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釧路市が取組む「避暑型都市滞在生活」,管理人もチャレンジ

2008年10月05日掲 載

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写真上:SSホテル(SSハイツ)外観 中:通路 下:入港した「飛鳥Ⅱ」(通路から撮影)

9月24日から10月1日まで釧路市に滞在した。実は1993年の8月に10日間滞在したことがあり、釧路を拠点に夏の道東を楽しんだ。あれから15年、今夏は久しぶりに避暑も兼ねてスティを予定していたがまとまった休みが取れず、結局9月下旬になってから「釧路滞在」に出かけた。

今回は仕事もしたかったのでPC持参、以前滞在したウイークリーマンション「みなと21」はきれいだが、ネット環境がなく別の宿泊施設を探した。1週間滞在するので条件は以下の通りである。

①通信環境が整っていること
②FAX,コピー、宅急便受け取りなど最低限のコンシュルジュ機能があること
②中心街に近いこと(公共交通でアクセス可能)
③食事が面倒なので最低限朝食が取れること
④ランドリー施設があること

これらの条件は概ねビジネスホテルやウイークリーマンションには付帯されている機能だが釧路市では数少なく、たまたま以前から知っていた南大通の「釧路SSホテル」にウイークリー機能があることを知った。上記の①から⑤までの条件をほぼ満たしていそうなので予約を入れた。

このホテル、1階から3階までがホテル、それから上が賃貸マンションになっており「釧路SSハイツ」という。以前は白い建物であったが、どぎつく塗り替えられており、壁面には啄木の詞やイラストが書かれている(ホテルがある場所に啄木の下宿痕があったらしい)。

チェックインをすると最初はホテルのロビーで担当者と契約を交わす。6泊で2万円でお釣りがくるから安い(別途光熱費などは1万円分を渡し、最後に精算)。部屋はホテルから一度外へ出て、マンション棟玄関から入る。かなり年季が入った建物で、6階に降りると港が一望できる通路を歩くが冬は寒いであろう。

2DKの部屋は昭和の公団住宅のそれで、6畳の台所と6畳の居間に寝室。あまりに生活臭があり、滅入ってしまった(備品も見ると昭和52年製とあったのでその頃の建物か)。
風呂は管理人が小さくなって入ってやっとの公団サイズ。ガスの付け方が面倒くさく触るのが怖い。寝室には気をきかせてベッドを入れてくれたが、硬すぎて痛く、結局畳を使った。

肝心のPCを使うには1階に降り、一度外に出て、ホテル棟に入り直さなければならないがロビーの天井からケーブルが無造作にぶら下がっており、床にとぐろを巻いている。それを拾い上げて使うが、えらく遅い!!電話回線ではないか。また、朝食も1,200円の和食セットだが「う~ん」という内容と値段。

結局、違約金を払い2泊でチェックアウトした。担当者が悲しそうな顔をしていたが、本当の理由は言わなかった。当初の予定が大幅に狂いその後、サロマ湖・羅臼に観光、釧路スティはホテルを転々として5泊になった。

現在、釧路市では「涼しい釧路で避暑生活」をキャッチフレーズに滞在型観光プロジェクトをすすめている。地方自治体は、滞在型の集客に力を入れているが、釧路市の場合、道内でもトップクラスの夏の涼しさと都市型生活を送れることをウリに差別化を図っている。今夏は東京新聞に紹介されたこともあり、17組が集まったという。

実際、体験した立場で申し上げると、夏が苦手な人にはオススメである。また、釧路市は周辺に観光資源が多く、日帰りや荷物を置いてショートトリップなど1,2週間滞在しても行く場所には飽きない。都市なので買い物や緊急時の時にでも便利である。
時間にゆとりがある中高年齢層だけでなく、夏休みでのステイ、遠隔在宅業務などいろいろな可能性がありそうなプロジェクトである。

今のところ滞在可能な宿泊施設(特に賃貸物件)に関する情報が少なく、今回のSSホテルのように満足いかないケースもあるので提供をする民間側の意識改革(認識向上)も含め、受入れ態勢の充実が必要であろう。

