北杜の窓トップページ » やど関連

北見東急インが閉鎖、泊・食・宴型のビジネスホテルは時代遅れか

2008年10月02日掲 載

全国にホテルを展開する東急ホテルズ(東京、犬飼徳比児(よしひこ)社長)は一日までに、100%子会社の北見東急イン(小林秀樹社長)を閉鎖する方針を固めた。北見市内でのビジネスホテルの競争激化などを受けて、事業継続を断念したとみられる。(10/2付 道新*リンクなし)

管理人は6月に北見東急インのレストラン「シャングリラ」で食事をしている。道内の東急インの飲食は趣向を凝らしているが、ここで食べた「北見玉ねぎカレー」は美味だった。しかし、ホテルが入居する建物から「きたみ東急デパート」が昨年11月に撤退。その後、市へ無償譲渡され、市役所機能の一部が入居していた。閑散としており、最初はホテルも閉まっているのではないかと思ったほどだ。

北見駅周辺は宿泊特化型ホテルの進出が相次いでいる。市内の客室数は既に3千室を越えているらしいが、出張需要が高く、土地も安い北見は釧路などど共にターゲットにされている。

東急インチェーンは1973年に創業。シティホテルとビジネスホテルの中間的位置付けであり、宿泊・飲料・宴会というホテルの3機能が備えられいる。それまで高級なイメージであったホテルを大衆化し、且つクオリティが低かったビジネスホテルに市民権を与えた貢献度は高い。道内では北見のほか、札幌・帯広・釧路にあり、かつて旭川にもあった。道内の東急インには相当回数お世話になっているが、最近は建物の老朽化や利用者の減少などが気になっていたところだ。

実は3日前に釧路東急インの「シャングリラ」で夕食を取った。釧路では繁華街に出ない時は他所のホテルに泊まっていてもここで食事をすることが多い。中心街が衰退した釧路では食の選択肢が少ないせいもあるが、間違いないのでここに入る。しかし、最近は泊まらなくなってしまっている。2日前は札幌東急インへ出かけたが、夕方にも関わらずロビーの人は少なく、「ススキノでの待合わせは東急イン」も過去のものになってしまうかもしれない。

東横インやルートイン、スーパーホテルのような宿泊特化型ホテルの台頭は、シティホテルとしての機能を持つビジネスホテル(ワシントンHやサンルートなどもその類)から客を奪ってしまった。宿泊特化型ホテルは飲食や宴会機能を持たないので、人件費もかからずえらく合理的に出来ている。そういう意味では東急インのようなビジネスモデルは時代遅れかもしれない。

東急インのホテルのよさは、宿泊客だけでなかく、地域の人が宴会や食事で利用できることである。地域に根付いていたともいえる。こういったホテルが消えていくのは地域の衰退にもつながる。残念なことである。

この記事へのコメント (2)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

カラカミの阿寒ビューホテルが閉館、マスプロ型ホテルは終焉か

2008年09月27日掲 載

観光ホテルチェーン道内大手のカラカミ観光は二十二日、釧路市阿寒町阿寒湖温泉の観光ホテル「阿寒ビューホテル」(二百十七室)を、売り上げ不振のため十月二十日で閉館すると発表した。正社員二十四人の雇用を継続するが、パートや契約社員計二十四人については未定という。 (9/23付 道新*リンクなし)

CMで御馴染みの阿寒ビューホテルが閉館するとは驚きである。カラカミ観光は阿寒湖にニュー阿寒ホテル、ホテルエメラルドをあわせ3館を営業しているが、阿寒湖のホテルの不振がカラカミ観光全体の売上げを落としているようだ。カラカミのマスプロ的なビジネスモデルは、前時代的であるが、それでも大量の広告宣伝で道内で知らない者はおらず、いろいろな意味で北海道観光の象徴といえよう。

管理人はたまたま27日(土)、阿寒湖の温泉街を通ったが、閑散としていた。最近の阿寒湖はホテル単位ではなく、地域(温泉街)単位で売り出そうと鶴雅の大西氏などが中心となり、新たな企画を打ち出しているが、それも危機感を感じているからであろう。カラカミ系のホテルは既に時代に乗り遅れており、大型レジャーセンター型のホテルが生き残っていくのは厳しい。どこを目指していくのであろうか。

この記事へのコメント (2)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

旅館へのネット予約率は平均9%、この数字どうみるか

2008年08月05日掲 載

インターネットの存在感がますます増している。コンサルタントのリョケンはこのほど、全国の旅館を対象に、ネット予約に関するアンケート調査を実施した。それによると、宿泊客全体に占める宿泊予約サイトからの予約の割合は平均9%、自館ホームページからの予約の割合は平均5%──にのぼることなどが分かった。(8/2付 観光経済新聞

この数字、多いと見るか少ないと見るか。管理人は「まだそんなもの?」というのが正直な感想である。ネットエージェントと自前サイトを合わせても平均15%に達していないので、あとの8割以上がどういう手段なのか興味がある。
 
宿泊予約サイト別でみると、「じゃらんnet」が最も多く、回答旅館の98.3%が登録している。3年前の同調査に比べて14.4ポイント増えた。以下、「楽天トラベル」81.7%、「JTB」75.0%、「宿ぷらざ」66.7%、「るるぶトラベル」63.3%、「ステイプラス」50.0%、「ぐるなびトラベル」46.7%、「knt!」41.7%──など。1軒あたりの宿泊予約サイト登録数は平均7サイトとなった。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

