり前だと思っているが、はじめて見た人は「どうして?」と思うであろう。管理人はビルホテルよりは観覧車の方がまだ罪がないと思う。客が来ず、ミスマッチであれば簡単に取り壊すことができるからだ。

景観とはある種の慣れではないであろうか。たとえばスペインのラマンチャ地方には今でも風車が残っている。荒涼としたラマンチャの大地に風車は似合うが、それは長い歴史で、溶け込んだからである。きっと出来た頃は異様だったかもしれない。

留寿都を抜けると「ルスツリゾート」が現れるが、あの場所の観覧車とジェットコースターも異様である。芦別の大観音や五重の塔も異様だが、地域景観に溶け込んでいるかどうかは別にして、既成事実となって存在している。人間、時間が経てば「気付き」が薄れてくる。

美瑛や上富良野の丘陵地帯はもともとあの景観ではない。開墾されたことで今の景色になった。深山峠に観覧車が似合うか、似合わないか、よくよく考えると管理人にはわからない。だったら試しに作ってみるのはどうか。

それからでも遅くはないはず。判断するのは地元ではなく、純粋な気付きの意識を持っている観光客である。いずれ答えがでるであろう。

【参考】「観覧車建設に反対する会」のHP
      建設側の「深山峠アートパーク」のコメントHP

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活性化策を提言すれば格安で北海道へ行けるというツアーを厚沢部町が企画

2009年01月06日掲 載

桧山管内厚沢部町は、首都圏と近畿圏に住む会社経営者などを対象に、三泊四日で二万円という超格安ツアーを、二月に実施する。町の活性化策を提言することが参加条件というユニークな企画で、アイデア発掘と、起業意欲にあふれた人材の移住促進という「一石二鳥」の効果を狙っている。(1/6付 道新)

道新によれば、対象者は「町に街づくりのアイデアや人脈を紹介できる人」とし、経営者や経営コンサルタントなど数人を想定。旅行会社を通じて募集している。費用は実費で一人約8万円かかる見込みだが、国土交通省の「人材受け入れ体制整備モデル事業」を活用し、大部分を町が負担する。

発想は面白い。無料ツアーを組んでいる自治体もいくつかあるが、2万円というのがミソ。経営者やコンサルにターゲットを絞り込んだあたりにも戦略性は伺える。地域づくり、さらには移住を見越してのことであろうが、どれくらいの参加者が集まるかは裾野を広げることにかかっているか。

海がない厚沢部町は桧山地方では数少ない農業の町。ここが発祥の地であるメイクイーンや特産の大豆、最近では道内で初めてサツマイモの生産をはじめ、芋焼酎を出した。ものづくりが強い町は一般的に企画力が豊富だ。

出発は首都圏が2/7、近畿圏が2/12、管理人も応募してみたくなったが、もう時間がないか。
 

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「ハコダテ開港150周年記念」サイトを紹介

2008年05月26日掲 載

函館開港150周年を記念した地域ポータルサイト「ハコダテ開港150」という市民参加型サイトに北杜の窓を紹介していただいた。

これまで函館関連のポータルサイトは数多くあったが玉石混交の状態であった。今回、紹介するサイトは市民の視点で函館を紹介するもので、かなり掘り下げた内容となっている。コンテンツはいいので、SMO対策を含めて、実際に見てもらえるサイトに仕上げてもらいたいと願う。

【参考】ハコダテ開港150周年 公式webサイト

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別府オンパク全国へ波及、道内でも函館に続きにニセコが

2008年04月17日掲 載

食や散策など多彩な体験型講座への参加を通じて地域の魅力を味わってもらう別府市の「ハットウ・オンパク」(別府八湯温泉泊覧会)の手法に、全国から注目が集まっていると12日付け西日本新聞が伝えている。

オンパクの本家本元である大分県別府市の別府八湯温泉泊覧会(ハットウオンパク)を運営するNPO法人「ハットウ・オンパク」はこれまで北海道函館市の湯の川温泉と福島県いわき市のいわき湯本温泉にノウハウを伝授、既に2カ所でオンパクが開催された。