最後に今回、いろいろとアテンドしていただいた釧路市役所の方にこの場を借りて感謝の言葉を申し上げる。

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写真上からSSハイツの風呂-台所-寝室

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かつてのカニ族からエビ族の登場

2008年01月12日掲 載

昨年の暮れ、某公共放送からカニ族とエビ族についての質問があった。管理人はカニ族は知っていたが、「エビ族」という呼称ははじめて聞いた。

エビ族とは、かつてカニ族(バックパッカー)として北海道を旅していた人たちが、荷物を小さめにしたエビ族として再び北海道へ戻ってくる現象をいうらしい。いい名づけは電通のようだが、この1,2年団塊層の大量退職もあり、道内のユースホステルなどは中高年層の客で賑わっているようだ。

カニ族といわれている世代は、概ね団塊~1957年生まれあたりと思われ、ちょうど「ディスカバー・ジャパン」やアンノン族、SLのラストランを知っている世代だ。長期間、ユースホステルなどを泊り歩くスタイルで括れば、もう少し年代は広がり、1960年代前半生まれあたりまで含まれそうだが、その頃は、カニ族が愛用したベージュのキャンパス地リュックは消えている。

ウイッキペディアでカニ族を調べるとエビ族についての記述もあり、最近登場したものではなく、円筒形の少し小ぶりのリュックを背負っている旅行者を以前からそう呼んでいたとある。平成のエビ族は、旅行日程の短縮と年齢かる来る体力の問題などで軽量化したためそう呼んだのであろう(カニ族が愛用した横長式のリュックもないが)。

どちらにしても、中高年が青春時代の旅よもう一度ということで北海道に戻ってきている。最近、シニア向けの「青春18きっぷ」指南書が売れているのも需要があるからであろう。団塊退職者の北海道旅行=ゴージャス志向というイメージがあるが、選択肢はいろいろとある。

旅行会社や行政は、シニアの北海道観光市場を、豪華さや長期滞在(移住を含む)、体験型などお決まりのセットメニューでプロモーションしているが、意外に抜け落ちているのは、カニ族型の旅行である。管理人も東京発だと20日間有効であった「北海道ワイド周遊券」を使って旅をしたが、時間をかけて点と点を移動する旅の方が彼らは落ち着くのではないであろうか。

このあたりの市場を掘り下げたら面白いかもしれない。特にユースホステルが減少し、それに代わる「とほ宿」に登場するような宿の情報は少ない。
ユースホステルの中にはシニア層で商売しているところもあるようだが、背に腹は変えられないのが現状のようだ。

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移住は南高型、昨年の移住総数は273人だが

2007年07月02日掲 載

2日付けの朝日新聞北海道版に2006年度の移住に関する実績報告が掲載されていた。まず、道内へ移住した人は273人で、移住先は41市町村であるが、役場の窓口を利用しない人も含めると、もっと多いということである。

移住先は①函館市(25人)②弟子屈町(20)③石狩当別(19)④八雲町(19)⑤浦河町(19)⑥東川町(13)⑦黒松内町(11)以下、長万部、室蘭、小樽(各10)である。また、移住前の居住地は、首都圏(95人)や関西圏(50人)、中京圏(14人)が多かったが、道内の移住者も79人にのぼった。

この実績を見ると移住促進に力を注いでいる自治体、特に官民一体で行なっているところが上位に来ている。また、都市部や気候が比較的、温暖な道南地域の人気が高い。2位の弟子屈、7位の黒松内は意外な印象だ。また、伊達がベスト10に入っておらず、いちばん多いと思われる札幌もここにはないのであくまでも参考程度のデータである。

北海道移住の場合、あらためて雪と寒さが最大のネックになりそうである。おためし移住モニターでも冬季の参加率はすこぶる悪い。完全移住だけではなく、長期滞在、滞在型旅行も含めて、冬の暮らしをいかにポジティブにPRできるか。
冬季対策は、北海道観光の宿命であるが、あらためてその難しさをかんじる。


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北海道開発局が新しい発想のロングステイモニターを募集

2007年06月26日掲 載

国土交通省北海道開発局が、「北海道における冬期集住・夏期滞在モデル調査」の一環として、夏期長期滞在者の意向や動向を調査するための、モニター募集を行なう。

このプロジェクト、詳細がわからいないが、人口の減少や高齢化による道内過疎地の生活上の困難等を克服するため、農村住民の冬期集住と都市住民の夏期滞在を組み合わせた新たな居住形態について、調査・検討を行うという、全国でも初の試みである。

