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函館駅駅弁の「みかど」が撤退 ここは日本最初の食堂車営業を行った伝統ある企業だった

2012年01月14日掲 載

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JR函館駅構内の駅弁店などを運営する「みかど」(大阪市、後藤二郎社長)は15日で、函館営業所(函館市若松町)の営業から撤退する。業績不振が主な要因で、東日本大震災が追い打ちをかけた。弁当製造や同駅で展開する駅弁店やそば店などの業務は、同駅の店舗運営を手掛けるジェイ・アールはこだて開発(函館市若松町)が引き継ぎ変わらず営業する。(1/13付 函館新聞

函館駅構内で駅弁を販売する「みかど」。管理人も何度もお世話になっているが、この「みかど」、大変由緒ある会社である。

本社が大阪市とあるが、もともとは1897年創業の神戸「自由亭ホテル」(後のミカドホテル)で、私鉄の山陽鉄道(今のJR山陽本線)により日本最初の食堂車営業が行われた時から「みかど」の名称で食堂車事業に参入するようになった。また、1914年、新築された2代目門司駅(現門司港駅)駅舎2階に高級フランス料理店をオープンしており、神戸発のハイカラな企業であったようだ。

その後、東海道線・山陽線を中心に食堂車営業や全国主要の駅で駅弁、構内食堂、喫茶などを手がけるようになった。食堂車営業は1938年に譲渡し、みかどの他、5社が合併してあの「日本食堂」が誕生している。日本食堂はJR誕生の頃まで食堂車の代名詞であったが、その後、JRと同じく分社化され現在に至っている。


「みかど」の歴史を簡単に振り返ったが、管理人は函館の「みかど」が日本最初の食堂車営業を行ったそれと同じものとは知らなかった。思い出してみると、昔は「みかど」という名称の構内食堂が上野駅など各地にあったような気がする。国鉄の食をいっきにしきっていた日本食堂とも関連が深そうであり、青函連絡船の飲食部門も「みかど」であったのであろうか。

なお、「みかど」の構内食堂の営業は、発祥の地である神戸駅構内食堂「みかど」が2003年11月に閉店している。

函館は1936年、構内営業の浅田屋構内食堂を吸収合併し、函館営業所を開設している。 また、函館新聞記事によると「函館駅構内の弁当店のほか、ホーム内のそば店・立ち売り弁当販売、同駅敷地内の社員食堂、JR五稜郭駅内そば店の5カ所を運営。」とあるが、連絡船時代は賑わったことであろう。

今後、「ジェイ・アールはこだて開発」が、事業を継承し、営業主体は16日から移行するが、5カ所すべてが残るかどうか未定だという。最近の「駅ナカ」食は駅弁を除き、JR直系の企業が殆どになってきた。ローカル色がなくなり、味気ない気もするが・・・

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「大人の休日パス」がスタート 12,000円で行ける函館がなくなり金沢へ流れそうな今回のパス

2012年01月12日掲 載

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今日12日から恒例の「大人の休日倶楽部パス」が始まった(1/12-1/24)。このパスについてはこれまで何度も紹介しているので詳細は省くが、JR東日本の50歳以上の「大人の休日倶楽部カード」会員向けのもので年2回実施される。昨年からルールが変わったので簡単に変更点を紹介する。

■改正前 JR東日本+北陸(JR西日本)+函館まで3日間乗り放題で12,000円

■改正後 5日間コース JR東日本+JR北海道全線乗り放題 23,000円 4日間コース JR東日本+北陸(JR西日本)乗り放題 15,000円

これまで12,000円で行けた函館が23,000円となった。有効日数やエリアは広がったが実質上の値上げである。これまで「大人の休日」が実施される度に函館では「特需」が発生したが昨年のルール変更以降は客足が増えず、観光関係者をがっくりさせた。新幹線を使って往復12,000円で函館まで行けるという値頃感が魅力であったが、それが無くなったので今回も期待できないであろう。

実際、「JRサイバーステーション」で予約状況を調べても東北新幹線や「白鳥」は週末でも「◎」であり、函館市内の宿泊も空いている。4日間コースでは青森まで来れるが、東北新幹線の空席状況から見ると、こちらも売れていないようである。

この5日間でJR北海道全線乗り放題であるが、首都圏から行く場合、往復鉄道だとそれほど遠くへ行けない。道東や道北方面の旅行は可能であるがスケジュール的にはかなりハードとなる。行き帰りのどちらかに「北斗星」や「カシオペア」を使いたいところだが、運賃のみの有効であり、特急券と寝台券は別途購入なのでプラス1万円以上はかかってしまい面白みがない。また、「はやぶさ」も運賃のみ有効であり、制約が多いのだ。

また、1/24までの有効期間だと流氷観光や冬のイベントなど冬期観光シーズンに突入する前に当たり、観光列車や流氷船、観光バスが運行されていないものが多い。

この金額であれば北海道へは航空機パックツアーで行くであろう。

有効期間の延長や寝台利用Okなどの条件緩和をしない限り、このパスで北海道観光をする者は少ないと見る。

以前、一般の企画きっぷで販売されていた「ぐるり北海道フリーきっぷ」は5日間有効で北斗星ソロ個室が利用できて5日間で約35,000円、7日間で42,000円であった。「青森函館フリーきっぷ」も「あけぼの」のソロ個室が利用できて約28,000円であったが、それらのきっぷと料金的に殆ど変わらず、寒い時期にわざわざ東北・北海道旅行をする動機付けにはならないであろう。

 

今回のパスでいちばんお得なのは「北陸」である。上越新幹線経由で福井まで行けるが、片道13,000円はするのでこの15,000円は格安である。JRサイバーステーションで週末「はくたか」(越後湯沢-金沢)を調べてみたが、午前中は「△」が多く、大人の休日利用者が多いのではないか。金沢市内の週末のホテル予約状況も調べてみたが、各サイト共にかなり埋まっている状況だ。

昨年までの函館が今年は北陸にシフトをしたと言ってよいと思う。北陸観光は昨年夏以降、好調であったと聞く。北陸新幹線効果もあるかもしれないが、今冬は北海道ではなく、北陸に「大人の休日」客が流れそうである。

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1/14(土)乗車で検索 普通車がすべて空席の「はやて」と△が目立つ「はくたか」

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個室寝台の空席確認と予約ができる「JR北海道ネット予約サービス」

2011年12月30日掲 載

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例 「北斗星」B寝台ソロ予約の手順

今日は帰省のピークであろうか。

20年数年前の上野駅は大きな荷物を抱えた帰省客でホームから階段・通路まで夜行列車を待つ人々で身動きが取れないほどであった。今はその光景はなくなり、高速バス乗り場が昔の上野駅のようになっている。

ところで、家族での帰省の思い出に、数少なくなった寝台列車を利用したい人も多いであろうが、個室寝台の空席状況はJRの「サイバーステーション」ではわからず、駅へ出向くしかない。

今回、紹介する「JR北海道ネット予約サービス」は、「北斗星」と「カシオペア」の寝台種類別の1ヶ月先までの空きが確認でき、さらに予約からチケットの受け取りまで出来るサービスだ。最初に登録が必要だが、メルアドとパスワードさえ入力すれば利用ができる。

以前、拙サイトで「トワイライトエクスプレス」の空き状況がわかる「JR北海道空席状況サイト」を紹介したが今でも多くのアクセスをいただく。JRサイバーステーションでは、臨時列車扱いのトワイライトは登録されておらず、JR北のサイトでのみ確認できたが、個室は照会できず、B寝台のみの案内であった。

「JR北海道ネット予約サービス」で空きの照会と予約ができるのは上り列車のみで、「トワイライトエクスプレス」は扱っていないが大変便利なサイトである。

チケットの受け取りはJR北管内の「みどりの窓口」に限られるが、本州からの旅行客でも帰りに利用をするのであれば、新千歳空港駅や札幌駅などでも受け取ることができる。

また、道内の特急列車のほか、「エアポートライナー」の指定券の予約も出来るので、道内客以外でも使い道がある。出来れば、本州の「JR北海道プラザ」やJR北以外でもチケットの受け取りが出来れば有難いが。

なお、個室寝台の空席案内については、JR北海道の案内・予約センターに電話をすると上り下り、寝台のタイプに限らず、空きを教えてくれる。電話もすぐに繋がり、みどりの窓口へ無駄足を運ばなくても済む→(011)222-7111 6:30~22:00。

ご参考までに。

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江差線の存続問題 貨物向け三セク会社設立と木古内-江差間は存続の可能性

2011年12月09日掲 載

JR北海道の小池明夫社長は8日、北海道新聞の単独インタビューに答え、2015年度の北海道新幹線新青森―新函館(仮称)間の開業後の扱いが固まっていなかった江差線木古内―江差間(42キロ)について、「鉄道として絶対になければ困るという地元の強い要望があれば、そういうことになる」と、引き続き同社が運行する考えがあることを示した。(12/9付 道新

このところ北海道新幹線開業に絡んだ鉄路の再編の話が次々に出ている。 新幹線の函館延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線の江差線木古内―五稜郭間について、道が貨物鉄道として維持するために第三セクターを設立して鉄道施設を保有し、JR貨物が利用する方式が望ましいとの考えを示している。また、函館本線の新函館―函館間についても、道が三セク案を提示した。

まず、木古内-五稜郭間に関しては、貨物輸送の大動脈なので鉄路は維持されることになったが、旅客の方はバス振替えになるかどうかはまだわからない。しかし、JR北の小池社長が江差線・木古内-江差間の存続について可能性を示唆しており、その場合、”貨物鉄道”を間借りする形で五稜郭までの区間も残る可能性がある。管理人は木古内-江差間の存続はないと踏んでいたが、意外であった。

また、先日の拙ブログで寝台列車廃止の可能性について触れたが、三セクの貨物用線路を利用すれば運行することは可能である。しかし、青函トンネルを通らなくてはならないので、新幹線が走らない時間帯などに限定されるであろう。そのため全廃か残っても1~2本往復ではないかというのが管理人の見方である。

この新幹線延伸に絡む問題は非常に複雑である。青函トンネルをつくる際、どうして新幹線と貨物・在来線(車道も含めて)を分けて作ろうとしなかったのであろうか。そのあたりの事情は素人だが、結果的に使い勝手が悪い存在になってしまっている。

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来夏に新しい観光列車が登場 函館-ニセコ-札幌(山線)を結ぶ「特急ヌプリ」などを運行

2011年11月29日掲 載

JR北海道は11月4日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で2012年春夏に向けた商品説明会を開いた。北海道観光振興機構による観光プレゼンテーションとの併催で、参加した旅行会社ら約100人に臨時列車や2次交通でめぐる北海道観光を紹介した。(11/24付 トラベルニュース

来年の「北海道デスティネーションキャンペーン」(DC)にあわせて、新列車が登場する。山線経由で函館からニセコ・札幌を結ぶ「特急ヌプリ」が8月に運行。花咲線では、「快速北太平洋花と湿原号」が夏休み期間に走る。また、御馴染みの「特急旭山動物園号」や「特急フラノラベンダーエクスプレス」も引き続き運行される。

このニュースに関してはJR北海道や北海道観光振興機構が正式に発表していないので詳細はわからいないが、臨時列車ながら函館から山線経由で札幌まで特急が運行されるのは有珠山噴火の際の迂回運転や「ニセコ北斗星号」以来だと思うので約10年ぶりだ。また、観光列車がなかった花咲線にも臨時快速が登場する。

鉄道ファン向けには、「北海道一周号」として7月に「ニセコ」「エルム」「狩勝」「大雪」「まりも」が客車列車としてお目見えするようだ。

観光向けの臨時列車の件に関しては、詳細がわかればあらためて紹介をしたい。

なお、来年のDCのテーマは、「こころにくる旅。キュンと北海道」(80年代風コピーですな)。函館・松前・大沼は歴史散策と自然体験、札幌・小樽・ニセコは体験型観光、富良野・美瑛はアート、オホーツクは歴史とオホーツク文化、十勝はスイーツと庭園など、各エリアの特徴を活かしたプロモーションを実施するとのこと。2次交通としての周遊型バスも充実させるようなので期待したいところだ。

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「日本海」無常の廃止、寝台車終焉の日が現実になってきたが「寝台継続」をあえて訴えたい

2011年11月19日掲 載

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函館駅で出発を待つ今はなき「日本海4号」

客車が青色の「ブルートレイン」として親しまれてきた寝台特急「日本海」(大阪―青森)が、JRの来春のダイヤ改正を機に廃止されることが決まった。利用客減少や車体の老朽化が理由で、旧国鉄時代から続く関西発着のブルートレインは全て姿を消す。(11/18付 読売新聞

「日本海」が来春のダイヤ改正で廃止される。またしても、春のダイヤ改正は寝台列車との惜別の季節になってしまった。正直、「急行きたぐに」が先に廃止され、日本海は再来年あたりかなと予想していたが甘かった。無常、無念のひと言に尽きる。

先日の拙ブログ「江差線・木古内―五稜郭間のバス転換により寝台列車は終焉の日を迎えるか」は多くのアクセスをいただいている。それだけこのテーマに関心が高いのであろうが、ブログの中で、管理人が「日本海」のA寝台に乗りたく、空席を探したが満席であったことについて触れた。現在の平均乗車率は5割程度というが、その週はたまたま混んでいたのか、はたまた廃止の噂が流れていたかはわからないが、個室を連結せずモノクラスのみの古きよき寝台列車の佇まいが好きだった。

日本海は2008年春のダイヤ改正までは2往復態勢で、そのうち1号と4号が函館まで行っていた。管理人は首都圏在住ながら何度か利用させてもらった。下りは東能代から函館まで、上りは函館から秋田まで立席特急券でB寝台が利用できたので(通称・ヒル寝)、「白鳥」をあえて利用せずにノンビリ気分で乗ったものだ。殆ど客はおらず、一両貸切状態であったが、寝台車のヒル寝ももうできなくなるであろう。

日本海にはもうひとつ思い出がある。2003年のことだが道南の方と一緒に富山へ視察旅行に行った時のことだ。道南組は函館から富山まで日本海を利用。管理人は前日に上越新幹線経由で富山入りし、ホテルに泊まったが、函館からの一行が富山に到着するのは早朝の6時前。夜もあまり眠れずホテルから富山駅へ迎えに行ったが、一行は遠足気分で延々と前夜は酒席が続いたようで、ウサギ目状態、こちらもウサギ目であったが、日本海での出張を羨ましく思ったものだ。

それにしても寝台列車の消滅はこの10年で加速度的に進んでいる。道内は「まりも」、「利尻」、「オホーツク」の夜行寝台が健在であったが、今では「はまなす」のみ。それも新幹線延伸で風前の灯である。

昔はよかった的な情緒・感傷主義だけで寝台列車廃止を語りたくないが、単なる効率・経済至上主義で扱ってもらいたくないと思う。寝台車には夢がある。文化的な価値や観光資源としても魅力がある。

管理人は小学生の時、ブルトレ「あさかぜ」の個室に乗るのが夢のまた夢であった。自室のベッドをあさかぜのA個室と想定して、時計を見ながら今は名古屋、神戸と妄想していたものだ。

JR各社にとって、寝台列車は一部の豪華列車を除き、厄介者である。それは理解できるが、消滅させたらA級戦犯ものであろう。

また、高速夜行バスにはない優位性も数々ある。料金が高いという向きもあるが、「あけぼの」のゴロンとシートなどは寝台料金を取らないので、料金的には高速バスと変わりない。

管理人は完全に消えることはないと思っている。しかし、定期列車として残るかどうかは微妙だ。たとえば、観光列車として、道内を周遊するようなツアー旅行型の臨時列車として再登場するかもしれないが、日常性からかけ離れた寝台列車には魅力をかんじない。あくまでも「現役」にこだわりたい。

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江差線・木古内―五稜郭間のバス転換により寝台列車は終焉の日を迎えるか

2011年11月08日掲 載

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2015年度に北海道新幹線が新函館まで開業することに伴って、JR北海道から経営分離される江差線の木古内―五稜郭間(38㌔)がバス転換されると札幌発の寝台特急が廃止される公算が強くなっている。上野へ向かう「北斗星」や「カシオペア」、大阪行きの「トワイライトエクスプレス」などJR北海道は寝台特急を持たない鉄道会社になる可能性が高い。(11/3付 北海道リアルエコノミー

このニュースソース「北海道リアルエコノミー」からだが、なかなかよく書けている記事なので興味のある方は目を通していただきたい。

先日、江差線の木古内―五稜郭間廃止問題がニュースとなった。道はバス転換を打ち出しているが、これについては避けられないと見る。上磯がある北斗市は反対のポーズを取っているものの、実際の鉄道利用者はあまり多くなく、通学利用者もバスや自転車とマチマチである。木古内町は反対の姿勢を示しておらず、こちらは新幹線も止まるのでそれでよしとしているのであろう。沿線から鉄道がなくなる訳ではないので、反対運動も盛り上がらないかもしれない。函館圏の住民にとっては、新函館-函館間の経営分離問題の方が気になるかもしれない。

管理人はあまりニュースにならない木古内-江差間に興味がある。廃止になる可能性が高いが沿線の道路状態はよくなく、あそこに代替バスが走るのであろうか。

ところで、路線廃止の影響による本州直通寝台特急(「北斗星」、「カシオペア」、「トワイライトエクスプレス」)の処遇だが、新幹線との青函トンネル内での軌道問題や本数調整などの在来線並行問題でもともと残すことは難しいと見ていた。これで木古内-五稜郭間が廃止となると寝台列車が生き残る可能性は殆どなくなる(新幹線線路に2種類の軌道を通し並行運転にするという方法はあるが現実的にはきびしい)。

ひとつ疑問なのは貨物列車の扱いである。もし、木古内―五稜郭間の鉄路が絶たれれば北海道と本州を結ぶ貨物輸送はどうなるのか。新幹線線路と同じ線路を走るというのは青函トンネル以外では考えにくい。知内町では貨物ターミナル誘致の話もあるというが、旅客の廃止だけで終わるということも十分考えられる。

 

現在、本州とを結んでいる寝台列車は上記の特急の他に急行「はまなす」(青森-札幌)があり、4本となる。国内を走る寝台列車はこの他に「あけぼの」(上野-青森)、「サンライズ瀬戸・出雲」(東京-高松・出雲市)、「日本海」(大阪-青森)、急行「きたぐに」(大阪-新潟)が残るのみであり、その内の半分が本州と北海道を連絡している。函館まで新幹線が延伸するのは4年後だが、その間にも廃止される寝台列車があると思われ、北海道とを結ぶ夜行列車がなくなれば、”寝台車 終焉の日”を迎えるかもしれない。

先日、札幌からの帰り久しぶりに「北斗星」に乗って帰ろうと思い何度も「みどりの窓口」へ通ったが、平日にも関わらず、B寝台ソロはその週すべて満席であった。上野発なら珍しいことではないが、札幌発では経験がないことであった。そういえば、大阪発の「日本海」に乗ってみたく調べたが、こちらも開放型のB寝台を含め、満席の日が多く、修学旅行生の利用かなと思ったが、お目当ての開放型A寝台(今では貴重で日本海ときたぐににあるのみ)も満席であったので、残り少なくなった寝台列車そのものの人気が高まっているのかもしれない。

寝台利用者は鉄道ファンばかりではなく、時間のあるシニアや子供に思い出を作らせたい家族連れなど幅広い。特に本州と北海道とを結ぶ寝台車は大きな観光資源であり、簡単に廃止することはできないであろう。寝台利用者は航空機利用者よりも旅行日数も長く、落とす金額も大きい。経済効果から考えても早急な廃止には反対である。

 

JRがどう対応するのか注目であるが。管理人の「北斗星100回乗車」もこのところ寸前で足踏みしている。

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管理人の3.11体験が毎日新聞で紹介される

2011年09月16日掲 載

久しぶりの更新です。

3.11の際、青森から函館へ移動中に震災に遭遇した話は拙ブログでも紹介をしたが、その時の体験が毎日新聞北海道版で紹介された。9月11日付の紙面だが、「大震災半年 道内の備えは?公共交通」という記事の中でかなり具体的且つ正確な内容となっている。

8月の下旬に毎日担当記者から、ブログを読んだとメールがあり、その後何度か電話インタビューを行い、話をすり合わせた。メディアからの取材&掲載はたまにあるが、今回は管理人と記者の間で何度か検証も行っているので精度は高いはずだ。

それにしてもあの日、「スーパー白鳥」は函館港に最大の津波(2.4メートル)が押し寄せている時間帯に海抜5メートルの茂辺地駅に列車を移動させたのはナゾは残る。それまで車掌は茂辺地駅は海抜が低く、津波に襲われて危険があるため、列車を動かせないと何度も言っていたのであるが。