札幌にウェスティンホテル、初めての本格高級ホテル誕生か

2008年07月29日掲 載

三井不動産が札幌市中央区北二西四で今秋着工する札幌三井ビルディング(地上三十六階、地下四階)に、外資系高級ホテルの「ウェスティン」が進出する方向で調整が進んでいることが二十五日明らかになった。三井不動産とホテルを運営するスターウッド・ホテルズ・アンド・リゾート・ワールドワイドが交渉しており、年内にも合意する見通し。 (7/26付 北海道新聞)

ウェスティンは、本社をニューヨークに置くスターウッドグループが運営する高級ホテル。札幌三井ビルはJRタワーを抜いて、道内一の高層ビルとなるが、ホテルはオフィス階の上の上層階に入る。札幌市内の外資系ホテルはルネッサンス、ノボテル、シェラトン、ラマダなど増えており、来年には旧青木ビル跡地にメルキュールが入る予定だ。

外資系ホテル=高価格というイメージであるが、札幌の場合、超高級化路線の外資系ホテルは少なく、JRタワー日航やモントレ・エーデルホフ、クラビー、クロスホテルなどの新興国内組の方が宿泊料が高かったりする。また、外資系といってもかなり内容的には落ちるホテルも存在する。

管理人は高級外資系ホテルに泊まることなどないが、ウエスティンは仕事の関係で恵比寿と梅田に泊まったことがあり、どちらも印象はよい。札幌でリッツカールトンやマンダリンのような超高級路線は難ししいであろうが、ウエスティンクラスであれば市場はあるとみる。

この記事へのコメント (1)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

センチュリーロイヤルがリニューアル、応援したい地場企業とホテル

2008年07月16日掲 載

札幌国際観光(札幌)は、JR札幌駅前で運営するセンチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北五西五、三百室)の営業力強化に本腰を入れる。民事再生法の適用を申請してから八月で一年。約三億円でロビーやフロントなどを改装、来年には新卒採用も再開するなど、一九七三年に開業した老舗ホテルの復活を期す。(7/16付北海道新聞)

6月末で姉妹ホテルであった札幌ロイヤルホテルが閉鎖された。大好きなホテルなので残念な知らせであったが、ゴルフ場経営の恵庭開発の支援により、札幌国際観光は再生手続きを終了した。センチュリーロイヤルホテルは、札幌駅周辺が開発される前は唯一、地下道から濡れずにチェックインできるホテルとして優位性があった。バスルームのテレビや有線放送完備(ロイヤルホテルも同様)などが新鮮であったが、 ホテルの老朽化と共に次第に輝きを失った。

昭和の面影を残す展望回転レストランに地ビールレストラン、エスポのサウナなどよく利用させてもらったが、残るは階上レストランの「ロンド」だけになってしまった。

札幌の飲食店を訪ねるとロイヤルホテル出身という料理人に何人が出会っている。そのどれもが良質な店で札幌国際観光は三井観光開発と共に札幌のホスピタリティ向上に貢献してきた企業と評価したい。外資資本が入らなかったのは不幸中の幸いだったかもしれない。

管理人はホテルを予約する際、できるだけ地場資本のホテルに泊まるよう心掛けている。「地場」と「外部」の判断基準は難しいところだが、昔からある地域の老舗のようなところを選んでいる。地場企業を応援したいささやかな抵抗でもあるが、資本力のない地場資本シティホテルは設備の陳腐化が進んでいるところが多く、辛いところだ。

話が変わるが、北広島プリンスホテルが㈱アンビックスに買収され北広島クラッセホテルとして生まれ変わったが、8月4日、北広島温泉「楓楓」(ふうふう)が開業する。料金は600円と安めの設定。アンビックスは公共の宿の運営委託などをやっているが、商売のうまい会社だ。

【参考】センチュリーロイヤルホテル公式HP

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

道内宿、ターゲットは富裕層だけではない 堅実性も必要では

2008年07月14日掲 載

道内ホテル業界で、料金は高めだが、設備や食事、サービスにこだわった高級施設が健闘を見せている。宿泊客数が伸び悩む道内で、低価格プランに走りがちな既存施設とは一線を画し、富裕層や個人客の支持を得る。洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の効果で来道者の増加が期待される中、多様な旅行ニーズの受け皿として、停滞する北海道観光に変化をもたらす可能性を秘める。 (7/12付け日経

富裕層ターゲットが言われるようになって既に2,3年が経過する。宿泊予約サイトの「一休トラベル」の成功、平均単価3万円程度の宿に根強い支持があることから道内でも「差別化」を図るとということで高級宿が登場するようになった。

鶴雅グループ、第一寶亭留(ほてる)系列、野口観光の望雲などこのところ高価格帯の宿が増えている。平均単価が3万円以上あれば客室数を減らしてもかなりの利益率があるはずだ。

それはそれで時代の流れであるが、北海道の場合、中間価格帯、たとえば1万2千円から1万5千円クラスのいい宿が少ない。特に小規模の個人宿が少なく、層の薄さをかんじてしまう。たとえば八雲町・落部にある銀婚湯などは道内で数少ない、その価格帯の人気個人宿であるが、このレベルの宿は本州ではざらである。北海道では多少の高級感があり、そこそこの価格で、こじんまりとした宿がえらく少ないのだ。