単なるロングステイと違うところは、地域住民も対象にしていることで、オンシーズンはロングステイを希望する道外住民をターゲット、冬季などは、過疎地の住民などを対象に、同じマンションなどを活用して新たな居住形態をつくるということであろうか。

滞在先は、下川町、滝川市、伊達市の3市町、期間は7月下旬~9月下旬のうち1週間~2週間のコースを設定しており、宿泊施設は、大自然に囲まれた静かな環境のコテージや市街地にあるマンションとなっている。

このプロジェクトの運営は開発局ととともに、道内のまちづくりを専門にしているズコーシャが担当している。

アンケートや地域イベント参加などの義務はあるが、参加者には2万円の謝礼金が出る。画一的なものがロンスステイ計画のなか、ちょっと気になる形態のプロジェクトである。

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活発な長期滞在へ向けた施策、利用者ニーズの把握がもっと必要では

2007年06月19日掲 載

HAKODATE男爵倶楽部ホテル&リゾーツ(函館)と函館大沼プリンスホテル(渡島管内七飯町)は二十日から、七-十月に両ホテルを計三泊以上続けて泊まると、正規料金より三-五割安くなる新商品の販売を始める。道南の二つの地域のホテルが連携することで、長期滞在と広域観光の促進を目指す。
6/17道新記事より
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このところ移住とともに、長期滞在を狙ったプランが増えている。これまでも旅行会社レベルでは夏休みを中心に、札幌、旭川の都市部やルスツ、ニセコ、トマムなどリゾート地に3日から1週間程度滞在する商品はあった。

今回、道南地区の経営が異なるホテル同士が連携するのが特徴であるが、これまで北海道に長期滞在できる環境が少なすぎた。以前、管理人は夏休み、釧路にウイークリーマンションを借りて、10日間滞在したことがあるが、好んでウイークリーマンションにしたのではなく、ビジネスホテルかここしか選択の余地がなかったからだ。

釧路10日間滞在記はこちら

都市部はまだいいが、観光地や田舎にでも行こうというものなら、1週間も泊まれるような宿を探すのは至難である。まず、情報がなく、次に当たり外れもあるので、長期滞在にはリスクが伴う。そういう意味で、今回のように、隣接する地域内で、はしごができると旅に変化が出て、リスク回避にもつながる。

今回の商品は2人以上、計3泊以上を対象に販売。予約時に各ホテルの宿泊日数を申し込む。食事なしで3泊以上が一人一泊7300円、七泊以上が同6300円。

管理人は、一箇所に最低3泊するような旅が好きだし、オススメである。しかし、今このようなスタイルで北海道旅行をしている人はほんの一握りである。時間に余裕があるシニアでも、興味はあっても実際の行動に出るには腰が重い。そのあたりが、沖縄と北海道観光の違いである。

また、高級乗用車の送迎や高級マンションに滞在、健康診断など移住者と長期滞在者獲得のため、いろいろな知恵を絞っているようだが、管理人が知る限り、長期滞在をするシニアは、束縛されることを嫌い、旅なれた、自分の時間の使い方を知っている人が多いようだ。

なので、至れり尽くせりで効果が出るかは大いに疑問である。特別なゲストとして扱うよりも、いかに地域に溶け込ませるお膳立てづくりができるかが大切だと思う。

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週末田舎暮らし向け「情報バンク」制度を国交省が創設

2007年06月04日掲 載

来年度から、都市部に住みながら週末に地方で「田舎暮らし」を楽しむなどの「2地域居住」支援策の一環として、移動費を軽減するための「情報バンク」制度を2008年度に創設する方針を固めた。
 「情報バンク」は、国土交通省が所管し、初年度はまず数百人規模の2地域居住者に、年齢や各地域での滞在期間、活動内容などを登録してもらう。(6/4読売新聞)

この制度は、2地域居住を証明する書類を管轄機関に提示すれば「ふるさとサポーター会員証」が交付される。2地域間を移動する際、会員証を提出すれば、鉄道や航空機などの割引が受けられる仕組みである。

