2008年04月30日更新

JRバス20周年記念、6日間全国高速バス乗り放題で2万円

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国鉄時代の面影を残す西日本JRバス車両 北陸線木之本駅前から北陸線旧線の柳ヶ瀬トンネルを走り敦賀へ向かう。91年頃に乗車したがまもなく廃止され、琵琶湖・北近畿からJRバスは消えた

全国8社のJRバスは5月1日から、全国のJR高速バスが6日間2万円で乗り放題になる「高速バス乗り放題きっぷ」を一斉に発売する。

旧国鉄バスから分社化して20年になるのにちなんで、全国で2千枚を発売。道内は限定50枚。乗車期間は6月1日から1カ月間。北海道から九州まで120路線が利用可能になる。

JRバスになって20年が経過するが、国鉄時代からの「ツバメ」は引き継がれており、マークを見ると嬉しくなっててしまう。やはり管理人は「国鉄世代」である。

発足時は多くの乗合路線や営業所が残っていたが、最近では高速バス会社といった印象だ。北海道でも伊達、岩見沢、滝川、美瑛、帯広、大樹、厚岸、標茶(他にも)などから車両が消えて、札幌圏を除くと日高と深名線代替ぐらいしか残っていないのでないか。

今回の高速バス乗り放題きっぷ、企画ものとはいえ、ある種、画期的である。北は紋別から南は博多まで行ける。さすがJRグループといったところ。これまで広域の高速バスフリー乗車券は西鉄バスを中心とする九州地方にあったぐらいなので是非、JRバス各社でも商品化を検討していただきたい。

ところでJR高速バスポータルサイトのURLがhttp://www.kakuyasubus.jp/であった。割安なツアーバスを意識したドメインであろうが、「格安バス」というネーミングはいかがなものであろうか。これに抵抗をかんじる管理人も国鉄世代のあらわれか。

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2008年04月15日更新

ばんけいバスが路線事業から撤退

札幌・ばんけい地区で路線バス事業などをしている「ばんけい観光バス」は、現在運行している全2路線3系統を4月20日で廃止し、路線バス事業から撤退することになった。燃料費の高騰などが理由で、貸し切りバス事業は継続する。

廃止路線は円山線(盤渓-円山公園駅)、発寒南・真駒内線(盤渓-発寒南駅、盤渓-真駒内駅)。両路線合わせて年間700万-800万円の赤字を出しており、「他の事業の売り上げで補てんするのは難しくなった」としている。
これらの路線は地域住民や通学児童にとっては重要な交通手段。一部区間には代替路線がないため、札幌市は21日から当面は無料で貸し切りバスによる代替輸送を行う。

「ばんけい」は中央区にあり、都心からもっとも近いスキー場として有名。先月、モーグルの全日本選手権が行なわれ、里谷多英が劇的な復活優勝をした時に名前が露出した。

バスの方は屋根上に大きなロケットのようなものを2本載せた緑色のボディが印象的であった。スノービジネスも厳しい折、いちばん採算も取れそうもない路線バス事業から撤退か。

16日付け道新によると事業存続への支援が受けられるようになったとして、21日以降も当面、バス運行を継続すると発表した。ただ、同事業廃止の基本方針は変わっておらず、今後も札幌市などと連携し、後継事業者を探す。

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2008年04月11日更新

毎日新聞HPで見つけた動画コーナー、「中央バスエアロエース」

毎日新聞北海道版サイト(大盛り北海道)はよくチェックしている。毎日サイトは以前MSNとの提携サイトで見ずらかったが、MSNは産経と組んだため最近は独自のものに戻っている。

現在、北海道版には動画コーナーがある。その中に「中央バスのふそうエアロエース」というのがあり、札幌ターミナルを出発するシーンが映し出されている。最初は中央バスか三菱ふそうの宣伝かと思ったが、それも考えにくく、チェックするとyou tubeのような一般からの投稿ものであった。

ちなみに視聴回数はこのバスがトップのようである。視聴者はバスファンであろうか。

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2008年03月14日更新

札幌-根室夜行都市間バスが運賃値上げ、「まりも」撤退も一因か

根室交通は、4月1日から根室―札幌間の定期路線バス(直行便)「オーロラ号」の運賃を平均約9.5%値上げする料金改定を北海道運輸局に申請したと13日付け釧路新聞が伝えている。

根室―札幌間の定期路線バスの運賃は、本来大人片道7140円だったが、JRが2001年に特急「まりも」を根室まで延長運転したのに伴い、その対抗策として6630円に値下げし、暫定運賃でこれまで運行してきた。JRが昨年から特急の根室乗り入れを中止し、さらに最近の原油高騰に伴う燃油の値上げなどコストアップで運賃値上げに踏み切った。

「オーロラ号」は北都交通との共同運行。直行便と中標津経由があり、2往復体勢である。札幌-根室間は直行の交通手段がなかったが、1993年より夜行都市間バスとして運行開始。それにあわせ根室交通も北都交通のグループに入っている(以前は名鉄グループ。その後、北都交通が経営破たんしたので現在は不明)。

2001年から夏季に「まりも」を根室まで延長運転したが、一昨年から運転されておらず、需要が減っていたのであろう。いよいよ今日14日、「銀河」と「あかつき・なは」が廃止になるが、夜行列車を取り巻く情勢は厳しい。運賃の安いバスとて楽ではない。

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2008年02月09日更新

沿岸バス、今度は路線バス乗り継ぎ札幌-豊富ツアーを開催

沿岸バス(羽幌町)は22日から2泊3日の日程で、地元住民が生活の足として利用している路線バスで冬の道北を巡るバスツアーを初めて企画した。豊富町と留萌市を結ぶ同社幹線「豊富留萌線」を中心に、札幌-留萌間の都市間バス、豊富町内を走るサロベツ線など、行程の大半を同社の路線バスで移動し、豊富町の豊富温泉で2泊するというもの。