本州での高級化路線は個人宿の方が占めるウエイトが大きいが、道内では相変わらずチェーンホテル系が占める割合の方が大きい。これでは大手が客単価を上げたに過ぎず、団体客から個人客へシフトといってもエージェント中心で成り立つこれまでの構造とあまり変わらないのではないか。

1泊3万円の宿もいいが、1万2千円~1万5千円程度の宿の充実の方が底上げにつながると信じる。3万円の宿は特別な日しか一般庶民は行けないが、1万2千円であれば違う。実態が掴めない富裕層と称するものをターゲットにするのもいいが、もう少し堅実に中間層を狙えないものか。道内宿泊施設のレベルアップには、中間価格帯の宿の充実、特に個人宿の高品質化が不可欠である。

この記事へのコメント (1)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

ホテル競争激化の駅前で安心して泊まれる釧路ロイヤルイン(最近泊まった宿)

2008年07月10日掲 載

RIMG1111.JPG
RIMG1107.JPG

この2年間で駅前周辺に4,5軒のホテルが建ち、競争激化が進む釧路市内ホテル事情。先日、拙ブログでもこのあたりの事情は書いたが、釧路川沿いにあった昭和天皇も泊まった老舗・パシフィックホテルは無残にもベニ板で入口が封鎖されていた。

今回お世話になった釧路ロイヤルインはかれこれ7,8回は泊まっており、前身の釧路東映ホテル時代を含めると30泊以上はしていると思う。最近、人気のリッチモンドホテルのノウハウが入っているらしいが、資本関係はないようで地場ホテルといってよいであろう。

釧路は昨年オープンしたMOO横にあるホテルラビスタ釧路川が、天然温泉と客室グレードの高さでNO.1といっていい存在になってしまったがアクセスが中途半端である。荷物がなければ歩くが、タクシーだとワンメーターで、営業で苦しむ釧路の運転手さんはいい顔をしない人が多い。今回はJR利用であったので慣れ親しんだロイヤルインにした。

客室は写真を見ての通り、狭いが目の前が釧路駅と線路なので鉄ちゃんにはいいかもしれない(駅前や和商向きなどいろいろあり)。ユニットバス・トイレなどは東映時代からのものを引き継いでいるが、客室は空気清浄機、加湿器、液晶TVが兼ね備えられ、有線LAN対応も当然である(PC貸出しあり)。

オープン時から朝食無料であったが、焼きたてパンのほかサラダや素麺など以前よりメニューが豊富で、手作りのところが好感持てる。東映時代はバーと鉄板焼きレストランがあり、昼・夜と食事が出来たが、現在釧路駅周辺の衰退化が急速に進んでおり、食事ができる店が少なくなった。夜、レストランか和食系居酒屋を復活させれば需要があると思うが。

今回料金は5600円(無料朝食付き)。以前より安くなっており、価格競争に巻き込まれているせいか。500円だった駐車場も無料になっていた。(7/1宿泊)

管理人もできるだけ地場経営のホテルに今後も泊まりたいと思う。

【参考】釧路ロイヤルイン公式HP
【参考】拙ブログ 「飽和状態の釧路市のホテル、地方都市の駅前はどうなってしまうのか
RIMG1120.JPG
閉鎖された釧路パシフィックホテル 痛々しい・・・

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

若者が旅をしない今、これからのユースホステルは 屈斜路原野ユースゲストハウス

2008年07月09日掲 載

RIMG1082.JPG
RIMG1076.JPG
RIMG1077.JPG
RIMG1080.JPG
RIMG1081.JPG

最近、若者の旅離れというテーマで何度かブログを書いた。旅離れによる被害を蒙っているものの代表としてユースホステルがある。70年代から80年代にかけて若者の宿の定番として全盛を迎えたユースホステルだが、その後は雪崩式にホステルと会員の減少が続いている。

北海道を例に取ると1989年は81ヶ所あった施設が今年度は48ヶ所までに減っている。また、会員も3分の一程度になっており、大変厳しい状況が続いている。ユースホステル利用者減の傾向は、若者が旅をしなくなったここ10年というよりはバブルが始まる80年代後半からはじまっている。

その背景には、旅行スタイルの多様化など理由はいくつかあるが、ユース=規則が厳しく自由がない・個室ではない・夜のミーティングがウザイいなど時代と合わなくしまったこともあるが、むしろユースに対するそういったイメージが先入観となり、利用しずらいもの、旅の選択肢から除外されてしまったことも大きいと思う。実はユースもその間、改善・進化しており、普通の宿と変わらなくなっているのだが、そのあたりのPRがされていなかったのも問題である。

今回、16年ぶりにユースホステルに泊まった。お世話になった屈斜路原野ユースゲストハウスは初めてたが、オーナーの奥様からユースの活性化方法などについてのご質問や現況報告をいただき、メール交換をしていた関係だ。

場所は国道243号線を美幌峠方面からは約20分(20km)、弟子屈方面から約15分(15km)のところにあり、屈斜路湖の南端、243号線から少し入った山側のだだっ広い畑の中にぽつんと立っている。丘陵地帯に教会のようなウッディな建物で、建築物としては目をひくものである。また、丘陵地帯に立地しているので屈斜路湖の一部を眺めることができて気持ちいい環境だ。