多分、指令の判断で非常食積み込みなども考え移動させたのであろうが、当時、十勝沿岸の豊頃町大津漁港では4.4メートルの津波が押し寄せていた。函館湾には日高や十勝よりも高い津波は来ないと判断したのかもしれないが、今回の震災ではその「常識」を覆しており、函館ベイエリアは初めての浸水被害を経験し、溺死者も出ているのだ。地形的にも日高・十勝よりも津波到着は遅れる。

地震発生当時、JR北海道では7路線21本の列車が走っており、管理人が乗った列車以外はすべて最寄駅に移動し、代替輸送を行っている。しかし、根室本線では大津波警報のため、国道が通行止で車が来られず、やはり長時間閉じ込められている。

もし、海岸沿いを走行中に大地震に遭遇した場合は、自分の力で情報を収集し、状況を判断し、いかにして逃げるかが重要になりそうである。現状のJR北の体勢では限界があると思う。

 

この新聞記事が出た翌日、JR北の中島社長が行方不明となった。石狩浜での入水自殺は難しいような気がするが、無事を祈るのみである。

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「JR東日本パス」と「大人の休日倶楽部パス」、交通費が安くなれば観光客はやってくる

2011年06月27日掲 載

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恒例となった「おとなの休日倶楽部パス」が6/23~7/5の間、実施されている。50歳以上で「大人の休日倶楽部」カードを持っていれば、JR東日本管内の乗り放題になるパスだが、今年から内容が変わった。

まず、昨年までは3日間乗り放題で12,000円であったものが4日間乗り放題で13,000円に。フリーエリアから函館と金沢・福井が外され、JR東日本管内が中心となった。千円アップしたものの期間は延長、しかし、目玉であった函館には行けなくなったので、今回は売上げがだいぶ落ちるのではないか。

なにしろ東京-函館間は新幹線乗り継ぎで片道約18,000円なので、いかにお得ななのかわかる。昨年は2回実施されたが、函館では「大人の休日特需」が発生しており、観光業者も大人の休日向けの割引やホテルパックなどを出し、救世主ともなっていた。

今回、JR北の函館とJR西の金沢・福井が外された理由だが、震災は関係なく、既にその前から発表されている。情報によると、利用者が東北を通り越えて函館まで行ってしまい北東北での下車客が少ないことがJRや観光関係者の間で問題となっていた。新幹線が新青森まで開通したことで、新幹線の利用促進と青森での観光集客を行いたく、函館を外したという話を聞いたことがある。また、他社線を利用した場合、その利用分を北と西へ支払わなくてはならず、経営状況が芳しくないJR東日本にとっては、避けたということもあるであろう。今回のパスは「はやぶさ」も利用できず、あまり魅力のあるものではなくなっている。

「大人の休日特需」を見込んでいた道南の観光業者は大いなる誤算である。9月と来年1月にJR東+JR北全線が利用できる大人のパスが発売されるが、料金が23,000円なので昨年までの「特需」は発生しないと予想する。

しかし、函館まで行けなくても、青森-函館間の運賃を別途払えば北海道まで渡ることはできる。「青函往復きっぷ」(自由席用なら5,500円)を購入すれば、18,500円で函館まで往復でき、有効期間も3日から4日に変わっているので道南旅行だけなら使える。しかし、利用者層から見て、そのような使い方をする人は殆どいないであろう。

 

大人の休日とは別に、JR東日本では新幹線を含めた管内の列車が1日乗り放題で1万というきっぷ、「JR東日本パス」を発売している。利用期間は第1回が6/11~6/20(すでに終了)、2回目が7/9~7/18である。1回目は好評で、売上げはJRの想定をかなり上回ったようだ。

このパス、震災後、激減した利用者を何とか戻そうと始めたもので、平日も使えるフリーパスを出すことは異例である。こちらは「はやぶさ」も利用できるが、往路と復路を別々に購入して使うことも可能なので、短期間の旅行にはお得である。渡道で利用する場合は、やはり「青函往復きっぷ」のようなものを別途購入すれば、かなり安く上がる。

 

大人の休日の話に戻るが、交通費が安ければ、観光客がやってくる。これは過去の事例で証明されていることだ。「JR東日本パス」が好調なのも、その値頃感にある。世界文化遺産に登録された平泉は、7/9からの第2回目の実施期間は大いに賑わうであろう。

北海道にどれほど道外から観光客を呼び込めるかは、交通費をどこまで抑えることができるに掛かっているのではないか。管理人が利用するスカイマークはその安さ上、常時満席である。北海道へ行くよりも韓国へ行った方が安い現実があり、鉄道会社は航空会社のようにフレキシブルには対応できないであろうが、ここをクリアできれば、大いに状況は変わるはずだ。

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石勝線「Sおおぞら」で往復とも大幅遅延アクシデントに遭遇、JR北海道は現場の改善を

2011年06月18日掲 載

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写真左は15日の遅れの案内、右は16日のもの(共に札幌駅西口改札前)

15日、札幌から釧路まで「Sおおぞら5号」に乗車。翌16日は「Sおおぞら8号」で札幌へ戻ったが、両日とも追分駅構内の信号機故障などに巻き込まれて、下りが1時間遅れ、翌日の上りは3時間遅れで特急料金払い戻しとなった。一連の事故原因や安全管理については、国交省やJRに任せるが、車掌や駅構内の対応のまずさが目立った。

13日から北海道に来ていた。15日は釧路へ「Sおおぞら5号」で移動をするので札幌駅へ行くと列車到着遅延の自動音声案内が。案内板では「追分駅構内の信号機不具合のため、Sおおぞら4号は30分遅れで運転中」とあるが、肉声での案内は「お出迎えのお客様・・・」のみで出発に関するものはない。

11時51分発の5号は4号の折り返しなので、西口駅改札で出発時間を尋ねると、新人職員が「到着してからも出発準備に20分かかります」とのこと。管理人は12時を過ぎるかと訊くと「わかりません」であった。この時、11時40分。先に昼を済ませようかと思い、今度は東口改札へ行ってみた。女性職員に出発を訊くと、「折り返してすぐに出発します。まもなく到着するのでホームに行って下さい」。駅での昼食はやめることにした。

改札を抜けたが、到着遅れに関しては、自動音声と肉声で何度も流していても、やはり出発に関してはなかった。ホームへ行くと、白い夏服を着た職員数人が平身低頭しており、詰め寄っている乗客もいた。優先順位からいけば、「到着・お出迎え客」ではなく、「出発・乗客」ではないか。

実は管理人が北海道に来た13日にも「Sおおぞら」が大幅に遅れた。空港から「エアポートライナー」に乗ったが、なぜか千歳駅に釧路行きの「Sおおぞら」が止まっているのを発見。状況がわからなかったが、あとで調べると、札幌行きの4号が車両故障のため、南千歳で運転を打ち切り。千歳へ車両を移動し、千歳始発の「Sおおぞら」として待機していたようだ。

その2日後にふたたびのアクシデントである。結局、20分遅れ程度で発車をしたが、「Sおおぞら5号」の車掌の対応がよくなかった。管理人は長い距離なので、”プチ贅沢”でG車に乗車をした。JR北海道のG車は車掌ではなく、女性アテンダントが対応するが、車掌からは一切、詳しい遅れの理由に関する説明がなく、「本日は信号機不具合により、列車が遅れたことをお詫び致します」のフレーズを自動音声のように繰り替えていた。

気の毒なのは、アテンダントの女性であった。乗客二人が執拗に、遅れの理由やJR北海道の一連の不祥事への対応を問いただす。なかなかの美女Wさんは困り果てていたが、「お客様の貴重なご意見を本社に報告させていただきます」とお客様相談センターのような答え。そうしか対応できないであろう。

こういう時は扉を挟んだところにいる車掌がやるべきであるが、何もしない。この日は車掌が二人乗務していた。アナウンスを担当した若い車掌のほか、ベテラン車掌が乗務していたが、このベテランは乗務室の扉を閉めたままで出てこない。この若い車掌もG車を通り抜ける時、ろくにお辞儀もせず、勿論制帽など取らない。こういった部分での教育は国鉄時代の方が優れたいた。

出発した「Sおおぞら5号」は石勝線に入ると、臨時停車が増え、遅れも増して結局1時間遅れで、釧路へ到着をした。結局、車掌からの詳しい説明は最後までなかった。

ここまでのことはブログで公開し、車掌の危機管理対応、状況説明の重要さについて書こうと思っていたが、翌16日は更なるアクシデントが待っていた。

追分駅での2回目の信号機アクシデント(国交省の査察が入った中で発生)については、ご存知の方も多いと思うので詳しく書かないが、管理人が乗車した11時29分発「Sおおぞら8号」は定刻に発車をした。帯広までは定時に運行をしたが、石勝線に入ると信号停止が相次いだ。

途中、占冠-新夕張間の信号所、新夕張駅、川端駅で「下りSおおぞらと行き合ひ停車をします」というアナウンスが入るが、列車が来ないままに発車。次第に停車時間が長くなり、東追分駅では2時間近い停車となってしまった。

管理人が乗った車両は車掌室の隣り。車掌からは「追分駅で発生した信号機故障のため・・・」と言っているが、昨日の事故の続きで、手信号のため遅れているのか、新たな事故が発生をしたのかがわからない。昨日の車掌よりも、親切丁寧な印象だが、状況説明がないので車掌の元へ。

聞くと、新たな信号機故障が発生との説明。下りSおおぞら5号(前日管理人が乗車)が徐行でこちらへ向かっているというので待ったが、いっこうに来ない。車掌から前後の列車の運行状況が携帯電話でわかるモニターを見せてもらったが追分・東追分間を確かに走行している。

そのうち、多くの乗客が車掌室へ。怒り出した者もいる。

「追分駅まですぐだろう。あそこは線路がいっぱいあるんだから、そこまで走ってバスの手配をしろ」(年配男性)。「千歳空港からの飛行機が間に合わない。飛行機代保証してくれるのですか(30代女性)」。「北斗星に乗るが、南千歳から函館まではS北斗で行く。接続が取れなかったら南千歳から北斗星に乗るが、それにも間に合わなかったら・・・(鉄)」。多種多様のクレームが飛び込んでくる。車掌は大変な仕事である。クレーマーたちの相手をしているので、車内放送ができない。何より情報が入ってこない。

暫くして、指令から連絡が入った。すれちがうはずのSおおぞら5号は、信号機故障のほかに車両故障も発生しており、追分駅に4時間近く停まっていたが、運転を再開するとのこと。追分駅から東追分に徐行で向かっているはずではなかったのか。こうなると何を信じていいのかわからない。

16時40分頃、4時間遅れの5号がやってきたが8号は発車しない。「追分駅からの書類が届いてからの発車になります」というナゾのアナウンスが入る。車内は大失笑。

3時間近く遅れて列車は動きはじめ、追分で臨時停車。ホームには大勢の人がいる。この駅でこんな人を見たことがない。よく見るとマスコミとJR職員であった。マスコミは既に国交省の査察が入ったこの日の朝から現地入りをしており、新たなアクシデントをライブで見てしまった訳だ。

「Sおおぞら8号」は定刻より、170分遅れで札幌駅へ到着をした。行き帰り合わせると4時間の遅れである。長々と書いてしまったが、先日のブログ「Sおおぞら火災事故 問われる乗務員の判断力」で書いたことをあらためて実感した。

JR北海道の車掌に求められるものは多いが、札幌駅構内のアナウンスにしても、全体に云えることは、「状況説明」とその「優先順位」に問題があり、「頻度」も少ない。利用者が何を今求めているのか、その理解と判断に欠けていると思う。適切な案内放送が出来ないのは社の体質、教育であろうが、現場にはナマの状況が入って来ずに、対応できないのも事実である。3.11の際、「S白鳥」に閉じ込められた時にそれがよくわかった。

普段はおとなしい北海道のお客さんさんだが、今回釧路へ往復してみて、珍しく怒っている人が多かった。最近、車両故障が多いのも、偶然ではなく、火災事故以来、頻繁に、且つ慎重丁寧に各駅などで車両を点検しているため、故障が発見されているからだと見る。皮肉な話だが、HACとも共通する問題がある。

管理人はJR北海道を応援しているが、正すべきものは多い。現場の人数が少ないなどのハンディもあるが、車掌や駅構内のアナウンスなどは改善すればすぐに取組めるはずである。風通しのよい環境でないのであれば、上層部からそこを正していただきたいと思う。

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釧路駅到着後、車両点検をする「Sおおぞら」

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「Sおおぞら」火災事故 緊急時に問われる乗務員の判断力

2011年05月30日掲 載

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,釧路駅に停車する「Sおおぞら」

煙が車内に充満する中、車外への避難を促すアナウンスは最後まで流されなかった。上川管内占冠村のJR石勝線トンネル内で27日夜起きた列車火災。乗客は「指示に従っていたら、みんな死んでいた」とJR北海道の対応に不満を訴えた。(5/29付 道新

石勝線トンネル内で起きた「Sおおぞら」の脱線火災事故。管理人は何十回と乗車している路線・列車であり、火事が起きたトンネルも見当が付くので非常にリアルにこのニュースを受け止めた。

現場では車掌からの車外避難指示はなく、乗客が先に脱出したと云う。JR北のマニュアルでは、火災の場合は速やかに乗客を安全な場所に避難させるとあるそうだが、今回の場合は煙のみで、気動車の煙突から出る煙だと乗務員が勘違いしたようだ。また、山間地のため、無線や携帯が繫がらず、指令との連絡も途絶えたとある(無線はトンネル内では繫がらないのか?)。

今回の事故は、管理人が3月11日の震災の際、青森から函館行の「S白鳥」乗車中に体験したことと共通点がある(その時のブログはこちら)。

地震発生時、列車は江差線の渡島当別-茂辺地間を走行中であった。急停車した場所は灯台がある岬(葛登支岬)の下あたりで切り立った斜面上だ。その下は松前国道と海が迫っている。余震の度に車両は揺れ、さらに16時半頃から引き波が始まり、いよいよ津波が押し寄せてきた。

車掌からは「安全確認が取れるまでここに停車します。この先の茂辺地駅は海抜が低いため、列車が津波に襲われる危険があり、先へ進むことができません」というアナウンス。車掌は2名乗車していたが、車掌室に様子を見に行くと、指令との連絡は取れず、携帯を使っているが地震直後のため、携帯も繫がらない。つまり、情報が入ってこないのだ。

列車は5時間以上停車した後、徐行で動き出し、茂辺地駅に停まった。車掌から「車両からは降りないで下さい」のアナウンスが。ところが、某団体ツアーのシニア客が駅前に停まっていた貸切バスに乗るため下車。その後、地元客と思われる人たちが次々と降りて行った。

管理人は車掌に問い質したが、「降りないで下さい。降りるのは自己責任です。降りても津波で道路が閉鎖されているので動けませんよ」という答だった。

このあたりのやり取りは、前ブログで紹介しているが、函館港にもっとも高い津波が押し寄せた午後9時頃、海抜が低く、危険だという茂辺地駅まで運転した理由が未だにわからない。函館駅構内に指令があるとすれば津波で避難したはずである。

詳細はわからないが、車掌は指令との連絡も取れない状態であり、状況も把握できていなかったことは間違いない。「降りないで下さい」と言っておきながら、乗客が先んじて降りだしたことは、今回の石勝線事故と共通している。J北の場合、指令所が札幌だけなのか各支社ごとにあるのかわからないが、緊急時には現場の判断が優先される。特に車掌の判断力が問われるところだ。

北海道の鉄路は石勝線のような人里離れた路線が多く、気象や自然が原因の突発的なアクシデントも起きやすい。これまでも何度かヒヤヒヤした経験があり、ローカル線の多くはワンマン運転だ。乗務員の適切な対応(危機管理能力)が求められる。

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「北斗星」 「カシオペア」が運行を再開 道内発着のすべてのJRが平常通りに

2011年05月20日掲 載

東日本大震災以来、運行を見合わせていた札幌―上野間の寝台特急「北斗星」と「カシオペア」が運行を再開する。札幌発は北斗星が20日、カシオペアが21日。上野発はいずれも20日。2本の寝台特急が再開することで、道内発着のすべてのJRの運行が平常通りになる。(5/19付 朝日新聞北海道版

北斗星とカシオペアは東北線経由で運行するため、震災が起きた3月11日から運休していた。東北線は4月21日に全線復旧したが、JR北海道はJR東日本との協議で「徐行運転の区間もあり、どれだけ遅れが出るかが読めず、乗客に迷惑がかかる」と判断し、運転を見合わせてきた。

札幌ー大阪を結ぶ「トワイライトエクスプレス」が4月の上旬の早い時期に運転を再開したのに較べ、東北本線を走る寝台列車の復活が遅れていた。これは仕方がないことであるが、2000年に有珠山が噴火した時は、倶知安経由や函館発着で「北斗星」が運行された。もしかすると、「あけぼの」と同じ上越・羽越・奥羽本線経由もありかなと思っていたが、観光シーズンを前にしての再開となった。寝台列車の運行は北海道観光の再生に向けても、重要な意味がある。

今回の震災に限らず、最近の夜行列車は荒天が予想される場合などの事前運休が多い。途中で長距離列車がストップをすれば、朝の通勤ダイヤなどが乱れたりするので、「この程度の天候でも・・・」という時でも運休してしまう。それだけ夜行列車の必要性がなくなったという事であろう。九州ブルトレが廃止された理由のひとつに、朝の東海道線通勤ダイヤに邪魔ということがあった。

管理人の北斗星乗車100回が迫っているが、この2,3年えらくペースが落ちている。3月11日、「S白鳥」に長時間閉じ込められた厭な記憶が消えず(そのブログはこちら)、暫く鉄路での北海道は避けたい気分であったが、そろそろこちらも再開しなくてはならない。

【参考】JR北海道のプレスリリース

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「大人の休日倶楽部」の北海道版 「悠遊旅倶楽部」は50才以上の奥さまにおススメ

2011年02月26日掲 載

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前回のブログでJR東日本の「大人の休日倶楽部」会員向けパスについて書いたが、何度か道民の方から北海道在住者は入れないのかという質問をいただいた。大人の休日は、パス以外にも運賃料金が5%割引になり、JR北海道エリアも適用される。また、道内の方でも入会は自由だ。しかし、道内向けにはJR北海道の「悠遊倶楽部」があり、かなりお得な内容となっているので紹介したい。

悠遊倶楽部」は「大人の休日倶楽部」とよく似た内容だが主な特典を紹介する。

■入会資格:男性60歳以上、女性50歳以上
■年会費 :1人1500円
■入会すると受けられる主な特典


●特典1→JR北海道の運賃・料金(特急・グリーン料金など)が30%割引*以前は45%であったが「大人の休日」が5%なのでかなりお得だ。

●特典2→「悠遊旅倶楽部会員パス」が年6回実施。期間限定だが、3日間JR北海道の全線が9,800円で乗り放題。特急指定席も4回まで使用出来る。平成23年度からは従来の3日間用のほかに5日間用15,800円も発売する。*大人の休日パスが年2回に対し、こちらは6回もある。

●特典3→SきっぷやRきっぷと同様な往復割引きっぷを設定している。料金もその他の割引きっぷより安い。*例:札幌-釧路を悠遊倶楽部割引で利用した場合 普通車用12,760円G車用17,640円(通常の往復価格で18,240円 Rきっぷの場合16,200円 Gきっぷで22,600円)

年会費1,500円がかかるが、札幌釧路間を片道乗車するだけで元は取れてしまう。以前より割引率は下がったがそれでも大きい。また、会員向けフリーパスが年6回あるのも魅力的である。往復割引きっぷの種類も多いので、旅行以外の業務や帰省などでも利用できる。

道内のこの他のおもなフリーパスは、「北海道フリーパス」が7日間有効で25,500円、また「3連休おでかけパス」が18,000円であるが、悠遊はかなりの値頃感がある。

ひとつ「大人の休日」と異なる点は、入会資格である。女性50才以上は同じだが男性は60才以上となる。夫婦で一緒に割引を受けられないかもしれないが、女性同士の旅には最適であろう。また、道外在住者でも入会は出来るので、北海道旅行に利用をすればかなり格安で周遊できそうだ。

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”大人の休日”で函館へ行けなくなる!!乗り放題パスが大幅に内容を変更

2011年02月25日掲 載

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JR東日本の50才以上の会員組織「大人の休日倶楽部」が発行する会員向けパスについては何度か紹介をした。あらためて説明すると、年2回(2009年までは年3回)、JR東日本全線と函館まで、またJR西日本の北陸エリアに三セク鉄道、民鉄などが3日間1万2千円で乗り放題となるものだ。ところが今年度から内容が大幅に変わり、12,000円では函館へ行けなくなったのだ。