沿岸バスはこれまでも旧国鉄羽幌線や未完の名羽線めぐりや羽幌炭鉱探訪ツアーなどを実施。2ちゃんねるなどでも話題になっていた。「チョロQ」もヒット商品になったが、車内に”有能なプランナー”がいるらしい。

今回は真冬のツアーだが、鉄道・バスファン向けの内容として、羽幌営業所車庫での車両撮影、旧羽幌線痕見学などがあり、その他にも、豊富町牛乳公社工場の見学、厳寒のサロベツ原野散策、集団離農で駅前から民家が消えた雄信内(おのっぷない)駅探索、アザラシがいる抜海港などにも立ち寄るなど変化ある構成となっている。乗り物だけではなく、沿岸バス路線エリアの観光資源を活用した体験型のツアーになっている。 代金は札幌発着が税込み3万四4円、留萌発着は3万円。

実は管理人、1992年5月にほぼ同じコースで乗り継ぎ路線バス旅行をしている。札幌から留萌までは、沿岸バスではなく、今は廃止になった雄冬岬行きの北海道中央バス、ここで沿岸バスへ乗り継ぎ、雄冬-増毛(2泊)-留萌-遠別(泊)-幌延-豊富と3泊4日の路線バスツアーを実施している。稚内まで路線バスで行きたかったが、豊富以北はバスがなく、鉄道で向かったものだ。

今思い出すと、いろいろな出会いがあり楽しい旅であった。当初、1泊の予定であった増毛では、暑寒別岳の山開きと重なり、宿(暑寒別YH)の方と山菜取りに出かけ、翌日は小学校に招かれた。遠別で泊った旭温泉は意外にもお湯がよく気に入り、その後2度も泊まりに行っている。また、沿岸バス遠別営業所の女性事務員は滅多にお目にかかれないような超・モデル級美女であったことなど・・・なかなか路線バスの旅などできるものではないが、またいつかやってみたいと思う。

■「路線バスで行く豊富温泉ツアー」資料PDF
■沿岸バスに関する過去ログ1「沿岸バスにみた地方交通事業者の新たな動きと流れ
■過去ログ2「旧羽幌炭鉱の産業遺産ツアーを沿岸バスが実施
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札幌から雄冬までは中央バスの特急 運転手さんと岬でお茶をした もう定年でしょう
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雄冬からは沿岸バス 増毛ターミナルにて
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留萌から豊富までの沿岸バス 遠別ターミナルにて
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豊富からは宗谷本線で
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幌延で農家の作業小屋に使われていた廃バス

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2008年01月30日更新

増える温泉地への直通バス、一度システムを利用者に説明したら

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温泉協会(稲取温泉観光合同会社)が主催する東京-稲取直行バス

28日付けのブログで旅行業の規制が緩和され、地域限定付きという条件ながらホテル・旅館でも旅行商品の取り扱いが可能になる法案が今国会に提出される運びになりそうだという話題に触れた。

今月20日から東伊豆の稲取温泉が自ら東京-稲取温泉直行バスの運行を開始した。稲取温泉観光合同会社が主催するバスでバス会社が運行する路線型高速バスや旅行会社が主催する観光ツアーバスとも形態が異なる。観光協会自ら旅行取り扱い資格を取ったものだが思われるが、稲取温泉は昨年、観光協会事務局長を全国公募するなどこのところ動きが活発だ。温泉自らバス会社と契約し、集客をはかる。

料金は片道3千円なのでJRの「スーパービュー踊り子」利用の約半額である。首都圏から温泉地へ向かう直通バスは最近急増えており、草津、那須、四万、伊香保直行便や路線を延長して湯村や下呂、昼神へ伸ばすなど定期路線便の進出が目立つ。

また、北関東などの大型温泉ホテルが都心から現地まで無料送迎するものや、片道2千円程度の有料のものもある。「無料」であれば送迎扱いなので旅行業法に接触しないが、有料ならば旅行商品扱いとなる。その場合、ホテル旅館側が旅行会社と組むか、みずから旅行会社を保持して催行するということになる。このあたりの線引きは非常に曖昧であり、国交省も頭を悩ましているところであろう。

北海道ではかなり昔から札幌などからかなり遠いところへ無料送迎バスを走らせていた。今でもカラカミ観光野口観光では、定山渓、登別、洞爺湖などには「無料送迎バス」を走らせている。カラカミなどは以前、札幌から阿寒湖までの無料送迎があった気がするが、現在は「ツアー形式」となっており、カラカミ観光の旅行部門が取り扱っている。
野口観光でも函館の啄木亭までのツアーバスがあるが「無料送迎バス」扱いになっている。

「無料送迎」と「有料送迎(旅行商品扱い)」の境界線は微妙。札幌から阿寒湖まではあまりにも距離がありすぎて行政指導が入ったのか。それてもコストの問題か?しかし、函館も遠い。洞爺湖や登別にしても首都圏から考えれば、「よくも無料で」といった距離である。

今後、高齢化社会が進み、乗換なしで気軽で行ける都市部と温泉地を結ぶ直通バスは増えてゆくであろう。直通バスには、「定期バス」、「バス会社主催型ツアーバス」、「旅行会社主催型」、法案が通れば新たに資格なしでも可能な「ホテル旅館主催型」など形態はいくつかある。このあたりの違い、法令面を含め安全性の問題もあるので一度、利用者にわかりやすく説明する必要があるであろう。

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2008年01月26日更新

あずみ野観光バス事故と優良観光バス会社

昨日25日 昨年2月、27人が死傷したあずみ野観光スキーバス事故の判決が出た。大阪地裁は、「利益を優先し、過労運転を命じた」として、道交法違反などの罪に問われた社長に懲役1年、執行猶予3年、被告の妻で専務にも懲役10月、執行猶予3年の有罪を言い渡した。

事故から間もなく一年が経過するが記憶に新しい。家族経営の零細バス会社が旅行会社からの無理な依頼に断ることができず過重労働の結果、大事故を起こした。社長の息子の運転手が亡くなるという何とも痛ましい、やるせない事故であった。