館内は2階建吹き抜けとなっている。客室は2階にありロフト形式、一室3人まで収容できる。トイレはないが大きめな洗面台が付いている。また、お風呂は天然温泉で源泉掛け流し、浴槽は小ぶりで、湯量はそれほど多くないが、ユースで温泉が楽しめるのだから十分であろう。管理人としては周囲に障害物がなく、自然環境が素晴らしいので丸太の露天風呂などあったら人気が出ると思った。

驚いたのは食事である。席に着くと旅館ばりに今日のお品書きがセットされている。懐石とまではいかないが、出来立ての料理が一品一品供されていく。オーナーは大阪の八尾市出身の方だが、和食の調理人だったので、食事には力を入れられている。また、別料金でエゾ鹿料理もある。量的にはもう少しあっていい気がしたが、バランスはいい。また、グラスワインが美味しく、一杯300円はお値打ちだ。食事をしている限り、とてもユースに居るとは思えない。

昔はミーティングといった夕食後の交流会のような時間帯があるが、今はフリーでコーヒー&パブタイムになっている。奥様が手作りの菓子を出してくれる。その間、地元産のアイスクリームの販売などもあり、なかなか商売熱心だ。当日は日曜にも関わらず満室、20人程度いた宿泊客の内、10人程度が席に着いた。

各地から来られていたが、皆さん意外にも北海道旅行に関してはビギナーの方が多かった。これほど旅行情報がある時代にも関わらずアバウトなガイドブック一冊程度で旅している人が目立つ。皆さん、メジャーな観光地の情報しかなく、このあたりも北海道の情報一極集中型観光の課題をかんじた。

また、最近話題となるユースの高齢化であるが、当夜の平均年齢は50才といったところか。やはり、若い時にユース旅をした人、ハーレーで道内をまわっている中高年ライダーグループなどユース全盛期を知っている人が多い。もっとも若手で30才。昔ならかなり高齢の部類の旅行者である。

屈斜路原野ユースゲストハウスは体験型ツアーの紹介(夜は自前の屈斜路湖露天風呂ツアーあり)、エゾ鹿料理のランチ営業など大変営業努力をされているのが伺えた。オーナーご夫妻は地域との連携など観光活性にも熱心に取り組まれている。ユースには変わりないが、旅館やホテルに泊まった時と同じ快適度で過ごせるようなホスピタリティを提供している印象を受けた。

全館無線LAN対応、食堂にもフリーPCがあって重宝、ノートPCのレンタルもあるので大変便利である。苦戦が続くユース業界であるが、現代の利用者の視点に合わせて頑張っているホステルである。若者の呼び戻しには時間がかかるかもしれないが、大人をターゲットに十分やってゆける印象を受けた。

最後にユースはいろいろな人に出合い、情報交換ができる場であるとあらためて思った。最近旅先でもナマで会話をする機会が減っているので貴重である。若者にはオススメだと思うが。

管理人は半分仕事で行ったが、楽しい時間を他の利用者と共有することができた。夕食でグラスワイン2杯とビール、トークタイムでも缶ビールを2缶呑んだが、酒を供する人は30才の彼のみ。ユースの客は酒はあまり呑まないのか・・・・・

大変、いろいろな勉強をさせていただき、楽しませてもらった。山本ご夫妻、お世話になりました。

6/30宿泊 1泊2食付7,400円(ユース非会員料金)

【参考】屈斜路原野ユースゲストハウス公式HP
【参考】日本ユースホステル協会公式HP

この記事へのコメント (1)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

鶴雅グループが屈斜路湖でオーベルジュを開業

2008年06月26日掲 載

RIMG1085.JPG
RIMG1086.JPG
6/29 オープン翌日に撮影したものです

道内で観光ホテルを展開する鶴雅グループ(釧路市)は二十八日、宿泊設備を備えたレストラン「ナチュラルオーベルジュ ソラ」を釧路管内弟子屈町の屈斜路湖畔に開設する。道内の観光ホテル大手がオーベルジュを開設するのは初めて。(6/26北海道新聞)
 

レストランは宿泊者以外も利用でき、昼食は2,625円から、夕食は8,400円から。宿泊は一室(定員6人)31,500円(ルームチャージ)。

最近、道内でオーベルジュが増えている。先日、増毛町にオテル三国プロデュースによる「オーベルジュましけ」がオープンした。JTBの宿泊大賞を受賞して躍進著しい鶴雅グループだが、道東観光の新たな拠点として設けたのであろう。ターゲットは道外個人観光客と札幌エリアのアンテナが高い層か。

今回、オープンする屈斜路湖畔にはオーベルジュではないが、レストランホテルがあった記憶がある。管理人は大好きなエリアであるが、隣接する川湯温泉を含めて地味な印象で、宿の代替わりも目立つ。

また、道東のオーベルジュとしては釧路湿原・塘路湖にある「オーベルジュ ピルカトウロ」があるが現在休業中。同じ標茶町・虹別にある英国風オーベルジュの「ヘイゼルグラウスマナー」は頑張っているようだが、清里にあったポリーニャ(素晴らしい建築物であった)は、廃業して今は知床第一ホテル系の「ホテル清さと」になるなど個人客相手のオーベルはなかなか厳しいようだ。