まず、有効期間が3日間から4日間と5日間の2種類に変更された。料金は4日間で15,000円、5日間で23,000円。ここから先がポイントだが、4日間コースのフリーエリアはJR東日本全線+金沢・福井、5日間コースはJR東日本+JR北海道の全線がフリーエリアで、4日間コースの場合、青森までしか行けなくなった。その代わり5日間コースではJR北海道全線フリーとなったが料金は23,000円である。

また、実施期間も変更があり、9/1-9/13、1/12-1/24となった。これまでの6~7月にかけての実施分は、「新青森開業記念スペシャル」として、6/23-7/5の間、JR東日本全線が4日間13,000円で乗り放題となるが、函館まで行くことはできない。

つまり「大人の休日倶楽部パス」で北海道(函館)へ行けるのは、23,000円の5日間コースだけということになる。勿論、青森から乗車券と特急券を追加して買えば函館へ行けるが、わざわざ片道5,340円、往復1万円も払えば格安フリーきっぷの意味がなくなる。また、「はやぶさ」を利用する場合は別途特急券を購入しなくてはならず、5日間コースは「北斗星」などの寝台列車が利用できないため、面白みに欠けるかもしれない(「あけぼの」のB寝台のみ利用可能)。

函館では”大人の休日特需”が発生し、大変な賑わいを見せたことは昨年7月今年1月の拙ブログで紹介をした。観光オフ期である梅雨と正月明けの閑散期に多くの観光客が訪れるので、観光業者にとっては、救世主となっていた。

この変更を聞いて、函館の宿泊施設や観光関連の方はがっかりしているであろう。大盛況であった6-7月が青森までとなり、変わりに9月が登場したが、もともと観光シーズンなので意味がない。何といっても12,000円だから函館まで来たのであって23,000円なら航空機のパックと変わらない料金である。今年は”大人の休日特需”が期待できなくなった。

このシステムの変更、値上げといったよいであろう。JR東は週末や3連休に使える「ウイークエンドパス」や「スリーデーパス」を内容変更し、事実上の値上げを実施している。北海道方面で云うと、「ぐるり北海道フリーきっぷ」と「青森函館フリーきっぷ」が昨年度廃止されている。どちらも使い勝手がよかったので残念である。

千円高速道路で損している分を東北新幹線&「はやぶさ」で取り戻したいのは仕方ないが、お得なきっぷがお得でなくってしまっている。制約が少なかった「ワイド周遊券」が懐かしい。

【参考】「大人の休日倶楽部パス」新制度に関する公式HPはこちら

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東北新幹線の全線開通で函館以北まで乗り継ぐ客が増えると予想する

2010年12月13日掲 載

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JR北海道が東北新幹線全線開業を受けて実施したダイヤ改正で、新青森-函館を結ぶ特急「スーパー白鳥・白鳥」の利用率が好調だ。青森―函館間を走っていた前年同期と比べて8%増になったことを明らかにしたほか、12月末までの予約状況を見ても前年同期比26%増となっており、函館―札幌間の特急「スーパー北斗・北斗」の予約率もつられる形で同4%増となっている。

また、10日に年末年始の予約状況も発表をしたが、函館発着の本州方面列車は予約数が前年比118.6%、札幌発着の函館方面が114.8%と大幅に数字を伸ばしている。釧路・稚内方面がほぼ前年並みであったのと比較すると明らかに新幹線効果である。また、本州方面夜行(北斗星・カシオペア・トワイライトEXP・はまなす)も前年比114%と好調である。

青森-函館間の伸びはある程度予測されたが、札幌方面(北斗・S北斗)の114.8%は注目に値する数字である。これは本州方面から新幹線乗り継ぎで利用する客や函館・青森の観光キャンペーンの影響もあり、札幌方面から函館方面へ向かう客が増えたのではないかと推測する。夜行列車も大幅に伸びているが、ブルートレインと新幹線をそれぞれ利用する旅行者(鉄道ファン)も多いのではないか。

東京から札幌までの乗り継ぎは1日がかりだが、仙台など東北方面からの利用者はかなり増えているようだ。この時期、航空機の割引運賃が殆どなくなるので、通年運賃が殆ど変わらないJRにシフトしている客も多いと思われる。

本州方面から函館以北へ行く場合、所要時間は八戸終点時代と比較して、せいぜい20分程度の短縮である。しかし、北海道(函館)への玄関口である青森まで開通したという気分的な効果が数字を延ばしている。

今後、本州から函館方面への利用者は増えると見込んでいる。まず、恒例の「大人の休日きっぷ」3日間12,000円乗り放題が1/13から1/25まで実施される。これで多くのシニア層が、新幹線試乗も兼ねて函館へ訪れるであろう。冬にも関わらず6月の期間中よりも増えることも考えられる。

また、来年3月よりE5系が投入されるので、春から夏にかけて東北新幹線の青森までの利用者はいっきに増え、その流れで函館、さらには札幌方面へもJR利用者がやってくるはずだ。

最後に今回面白い現象として、函館など北海道在住や帰省で戻る人たちのかなりが新幹線を利用しているのだ。管理人のまわりにも何人かいる。これまで飛行機以外、選択肢がなかった人たちがJRを選んでいる。やはり、PRというのは大きい。

【参考】「年末年始の指定予約状況のお知らせ」(JR北海道資料)

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釧路駅で「キハ183系」のさよなら展示会を開催 何十回お世話になったことか愛着溢れる車両

2010年11月10日掲 載

ozora                            厚内駅で行違いをする「おおぞら」1996年4月  hokuto                            出発間際の「北斗」函館駅 1988年10月

Photo0001  網走駅で出発を待つ「オホーツク」1992年10月

つい先日、大阪-鳥取を結ぶ特急「はまかぜ」のキハ181系が引退をしたが、北海道ディーゼル特急の雄であったキハ183系1号機はこの3月に引退をして、釧路駅構内に留置されていた。最後は赤とクリームの国鉄カラーに復元されていたが、ミャンマーに売却されることとなり、13日、釧路駅でラスト展示会が開催される。車両展示のほか、「キハ182-1でさよならビール会」と銘打ち、釧路駅停車中の車内で3千円でビール・ウーロン茶飲み放題のイベントも行われる。

管理人も183系には、「北斗」、「おおぞら」、「とかち」、「オホーツク」などで何度お世話になったかわからず、大変愛着がある車両だ。特に「おおぞら」のグリーン車は今の「スーパーおおぞら」のそれより落ち着いており、癒しの空間であった。また、振り子特急と較べ、まったりとした乗り心地が好きで、現在でも”スーパー”ではなく、ふつうの「北斗」を選んで乗車することもある。

それにしても釧路支社はファンの気持ちをくすぐるイベントをやるものだと感心した。

 

Photo                           11月5日に引退をした「はまかぜ」181系 大阪駅 1996年1月

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JR北海道が新たな鉄道記念物を指定、士幌線アーチ橋、キハ82、小樽駅舎など新顔が登場

2010年10月25日掲 載

名寄市北国博物館前に展示されている排雪列車「キマロキ」編成の準鉄道記念物指定書の授与式が21日、同展示会場で行われた。この指定は、歴史あ る鉄道財産を後世へ残していくことを目的に、JR北海道が実施している。全国で唯一現存するキマロキ編成として知られている列車だが、今回の指定によりJR北海道のお墨付きを受けた形となった。(10/22付 名寄新聞


キマロキ排雪列車は機関車、マックレー車、ロータリー車、機関車の排雪用編成列車の頭文字を取り名づけられた。車掌車を含め5両編成で、全長は約75メートルに及ぶ。名寄市が旧国鉄から無償貸与を受け、昭和51年から名寄公園入り口に展示。平成5年には、旧名寄本線の線路上に移設され現在に至る。公開後の車両は、同年設立された名寄SL排雪列車(キマロキ)保存会が市からの委託を受け、保守、点検などに当ってきた。 *名寄新聞記事は初登場です

JR北海道が、歴史的に価値のある道内の鉄道遺産を鉄道記念物と準鉄道記念物に指定して保全に取り組むことになった。鉄道遺産の多くは地元自治体が管理しているが、保全が行き届かずに老朽化する懸念もある。JRが鉄道記念物に指定することで鉄道遺産の維持を図っていく。

鉄道記念物は、鉄道の地上施設や建築物、車両、鉄道の発展に貢献した人の墓碑や遺跡を含めた歴史的価値の高いものをいう。準鉄道記念物は、将来歴史的価値が生じ、鉄道記念物の指定にふさわしいものと定義。国鉄時代に全国で鉄道記念物が35点(準鉄道記念物48点)指定され、道内では旧手宮機関庫が鉄道記念物に指定されていた。

JRは、国鉄の分割民営化後も鉄道記念物を継承したが、新たな指定はなかった。ただ歴史・文化的にも貴重な鉄道遺産の保全は不可欠と判断し、国鉄時代の制度を再考することにした。

Photo 

小樽交通記念館時代 記念指定物が3両休む

鉄道指定記念物

①旧手宮機関庫
② しづか号機関車 
③ い1号客車
④大勝号機関車

以下 準鉄道記念指定物 *青色は新規指定
① キ601号回転雪かき車 ② キ800号かき寄せ雪かき車 ③ 北海道鉄道開通起点標
④ キハ03 1号気動車 ⑤ キハ82 1号気動車⑥ ED75 501号電気機関車
⑦ クラウス15号機関車ほろしん温泉ほたる館
⑧ 排雪列車「キマロキ」編成名寄市北国博物館前 ⑨ 旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群上士幌町⑩ 小樽駅本屋小樽市
⑪ 旧室蘭駅舎室蘭市 ⑫ 北海道鉄道技術館
 ⑬ C62 3号機関車 ⑭ 岩見沢レールセンター

指定物の約半分は小樽市手宮の「小樽総合博物館」(旧交通記念館)で見学することができる。また、今回、車両以外にも士幌線アーチ橋、小樽駅舎や旧室蘭駅、苗穂の鉄道技術館、岩見沢レールセンターなどが指定されたが順当な選定と云えよう。

名寄新聞で紹介ををした「キマロク」が保存されている名寄市北国博物館へは1993年の冬、深名線乗車のついでに寄ってみたが、12月ですでに雪囲いをされて見ることができなかった。

管理人が今後、準指定物に期待をしているものとしては、急行でも利用された711系電車や今回指定されたキハ82の後釜になるキハ183系、最初のリゾート列車である「アルコン」あたりか。将来的に「北斗星が」廃止になればこちらも入れていただきたいが、大宮の博物館へ持って行かれそうである。

 

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準指定を受けたキハ82系 小樽市総合博物館で撮影

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「スーパーとかち」が5両から4両編成に 無料高速・都市間バス・不況の挟み撃ちに

2010年10月20日掲 載

JR北海道は、帯広-札幌を結ぶ特急「スーパーとかち」の上下10本のうち8本を、従来の5両編成から4両に減らした。長引く景気低迷に加え、6月末に始まった道東自動車道の無料化社会実験の影響で乗客が減ったため。 (10/19付 道新)

比較的利用が堅調なスーパーとかち5号(午後1時7分札幌発)と同8号(同4時5分帯広発)を除く8本で、10日から実施。2両あった自由席車両を1両にしたため、自由席は約60席に半減した。年末年始など混雑が見込まれる日は、自由席に比べ乗客が多い指定席を増結する。

JR北海道によると、道東道の区間延伸に伴い、帯広-札幌の乗客数は2008、09年度と2年連続で前年比5%減少。無料化実験が始まった6月末からの約1カ月間では、前年同期比6%減っていた。

先日、JR北海道から12月ダイヤ改正の発表があり、「スーパーカムイ」などの削減などのニュースをお伝えしたが、今度は「スーパーとかち」の減車である。「とかち」は帯広止まりの「おおぞら」を引継ぐかたちで、1990年に登場。ユニークな2階建車両があり、2階にグリーン車、1階に二人用普通個室を連結するなどしていた。

現在では「スーパーおおぞら」と同じ車両(213系)を使用しているが、新夕張、占冠、十勝清水などの小駅にも停車している。

道新記事通り、6月末に始まった道東自動車道の無料化社会実験の影響による乗客減が最大の理由であろうが、来年度には道東道が全通する。それでなくても、札幌-帯広間は高速バスが好調であり、増便されているほどである。十勝の若者に訊くと、JRは札幌への移動選択肢に入っていないと言っていた。

また、新千歳空港-帯広間にも高速バスが開通し、この区間は「無料高速道路」、「千円ETC」、「札幌-帯広都市間高速バス」、「「新千歳-帯広高速バス」にJR特急がはさみうちをかけられている。当然、景気減速により、出張手控えも多く、客足を鉄道に戻すのは大変なことだ。

来年度以降はさらに厳しい状況が予想される。これにツアーバスでも参入されたらお手上げであろう。しかし、JR特急利用者とバス利用者は棲み分けされている。前者はビジネスや家族連れ、お年寄り、観光客、後者は若者や主婦層などが多いので、新しい客層をいかに取り込むであろう。

JR北海道には楽しい車両、遊び心があるサービなどがJR九州などと較べると少ない気がする。一般に対して、訴求できるあたらしいものを「スーパーとかち」に投入できないものであろうか。

これから冬に向けて、JRの利用者が増える時期だが、差別化を促す効果的なキャンペーンにも期待をしたいところだ。

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12月JRダイヤ改正発表、青函エリアには新幹線効果が期待できるが特急の退潮が目立つ

2010年09月27日掲 載

JR北海道は24日、12月4日に実施するダイヤ改正の内容を発表した。東北新幹線・新青森駅の同日の開業に合わせ、函館-八戸を結ぶ特急「スーパー白鳥」と「白鳥」(JR東日本運行)を函館-新青森の運行とし、新幹線と接続。函館-東京は最速5時間44分となり、八戸で新幹線と接続する現行より14分短くなる。北海道新幹線の新青森-新函館は2015年度開業予定。 (9/25付 道新)

「スーパー白鳥」と「白鳥」を合わせた運行本数は1日10往復で、現行と同じ。年末年始や大型連休は、東北新幹線の利用増を見越し、臨時の「白鳥」を1日2往復追加する。 また12月4日から、札幌-旭川を結ぶエル特急「スーパーカムイ」の1日28往復のうち利用率が低迷していた4往復の運行を休止する。


JR北海道と東日本から12月ダイヤ改正の概要が発表された。東北新幹線新青森延伸に伴ない函館-東京間は最速5時間44分となる。短縮時間は14分なので、新幹線が盛岡から八戸へ延長した時と較べると大した短縮ではないとかんんじるが、やはり青森接続となると気分的に北海道が近くかんじる。実際、盛岡で「はつかり」に乗り換えて函館まで行っていた頃は最速で7時間かかったので、かなり近くなっている。

最速の「はやて」は東京-青森間を3時間20分程度で運転するので、航空機からのシフトが増えることが予想される。首都圏から青森までは来年「はやぶさ」によるE5系が投入され、3時間強で結ばれるので、航空機が鉄道に座を明け渡すことになるであろう。


東京-函館間に関しては6時間近い所要時間なので、航空機に与える影響は少ないと見られる。しかし、JR東が「おとなの休日きっぷ」のような企画きっぷや新しいお得なきっぷを投入することも考えられ、「はやぶさ」運転開始、さらには5年後の新幹線函館延伸へ向けて、航空機と競争が激化することが予想される。


今回のダイヤダイヤ改正を見ると、JR北、東を含めて優等列車の削減が目立つ。道内では30分間隔で運転されていた「スーパーカムイ」が利用者が少ない昼前後を中心に4本削減される。JR東では房総特急や踊り子号など特急本数が減らされている。

「スーパーカムイ」の場合は高速道路無料化実験(岩見沢-士別剣淵間)や千円高速の影響がもろに出ているのではないか。また、房総特急の削減も東京湾アクアラインの大幅値下げ、高速バスとの競争が如実に出ている。景気低迷も相成り、近中距離の特急列車は全国的に乗客をかなり減らしている。増加傾向にあった特急が削減されるのは最近にないことである。

青森-秋田を連絡していた「かもしか」は「つがる」に吸収、青森発の「いなほ」も廃止されるようで、青森-新潟間を直通する特急が消えることになった。昭和国鉄カラーを色濃く残す485系特急も影が薄くなってきた。

今度のダイヤ改正には、新幹線に比重し、高速道路と高速(ツアー)バスに挟み撃ちされた鉄道の苦境が色濃く出ている。

【参考】■ダイヤ改正に関するJR北海道発表のプレスリリース(PDF)
ダイヤ改正に関するJR東日本発表のプレスリリース(PDF)

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12月改正でひっそり引退する特急「かもしか」 生活特急として青森-秋田間を地味ながら結んでいた

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「北斗星」に80ウン回目の乗車 北斗星の魅力と楽しみ方 

2010年09月26日掲 載

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B寝台個室ソロ(下段)と札幌発車してすぐ古豪711系に遭遇


9/17に札幌から上野まで寝台特急「北斗星」に一昨年12月以来久しぶりに乗車した。これまで正確な乗車回数が数えていないが、この20年間で80回は越えており、多分80ウン回目になるであろう。

今回、B寝台個室ソロを利用、北斗星のソロは定宿化しているが、これまでA寝台ロイヤルに4回、B寝台二人用デュエットを4回、開放型2段式B寝台を2回利用しており、それ以外はすべてソロだ。二人用A寝台ツインDXは2段ベットで、コストパフォーマンスのよさをかんじないので未体験である。

80ウン回乗車のうち、上野発の下り利用は多分30回以下で、札幌発の上りが圧倒的に多い。理由としては、寝台券、特に個室が入手し易いこと、往路の利用はなかなか寝付けないことが多く、朝到着をしても時間を持て余してしまうことがある。それに対し、復路は身体も疲れており、比較的寝れることや、会社員時代はそのままオフィスへ直行できるなどのメリットがあった。

今回は航空機で帰京する予定であったが、函館発が1週間通してほぼ満席。千歳発もJAL,ANAには多少空席があったが3万円の普通運賃のみ。スカイマークやエアDOは全く取れず、予定を変えて、札幌駅のみどりの窓口に訊いたところソロが1席のみ空いていた。前日であったが、いちばんキャンセルが出るのは二日前から前日が多い。

北斗星は最盛期の3往復体制から現在は1往復のみ。札幌発も旧北斗星2号のダイヤなので17時発過ぎとかなり早い。地酒、地ワイン、駅弁など飲食料を買い込み晩酌をしているとウトウトして一眠りをする。21時前になると食堂車のパブタイム案内放送が始まる。食堂車「グランシャリオ」のディナータイムは完全予約だが、パブタイムはフリーであり、ビーフシチューやパスタなどの食事メニューもある。

大沼を過ぎたあたりで食堂車に顔を出すと満席。4人席に相席ということで、先に男性2人が座っている。管理人はチーズ盛り合わせとワインを頼んだが、隣席のサラリーマンと思しき男性が、いきなり「そろそろ函館の街並みが見えてきますね」と話しかけてきた。外は真っ暗でも、カーブや勾配でだいたいの位置を把握しているようだ。

よく訊くと、東京-札幌を仕事で頻繁に往復、行き帰りどちらかは北斗星を利用するとのことで月2~3回乗車しているらしい。乗車回数も数百回ということで、上には上がいたものだ。前に座る鉄分が強そうな青年は何ともいえない顔で私たちの会話を聴いていた。

そういえば、北斗星乗車300回というイラストレーターの男性がいるが、このサラリーマンは上回っていそうだ。この他にもスーツ姿のサラリーマン風が結構乗車しており、出張のようである。以前は少なかったが、鉄道・ブルトレ人気の影響かだんだん増えてきている。春にトワイライトに乗車した時も数人スーツ姿がいた。


北斗星の旅、これまでもいろいろな出会いやハプニングがあったが、究極のマンネリながら何度乗っても飽きない。4月に「トワイライト」へ乗車した時は興奮して、浮き足立ってしまったが、北斗星は生活の一部のように、お決まりの時間が過ぎてゆく。トワイライトはご褒美に乗るような特別な列車だが、北斗星は日常的な列車である。北斗星に乗車経験がない人は特別な列車と思っているようだが、廃止になった九州ブルトレに乗るのと同じような日常感覚である。

以前なら当たり前であった寝台車と食堂車の旅、しかし今ではそれが貴重で、贅沢なものになってしまった。暇人が乗るように思われるが、時間帯を上手く利用すれば効率的に旅や出張をこなすこともできる。