この発想、いいのではないか。田舎暮らしをしたいが、交通費が悩みのタネという人は多いはずだ。実際、管理人も首都圏と北海道の2拠点を行き来する生活をしたいが、交通費が最大のネック。これほど遠くないにしても、たとえば首都圏や関西圏と長野県では、鉄道を使えば往復軽く1万円は超えてしまう。
どこまで補助されるか不明だが、行政が交通費を持つような仕組みよりも健全といえよう。

また、2地域移住は、地方側の経済が活性する可能性がある。週末だけでも、日銭が入ってくれば大きい。シニアの持参金目当ての移住は、先日のブログで、騒がれているほど結果は期待できないのではないかと述べた。

住民税は入ってこないが、週末人口やロングステイ人口が増えることで、民間ベースで地域に新たな動きが生じる方が遥かに発展的である。
 

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長期滞在&移住をガイドした「るるぶ暮らし旅北海道」を見て

2007年05月24日掲 載

JTBパブリッシングが、北海道長期滞在型&移住をテーマにしたムック「るるぶ暮らし旅北海道」を発行した。内容は、お試し移住と受け入れ体勢がある自治体の紹介、現地での過ごし方や体験ツアーの紹介、そして移住に関するQ&と移住ツアーについて告知している。

長期滞在と移住に関しては、昨日のブログで触れた。たまたま管理人の知人で、北海道の女性起業家などを支援する仕事に就かれている太田明子さんのブログでもシニア移住に関して、鋭い意見を述べている。

特に移住ツアーについては、(1)移住促進が地域活性としての団塊世代の「人材」が主眼じゃなくて、団塊世代の「持参金」が目的であること。
(2)結局儲かるのは本州の旅行代理店独り勝ちで、北海道の会社などは素通りかなと。
(3)何よりも問題なのは、「どうぞおいでください」と移住希望者に対して超低姿勢なこと。
と3つの問題点を挙げている。

その通りであると思う。やはり、「移住」と「旅行」は別口と考えるべきで、ロングステイ&お試し移住→北海道移住という発想と、それに群がる人たちを見ていると?と思ってしまう。

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完全移住よりもロングステイの充実が地域活性につながるのでは

2007年05月23日掲 載

ちょうど1年前のブログで長野県白馬村の長期滞在プログラムを紹介した。

今朝の朝日新聞(関東版)に、この滞在型観光「ふぉーゆー白馬」の広告が掲載されていた。中身は1年前とあまり変わっていないが、長期滞在は1週間単位から6ヶ月単位まであり、滞在の基本となる宿泊施設は、ホテル、旅館、ペンション、民宿、コンドミニアム(貸別荘)から選択できる。
また、「ライセンス」、「カルチャー」、「レクリエーション」の各種体験プログラムが用意されている。
料金目安は、民宿タイプで1週間滞在が18,000円~、1ヶ月滞在が76,500円~、6ヶ月滞在が391,500円からとある。

白馬村は村内や周辺に多くのスキー場があり、スキー客目当ての多くの宿泊施設がある。しかし、オフ期は休業か開店休業の宿が目立つ。この15年でスキー客がピーク時の3分の1程度までに減少し、宿の廃業・転売や空家も増えており、白馬には、ゴーストタウンのようなところもある。

村としては団塊層をターゲットに、首都圏、東海圏、関西圏からも近く、知名度がある白馬へ来てもらい、再生を図ろうという狙いで白馬村観光局(観光協会)が企画運営している。白馬は、あまり知られていないが、豪州人スキー客も増えており、復活を目指している。

この白馬モデルはスキー場などがあり、多くの宿泊施設を抱えているリゾート地・観光地で適用できるプログラムだ。北海道であればニセコ(倶知安町・ニセコ町・蘭越町)や富良野、トマム、ルスツなどがある。スキー以外でもペンション・民宿などが多い美瑛や弟子屈、釧路湿原などいくつか候補が考えられる。

団塊世代の移住が盛んに言われているが、最近の雰囲気を見ていると「完全移住」よりは長期滞在やセカンドハウスの方に流れている気がする。特に北海道は、遠距離であり、自然条件、インフラ、医療面などハンディキャップがある(そのハンディに惹かれる人も多いが)。