 【参考】ナチュラルオーベルジュSORA 公式HP

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

「あかん・鶴雅別荘鄙の座」がJTBの大賞を受賞

2008年06月06日掲 載

JTBは四日、同社協定旅館ホテル連盟の総会を東京都内で開き、二〇〇七年度サービス最優秀旅館・ホテルを表彰した。小規模部門のトップには鶴雅グループ(釧路)が運営する「あかん鶴雅別荘鄙(ひな)の座」(釧路市阿寒町)が輝いた。 (6/5道新)

北海道を代表する温泉旅館・ホテルとなった鶴雅が受賞をした。鶴雅の躍進はこのところ際立っているが、これまでの北海道観光の問題点であったマス・ツーリズムからの脱却、旅行会社のいいなりの低価格販売をしない、地域との共生といった部分に力を注いだ。鶴雅グループのHPを見ると大西社長の戦略が紹介されている。

経営戦略1 競争しない個性を持つこと (1)個人化に向けた設備投資の加速(2)新コンセプト旅館「鄙の座」による品質の追及
経営戦略2 システムとしての顧客満足づくり(1)IT活用による「私だけのサービス」の推進(2)インターネットによる顧客情報の収集と差別化
経営戦略3 100年ブランドの創造(1)環境対策の強化(ISO14001)とメッセージの発信(2)地域活性化(阿寒湖温泉再生プラン2010)への貢献

非常に志が高く、「観光カリスマ」などど呼ばれているが、正直、価格設定は高いと思う。大西社長を見て思い出すのは、星野リゾートの星野社長であるが、大西社長にはほどほどのドラスティックさで、地域に根付き、共生・貢献できる観光モデルを作ってもらいたいと思う。

【参考】鶴雅グループ 公式ホームページ
 

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

老舗の札幌ロイヤルホテルが閉館

2008年06月05日掲 載

札幌国際観光(札幌)の運営する札幌ロイヤルホテル(札幌市中央区南七東一、八十五室)が六月末で閉館することが四日、明らかになった。婚礼や宴会などの不振で赤字運営が続いているため。同ホテルは一九六四年開業の札幌で二番目に古いシティーホテル。(6/5道新)
 

札幌ロイヤルホテルには実は先週の木、金と宿泊する予定であった。再開後、初の宿泊であったので楽しみにしていたが、出張が急にキャンセルになってしまった。本当に残念である。

ホテルを運営する札幌国際観光は、ゴルフ場を経営する恵庭観光開発㈱の支援を受けて、老舗の再開にこぎつけたが、再開後も主力の宴会で客足が戻らなかった。道新記事によると休館中に収益性の高い婚礼や宴会の予約をすべてキャンセルした影響で売り上げが回復せず、赤字運営が続いていたとある。

閉館後の土地は売却される予定で、札幌駅前にあるセンチュリーロイヤルホテルはこのまま営業を続ける。先日のブログでも地場ビジネスホテルの苦戦について触れたが、シティホテルでも例外ではない。

【参考】札幌ロイヤルホテル 公式HP
【参考】過去のブログ 「札幌ロイヤルホテルが民事再生を申請、老舗のいいホテルなので残念
【参考】過去のブログ「お気に入り札幌ロイヤルホテルが営業を再開

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

ニセコ東山プリンスがヒルトンホテルとして7月にオープン

2008年05月28日掲 載

米ホテルチェーン大手のヒルトン・ホテルズは二十二日、後志管内ニセコ町のヒルトンニセコビレッジ(旧ニセコ東山プリンスホテル)を七月一日に開業させると発表した。数億円をかけて館内を改装し、エステ施設などを新設。通年型の国際リゾートを目指す。(5/23付け北海道新聞)
北海道にヒルトン・ブランド初登場である。東山はヒラフとアンヌプリに挟まれたエリアを80年代中頃に開発、スキーゲレンデとしてはかなり無理して造った感があるが上部で2スキー場と連絡している。ゴルフコース、温泉もあり(泉質はいい)、リゾートとしての条件は最低限、充たしている。

あとは、大衆的なプリンスからヒルトンに代わり、如何に高級感を出すことが出来るか。ターゲットは海外であろうが、集客力が問われる。

【参考】ヒルトンニセコの公式サイト

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

公共の宿、ただ売ればいいというもんじゃない

2008年05月12日掲 載

先日の本ブログで上川支庁にあった公共の宿K(道関連の施設)が、民間のM(温泉ホテルを複数展開)へ売却されたことを書いた。

実は、このニュースに関して投稿があった。この施設は、Mに超破格(40万円~80万円)で売却されたという。 数百万円の重機なども含めた売却価格のようで、競売にもかけられず非公開のうちに売却されたいう情報だ(確証はありません)。

最近、公共の宿の施設売却、特に道や健保・年金関連運営のものが多いが、中には惜しい施設がいくつもある。また、売却への経緯が不透明なものもある。ただ、闇雲に「努力していますよ」というポーズで処分すればいいという問題ではないのではいか。
本体の問題は別にして、施設が赤字なのは、施設に魅力がなく、経営努力が足りないということもある。売却する施設の中には黒字のものも含まれているが、儲かっている施設まで処分する必要があるであろうか。やり方を変えれば充分に集客できる施設はいくつもあると思う。

