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JR北海道のキハ40が国鉄色に復元、鉄道ファン集客が狙いか

2010年03月15日掲 載

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函館本線熱郛駅で交換待ちのキハ40(’88.10)
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地上ホーム時代の帯広駅に停車するキハ40(’90.2)
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札沼線石狩月形駅で交換するキハ40とキハ56(’92.5)


旧国鉄時代の「朱色」に塗装し直した列車1両が14日、JR根室線を中心に運行を始めた。鉄道マニアには「柿色」と呼ばれる色で、釧路駅にはファンも集まり、郷愁に浸った。 (3/15付 道新)

国鉄末期に登場したこのカラーを「柿色」と呼ぶとは知らなかった。なかなか色名が出てこないのだが、「赤や朱色の国鉄カラー」と管理人は呼んでいた。最近は国鉄リバイバルカラーが増えている。特に国鉄時代からある古い気動車は全国各地で国鉄カラーに戻されている。先日、引退をした大糸線糸魚川-南小谷間を走っていたキハ52も元の色に最後は復元された。また、急行「能登」も「白山」時代の白を基調としたものから伝統の国鉄カラーに再塗装されていた。


JR発足後、各社は競うようにそれぞれのローカルカラーに塗装替えた。しかしながら新カラーが車両にマッチしたものは少なかった気がする。国鉄カラーを知っていることもあるが、鉄道車両はシンプルな方がよい。

JR北海道でも90年代に入るとクリームを基調とした北海道カラーに普通気動車が塗り替えられていった。キハ40や古いキハ56も新カラーとなったが、電車の711系はそのままの赤色で現在に至っている。過去の栄光に敬意を表してなのか、すぐに廃止する予定であったのか理由は定かではないが、711系を見ると正統派国鉄カラーの電車であり、誇らしげに見える。


この国鉄カラーへの復元、鉄道ファンを呼び込もうという狙いであろうか。確かにファンは集まってくるが、キハ40に引退も近づいている証でもある。

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国鉄時代と同塗装で走る711系電車(撮影時期不明 銭函駅)

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新塗装になることなく引退をしたキハ22系(’92.10東室蘭駅)

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先ごろ引退をしたキハ52系(’97.11境港線)と「白山」時代の489系(’96.11)

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「ぐるり北海道フリーきっぷ」が3月で廃止、これほど使い勝手がよいものはなかったので残念

2010年02月20日掲 載

首都圏から北海道へ行くのに使い勝手がよかった「ぐるり北海道フリーきっぷ」が3月末で発売終了することになった。

このきっぷ、5日間道内乗り放題で、北海道までの往復には「北斗星」のB寝台個室ソロが利用できる。料金は35,700円 (7.8.9月は45,200円)で、個室寝台を利用した場合、上野から札幌までの片道だけで2万5千円はかかるのでかなりお得なキップといえる。

北海道発でも首都圏方面向けに同様なキップがあり、ぐるりよりも安いが、北斗星の個室は利用できない。個室が利用でき、道内特急列車の指定席が制限なしに何度でも乗車できるのがミソである。

管理人はこれまで何度(何十回)お世話になったかわからないほど利用させていただいたキップだ。おもに函館・札幌方面へ行く時だが、出張でもけっこう使わせていただいた。

正直これは相当なショックである。廃止の背景には何があるのか。最近のJR東日本は”お得なきっぷ”の整理に入っており、チケットレスや券売機での発券にシフトしている。窓口での面倒な寝台券発行手続きがあるこのようなキップは整理の対象か。

また、JR東は東北新幹線の青森・函館延伸を睨んで老朽化の激しい「北斗星」廃止も視野に入れているであろう。その布石とも考えられる。もうひとつのお得なきっぷ、JR北海道の「いい夫婦パス」も危ないかもしれない。

他に使い勝手がよいキップはあるか?
強いてあげれば「青森函館フリーきっぷ」が重宝。有効期間が7日間あり、あけぼのB個室が利用可能。北斗星は運賃のみ有効だが、安く、有効期間が長いので便利である。道南を周遊するのであれば、このキップにJR北海道が発売する往復割引きっぷやレンタカーも割引適用されるので組み込むという手もある。

また、「北海道フリーパス」を追加すると5万円は越えてしまうが丸々1週間道内鉄道旅行が満喫できる。

もうひとつの裏技として、旅行会社が発行する道内フリーきっぷを利用する手だ。全道・道南・道央・道東など3日~1週間程度有効のツアー参加者のみに発売する格安乗り放題チケットがあるが、実はJTBなどはツアーに参加をしなくても、宿泊クーポンのみの購入で、乗り放題チケットが買えるのだ。「北海道オプショナルプラン」というパンフレットがあるので参考にしてみるとよい。


お得感のあるフリーきっぷはどんどん削られている気がする。北海道ではないが、たとえば「奈良・大和路フリーきっぷ」というスグレものが去年まであった。首都圏から8日間有効で、フリーエリアまでは運賃のみ有効なので、たとえばムーンライトながら利用や東海道線各駅で途中下車が出来た。また関西本線も利用できた周遊券感覚のきっぷであったが、「奈良・大和路遊々きっぷ」に変更された。

東海道新幹線の料金も含まれるようになったが、それまで東京発1万7千円であったものがいっきに2万7千円に。新幹線料金が入っているので変わらないように見えるが、有効期間は4日となり、フリー区間までの途中下車もできなくなったので制約が増えた。

最近のフリーきっぷは自社内完結型で有効期間が短いなど制約が多すぎる。遊びごころのある旅ができなくなった。ワイド周遊券は旅の選択肢を広げるスグれものであったが遠い過去のものになろうとしている。世の中同様、息苦しさが増す。

【参考】JR東日本のプレスリリース(PDF)

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好評「ふるさと行きの乗車券」、某駅で手製国鉄時代風ポスターを発見!!

2009年12月10日掲 載

写真上は「ふるさと行きの乗車券」正規ポスター 以下JR東海道線某駅限定のポスター この駅にはこれ以外にも国鉄を意識している手製ポスターが数々貼られているがどこかは写真に答えあり

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先日、拙ブログでJR東日本が年末帰省用に発売をした格安きっぷ「ふるさと行きの乗車券」について、紹介をしたがかなりのアクセスをいただいている。首都圏の各駅でも大々的にポスターと割引率が書かれた案内が掲示されており、立ち止まってじっと見ている人を見る。普通運賃の割引がミソなので、パッと金額を見るとえらく安くかんじてしまう。この商品、大ヒットするのではないか。

また、おなじみの「北海道&東日本パス」が今冬も発売される。内容はご存知の方も多いと思うので省略をするが、「青春18きっぷ」と比較をしたメリットは、①有効期間が12/10から1/20までと長い②急行「はまなす」自由席の乗車OK③津軽海峡線は特急料金を払えば函館-青森間乗車OK④青い森鉄道とICRいわて銀河鉄道乗車OK。デメリットとしては連続する5日間使用なので青春18のようにバラでの使用ができない。北海道-関東を往復するなら新幹線や飛行機、高速バス、フェリーなど組み込みながらの旅の方が効率的でアクセントも付くであろう。さあ、若者よ、旅に出よう。

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「北海道&東日本パス」チラシ 上がJR北海道版 下がJR東日本版 初めて2種類あることを知る

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高速道路と十分に対抗できるJR東日本「ふるさと行きの乗車券」

2009年11月21日掲 載

先日の拙ブログで「高速道路に対抗、利用者の多い冬こそJR運賃を見直してみたらどうか」という題で、JR北海道は利用者が増える冬季と年末年始に思い切った割引運賃やトクトクきっぷを発売したらどうかという提案を行なった。

実は管理人の勉強不足であったが、JR東日本が、年末年始(12月26日〜1月8日)の往復乗車券の運賃を最大49%割り引く「ふるさと行きの乗車券」発売が発表され、すでに駅張りポスターなどでも告知されていた。この乗車券、これまでの割引きっぷとはタイプが異なるもので、帰省用としては使い勝手がいいものとなっている。

年末年始の割引きっぷと云えば、「青春18きっぷ」や繁忙期でも一部使える往復乗車券+フリーエリア型のきっぷぐらいであったが、これらのきっぷは新幹線・特急には乗車できない、逆にフリー区間までの往復は新幹線利用に制限され、観光目的に作られているなど使い勝手に問題があった。

「ふるさと行きの乗車券」は、東京から東北信州方面の7エリア内の決められた駅とを往復するのに適用される。発売期間は11月26日から12月20日までの早割型である。有効期間は7日間で、特急券を購入すれば新幹線や特急にも乗れる。ちなみに東京駅~秋田駅間の往復が10,000円で、往復割引適用後の普通運賃(往復)17,200円との差額を引くと7,200円のお得となる。

ちなみに往復に「こまち」を利用すると特急料金が14,900円(往復)の追加となり〆て24,950円。高速バスと比較すると新宿-秋田間の「フローラ号」利用の場合、片道9,500円で往復割引で16,000円となる。秋田までの往復なら片道新幹線、「あけぼの」の「ゴロンとシート」をそれぞれ利用すれば2万円強で秋田へ帰省できる計算だ。なお、出発設定駅から各エリア内の駅までの往復に利用できるが途中下車はできず、各エリア内は乗り降り自由ではないのが通常のフリーきっぷと異なるところだ(帰省がメインなのでフリー区間は必要ないということであろう)。


このきっぷの狙いは当然、高速道路の通行料金割り引きやツアーバスへの対抗策であるが、かき入れ時となる年末年始に大幅な割引きっぷを販売するのは初めてというのがミソである。国鉄時代に制定された「特定都区市内」を活用しており、これまでに割引きっぷのノウハウ蓄積をかんじる。鉄道離れが進む中、特に帰省時期に狙いを絞り、若年層を呼び戻そうという試み、注目である。

【参考】JR東日本HP「ふるさと行きの乗車券」

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高速道路に対抗、利用者の多い冬こそJR運賃を見直してみたらどうか