また、北海道の場合、移住希望者の嗜好が異なるため、絞込みが難しい。たとえば札幌のマンションで暮らしたい人もいれば、富良野の原野で暮らしたい人、大沼の別荘地がいいという人などセグメントが難しい。なので一ヶ所への集団移住は現実的ではないであろう。

まずは、移住より長期滞在のシステムを確立し、プロモートするのが先決ではないであろうか(特に観光地の場合)。また、移住とロングステイは別物と考えた方がいいのではないか。
各地でおためし移住はやっているが、空いている町営住宅に短期住むよりは、宿泊施設に滞在した方がよいに決まっている。全国の60%以上の宿泊施設が赤字いわれているなか、現地振興にもつながる。

団塊層の移住を促進するよりは、まず、地域の宿泊施設をロングステイ向けに安価で提供した方が地域ならびに観光の活性につながると思う。観光ロングステイの充実とこれまでの移住や観光施策のあり方を変えてみてはどうであろうか。

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「大人の休日倶楽部」がウケている

2007年05月20日掲 載

JR東日本が盛んに宣伝している商品として「大人の休日倶楽部」がある。50才以上を対象にしたカードで、運賃の割引など特典がいくつかある。
5/14~5/24までは、1日6千円で、JR東日本管内+函館までが乗り放題のキップが発売されている。閑散期だからこそできる企画であるが、東京-函館間は、片道約3分の一の金額なので、かなりオトクである。

実は、18日(金)、管理人がよく行く小料理屋Aの客二人がこのキップを使い、それぞれ旅に出た。
ひとりは、もっとも遠い函館へ何と日帰り、もうひとりは、長野新幹線を使い、小布施まで行った。函館まで行ったN氏は、午後1時過ぎに函館へ到着し、1時間40分の滞在時間の間に管理人が推薦した大門の寿司屋へ行き、さらにお土産まで買って、午後11時過ぎに馴染みのAへ戻ってきた。また、長野へ行ったS女史はもう少し早い帰還であったが、共に疲れた表情も見せず満足げであった。

金曜の夜ということで店内は、盛り上がっていたが、「おとなの休日倶楽部」を知らない50才以上のシニア客は、「そんないいキップあるの」ということで話題になった。そうでなくても、函館日帰りを公言していたN氏は、連日「おとなの・・・」を宣伝していたので、JR東日本としては、小百合さんやアフェリエート・ブロガー(サクラ)が居なくても、無料のPRマンがいたので、有難いことだ。

このキップ、6月には、福井まで行ける3日間1万2千円が登場する。これから、新しい層の鉄オタや鉄子が登場しそうである。JR東日本の戦略、あたっている。

なお、管理人はN氏から土産として函館駅のホタテ貝柱と鰊弁当、S女史からは、長野電鉄の小田急ロマンスカー「ゆけむり号」チョロQをいただいた。

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美瑛で「スケッチ観光」、団塊の取り込みが進むが

2006年09月25日掲 載

JTB北海道は美瑛町で丘陵景観のスケッチツアーを柱にした新たなタイプの観光振興に乗り出すことになった。趣味を探す団塊世代などをターゲットとし、10月に最初のバスツアーを行うほか、今冬には雪中スケッチツアーも企画している。ツアーにはオバサマに人気の俳優榎木孝明が参加する。

企画の背景には中高年者をターゲットに、美瑛へ春夏秋冬訪れることによるリピータづくりを目論んでいるであろう。リピータづくりとは、美瑛へ足を運ぶことでファンづくり、それに伴う宿泊客の増加や長期滞在といった地域活性向けのものと同一旅行会社の利用により、他の旅行商品購入を含めたCRM化といった狙いも伺える。

しかし、美瑛の隠れたビュースポットは大型バスが入れないようなところにある。写真やスケッチ好きのシニアはそういう場所を知っている。何度か通ううちにそういう情報を入手するようになるが、いつかはお仕着では満足しなくなるであろう。