また、この事故により過酷なツアーバスの実態が明らかになり、世間に実態を知らしめた。本ブログでも何度かこのテーマを取上げたが、昨年5月の「NHKスペシャル」に関するブログ記事(動画付き)には今でも多くのアクセスがある。

先日も十和田湖でクラブツーリズムのツアーバス転落事故があったが、規制緩和により貸切事業へ多くのバス会社が参入。供給過多となり、ダンピング競争が始まったが、事故件数も大幅に増えている。事故を起こしたバスは首都圏の会社で、慣れない雪道運転をさせたのだから責任はそこを選んだ旅行会社側にあるといえる。
責任があるクラブツーリズムのHPを見てもトップページにはお詫びのひとこともなく、「新着情報」で簡単な謝罪があるだけである。これがJRであれば西日本や東日本はいまだに尼崎事故と余部事故のお詫びがトップにきている。車内誌の盗用程度でも北海道はトップにもってきている。

貸切バス事業への自由参入を放置していいのか、参入へのガイドラインの設定やダンピング競争を抑えるための最低価格の設置、ドライバーや車両に関する労働・安全基準の更なる徹底など必要だ。

また、旅行会社とバス会社の関係も根本から見直さなければならないが、簡単に業界構造を変えることはできない。今日も安い値段で契約した観光バスが全国を走っている。よく「日帰り1万円ポッキリツアー」などあるが、バス会社の「協力」によって成り立っている。このあたりも行政側にメスを入れてほしいところだが、自由競争を阻害する危険もあり、痛し痒しだ。
 
ツアーバス関連の話題でいうと先日、業界紙「旅行新聞社」が主催する第17回 「プロが選ぶ優良観光バス30選」が発表された。参考までに上位10社を挙げる。

第1位 はとバス (東京都大田区)
第2位 アルピコハイランドバス (長野県松本市)
第3位 名阪近鉄バス (愛知県名古屋市)
第4位 山交バス (山形県山形市)
第5位 三重交通 (三重県津市)
第6位 新潟交通観光バス (新潟県新潟市)
第7位 両備バス (岡山県岡山市)
第8位 名鉄西部観光バス (愛知県一宮市)
第9位 三八五バス (青森県八戸市)
第10位 東野観光 (栃木県宇都宮市)

登場したバス会社の多くは地域を代表するバス会社であったり、その貸切部門の関連会社だ。また、自社で旅行会社部門を持っているところも多い。値段もそここそ取るであろうが、当然、「安全」という意味も含まれているのであろう。

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2008年01月18日更新

新千歳と帯広を結ぶ都市間バス開業か、期待できる新千歳発便

新千歳空港と帯広市内を結ぶ都市間バスの新設を北都交通(北広島)と帯運観光(帯広)が17日に帯広運輸支局に申請したと18日付け道新が伝えている。認可が得られれば4月25日から1日2往復運行する。帯広と新千歳空港を結ぶ定期直通バスは初めて。

これまで道内の都市間長距離バスは札幌発着が中心であり、新千歳発着便は冬季のニセコや室蘭、登別など比較的短い距離路線に限られていた。

出発時刻は、帯広駅前が午前5時と午後2時、新千歳空港が午前11時と午後9時半と航空機利用を意識したダイヤ設定となっている。道内で早朝発の便が登場するのは初めてと思われるが、首都圏では真夜中2時頃から羽田や成田空港行きの高速バスが北関東や甲信越方面から運行されており、”すき間”を狙ったものとして定着してきている。

帯広空港は航空機の本数が少なく、料金も高い。以前から新千歳利用者が多かったが、そこを狙ったものであろう。今後、旭川・旭山動物園や函館道南方面、道東、道北地区からの新千歳直通バスができるのではないか。

また、道外客の観光利用しての需要も期待できる。たとえば道東方面の観光地へJRで行く場合、南千歳乗換え、さらに最寄の駅で別の交通手段に乗り換えになるが、直通バスができれば十勝川温泉や阿寒湖、知床方面の旅が乗り換えなしで楽になる。道東にも空港はあるが、本数が少なく、パックツアー以外では料金が高い。

新千歳-帯広線のバスは27人乗りで独立3列シートのようである。道内の昼行便、それも所要3時間強程度の路線で採用するのははじめてであろう。九州では当たり前の昼行3列シートだが、長距離バスのサービスが遅れているといってもいい北海道では大いに評価できることだ。

北都交通と共同運行する帯運観光は、「おびうん観光」という名前で観光貸切をやっている会社だ。道内各地で見かけるおなじみの「ブルーバス」である。十勝バスや拓殖バスではなく、おびうん観光が参入したのも興味深い。

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2007年11月26日更新

高速バス&「なっちゃんRera」で行く北海道

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上 「盛岡函館きっぷ」の告知 下 盛岡-青森フェリーターミナルを結ぶ高速バス「あすなろ号」

ちょっと古い話で恐縮であるが、11月初旬に盛岡から高速バスで青森港フェリーターミナル、さらに9月に就航した高速フェリー「なっちゃんRera」で北海道上陸するプランを立てて旅に出た。

東京からは新幹線で花巻へ、なぜ花巻へ行ったのかというと花巻温泉郷にはお気に入りの古い木造温泉旅館がいくつかあり、鉛温泉の藤三旅館、台温泉の滝の湯旅館に1泊ずつした。このあたりは別記事で書きたい。

盛岡と函館間は、バスとフェリーを利用する結ぶ安い切符があることを知った。「盛岡・函館きっぷ」という名称で、青森までは高速バスの「あすなろ号」を利用する。東日本フェリーとバス会社の共同きっぷだが、最近バスとフェリーを抱き合わせてものが増ええいる。6千円なので盛岡-函館をJRで移動するよりも3千円以上安く、旅に変化が付けられるが、何よりも目的は新造船の乗船体験である。