2009年11月14日掲 載

北海道旅客鉄道(JR北海道)は11日、新政権が検討する高速道路の無料化が年間数十億円の減収につながるとの試算を明らかにした。すでに高速道の週末割引で2010年3月期に約8億円の減収になると見ており、完全無料化で減収幅が拡大する。高速道と並行する路線を多く抱える同社の経営に大きな影響を与えそうだ。(11/12付 日経新聞北海道版)

北海道の高速道路整備は道外と比較すると遅れている。しかし、都市間距離や沿道の人口、冬季対策などを考えると本州と同じレベルでは語れない。しかし、少しずつ、少しずつではあるが、高速道路網は整備さて、JRの牙城を脅かしている。

道央道は、八雲町の落部まで完成、3年後には大沼まで完成し、函館はもう目の前だ。道東道も再来年には占冠-夕張間が全通、十勝まで高速一本で行けるようになる。道央道の道北・名寄方面や石北本線沿いの紋別道なども整備が進んでいるので、JR需要がもともと少ないこれらの地域でも先行きは厳しい。

国土交通省の試算によると高速道の無料化に伴い、鉄道の都市間輸送は1割の減収が見込まれるという。JR北海道では約40億円の鉄道収入が減る計算となる。JR北海道が11日発表した10月の鉄道収入は前年同月比5.6%減の59億9800万円。景気後退でビジネスや観光需要が落ち込み、収入減に歯止めがかかっていない。

高速道路網の整備と無料化計画、さらに景気後退と鉄道を取り巻く状況はいまだかつてなく厳しい。フェリー業界の窮状は他人事ではない。四国では高速道路の整備で、バスが移動手段の主流となっており、JR四国がJR四国バスに喰われるのではないかという冗談もある。九州でも似たような状況が起きている。

鉄道の強みは定時性、乗り心地のよさである。特に冬季の北海道ではその強みを発揮する。是非、この時期を活用して、鉄道の優位性を訴えてもらいたいところだ。冬季は全国のJRで北海道のみ指定席料金が上がるが、逆にグリーン料金値下げ、学生には高速バス並みの特別料金設定にするなどのキャンペーンをしてみたらいかがであろうか。特に帰省時期、割引きっぷを出せば話題性があり、鉄道利用に目を向けさせるチャンスである。JR北海道の幹部の皆さん、是非勇断を。

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JR北海道・今冬もお馴染みのスキー列車を運転、国内では貴重な存在に

2009年10月30日掲 載

JR北海道は、12月1日~2月28日までの90日間に運転される冬の臨時列車ダイヤを発表している。「旭山動物園号」をはじめ、冬の道東・流氷観光に欠かせない「流氷特急オホーツクの風」や「流氷ノロッコ号」、「SL冬の湿原号」、また、ロマンチックな雰囲気でクリスマスを演出する「SLクリスマスin小樽」など、恒例となった冬の臨時列車を合計829本(昨年は938本)運転する。

スキーリゾート列車は、トマムサホロスキーエクスプレス」と「ニセコスキーエクスプレス」が今年も運転される。トマムは12/18~ 2/28の計73日間(3月も運転予定)、ニセコは 12/18~ 2/21の計66日間運転される。今冬はニセコは1往復になったため、冬の臨時列車全体が△109本である。


これだけの本数のスキー列車が運行されるのは全国のJRでも北海道のみ。本州では「シュプール号」が消滅して、僅かにスポット的な臨時列車が残る程度。東日本エリアではスキーは新幹線にシフトをしている。北海道も「フラノエクスプレス」がだいぶ前に消滅。本州からのスキーツアー客の減少やリゾート列車の老朽化もあり、退潮傾向であるが、それでもこれだけの日数走らせているのだから「スキー列車天国」といえよう。

思い出すと国鉄末期に登場した「アルファコンチネンタルエクスプレス」(通称アルコン)は、これまでのスキー列車のイメージを根底から覆す画期的なものであった。スキー列車ではなく、「スキーリゾート列車」であり、開業間もない石勝線とまだタワーもなく、オークラ系の高級リゾートの雰囲気を醸成していたトマム(ホテルアルファ)の登場は未来の鉄道とリゾートを予感させる画期的なものであったと記憶している。バブル期にはトマムに臨時で「北斗星トマム号」が夢空間車両で運転されていた。管理人はこれには乗車したことはないが、「ニセコ北斗星号」にはお世話になったことがある。

アルコンの登場から20数年が経過し、トマムの倒産やスキー客の減少など時代の荒波に揉まれながらも、北海道のスノーリゾート列車は走り続けてきた。老朽化により、車両の数は減ったが、もう一度、夢を与えてくれるスキー列車を見てみたいものだ。


【参考】JR北海道冬の臨時列車に関するプレスリリースPDF


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「えちぜん鉄道」のアテンダントにおもてなしの心をみた

2009年06月03日掲 載

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えちぜん鉄道アテンダント乗車表示と車内アテンダント

先日、石川出張の帰り、福井で途中下車。以前から気になっていた「えちぜん鉄道」に乗車をした。

えちぜん鉄道は勝山永平寺線と三国芦原線の2路線から成る第三セクター鉄道である。かつては京福電鉄が運行していたが、1年間に2度にわたる正面衝突事故を起し、運輸省からはじめての「運行停止命令」が出され営業休止に。その前から大幅な赤字を抱えており京福電鉄は廃止を申請、2年近く電車が走っていなかったが、沿線住民の熱望を受けた結果、沿線自治体などが三セクを設立し、えちぜん鉄道として再出発した。

この鉄道には京福時代の1985年、1990年、2000年となぜか3度も乗車しているが、えちぜん鉄道になってからは初。女性アテンダントが有名で、「ローカル線ガールズ」という本にもなっている。車内アテンダントは、「しなの鉄道」が先輩だが、えちぜん鉄道は事故の教訓から、安全と顧客サービスを前面に打ち出し、乗車させている。

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えちぜん鉄道福井駅 下の写真は1990年 北陸線高架が完成しておらずJRホームからそのまま乗り継げた 番線も変わっている 251と書かれた電車は2001年に正面衝突で大破 運行停止へつながっている

管理人が乗車したのは三国線の三国港行き。三国港までは片道750円かかるが、当日は800円で2路線乗り放題の週末限定フリーきっぷを購入した。かなりお得なきっぷである。

電車が動き出すと、アテンダントの明るいアナウンスが始まる。アテンダントは車掌と観光ガイド、高齢者や子供連れへの介助など忙しく動き回る。「車内で何かお困りのことがありましたら、ご遠慮なくお申し付けください」 。大変丁寧で親切、決してマニュアル通りの事務的な笑顔ではなく、心から利用者に接していることが伝わってくる。

客とじかに接するために自動券売機は各駅で全廃され、車内でアテンダントからきっぷを買うが、床に片膝を付けて利用者に接する。鉄道でははじめて見た光景だ。運転席後ろには小さい子供を二人連れた夫婦が居たが、アテンダントは2才ぐらいの子供を抱きかかえて、景色を見せてあげている。この家族連れ、鉄道に乗るのが目的のようで、管理人と同じフリーきっぷを持っていた。地元の人間のようだが、”乗り鉄”で家族連れが来るなどこれまでにはなかったことであろう。

アテンダントは野球のユニホームのような制服を着ていたが、制服の上に、地元福井の独立プロ野球チーム・エレファンツのレプリカを被ったもので、この日限定のようだ。ちょうど沿線の三国球場で試合があったからで、このあたりにも地域密着が伺える。

終点まで乗ったが、ひとつ手前の三国駅が近づくと、アテンダントから東尋坊方面のバス時間の案内があり、わざわざ管理人の席まで確認に来られた(観光客に見られたか)。

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三国線終点三国港駅 現在と1990年 ほとんど変わっておらず自動販売機の位置も同じ


えちぜん鉄道のアテンダントを見てかんじたことは、楽しく仕事をしており、職業に誇りを持っているように見えたことだ。ローカル鉄道の車内でおもてなしの心をみたかんじだ。利用者の間にもすっかり溶け込んでおり、アテンダントの存在が鉄道再生へ向け、大きな位置付けになっているようだった。


合理化や人減らしこそがローカル鉄道の存続へ向けた絶対的条件だと思われているが、乗りたくなるような鉄道を提供することが基本であり、鉄道もサービス業なのだという原点に立ち返らなければ今後、廃止路線が益々増えて行くだろうと危惧している。ふるさと銀河線も「サービス」という発想があれば状況が変わっていたかもしれない。たかがアテンダントと思うかもしれないが馬鹿にしてはならない。

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2000年撮影 上:東古市駅(現・永平寺口)に停車する永平寺行き電車 下:現在は廃線になった永平寺線

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JR北海道ホームページが完全復旧

2009年03月31日掲 載

 

JR北海道は27日、不正アクセスによるページ改ざんで一部サービスを停止していた同社ホームページ・サイトを4カ月ぶりに全面再開した。不正アクセスがあったのは昨年11月27日。これを受け同日から携帯サイト、翌日にはホームページとグローバルサイトを全面停止して調査・復旧に努め、順次再開してきた。(3/30付 交通新聞)

JR北海道のホームページ不正アクセスによるサービス停止は長期に及んだ。全面停止が2週間以上、その後も空席案内や座席予約、宿泊予約機能などが長期に亘り、利用できなかった。管理人は情報システムの専門家ではないが、JR北海道のサイトに関して、以前から脆弱な印象を受けていたが、侵入し易かったのであろうか。

以前にも紹介したが、JR北海道サイトの宿泊予約ページは他サイトが満室の時でも空いていることが多い。観光シーズンの週末などはおススメだ。また、「トワイライトエクスプレス」や道内特急列車のむこう一ヵ月の空席も一覧表形式でわかるので便利なサイトである。参考にしていただきたい。

【参考】JR北海道のプレスリリース

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JR北海道が「レールメイト」を廃止、このままでは鉄道離れは加速する