「オンパク」は全国に波及し、函館市ではいち早く2006年秋に「湯の川オンパク」1回目を開催、去年に続き今年も開催される予定である。また、ニセコ町でも開催予定である。

このオンパク、いいイベントであると思うが、北海道の温泉観光は九州の観光地を参考(パクリ)にしているものが多い。客室、露天、町並み景観計画など「あそこと同じ」というものがいくつかある。それはそれで他所を参考にしながら、北海道観光を改善・向上させてくれればいいことだが、観光立国といわれながらも二番煎じが多く、個性の乏しさには一抹の寂しさも覚えてしまう。

道産子にはもっともっと自分たちに身近にあるものの良さを知って、それを地域づくりに活かしてもらいたいと思う。隣の芝生はよく見えるかもしれないが、目の前に宝の原石がころがっているかもしれず、それを洗い出す作業も必要だ。

そして、オンパクに関しては是非、その地域の特長が前面に出る企画を打ち出して欲しい。

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稚内全日空ホテル、市の大幅出資で当面の危機脱出をしたが

2008年04月13日掲 載

稚内市議会は11日、稚内全日空ホテルを運営する市の第3セクター、稚内シーポートプラザの経営悪化を受け、2億8000万円を追加出資する議案を可決した。市からの融資案が議会に否決され3セクが法的整理となる可能性もあったが、当面の危機は脱したと12日付け日経新聞などが伝えている。

稚内全日空ホテルの経営危機に関しては3/11付けブログ「ホテルが経営危機、三セクだったとは驚き」のタイトルで触れている。 ホテルは1994年に開業。長期負債の返済負担が重く、資金繰りが悪化していた。4月中に民間の株主にも追加出資を求め、計3億円を増資する。市の追加出資で出資比率は5割を超える。

このニュースには大きな違和感をかんじる。稚内全日空ホテルはシーポートプラザの中核であり、市のランドマーク的存在であることは理解できるが、素朴な疑問として何でここまで”協力”をしなくてはいけないのか。市は「これ以上の支援はない」と説明しながら、時代錯誤と思える行為をしている。

管理人は市が「全日空」ブランドへのこだわりと全日空への遠慮を感じる。前回でも触れた羽田-稚内便の通年運行に向けて市が補助する形で2万円程度の格安ツアーを催行。今年はなくなったかと思ったが調べたらやはりあった。全日空ホテルの問題と空路維持の問題はリンクしていると思うのは考えすぎてあろうか。

全日空ホテルは規模は小さいながらもシティホテル機能なので無駄なコストも多そうである。仮にホテルを民間に手放せば、観光客が多い稚内なので宿泊特化のアパホテルやルートインなどが購入するであろう。シティホテル機能を削れば単体では十分に黒字になるはずである。
ANAホテルチェーンは資本を外資(モルガン)に売却して以前ほどのブランド力もなくなっていると思う。こだわる必要もあるまい。

この問題、仮に破綻すれば大変なことになる。それでなくても稚内市は三セク施設が多い。実は管理人、5年前の冬、誘われて稚内1泊2日2万円格安ツアーに参加したことがある。訪問する場所は公共温泉、サハリン村(ロシア村?)など多分、三セクと思える施設で「お抱え観光」であった記憶がある。宿泊は追加料金を払い全日空ホテルであった。

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旭川買物公園で地域特産物を集めた市場をオープン

2008年03月25日掲 載

旭川青年会議所は、道北地域の食材を集めた青空市場「たいせつマルシェ(仮称)」をJR旭川駅前の歩行者天国「平和通買物公園」に今夏設け,地元食材のPRとともに、通りのにぎわい復活も目指すと25日付け日経新聞が伝えている。

市場は生産者や加工業者、飲食店経営者のほか、道北地域のJC関係者、商議所などと連携。5月までに実行委を立ち上げ、具体的協議に入る予定。7―9月の日曜日に毎月1回開催し、旭川市が通りに地場産業・観光情報の発信拠点として構える「旭川屋」のそばに設け、連携を狙う。