ところで、12月、東北新幹線青森延伸で、三セクの青い森鉄道の距離が延びるために北斗星料金が上がる。上野-札幌のB寝台料金は25,270円から27,170円に値上げ。全線東北本線の時代は22,700円であった。かなりの値上げ幅となる。これでは特別な列車になってしまう。

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食堂車「グランシャリオ」 函館駅停車中
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新型機関車で上野駅へ到着

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”鉄道乙女”限定「りくべつ鉄道」運転体験ツアーを京急カードが実施

2010年08月19日掲 載

「Wing高輪」など京急系のショッピングモールで利用できるカードを発行する「京急カード」が女性限定の北海道鉄道ツアーを実施することになった。題して、「ウイング鉄道おとめの旅-北海道ローカル線を訪ねて」。元・ふるさと銀河線の一部を活用したりくべつ鉄道で運転体験・撮影会を実施するツアーだ。出発は10月1日、1泊2日の行程で料金はひとり19,000円(もちろん女性限定)モバイル会員は18,000円。
  品川駅前の「Wing高輪」や新橋駅地下に先月あたりから「りくべつ鉄道」元・ふるさと銀河線の車両が大々的に映し出されているポスターが貼られていた。よく読んでみると女性限定・運転体験ツアーと書いてあり、これには驚いた。

最近では鉄子さんもすっかり市民権を得たが、まさかファッション・テナントビルのカードがこんなことを企画するとは時代が変わったものだと思った。

京急グループはこのところ自らの資産を活用した商品を多く出している。先日の拙ブログでは、系列のホテルパシフィック東京がスイートルームをバスマニア向けに改造した「京急バスプラン」を紹介したが、鉄道ファン向けのプランも以前から出している。

今回の女子限定・りくべつ鉄道運転体験ツアーは、かなり大胆な企画だが、これはグループ会社内に鉄道やバスなど乗り物ファンの社員が多くいる証であろう。

コースは往復女満別空港を利用。初日は陸別で運転体験と撮影会を実施して網走泊。翌日は網走から釧網線に乗り、北浜駅を見学するがDMVはまだいるのであろうか。このツアー18名限定で11名集まらない場合は中止となる。


それにしても1万8千円という料金は安い!!鉄子さんでなくても参加する価値は十分にあると思う。是非、定員に達していただき、2回目ツアーに期待したいところだ。

なお、参加できない男子にはJALツアーの旬感旅行が「銀河線廃線めぐりとりくべつ鉄道体験コース」を実施している。

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「おとなの休日きっぷ」効果で函館が想定外の大混雑、交通費が安ければ需要があることを証明

2010年07月05日掲 載

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はやて接続が可能な白鳥は6日まですべて満席だ

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多くが休日パス利用者と思われる中高年層が函館駅構内を占拠


JR東日本が50歳以上を対象にした「大人の休日倶楽部」会員向けに年間2回、JR東+函館+金沢・福井が3日間乗り放題になる「大人の休日倶楽部パス」を発売している。利用機関は6/24~7/6までで、フリーエリア内の新幹線や特急が乗り放題になるものだ。今回、このパスを利用して函館まで来ている大勢の人に遭遇したがとんだとばっちりも受けた。


これまでフリーエリアは函館までだったが、今回から江差線・江差まで行けるようになった。実は管理人、たまたま2日(金)江差に立ち寄っていた。トイレを借りようと久しぶりに江差駅へ足を運んでみるとちょうど木古内行きが発車する間際。車両の中を覗いてみると席が完全に埋まっている。平日の10時8分発にしてはやけに混んでいる。以前、同じ時間帯に江差から乗車した時は乗客が3人であった記憶があるが、気に留めずにレンタカーで函館へ向かった。

函館駅に昼過ぎに到着したが駅構内は人でごったがえしている。まだ夏の観光シーズンには早い。外国人観光客もそれほど目立たない、居るのは中高年の集団で女性が目立つ。「みどりの窓口」で青森までのきっぷを求めると、満席だと云う。てっきり団体客かと思ったが、何と翌週6日(火)まで朝と夜遅い時間帯以外の八戸行きは満席なのだ。さらに八戸接続の「はやて」号もすべて満席だという。どうしてしまったのだろうか。

係員に尋ねると、「大人の休日パス」利用者が占めており、よく見ると利用期間が終了する7日以降はガラガラである。駅ナカの売店や食堂には「大人の休日倶楽部様10%引き」の貼り紙があちらこちらにある。

なるほど。これですべてが読めた。実は週末の函館のホテルが取れないでいたが、その前の週も同じであった。てっきり新装した競馬場やインバウンド関連で抑えられていると思っていたが、その中の多くが「大人の休日倶楽部」パス利用者なのだ。だから、キャンセルがなかなか出ず、管理人はJR北海道の旅サイトを通して、駅前にある「スマイルホテル」のみ中心部で空いていたので、予約を入れた(じゃらん・楽天・JTBなどはすべて満室)。

江差駅と江差線に観光客が居たのも、このパスで来た人たちとみて間違いないであろう。

JR東では閑散期と云われているこの時期に安いパスを出す。東京から函館まで片道で約18,000円、これが往復しても12,000円なのだから時間のある人は飛び付くであろう。しかし、管理人のように迷惑をする人間もいる。事実、所用があった青森までは自由席で超満員、八戸からの新幹線は3列席の真ん中であったが、乗客の大半がパス利用のおばさんグループだったので、急遽、グリーン車に変更をして帰京した(3,500円追加でグリーンに乗れるので東海道新幹線に比べ割安感がある)。

バスの利用期間は13日間であったが、フリーエリアの中でいちばん潤ったのは本州ではなく、函館でないかと予想する。何しろ夏休みでも空いているホテルが全く取れないのだ。恐るべし大人の休日効果である。次回は来年1月なのであまり期待できそうもないが、シニア市場の大きさ、首都圏人口の多さを再確認した。

北海道観光、函館(道南)観光が伸び悩んでいる原因のひとつは交通費の高さであると思う。これがクリアできれば相当な潜在需要がある。時間のかかる鉄道乗り継ぎをしてまでも北海道(函館)へ来たい。白鳥の乗客の大半は青函トンネル初体験だったようである。交通費が安ければ、その分、消費にまわる。

今回の大人の休日倶楽部パスによる大混雑は観光に携わる身にとって大変参考にもなった。また、観光事業者の方にとっても集客のヒントになったはずだ。一過性かもしれないが、リピータづくりへのビジネスチャンスであるし、来年もふたたび北海道(函館)へという会員も多いのではないか。

★おとなの休日パスの問題については「ホテルニューオーテ」さんのブログでも鋭い指摘をしている


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いつもは空気を乗せて走っている江差線もかなり盛況 街にもそれらしき観光客がいた

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パスを出せば10%割引に

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あれっ、驚きの東北新幹線の新愛称『はやぶさ』

2010年05月19日掲 載

東北新幹線E5系の愛称が「はやぶさ」になったことで波紋を呼んでいる。当然であろう。どうして東京-西鹿児島(熊本)間を結んでいたブルトレの名称を使ったのか。新大阪-鹿児島中央を結ぶ九州新幹線の新名称は「さくら」だが、こちらは九州と縁があるブルトレから拝借したのでまだ許せる(本来ならこちらが「はやぶさ」であろう)。しかしながら、みちのく路で「はやぶさ」はミスマッチだ。

公募1位の名称は大方の予想通り、「はつかり」であった。管理人がもし投票をするならやはり「はつかり」に入れたであろう。東北本線に最初に走った特急列車の愛称であり、新幹線開通後も盛岡-青森間を結んだ。さらに青函トンネル開通後は函館まで足を伸ばし、八戸まで新幹線が延長されるまで50年近い間、みちのく路を走り続けた伝統列車なのである。敬意を表してほしかった気がして残念だ。

しかし実際には第7位の「はやぶさ」に決定した。「はやて」を残す意見も多かったようだが、国内最速のE5系の投入、JR後初の3クラス座席、また将来の函館(札幌)延伸を見据えて、スピード感があり、既存のイメージを払拭するようなものにしたかったのであろう。ならば、全く新しい名称にした方がよかったのではないか。

「はつかり」では昔の東北本線のイメージを引きずるのであろうか。そうであれば、「はやぶさ」は丸々24時間近くかけて走ったブルトレ時代の印象が強すぎてさらにそぐわないかんじを受けるが。

もし、九州新幹線の名称が「つばめ」ではなく、「はくつる」や「ゆうづる」であったらどうであろうか。「はやぶさ」はそれ以上の違和感をかんじる。”つる”は出水平野に生息しているので、名付けてもおかしくはないが。

「はつかり」以外では「海峡」という名称も考えた。青森-函館間を結んでいた快速列車の名称だが「はつかり」が「白鳥」に変わった時に廃止になった。地味だが、これほど地域性を正確に表し、旅情を駆り立てるものはないと思う。現実的には新幹線で「海峡」は変かもしれないが、函館まで延伸し、「こだま」型の各停が登場すれば似合っていそうだ。


うがった見方だが、「さくら」が復活をしたのを見て、JR各社で調整を行い伝統名称の「はやぶさ」を復活させたのではないか。「さくら」も「はやぶさ」もデビューは来年3月。帳尻を合わせたような気もする。残るブランド名称は「富士」だがこれは東海道新幹線しか使えないか。

ブルトレ名称を使うなら、夢の(?)新幹線寝台車、東京-鹿児島中央、新大阪-新青森(これは電圧で無理か)を見てみたいが儚(はかな)い夢である。。

【参考】この件に関するJR東日本のプレスリリース

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釧網線で足湯列車を運行、新しい企画が続く釧路支社へ期待

2010年05月01日掲 載

釧路湿原、知床、阿寒と三つの国立公園を沿線に抱えるJR釧網線(釧路・網走間169キロ)で5月1日から、釧路管内弟子屈町の摩周駅と川湯温泉駅にある足湯を楽しめる「足湯めぐり号」が運行を開始する。(4/27付 道新夕刊)

釧網線は北海道を代表する観光路線である。先月29日から運行が再開したくしろ湿原ノロッコ号、SL冬の湿原号など観光列車に活路を見出している。20年以上の運行実績により、ノロッコ号は海外観光客にも知られるようになっている。しかし、利用者は減少傾向にあり、ややマンネリの感も拭えなかった。

本日1日より運行する「足湯列車」は、例年夏にだけ釧路駅から網走駅まで通して運行する普通列車1日1本を、摩周、川湯温泉両駅に20分程度停車させ、両駅舎に隣接する足湯の魅力を乗客に味わってもらう趣向だ。普通列車ながら「足湯めぐり」のヘッドマークを付けて走る。 10月31日まで運行され、普通運賃のみで乗車ができる。


このところ釧路支社が頑張っている。先日はキハ40を朱色の国鉄塗装に戻し、鉄道ファンを呼び込む企画を拙ブログで紹介をしたが、今回は足湯である。キハ40と違い、幅広い層の観光客に訴求ができる。
足湯は摩周、川湯温泉のみだが、沿線には駅前(駅周辺)に温泉がある場所がいくつかあるので(茅沼・緑・斜里など)、もし人気が出て定着すればコースを変えることも可能ではないか。

ノロッコ号は団体利用者が多く、区間も短いが、足湯列車は距離も長く、途中下車ができる旅なので沿線自治体への効果も期待できる。

釧路支社には、管理人が景色日本一だと思う花咲線が管轄化にある。花咲線には現在、観光列車は走っていないが、次なら企画へ期待したいところだ。数年前、北斗星車両を使って、札幌-根室間に寝台を走らせたが、ふたたび実現できれば話題性も高い。


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トワイライトエクスプレス乗車記(下)-JR西&車内スタッフの心得たサービスに好印象-

2010年04月27日掲 載

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JR東と西の境界駅直江津 ここから長野経由で帰れば10時過ぎには東京着
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糸魚川の清流 姫川を渡る 周囲は桜が満開
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食堂車「ダイナープレヤデス」の朝食 和洋でチョイス
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北陸路ローカルで奮闘する元急行475系  583系電車寝台改造車も富山駅で見かける

6時15分、寝台列車御馴染みのオルゴール音「ハイケンスのセレナーデ」が鳴り、車掌が「皆さま、おはようございます。ただ今列車は新潟県を定刻に走っております。昨夜はぐっすりとお休みになられたでしょうか。あと10分ほどで直江津に到着いたします」という放送が入る。

カーテンを開けると上越の桜が満開だ。すぐ近くには桜の名所・高田公園がある。越後の山々はまだ多くの雪を頂いている。反対側の車窓には日本海が見えるはず。管理人の祖父母が生まれた柿崎あたりを通過中だが一昨年99才で亡くなった祖母を思い出し、窓から合掌する。

歯を磨き、昨夜予約をしたシャワールームで洗髪。トワイライトではシャワールーム利用者を殆ど見かけなかった。車内放送で詳しい案内がなかったせいかもしれないが、北斗星よりも脱衣所が広めで使いやすい。なお、トワイライトの洗面所にはコップがなかった。ペットボトルの水で嗽をしたが不便である。

朝食も予約制になっており、6時30分から30分刻みになっている。管理人は7時半であったが実質20分程度なので少し慌しい。コーヒーのおかわりがこれでは出来ない。ふつうの洋食だがスクランブルエッグがケチャップではなく、品のよい手製のトマトソースを使っていて美味しい。昨夜のディナーで使ったものであろうが、厨房を覗くと女性の料理人が居た。

富山・金沢・福井と北陸の都市を通過し、北陸トンネルを越えると嶺南地方に入り、関西が近づいてくる。途中、懐かしい国鉄車両と遭遇する。元急行の475系は未だに北陸路では目立つ。元583系寝台改造電車もエリアは狭くなったが健在で2回遭遇。また、私鉄の富山地鉄や福井鉄道の古い車両とも併走し、楽しい。

今庄駅ではSL機関区の名残が見える。柳ヶ瀬線も含めて、昔は難所であったのであろう。この辺り歴史的にも面白い場所で前からゆっくり歩いてみたいところだ。

敦賀駅には機関車付け替えで16分停車。車掌さんから「敦賀では16分停車します。機関車付け替え作業をしますので、お散歩や記念撮影などいかがでしょうか」とアナウンスがある。鉄道で「散歩」を奨められたのははじめてのことである。

実際、身体が固まっており、坐骨神経痛が痛んでいたので敦賀駅での「散歩」は正解だ。機関車の前には車掌さん、食堂車のスタッフがサービスで写真撮影に応じてくれる。切り離し作業立会いの敦賀駅の女性駅員も作業終了後、参加してくれている。やはり、トワイライトは観光列車だ。北斗星では絶対見られない光景である。

そういえば札幌から京都まで、ひっきりなしで車窓ガイドや観光案内のアナウンスが入る。結構、知らないことも多くためになった。ガイド放送でゆっくり寝れないのが難だが、この列車はクルーズ・トレインなのだ。

敦賀駅は好きな駅で何度も途中下車をしており、3回ほど泊まっている。駅周辺は殆ど変わっていない。ここに好きな地酒があり、改札を出て買いに飛び出た。変わったと云えば、小浜線が不相応な電車になったこと(5年前、大雪の小浜線に乗ったが途中で鹿を轢き、走行不能となり、車輪に絡まった鹿を他の客と引っ張り出した凄い思い出がある)、また、新快速型の電車が何と福井まで延伸していた。

ラストランの京都までは湖西線を走る。関東人にとって湖西線に乗る機会は少なく、景色が楽しい。本当は敦賀から北陸線に乗換え、「しらさぎ」で米原or名古屋経由で帰った方が早いのだが、京都経由で正解である。湖西から見る琵琶湖は何とも云えずよい。近江は何度も着ているが、気持ちを穏やかにさせてくれる何かがある。


22時間10分の旅路が終わった。長かったが、北海道から関西まで、一粒で二度美味しいグリコのオマケのような列車旅行であった。

長い時間飽きさせないJR西の車掌さんと食堂車&販売スタッフのサービス精神には好印象。長旅を優雅に、のんびりと、思い出づくりのコンセプトがすっかり根付いている列車と見受けた。

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敦賀駅では機関車付け替えで16分の停車 記念撮影はここで
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30年ぐらい景色が変わらない敦賀駅と駅前 ルートインが最近できた
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菜の花の湖西路を走る 竹生島が見える
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22時間かけて京都駅へ到着 まだここでは終わらない
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「ひかり号」、これがラストの車内食

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トワイライトエクスプレス乗車記(上)-鉄道旅行の醍醐味がここにある-

2010年04月26日掲 載

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経由路線が多すぎて最後は手書きとなった乗車券%E2%80%9910.04Hokkaido%20062.jpg
この経由地が長旅を物語る
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入線!!

24日(土)、札幌から京都まで「トワイライトエクスプレス」に乗車した。これまで「北斗星」は100回近い乗車体験があり、「カシオペア」も経験済みだが、なぜかトワイライトは何度かチケットを購入しても縁がなかった。乗車前日、札幌駅に北斗星のB寝台ソロを求めに行ったが、トワイライトの空席状況が○になっていたので思わず衝動買いをしてしまった。行きが安いスカイマークだったので、帰りは贅沢をさせて貰うことにした。


ひとつ悩んだのが乗車券の購入である。以前、大阪発のトワイライトの寝台券を購入し、東海道新幹線経由で札幌まで発券を願い出たところ通しは不可能と云う。新大阪-大阪間の重複は折込済みであり、新大阪か京都から乗車すれば新幹線と在来線なので問題はないはずだ。しかし、意味不明のことを言って2枚での発券になるという。別の駅へ行くと「京都-山科間が重複・・・」と言われる。そこは在来線であり全く問題がないはず。実は通しの乗車券が発券できないこともあり、面倒臭くなりトワイライトをキャンセルしたことがあるのだ。

札幌駅の窓口職員はいとも簡単に通しで発券してくれた。JR東の窓口の話をすると笑っていたが、根っから鉄道が好きそうな担当者で知識も相当なものであった。分割と通しの場合の運賃の違いを教えてくれたが4千円以上も通しで買うと安いのだ。また、JR東海のエクスプレスきっぷや50才以上が使える大人の休日きっぷの割引で、このルートの乗車券を買うとかえって高くなるという。君は何者だ?遠く離れた他社のことまで知っており、凄い職員がいたものだ。

やはり、契約スタッフとは違う。ちなみに札幌-鎌倉まで31,700円(乗車券・特急券・B寝台シングルツイン)で、これに東海道新幹線を含めると約35,000円である。その職員とはオレンジカード購入で翌日も会った。管理人の顔を見るとニコニコして挨拶して来た。こちらもハッピーになったが、JR北はこういった社員を大事にして欲しいと思う。


トワイライトの出発は14時5分とえらく早い。ホテルを出て、買い物をして、昼を食べたら乗車する時間だ。所要時間は22時間を越え、北斗星よりも5時間以上も長い。これまで乗った中では、13才の時の「はやぶさ」と1984年ポルトガル・ポルトからパリへ向かったSUD EXPRESSと拮抗している。全く夜行列車が似合わない時間に列車は入線。北斗星は足のように気軽に乗車しているが、こちらは初めて。心地よいウキウキ感がある。

隣ホーム「エアポートライナー」の乗客の視線が気になるが、隣の電車で飛行機に乗り継げば夕方には帰宅できる。しかし、トワイライトでの帰宅は明日の夕方近くである。

札幌を出発すると、「いい日旅立ち」のチャイムが流れる。ブルトレで御馴染みのあるオルゴール音とは違い、旅をしているなあという実感が湧いてくる。


利用したシングルツインはベッドが線路に沿っており、枕木沿いにある北斗星のBソロとは異なる。料金は3千円高いが2段ベッドになっており、二人利用も可能。但し、相当に狭いのでおススメはできない。慣れ親しんでいない列車なので個室内の備品の使い方やベッドの作り方など悩んでしまうが、全体的にゴージャス。たとえばベッドシーツの他にベッドパッドや浴衣ではなく、パジャマ風のものを完備している。これでB寝台なのだから高評価だ。

但し、座席二つを倒してベッドを作るのだが寝心地はイマイチ。北斗星の方が天井は低いがゴロ寝には向いている。


当日の乗客の大半は阪急交通社トラピックスのツアー客。それと鉄ちゃんと思しき男性ひとり旅が数名。中にはスーツ姿が二人おり出張帰りなのであろう。鉄ちゃんも比較的年齢が高い(管理人も含め)。サロンカーでの会話はすべて関西弁。食堂車のスタッフもそうであり、あらためて西の国と結んでいる列車であることを実感する。不思議な気分である。


乗車していくつかトリビア的なことに気が付いた。まず、大阪行きのみ函館本線鹿部回りであることだ。いつもと景色が違うなと思ったら渡島砂原を通過。気が付かなかった。流山温泉駅では展示してある新幹線に遭遇。駒ケ岳や大沼の見え方がいつもと違い新鮮である。