2009年02月18日掲 載

JR北海道は十六日、往復割引切符を特別価格で購入できる会員制度「レールメイト」の入会受け付けを三月三十一日で終了すると発表した。会員減少が続いているためで、二〇一〇年三月三十一日ですべての特典利用を打ち切る。(2/17付 道新)

レールメイトは2001年にサービスを始めた中学生から25歳までを対象にした割引制度である。SきっぷやRきっぷなどが平均約5%引きで購入できるほか、レンタカーやJR北海道のパック旅行商品の割引を受けられる。本年度の1月末時点の有料会員数は3,987人で、ピーク時だった2002年度末から半減している。

JR北海道ではつい先日、往復割引きっぷ(SきっぷやRきっぷ)の値上げや一部廃止を発表したばかりだが、売上げの減少が値上げのかたちで跳ね返ってくると、この経済状況下、さらなる乗客離れにつながりかねない。

若者の旅行・鉄道離れは深刻である。「レールメート」(同様なサービスはJR九州にもある)自体、それを食い止めようと始めたサービスだが、廃止の原因は少子化だけではない。若者が旅をしなくなったと云うが高速バスの市場は伸びている。将来への不安や携帯通信費などで旅をする余裕はなくても、帰省や就活、買い物レジャーなどで長距離交通機関は使わざるを得ない。利用するならバスのような安くて、足回りがよい手段を選ぶ。

また、ローカル線の廃止などで最近は子供の時から鉄道に乗る習慣がない若者も多い。そうなってくると移動交通手段の選択肢に鉄道は最初から存在していないので厄介だ。

JRグループ各社では「青春18きっぷ」をはじめ、若者をターゲットにした企画きっぷや優遇サービスはいくつか存在するが、期間限定や旅行商品型のものが多く、たとえば新幹線に安く乗ろうと思っても学割乗車券ぐらいしか使えない。東海道新幹線「のぞみ」などは制約だらけで、気軽に利用できない。せいぜい旅行商品型の「ぶらっとこだま」か夜行の「ムーンライトながら」。ながらもこの春から定期運転でなくなるので、ますます高速バスにシフトするであろう。

シニア向けの割引サービスは盛んにPRしているが、将来の重要な顧客を軽視すると鉄道の衰退が仮加速する。現在は通勤通学などの需要があるため、若者優遇に熱心ではない本州のJR3社も、これだけ新幹線利用が落ち込んでいる昨今、考えてもいい時期ではないか。

この際、JR各社共通でスカイメートのような割引制度の導入はできないであろうか。最近、JR各社共通の企画きっぷは「周遊きっぷ」や「フルムーンパス」、外国人観光客向けの「ジャパン・レールパス」など国鉄時代からの流れを汲む商品だけとなっており、利益配分が面倒な新商品は開発されていない。

若者の鉄道離れ、旅離れをこのあたりで食い止めないと将来的には大きな痛手となる。そのためには、移動=鉄道を浸透させ、鉄道乗車、旅行機会を増やす動機付けを行なう必要がある。JR北海道だけではなく、鉄道事業者全体でアイデアを絞り、思い切った割引制度の導入をはかる時期に来ているのではないであろうか。

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孤軍奮闘するスキー列車「シーハイル上越号」、ところで”シーハイル”って何だ

2009年02月01日掲 載

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今や北海道だけになってしまった定期スキー列車 写真は「ニセコエクスプレス」

最近、ターミナルなどでスキー板やボードを持った連中を見なくなった。「シュプール号」も廃止されて数年が経ち、スキーバスも一部を除き絶滅状態に。スキー専用の定期列車が走っているのは「トマムサホロエクスプレス」や「ニセコエクスプレス」を運行する北海道だけとなった。

そんな中、1,2月の週末と祝日限定だが、大宮-石打間に運転される「シーハイル上越号」は大変貴重な存在だ。上越新幹線が上野乗り入れをした頃から、臨時スキー列車のメッカであった上越線からは「シュプール号」を除き、年々減っていった。上野-石打を結んだ特急「新雪」、小出行きの「小出スキー号」などにお世話になったので懐かしい。

小出スキー号に乗車した時は、終点まで乗車したが、小出まで乗った客は管理人と友人だけで、大半は石打あたりですべて下車している。そこから只見線に乗り換えて、豪雪駅・大白川で下車。さらに車で「関越国際大原スキー場」というこれでもかというぐらい山奥のスキー場へ行った。素朴な民宿で、囲炉裏を囲んでの交流が楽しかった。今から23年前のことである。

この「シーハイル上越」というネーミング、ひどく昭和的な懐かしい響きがある。ダークダックスの「雪山賛歌」が似合いそうなかんじである。中学生の頃、スキー合宿があり、解散の時、全員でストックを高く持ち上げて「シーハイルッ、シーハイルッ」と唱和した記憶があるが、シーハイルとはどういう意味だろうとその時思ったものだ。

調べてみるとシーハイル、「スキー万歳!」(Viva Ski)といったような意味でドイツ語で、スキーはSchi シーで、ハイルHeilは万歳。スキーヤー同士の挨拶言葉らしい。これも今や死語であろう。

消えたスキー列車。今は新幹線がその代替をしており、東北・上越・長野新幹線などでは今でもスキー割引キップが発売されていて、それなりの需要があるらしい。また、スキーバスの方は最近、シニア層をターゲットにしたものに人気があるらしい。雪道を運転しないでゲレンデへ直通・・・・スキー交通事情も変わっている。「シーハイル上越」もそのあたりを計算して、古めかしいネーミングを維持しているのであろうか。

考え過ぎか。


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終着駅から写メールで送信、JR北海道が”終着駅を極める”フォトラリーをスタート

2009年01月11日掲 載

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【写真】最東端の終着駅 根室駅

JR北海道は、道内の終着駅で撮影した写真を携帯電話で送信すると、オリジナルマイ箸(はし)などの記念品や「一日札幌駅長になれる権」などが当たる鉄道フォトラリー「終着駅を極める~端を極めて箸をもらおう!~」を開始した。

このプロモーションラリーは、道内の終着駅10ヶ所(函館、江差、室蘭、新千歳空港、新十津川、夕張、増毛、様似、稚内、根室)で、駅名を背景に入れながら本人の顔と切符を携帯電話で撮影して送信すると駅ごとに決められたポイントが獲得できるというもの。ポイントが一定に達するとマイ箸や札幌駅一日駅長などの”ご褒美”がもらえる。

ポイント獲得は駅によって異なるが、もっとも高いのは稚内、江差、根室駅で5ポイント。札幌圏から遠く、交通費を使ってもらったところには高く付くが、新千歳空港は1ポイントのみである。

この企画どこかで見たことがあると思ったが、携帯経路案内サービスの「JRトラベルナビゲーター」が休み期間中に実施している「ケータイ国盗り合戦」に似ている。ケータイ国盗りは、携帯電話の位置情報サービスを利用し、日本全国300に分けた国から、参加者がサイトにアクセスして「国盗り」ボタンを押すと、今いる場所の位置情報を取得しバーチャルな「国」が統一できるというもの。統一国数に応じてプレゼントが貰えるあたりもよく似ている。

なお、このラリーの開催期間は1/8から3/15までである。

【参考】JR北海道プレスリリース(PDF)

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「Kitaka」大人気で販売を制限、第二のオレンジカードになるか

2008年11月27日掲 載

JR北海道は27日からIC乗車券「Kitaca(キタカ)」の販売を一部制限する。25日までに想定を上回る7万8000枚が売れ、カードの在庫が少なくなってきたため。当面は定期券の販売に絞り、一定数量のカードを確保した時点で再開する。(11/27付 日経新聞北海道版

キタカが売れているらしい。使用できるのは札幌通勤圏のみだが、10/27の発売当日は2時間で売り切れた。JR北海道は当初、来年春までに定期券で6万9000枚、一般カードで2万6000枚の発行を見込んでいたが、25日までに一般カードが4万5000枚売れたため「販売継続が困難な状況になった」(鉄道事業本部)。

キタカは鉄道ファンなどや道外観光客など本来の使用目的以外で購入しているケースも目立つという。プレミア・お土産的な要素が加わり、一時、JR北海道の貴重な収入源であったオレンジカードと似ている面がある。IC化により、各地で発売されるオレンジカードの種類は減ったが、それに代わるものがキタカであろうか。技術的に複数のデザインで発行できるなら、更なるプレミア化を呼ぶかもしれない。

地下鉄や路線バスとの共通カード化は難題のようだが、道内では札幌圏のみの利用なので是非クリアをしていただきたい。また、ICカード化は回数券や往復割引きっぷなどを使いにくいものにしてしまった。

路線バスの場合、首都圏では割引率が高いプリペードカードと全く割り引かれない「PASMO」が同居するというのも納得できない。是非、ICカードにも割引救済措置をお願いしたいところだ。

【参考】「Kitaka」に関するJR北海道のプレスリリース

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人気観光列車で行く初夏の北海道(テレビ東京旅番組的タイトル)

2008年07月03日掲 載

6/26より7/2まで道内各地をまわった。今回はJR北海道のリゾート&観光人気列車に乗る機会があったので紹介する。
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6/26(木):上野-札幌「北斗星」号B寝台ソロ利用
おなじみの北斗星に乗車。最近は個室入手が困難で翌日午前中の航空機を予約してあったが、乗車前日に「みどりの窓口」へ行くと空席あり。早速購入したが、JR駅窓口契約女性社員はマルスの操作がわからず、男性職員を呼びにいく羽目に・・・・これで何度目であろうか。

当日の北斗星は満席。やはり観光シーズンと1往復化が影響しているようだ。先月、弘前まで「あけぼの」を利用したが、まったく客層が異なり、多くが観光客で華やいでいる。指定された寝台は9号車13番下段で車両のいちばん隅にある。直前に出る寝台券はだいたい車両の両端だが団体キャンセル分であろうか。ちょうど車軸の真上なので揺れが半端ではなく、睡眠は期待できない。