平和通買物公園は、旭川駅前から約1kmに渡る歩行者天国である。1972年に日本初の恒久的歩行者天国として開設され、通りには丸井今井、西武百貨店や若者向けのテナントビルなどが入る商店街が続いている。

道内では数少ない大規模駅前商店街&ホコテンなので、管理人は旭川に立ち寄れば必ずといっていいほどここを歩いていた。しかし、最近では通りの奥、北側ではシャッター商店街化が進み、訪れる度に店の数と歩行者が減り、客は全盛期の半分程度までに落ち込んだという。

今回の試み、期間限定であるが、旭川動物園などを訪ねる観光客で賑わう夏季に実施するのは意味がある。商店街などの中心街に地域の特産品や食などが一堂に介す機会はあまりなく、観光客が駅前商店街で消費する機会も少ない。

これまで各地で空き店舗などを利用したチャレンジショップなどが行なわれてきたが、大半が地元客対象のもので、客層とマッチしない店も多く、成功事例は少なかった。

旭川は観光地へ仲間入りしてが、マチ中自体はまだそれに追いついておらず、魅力に乏しい。国内・海外の観光客へ動物園以外の魅力を訴求し、知られていない特産品、特に食以外でも木工製品家具なども含めて旭川情報発信の場にしてほしい。観光名所になれば常設化できるはずだ。

また、こういった試みは旭川以外の地方都市でも是非トライしていただきたいと思う。

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銀河線本別駅長室跡を利用して「テレワーク」、ぴあ社員が滞在実験

2008年01月23日掲 載

北海道総合通信局が十勝管内本別町の旧ふるさと銀河線本別駅の駅長室を利用し、遠隔勤務の実証実験を行うと発表した。プレイガイド最大手のぴあが2月に社員を派遣。IP電話やテレビ会議システムを活用した遠隔勤務の可能性を探る。(1/23付け道新記事より*道新記事は2週間で閲覧できなくなる)

総合通信局とは総務省の情報通信地方部門だが、あまり馴染みがない名称だ。今回の実証実験は、2/15~2/24まで本別町ステラホール(旧ふるさと銀河線本別駅駅長室)及び町職員住宅を利用し、シンクライアント端末、IP電話、テレビ会議システムなどのテレワークを活用して、おもにクリエイティブ系のスタッフが東京と同じ仕事を本別で行なうもの。

この実験は、遊休施設の有効活用や地方の活性化、移住の促進などを目的にしているという。

「テレワーク」は、サテライトオフィス、SOHOなどと共に一時、脚光を浴びたが、現実的に難しいなどの問題もあり、最近ではあまり聞かれなくなった。
また、通信インフラを整備しなくてもPCとネット環境があればSkypeなどにより、簡単にテレビ電話会議も出来てしまう時代なので公共機関がわざわざ「テレワーク実験」をする必要もないと思われる。「実験」のための「実験」なら勘弁してほしい。

北海道に住んで仕事をしたい人は管理人を含めたくさんいる。しかし、仕事がなく諦めている人が圧倒的だ。今回の実験は企業勤務で在宅ワークが可能な人向けのものだが、サラリーマン、個人事業主に関わらず現役で仕事をしている人たちの移住受け入れ態勢は未整備である。

就職を斡旋するのも移住受入れで重要なことだが現実に仕事はないのだから、むしろ自立できる「現役」の人を迎えいれる体勢づくりの方が完全移住・短期移住に関わらず必要ではないか。

シニア向けの話ばかりで、この部分が道の移住政策では抜け落ちていると思う。

 【参考】北海道通信局ニュースリリース

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北見東急が三セクモールに

2007年12月11日掲 載

10月末で閉店した北見市の「きたみ東急百貨店」のビルが8日、「まちづくり北見大通りビル」と名称を変えて生まれ変わり、一部オープンした。

旧きたみ東急百貨店は、北見駅前にバスターミナル、東急インなどを併設するかたちでマチの「核」として存在していた。しかし、地方都市に於ける中心街の空洞化や東急グループのリストラなどもあり、次第に存在感が薄れて閉店に追い込まれた。