また、内浦湾では夕日が楽しめた。北斗星やカシオペアでは朝日なので、大阪行きでも”トワイライト”は楽しめるのだ。機関車の付け替えについて車掌に質問したが、函館は通過のため、五稜郭駅で16分停車するが、ツアー客のみの時などは函館停車をすると云う。フレキシブルで臨時扱いならではである。

食堂車は上りの場合、ティータイム・ディナータイム・パブタイム・モーニングタイムの4回営業。パブタイムと朝に顔を出したが、はっきり言って北斗星・カシオペアよりも味がよい!!バカらしいと思っていたフルコースディナーを食べてみたくなった。

途中、運転停車が多くウンザリすることもあるが、鉄道旅行の醍醐味をこの列車にかんじた。寝台車ビキナーには勿論おススメだが、管理人のような寝台リピーターにも新鮮である。やはり、普段見慣れない景色や車内の雰囲気などが因となっている。

洞爺の次の停車駅は何と新津、これも驚きであり、12時間4分ノンストップである。弘前でこの日最後の車内放送が入る。

乗車記(下)はこちらへ


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シングルツイン室内 上段にもベットがあり二人使用も可
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さようなら札幌、次回は来月か
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古豪711系は未だ健在
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北斗星やカシオペアでは見れない内浦湾の夕日
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東北上越新幹線の亡霊(?)とすれ違う
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21時からのパブタイム

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幌内線がトロッコ列車で23年ぶりに復活、線路保存の甲斐があった

2010年04月18日掲 載

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開業当初の三笠鉄道村と解体中の隣接する旧幌内炭鉱 昭和20年代のものと思しきボンネットバスがすさまじい

23年前に廃線となった旧国鉄幌内線がトロッコ列車で復活をすることになった。幌内線は岩見沢-幾春別を結ぶもので、その支線である三笠-幌内間に鉄道が走る。エンジン付きトロッコが走る本格的なものであり、鉄道(廃線)ファンには嬉しい知らせだ。

三笠-幌内間は廃止後も線路が保存されていた。管理人は1990,1992,2002年と同地を訪ねたことがある。出発地の旧三笠駅は今はクロフォード公園になっており、キハ82など道内で活躍をした車両が保存されている。そこからかつて炭鉱があった幌内までの2.7キロが支線となっており、道路に沿うように盛土された上に線路がある。2002年に最後に訪れた時も草がきれいに刈られており、よく保存管理されているなと感心したが、まさか鉄路復活とは予想しなかった。

終点の幌内も鉄道公園となっており、「三笠鉄道村」として営業をしている。狭い構内をSLが走っているがこの機関車がクロフォード公園まで走ったらいいのになあと思っていたものだ。90年と92年に訪れた時は幌内炭鉱を取り壊している時ですさまじい風景であった。鉄道村は出来たばかりであったが、三笠から幌内まで朽ち果てたような炭住が続き、鉄道公園のすぐ奥では炭鉱まで続いていた線路が剥がされていた。


今回のプロジェクトの運営には北海道の鉄道グッズ販売で有名な「カラマツトレイン」があたっている。あの小樽-釧路を結んだ鈍行寝台「からまつ」から取った店名だが今では全国チェーン展開をしているほどだ。HPを見ると動力車2台は昭和36年に廃止になった温根湯森林鉄道にもので、巨大粗大ゴミのような機関車を復活させたらしい。

現在、三笠署などと安全確保について調整中で、29日に開業し、10月中旬まで営業する予定だというがこれは面白そうだ。往復だと5キロは乗車できる本格派だ。

北海道最初の鉄道は手宮-幌内間のであるが、これが成功すればもう一方の手宮線復活にも勢いがつくのではないか。楽しみである。

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クロフォード公園のキハ82と今回トロッコが走る三笠(クロフォード公園)-幌内(鉄道村)間の保存されているレール(’02.7撮影)

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JR北海道のキハ40が国鉄色に復元、鉄道ファン集客が狙いか

2010年03月15日掲 載

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函館本線熱郛駅で交換待ちのキハ40(’88.10)

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地上ホーム時代の帯広駅に停車するキハ40(’90.2)

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札沼線石狩月形駅で交換するキハ40とキハ56(’92.5)

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90年代以降に登場したお馴染みの北海道カラー(’93.12 砂川駅上砂川線ホーム)


旧国鉄時代の「朱色」に塗装し直した列車1両が14日、JR根室線を中心に運行を始めた。鉄道マニアには「柿色」と呼ばれる色で、釧路駅にはファンも集まり、郷愁に浸った。 (3/15付 道新)

国鉄末期に登場したこのカラーを「柿色」と呼ぶとは知らなかった。なかなか色名が出てこないのだが、「赤や朱色の国鉄カラー」と管理人は呼んでいた。最近は国鉄リバイバルカラーが増えている。特に国鉄時代からある古い気動車は全国各地で国鉄カラーに戻されている。先日、引退をした大糸線糸魚川-南小谷間を走っていたキハ52も元の色に最後は復元された。また、急行「能登」も「白山」時代の白を基調としたものから伝統の国鉄カラーに再塗装されていた。


JR発足後、各社は競うようにそれぞれのローカルカラーに塗装替えた。しかしながら新カラーが車両にマッチしたものは少なかった気がする。国鉄カラーを知っていることもあるが、鉄道車両はシンプルな方がよい。

JR北海道でも90年代に入るとクリームを基調とした北海道カラーに普通気動車が塗り替えられていった。キハ40や古いキハ56も新カラーとなったが、電車の711系はそのままの赤色で現在に至っている。過去の栄光に敬意を表してなのか、すぐに廃止する予定であったのか理由は定かではないが、711系を見ると正統派国鉄カラーの電車であり、誇らしげに見える。


この国鉄カラーへの復元、鉄道ファンを呼び込もうという狙いであろうか。確かにファンは集まってくるが、キハ40に引退も近づいている証でもある。

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国鉄時代と同塗装で走る711系電車(撮影時期不明 銭函駅)

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新塗装になることなく引退をしたキハ22系(’92.10東室蘭駅)

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先ごろ引退をしたキハ52系(’97.11境港線)と横川駅で補助機関車を付ける「白山」時代の489系(’96.11)

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「ぐるり北海道フリーきっぷ」が3月で廃止、これほど使い勝手がよいものはなかったので残念

2010年02月20日掲 載

首都圏から北海道へ行くのに使い勝手がよかった「ぐるり北海道フリーきっぷ」が3月末で発売終了することになった。

このきっぷ、5日間道内乗り放題で、北海道までの往復には「北斗星」のB寝台個室ソロが利用できる。料金は35,700円 (7.8.9月は45,200円)で、個室寝台を利用した場合、上野から札幌までの片道だけで2万5千円はかかるのでかなりお得なキップといえる。

北海道発でも首都圏方面向けに同様なキップがあり、ぐるりよりも安いが、北斗星の個室は利用できない。個室が利用でき、道内特急列車の指定席が制限なしに何度でも乗車できるのがミソである。

管理人はこれまで何度(何十回)お世話になったかわからないほど利用させていただいたキップだ。おもに函館・札幌方面へ行く時だが、出張でもけっこう使わせていただいた。

正直これは相当なショックである。廃止の背景には何があるのか。最近のJR東日本は”お得なきっぷ”の整理に入っており、チケットレスや券売機での発券にシフトしている。窓口での面倒な寝台券発行手続きがあるこのようなキップは整理の対象か。

また、JR東は東北新幹線の青森・函館延伸を睨んで老朽化の激しい「北斗星」廃止も視野に入れているであろう。その布石とも考えられる。もうひとつのお得なきっぷ、JR北海道の「いい夫婦パス」も危ないかもしれない。

他に使い勝手がよいキップはあるか?
強いてあげれば「青森函館フリーきっぷ」が重宝。有効期間が7日間あり、あけぼのB個室が利用可能。北斗星は運賃のみ有効だが、安く、有効期間が長いので便利である。道南を周遊するのであれば、このキップにJR北海道が発売する往復割引きっぷやレンタカーも割引適用されるので組み込むという手もある。

また、「北海道フリーパス」を追加すると5万円は越えてしまうが丸々1週間道内鉄道旅行が満喫できる。

もうひとつの裏技として、旅行会社が発行する道内フリーきっぷを利用する手だ。全道・道南・道央・道東など3日~1週間程度有効のツアー参加者のみに発売する格安乗り放題チケットがあるが、実はJTBなどはツアーに参加をしなくても、宿泊クーポンのみの購入で、乗り放題チケットが買えるのだ。「北海道オプショナルプラン」というパンフレットがあるので参考にしてみるとよい。


お得感のあるフリーきっぷはどんどん削られている気がする。北海道ではないが、たとえば「奈良・大和路フリーきっぷ」というスグレものが去年まであった。首都圏から8日間有効で、フリーエリアまでは運賃のみ有効なので、たとえばムーンライトながら利用や東海道線各駅で途中下車が出来た。また関西本線も利用できた周遊券感覚のきっぷであったが、「奈良・大和路遊々きっぷ」に変更された。

東海道新幹線の料金も含まれるようになったが、それまで東京発1万7千円であったものがいっきに2万7千円に。新幹線料金が入っているので変わらないように見えるが、有効期間は4日となり、フリー区間までの途中下車もできなくなったので制約が増えた。

最近のフリーきっぷは自社内完結型で有効期間が短いなど制約が多すぎる。遊びごころのある旅ができなくなった。ワイド周遊券は旅の選択肢を広げるスグれものであったが遠い過去のものになろうとしている。世の中同様、息苦しさが増す。

【参考】JR東日本のプレスリリース(PDF)

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好評「ふるさと行きの乗車券」、某駅で手製国鉄時代風ポスターを発見!!

2009年12月10日掲 載

写真上は「ふるさと行きの乗車券」正規ポスター 以下JR東海道線某駅限定のポスター この駅にはこれ以外にも国鉄を意識している手製ポスターが数々貼られているがどこかは写真に答えあり

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先日、拙ブログでJR東日本が年末帰省用に発売をした格安きっぷ「ふるさと行きの乗車券」について、紹介をしたがかなりのアクセスをいただいている。首都圏の各駅でも大々的にポスターと割引率が書かれた案内が掲示されており、立ち止まってじっと見ている人を見る。普通運賃の割引がミソなので、パッと金額を見るとえらく安くかんじてしまう。この商品、大ヒットするのではないか。

また、おなじみの「北海道&東日本パス」が今冬も発売される。内容はご存知の方も多いと思うので省略をするが、「青春18きっぷ」と比較をしたメリットは、①有効期間が12/10から1/20までと長い②急行「はまなす」自由席の乗車OK③津軽海峡線は特急料金を払えば函館-青森間乗車OK④青い森鉄道とICRいわて銀河鉄道乗車OK。デメリットとしては連続する5日間使用なので青春18のようにバラでの使用ができない。北海道-関東を往復するなら新幹線や飛行機、高速バス、フェリーなど組み込みながらの旅の方が効率的でアクセントも付くであろう。さあ、若者よ、旅に出よう。

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「北海道&東日本パス」チラシ 上がJR北海道版 下がJR東日本版 初めて2種類あることを知る

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高速道路と十分に対抗できるJR東日本「ふるさと行きの乗車券」

2009年11月21日掲 載

先日の拙ブログで「高速道路に対抗、利用者の多い冬こそJR運賃を見直してみたらどうか」という題で、JR北海道は利用者が増える冬季と年末年始に思い切った割引運賃やトクトクきっぷを発売したらどうかという提案を行なった。

実は管理人の勉強不足であったが、JR東日本が、年末年始(12月26日〜1月8日)の往復乗車券の運賃を最大49%割り引く「ふるさと行きの乗車券」発売が発表され、すでに駅張りポスターなどでも告知されていた。この乗車券、これまでの割引きっぷとはタイプが異なるもので、帰省用としては使い勝手がいいものとなっている。

年末年始の割引きっぷと云えば、「青春18きっぷ」や繁忙期でも一部使える往復乗車券+フリーエリア型のきっぷぐらいであったが、これらのきっぷは新幹線・特急には乗車できない、逆にフリー区間までの往復は新幹線利用に制限され、観光目的に作られているなど使い勝手に問題があった。

「ふるさと行きの乗車券」は、東京から東北信州方面の7エリア内の決められた駅とを往復するのに適用される。発売期間は11月26日から12月20日までの早割型である。有効期間は7日間で、特急券を購入すれば新幹線や特急にも乗れる。ちなみに東京駅~秋田駅間の往復が10,000円で、往復割引適用後の普通運賃(往復)17,200円との差額を引くと7,200円のお得となる。

ちなみに往復に「こまち」を利用すると特急料金が14,900円(往復)の追加となり〆て24,950円。高速バスと比較すると新宿-秋田間の「フローラ号」利用の場合、片道9,500円で往復割引で16,000円となる。秋田までの往復なら片道新幹線、「あけぼの」の「ゴロンとシート」をそれぞれ利用すれば2万円強で秋田へ帰省できる計算だ。なお、出発設定駅から各エリア内の駅までの往復に利用できるが途中下車はできず、各エリア内は乗り降り自由ではないのが通常のフリーきっぷと異なるところだ(帰省がメインなのでフリー区間は必要ないということであろう)。


このきっぷの狙いは当然、高速道路の通行料金割り引きやツアーバスへの対抗策であるが、かき入れ時となる年末年始に大幅な割引きっぷを販売するのは初めてというのがミソである。国鉄時代に制定された「特定都区市内」を活用しており、これまでに割引きっぷのノウハウ蓄積をかんじる。鉄道離れが進む中、特に帰省時期に狙いを絞り、若年層を呼び戻そうという試み、注目である。

【参考】JR東日本HP「ふるさと行きの乗車券」

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高速道路に対抗、利用者の多い冬こそJR運賃を見直してみたらどうか

2009年11月14日掲 載

北海道旅客鉄道(JR北海道)は11日、新政権が検討する高速道路の無料化が年間数十億円の減収につながるとの試算を明らかにした。すでに高速道の週末割引で2010年3月期に約8億円の減収になると見ており、完全無料化で減収幅が拡大する。高速道と並行する路線を多く抱える同社の経営に大きな影響を与えそうだ。(11/12付 日経新聞北海道版)

北海道の高速道路整備は道外と比較すると遅れている。しかし、都市間距離や沿道の人口、冬季対策などを考えると本州と同じレベルでは語れない。しかし、少しずつ、少しずつではあるが、高速道路網は整備さて、JRの牙城を脅かしている。

道央道は、八雲町の落部まで完成、3年後には大沼まで完成し、函館はもう目の前だ。道東道も再来年には占冠-夕張間が全通、十勝まで高速一本で行けるようになる。道央道の道北・名寄方面や石北本線沿いの紋別道なども整備が進んでいるので、JR需要がもともと少ないこれらの地域でも先行きは厳しい。

国土交通省の試算によると高速道の無料化に伴い、鉄道の都市間輸送は1割の減収が見込まれるという。JR北海道では約40億円の鉄道収入が減る計算となる。JR北海道が11日発表した10月の鉄道収入は前年同月比5.6%減の59億9800万円。景気後退でビジネスや観光需要が落ち込み、収入減に歯止めがかかっていない。

高速道路網の整備と無料化計画、さらに景気後退と鉄道を取り巻く状況はいまだかつてなく厳しい。フェリー業界の窮状は他人事ではない。四国では高速道路の整備で、バスが移動手段の主流となっており、JR四国がJR四国バスに喰われるのではないかという冗談もある。九州でも似たような状況が起きている。

鉄道の強みは定時性、乗り心地のよさである。特に冬季の北海道ではその強みを発揮する。是非、この時期を活用して、鉄道の優位性を訴えてもらいたいところだ。冬季は全国のJRで北海道のみ指定席料金が上がるが、逆にグリーン料金値下げ、学生には高速バス並みの特別料金設定にするなどのキャンペーンをしてみたらいかがであろうか。特に帰省時期、割引きっぷを出せば話題性があり、鉄道利用に目を向けさせるチャンスである。JR北海道の幹部の皆さん、是非勇断を。

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JR北海道・今冬もお馴染みのスキー列車を運転、国内では貴重な存在に

2009年10月30日掲 載

JR北海道は、12月1日~2月28日までの90日間に運転される冬の臨時列車ダイヤを発表している。「旭山動物園号」をはじめ、冬の道東・流氷観光に欠かせない「流氷特急オホーツクの風」や「流氷ノロッコ号」、「SL冬の湿原号」、また、ロマンチックな雰囲気でクリスマスを演出する「SLクリスマスin小樽」など、恒例となった冬の臨時列車を合計829本(昨年は938本)運転する。

スキーリゾート列車は、トマムサホロスキーエクスプレス」と「ニセコスキーエクスプレス」が今年も運転される。トマムは12/18~ 2/28の計73日間(3月も運転予定)、ニセコは 12/18~ 2/21の計66日間運転される。今冬はニセコは1往復になったため、冬の臨時列車全体が△109本である。


これだけの本数のスキー列車が運行されるのは全国のJRでも北海道のみ。本州では「シュプール号」が消滅して、僅かにスポット的な臨時列車が残る程度。東日本エリアではスキーは新幹線にシフトをしている。北海道も「フラノエクスプレス」がだいぶ前に消滅。本州からのスキーツアー客の減少やリゾート列車の老朽化もあり、退潮傾向であるが、それでもこれだけの日数走らせているのだから「スキー列車天国」といえよう。

思い出すと国鉄末期に登場した「アルファコンチネンタルエクスプレス」(通称アルコン)は、これまでのスキー列車のイメージを根底から覆す画期的なものであった。スキー列車ではなく、「スキーリゾート列車」であり、開業間もない石勝線とまだタワーもなく、オークラ系の高級リゾートの雰囲気を醸成していたトマム(ホテルアルファ)の登場は未来の鉄道とリゾートを予感させる画期的なものであったと記憶している。バブル期にはトマムに臨時で「北斗星トマム号」が夢空間車両で運転されていた。管理人はこれには乗車したことはないが、「ニセコ北斗星号」にはお世話になったことがある。

アルコンの登場から20数年が経過し、トマムの倒産やスキー客の減少など時代の荒波に揉まれながらも、北海道のスノーリゾート列車は走り続けてきた。老朽化により、車両の数は減ったが、もう一度、夢を与えてくれるスキー列車を見てみたいものだ。


【参考】JR北海道冬の臨時列車に関するプレスリリースPDF


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「えちぜん鉄道」のアテンダントにおもてなしの心をみた

2009年06月03日掲 載

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えちぜん鉄道アテンダント乗車表示と車内アテンダント

先日、石川出張の帰り、福井で途中下車。以前から気になっていた「えちぜん鉄道」に乗車をした。

えちぜん鉄道は勝山永平寺線と三国芦原線の2路線から成る第三セクター鉄道である。かつては京福電鉄が運行していたが、1年間に2度にわたる正面衝突事故を起し、運輸省からはじめての「運行停止命令」が出され営業休止に。その前から大幅な赤字を抱えており京福電鉄は廃止を申請、2年近く電車が走っていなかったが、沿線住民の熱望を受けた結果、沿線自治体などが三セクを設立し、えちぜん鉄道として再出発した。

この鉄道には京福時代の1985年、1990年、2000年となぜか3度も乗車しているが、えちぜん鉄道になってからは初。女性アテンダントが有名で、「ローカル線ガールズ」という本にもなっている。車内アテンダントは、「しなの鉄道」が先輩だが、えちぜん鉄道は事故の教訓から、安全と顧客サービスを前面に打ち出し、乗車させている。

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えちぜん鉄道福井駅 下の写真は1990年 北陸線高架が完成しておらずJRホームからそのまま乗り継げた 番線も変わっている 251と書かれた電車は2001年に正面衝突で大破 運行停止へつながっている

管理人が乗車したのは三国線の三国港行き。三国港までは片道750円かかるが、当日は800円で2路線乗り放題の週末限定フリーきっぷを購入した。かなりお得なきっぷである。

電車が動き出すと、アテンダントの明るいアナウンスが始まる。アテンダントは車掌と観光ガイド、高齢者や子供連れへの介助など忙しく動き回る。「車内で何かお困りのことがありましたら、ご遠慮なくお申し付けください」 。大変丁寧で親切、決してマニュアル通りの事務的な笑顔ではなく、心から利用者に接していることが伝わってくる。

客とじかに接するために自動券売機は各駅で全廃され、車内でアテンダントからきっぷを買うが、床に片膝を付けて利用者に接する。鉄道でははじめて見た光景だ。運転席後ろには小さい子供を二人連れた夫婦が居たが、アテンダントは2才ぐらいの子供を抱きかかえて、景色を見せてあげている。この家族連れ、鉄道に乗るのが目的のようで、管理人と同じフリーきっぷを持っていた。地元の人間のようだが、”乗り鉄”で家族連れが来るなどこれまでにはなかったことであろう。