最近、2007年マーケット狙いの旅行商品が氾濫しているが、ヨミが甘いものも多い。旅ではないが、23日つま恋で行なわれた「拓郎・かぐや姫」復活コンサートの新聞記事で「団塊熱狂」と大新聞に書いてあった。このコンサート世代の客は団塊ではなく、45~53才ぐらいである。若い記者が書けば団塊もシラケ世代も同じに見えるかもしれないがかなり違う。

こういう初歩的な過ちをするとマーケティングのミスマッチを起こす。くれぐれも市場を甘くみないように。

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標津、函館、移住関連の企画が盛んだが

2006年08月21日掲 載

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団塊層を中心とした道内移住誘致が活発であるが、標津町では土地を無償で提供すると話題になった移住者用区画の現地見学会が20日に行なわれた。
この「土地をダタで差し上げる」プロジェクト。yahoo ニュースで紹介された途端に町役場にアクセスが殺到、サーバーダウンを起こしてしまったほどだ。
募集の条件は(1)町に住民票を移す(2)最低5年間の定住(3)家族構成は2人以上(1)契約時に100万円納入(入居後に返納)--など。9月中に契約が成立すれば、10月1日から住宅建設が可能である。
これまでに200件の資料請求があったそうだが、実際に訪れた標津の印象はどうであろうか。

また、「お験し移住」も盛んである。函館市では市定住化サポートセンターと移住コンサルタント会社㈱北海道コンシュルジュが来年2月28日までの1週間から一ヶ月の期間で湯の川温泉のマンションなどを利用したコースを設けている。概ね一ヶ月、10万円程度である。

体験プログラムも用意しているが、アウトドア体験や漁業体験、人間ドックなどのコースも用意している。
団塊層に狙いを定めた移住計画、思惑通りにコトが運ぶであろうか。
 
 

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団塊北海道移住、皮算用どうりにいくか

2006年07月24日掲 載

道内への移住促進に向け、道や厚生労働省などが十一月二十三日に東京で、北海道の「食」や「住」を含む「くらし」に関する情報を提供する「北海道暮らし・フェア」を初めて開催することになった。主に首都圏在住の団塊世代を対象に、五千人の来場者を見込んでいる。移住を目的に地域のくらしの情報を提供する催しとしては全国的にも最大規模という。 (道新)

道はかなり早い時期から移住プロジェクトに取組んできた。1992年頃から自治体や就業企業を集めたイベントを首都圏や関西で開催していたが、それらはおもに30代以下をターゲットにした「UIターン」フェアである。その後、景気の後退で若年層をターゲットにしたイベントは年々縮小したが、昨年からいっきに出きたのが団塊・シニア世代を対象にした移住イベントである。

先日、JTBが道とタイアップしている「おためし暮らし」ツアーのパンフレットを見たが、完全に団塊世代をパッケージ商品化している。北海道移住に限らず、2007年をターゲットにした商品が氾濫しているが、安易な企画ものが多いように思える。
団塊世代のフットワークがよさ、こだわり性などから集客を期待しているようだが、彼らは社会を読む勘も鋭く、そう易々とは乗ってこない気もする。一筋縄ではいかない世代なので内容も問われる。

団塊移住については何度もこのブログで取上げているが、最近になって具体的なものがいくつか出てきている。本格化する来年を前に食いつきを見ることで反応等が予測できそうである。集客状況などわかればまた報告したい。

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先進事例である鹿部町の団塊移住

2006年07月11日掲 載

口の約1割を首都圏などからの移住者で占める町がある。渡島支庁鹿部町。民間企業が別荘地として開発したリゾート地に、道外から定住する人が相次ぎ、現在約500人。人口減少対策として道内の自治体が力を入れる「移住」の先進地だ。だが、移住者の多くは高齢者。税収増はあまり期待できず、医療や福祉などの住民サービスは充実が求められるなどの課題もある。(朝日新聞)

鹿部町のダイワハウスが運営するリゾート地に移住者が多いという噂は5,6年前から聞いていた。私も仕事の参考になればと現地を訪ねたことがある。敷地内にはリゾートホテル、温泉、ゴルフ場など揃っているが自動車は必須であり、函館まで出ないと買い物らしい買い物はできない。
よくぞこの場所に作ったというのが率直な感想であるが、開発から30年以上が経過した現在、484人が住民票を移し、「町民」として生活をしている。鹿部の人口が4884人(2005年時点)なのでちょうど10%が移住者ということになる。