新しいビルは、北見市が百貨店跡の土地を購入しビルの無償譲渡を受け、第三セクター「まちづくり北見」に管理運営を委託するというもの。最初に地階(食料品)と1階(洋品雑貨)、6階(レストラン・映画館)の3フロアが開店した。

果たして三セク形式のショッピングモールが成功するであろうか。同じ三セクが運営する釧路にある「フィッシャマンズワーフMOO」は、出来た頃の面影もなく、何とかテナントを埋めようとするだけで、全くコンセプトに欠ける魅力ないものになってしまっている。北見東急の場合は、地域住民がターゲットとなっているが、郊外店舗から呼び戻すことができのか大いに疑問である。

現在、道東地区で百貨店があるのは帯広の藤丸だけで孤軍奮闘している。釧路市は丸井今井が撤退した跡に民間施設「キュート」がオープンする予定であったが、テナントが集まらず募集を中止していると聞く。
北見市は人口が帯広や釧路と比べ少ない。この規模で百貨店を運営するのは、困難に近く、ショッピングモールに転換するとしてもよほどの”ウリ”がない限りは厳しいであろう。

北見市は釧路の二の舞を避けたかったのかもしれないが、三セク以外の方法(PFIなど)なかったのであろうか。唯一、救いはターミナルに位置し、ホテルや映画館「シアターボイス」があることである。集客機能があり、また地域の文化的拠点にもなりうる。

なお、「まちづくり北見大通りビル」では、愛称を募集中とのことである。

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門司港、関門地区の観光活性と青函地区の比較

2007年11月21日掲 載

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門司港駅とベイエリア

1ヶ月以上、諸般の事情がありブログ更新が滞った。本日から再開とします。

先週末、博多に所要があり訪れたが、その折、門司港に寄ってきた。門司港はかつて九州の玄関口であったが、関門トンネルや橋の開通、さらには航空機の発達により、取り残されたような場所になっていた。鉄道や海運が華やかし頃の歴史的建造物が残り、それを活かしたマチづくりをしようと「門司港レトロ」をキーワードに整備を続けてきた。

管理人は以前、函館で行なわれたマーケティングセミナーで「海峡観光交流」というテーマで話をしたことがあった。実は今回、訪れた関門地区、下関へは行ったことがあったが、九州側には行っておらず、門司を訪ねないことには罪悪感が消えず、いつか行こうと思っていた。

当日は博多からJR九州自慢の特急「ソニック」で小倉へ、フローリング調の床は流石と思い、その独創性にあらためて感激。小倉からは、赤いカラフルな電車に乗換え、門司港まで行った。まず、驚いたのは門司港での下車客が多いことである。終点であるが、多くが観光客。本数も1時間に3本以上あるが、鉄道を使ってこれほどの観光客が下車する光景は地方では珍しい。ちょっと感激した。

門司港の街はまるでハウステンポスのようであり、無料のテーマパークといったところ。コンセプトがしっかりしており、バラつきがない。北海道で似たような観光地を探せば、函館や小樽であろうが、観光地としての歴史がないにも関わらず、統一感ではこちらが上である。逆にいえば、完璧すぎて遊びがない。アーケードなど生活場を歩くと現実が見えて楽しかったが。

それにしても九州から対岸の下関は近い。レンタサイクルで関門人道国道で渡ったが、押して歩いても20分とかからない(乗っての走行は禁止。自転車は20円)。下関からは船に自転車を積み、門司へ戻ったが、非常に手頃な遠足である。

ところが青函地区の場合、そうはいかない。青森-函館間は、JR、高速フェリーを使っても2時間かかり、往復すれば1万円。関門往復なら往路人道、復路船で千円でお釣りがくる。

航空機が発達する前、連絡船で北海道旅行をした頃は、行きか帰りのどちらか十和田湖や浅虫などで1泊するのが普通の観光ルートであったが、今は別個の観光コースとなっている。