北斗星の楽しみは食堂車「グランシャリオ」。特にディナータイムの後の予約なしで使えるパブタイムはよく利用させてもらっている。ハンバークやカレーといった食事からつまみまであり、ナイトキャップとしてちょうどいい。珍しく混んでおり、相席となり、さらに客が何組か入ってきたが断られていた。翌朝は1,600円の朝食。以前は和食と洋食に分かれていたが、パンとご飯の違いだけになり、おかずは同じになってしまった。

列車は途中、地震区間の徐行で25分遅れたが、途中から遅れを取り戻し、定刻通り11:15到着。90回近く乗車している北斗星だが今回は眠れず疲れた。当分、ブルトレでの北海道はやめたいと思う。
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6/28(土):「はなたび知床エクスプレス」札幌-北見&SL「常紋号」(見学のみ)
札幌から知床斜里まで運行されるリゾート特急に北見まで乗車。実は前日までこの列車の存在を知らなかったが、JR北海道の車内誌で知り、札幌駅に問合せたところかなり空席があるというので指定券を購入した。

車両は「ノースレインボー」で、JR北海道自慢のリゾート列車のひとつだが以前、同じ石北線を走る「流氷特急オホーツクの風」として使われた時に利用している。このほか夏の富良野特急や桜の時期は弘前まで運行されている(青函トンネルを走れる唯一のディーゼル特急車両)。

石北線は長く、単調なのであまりJRを利用する気になれないが、この車両はハイデッカーで、ロビーカーや売店まであり、飽きさせない。また、座席幅が通常の「オホーツク」より広いので楽である。乗客は「はなたび」らしき人と「鉄旅」らしき人が半々ほど。2日間のみの運行だが終点の斜里まで行った人が多かった模様。

白滝から先は33年ぶりに運行されるSL「常紋号」を待ち構える人が目立ちはじめる。遠軽では北見から来たSLと遭遇。SLニセコ号と同じ編成だが石北線でSLが見れるとは感激。人口の少ない沿線だがえらく活気に溢れていた。指定券は売り切れであった。

途中、高速道路の工事が進んでいた。これがオホーツク側まで開通すれば石北線にとっては大きな痛手。線路の将来が心配になった。
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6/29(日)DMV見学(浜小清水駅)
前日、北見でレンタカーを借り、斜里・越川にある越川温泉に立ち寄り、その足で釧網線の浜小清水駅へ。かつて斜里から出ていた根北線の終着、越川は小学校も廃校となり、路線バスも10年前位に廃止され、限界集落のようだ。少し山へ入ると北海道遺産に指定されている根北線未開通部の橋脚遺構と無人温泉、越川温泉がある。

浜小清水の駅は道の駅となっており、だいぶ様変わりしていた。たくさんの観光バスが停まっている。DMVはホームの海側、はまなすが咲く、砂利に敷いた鉄板の上に停車していた。たしかに小さい。車両にはJR北海道のほかに「網走バス」と書かれており、やはりバスである。知名度が高いせいかツアー客がひっきりなしに見学に訪れ写真撮影。いいPRである。
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6/30(月)「釧路湿原ノロッコ号」 塘路-釧路
釧路でレンタカーを13時半に返却。夜まで予定がなかったのでノロッコ号に乗ってみた。久しぶりの乗車で1993年以来である(冬の湿原号には2001年乗車)。ところがノロッコに乗る多くの団体観光客が観光バスからあらわれた。阪急交通社、タビックス・・・多くが中高年の旅行者で見たところ2,3百人はいそうである(逃)。

急遽、1本前の緑行き普通列車に飛び乗り、塘路駅で下車。1時間半程度時間が空いたが、釧路行きのノロッコに乗車。こちらはツアー客がおらず回送に近い状態で快適であった。
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7/1(火)「スーパーおおぞら6号」釧路→札幌
ふたたび札幌へ。疲れも溜まったのでグリーン車を奮発。8時40分発の4号グリーン車は満席、札幌でのアポが16時であったためギリギリ間に合う6号に乗車。昼食はお気に入りの釧路駅「いわしのほっかむりすし」。釧路は最高気温13度であったが、十勝へ入ると夏日となり、札幌も27度と真夏の天気。

今回、はなたび特急、SL、ノロッコ号は事前に乗る予定や情報もなく、行き当たりばったりであったが、久びぶりの観光列車であった。なお、ノロッコ号は1989年の運行開始以来利用者が100万人に達した。素晴らしい実績である。観光ツアーに組み込み易いコースとダイヤ、JR北海道の売れ筋商品となった。

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門司港レトロ地区で観光鉄道、小樽・手宮線復活への期待

2008年06月24日掲 載

福岡県の北九州市と平成筑豊鉄道(本社・同県福智町)は来年度から、観光に特化した鉄道「門司港レトロ観光列車」を同市門司港レトロ地区で運行する。今月4日に国土交通省から鉄道事業の許可書が交付された。普通鉄道を利用した観光専用列車は日本初。門司港開港120周年に合わせて開業し、新たな観光資源として活用する。(6/21観光経済新聞
管理人は昨年11月、門司港へ行った際、今回使用される貨物線に沿ってサイクリングをしている。路線は休止中だが、いつでも走れるような状態であり、海峡を臨んで、風光明媚な地域である。ここに平成筑豊鉄道がディーゼル機関車2両とトロッコ客車2両の1編成で、門司港と和布刈公園の区間2キロ、4駅を結ぶ。片道の所要時間は約10分。

門司港は産業遺産のマチとして人気があるが最近はやや頭打ち。正直、レトロタウンが人工的過ぎて、鼻につくところもあるが、一度は訪れる価値がある観光地であろう。

このアイデア、北海道では無理であろうか。たとえば北海道鉄道発祥の地であり、以前から保存運動が盛んな旧国鉄手宮線跡に走らすことができれば沈滞気味の小樽観光の起爆剤になりうるが。手宮線は原型が保持されており、線路も奇跡的にといっていいぐらい残されている。

現在、手宮駅があった交通記念館(現:小樽市総合博物館)までLRTや観光鉄道など走らせるプランがあるようだが、運河を市民の力で保存させた街なので、そのパワーにもう一度期待したいところだ。

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「北斗星」チケットがふたたび入手難に

2008年06月09日掲 載

先日、久しぶりに「北斗星」に乗車しようと「みどりの窓口」を訪ねた。希望はB寝台ソロであるが、生憎満席、その翌日も満席であった。開放型のB寝台も数席しかなく、かなり込み合っているようであった。その後、確保できたが札幌行きの予定が変更になった為、昨日ふたたび6/16乗車希望で聞いたところ月曜にも関わらず満席、翌17日もいっぱいであった。

6月でこれほど混んでいるのは久しぶりのこと。最近では容易に入手できていたチケットであるが、青函トンネル工事の為、2往復体制が1往復に変更されたことが大きい。現在運転されている北斗星は以前の1.2号と同じ構成(車両は1~4号の混合)であるが、個室中心のためキャパが限られている。北斗星も需要減が進んでいるようだが、以前は3往復あったものが1往復になれば混雑するのも仕方ないことか。

これから夏休みにかけてチケット入手難が予想されるが臨時運転はあるのであろうか。

余談だが「みどりの窓口」の女性スタッフがB個室のマルスへの入力方法がわからず閉口した。さらにB寝台をB寝台ソロに変更した際、「乗車変更」のスタンプが押されが、同じ列車に乗車変更はおかしいのではないか。最近、JR東日本はみどりの窓口の機械無人化と契約女性社員の導入を進めている。当然、きっぷに関する知識は乏しく、「周遊きっぷ」など面倒なものは到底頼めないであろう。一般職員でも他社JR線知識となると乏しい。

昨年、下り「トワイライトエクスプレス」の東海道新幹線経由(品川→京都→トワイライトEXP乗車→札幌)の乗車券が何度やっても発行できず、その場は帰り、翌日取りに行ったこともあったけ。

みどりの窓口の省力化、チケットレス化は結構だが、寝台券は自販機やネットで購入できない。寝台への乗車客など絶対少数であるが割り切れない思いがする。このままではJR各社の囲い込みが進み、お決まりのコースにしか行けなくなり、旅の選択肢が激減してしまう。

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「青森・函館フリーきっぷ」で寝台特急「あけぼの」乗車

2008年05月21日掲 載

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青森県内の大部分と函館エリア(森まで)が乗り放題の「青森・函館フリーきっぷ」を購入して、寝台特急「あけぼの」に乗車した。東京発29,100円で7日間有効、新幹線乗継以外にも寝台特急「あけぼの」のB寝台個室が乗れるのがミソだ。「北斗星」は乗車できないが、「あけぼの」で青森まで行くと2万はかかるのでかなりお得感はある。

今回は久しぶりの旅行だが、出発前日の夜に購入した”衝動買い”であった。希望のB寝台ソロは、みどりの窓口の端末で残席26と表示されており、5月の平日のせいか空いていた。

ほろ酔い加減で、これまで何十回と北斗星でお世話になっている上野駅13番線ホームへ。駅の表示板に「寝台特急 あけぼの21:45分発 青森行 8両」と出ており、いつのまにこんな短い編成になったのか、現実を見せられたかんじでショックであった。

「あけぼの」乗車は3年ぶり6回目だが、「北斗星」乗車が圧倒的に多いせいかホームの雰囲気に違和感をかんじた。どこが違うかといえば、北斗星は観光客、グループが多く、華やいだ雰囲気であるが、あけぼのの場合、グループ客が少なく、いかにも故郷へ向かうといった雰囲気の人が多い。若い女性が意外に多いのには驚いたが、いかにも秋田から津軽あたりに多い色白で彫が深いその地方独特の顔立ちの人が目立つ。生活に密着しているかんじだ。

もともと夜行列車はそういった存在。最近ではその座を夜行高速バスに奪われたが、女性専用車や寝台料金の要らない「ゴロントシート」もそこそこ乗車している。全体で50~60%といったところか。ホームの光景を見て、久しぶりに昔ながらの夜行列車、懐かしい上野駅を見た感じだ。こういう夜汽車の旅愁もこの「あけぼの」ぐらいでなかろうか。