アテンダントは野球のユニホームのような制服を着ていたが、制服の上に、地元福井の独立プロ野球チーム・エレファンツのレプリカを被ったもので、この日限定のようだ。ちょうど沿線の三国球場で試合があったからで、このあたりにも地域密着が伺える。

終点まで乗ったが、ひとつ手前の三国駅が近づくと、アテンダントから東尋坊方面のバス時間の案内があり、わざわざ管理人の席まで確認に来られた(観光客に見られたか)。

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三国線終点三国港駅 現在と1990年 ほとんど変わっておらず自動販売機の位置も同じ


えちぜん鉄道のアテンダントを見てかんじたことは、楽しく仕事をしており、職業に誇りを持っているように見えたことだ。ローカル鉄道の車内でおもてなしの心をみたかんじだ。利用者の間にもすっかり溶け込んでおり、アテンダントの存在が鉄道再生へ向け、大きな位置付けになっているようだった。


合理化や人減らしこそがローカル鉄道の存続へ向けた絶対的条件だと思われているが、乗りたくなるような鉄道を提供することが基本であり、鉄道もサービス業なのだという原点に立ち返らなければ今後、廃止路線が益々増えて行くだろうと危惧している。ふるさと銀河線も「サービス」という発想があれば状況が変わっていたかもしれない。たかがアテンダントと思うかもしれないが馬鹿にしてはならない。

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2000年撮影 上:東古市駅(現・永平寺口)に停車する永平寺行き電車 下:現在は廃線になった永平寺線

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JR北海道ホームページが完全復旧

2009年03月31日掲 載

 

JR北海道は27日、不正アクセスによるページ改ざんで一部サービスを停止していた同社ホームページ・サイトを4カ月ぶりに全面再開した。不正アクセスがあったのは昨年11月27日。これを受け同日から携帯サイト、翌日にはホームページとグローバルサイトを全面停止して調査・復旧に努め、順次再開してきた。(3/30付 交通新聞)

JR北海道のホームページ不正アクセスによるサービス停止は長期に及んだ。全面停止が2週間以上、その後も空席案内や座席予約、宿泊予約機能などが長期に亘り、利用できなかった。管理人は情報システムの専門家ではないが、JR北海道のサイトに関して、以前から脆弱な印象を受けていたが、侵入し易かったのであろうか。

以前にも紹介したが、JR北海道サイトの宿泊予約ページは他サイトが満室の時でも空いていることが多い。観光シーズンの週末などはおススメだ。また、「トワイライトエクスプレス」や道内特急列車のむこう一ヵ月の空席も一覧表形式でわかるので便利なサイトである。参考にしていただきたい。

【参考】JR北海道のプレスリリース

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JR北海道が「レールメイト」を廃止、このままでは鉄道離れは加速する

2009年02月18日掲 載

JR北海道は十六日、往復割引切符を特別価格で購入できる会員制度「レールメイト」の入会受け付けを三月三十一日で終了すると発表した。会員減少が続いているためで、二〇一〇年三月三十一日ですべての特典利用を打ち切る。(2/17付 道新)

レールメイトは2001年にサービスを始めた中学生から25歳までを対象にした割引制度である。SきっぷやRきっぷなどが平均約5%引きで購入できるほか、レンタカーやJR北海道のパック旅行商品の割引を受けられる。本年度の1月末時点の有料会員数は3,987人で、ピーク時だった2002年度末から半減している。

JR北海道ではつい先日、往復割引きっぷ(SきっぷやRきっぷ)の値上げや一部廃止を発表したばかりだが、売上げの減少が値上げのかたちで跳ね返ってくると、この経済状況下、さらなる乗客離れにつながりかねない。

若者の旅行・鉄道離れは深刻である。「レールメート」(同様なサービスはJR九州にもある)自体、それを食い止めようと始めたサービスだが、廃止の原因は少子化だけではない。若者が旅をしなくなったと云うが高速バスの市場は伸びている。将来への不安や携帯通信費などで旅をする余裕はなくても、帰省や就活、買い物レジャーなどで長距離交通機関は使わざるを得ない。利用するならバスのような安くて、足回りがよい手段を選ぶ。

また、ローカル線の廃止などで最近は子供の時から鉄道に乗る習慣がない若者も多い。そうなってくると移動交通手段の選択肢に鉄道は最初から存在していないので厄介だ。

JRグループ各社では「青春18きっぷ」をはじめ、若者をターゲットにした企画きっぷや優遇サービスはいくつか存在するが、期間限定や旅行商品型のものが多く、たとえば新幹線に安く乗ろうと思っても学割乗車券ぐらいしか使えない。東海道新幹線「のぞみ」などは制約だらけで、気軽に利用できない。せいぜい旅行商品型の「ぶらっとこだま」か夜行の「ムーンライトながら」。ながらもこの春から定期運転でなくなるので、ますます高速バスにシフトするであろう。

シニア向けの割引サービスは盛んにPRしているが、将来の重要な顧客を軽視すると鉄道の衰退が仮加速する。現在は通勤通学などの需要があるため、若者優遇に熱心ではない本州のJR3社も、これだけ新幹線利用が落ち込んでいる昨今、考えてもいい時期ではないか。

この際、JR各社共通でスカイメートのような割引制度の導入はできないであろうか。最近、JR各社共通の企画きっぷは「周遊きっぷ」や「フルムーンパス」、外国人観光客向けの「ジャパン・レールパス」など国鉄時代からの流れを汲む商品だけとなっており、利益配分が面倒な新商品は開発されていない。

若者の鉄道離れ、旅離れをこのあたりで食い止めないと将来的には大きな痛手となる。そのためには、移動=鉄道を浸透させ、鉄道乗車、旅行機会を増やす動機付けを行なう必要がある。JR北海道だけではなく、鉄道事業者全体でアイデアを絞り、思い切った割引制度の導入をはかる時期に来ているのではないであろうか。

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孤軍奮闘するスキー列車「シーハイル上越号」、ところで”シーハイル”って何だ

2009年02月01日掲 載

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今や北海道だけになってしまった定期スキー列車 写真は「ニセコエクスプレス」

最近、ターミナルなどでスキー板やボードを持った連中を見なくなった。「シュプール号」も廃止されて数年が経ち、スキーバスも一部を除き絶滅状態に。スキー専用の定期列車が走っているのは「トマムサホロエクスプレス」や「ニセコエクスプレス」を運行する北海道だけとなった。

そんな中、1,2月の週末と祝日限定だが、大宮-石打間に運転される「シーハイル上越号」は大変貴重な存在だ。上越新幹線が上野乗り入れをした頃から、臨時スキー列車のメッカであった上越線からは「シュプール号」を除き、年々減っていった。上野-石打を結んだ特急「新雪」、小出行きの「小出スキー号」などにお世話になったので懐かしい。

小出スキー号に乗車した時は、終点まで乗車したが、小出まで乗った客は管理人と友人だけで、大半は石打あたりですべて下車している。そこから只見線に乗り換えて、豪雪駅・大白川で下車。さらに車で「関越国際大原スキー場」というこれでもかというぐらい山奥のスキー場へ行った。素朴な民宿で、囲炉裏を囲んでの交流が楽しかった。今から23年前のことである。

この「シーハイル上越」というネーミング、ひどく昭和的な懐かしい響きがある。ダークダックスの「雪山賛歌」が似合いそうなかんじである。中学生の頃、スキー合宿があり、解散の時、全員でストックを高く持ち上げて「シーハイルッ、シーハイルッ」と唱和した記憶があるが、シーハイルとはどういう意味だろうとその時思ったものだ。

調べてみるとシーハイル、「スキー万歳!」(Viva Ski)といったような意味でドイツ語で、スキーはSchi シーで、ハイルHeilは万歳。スキーヤー同士の挨拶言葉らしい。これも今や死語であろう。

消えたスキー列車。今は新幹線がその代替をしており、東北・上越・長野新幹線などでは今でもスキー割引キップが発売されていて、それなりの需要があるらしい。また、スキーバスの方は最近、シニア層をターゲットにしたものに人気があるらしい。雪道を運転しないでゲレンデへ直通・・・・スキー交通事情も変わっている。「シーハイル上越」もそのあたりを計算して、古めかしいネーミングを維持しているのであろうか。

考え過ぎか。


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終着駅から写メールで送信、JR北海道が”終着駅を極める”フォトラリーをスタート

2009年01月11日掲 載

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【写真】最東端の終着駅 根室駅

JR北海道は、道内の終着駅で撮影した写真を携帯電話で送信すると、オリジナルマイ箸(はし)などの記念品や「一日札幌駅長になれる権」などが当たる鉄道フォトラリー「終着駅を極める~端を極めて箸をもらおう!~」を開始した。

このプロモーションラリーは、道内の終着駅10ヶ所(函館、江差、室蘭、新千歳空港、新十津川、夕張、増毛、様似、稚内、根室)で、駅名を背景に入れながら本人の顔と切符を携帯電話で撮影して送信すると駅ごとに決められたポイントが獲得できるというもの。ポイントが一定に達するとマイ箸や札幌駅一日駅長などの”ご褒美”がもらえる。

ポイント獲得は駅によって異なるが、もっとも高いのは稚内、江差、根室駅で5ポイント。札幌圏から遠く、交通費を使ってもらったところには高く付くが、新千歳空港は1ポイントのみである。

この企画どこかで見たことがあると思ったが、携帯経路案内サービスの「JRトラベルナビゲーター」が休み期間中に実施している「ケータイ国盗り合戦」に似ている。ケータイ国盗りは、携帯電話の位置情報サービスを利用し、日本全国300に分けた国から、参加者がサイトにアクセスして「国盗り」ボタンを押すと、今いる場所の位置情報を取得しバーチャルな「国」が統一できるというもの。統一国数に応じてプレゼントが貰えるあたりもよく似ている。

なお、このラリーの開催期間は1/8から3/15までである。

【参考】JR北海道プレスリリース(PDF)

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「Kitaka」大人気で販売を制限、第二のオレンジカードになるか

2008年11月27日掲 載

JR北海道は27日からIC乗車券「Kitaca(キタカ)」の販売を一部制限する。25日までに想定を上回る7万8000枚が売れ、カードの在庫が少なくなってきたため。当面は定期券の販売に絞り、一定数量のカードを確保した時点で再開する。(11/27付 日経新聞北海道版

キタカが売れているらしい。使用できるのは札幌通勤圏のみだが、10/27の発売当日は2時間で売り切れた。JR北海道は当初、来年春までに定期券で6万9000枚、一般カードで2万6000枚の発行を見込んでいたが、25日までに一般カードが4万5000枚売れたため「販売継続が困難な状況になった」(鉄道事業本部)。

キタカは鉄道ファンなどや道外観光客など本来の使用目的以外で購入しているケースも目立つという。プレミア・お土産的な要素が加わり、一時、JR北海道の貴重な収入源であったオレンジカードと似ている面がある。IC化により、各地で発売されるオレンジカードの種類は減ったが、それに代わるものがキタカであろうか。技術的に複数のデザインで発行できるなら、更なるプレミア化を呼ぶかもしれない。

地下鉄や路線バスとの共通カード化は難題のようだが、道内では札幌圏のみの利用なので是非クリアをしていただきたい。また、ICカード化は回数券や往復割引きっぷなどを使いにくいものにしてしまった。

路線バスの場合、首都圏では割引率が高いプリペードカードと全く割り引かれない「PASMO」が同居するというのも納得できない。是非、ICカードにも割引救済措置をお願いしたいところだ。

【参考】「Kitaka」に関するJR北海道のプレスリリース

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人気観光列車で行く初夏の北海道(テレビ東京旅番組的タイトル)

2008年07月03日掲 載

6/26より7/2まで道内各地をまわった。今回はJR北海道のリゾート&観光人気列車に乗る機会があったので紹介する。
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6/26(木):上野-札幌「北斗星」号B寝台ソロ利用
おなじみの北斗星に乗車。最近は個室入手が困難で翌日午前中の航空機を予約してあったが、乗車前日に「みどりの窓口」へ行くと空席あり。早速購入したが、JR駅窓口契約女性社員はマルスの操作がわからず、男性職員を呼びにいく羽目に・・・・これで何度目であろうか。

当日の北斗星は満席。やはり観光シーズンと1往復化が影響しているようだ。先月、弘前まで「あけぼの」を利用したが、まったく客層が異なり、多くが観光客で華やいでいる。指定された寝台は9号車13番下段で車両のいちばん隅にある。直前に出る寝台券はだいたい車両の両端だが団体キャンセル分であろうか。ちょうど車軸の真上なので揺れが半端ではなく、睡眠は期待できない。

北斗星の楽しみは食堂車「グランシャリオ」。特にディナータイムの後の予約なしで使えるパブタイムはよく利用させてもらっている。ハンバークやカレーといった食事からつまみまであり、ナイトキャップとしてちょうどいい。珍しく混んでおり、相席となり、さらに客が何組か入ってきたが断られていた。翌朝は1,600円の朝食。以前は和食と洋食に分かれていたが、パンとご飯の違いだけになり、おかずは同じになってしまった。

列車は途中、地震区間の徐行で25分遅れたが、途中から遅れを取り戻し、定刻通り11:15到着。90回近く乗車している北斗星だが今回は眠れず疲れた。当分、ブルトレでの北海道はやめたいと思う。
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6/28(土):「はなたび知床エクスプレス」札幌-北見&SL「常紋号」(見学のみ)
札幌から知床斜里まで運行されるリゾート特急に北見まで乗車。実は前日までこの列車の存在を知らなかったが、JR北海道の車内誌で知り、札幌駅に問合せたところかなり空席があるというので指定券を購入した。

車両は「ノースレインボー」で、JR北海道自慢のリゾート列車のひとつだが以前、同じ石北線を走る「流氷特急オホーツクの風」として使われた時に利用している。このほか夏の富良野特急や桜の時期は弘前まで運行されている(青函トンネルを走れる唯一のディーゼル特急車両)。

石北線は長く、単調なのであまりJRを利用する気になれないが、この車両はハイデッカーで、ロビーカーや売店まであり、飽きさせない。また、座席幅が通常の「オホーツク」より広いので楽である。乗客は「はなたび」らしき人と「鉄旅」らしき人が半々ほど。2日間のみの運行だが終点の斜里まで行った人が多かった模様。

白滝から先は33年ぶりに運行されるSL「常紋号」を待ち構える人が目立ちはじめる。遠軽では北見から来たSLと遭遇。SLニセコ号と同じ編成だが石北線でSLが見れるとは感激。人口の少ない沿線だがえらく活気に溢れていた。指定券は売り切れであった。

途中、高速道路の工事が進んでいた。これがオホーツク側まで開通すれば石北線にとっては大きな痛手。線路の将来が心配になった。
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6/29(日)DMV見学(浜小清水駅)
前日、北見でレンタカーを借り、斜里・越川にある越川温泉に立ち寄り、その足で釧網線の浜小清水駅へ。かつて斜里から出ていた根北線の終着、越川は小学校も廃校となり、路線バスも10年前位に廃止され、限界集落のようだ。少し山へ入ると北海道遺産に指定されている根北線未開通部の橋脚遺構と無人温泉、越川温泉がある。

浜小清水の駅は道の駅となっており、だいぶ様変わりしていた。たくさんの観光バスが停まっている。DMVはホームの海側、はまなすが咲く、砂利に敷いた鉄板の上に停車していた。たしかに小さい。車両にはJR北海道のほかに「網走バス」と書かれており、やはりバスである。知名度が高いせいかツアー客がひっきりなしに見学に訪れ写真撮影。いいPRである。
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6/30(月)「釧路湿原ノロッコ号」 塘路-釧路
釧路でレンタカーを13時半に返却。夜まで予定がなかったのでノロッコ号に乗ってみた。久しぶりの乗車で1993年以来である(冬の湿原号には2001年乗車)。ところがノロッコに乗る多くの団体観光客が観光バスからあらわれた。阪急交通社、タビックス・・・多くが中高年の旅行者で見たところ2,3百人はいそうである(逃)。

急遽、1本前の緑行き普通列車に飛び乗り、塘路駅で下車。1時間半程度時間が空いたが、釧路行きのノロッコに乗車。こちらはツアー客がおらず回送に近い状態で快適であった。
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7/1(火)「スーパーおおぞら6号」釧路→札幌
ふたたび札幌へ。疲れも溜まったのでグリーン車を奮発。8時40分発の4号グリーン車は満席、札幌でのアポが16時であったためギリギリ間に合う6号に乗車。昼食はお気に入りの釧路駅「いわしのほっかむりすし」。釧路は最高気温13度であったが、十勝へ入ると夏日となり、札幌も27度と真夏の天気。

今回、はなたび特急、SL、ノロッコ号は事前に乗る予定や情報もなく、行き当たりばったりであったが、久びぶりの観光列車であった。なお、ノロッコ号は1989年の運行開始以来利用者が100万人に達した。素晴らしい実績である。観光ツアーに組み込み易いコースとダイヤ、JR北海道の売れ筋商品となった。

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門司港レトロ地区で観光鉄道、小樽・手宮線復活への期待

2008年06月24日掲 載

福岡県の北九州市と平成筑豊鉄道(本社・同県福智町)は来年度から、観光に特化した鉄道「門司港レトロ観光列車」を同市門司港レトロ地区で運行する。今月4日に国土交通省から鉄道事業の許可書が交付された。普通鉄道を利用した観光専用列車は日本初。門司港開港120周年に合わせて開業し、新たな観光資源として活用する。(6/21観光経済新聞
管理人は昨年11月、門司港へ行った際、今回使用される貨物線に沿ってサイクリングをしている。路線は休止中だが、いつでも走れるような状態であり、海峡を臨んで、風光明媚な地域である。ここに平成筑豊鉄道がディーゼル機関車2両とトロッコ客車2両の1編成で、門司港と和布刈公園の区間2キロ、4駅を結ぶ。片道の所要時間は約10分。

門司港は産業遺産のマチとして人気があるが最近はやや頭打ち。正直、レトロタウンが人工的過ぎて、鼻につくところもあるが、一度は訪れる価値がある観光地であろう。

このアイデア、北海道では無理であろうか。たとえば北海道鉄道発祥の地であり、以前から保存運動が盛んな旧国鉄手宮線跡に走らすことができれば沈滞気味の小樽観光の起爆剤になりうるが。手宮線は原型が保持されており、線路も奇跡的にといっていいぐらい残されている。

現在、手宮駅があった交通記念館(現:小樽市総合博物館)までLRTや観光鉄道など走らせるプランがあるようだが、運河を市民の力で保存させた街なので、そのパワーにもう一度期待したいところだ。

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「北斗星」チケットがふたたび入手難に

2008年06月09日掲 載

先日、久しぶりに「北斗星」に乗車しようと「みどりの窓口」を訪ねた。希望はB寝台ソロであるが、生憎満席、その翌日も満席であった。開放型のB寝台も数席しかなく、かなり込み合っているようであった。その後、確保できたが札幌行きの予定が変更になった為、昨日ふたたび6/16乗車希望で聞いたところ月曜にも関わらず満席、翌17日もいっぱいであった。

6月でこれほど混んでいるのは久しぶりのこと。最近では容易に入手できていたチケットであるが、青函トンネル工事の為、2往復体制が1往復に変更されたことが大きい。現在運転されている北斗星は以前の1.2号と同じ構成(車両は1~4号の混合)であるが、個室中心のためキャパが限られている。北斗星も需要減が進んでいるようだが、以前は3往復あったものが1往復になれば混雑するのも仕方ないことか。

これから夏休みにかけてチケット入手難が予想されるが臨時運転はあるのであろうか。

余談だが「みどりの窓口」の女性スタッフがB個室のマルスへの入力方法がわからず閉口した。さらにB寝台をB寝台ソロに変更した際、「乗車変更」のスタンプが押されが、同じ列車に乗車変更はおかしいのではないか。最近、JR東日本はみどりの窓口の機械無人化と契約女性社員の導入を進めている。当然、きっぷに関する知識は乏しく、「周遊きっぷ」など面倒なものは到底頼めないであろう。一般職員でも他社JR線知識となると乏しい。

昨年、下り「トワイライトエクスプレス」の東海道新幹線経由(品川→京都→トワイライトEXP乗車→札幌)の乗車券が何度やっても発行できず、その場は帰り、翌日取りに行ったこともあったけ。