当日、花巻から普通電車で盛岡へ、ここから高速バスに乗換え、青森フェリーターミナルへ行く予定だったが、津軽海峡の波高が予想で5~6メートルという台風並みの嵐。2,3日前から荒天が予想されていたのを知っていたが、当初予想が4メートルというのでとりあえずフェリーの予約は入れてみた。

管理人は船酔いをするので予報で3メートル以上と聞くとフェリーはキャンセルすることにしている。だが、新造船は揺れない、というフレコミであったので待ってみようと思った。

盛岡駅で下車し、高速バスターミナルでふたたびフェリー会社へ連絡を入れてみると現在、函館港で天候調査中とのこと。再開予定とは言っていたが、2時間以上は遅れるとのことであった。

それよりも船酔いが心配なので何度も「揺れますか?」と訊くと、渋々「かなり揺れると思います」という答えが。東日本FのHPを見ると「最新装置を設置したため揺れが少ない」と書いてあるが、新造船ができると必ず「揺れない(揺れが少ない)」とどこの船舶会社でも言うのだ。そんなのは嘘。

バスターミナルで青森行きを待つ人の多くが、このバス&フェリーきっぷを持っていたが、行列の隣のおばさんに「フェリーが時化で遅れており、接続しないかもしれませんよ」と教えてあげると、一瞬、困った顔に。おばさんは、「函館から行きにも乗船したがえらく揺れた」と言う。どうも船の構造(双胴型)が関係しているかもしれない。

結局、「なっちゃんRera」乗船は諦めたが、また新幹線の切符を買うのも癪なので岩手県北バスの「あすなろ号」で青森駅まで乗車。そこから「白鳥」に乗換えて、函館まで行ったが、払い戻しができないため、高いものについた。

後で聞くと2時間半程度遅れで、フェリーは青森へ到着したようだが、待ち時間や津軽海峡の時化を津軽海峡線の車窓から見て乗らなくて正解と思った。

その日は久しぶりに函館山へ登った。ロープウエーが風で止まり、バスでの登山。津軽海峡の波も納まってきたが、頂上は恐ろしい強風と寒さ。しかし、その風のおかげで最高の夜景が見れた。最後は少し得した気分になれた。
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2007年10月09日更新

定観バスのポータルサイト「遊覧バスネット」、北海道中央バスなどからスタート

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今日は管理人の仕事絡みの話(PR)をさせていただきます。

この度、全国の定期観光バス(一部会員制バス)を含む検索・情報予約サイト「遊覧バスネット」を一般に公開しました(まだ仮オープンなので告知はしていません)。このサイトは、情報収集が困難で、予約方法、乗り方などがわかりずらい定期観光バスに関する情報を集め、コース紹介だけには留まらず、具体的な楽しみ方や体験記などを交えながらお伝えしてゆくサイトです。

サイト運営は、全国の高速(都市間)バスの最大手検索予約サイト「発車オーライネット」(約100万人の会員)を運営する㈱工房が行います。高速バスや路線バス運行システムなどで培ったノウハウを定期観光バスに活かし、退潮気味の定観バス事業の再生に貢献できればと思います。

サイトネーミングの「遊覧バス」は、戦前から親しまれている表現であり、50才台以上の人にとっては懐かしい響きがあるので、あえて「定期観光」ではなく、「遊覧」を使用させていただきました。

現在、予約が可能なのは北海道中央バスと宮城交通の2社ですが、順次掲載を増やしてゆき、JTB大型時刻表などに掲載されているコースはできうる限り、掲載する予定です。

管理人は、外部スタッフとしてサイト全体の企画やコンテンツ制作などに携わっていますが、今後、乗車体験記やバス会社さんのブログ、メルマガなど高速バス予約の「発車オーライネット」と併せ、個人旅行やビジネス利用に役立つようなサイト展開を考えています。

もし、定期観光バス(会員制バス含む)の掲載にご興味があるバス事業者様は、ご連絡をいただければ詳しい説明をさせていただきます。また、バス会社様以外でも業務提携や協業などにご興味がある会社様はご一報下さい。

★連絡先 ㈱ 工房 ホームページ
〒335-0012埼玉県戸田市中町2丁目1-21
<システム事業部> TEL 048-433-2228 FAX 048-433-2177

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2007年06月20日更新

両備グループの赤字ローカル交通再生事業に注目

最近、無責任な公共交通事業者が多い。このブログでも某ツアーバス会社やコミュータ航空会社のことを取上げてきた。そういう経営者に見てもらいたい番組があった。

テレビ東京系「ガイアの夜明け」(19日22:00~)で、「地域の足を守れ!規制緩和に揺れるバス業界」が放送された。内容は、ツアーバスに押され、地方バス会社にとってドル箱であった高速バスで利益が出せなくなり、そのしわ寄せが地域の路線バスにくる。補助金など出ない路線は、廃止され、規制緩和が地方の衰退を招くといったような内容だ。

番組では、両備グループが取上げられた。この会社は、最近、南海電鉄の貴志川線を無償で譲り受け、和歌山電鉄として「いちご電車」や実在の猫タマが貴志川駅長になるなど話題を提供している。赤字は大幅な圧縮され、黒字も夢ではさなそうな勢いだ。この両備、もともと両備バスや岡山電気鉄道などを率いる岡山の会社であるが、県外の私鉄&バス会社へも積極的に進出している。

番組では、広島県の中国バスに資本参加し、地元へ愛されるバス会社へ変身を遂げる過程を紹介した。中国バスは一度倒産し、地元にもそっぽを向かれたいたが、社員への教育や地域住民へのPRにより、信頼を取り戻しはじめている。

両備グループの小嶋社長の言葉が印象的だ。「路線バスはほっといたらなくなる。しかし、なくしてはいけない」。この「なくしてはいけない」は重い言葉だ。なくすことは、イコール地域の衰退へつながる。それは、まわりまわって自分たちの首を絞めることになる。