それにしても通路が中央にあり、ベッドが線路方向の個室は狭い。「あけぼの」の下段は初めてだったが、枕木方向の個室(北斗星など)の方が居住空間がある。下段の入口など写真を見ていただければわかるが、高さ1メートル強で穴倉への入口のようである。

また、停車回数が多く、止まる度にガックン、ガックンの衝撃のため、眠れなかった。最近の機関士の腕は落ちているのであろうか。それとも電気機関車や客車の老朽化のせいか。

約11時間揺られて、寝不足のまま弘前で降りた。

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「トワイライトEXP」の空きがわかる 便利なJR北海道「方面別空席情報」

2008年05月01日掲 載

今日から5月、ゴールデンウイークだがJRの空席が気になる方も多いであろう。

ネットでJRの空席情報を調べる時は、JRシステムが運営する「JRサイバーステーション」を利用するのが一般的で、最近では「みどりの窓口」でもノートPCが設置しており、便利な時代になったがJサイバーは使い勝手にやや難がある。

まず、入力に手間がかかる-新幹線は列車名と駅名が画面に出るので簡単だが、在来線特急になると「在来線特急」を選択し、さらに乗降駅を手入力しなければならない。また、「北斗星」などの個室寝台の空席情報は扱っていない(開放型B寝台は検索可能)。表示も○△×なので大まかしかわからない。
また、お盆や年末年始、GWなどの繁忙期にはアクセスが集中し、サイトにつながりにくくなる。検索できる時間も6時半から22時半までという制限もある。

特に臨時扱いの「トワイライトEXP」や「カシオペア」の場合、このサイトではわからないのだ。管理人はこれまで「北斗星」個室を取る時、「みどりの窓口」にわざわざ行って確認していたが、最近、JR北海道内サイトで「JR北海道方面別空席情報」というものを発見した。
ここでは道内方面別の列車ごとの1ヵ月後までの空席情報(○△×で表示)がわかるほか、本州方面では「北斗星」のB寝台と「トワイライトEXP」の空席情報がわかる。

素晴らしいのは、これまでわからなかった「トワイライト」の空席状況がわかることである。本州方面の列車は上りのみしかわからないがこれは大変に役立つ。

JR北海道では以前から電話による空席案内もしており、利用したことがある。また、JR北海道宿泊予約サイト「ツインクル」は他の宿サイトが満室の時でも客室を確保していることが多く、札幌などで宿が取れない時は便利なのでオススメである。

【参考】JR北海道 方面別空席情報

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「まりも」が廃止、道内発着夜行寝台がすべて消える

2008年04月21日掲 載

札幌-釧路を結ぶ寝台特急「まりも」が今夏を持って廃止されることになった。「まりも」は昨年、秋のダイヤ改正で週末や繁忙期運転の「臨時」に格下げされ、昨年春に臨時化された「オホーツク81.82号」、「利尻」(はなたび利尻)はひと足先に廃止が決定。いよいよ伝統列車の「まりも」にも終焉の日がやってきた。

昨年、臨時化が発表された段階で、全廃へ向けた既定事実とかんじたが、これほど早く無くなるとは想像できなかった。
夜行列車、寝台車の廃止は加速度に進んでいるが、北海道関係だけでも「北斗星」の1往復化(最盛期は3往復)、「日本海」のルート短縮(函館→青森終着へ変更)、快速「ミッドナイト」の廃止など国内で最後まで夜行列車が元気だった北海道も例外ではなくなった。

一般の利用者から見れば、すでに夜行列車はビジネスや帰省の際の移動手段には入っておらず、臨時化された段階で命運尽きたと思う。夜間移動の主役は鉄道からバスへ移っており、寝台車は非日常的な特別なものになってしまった。寝台料金を11月から5月の間、3千円に下げても選択肢に入っていないので客は戻らない(大幅な値下げをして大々的なPRをすれば別だが)。

「まりも」には、2001年春に乗車している。その時は「おおぞら13号」の名称だった。(「まりも」は以前、急行として運行されていたが、特急格上げの際「おおぞら」に名称変更。その後「まりも」としてまた復活)。

羽田を最終便の飛行機で発ち、22時近くに千歳着。札幌まで戻る時間もあったが、空港内の三井アーバンホテルのバーで時間を潰し、タクシーで南千歳へ出て、「まりも」B寝台に乗車した。
5月末の金曜日であったが車内は閑散としていた。早朝、曇天で薄ら寒い釧路へ到着。ホテルの朝食もまだ開いておらず、早朝の北大通りを幣舞橋まで散歩した記憶がある。夜行列車なのに「おおぞら」という呼称は合わないと思ったが、窓から見た早朝の北辺の大地は幻想的であった。

1959年9月に運転を始めた道内発着の夜行列車は、「まりも」の廃止で59年の幕を閉じる。

【参考】JR北海道のプレスリリース 

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DMV、今年も釧網線で試験運行 生活路線より観光鉄道に適性か

2008年03月25日掲 載

JR北海道は、開発を進めている「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の乗客を乗せて行う試験的営業運行を4月26日から昨年と同じJR釧網線で行うと発表した。

運行区間は昨年と同じ浜小清水―藻琴間(約11キロ)のレールを走行し、周辺の道路をバスモードで走る。運行は4月26日から5月6日までの毎日と、5月10日から6月29日までの土日。計27日間の予定している。

DMVについては久しぶりに書いたがその後の進展はどうなっているのであろうか。昨年11月に脱線事故を起こしたが、つい先日、南阿蘇鉄道に車両が貸し出され、走行体験会が行なわれている。各地で導入の声は揚っているが、南阿蘇の場合、購入の確立はかなり高そう?島原鉄道の廃止区間にも走らせたいという話もあったらしいがその後どうなったか。

最近のニュースを聞いているとこのDMVの適性、定員などから考えて閑散区は当然だが観光地に隣接している鉄道に向いていそうで、岳南鉄道のような純粋な地域の足というよりは、観光鉄道としての方が活路を見出せそうである。また、2,30キロ程度の短距離路線がいいのではないか。

管理人は是非、新夕張-夕張間に走らせてもらいたい。観光バス機能も兼ねれば夕張観光の目玉になるのではないか。その他、大沼-森(砂原回り・駒ケ岳周辺観光)、留萌-増毛(町内観光)、幌延-稚内(サロベツ原野・豊富温泉など)など観光需要があり、バス機能の観光に適していると思う。

なお、DMVについては「線路にバスを走らせろ 「北の車両屋」奮闘記」(朝日新書)に詳しく誕生への経緯などが書かれている。少し前の本だが興味深く読んだ。

【参考】JR北海道ホームページ

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1往復になった北斗星、繁忙期「はまなす」の八戸延伸は

2008年03月18日掲 載

昨日の寝台列車に関するブログで、管理人がこれまで「北斗星」に80回以上乗車した話を書いた。「カシオペア」や「はまなす」、「日本海」、「はくつる」、臨時エルムなどを含めると寝台での渡道は100回に近づくと思う。よく乗ったものである(さすがに最近は減っている)。

ところが16日付け朝日新聞北海道版を見ると「300回乗車」をしたツワモノがいた。
札幌市在住のイラストレーター鈴木周作さん(35)で、最後の「北斗星1号」での旅を終え、札幌駅に降り立った。初めて乗った20年前から数えて、この便でちょうど300回。「人生の節目にはいつも北斗星があった」と振り返る。

管理人は1989年からだが年平均4回といったところ。鈴木さんは20年間だと15回乗ったことになるので上手はいるものである。実は鈴木さんらしき姿をロビーカーでお見かけしたことがある。スケッチデッサンをされていたのではないか。また、「旅と鉄道」(鉄道ジャーナル社)誌でもだいぶ前に鈴木さんの記事を読んだことがある。

私にとって「北斗星」はリセットの場であった。下りで北海道へ行く時は、発車と共に職場や私生活のことを忘れ、やがて仕事の問題などの解決案が寝台に乗っていると出てくるのだ。飛行機ではテイクオフする瞬間、いっきに旅モードへ切り替えができるが、速すぎて、問題解決まで至らない。
北斗星に限らず、道内の鉄道に乗っていると突然仕事のヒントや企画案、プライベートの解決案などが浮かんでくるからすごい。特に特急「Sおおぞら」は”ソリューション・トレイン”である。

最近は上り利用が多い。会社員を辞め、時間の自由が利くようになったこともあるが、帰路の北斗星は頭の整理にちょうどいい。最近は仕事が絡んで北海道へ行くことが多いので、今後の展開を考えたり、東京での仕事のことなど思案する。16時間あれば気分の切り替えと同時にある種の北海道ボケ解消にもつながる。

15日から「北斗星」が1往復になった。ついに北斗星までもがというかんじだが、青函トンネル工事が終わっても復活しないのではなかろうか。

以前から思っているのだが、青森発の「はまなす」を八戸発に変更できたら便利である。青函トンネルが開通した時、盛岡発の寝台特急が出来ると思っていたが青森発に。現在もそのままだが、八戸発着なら乗換えが1回で済み、最終の1本前位の「はやて」に接続すれば現ダイヤを維持できるはずだ。

北斗星が減らされた現在、「北斗星」個室が取りにくい週末や繁忙期に「はまなす」の延伸運転をしてほしい。また、余剰車両で個室を連結できないものか。「あかつき・なは」のシングルツインやレガードシートが余っていれば楽しい旅になるが。

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北海道の産炭地を思い出させるくりはら田園鉄道と細倉鉱山跡

2007年12月25日掲 載

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写真上:細倉マインパーク駅跡 中:1989年まで終点であった細倉駅跡 下:構内にある給水施設跡(?)