安く売るのは勝手だが、これでは閉店セールの在庫一掃叩き売りと一緒である。これらの施設の多くは税金によって建てられている。それらを二束三文で売却してしまうのは納税者へ対する裏切りでもある。

この記事へのコメント (4)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

支笏湖の宿買収が進む、ターゲットは道外観光客 潜在能力高い観光地への期待

2008年04月10日掲 載

今週に入り、閉鎖されていた支笏湖の宿泊施設2ヶ所の売却が決定した。
まず、阿寒湖畔などで旅館を展開する鶴雅グループが支笏湖温泉の支笏湖観光ホテルを3月末に買収したと8日付け日経新聞が伝えている。
また、2004年4月から営業を停止している支笏湖温泉のホテル「翠明閣」の経営権を「支笏湖丸駒温泉旅館」を経営する丸駒温泉取得したと9日付けの道新が伝えている。

支笏湖観光ホテルは1949年に創業した老舗で支笏湖観光が経営。収容規模は62室で350人と支笏湖畔で最大級の温泉旅館である。大手旅行会社と提携し札幌や本州から主に団体客を受け入れてきたが、個人客を呼び込めず、近年は売上高が2―3億円前後に低迷し、赤字が続いていた。

鶴雅グループは本拠地の阿寒湖に高級志向の宿を展開するほか、最近では網走湖やサロマ湖のホテルを買収し、鶴雅ブランドで新展開を図っている。鶴雅の大西社長は道東観光のカリスマとして有名だが、道東以外に進出するのはこれが初めてである。
今後、札幌圏や道外からの集客を狙い、改装後は室数を53室に減らして露天風呂付きの客室やエステ施設、料亭なども設けるという。これで道東観光への基地にもなるであろう。

一方の 翠明閣は大正初期、王子製紙の作業員の宿泊施設として始まった伝統ある宿だが、支笏湖対岸にある丸駒温泉が、王子製紙から株式会社「翠明閣」の株の大半を取得した。支笏湖観光ホテルと同じく、客室を減らし、全室とも湖を臨める温泉風呂付きの高級志向で道外客を狙い、宿泊料は一泊二食3万円以上に設定する。
丸駒温泉も業務拡張に熱心の宿だが、これまでの丸駒はどちらかというと道内客が多く、料理サービスは決して洗練されていれとは思えなかったが、どういうものができるであろうか。

支笏湖は札幌、千歳空港から近いアクセスに恵まれた観光地である。近いわりに俗化されておらず管理人は大好きな場所でこれまで幾度となく足を運んでいる。行く度に宿が減り、また、魅力的な宿が乏しく残念な思いをしていたがこれで変化が起きそうである。これまで「氷濤まつり」などの有名イベント開催時でも観光客の多くは支笏湖に泊らずに移動してしまっていた。

バブル期には、道外客をターゲットに高級志向の宿「あしり支笏湖」がオープンしたが、数年で閉鎖され、不動産サイトに9千万円に売りに出されていた記憶がある。その後、「支笏湖第一寶亭留 翠山亭」として定山渓第一ホテルグループの新ブランドホテルができ、少し変ってきた気配はあった。国立公園内で勝手にホテルを建てられないなど規制はあるが、以前は三井観光系のホテルもあり、高級感のある落ち着いた観光地であった。

支笏湖はもともと潜在能力がある観光地である。しかし、札幌から近いため道内客からは敬遠されてしまう。本来なら北海道の箱根になりうる可能性があるのに魅力的な宿が少なかった(丸駒温泉の孤軍奮闘か)。今後、道外客を中心に、札幌宿泊の代わりに、道内観光の1泊目や最終日の利用にと個人客が中心になりそうだが、新たな集客に期待したい。

鶴雅の大西社長は「支笏湖は札幌の近くなのに未成熟で、今後磨かれていく素材が多い。札幌圏のお客さまが滞在してじっくり楽しむリゾート地にしたい」と話しているが、ポテンシャルは十分にあるはずだ。

ちなみに管理人、「支笏湖国民休暇村」の中を散歩し、鳥の囀りを聞きながらお茶を飲むのがお気に入りである。温泉は循環だがヌルヌル感があり、誰もいないので何度か行っている。露天では丸駒や伊藤温泉が有名だが、早い飛行機に乗る時、札幌に泊らず休暇村に宿を取ったことがある。

この記事へのコメント (2)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

バンダイナムコが経営不振の湯の川観光ホテルを売却、安易なテーマパーク志向がアダに?

2008年03月17日掲 載

バンダイナムコホールディングス(HD)はこのほど、ナムコの子会社、湯の川観光ホテルの株式を旅館・ホテル経営のスタディー(東京都、木下泰一社長)に売却すると発表したと3月15日付け観光経済新聞が伝えている。
売却額は1億8千3百万円(ニュースリリースより)。

ナムコは99年、湯の川観光ホテルを連結子会社化し、現在は発行済み株式の93.6%を保有する。同ホテルは59年に設立され、客室数は約200。しかし、宿泊客の減少などで07年2月期には最終赤字が13億7000万円に達した。

数年前、親会社のナムコが得意とするテーマパークをホテル内に建設した。函館ラーメンの「ラーメンブギ」、昭和意30年代を意識した街並みなど集客力がある「ラーメン」と「昭和ノスタルジー」で訴求したが、結果は出なかった。