地方の路線バスに乗ると、今どき珍しいような乱暴な運転や粗雑な客対応をする運転手に出くわすことがある。窓口の対応などにも問題がある。最近は、都会の方がタクシーも含めてドライバーの応対が総じてよい。路線バス事業者は、サービス業であるということを忘れてしまった事業者が多いのではないか。

管理人はだいぶ前に乗り物とは関係ないが、情報システム系の仕事で両備グループと仕事をしたことがある。その時の印象は、地方の企業とは思えないような先取性があり、スピードが早い会社という記憶がある。

鉄道もバスも廃止を決めるのは簡単だが、地域住民の意思、公益性という観点から、こうした成功例が出ていることも視野に入れ、存続か否かを判断すべきなのではないであろうか。

また、両備の小嶋社長には、是非、成功モデルを確立し、地方交通のあり方を示してもらいたいと思う。

それにしても、ベンチャー系公共交通事業者の経営者は、人間が本来備えていなくてはならない何かがひとつ抜け落ちている気がする。乗り物の世界だけではないが、いつからこういう「劣化」がはじまったのであろうか。

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2007年05月30日更新

ウトロから羅臼・標津方面への定期観光バスが誕生

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利用者の減少により、低迷が続いていた定期観光バスであるが、このところ復活の動きがある。

定期観光バスの老舗、阿寒バスでは、6/2からウトロから阿寒湖まで標津サーモンパーク、開陽台、裏摩周を回る観光バス「阿寒号」コースを新設することになった。
ウトロから知床峠を越えて、羅臼、マッカウス洞窟、標津サーモンパーク、裏摩周展望台などを見学して、川湯温泉経由で阿寒湖へ向かうものだ。

阿寒バスでは、知床が世界自然遺産に登録された2005年から、網走バスと共同で阿寒湖-ウトロの「知床ウトロ号」往復運行を行ってきたが、今年から阿寒バス単独で、復路でまったく新しいコースで「阿寒号」を走らせる。

管理人の記憶では、ヒカリゴケで有名なマッカウス洞窟やサーモンパーク、裏摩周へ行く定期観光は初めてではないかと思う。これまで、網走からウトロ方面はコースが充実していたが、羅臼から釧路・根室方面には、定期遊覧のコースが設定されていなかった。ツアーバスではまわるこれらのスポットだが、クルマなしの個人旅行で行くのは難しい。今後、尾岱沼やトドワラ、藻琴山など立ち寄りも希望したい。

定期観光バスは、先日、このブログで紹介をした北海道中央バスでも日替わりコースを設定するなど再生へ向けた取り組みがなされている。
魅力的なコースとPRが行き届けば、「復活」は十分に可能である。

■参考 「阿寒コース」
運行期間:6/2(土)~10/10(水)
コース:ウトロターミナル、各ホテル(7:45~発)~知床観光船~知床峠~羅臼~マッカウス洞窟~
しおかぜ公園(車窓案内)~サーモンハウス(昼食)~開陽台~裏摩周展望台~川湯温泉(16:20着)~阿寒湖バスセンター、各ホテル(17:40着)所要時間:9時間55分
料金:大人5,000円 小人2,500円(いずれもウトロ~阿寒湖畔の予定運賃)

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2007年05月19日更新

高速バス向け車内モバイル情報誌「バスモバ」

日本旅行は、高速バス向けに携帯電話カメラで撮影すると情報が読み取れる2次元コードを掲載した車内情報誌を発行する。
雑誌名は「バスモバ」といい、高速バス利用者は車内で、読書サイトやゲームサイト楽しむことができ、JR西日本バスから配布を開始する。

高速バス(路線)は、ツアーバスに押され気味で、後手後手にまわっている。運賃競争では太刀打ちできず、付加価値を出す意味で、「バスモバ」を始めたのであろう。
携帯電話カメラを使ったサービスでわかる通り、ターゲットは若年層(30代以下)である。先日、ブログで取上げたウイラートラベルのようなところに、価格の敏感な若者、特に女性はツアーバスに流れている。

日本旅行は、旅行会社の中でもっとも高速バス予約に力を入れている会社であるが、果たしてツアーバスから奪還することはできるであろうか。

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2007年05月07日更新

NHK高速ツアーバス番組について

連休が終わった。通常、休日期間中は当サイトへのアクセス数がかなり減るが、この連休は大幅に増えた。理由は、NHKスペシャルで放映された「高速ツアーバス価格競争の裏で」に関するブログに連日千以上のアクセスがあったためだ。

バスに関する情報は、ニュースが少なく、検索エンジンの上位にかかりやすいせいかもっとも読まれているジャンルである。また、頂いたコメントもツアーバス旅行会社に対し、辛らつな意見が目立った。あの番組構成では、どう考えてもW社は「悪役」である。

また、今朝のNHK「おはよう日本」では、今度は路線高速バス(正規のもの)の特集をしていた。ツアーバスの進出で苦戦している路線高速バスであるが、先日のドキュメンタリーでは、そのことには触れられなかったが、別番組用に用意をしていたとは驚きである。
このところNHKが精力的にこの話題を追っている。地味なテーマであるが、NHKだからこそ丁寧に取材ができる内容である。

昨日は稚内から札幌へ向かっていた都市間バス(路線)が北竜で事故を起こし、多数のけが人が出してしまったが、このところ何かとバスが注目を集めている。

路線高速バス、ツアー高速バスともども、世間の注目を集めている今こそ、底上げを図らなくてならない。国交省は、ツアーバスへの監視を強めるようだが、身動きがとれない路線バス会社へ柔軟性がある対応をするなど現在の規制緩和のあり方そのものを見直していただきたい。

この番組に関する映像

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2007年05月01日更新

NHKスペシャル「高速ツアーバス価格競争の裏で」

30日夜、NHKスペシャルで最近問題となっている高速ツアーバスが取上げられた。「高速ツアーバス 価格競争の裏で」というタイトルで、番組では過酷なバス業界の裏側が紹介された。