22日に今年3月で廃止になった「くりはら田園鉄道」(旧栗原電鉄)のその後を見に行った。滞在先の鳴子温泉からは駅レンを借り、40分程度て到着。

薄すら雪が積もり、かつての終着駅「細倉マインパーク前」は駅舎や線路、ホームもそのままの形で残されていた。駅舎に併設されていた寿司屋は廃業しており、ホーム上には機関車が展示されていた。

この鉄道はもともと細倉にある鉱山(炭鉱ではなく銅)のために作った鉄道で、栗原電鉄時代は鉱山を運営する三菱マテリアルが親会社であった。しかし、1988年に鉱山は閉山され、三菱は鉄道事業から離れ、三セクで営業していたが、遂に力尽きた。

町の景色はその間、すっかり変わり、鉱山住宅など取り壊され、人口は激減した。今でも三菱マテリアルの事業所があり、輸入製品などの精錬やリサイクルなどを行なっているようだが、精錬所の前にあった中心街と思しきところはゴースト化していた。奇跡的に旅館が一軒残っていたが、鉄道の代替バスも空気を運んでおり、本数も鉄道時代よりも少ないようだった。

鉱山は現在、「細倉マインパーク」という遊園地兼鉱山内が探索できるような施設になっている。時期が時期だったので観光客は誰もおらず、鉱山には入らなかったが、三菱の精錬所前にある町の資料館を覗いてみた。

昔の写真を見ているとまさに夕張や三笠といった道内の産炭地の景色に似ている。実際、細倉を歩いていると一時の大夕張や美唄、赤平などを彷彿させた。大夕張には三菱の大夕張鉄道と三菱鉱業バス(のちの美鉄バス)、美唄も三菱系の鉄道とバスであったが、閉山と共に去ってゆく。

東北と「ヤマ」というのはあまりピンとこないが、岩手の八幡平にある松尾精錬や秋田の尾去沢、小坂など銅山はかなりあり、松尾や小坂には行ったことがあった。北海道の炭鉱と同様、過去には悲惨な歴史があったが、宮城の穀倉地帯からの僅か奥にこんなところがあるとは知らなかった。

今は静けさだけが残っているが今後どうなってゆくのか。

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写真上:三菱マテリアル 山上にかつての施設跡がみえる 中:中心街があったあたり(?)旅館が一軒残り営業中のようだ 下:旧終点であった細倉駅からマインパーク駅と鉱山跡をみる

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消え行く寝台列車はかつてのSLブームを彷彿させる

2007年12月02日掲 載

現在、発売中の趣味情報誌「自遊人」と「一個人」では、寝台列車特集をしている。自遊人では、「汽車旅賛歌」と題し、カシオペア・トワイライトエクスプレス・北斗星の「三大豪華寝台覆面取材 」が面白い。また、一個人では、「豪華寝台列車と冬のローカル線の旅」を特集しており、競合誌である両誌が同じテーマを組んでいる。

以前、「HANAKO」と「OZマガジン」などが鎌倉や京都特集で重なることはあったが、男性中年以上向けの雑誌で、最近は寝台列車特集が定番になっている。
鉄道雑誌でも以前、ブルトレ特集をやると部数が伸びたというが、その頃の鉄道少年がいい齢となり、購読をしているのであろう。

ところで先日、来年春から再来年にかけてのダイヤ改正に於ける寝台列車の大幅削減が発表された。九州ブルトレの廃止は遂に来るべき時が来たかというかんじだが、一時は3往復体制であった「北斗星」が2往復から1往復に減らされた。
プラチナチケットといわれた北斗星でさえもさすがに需要が減っているのであろう。車両の耐用年数も限界に来ており、ごく限られた豪華寝台を除き、日本から寝台列車がなくなる。

これから消え行く寝台車ということで何度もメディアで取り上げられていくであろうが、これに似た現象をかなり昔に経験した記憶がある。
それは管理人が小学生から中学生にかけての頃に起きたSLブームである。当時、蒸気機関車がなくなるというのでテレビや雑誌では、食傷気味になるほど特集が組まれていたのだ。最初は客車、客車がなくなってからは貨物と5年ぐらいは続いたのではないか。

確か弘済出版(現在の交通新聞社)発行の時刻表には、SL専門のものがあった記憶がある。管理人はSLにはあまり興味がなかった。なぜならSLと時代を共にしていないので郷愁を誘うといわれても実感がないのである。6才の時、館山から両国まで房総西線(内房線)で乗った海水浴客向けの臨時列車が唯一乗ったSLである。

それよりも憧れたのはブルトレであった。「あさかぜ」など九州行きの個室寝台に乗ることは、飛行機のファーストクラスに乗ることよりもすごいというのが当時の感覚であった。なので未だに寝台列車へのこだわり、憧れは強く、その結果、90回以上も「北斗星」に乗ってしまった。

管理人オススメの寝台列車と寝台タイプは、「トワイライトエクスプレス」のシングルツイン、「あかつき」の同じくシングルツイン、「サンライズ」のシングル、「あけぼの」のソロ、「北斗星」であれば高いがロイヤル、また、寝台ではないが、「はまなす」ののびのびカーペットカーがいい(これに似たものがサンライズにもある)。唯一列車を挙げるなら「トワイライト」であろう。

最後に東京、大阪発の九州方面ブルトレを全廃するのなら、是非、東京発九州方面(宮崎や大分・湯布院方面)行きの豪華寝台列車を走らせてほしい。カシオペアのような隔日1編成でいい。東京を16時頃に出て、名古屋と深夜帯に近いが大阪で客を拾う。
別府、湯布院、宮崎などかつて新婚旅行で訪れたシニア層などターゲットに「カシオペア」、「トワイライト」の九州版ができることを願っているが。九州新幹線の工事も進み、JR各社の思惑利害が異なるので実現は難しいかもしれないが、需要は見込めるのではないか。

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新・交通博物館もいいが九州鉄道記念館もオススメ

2007年11月21日掲 載

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大宮に新しくできた交通博物館が大人気である。これほどまでに「鉄道趣味」が陽の目を浴びるとは想像もつかなかったが、この現象は、かつてプロレスが「私も実は昔からのファンなんですよ」といったかんじで、隠れキリシタンが一斉に外へ出てきたような時と似ている。潜在力の凄さをメディアに利用されているかんじだ。まあ嬉しいことだが。

大宮の交通博物館は混雑で当分行く気がしないが、先日、門司港へ行った折、駅に隣接する九州鉄道記念館を訪ねた。最初は何も期待しないで行ったが、結構見所がある。展示車両は門司港駅構内に併設するかたちで縦に並んでいる。
気になった車両は初の量産型気動車である戦前のキハ40000系、これは大宮の新博物館でも人気があるらしいが、九州でも記念撮影をしている人がもっとも多かった。何がひきつけるのであろうか。

また、管理人の世代には郷愁を誘う世界初の電車特急511系「月光」なども展示されている。レンガずくりの旧・九州鉄道本社跡建物が資料館となっており、なかなか見ごたえもある。ここだけの限定グッズもあるので見逃せない。東日本在住の人間には、生で見る機会が少ない車両や資料が展示されている。そういった意味でも新鮮で面白かった。

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「トワイライトエクスプレス」などが2ヶ月ぶり運転再開

2007年09月13日掲 載

新潟県中越沖地震で線路が土砂に埋まり、不通になっていたJR信越線の柿崎-柏崎間が13日、約2カ月ぶりに運転再開した。これで地震の影響によるJRの不通路線はなくなった。
大阪-札幌を結ぶ「トワイライトエクスプレス」や大阪-青森間の「日本海」など、関西地区と北海道方面を結ぶ夜行列車は、13日に始発駅を出る列車から運転を再開する。

テレビで被害状況を見た限り、数ヶ月はかかるかと思ったが、意外にも早く復旧した。高山線や越美北線と違い幹線であり、トンネルの崩壊や橋脚がなかったことも幸いした。しかし、突貫工事だったのであろう。これで関西方面から北海道への鉄路も復活して、何とか秋の行楽シーズンにも間に合った。

不通区間の柿崎は管理人の祖父母の出身地。親戚へ見舞いを送ったが、窓が割れ、蔵は全壊したらしい。3年前の中越地震とは比較にならないほど揺れ、被害も大きいという。

余談だが、昨日もスマトラで大地震があった。ちょうど昨日の夕焼けの色が異常で、鱗状の雲(地震雲というやつ)が不気味だった。管理人が「数日中に南西か北東方向で大地震があるかもよと居酒屋で話していた直後ニュースが入り、そこに居た連中は驚いていた。場所が離れているので偶然かもしれないが連鎖があるので気を引き締めていたい。

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昭和の旅がよみがえる「大鉄道博覧会」

2007年08月03日掲 載

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このところの売れ筋として「昭和懐古」と「鉄道趣味」がある。「三丁目の夕日」に代表される昭和30年代ブーム、また、鉄道趣味では、鉄道好きアイドル(鉄子)の登場や鉄っちゃんものがドラマ化(特急田中3号)されるなど以前では到底考えられない世界が急速に市民権を得ている。
マーケティング的に捉えると「団塊リタイア」と「団塊ジュニア」市場、「オタク・AKIBAの一般化とグローバル化」なども背景にあり、大きなマーケットとなっている。

前置きが長くなったが、昭和懐古と鉄道趣味を合体させたような企画展が今、両国江戸東京博物館で開催されている。「大鉄道博覧会 ~昭和への旅は列車に乗って~」という展示会で、管理人は昨日、覘いてきた。昭和30年代から40年代を中心に、高度成長期の鉄道と大衆の旅の様子を見ることができる。

展示物としては、3段寝台、修学旅行列車「きぼう」座席、初期のきっぷ自動販売機、殺人的ラッシュの103系中央線の車内を再現したもの、そして人気の列車ヘッドマークやサボなどが展示されている。モノクロ写真もいいものが多く、就職列車コーナーでは、井沢八郎の「ああ上野駅」が流れていた。