この計画は発表された時から違和感はあった。温泉ホテル旅館にわざわざこんな施設を目的に客が来るであろうか。昭和30年代風のセットの中で同窓会の開催や中高年齢層の集客、アジア系団体観光客にラーメンなどど目論んだのであろうが、安易であったと思う。テーマパークとホテル旅館では明らかに違う。

湯の川温泉は団体需要が多く、値引きも激しい。価格は維持するため各ホテルは付加価値をつくるが、中途半端なエンタメ型では魅力にかける。

昭和レトロを意識した宿づくりは道内の他の温泉ホテルでもやっているが、あるホテルに対して、以前は良質な温泉と露天風呂などで好印象があったが、それを実施したため、値段が上がり、行きたくなくなった所もある。
エンタメ施設で団体需要を見込むなら、もっと徹底したマーケティングと中途半端ではない施設づくりが重要であろう。

ナムコバンダイHDは湯の川をテストマーケティングの場にしたのであろうか。だとしたら湯の川観光ホテルが気の毒でもある。このままでは湯の川の経営交代が他でも続きそうである。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

「メルキュールホテル」が来年6月に札幌にオープン

三井不動産は13日、札幌・ススキノで老舗キャバレー「エンペラー」があった旧アオキビル(札幌市中央区南四西二)の跡地で、地下1階地上15階建ての複合ビル建設に着工したと発表した。3-15階には仏大手ホテルチェーン・アコーグループの高級ホテル「メルキュール」が入居し、来年6月にオープンする。 (3/14付け道新記事より 道新記事は2週間で自動削除されます)

メルキュールホテル建設については昨年、6/22のブログでお伝えした。国道36号線に面したススキノの超一等地で、道路の反対側には「東横インすすきの」がある。ホテルの客室はダブルとツインを中心に285五室で、フランス料理を主体としたレストランや約200平方メートルの広さの宴会場なども備え、ビジネス、観光客両方をターゲットにするという。

アコーグループはフランス本拠で世界100ヶ国で3800以上のホテルを運営。12ブランドは、札幌にもある「ノボテル」や「クラブメッド」などのお馴染みのものもある。今回札幌に進出するメルキュールは、国内では既に銀座や成田で展開しており、そこそこの高級感がある実用的なホテルだ。

最近は宿泊特化型ホテルの進出が目覚しいが、宴会場やレストランを備えたホテルはよほど高級なもの意外、数が減ってきた。札幌にとっても久しぶりの本格的シティホテルの登場である。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

「ホテル増毛」がオーベルジュに変身

2008年03月11日掲 載

増毛町にある公共の宿「ホテル増毛」がオーベルジュになる。経営難のため、昨年11月に町が町内から経営主を公募し、国稀酒造一社がこれに応じたが、同酒造は町と建物の賃貸借契約を結び、現在、経営を引き受けたホテル増毛の建物改修工事が行われている。オーベルジュマシケの直接の運営は、関連会社のクニマレリゾート開発が行う。

「ホテル増毛」は、増毛出身のフランス料理人三国清三氏の監修で、宿泊できるレストラン「オーベルジュマシケ」に生まれ変わり、4月1日に仮開業し、5月1日の全面開業を目指している。
新しい施設は料理がメーンで、シェフは和食、洋食全般、フレンチの三人おり、メニューには三国氏のアイデアも取り入れる予定。

「ホテル増毛」は今から16年前に予約を入れたことがあったが、宿の不祥事で営業停止になっており、泊る宿がなく、ユースホステルに泊った思い出がある。
「オーベルジュマシケ」。最近、道内でもオーベルジュが増えている。「マッカリーナ」の成功もあるだろうが、道東にある三セク型のオーベルジュはイマイチという評判である。

増毛といえば三国清三だが、この人もよく店をプロデュースする。すでに”過去の人”という印象もあるが、最近では増毛の活性に力を注いでいる。運営する国稀酒造も勢力を伸ばしている。増毛自体いつのまにかに観光地になっている。

期待と不安はあるが、一度訪ねてみたい。
 

この記事へのコメント (4)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

稚内全日空ホテルが経営危機、三セクだったとは驚き

稚内市議会が稚内港のランドマークとなっている「稚内全日空ホテル」の運営会社への市の融資を認めない内容の議案を可決した。稚内市が筆頭株主の第三セクターが運営する同ホテルは、市の地域振興計画の中核施設だが、3月末に短期借入金1億5千万円の債務返済期日を控えており、市の融資が認められなかったことでホテルの経営は厳しい局面に立たされていると4日付け朝日新聞が伝えている。

稚内全日空ホテルが三セクとは知らなかった。オープンした当時、いくらANA便が飛んでいるとはいえ稚内市に全日空ホテルとは驚いた。ちょうど釧路全日空ホテルが出来た後である。管理人も宿泊やお茶をしたことがあるが、市のランドマーク的な位置付けであり、稚内市の宿泊施設の中では別格という印象だった。値段も観光地の稚内とはいえかなり高めの設定である。

最近では天然温泉付きの「ドーミーイン稚内」なども出来たので苦戦してると思っていたが経営危機とは知らなかった。

稚内市はANA便を通年運行する為に冬季、羽田-稚内往復に宿が付き、2万円程度のパックツアーを出していた。運賃の半分を市が負担したいると聞いたことがあるが、流石にこのご時勢のため、最近は見かけなくなった。