今回、門司港を訪ねて青函観光の難しさをかんじた次第だ。
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地元のアーケード商店街にはこんな食堂が・・・・

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道内路線価、格差広がる 滝川がワースト、釧路も止まらず

2007年08月02日掲 載

全国の路線価が発表されたが、北海道では、札幌市中央区北5西3・道道札幌停車場線通りが前年比25.4%で1位になった。かつての大通方面から札幌駅周辺に主役が移って4,5年経つが、JR札幌駅北口の西通りの路線価が前年比30%上昇し、2位になるなど駅前人気は北口にも飛び火をした格好だ。

反対に札幌以外の地方は、下落が続いており、下げ止まり感はあるものの格差はますます広がっている。もっとも下がったのは滝川市で17.4%で、下落幅も2・6ポイントも拡大した。郊外大型店の進出に伴い、市中心部の地価が下がったためとみられる。滝川に限らず深川、美唄、砂川あたりの駅前のさびれ方は際立っている。

また、20万都市では全国NO.1のシャッター商店街&さびれ度ではないかと思う釧路市は、今年も下落が止まらず北大通5丁目で▼12.2%と二桁の下げ幅であった。

札幌中心部と地方都市の格差の広がりはまだまだ広がってゆきそうだ。

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北見東急閉店、苦しさを増す道内地方百貨店

2007年05月16日掲 載

きたみ東急百貨店が、10/31付で閉店することになった。
管理人は、隣接する東急インへ宿泊した際、何度か立ち寄ったことがあるが、閑散としていた印象がある。オホーツクの小都市・北見にデパートがあるのは意外なかんじがしたが、倒産した北見バス(現・北海道北見バス)が東急グループという関係からであろう。

丸井今井の再編による道内地方都市からの撤退、規制緩和による急激な郊外型店舗の拡大で地方百貨店は、存在そのものが危機に立たされている。

何度かこのブログでお伝えしている釧路市中心街の衰退は、丸井撤退後、テナントビルとして再生するはずであった「キュート」がいまだに開店しておらず、苦しさを物語っている。
帯広は、郷土愛が強い地方なので、唯一の地場百貨店「藤丸」が頑張っているが、実情は厳しいであろう。
札幌は、二極化が進んでいる。大通で苦戦していた丸井今井は、伊勢丹との提携により、かなりよくなった印象だ。個人的にNO.1デパートと思う伊勢丹の参加は、客層的にも共通するものがあり、プラスにはたらくであろう。しかし、札幌では成功しても、伊勢丹の高級路線は地方では通じない。

北見や釧路、帯広、室蘭、苫小牧クラスのマチに百貨店は必要であろうか?
中心街の核づくり、パブリック的な側面を含め、マチに百貨店がある、ないとでは、かなり違う。管理人は何度か百貨店の必要性を訴えてきた。

しかし、これらの都市にある百貨店は、「百貨」の体をなしておらず、品揃いでは、郊外型の大型専門店には勝てない。クルマがあれば、全国ブランドの衣類が地方でも買える。買い物だけではではなく、食事や映画鑑賞、ゲームなどひと通りのことが一ヶ所でできてしまう。

こういった状況でいちばん心配なのは、三浦展氏(下流社会著著者)が言う地方の「ファースト風土化」である。
昨年、釧路市内の飲食店に入ったところ店内にユニクロのダッフルコートを着ている女性が周囲に3人もいて驚いたことがある。クルマ社会になると、お洒落をする機会が減る。ユニクロやGAPのようなカジュアル服は売れるが、そうでないものはきびしい。

ブランドものがほしい時は、札幌などの都市部まで出かけて購入する。地元の百貨店ではめぼしいものがないため無視されることになる。
地方百貨店の危機は、駅前・中心街の衰退、クルマ社会、規制緩和、地方の慢性的不況、購入機会の全国均等化、消費行動の変化など背景にあるものは、複合的でえらく根深いものがある。

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合併した町にかんじた旧町の二極化

2007年04月05日掲 載

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旧熊石町・町営国民宿舎ひらたない荘へ向かう道と八雲町「ハーベスター」から望む噴火湾