管理人の親の実家は上野駅前で薬局を長く経営していた。親しい従兄がいたので、よく遊びにいっていたが、上野駅が遊び場であり、何より鉄道を見るのが最大の楽しみにであった。
昭和40年代から50年代にかけての上野駅は花形列車のオンパレードで、多くの人で賑わっていた。北国から到着する列車は、見知らぬ土地への想像力と旅への誘惑を駆り立ててくれた。冬になると客車の屋根に多くの雪を積んで入線してくる列車を見るのが楽しみだった。東京に雪が降らなくでも、冬の上野駅にはいつも雪があった記憶がある。

管理人が池袋に近い実家へ帰る夜になると夜行列車を待つ人々がホームから階段にかけて長い列をつくっていた。特にお盆や正月の帰省時期は、外の広場まで驚くような人が地面に座っており、壮観な光景であった。幼い管理人は、どうしてここまでして故郷へ帰りたいのか理解できなかった。宅配便もない時代であったので人間よりも土産などの荷物がスペースを多く占めていたものだ。

昭和中期~後期前半、旅は今より遥かに重かった印象がある。東海道新幹線はあってもこれは特別な乗り物、特に上野駅は、荷物だけではななく、人生の大きな何かを背負っているような人たちが行き来していることを子供ながらにかんじていたのかもしれない。

新幹線が発達した今、気軽に旅や帰省ができるようになったが、近くなった反面、駅や列車に人間臭さが消えてしまった。博物館の帰り、両国でちゃんこ鍋をつつきながら、そんなことを考えた。

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JR北海道のICカードは「KITACA」に決定

2007年06月15日掲 載

JR北海道は13日、前払い式のICカード乗車券を来年秋に導入すると発表した。名称は「Kitaca(キタカ)」。2009年度の導入予定だったが、作業が順調なうえ、顧客の要望が多いため約半年早める。(6/14北海道新聞)

1年前のこのブログで、導入が検討されているICカードの名称候補として、個人的に「KITACA」、「NORUCA」、「HOTUCA」の3つを挙げた。JRグループのICカード名称の特長として、語尾に必ず[CA]が付く。「SUICA」、「ICOCA」、「TOICA」然り・・・なので、想像はし易いが、自作では「NORUCA」がお気に入りであった。
英語のNorth,仏語のNour(共に北)、それと「乗る」をひっかけたものだが、まあ仕方ない。

新しいカードは、札幌圏を中心とした55駅からスタートする。客の動向を見て地域を広げる見込みである。当初、噂された札幌市営地下鉄やバスとの共通カード化は、規格の違いなどから見送りになった。

話が逸れるが、札幌市のウイズユーカードで、6月25日から札幌出身のアーティストKaokaoPandaさんのイラストシリーズが発売された。Kaokaoさんは、札幌出身で、壁画を得意としている。色使いが斬新で、管理人はファンである。札幌の方で興味る人は見たほしい。

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鎌倉市営プールにあるKaokaopandaさんの壁画(現在は鎌倉市で活動中)

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「大人の休日倶楽部」とCツーリズムが共同で、「夢空間北斗星」を運行

2007年06月10日掲 載

JR東日本「大人の休日倶楽部」とクラブツーリズムは共同企画商品「夢空間・北斗星トレインクルーズ」を発表、それぞれの会員に向け、限定発売することになった。

ツアーは、JR東日本が所有する豪華寝台列車「夢空間」を利用し、5泊6日(車中2泊)で、北海道を周遊する。通常の「北斗星」や「カシオペア」が走る東北本線ルートではなく、往路は、上越線から羽越線を北上し、日本海の夕陽が楽しめる。そのため、上野発は午前9時となる。また、復路は、常磐線経由なので、朝方の太平洋が見られるのがウリである。

道内では、層雲峡、阿寒湖(遊久の里・鶴雅)、ウインザーホテル洞爺に泊まり、移動はJRとバスになる。今、話題のウインザーと評判が高い鶴雅に泊まれるのが魅力だ。
ツアーは、9月2日出発から10月7日出発まで9本設定。募集人数は各回限定70人で、旅行代金は1人25万円から50万円に設定している。

「大人の休日」とクラブツーリズムのジョイント商品であるということで、ターゲットは中高年向きの企画である。これまで、北斗星やカシオペアなどの乗車歴があった会員にも、往復のルートを変えることで、新鮮味を出し、新たな寝台車リピータを引き込もうという狙いもあるのであろう。
特に、羽越本線で夕陽を見られる寝台列車はないので、(大阪発トワイライトEXPは手前の北陸線内でのみ可能)興味がある。

管理人は、過去1度、1994年、「夢空間」に乗車したことがある。この車両、誕生したのが、バブル期でかなり老朽化しているのではないか?
その時は、トマム行きであったが、上野出発が夕方早く、仕事で間に合わないので、東北新幹線で追っかけ、21時頃に仙台から乗車した記憶がある。

食堂車やバーがあり、一部個室車両は、オリジナルの豪華客室である。その他は、通常の北斗星個室であった記憶だ。最近、「夢空間」の名前を時刻表で見かけなくなり、お役ご免かと思っていたが、健在であった。

今後、こういった「特別な旅行」向けに、新しい寝台車両の製造が必要かもしれない。管理人は、北斗星には、50回以上乗車しているが、流石に、車両の老朽化(管理人も段々と老朽化し疲れる)もあり、最近は頻度が減ってきている。
JRには、観光ニーズの、付加価値がある新しい寝台車計画に期待したい。

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札幌-旭川間の新特急名称は「スーパーかむい」に

2007年05月10日掲 載

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砂川駅を発車する「ライラック」

JR北海道は老朽化した特急「ライラック」に代わる新型特急列車の愛称を募集していたが、9日に新愛称を「スーパーかむい」に決定したと発表した。

「かむい」は懐かしい名前である。長く急行列車として札幌-旭川間を中心に活躍していたが、「ライラック」に格上げされ、1986年には廃止になっている。ライラックに”吸収”されたかむいが、「スーパー」のかたちで復活するのは面白い。

北海道らしく、地域を表すので、愛称としては最適であるが、ひとつ思ったのは、また「スーパー」かということである。スーパーを冠した愛称は「Sホワイトアロー」にはじまり、「北斗」、「おおぞら」、「宗谷」、「とかち」と続いており、石北線以外の特急の大半が「スーパー」である。
愛称にスーパーという冠が付いたのが、80年代後半あたりからなので、そろそろやめたらどうであろうか。新型特急の多くが「スーパー」のはずである。

そして、北海道から花の愛称の列車がまたひとつ消えてゆく。

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残り僅かになった茨城を走る北海道の炭鉱私鉄車両

2007年04月10日掲 載

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写真上は茨城交通キハ20型・下はJR北海道711系(共に1996年頃撮影)・鹿島鉄道の写真がなく残念

3月31日に廃止となった鹿島鉄道(旧・関東鉄道鉾田線 石岡-新鉾田)に旧夕張鉄道の気動車キハ714(夕鉄時代は気は251)が最後まで走っていた。
管理人は10年以上前にこの夕鉄車両に乗ったことがある。廃止の1週間前、たまたま茨城に所要で出かけ、途中、石岡駅を通ると最後の乗車に来た鉄道ファンでごったがえしてきた。

昨年のちほく高原鉄道廃止の際も思ったが、廃止直前になると駆け込みでラッシュ状態になる。宮城のくりはら高原鉄道でもそうだった。いつも繰り返されるこの光景を見ると、普段からこれだけの人が乗っていればこんなことにはならなったのに、とため息をついてしまう。

鉄路の廃止ではないが、3/18のダイヤ改正で廃止された特急「東海」(東京-静岡)に廃止2日前、東京駅から乗ったが、ホームは100人近い鉄道ファンのカメラでごったがえしていた。
しかし、彼らの大半は乗車をしない。車内はいつもよりは混んでいたが(管理人は日常的によく利用していた)廃止直前にしては空いているのだ。

ちょうど今回、鹿島鉄道の廃止と夕鉄車両の話を書こうと思っていたが、タイミングよく北海道新聞に現役夕鉄車両が活躍していた鹿島鉄道廃止の記事が出ていた。

この車両、50年以上に前に作られた車両であるが、当時流行の湘南電車スタイルである。夕陽に染まる霞ヶ浦をゴトゴト走ったのが印象的である。

茨城には夕鉄以外にも北海道の炭鉱を走っていた車両がいまだ健在である。常磐線の勝田と阿字ヶ浦を結んでいる小私鉄・茨城交通では、羽幌炭鉱鉄道や留萌鉄道で活躍していた気動車が今も残っている。

運行日は限られているようだが、この鉄道、狭い家の間を抜け、暫くすると海に出る。終点の阿字ヶ浦は目の前が砂浜で何もない。距離は短いがなかなか味わいがあり、何度か乗ったことがある。

道内では昭和の面影を残す車両は少ない。私鉄がないせいもあり仕方ないが、強いてあげれば赤に白色の帯が入った電車711系車両が最後のお勤めをしているようで気になる。しかし、最近では札幌駅に殆んど登場しなくなってしまった。岩見沢や苫小牧周辺で僅かに見かけたが、時間の問題であろう。

先日、まもなく廃止される「ライラック」に旭川まで乗った。車内放送に流れる鉄道唱歌のオルゴール音が郷愁を誘った。このオルゴール音も無機質な電子音に変わり、まもなく聞けなくなる。

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DMVの営業免許が下りる

2007年03月14日掲 載

9日、JR北海道が予てから申請中であったDMVの免許が国土交通省北海道運輸局から下り、4月から試験営業運転(釧網線・浜小清水-藻琴間)ができることになった。

DMV当初は道内のローカル線対策として計画されたが、道内では観光ニーズの方が高そうである。先日、JR北海道の社長が夕張線に走らせたいようなことを言っていたが、新夕張から特急に接続するかたちで発車し、鹿ノ谷あたりで線路を降り、石炭の歴史村方面へ向かう観光コースを作ったら需要があるかもしれない(夕鉄バスの定期観光バスがあるが)。