おもに登場するのは、ツアーバスで最近急成長したウイラートラベルと下請けの関西零細バス会社である。ウイラーは、ネット販売に限定し、瞬く間に売上げを35億円に伸ばしたベンチャー系企業である。

一方のバス会社は、ウイラーの孫受けであり、法律が定める最低料金より安い金額で仕事を取っている。運転手は関西-東京を夜行で連続3往復する(つまり6日間乗りっぱなし)が、その間は仮眠のみであり、休みは週1回しかない。バスも中古で、消耗が激しく、会社、運転手、車両ともにギリギリのところで稼動をしている。

2月にあずみの観光の事故があって以来、ツアーバスへの風当たりが強くなり、ウイラートラベルでは、安全対策強化のため、社長自ら各バス会社をまわる。
しかし、内容はコストをかけずに安全対策を取れというもので、今後、乗客からアンケートを取り、人気が高いバス会社から優先して契約をするというきびしい要求をした。

番組を見ている限り、旅行会社(ウイラートラベル)のひとり儲けである。そのあたりを社長に聞くと「バス会社はコスト削減の努力が足りない」と答えた。「コスト削減と安全管理は両立する」という論理を展開するが、どこか空々しく、ご都合主義的なものをかんじた。
ウイラーでも自らバス会社を立ち上げ、国産の半額程度の韓国製バスを輸入した。業績目標を達成したウイラーは、社長がシャンパンを空け、大騒ぎをしていたが、以前どこかの会社で見た光景であった。

番組では報じなかったが、ウイラーは楽天トラベルと関係が強い。楽天トラベルの「高速バス」が、すべてツアーバスであり、その問題点は過去に指摘したことがある。

乗り物やホテルなどのインターネット予約の普及は、利用者に利便をもたらしただけではなく、パートナーにも手数料の値下げなどネットの恩恵があった。

しかし、最近では手数料の値上げなどwebのうまみが減っている。webの特長のひとつが省力化によりコストダウンであるが、自分のためだけに儲けていては、人にやさしくないIT社会である。だいぶ前に流行った”win win”の概念こそが、webビジネスの魅力であると思うが、それも実は虚であろうか。

また、バス会社側もあまりに受身で、体質が古い。仕事を貰うばかりではなく、新たな需要を自ら創造するぐらいでないとこれからきびしい。バス会社の社長が「時代だから・・・・・」と言っていたが、虚しかった。

今のままで、大きな事故がまた起きて、バス会社だけの責任にされたら、あまりにもやるせない。

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2007年04月19日更新

定期観光バス事業に力を注ぐ北海道中央バス

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写真は小樽市内散策バス

北海道新聞の記事によると北海道中央バスが定期観光バスの新路線として、6月から北海道遺産に選定された道央の観光名所などを日替わりコースで走る札幌発着の定期観光バスを初めて運行する。馬産地や炭鉱関連施設などのコースを曜日ごとに設定し、札幌に中長期間滞在する観光客らの利用を見込む。

先日、函館バスのボンネットバス購入による定期観光バスの話題をお伝えしたが、中央バスの新コースは、社台ファームや夕張・歌志内の炭鉱遺産・白老アイヌ・モエレ沼公園などこれまで定期観光バスが訪れていなかった場所へ行く。公共交通機関ではアクセスが悪いところが多いので個人旅行者には便利である。

道内の定期観光バス(観光ツアーバスも含め)は、お決まりの場所ばかりで旭山動物園に代表されるように一極集中していた。たとえば、これまでモエレ沼や北大農場に行かなかったこと自体が不思議である。  

現在、はとバスに代表される定期観光バスは、全国的に利用者が減り、廃止が相次いでいる。そんな中、中央バスは札幌市営バスの定期観光事業を引き継ぎコースを拡充。2006年度では前年度比15%増の約8万3000人が利用している。

全国的に見ても利用者が増えているところは珍しいはずだが、その背景には企業努力が伺える。マンネリ化しないようにコースの新設や変更を繰り返す企画力、HPやパンフレットでの積極的な宣伝、外国人観光客向けの外国語対応など定期観光事業を本気でやっていることが理解できる。

苦戦する定期観光バス事業であるが、積極的に取組めば成功するという事例がここにある。

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2007年04月16日更新

函バスがボンネットバスによる函館市内観光を開始

北海道新聞によると函館バスがボンネットバスを購入し、定期観光バスや貸切用に使用する。この古いバスは「函館浪漫号」の愛称で28日から市内観光に登場する。

最近、レトロ風のボンネットバス(実は新しい車両)は各地で見かけるが、ホンモノのボンネットとなると出所が限られている。四国から購入したとあるが、ボンネットを所要している徳島の四国交通のものであろうか?

これまで函館バスは定期観光バス事業(都市間バス含め)にあまり力を入れていなかった。おもに北都交通が函館山・旧市街・五稜郭などの市内観光を担当し、函バスは道南広域の史跡めぐりを夏季に運行していた程度であったが、地域を代表するバス事業者として方針を転換したのであろうか。

定期観光バス事業がそれほど儲かるとは思えないので函館観光プロモーションの一環で動いているのであろう。また、函館市電でもレトロ車両の「箱館ハイカラ号」の運行を始めている。

なお、このニュース、函館バスのHPを見ても載っていない。バスロケなどIT化を進めているが、ボンネットバスに関する話題が道新以外で拾えなかったのが残念である。

今、函館は若者の人口流出が激しく、高失業率や都市部の空洞化など明るい話題が少ない。北海道では数少ない歴史と文化・エキゾチズムが売りのマチとして産・学・官で頑張っているが、それらが官やアカデミーの実験レベルに終わらず収益モデルに昇華することを期待したい。

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2007年03月02日更新

ツアーバスと定期バス、高速バスに関する呼び方の統一を

先日、長野県から大阪へスキーツアー客を運んでいたあずみ野観光バスの事故は、大きな社会問題となった。先日のNHKクローズアップ現代でも取上げられていたが、零細バス会社のその過酷な状況が明らかになった。