31,1日と以前、マチづくりのアドバイザーをしていた旧熊石町(現八雲町)を1年半ぶりに訪れた。

函館からレンタカーで約1時間50分の道程であるが、途中にある道路標識が「八雲町(旧熊石町)」や「八雲町(旧熊石)」に変わっている。「旧熊石町」は間違いではないが、熊石は存在するのだから「旧熊石」という標識はおかしい。
それにしても日本海沿いの追分ソーランラインルートに「八雲」という標識を見ると違和感を感じる。

八雲町と熊石町は一昨年の10月に合併をした。八雲町は渡島支庁、熊石町は桧山支庁に所属しており、支庁を超えた合併となった。また、両町は太平洋(噴火湾)、日本海に面しているため多分、日本唯一2つの海に接している町になったので新たに二海(ふたみ)郡という名称になった。
しかしながら表向きは対等合併ながら実質は吸収合併であり、役場は旧八雲町に置かれ、支庁は渡島となった。

合併から1年半が経過したが、旧熊石町は新しい話題に乏しい。人口は旧八雲町は1万7千人を擁するが、旧熊石町はこのままでは3千人を切りそうな勢いで八雲町全体で人口2万をキープするのは難しいかもしれない。
熊石町内を歩いている人はお年寄りしか見かけない。これは過疎地どこでも同じ光景であるが、閉まっている商店が多く、唯一人を見かけるのがセイコーマートである。

熊石の方に八雲町を案内して戴いた。先ごろできた「噴火湾パノラマパーク」は高速道路から乗り入れできる体験型の公園である。当日はみぞれ模様にも関わらず多くの子供たちが室内遊戯施設に集まっていた。
また、ケンタッキーフライドチキン系の「ハーベスター」も賑わっていた。手作りピザがウリらしいが、行列をして待たないといけないほどの盛況。

この新しい施設を見ていると都会郊外の日曜風景と変わらなかった。八雲町は函館からも離れており、ファミレスやイタリアンなどを食する機会は少ない。函館でさえも本格窯で焼くピザハウスが登場した時は行列していた。盛況なのは当然であろう。

それにしても同じ八雲町でも熊石とは違い過ぎる。同じ町に「過疎・田舎」と「都会もどき」があった。語弊がある言い方かもしれないが、同じ町内に強い町と弱い町が存在し、二極化しているとかんじた。

たまたま札幌に赴任が決まり、熊石町で最後の夜を迎えていた校長先生と酒席を交わした。先生は道内各地、転勤したが、熊石ほど子供たちのこころが優しく、年寄り思いのマチは初めてと語っていた。「森でキャンプを張った帰り、子供たちがひとりで5つ6つと大沼団子を買うんだ。そんなに買ってどうするんだと聞いたら家の爺ちゃん、婆ちゃんと近所のお年寄りの家に配るというんだ。それがひとりでなく、みんなそうするから驚いたよ。普段も年寄りを見かけると必ず挨拶するしね。こんなマチはないよ」と言っていた。

高齢化・過疎化ばかりが話題になるが、田舎も捨てたものではないなと町民ではないのに少し誇らしい気分になった。

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春の函館バル街が今年も開催

2007年03月22日掲 載


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東京は早々とサクラ開花宣言が出たが、北海道はまだ一ヶ月以上先の話。今年も恒例となった「函館バル街」の案内状が送られてきた。7回目の今回は4/24(火)に開催され、56店舗が参加する。

函館の旧市街にある飲食店が、スペイン式のタパス(つまみ)を出し、食べ歩き・飲み歩きをするイベントであるが、平日開催にも関わらずお茶とケーキなど昼間からも営業しているファミリー向けの店もある。
函館山の頂上にある店も参加し、ロープウェイがチケット1枚(5枚綴り3千円のチケットを購入するとワンドリンクとつまみタパスが付いてくる)で往復無料になるので夜景見学も兼ねて行くのもいいであろう。