また、JR西日本の社長もDMV購入について触れていたが、全国屈指の閑散区間(木次線や三江線などの陰陽連絡など)が多い同社にとっても地域輸送と観光ニーズを上手くマッチさせるにはいい手段かもしれない。

”ローカル線の救世主”とまでは期待していないが、ローカル線旅情+定期観光バスのようなツアー型での利用が北海道では合っていると思う。

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「ライラック」が10月改正で廃止、新型車両投入で国鉄はふた昔前に

2007年02月16日掲 載

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写真は「ライラック」の妹分?にあたる同781系「すずらん」室蘭駅

1980年から道内の電化路線を走り続けてきた特急「ライラック」でお馴染みの781系が引退することになった。現在、札幌-旭川間は785系の「スーパーホワイトアロー」と交互に30分間隔で運転されているが、10月ダイヤ改正より新型車両の791系を導入、列車の愛称も統一されて運転されることになる。

また、JR北海道では、ライラック、スーパーホワイトアローに代わる新愛称を募集している。

「ライラック」は1980年10月室蘭までの電化完成によって登場した特急電車車両で、記憶では千歳空港駅(現在の南千歳駅)誕生と共にデビュー、国内初の空港シャトル的な位置付けで運用されたのでよく利用をさせてもらっている。

札幌-旭川間は、L特急「いしかり」に代わり登場、1時間半で結んだ時は「速い!」という印象であったが、のちにバブル時代の申し子のような面構えの「スーパーホワイロアロー」が現われ、1時間20分に短縮、それ以後、二番手になってしまった。

そのライラックが登場してから27年、Sホワイトアローが出てからも17年が経過している。もうそんなに経ったのかと思う。管理人も齢を重ねるはずである。
あれほど威勢がよかったSホワイトアローも最近はかなりくたびれて来ている。ライラックに至ってはなおさらで何度も塗装をし直し、はげかけたボディが痛々しかった。

国鉄末期に登場した車両では、「ライラック」に代表される1980年10月改正のものが最後の輝きを発していたような気がしてお気に入りだ。現在でも「踊り子」で使用されている185系も新鮮であった(塗装は変えたが古さは感じない)。

今年の3月で国鉄分割民営化から20年になる。

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DMVの釧網線運賃は1,500円

2007年01月17日掲 載

16日の日経新聞によるとJR北海道が開発を進めるDMVの試験運行の運賃が1,500円に決まった。

4月から釧網線の浜小清水と藻琴間を運行するが、観光ガイドなども添乗させるとのことでお披露目見学会の色合が強い。道路区間は網走バスの運転手が担当し、JRの運転士とあわせ2人体制で乗務することになる。定員も12名ということで採算は取れず試乗会ということであろう。

このDMV、先日、静岡県富士市の小私鉄・岳南鉄道(富士急系)で走行実験が行なわれた。岳南は私鉄の中では数少ないDMV購入を公式に手を上げている会社である。
短い距離で途中、工場なども多く、北海道のような閑散地とは印象が違うが、意外にこういう立地にDMVは適しているのではないか?
たとえば工場最寄の駅から道路を走れば乗換の手間がかからない。また、岳南は民家も多いので効率よくバス機能の代替になるのでは。

また、観光地などのマイカー乗り入れ規制地域や渋滞対策など環境を考えての活用という方法もある。
先駆けである松本電気鉄道の新島々から中の湯、上高地の区間、渋滞対策として江ノ電や京都の嵐電や叡電など。和歌山あたりの生活路線が中心の小私鉄にも適しているかもしれない。
過疎地以外でもDMVは活用法がありそうだ。

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絶対オトクな「いい夫婦きっぷ」が今年も発売

2006年10月31日掲 載

JR北海道から今年もオトクな「いい夫婦きっぷ」が発売されている。
JR北海道、東日本の全列車に5日間乗り放題で普通車用が49,800円、グリーン車用が69,800円で二人分の料金込みである。

昨年までのパスは利用期間が3月までであったが、今年からは来年6/30までと広がり、観光シーズンでも利用可能となった。

普通車用では北斗星のデュエット(二人用B個室)や「はまなす」、「あけぼの」などのB寝台(が利用でき、グリーン車用では北斗星のA寝台ツインデラックスが利用できる。
また、追加料金(19,800円)を払えば「カシオペア」の利用が可能である(トワイライトEXPは利用できない)。

このキップは制約が少ないのが魅力であり、JR東日本と北海道エリアが完全乗り放題というのは青春18などの鈍行キップを除くと存在しない。フルムーンパスが6日間で8万円なのでそれと比べても大幅に安いことがわかる。

たとえば東京から札幌へ行く場合、函館までは新幹線で乗り継ぎ、全区間グリーン車を利用した場合、軽く3万円を超えてしまうので片道乗車で元が取れる。途中、東北などの温泉に寄るなどコースづくりも楽しい。

東日本エリア、北海道どちらからでも出発が可能であるが、キップの販売を行うのはJR北海道なので東日本エリアの駅では購入できない。また、東京や仙台などのJR北海道プラザでも販売をしないので、北海道で購入をするか郵送購入(振込みかカード決済)なら入手可能である。

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稚内-西大山4泊5日鈍行の旅

2006年09月01日掲 載

JR北海道旭川支社が稚内から最南端の西大山まで普通列車を乗り継ぐツアーを企画した。まもなく9/2の出発であるが、募集10名に対し、14名の参加者が集まった。
構成は道内が4名、本州が10名(東京2、愛知7、岐阜1)、男性が8名、女性5名、最高齢は74歳であり、平均年齢は58.8歳。

最近、関口宏ジュニアの鉄道乗り継ぎ番組や、青春18きっぷのシニア層での人気など各駅停車の旅に注目が集まっているが、スケジュールを見るとかなりの「苦行」である。
特にJRになってから長距離鈍行が姿を消し、車両もボックス型から通勤型のロングシートへ地方も変わり、鈍行の旅がしにくくなっているのが実情である。
東海道本線などを乗り継ぎながら延々と九州まで行くことを考えると鉄道好きの管理人もゾッとする。

企画した旭川支社は「企画旅行」の元祖である。以前の駅長さんが国内最初のサハリン鉄道ツアーやオレンジカードのシリーズ化を図るなど企画マンであったと聞いており、その伝統が引き継がれているのであろう。列島縦断の旅は2年前から催行しており、好評のため「各駅停車」が登場した。

それにしてもJR北海道は全国一周バスの旅(一ヶ月)に始まり、こういった企画モノが好きである。

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廃線跡に鉄路を、”ひがし大雪高原鉄道”が開業

2006年08月12日掲 載

糠平温泉にある鉄道資料館内に約350メートルのプチ鉄道が開通した。旧士幌線(帯広-十勝三股)の跡に敷設したものだがトロッコ列車などを走らせる計画だ。士幌線跡は上士幌以北は瘢痕がなかり残っており、保存運動のおかがで糠平湖に架かるアーチ橋は観光の目玉になった。また、糠平から十勝三股間も線路が一部保存されており、幌加駅周辺などはトロッコ列車を走らせることができそうだ。
余談だが、糠平から帯広を経由して広尾線の終点であった広尾までかっては急行「大平原」が夏季に運行されていた。乗ったことはないが、さぞや列車名の如く雄大な景色であったであろう。

廃止になったふるさと銀河線では陸別町が一部動態保存をすることになり、約8キロの本格的な距離で来年からの運行を計画している。また、道北の旧・美幸線(美深-仁字布)では、線路の一部を活用してトロッコを走らせているところへふるさと銀河線の車両を移設し、誰でも運転体験ができる施設を計画している。
こういった廃線を利用した「プチ鉄道」の誕生は、ブームになっており、青森県の下北交通跡では旧JASのパイロットなどが中心となり、大畑駅で動態保存をして体験運転を楽しんでいる。関東では信越線の碓氷峠の入口、横川に立派な施設がある。

全国には将来の「復活」へ夢を託して線路を保存しているところがいくつかある。幌内線の三笠-幌内間などは両端が鉄道公園で、線路もかなり保存されており、いつでも復活できそうなかんじだが、一度も走ることなく最近は草生している。

動態保存には費用がかかり、大人の趣味の世界を脱しない面もあるが、子供たちには生きた教材となり、後世まで伝える価値があるはずだ。

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来年4月からDMVが実用化される

2006年08月07日掲 載

国土交通省とJR北海道は三十一日、線路と道路の両方を走行できる新型車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の営業運転を来年四月から始める方針を固めた。製造費や燃料費の安いDMVは、過疎地の地域交通の切り札として期待され、八月にも決める運行ルートには学園都市線、富良野線、日高線が候補に挙がっている。(北海道新聞)

DMVが来年4月から実用化されることになった。ローカル線の救世主のように言われているが実際はどうなのであろうか。たとえば一両の定員は17人で、車両を2両連結しても乗員は34人である。朝の通学時間帯にその定員で対応できるのであろうか。

昭和30年頃、北海道を中心に全国の閑散区へレールバスと呼ばれたバスのようなかたちをした小型の気動車が多数投入された。しかし、定員が少なかったため通勤通学時間帯には乗り切れずに不評であった。また、道路を走る訳ではなかったので数年で撤退してしまった「前科」がある。

DMVの利用方法としては超・閑散区間への投入(学園都市線・石狩当別-新十津川間など)、JRバスとリンケージさせた生活路線への投入(日高本線など)、空港連絡線としての投入(富良野線&旭川空港、石北線&女満別空港)などが考えられる。

当時とは交通環境が大いに変わっているがDMVに需要があるかどうかなど未知数である。

9日、JR北海道からDMVの運転区間の発表があった。区間は釧網線の浜小清水-藻琴間、道路運行は藻琴-浜小清水間と決定した。あくまでも1年間の試験的営業運行であり、乗車するのも予約制になりそうだ。
先日のブログでは空港連絡か生活路線を予想したが、実際は障害が少なそうな区間を選定した実験レベルに落ち着いた。物珍しさで当初は人気が出るであろうが、かなり慎重で地味めのスタートである。

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