鹿部は歌手の鳥羽一郎や作詞家の星野哲郎が名誉町民でわかるようにベタな漁師町である。浜文化と移住はミスマッチのような気もするが、移住者の大半がシニア層であり、終の棲家として購入しているようだ。これまで地元住民との交流が希薄であるなどの問題もあったが、移住人口が増えるにつれ意識の高い移住者も増え、現役時代のスキルや知識を地域で教えている人たちもいる。
移住者が鹿部の人口減をカバーしている格好であるが年金生活者であるため税収はあまり期待できない。ひとつ間違えるととんでもないことになる危険が孕んでいる。

鹿部の場合、別荘地なので独立したかたちになり、周囲と断絶をしてしまっているのが気になるところだ。これから移住を考えているシニア層、移住で地域活性を計画している自治体の担当者は鹿部を訪れると参考になるであろう。
似たような事例としては茨城県の大洋村(現鉾田市)の開発がある(こちらは複数の小デベロッパー)。


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白馬村が長期滞在の観光プラン開始

2006年05月19日掲 載

観光客の減少を食い止めようと、白馬村観光局が首都圏のシニア層をターゲットにした長期滞在型の観光プラン「ふぉーゆー白馬」の発売を始めた。割安の宿泊料を設定し、1週間から最長1年の滞在を実現。山菜狩りやカヌー、木彫りなど四季折々のプログラムを楽しんでもらう。07年から大量退職期を迎える団塊世代の移住誘致に乗り出す自治体は増えているが、長期滞在型の観光プランの売り込みは全国的にも珍しいという。(朝日新聞長野版より)

白馬村は八方尾根スキー場や北アルプスなどで知られる観光地だが、最近はスキー客の減少やリゾート客離れが進んでいる。白馬村の観光客数は94年度の380万人がピークだったが、最近は270万人まで落ち込んでいる。特にスキー場離れが激しく、94年度に260万人いたスキー客は半数近くに減った。

以前、訪れた時もペンション村には空き家や開店休業のものが目立った。私は1972年頃から白馬を知っている。当時の白馬はスキーシーズン以外はアルピニストが訪れる場所で軽井沢や蓼科のようなリゾート地ではなかったが、スキーの大衆化やリゾートブームで瞬く間に森林が伐採され、ペンション村などが出来た。
しかし、バブル崩壊とともに客足は衰え、ゴーストタウン化が始まった。清里ほどではないがかなり深刻である。

そんな白馬村だが知名度が高く、首都圏、東海、関西からも近い。団塊層にとっても馴染みがある人も多いであろうから気軽に訪れることができのが強みといえる。また、受入れ態勢もできているであろう。

滞在は60軒の民宿、ペンション、ホテルなど希望の宿を選び、1週間、1ヶ月、1年など滞在期間によって宿泊料がパッケージ化され、値引きされている。現地生活は「白馬コンシュルジュ」(最近どこでも「コンシュルジュ」を使うが気恥ずかしさがある)に相談をするとプ滞在プログラムが提案される。
登山、乗馬、スキー、蕎麦打ち、燻製づくりなど定番の体験型メニューがあり、平均滞在日数は1週間~10日という。

カントリーライフは憧れの的だ。プチ移住体験ができるのも魅力。白馬村はペンション、ロッジなどサービスが悪いといわれていた頃があったが改善されているのであろうか。
このあたりもポイントである。

北海道でも長期滞在観光が盛んに叫ばれているが、白馬とタイプが似ているリゾート型のニセコや富良野などは滞在型に入り込みやすいであろう。しかし、 それ以外の場所ではモデルがないだけに困難が予想される。

私は今から13年前、釧路湿原や海岸線、夕陽などじっくり味わいたく、釧路に10日間ウイークリーマンションを借りて生活をしたことがある。(滞在日記は観光ミシュランで公開
郊外ではなく、中心街MOOの前にあるウイークリーマンションに滞在をしたが、この体験で自然だけではなく、地域そのものが好きになった。
朝は近所の喫茶店でモーニングに通っているだけでかなりの知り合いができた。

いろいろなタイプの長期滞在があるかと思うが白馬村に注目したい。


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