地元向けのイベントであるが、開催エリアが元町・ベイエリアなどの旧市街であるので観光を兼ねてはしご酒をするのも楽しい。地元の人とも親しくなれる。

管理人もこれまで4回参加している。本格的なスペインバルが楽しめる「ラ・コンチャ」や洋食の元祖として名高い「五島軒」など有名店を”格安料金”で周りながら函館グルメツアー体験することができる。

函館のサクラの開花予想が4/25なので気持ちいい夜になるかもしれない。

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地域資源を観光に有効活用する標津町

2006年10月02日掲 載

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上:サーモンパーク外観 下:お湯がよくリーズナブルな標津温泉旅館

地味であるが標津町が頑張っており、注目している。
知床半島の南側の付け根、国後を眼前に望み、根室海峡に接する標津町は、人口7千たらずの町である。
JR標津線も廃止され、寂れかけた1991年、漁獲高日本一のサーモンで売り出そうと「サーモンパーク」を建設した。知床半島の中継基地としてツアーバスがサーモン科学館へ訪れるようになった。これだけでは単なる箱物であるが、その後もサーモンへのこだわりが続いた。

最近では、捕獲調査を目的とした忠別川のサーモンフィッシングツアーを実施、このツアーはANAのスカイホリデーの8月~10月の人気コースとなっている。
また、クラブツーリズムのパックツアーでは、「幻の味・鮭児 海の恵みと大地の恵みの収穫祭」と銘打ち、 標津町で獲れた鮭児とここでしか食べられない鮭料理を食するなどこだわったツアーがある。

フッシングツアー、食ツアーの両方とも標津町内の旅館に泊まる。観光ホテルがない標津町であるが、街なかの各旅館には温泉がある。この温泉の泉質が意外によいのだ。何よりも周辺の阿寒やウトロではなく、標津町に泊まるのがミソであり、経済効果が桁違いに違う。

この他にもホエールウオッチングツアーや今年話題を撒いた移住促進のための土地無料プレゼントもある。また、道路を走ると知床旅情が流れるメロディーロードもユニークな発想だ。
野付半島、トドワラの他にはこれといった観光地がない標津であるが、地域ブランドを最大限に活かしたマチづくりをしている。
まだまだ小さい波であるが、大きな観光ホテルや観光地がない町でも観光成功のビジネスモデルになることを期待する。
どこかのマチも見習わなければならない。

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土地下落率1位は釧路中心街、上昇率1位はニセコ

2006年09月19日掲 載

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上 中 住宅地上昇率1位の倶知安町ヒラフスキー場 
下 下落率日本一の釧路北大通1丁目付近

国土交通省が基準地価を発表した。
道内では「全国一」がふたつ登場した。まず、住宅地上昇率の1位が倶知安町山田地区(ヒラフスキー場付近)で、上昇率33.3%、1平米あたり1万6千円である。
これは説明するまでもなくニセコの豪州絡みであり、建設ラッシュが続くなか、暫くは投機目的も含め上昇しそうな勢いである。
しかし、その効果は周辺にはあまり波及しておらず、ニセコ町の東山やアンヌプリ方面の伸び方は鈍い。さらに、倶知安町の中心部では全国で10番目、全道でも4番目の下落率であり、シャッター商店街化が進んでいる。これは2極化といってもいいであろう。

前回のブログで中心街の更なる衰退をお伝えした釧路は、とうとう商業地の下落率日本一になってしまった。釧路市北大通11の1の1(駅前通りのもっとも賑やかであった場所)は下落率22・1%である。
丸井今井の撤退をモロに受けている数字であるが、実勢はもっと下がっているのではないであろうか。

歪な日本と北海道がそのまま表われた数字である。

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スペインを題材としているタパスとバル街が開催

2006年09月03日掲 載

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7/23のブログで紹介をした「さっぽろタパス」が9月7日(木)から10日(日)まで開催される。
タパスとはスペイン語で小皿に出てくる「つまみ」のことだが、開催エリア内(地下鉄さっぽろ駅~幌平橋駅/円山公園駅~バスセンター前駅、および市札幌電沿線)の参加各店の特色あるタパスと飲み物を食べて飲みながら、札幌の街を自由にまわり、地域の交流や再認識、公共交通の利用促進などにつながればというのが狙いでもある。