朝日新聞によると今回の白馬-大阪チャータを1台あたり運転手2名で5万5千円で旅行会社と契約していたと記事にあった。北海道の貸切バスの相場が1日4万円以下に下がっていることを以前お知らせしたが、こちらは二人乗務の夜行なのでさらに安い計算となる。

現在、スキーバスは全盛期の1990年前後と比較して市場は20~30%に落ちている。旅行会社はその分、バス会社へ無理を要求する。
特に最近は「高速バス」と称するツアーバスが急速に伸びている。このツアーバスについては、何回かこのブログで紹介しているが、最近では過当競争になり、東京-大阪間で3千円台、なかには補助席利用で1,900円というものもである。

ツアーバスは、名前の通り単なる貸切バスであるが、一般的には堂々と「高速バス」と謳っている。これまで高速バスといえば、JRバスのような定期路線の高速バスを指していたが、現在では混同されている。一般の利用者にはその違いなど伝わっていないであろう。

楽天トラベル内の「高速バス予約」はすべてツアーバスである。ツアーバスを取り仕切る旅行会社を作り、ツアーを集めている。天下の楽天がクリアすべき問題が多いツアーバスを高速バスと称しているが、詳しい説明もなくこれでいいだろうか。

今回の事故が契機となってツアーバスと定期バスの違いがかなり伝わったと思うが、まぎらわしさを払しょくするためには、それぞれの呼称を明確にして統一化する必要があるのではないか。
たとえば「定期高速(都市間)バス」と「ツアー高速バス」に分けるなどパンフレットやネットに掲載する際に基準を設ける。
また、その違いを必ず明記するなど利用者に伝えるべきで法制化することも考えていいのではないか。

今回の一件は旅行会社の責任が大きいと思う。弱い立場のバス会社は泣き寝入りである。行き過ぎた規制緩和は利用者にデメリットをもたらす。

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2007年01月22日更新

沿岸バスにみた地方交通事業者の新たな動きと流れ

留萌地方を中心に日本海オロロンライン沿いに路線を伸ばす沿岸バス(本社:羽幌)のチョロQが大人気で売り切れになったと朝日新聞日刊スポーツなど全国版紙面で取上げられた。

沿岸バスは、旧羽幌線沿線がエリアのローカルバス会社であるが、ご他聞に漏れずにバス事業では路線の廃止などが相次ぎ苦戦している。ところが2ちゃんねる掲示板で沿岸バスが話題となり、有志による沿岸バスオリジナルツアーが開催されるなど1年ほど前から沿岸バスは隠れた「ネットアイドル」になっていた。そして今回、旧型バスチョロQによる増毛行きが大当たりしてしまった。

余談であるが、管理人は1992年に札幌から雄冬-増毛-留萌-羽幌-遠別-幌延を3泊4日の沿岸バス乗り継ぎで旅した思い出がある(札幌-雄冬間のみ中央バス)。長閑な路線バス紀行が忘れられない。遠別営業所の窓口でひとりはたらくお嬢さんはぞっとするぐらいの美人であった。

最近、廃止の危機に直面している銚子電鉄がホームページ上で煎餅販売を始めたところ窮状を知った有志から申し込みが殺到し、生産が追いつかなくなったのは有名な話だ。インターネットの力恐るべしである。

もし、ネットの力により銚子電鉄が廃止から免れ、沿岸バスの収益が向上したら地方の中小交通事業者活性のユニークなモデルになるであろう。

今後、ネットを活用した物販や支援のコミュニティなど新しい動きが各地で起きてくるであろう。
地方の交通事業者はただ手を拱いているだけではダメだ。保守的な業界だが、異業者やファンとの交流、ホームページの強化や新規事業の企画など大胆な発想の転換が求められる。

2ちゃんねる絡みといって印象を悪く持つ人もいるかもしれないが、沿岸バスのブレイクを単なるお遊びと思ってはいけないし、むしろお遊び感覚が硬直して弱った業界企業に求められるのではないか。

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2006年11月15日更新

楽天なども参入 激安ツアーバスについて語る

今朝(15日)のNHK「おはよう日本」で観光バスを利用したツアーバスについての特集をしており、そのなかで北海道が重点的に取上げられた。

ツアーバスについてはこれまでも何度か紹介したが、要は定期(正規)の高速バスではなく、旅行会社が主催し、バス会社からチャーターをして扱うもので大きく分類すると都市間輸送の片道・往復乗車型と格安ツアー型に分かれる。

たとえば東京-大阪間をツアーバスで利用すると4千円を切っているものもあり、定期高速バスの半額近く、新幹線の三分の一程度で利用できるので若者層を中心に人気となっている。

告知は旅行代理店にチラシなどがあるほか、インターネットも進んでおり、楽天トラベルではこれらのツアーバスを傘下におさめ、「高速バス」と表記して集客をしている。楽天以外の旅行会社でもツアー型高速バスに力を入れているが、その背景には高速バス予約は全国4社程度(発車オーライネットなど)でネットワーク化されており、参入が難しい点やJRきっぷの委託予約などもJR自社内で囲い込んでいるため参入は難しく、融通が利き、旅行会社ベースで仕切れるツアーバスに参入をしているという背景が考えられる。

また、観光を取り込んだツアーバスについては、今朝のNHKでも報じられていたが、知床1泊付き1万円、函館2泊付き1万円といった破格商品が目立ち、しわ寄せを食うのは安く叩かれる中小バス事業者である。

貸切料金が暴落している理由は、公共事業の削減で仕事がなくなったダンプなどの事業者の転入で、道内だけでもこの3年で3割以上増えている。
この煽りを食った”正規”の貸切事業者は、採算が取れず、北海道中央バスや沿岸バス(羽幌本社の札幌営業所・道内のローカルバス事業者は地元エリアのほかに札幌に貸切向け拠点をもっているところが多い)は、貸切事業が撤退をした。これまで10万円だった単価が3万円程度にまで下がったらしい。