みどりの窓口の省力化、チケットレス化は結構だが、寝台券は自販機やネットで購入できない。寝台への乗車客など絶対少数であるが割り切れない思いがする。このままではJR各社の囲い込みが進み、お決まりのコースにしか行けなくなり、旅の選択肢が激減してしまう。

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「青森・函館フリーきっぷ」で寝台特急「あけぼの」乗車

2008年05月21日掲 載

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青森県内の大部分と函館エリア(森まで)が乗り放題の「青森・函館フリーきっぷ」を購入して、寝台特急「あけぼの」に乗車した。東京発29,100円で7日間有効、新幹線乗継以外にも寝台特急「あけぼの」のB寝台個室が乗れるのがミソだ。「北斗星」は乗車できないが、「あけぼの」で青森まで行くと2万はかかるのでかなりお得感はある。

今回は久しぶりの旅行だが、出発前日の夜に購入した”衝動買い”であった。希望のB寝台ソロは、みどりの窓口の端末で残席26と表示されており、5月の平日のせいか空いていた。

ほろ酔い加減で、これまで何十回と北斗星でお世話になっている上野駅13番線ホームへ。駅の表示板に「寝台特急 あけぼの21:45分発 青森行 8両」と出ており、いつのまにこんな短い編成になったのか、現実を見せられたかんじでショックであった。

「あけぼの」乗車は3年ぶり6回目だが、「北斗星」乗車が圧倒的に多いせいかホームの雰囲気に違和感をかんじた。どこが違うかといえば、北斗星は観光客、グループが多く、華やいだ雰囲気であるが、あけぼのの場合、グループ客が少なく、いかにも故郷へ向かうといった雰囲気の人が多い。若い女性が意外に多いのには驚いたが、いかにも秋田から津軽あたりに多い色白で彫が深いその地方独特の顔立ちの人が目立つ。生活に密着しているかんじだ。

もともと夜行列車はそういった存在。最近ではその座を夜行高速バスに奪われたが、女性専用車や寝台料金の要らない「ゴロントシート」もそこそこ乗車している。全体で50~60%といったところか。ホームの光景を見て、久しぶりに昔ながらの夜行列車、懐かしい上野駅を見た感じだ。こういう夜汽車の旅愁もこの「あけぼの」ぐらいでなかろうか。

それにしても通路が中央にあり、ベッドが線路方向の個室は狭い。「あけぼの」の下段は初めてだったが、枕木方向の個室(北斗星など)の方が居住空間がある。下段の入口など写真を見ていただければわかるが、高さ1メートル強で穴倉への入口のようである。

また、停車回数が多く、止まる度にガックン、ガックンの衝撃のため、眠れなかった。最近の機関士の腕は落ちているのであろうか。それとも電気機関車や客車の老朽化のせいか。

約11時間揺られて、寝不足のまま弘前で降りた。

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「トワイライトEXP」の空きがわかる 便利なJR北海道「方面別空席情報」

2008年05月01日掲 載

ネットでJRの空席情報を調べる時は、JRシステムが運営する「JRサイバーステーション」を利用するのが一般的で、最近では「みどりの窓口」でもノートPCが設置しており、便利な時代になったがJサイバーは使い勝手にやや難がある。

まず、入力に手間がかかる-新幹線は列車名と駅名が画面に出るので簡単だが、在来線特急になると「在来線特急」を選択し、さらに乗降駅を手入力しなければならない。また、「北斗星」などの個室寝台の空席情報は扱っていない(開放型B寝台は検索可能)。表示も○△×なので大まかしかわからない。
また、お盆や年末年始、GWなどの繁忙期にはアクセスが集中し、サイトにつながりにくくなる。検索できる時間も6時半から22時半までという制限もある。

特に臨時扱いの「トワイライトEXP」や「カシオペア」の場合、このサイトではわからないのだ。管理人はこれまで「北斗星」個室を取る時、「みどりの窓口」にわざわざ行って確認していたが、最近、JR北海道内サイトで「JR北海道方面別空席情報」というものを発見した。
ここでは道内方面別の列車ごとの1ヵ月後までの空席情報(○△×で表示)がわかるほか、本州方面では「北斗星」のB寝台と「トワイライトEXP」の空席情報がわかる。

素晴らしいのは、これまでわからなかった「トワイライト」の空席状況がわかることである。本州方面の列車は上りのみしかわからないがこれは大変に役立つ。

JR北海道では以前から電話による空席案内もしており、利用したことがある。また、JR北海道宿泊予約サイト「ツインクル」は他の宿サイトが満室の時でも客室を確保していることが多く、札幌などで宿が取れない時は便利なのでオススメである。

【参考】JR北海道 方面別空席情報

2010.05更新
【参考】「トワイライトエクスプレス乗車体験記」上 
トワイライトエクスプレス乗車体験記」下                    

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「まりも」が廃止、道内発着夜行寝台がすべて消える

2008年04月21日掲 載

札幌-釧路を結ぶ寝台特急「まりも」が今夏を持って廃止されることになった。「まりも」は昨年、秋のダイヤ改正で週末や繁忙期運転の「臨時」に格下げされ、昨年春に臨時化された「オホーツク81.82号」、「利尻」(はなたび利尻)はひと足先に廃止が決定。いよいよ伝統列車の「まりも」にも終焉の日がやってきた。

昨年、臨時化が発表された段階で、全廃へ向けた既定事実とかんじたが、これほど早く無くなるとは想像できなかった。
夜行列車、寝台車の廃止は加速度に進んでいるが、北海道関係だけでも「北斗星」の1往復化(最盛期は3往復)、「日本海」のルート短縮(函館→青森終着へ変更)、快速「ミッドナイト」の廃止など国内で最後まで夜行列車が元気だった北海道も例外ではなくなった。

一般の利用者から見れば、すでに夜行列車はビジネスや帰省の際の移動手段には入っておらず、臨時化された段階で命運尽きたと思う。夜間移動の主役は鉄道からバスへ移っており、寝台車は非日常的な特別なものになってしまった。寝台料金を11月から5月の間、3千円に下げても選択肢に入っていないので客は戻らない(大幅な値下げをして大々的なPRをすれば別だが)。

「まりも」には、2001年春に乗車している。その時は「おおぞら13号」の名称だった。(「まりも」は以前、急行として運行されていたが、特急格上げの際「おおぞら」に名称変更。その後「まりも」としてまた復活)。

羽田を最終便の飛行機で発ち、22時近くに千歳着。札幌まで戻る時間もあったが、空港内の三井アーバンホテルのバーで時間を潰し、タクシーで南千歳へ出て、「まりも」B寝台に乗車した。
5月末の金曜日であったが車内は閑散としていた。早朝、曇天で薄ら寒い釧路へ到着。ホテルの朝食もまだ開いておらず、早朝の北大通りを幣舞橋まで散歩した記憶がある。夜行列車なのに「おおぞら」という呼称は合わないと思ったが、窓から見た早朝の北辺の大地は幻想的であった。

1959年9月に運転を始めた道内発着の夜行列車は、「まりも」の廃止で59年の幕を閉じる。

【参考】JR北海道のプレスリリース 

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DMV、今年も釧網線で試験運行 生活路線より観光鉄道に適性か

2008年03月25日掲 載

JR北海道は、開発を進めている「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の乗客を乗せて行う試験的営業運行を4月26日から昨年と同じJR釧網線で行うと発表した。

運行区間は昨年と同じ浜小清水―藻琴間(約11キロ)のレールを走行し、周辺の道路をバスモードで走る。運行は4月26日から5月6日までの毎日と、5月10日から6月29日までの土日。計27日間の予定している。

DMVについては久しぶりに書いたがその後の進展はどうなっているのであろうか。昨年11月に脱線事故を起こしたが、つい先日、南阿蘇鉄道に車両が貸し出され、走行体験会が行なわれている。各地で導入の声は揚っているが、南阿蘇の場合、購入の確立はかなり高そう?島原鉄道の廃止区間にも走らせたいという話もあったらしいがその後どうなったか。

最近のニュースを聞いているとこのDMVの適性、定員などから考えて閑散区は当然だが観光地に隣接している鉄道に向いていそうで、岳南鉄道のような純粋な地域の足というよりは、観光鉄道としての方が活路を見出せそうである。また、2,30キロ程度の短距離路線がいいのではないか。

管理人は是非、新夕張-夕張間に走らせてもらいたい。観光バス機能も兼ねれば夕張観光の目玉になるのではないか。その他、大沼-森(砂原回り・駒ケ岳周辺観光)、留萌-増毛(町内観光)、幌延-稚内(サロベツ原野・豊富温泉など)など観光需要があり、バス機能の観光に適していると思う。

なお、DMVについては「線路にバスを走らせろ 「北の車両屋」奮闘記」(朝日新書)に詳しく誕生への経緯などが書かれている。少し前の本だが興味深く読んだ。

【参考】JR北海道ホームページ

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1往復になった北斗星、繁忙期「はまなす」の八戸延伸は

2008年03月18日掲 載

昨日の寝台列車に関するブログで、管理人がこれまで「北斗星」に80回以上乗車した話を書いた。「カシオペア」や「はまなす」、「日本海」、「はくつる」、臨時エルムなどを含めると寝台での渡道は100回に近づくと思う。よく乗ったものである(さすがに最近は減っている)。

ところが16日付け朝日新聞北海道版を見ると「300回乗車」をしたツワモノがいた。
札幌市在住のイラストレーター鈴木周作さん(35)で、最後の「北斗星1号」での旅を終え、札幌駅に降り立った。初めて乗った20年前から数えて、この便でちょうど300回。「人生の節目にはいつも北斗星があった」と振り返る。

管理人は1989年からだが年平均4回といったところ。鈴木さんは20年間だと15回乗ったことになるので上手はいるものである。実は鈴木さんらしき姿をロビーカーでお見かけしたことがある。スケッチデッサンをされていたのではないか。また、「旅と鉄道」(鉄道ジャーナル社)誌でもだいぶ前に鈴木さんの記事を読んだことがある。

私にとって「北斗星」はリセットの場であった。下りで北海道へ行く時は、発車と共に職場や私生活のことを忘れ、やがて仕事の問題などの解決案が寝台に乗っていると出てくるのだ。飛行機ではテイクオフする瞬間、いっきに旅モードへ切り替えができるが、速すぎて、問題解決まで至らない。
北斗星に限らず、道内の鉄道に乗っていると突然仕事のヒントや企画案、プライベートの解決案などが浮かんでくるからすごい。特に特急「Sおおぞら」は”ソリューション・トレイン”である。

最近は上り利用が多い。会社員を辞め、時間の自由が利くようになったこともあるが、帰路の北斗星は頭の整理にちょうどいい。最近は仕事が絡んで北海道へ行くことが多いので、今後の展開を考えたり、東京での仕事のことなど思案する。16時間あれば気分の切り替えと同時にある種の北海道ボケ解消にもつながる。

15日から「北斗星」が1往復になった。ついに北斗星までもがというかんじだが、青函トンネル工事が終わっても復活しないのではなかろうか。

以前から思っているのだが、青森発の「はまなす」を八戸発に変更できたら便利である。青函トンネルが開通した時、盛岡発の寝台特急が出来ると思っていたが青森発に。現在もそのままだが、八戸発着なら乗換えが1回で済み、最終の1本前位の「はやて」に接続すれば現ダイヤを維持できるはずだ。

北斗星が減らされた現在、「北斗星」個室が取りにくい週末や繁忙期に「はまなす」の延伸運転をしてほしい。また、余剰車両で個室を連結できないものか。「あかつき・なは」のシングルツインやレガードシートが余っていれば楽しい旅になるが。

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北海道の産炭地を思い出させるくりはら田園鉄道と細倉鉱山跡

2007年12月25日掲 載

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写真上:細倉マインパーク駅跡 中:1989年まで終点であった細倉駅跡 下:構内にある給水施設跡(?)

22日に今年3月で廃止になった「くりはら田園鉄道」(旧栗原電鉄)のその後を見に行った。滞在先の鳴子温泉からは駅レンを借り、40分程度て到着。

薄すら雪が積もり、かつての終着駅「細倉マインパーク前」は駅舎や線路、ホームもそのままの形で残されていた。駅舎に併設されていた寿司屋は廃業しており、ホーム上には機関車が展示されていた。

この鉄道はもともと細倉にある鉱山(炭鉱ではなく銅)のために作った鉄道で、栗原電鉄時代は鉱山を運営する三菱マテリアルが親会社であった。しかし、1988年に鉱山は閉山され、三菱は鉄道事業から離れ、三セクで営業していたが、遂に力尽きた。

町の景色はその間、すっかり変わり、鉱山住宅など取り壊され、人口は激減した。今でも三菱マテリアルの事業所があり、輸入製品などの精錬やリサイクルなどを行なっているようだが、精錬所の前にあった中心街と思しきところはゴースト化していた。奇跡的に旅館が一軒残っていたが、鉄道の代替バスも空気を運んでおり、本数も鉄道時代よりも少ないようだった。

鉱山は現在、「細倉マインパーク」という遊園地兼鉱山内が探索できるような施設になっている。時期が時期だったので観光客は誰もおらず、鉱山には入らなかったが、三菱の精錬所前にある町の資料館を覗いてみた。

昔の写真を見ているとまさに夕張や三笠といった道内の産炭地の景色に似ている。実際、細倉を歩いていると一時の大夕張や美唄、赤平などを彷彿させた。大夕張には三菱の大夕張鉄道と三菱鉱業バス(のちの美鉄バス)、美唄も三菱系の鉄道とバスであったが、閉山と共に去ってゆく。

東北と「ヤマ」というのはあまりピンとこないが、岩手の八幡平にある松尾精錬や秋田の尾去沢、小坂など銅山はかなりあり、松尾や小坂には行ったことがあった。北海道の炭鉱と同様、過去には悲惨な歴史があったが、宮城の穀倉地帯からの僅か奥にこんなところがあるとは知らなかった。

今は静けさだけが残っているが今後どうなってゆくのか。

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写真上:三菱マテリアル 山上にかつての施設跡がみえる 中:中心街があったあたり(?)旅館が一軒残り営業中のようだ 下:旧終点であった細倉駅からマインパーク駅と鉱山跡をみる

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消え行く寝台列車はかつてのSLブームを彷彿させる

2007年12月02日掲 載

現在、発売中の趣味情報誌「自遊人」と「一個人」では、寝台列車特集をしている。自遊人では、「汽車旅賛歌」と題し、カシオペア・トワイライトエクスプレス・北斗星の「三大豪華寝台覆面取材 」が面白い。また、一個人では、「豪華寝台列車と冬のローカル線の旅」を特集しており、競合誌である両誌が同じテーマを組んでいる。

以前、「HANAKO」と「OZマガジン」などが鎌倉や京都特集で重なることはあったが、男性中年以上向けの雑誌で、最近は寝台列車特集が定番になっている。
鉄道雑誌でも以前、ブルトレ特集をやると部数が伸びたというが、その頃の鉄道少年がいい齢となり、購読をしているのであろう。

ところで先日、来年春から再来年にかけてのダイヤ改正に於ける寝台列車の大幅削減が発表された。九州ブルトレの廃止は遂に来るべき時が来たかというかんじだが、一時は3往復体制であった「北斗星」が2往復から1往復に減らされた。
プラチナチケットといわれた北斗星でさえもさすがに需要が減っているのであろう。車両の耐用年数も限界に来ており、ごく限られた豪華寝台を除き、日本から寝台列車がなくなる。

これから消え行く寝台車ということで何度もメディアで取り上げられていくであろうが、これに似た現象をかなり昔に経験した記憶がある。
それは管理人が小学生から中学生にかけての頃に起きたSLブームである。当時、蒸気機関車がなくなるというのでテレビや雑誌では、食傷気味になるほど特集が組まれていたのだ。最初は客車、客車がなくなってからは貨物と5年ぐらいは続いたのではないか。

確か弘済出版(現在の交通新聞社)発行の時刻表には、SL専門のものがあった記憶がある。管理人はSLにはあまり興味がなかった。なぜならSLと時代を共にしていないので郷愁を誘うといわれても実感がないのである。6才の時、館山から両国まで房総西線(内房線)で乗った海水浴客向けの臨時列車が唯一乗ったSLである。

それよりも憧れたのはブルトレであった。「あさかぜ」など九州行きの個室寝台に乗ることは、飛行機のファーストクラスに乗ることよりもすごいというのが当時の感覚であった。なので未だに寝台列車へのこだわり、憧れは強く、その結果、90回以上も「北斗星」に乗ってしまった。

管理人オススメの寝台列車と寝台タイプは、「トワイライトエクスプレス」のシングルツイン、「あかつき」の同じくシングルツイン、「サンライズ」のシングル、「あけぼの」のソロ、「北斗星」であれば高いがロイヤル、また、寝台ではないが、「はまなす」ののびのびカーペットカーがいい(これに似たものがサンライズにもある)。唯一列車を挙げるなら「トワイライト」であろう。

最後に東京、大阪発の九州方面ブルトレを全廃するのなら、是非、東京発九州方面(宮崎や大分・湯布院方面)行きの豪華寝台列車を走らせてほしい。カシオペアのような隔日1編成でいい。東京を16時頃に出て、名古屋と深夜帯に近いが大阪で客を拾う。
別府、湯布院、宮崎などかつて新婚旅行で訪れたシニア層などターゲットに「カシオペア」、「トワイライト」の九州版ができることを願っているが。九州新幹線の工事も進み、JR各社の思惑利害が異なるので実現は難しいかもしれないが、需要は見込めるのではないか。

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新・交通博物館もいいが九州鉄道記念館もオススメ

2007年11月21日掲 載

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大宮に新しくできた交通博物館が大人気である。これほどまでに「鉄道趣味」が陽の目を浴びるとは想像もつかなかったが、この現象は、かつてプロレスが「私も実は昔からのファンなんですよ」といったかんじで、隠れキリシタンが一斉に外へ出てきたような時と似ている。潜在力の凄さをメディアに利用されているかんじだ。まあ嬉しいことだが。

大宮の交通博物館は混雑で当分行く気がしないが、先日、門司港へ行った折、駅に隣接する九州鉄道記念館を訪ねた。最初は何も期待しないで行ったが、結構見所がある。展示車両は門司港駅構内に併設するかたちで縦に並んでいる。
気になった車両は初の量産型気動車である戦前のキハ40000系、これは大宮の新博物館でも人気があるらしいが、九州でも記念撮影をしている人がもっとも多かった。何がひきつけるのであろうか。

また、管理人の世代には郷愁を誘う世界初の電車特急511系「月光」なども展示されている。レンガずくりの旧・九州鉄道本社跡建物が資料館となっており、なかなか見ごたえもある。ここだけの限定グッズもあるので見逃せない。東日本在住の人間には、生で見る機会が少ない車両や資料が展示されている。そういった意味でも新鮮で面白かった。

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「トワイライトエクスプレス」などが2ヶ月ぶり運転再開

2007年09月13日掲 載

新潟県中越沖地震で線路が土砂に埋まり、不通になっていたJR信越線の柿崎-柏崎間が13日、約2カ月ぶりに運転再開した。これで地震の影響によるJRの不通路線はなくなった。
大阪-札幌を結ぶ「トワイライトエクスプレス」や大阪-青森間の「日本海」など、関西地区と北海道方面を結ぶ夜行列車は、13日に始発駅を出る列車から運転を再開する。

テレビで被害状況を見た限り、数ヶ月はかかるかと思ったが、意外にも早く復旧した。高山線や越美北線と違い幹線であり、トンネルの崩壊や橋脚がなかったことも幸いした。しかし、突貫工事だったのであろう。これで関西方面から北海道への鉄路も復活して、何とか秋の行楽シーズンにも間に合った。

不通区間の柿崎は管理人の祖父母の出身地。親戚へ見舞いを送ったが、窓が割れ、蔵は全壊したらしい。3年前の中越地震とは比較にならないほど揺れ、被害も大きいという。

余談だが、昨日もスマトラで大地震があった。ちょうど昨日の夕焼けの色が異常で、鱗状の雲(地震雲というやつ)が不気味だった。管理人が「数日中に南西か北東方向で大地震があるかもよと居酒屋で話していた直後ニュースが入り、そこに居た連中は驚いていた。場所が離れているので偶然かもしれないが連鎖があるので気を引き締めていたい。

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昭和の旅がよみがえる「大鉄道博覧会」

2007年08月03日掲 載

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このところの売れ筋として「昭和懐古」と「鉄道趣味」がある。「三丁目の夕日」に代表される昭和30年代ブーム、また、鉄道趣味では、鉄道好きアイドル(鉄子)の登場や鉄っちゃんものがドラマ化(特急田中3号)されるなど以前では到底考えられない世界が急速に市民権を得ている。
マーケティング的に捉えると「団塊リタイア」と「団塊ジュニア」市場、「オタク・AKIBAの一般化とグローバル化」なども背景にあり、大きなマーケットとなっている。