また、9/12(火)には同じスペインを題材にした6回目の「函館バル街」が開催されることになった。おなじみとなったバル街は「さっぽろタパス」の兄貴格のような存在であるが、今回の目玉は総参加店が53ととこれまでの最大となり、14時スタートの「昼バル」も前回に続いて実施される。
また、「あとバル」として使い残したチケットをバル街翌日から9月18日までの6日間利用できる試みもはじめた。函館山ロープウェイも利用できるので観光客も充分楽しめるであろう。

「さっぽろタパス」の終了2日後に函館バル街が実施されるがこれはまったくの偶然である。さっぽろの方は「国際短編映画祭」と当初から絡める予定であり、函館の方は祝日の関係もあるのか一昨年、去年よりやや早い開催となっている。

この2つのイベントはスペインのバルやつまみ(ピンチョスやタパス)を題材に、回数券で食べ歩き、飲み歩きをするのは共通であるが、それぞれの趣旨は微妙に違う。一般の利用者から見れば変らないであろうが札幌、函館それそれが抱える地域性や問題点の解消・改善が開催の背景にはある。

偶然、スペインを代表する文化であるバルをキーワードにしているが、地域主義が未だに根強く、地域の食や文化を大事にする地方が元気なスペインを北海道が見習う価値は大いにある。

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湧別町に芝居小屋跡が記念館として復活

2006年05月15日掲 載

写真上 寿都町・寿都劇場(?)跡1991年頃撮影 既に取り壊されている 写真下 函館市南茅部・豊崎にある劇場跡(名称不明)

かつて映画や芝居が上演され、地域の娯楽の場だった網走支庁湧別町栄町の「湧楽座」が、記念館として36年ぶりに復活した。舞台や楽屋を備えた芝居小屋の造りをそのままに、往年の日本映画のポスターなどを展示した。ラーメン店も併設し、新たな観光スポットとしても注目されそうだ。(朝日新聞より)

映画や実演(死語)が全盛であった昭和30年代までは全国各地に多くの劇場があった。映画だけではなく、歌謡ショーや浪曲、旅芝居などが公演されたがテレビの普及で瞬く間に姿を消した。
しかし、最近になって存在が見直され、秋田県小坂町の康楽館や愛媛県内子町の内子座などは全国的にも知られた観光名所となっている。
また、芝居小屋復興中のものや復興運動も各地で起きており、芝居小屋が街づくりの拠点として活用しはじめている。

北海道ではこういった劇場の復興話を聞いたことがなかったが、道内各地を周っていると劇場跡の廃墟をたまに見ることがあった。
今は取り壊されたかもしれないが、美唄市の三菱炭鉱近くにあった数百人入る大きな劇場跡、上記写真は寿都町と南茅部町(現・函館市)にあった劇場跡である。
ナマの娯楽しかない当時は今で言う地域センターやコミュニティセンターの役割を劇場(芝居小屋)が兼ねていたのであろう。

湧別町の「湧楽座」、機会があったら訪れてみたい。北海道では開拓関係の記念館は多いが、芸能関係は少なく、大衆芸能や庶民文化を地域おこしの目玉にしているところも少ない気がする。

北海道は歴史が短かく古い建物がない。伝統芸能が少ないなどのハンディはあるが、民間ベースの「湧楽座」は多岐な面でいいアイデアであると思う。

最近では主要都市以外で実演(ライブ)に触れる機会が激減した。鉄道や商店街も無くなり、「集う」機会が減った湧別のような町に公共以外でコミュニティ・スペースができることは地域再生へつながる。
また、サロマ湖以外にこれといった観光がない湧別町にとっても新たな拠点づくりとなり目玉となる。
「道の駅」だけが拠点ではない。

湧別町の「湧楽座」入館料は大人300円、子ども200円。水曜日休館。

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