車庫で休ませているよりはいいということで採算ギリギリで動かすのであろうが、勤務体制、車両の安全性など不安が多い。

また、ツアー型都市間バスでは、乗り場の不案内や事故の際の補償問題などもある。
現状では楽天のような大企業がツアーバスを高速バスと銘打って堂々と商品にしていることも問題である。何でもかんでもビジネスになればといいという発想は企業としてのモラルハザードを疑ってしまう。

ツアーバスに対して自由競争なので運輸局が極度に口出しをするのはどうかと思うが、何らからのガイドラインはつくるべきであろう。現状のままでは業者間の首も絞め、それが利用者に跳ね返ってくる可能性がある。

もともと高速バス(都市間バス)は地方事業者が大都会と路線を持てるために、赤字補填で各社のドル箱となった。それが定着・認知されたが、今度は不況の煽りを受けた貸切事業者や旅行会社、土建業などの心新規参入などで混線となっている。

こういった現象も一極集中、都会へ出なければお金が稼げないという時代を表していると思うがいかがであろうか。

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2006年09月23日更新

"バス王国"の北海道だが

札幌市の中心部にいると多くの大型バスを見かける。特に貸切観光バスと都市間(高速)バスが目立ち、路線バスは意外と数が少ない。観光王国・北海道なのでツアーバスが多いのは当然であるが、北海道のバスの特長として早い時期から都市間バスが発達していたことがある。

今でもドル箱の札幌・小樽線は戦前から、札幌・室蘭線は昭和30年頃から運行しており、鉄道ローカル線廃止が一機に進んだ1980年代前半からは不便な国鉄に代わってバスが中・長距離輸送の一翼を担うようになった。その後、高速バスは全国へ普及したが、北海道が都市間バス発展に貢献した役割は大きい。

今朝の道新を読んでいると道内の乗合バスにノンステップバスを導入しているのは5.19%にとどまり、全国平均の15%を大きく下回っているという記事があった。
道内の38事業者が所有する3796台のうち、ノンステップバスは197台。都道府県別の導入率は東京都の43.33%がトップ、道内では旭川電気軌道が32.38%で18位に入ったのが最高とある。

大赤字の道内乗合バス事業者に新型のノンステップバス導入は厳しい要求である。地方の乗合バスの多くは中古車両を導入しており、最近になり、ワンステップ型の中古が回ってきた頃である。
今後、排ガス規制と共にノンステップバスの一定割合導入が義務付けされるかもしれず赤字事業者には負担である。
しかし、乗合バスにノンステップを導入することは当然の流れである。私が住んでいる周辺ではワンステップを含めると7,8割程度の導入率であるが、乗り降りは楽である。
また、バリアフリーが遅れている観光バスにもノンステップや何らかの補助装置導入が必要であろう。観光ツアー参加者は高齢者が多く、一日のうちで何度も乗り降りする。これから高齢者の旅は増えてゆき、バスが担う役割は大きい。これらにいくらかの補助金を出しても文句は言われないであろう。

かっては「バス王国」といわれ、観光王国の北海道である。ノンステップに代表されるやさしいバスの積極導入を希望する。

 

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2006年08月25日更新

JRバスのバス停QRコードが好評

 ジェイ・アール北海道バスが札幌、小樽など道央圏の停留所約1300ヶ所で4月から掲示したモザイク状の四角いバーコード「QRコード」を通して、同社の携帯サイトへのアクセスが殺到。携帯電話の画面に時刻表を映し出すためで、主に高校生や大学生らの利用とみられ、8月も接続件数は一日平均2千件を超えている。(北海道新聞)

QRコードはバーコード化された時刻表やクーポンなどの機能をカメラ付き携帯電話があればデータを読み取り、保存閲覧することができる。 これまで路線バスなどの地方公共交通のPCサイトなどからはQRデータを取得することができたが、サイト自体が認知されていないことが多く、あまり利用されていなかった。
最近、行政や自治体が積極的に地域交通のナビゲーションサービスを始めている。しかしながら実証実験レベルのものが多く、予算消化といわれても仕方ないようものも見うけた。

首都圏でもいくつか実用化されているが、国際興業バスの「ケータイバスロケ」ではロケーションシステムにより、位置情報・遅延情報までもわかる。バスダイヤは情報を取得するのが面倒だが、QRコードや携帯電話によるサービスの進化で非常に便利になっている。

また、QRコードだけではなく、携帯電話のお財布機能による定期券や高速バスのチケットレスもまもなく実現しそうである。スイカやイコカに代表されるJRや鉄道会社が先行しているが、バス事業者も地味ながら革新がはじまっている。
 

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2006年07月14日更新

何と東京-札幌間の高速バスが登場

12日発行のメルマガで東京-函館間の高速バスきっぷ(国際興業)が登場したことを書いたが、東京-札幌を結ぶ高速バスがあることがわかった。正規の高速バスではなく、昨日のブログでも書いたような旅行商品扱いのツアー型バス(スキーツアーバスなどど同じ)である。主催するのはWILLER TRAVELというツアーバスに特化している旅行会社で、楽天トラベルで予約できる高速バスである。

東京発の場合、TDLを21時30分に出発、翌日の19時35分には札幌へ到着する。途中、青森駅と青森フェリーターミナル間はシャトルバスに乗り換え、その後フェリーに乗船し、函館港から札幌へ向かう。3度の乗換えと22時間を要するが料金は9400円である。

この会社、東京-函館線やこれまでツアーバスがなかった道内都市間線も運行しており、ちょっとした業界の風雲児である。たとえばバスの到着が1時間以上オーバーした場合は500円を下車時に返金したり、韓国製の2X1列、既存の独立3列の高速バスよりも広いバスを投入したりと話題も多い。

既存の定期路線高速バス事業者にとってはウカウカしていられない存在だ。

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