前置きが長くなったが、昭和懐古と鉄道趣味を合体させたような企画展が今、両国江戸東京博物館で開催されている。「大鉄道博覧会 ~昭和への旅は列車に乗って~」という展示会で、管理人は昨日、覘いてきた。昭和30年代から40年代を中心に、高度成長期の鉄道と大衆の旅の様子を見ることができる。

展示物としては、3段寝台、修学旅行列車「きぼう」座席、初期のきっぷ自動販売機、殺人的ラッシュの103系中央線の車内を再現したもの、そして人気の列車ヘッドマークやサボなどが展示されている。モノクロ写真もいいものが多く、就職列車コーナーでは、井沢八郎の「ああ上野駅」が流れていた。

管理人の親の実家は上野駅前で薬局を長く経営していた。親しい従兄がいたので、よく遊びにいっていたが、上野駅が遊び場であり、何より鉄道を見るのが最大の楽しみにであった。
昭和40年代から50年代にかけての上野駅は花形列車のオンパレードで、多くの人で賑わっていた。北国から到着する列車は、見知らぬ土地への想像力と旅への誘惑を駆り立ててくれた。冬になると客車の屋根に多くの雪を積んで入線してくる列車を見るのが楽しみだった。東京に雪が降らなくでも、冬の上野駅にはいつも雪があった記憶がある。

管理人が池袋に近い実家へ帰る夜になると夜行列車を待つ人々がホームから階段にかけて長い列をつくっていた。特にお盆や正月の帰省時期は、外の広場まで驚くような人が地面に座っており、壮観な光景であった。幼い管理人は、どうしてここまでして故郷へ帰りたいのか理解できなかった。宅配便もない時代であったので人間よりも土産などの荷物がスペースを多く占めていたものだ。

昭和中期~後期前半、旅は今より遥かに重かった印象がある。東海道新幹線はあってもこれは特別な乗り物、特に上野駅は、荷物だけではななく、人生の大きな何かを背負っているような人たちが行き来していることを子供ながらにかんじていたのかもしれない。

新幹線が発達した今、気軽に旅や帰省ができるようになったが、近くなった反面、駅や列車に人間臭さが消えてしまった。博物館の帰り、両国でちゃんこ鍋をつつきながら、そんなことを考えた。

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JR北海道のICカードは「KITACA」に決定

2007年06月15日掲 載

JR北海道は13日、前払い式のICカード乗車券を来年秋に導入すると発表した。名称は「Kitaca(キタカ)」。2009年度の導入予定だったが、作業が順調なうえ、顧客の要望が多いため約半年早める。(6/14北海道新聞)

1年前のこのブログで、導入が検討されているICカードの名称候補として、個人的に「KITACA」、「NORUCA」、「HOTUCA」の3つを挙げた。JRグループのICカード名称の特長として、語尾に必ず[CA]が付く。「SUICA」、「ICOCA」、「TOICA」然り・・・なので、想像はし易いが、自作では「NORUCA」がお気に入りであった。
英語のNorth,仏語のNour(共に北)、それと「乗る」をひっかけたものだが、まあ仕方ない。

新しいカードは、札幌圏を中心とした55駅からスタートする。客の動向を見て地域を広げる見込みである。当初、噂された札幌市営地下鉄やバスとの共通カード化は、規格の違いなどから見送りになった。

話が逸れるが、札幌市のウイズユーカードで、6月25日から札幌出身のアーティストKaokaoPandaさんのイラストシリーズが発売された。Kaokaoさんは、札幌出身で、壁画を得意としている。色使いが斬新で、管理人はファンである。札幌の方で興味る人は見たほしい。

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鎌倉市営プールにあるKaokaopandaさんの壁画(現在は鎌倉市で活動中)

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「大人の休日倶楽部」とCツーリズムが共同で、「夢空間北斗星」を運行

2007年06月10日掲 載

JR東日本「大人の休日倶楽部」とクラブツーリズムは共同企画商品「夢空間・北斗星トレインクルーズ」を発表、それぞれの会員に向け、限定発売することになった。

ツアーは、JR東日本が所有する豪華寝台列車「夢空間」を利用し、5泊6日(車中2泊)で、北海道を周遊する。通常の「北斗星」や「カシオペア」が走る東北本線ルートではなく、往路は、上越線から羽越線を北上し、日本海の夕陽が楽しめる。そのため、上野発は午前9時となる。また、復路は、常磐線経由なので、朝方の太平洋が見られるのがウリである。

道内では、層雲峡、阿寒湖(遊久の里・鶴雅)、ウインザーホテル洞爺に泊まり、移動はJRとバスになる。今、話題のウインザーと評判が高い鶴雅に泊まれるのが魅力だ。
ツアーは、9月2日出発から10月7日出発まで9本設定。募集人数は各回限定70人で、旅行代金は1人25万円から50万円に設定している。

「大人の休日」とクラブツーリズムのジョイント商品であるということで、ターゲットは中高年向きの企画である。これまで、北斗星やカシオペアなどの乗車歴があった会員にも、往復のルートを変えることで、新鮮味を出し、新たな寝台車リピータを引き込もうという狙いもあるのであろう。
特に、羽越本線で夕陽を見られる寝台列車はないので、(大阪発トワイライトEXPは手前の北陸線内でのみ可能)興味がある。

管理人は、過去1度、1994年、「夢空間」に乗車したことがある。この車両、誕生したのが、バブル期でかなり老朽化しているのではないか?
その時は、トマム行きであったが、上野出発が夕方早く、仕事で間に合わないので、東北新幹線で追っかけ、21時頃に仙台から乗車した記憶がある。

食堂車やバーがあり、一部個室車両は、オリジナルの豪華客室である。その他は、通常の北斗星個室であった記憶だ。最近、「夢空間」の名前を時刻表で見かけなくなり、お役ご免かと思っていたが、健在であった。

今後、こういった「特別な旅行」向けに、新しい寝台車両の製造が必要かもしれない。管理人は、北斗星には、50回以上乗車しているが、流石に、車両の老朽化(管理人も段々と老朽化し疲れる)もあり、最近は頻度が減ってきている。
JRには、観光ニーズの、付加価値がある新しい寝台車計画に期待したい。

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札幌-旭川間の新特急名称は「スーパーかむい」に

2007年05月10日掲 載

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砂川駅を発車する「ライラック」

JR北海道は老朽化した特急「ライラック」に代わる新型特急列車の愛称を募集していたが、9日に新愛称を「スーパーかむい」に決定したと発表した。

「かむい」は懐かしい名前である。長く急行列車として札幌-旭川間を中心に活躍していたが、「ライラック」に格上げされ、1986年には廃止になっている。ライラックに”吸収”されたかむいが、「スーパー」のかたちで復活するのは面白い。

北海道らしく、地域を表すので、愛称としては最適であるが、ひとつ思ったのは、また「スーパー」かということである。スーパーを冠した愛称は「Sホワイトアロー」にはじまり、「北斗」、「おおぞら」、「宗谷」、「とかち」と続いており、石北線以外の特急の大半が「スーパー」である。
愛称にスーパーという冠が付いたのが、80年代後半あたりからなので、そろそろやめたらどうであろうか。新型特急の多くが「スーパー」のはずである。

そして、北海道から花の愛称の列車がまたひとつ消えてゆく。

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残り僅かになった茨城を走る北海道の炭鉱私鉄車両

2007年04月10日掲 載

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写真上は茨城交通キハ20型・下はJR北海道711系(共に1996年頃撮影)・鹿島鉄道の写真がなく残念

3月31日に廃止となった鹿島鉄道(旧・関東鉄道鉾田線 石岡-新鉾田)に旧夕張鉄道の気動車キハ714(夕鉄時代は気は251)が最後まで走っていた。
管理人は10年以上前にこの夕鉄車両に乗ったことがある。廃止の1週間前、たまたま茨城に所要で出かけ、途中、石岡駅を通ると最後の乗車に来た鉄道ファンでごったがえしてきた。

昨年のちほく高原鉄道廃止の際も思ったが、廃止直前になると駆け込みでラッシュ状態になる。宮城のくりはら高原鉄道でもそうだった。いつも繰り返されるこの光景を見ると、普段からこれだけの人が乗っていればこんなことにはならなったのに、とため息をついてしまう。

鉄路の廃止ではないが、3/18のダイヤ改正で廃止された特急「東海」(東京-静岡)に廃止2日前、東京駅から乗ったが、ホームは100人近い鉄道ファンのカメラでごったがえしていた。
しかし、彼らの大半は乗車をしない。車内はいつもよりは混んでいたが(管理人は日常的によく利用していた)廃止直前にしては空いているのだ。

ちょうど今回、鹿島鉄道の廃止と夕鉄車両の話を書こうと思っていたが、タイミングよく北海道新聞に現役夕鉄車両が活躍していた鹿島鉄道廃止の記事が出ていた。

この車両、50年以上に前に作られた車両であるが、当時流行の湘南電車スタイルである。夕陽に染まる霞ヶ浦をゴトゴト走ったのが印象的である。

茨城には夕鉄以外にも北海道の炭鉱を走っていた車両がいまだ健在である。常磐線の勝田と阿字ヶ浦を結んでいる小私鉄・茨城交通では、羽幌炭鉱鉄道や留萌鉄道で活躍していた気動車が今も残っている。

運行日は限られているようだが、この鉄道、狭い家の間を抜け、暫くすると海に出る。終点の阿字ヶ浦は目の前が砂浜で何もない。距離は短いがなかなか味わいがあり、何度か乗ったことがある。

道内では昭和の面影を残す車両は少ない。私鉄がないせいもあり仕方ないが、強いてあげれば赤に白色の帯が入った電車711系車両が最後のお勤めをしているようで気になる。しかし、最近では札幌駅に殆んど登場しなくなってしまった。岩見沢や苫小牧周辺で僅かに見かけたが、時間の問題であろう。

先日、まもなく廃止される「ライラック」に旭川まで乗った。車内放送に流れる鉄道唱歌のオルゴール音が郷愁を誘った。このオルゴール音も無機質な電子音に変わり、まもなく聞けなくなる。

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DMVの営業免許が下りる

2007年03月14日掲 載

9日、JR北海道が予てから申請中であったDMVの免許が国土交通省北海道運輸局から下り、4月から試験営業運転(釧網線・浜小清水-藻琴間)ができることになった。

DMV当初は道内のローカル線対策として計画されたが、道内では観光ニーズの方が高そうである。先日、JR北海道の社長が夕張線に走らせたいようなことを言っていたが、新夕張から特急に接続するかたちで発車し、鹿ノ谷あたりで線路を降り、石炭の歴史村方面へ向かう観光コースを作ったら需要があるかもしれない(夕鉄バスの定期観光バスがあるが)。

また、JR西日本の社長もDMV購入について触れていたが、全国屈指の閑散区間(木次線や三江線などの陰陽連絡など)が多い同社にとっても地域輸送と観光ニーズを上手くマッチさせるにはいい手段かもしれない。

”ローカル線の救世主”とまでは期待していないが、ローカル線旅情+定期観光バスのようなツアー型での利用が北海道では合っていると思う。

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「ライラック」が10月改正で廃止、新型車両投入で国鉄はふた昔前に

2007年02月16日掲 載

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写真は「ライラック」の妹分?にあたる同781系「すずらん」室蘭駅

1980年から道内の電化路線を走り続けてきた特急「ライラック」でお馴染みの781系が引退することになった。現在、札幌-旭川間は785系の「スーパーホワイトアロー」と交互に30分間隔で運転されているが、10月ダイヤ改正より新型車両の791系を導入、列車の愛称も統一されて運転されることになる。

また、JR北海道では、ライラック、スーパーホワイトアローに代わる新愛称を募集している。

「ライラック」は1980年10月室蘭までの電化完成によって登場した特急電車車両で、記憶では千歳空港駅(現在の南千歳駅)誕生と共にデビュー、国内初の空港シャトル的な位置付けで運用されたのでよく利用をさせてもらっている。

札幌-旭川間は、L特急「いしかり」に代わり登場、1時間半で結んだ時は「速い!」という印象であったが、のちにバブル時代の申し子のような面構えの「スーパーホワイロアロー」が現われ、1時間20分に短縮、それ以後、二番手になってしまった。

そのライラックが登場してから27年、Sホワイトアローが出てからも17年が経過している。もうそんなに経ったのかと思う。管理人も齢を重ねるはずである。
あれほど威勢がよかったSホワイトアローも最近はかなりくたびれて来ている。ライラックに至ってはなおさらで何度も塗装をし直し、はげかけたボディが痛々しかった。

国鉄末期に登場した車両では、「ライラック」に代表される1980年10月改正のものが最後の輝きを発していたような気がしてお気に入りだ。現在でも「踊り子」で使用されている185系も新鮮であった(塗装は変えたが古さは感じない)。

今年の3月で国鉄分割民営化から20年になる。

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DMVの釧網線運賃は1,500円

2007年01月17日掲 載

16日の日経新聞によるとJR北海道が開発を進めるDMVの試験運行の運賃が1,500円に決まった。

4月から釧網線の浜小清水と藻琴間を運行するが、観光ガイドなども添乗させるとのことでお披露目見学会の色合が強い。道路区間は網走バスの運転手が担当し、JRの運転士とあわせ2人体制で乗務することになる。定員も12名ということで採算は取れず試乗会ということであろう。

このDMV、先日、静岡県富士市の小私鉄・岳南鉄道(富士急系)で走行実験が行なわれた。岳南は私鉄の中では数少ないDMV購入を公式に手を上げている会社である。
短い距離で途中、工場なども多く、北海道のような閑散地とは印象が違うが、意外にこういう立地にDMVは適しているのではないか?
たとえば工場最寄の駅から道路を走れば乗換の手間がかからない。また、岳南は民家も多いので効率よくバス機能の代替になるのでは。

また、観光地などのマイカー乗り入れ規制地域や渋滞対策など環境を考えての活用という方法もある。
先駆けである松本電気鉄道の新島々から中の湯、上高地の区間、渋滞対策として江ノ電や京都の嵐電や叡電など。和歌山あたりの生活路線が中心の小私鉄にも適しているかもしれない。
過疎地以外でもDMVは活用法がありそうだ。

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絶対オトクな「いい夫婦きっぷ」が今年も発売

2006年10月31日掲 載

JR北海道から今年もオトクな「いい夫婦きっぷ」が発売されている。
JR北海道、東日本の全列車に5日間乗り放題で普通車用が49,800円、グリーン車用が69,800円で二人分の料金込みである。

昨年までのパスは利用期間が3月までであったが、今年からは来年6/30までと広がり、観光シーズンでも利用可能となった。

普通車用では北斗星のデュエット(二人用B個室)や「はまなす」、「あけぼの」などのB寝台(が利用でき、グリーン車用では北斗星のA寝台ツインデラックスが利用できる。
また、追加料金(19,800円)を払えば「カシオペア」の利用が可能である(トワイライトEXPは利用できない)。

このキップは制約が少ないのが魅力であり、JR東日本と北海道エリアが完全乗り放題というのは青春18などの鈍行キップを除くと存在しない。フルムーンパスが6日間で8万円なのでそれと比べても大幅に安いことがわかる。

たとえば東京から札幌へ行く場合、函館までは新幹線で乗り継ぎ、全区間グリーン車を利用した場合、軽く3万円を超えてしまうので片道乗車で元が取れる。途中、東北などの温泉に寄るなどコースづくりも楽しい。

東日本エリア、北海道どちらからでも出発が可能であるが、キップの販売を行うのはJR北海道なので東日本エリアの駅では購入できない。また、東京や仙台などのJR北海道プラザでも販売をしないので、北海道で購入をするか郵送購入(振込みかカード決済)なら入手可能である。

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稚内-西大山4泊5日鈍行の旅

2006年09月01日掲 載

JR北海道旭川支社が稚内から最南端の西大山まで普通列車を乗り継ぐツアーを企画した。まもなく9/2の出発であるが、募集10名に対し、14名の参加者が集まった。
構成は道内が4名、本州が10名(東京2、愛知7、岐阜1)、男性が8名、女性5名、最高齢は74歳であり、平均年齢は58.8歳。

最近、関口宏ジュニアの鉄道乗り継ぎ番組や、青春18きっぷのシニア層での人気など各駅停車の旅に注目が集まっているが、スケジュールを見るとかなりの「苦行」である。
特にJRになってから長距離鈍行が姿を消し、車両もボックス型から通勤型のロングシートへ地方も変わり、鈍行の旅がしにくくなっているのが実情である。
東海道本線などを乗り継ぎながら延々と九州まで行くことを考えると鉄道好きの管理人もゾッとする。

企画した旭川支社は「企画旅行」の元祖である。以前の駅長さんが国内最初のサハリン鉄道ツアーやオレンジカードのシリーズ化を図るなど企画マンであったと聞いており、その伝統が引き継がれているのであろう。列島縦断の旅は2年前から催行しており、好評のため「各駅停車」が登場した。

それにしてもJR北海道は全国一周バスの旅(一ヶ月)に始まり、こういった企画モノが好きである。

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廃線跡に鉄路を、”ひがし大雪高原鉄道”が開業

2006年08月12日掲 載

糠平温泉にある鉄道資料館内に約350メートルのプチ鉄道が開通した。旧士幌線(帯広-十勝三股)の跡に敷設したものだがトロッコ列車などを走らせる計画だ。士幌線跡は上士幌以北は瘢痕がなかり残っており、保存運動のおかがで糠平湖に架かるアーチ橋は観光の目玉になった。また、糠平から十勝三股間も線路が一部保存されており、幌加駅周辺などはトロッコ列車を走らせることができそうだ。
余談だが、糠平から帯広を経由して広尾線の終点であった広尾までかっては急行「大平原」が夏季に運行されていた。乗ったことはないが、さぞや列車名の如く雄大な景色であったであろう。

廃止になったふるさと銀河線では陸別町が一部動態保存をすることになり、約8キロの本格的な距離で来年からの運行を計画している。また、道北の旧・美幸線(美深-仁字布)では、線路の一部を活用してトロッコを走らせているところへふるさと銀河線の車両を移設し、誰でも運転体験ができる施設を計画している。
こういった廃線を利用した「プチ鉄道」の誕生は、ブームになっており、青森県の下北交通跡では旧JASのパイロットなどが中心となり、大畑駅で動態保存をして体験運転を楽しんでいる。関東では信越線の碓氷峠の入口、横川に立派な施設がある。

全国には将来の「復活」へ夢を託して線路を保存しているところがいくつかある。幌内線の三笠-幌内間などは両端が鉄道公園で、線路もかなり保存されており、いつでも復活できそうなかんじだが、一度も走ることなく最近は草生している。

動態保存には費用がかかり、大人の趣味の世界を脱しない面もあるが、子供たちには生きた教材となり、後世まで伝える価値があるはずだ。

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来年4月からDMVが実用化される

2006年08月07日掲 載

国土交通省とJR北海道は三十一日、線路と道路の両方を走行できる新型車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の営業運転を来年四月から始める方針を固めた。製造費や燃料費の安いDMVは、過疎地の地域交通の切り札として期待され、八月にも決める運行ルートには学園都市線、富良野線、日高線が候補に挙がっている。(北海道新聞)

DMVが来年4月から実用化されることになった。ローカル線の救世主のように言われているが実際はどうなのであろうか。たとえば一両の定員は17人で、車両を2両連結しても乗員は34人である。朝の通学時間帯にその定員で対応できるのであろうか。

昭和30年頃、北海道を中心に全国の閑散区へレールバスと呼ばれたバスのようなかたちをした小型の気動車が多数投入された。しかし、定員が少なかったため通勤通学時間帯には乗り切れずに不評であった。また、道路を走る訳ではなかったので数年で撤退してしまった「前科」がある。

DMVの利用方法としては超・閑散区間への投入(学園都市線・石狩当別-新十津川間など)、JRバスとリンケージさせた生活路線への投入(日高本線など)、空港連絡線としての投入(富良野線&旭川空港、石北線&女満別空港)などが考えられる。

当時とは交通環境が大いに変わっているがDMVに需要があるかどうかなど未知数である。

9日、JR北海道からDMVの運転区間の発表があった。区間は釧網線の浜小清水-藻琴間、道路運行は藻琴-浜小清水間と決定した。あくまでも1年間の試験的営業運行であり、乗車するのも予約制になりそうだ。
先日のブログでは空港連絡か生活路線を予想したが、実際は障害が少なそうな区間を選定した実験レベルに落ち着いた。物珍しさで当初は人気が出るであろうが、かなり慎重で地味めのスタートである。

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