稚内全日空ホテルは、宿泊客数は02年をピークに下落。06年度末の累積赤字は16億3千万円余り、金融機関からの借入金残高は08年度当初見込みで20億円を超える。無理やりつくった観がある三セクのシティホテルが成功するとは思えない。

この記事へのコメント (2)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

お気に入り札幌ロイヤルホテルが営業を再開

2007年12月03日掲 載

経営破たんでいったん9月から閉館していた老舗のシティホテル、札幌ロイヤルホテルが先月の23日から営業を再開した。

札幌ロイヤルホテルは、札幌駅前にあるセンチュリーロイヤルホテルと同じ経営(札幌国際観光)だが、経営難に陥り、センチュリーは営業を継続したもののロイヤルに関しては、閉鎖をして新たな運営会社を探していた。

その後、新しい運営会社としてゴルフ場運営の恵庭開発が同ホテルを購入。廃業を免れ、営業再開にこぎつけた。新しいHPを見る限り、これまでのロイヤルのサービスを継続している。ホテルが転売されると新会社の方針でシティホテルだったものがビジネスホテルなどに鞍替えされることがよくあるが、ロイヤルホテルはシティホテルとしてやってゆくようである。

また、道新記事によると「再開後の新たな試みとしては、帯広の人気ベーカリー「十勝ベーグル」の商品を毎日100個限定で販売。同店の商品が帯広以外で購入できるのは同ホテルのケーキ売り場だけで、午後1時からの販売ながら、連日ほぼ完売という好評ぶりだ。また、営業再開を口コミで観光客らに伝えてもらおうと、タクシー運転手向けに特別ランチ(840円)を設けるユニークな試みも。」とある。

休業が決まった際、8月のブログでも書いたが、札幌ではグランドに続く歴史があるホテルで、以前はかなりの高級感があり、良質なホスピタリティがかんじられたお気に入りホテルであった。従業員の多くが戻ってくるようなので以前と変わらないサービスを期待したいものだ。

建物は老朽化しているが、今後、新生ロイヤルホテルとしてどういった集客戦略を打ち出すか?このホテルは以前から「食」がウリであったので飲料部門の充実(時代に逆行しているようだが)や親会社のゴルフ客を取り込むなど泊まる以外の部分に価値を見出すべきではないか。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

阿寒ロイヤルホテルが民事再生を申請

2007年10月10日掲 載

阿寒ロイヤルホテルと関連会社の阿寒総合開発が民事再生法の適用を東京地裁に申請していたと10日付けの道新が伝えている。2社の負債総額は約47億7千万円。取引先への支払いは滞っておらず、両社で経営する三ホテルの営業は続ける。

グループは、阿寒ロイヤルホテルの他にホテル御前水とホテル阿寒湖荘を経営している。御前水と阿寒湖荘は90年代に買収している。
先日のブログで躍進が著しい鶴雅グループについて述べたが、阿寒湖観光の実態は厳しいようだ。ホテル阿寒湖荘は10年前までは、皇室が泊まる宿としてもっとも格式があったが、最近は鶴雅に抜かれた印象であった。個性が乏しく、旧態依然とした大箱ホテルの今後は厳しいと言わざるを得ない。決して悪い宿ではなかったので残念である。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

鉄ブーム、京プラ札幌が眼下の鉄道鑑賞(?)プラン開始

2007年09月23日掲 載

京王プラザホテル札幌は、JR函館本線を眼下に見渡せる部屋を用意し、札幌近郊にある鉄道関連の販売店や施設を紹介するガイドブック、京王電鉄グッズをプレゼントするなど鉄道ファン向けの宿泊プランを開始した。

商品名は、「京王プラザの鉄ちゃん・鉄子の宿プラン」で、朝食付きのシングルプランが平日1万6000円、ラージツインプランが2万8000円で通年で販売する。 ホテルの13―14階の計4部屋を利用する。

京王プラザホテル札幌は函館本線小樽方面のカーブに沿うように立地している。管理人は京プラ札幌にはパークホテルの次に宿泊しているが、シングルルームの多くが線路側に面している。札幌駅へ入線する列車や回送列車などが入れ替わり立ち代り登場し、大きな窓から眺めていると楽しい光景だ。また、朝は動き出す合図を送る列車の警笛音で目が覚めることもある。

料金はやや高いが、鉄道プランでなくても、鉄道好きな方は一度、泊まってみるといいだろう。鉄道が鑑賞できるのは北側の客室である。同じく線路際にあるセンチュリーローヤルホテルは意外に列車が見にくいことも申し上げておく。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

旭川グランドホテルが大和証券系投資ファンドへ譲渡

2007年09月01日掲 載

旭川を代表するシティホテルである旭川グランドホテルが大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツグループに譲渡する契約を締結した。同ホテルは10月からPI傘下となるが、従業員の雇用は継続する。

旭川グランドホテルは日本製紙が運営するホテルで、年商約30億円。日本製紙は、2004年に閉館したニュー北海ホテルも運営するなど、旭川で長く都市型ホテルを手がけていた。旭山動物園ブームなどもあり、黒字であったが、製紙会社単独の運営には限界があり、「売り時」と判断し、大和証券SMBCへ譲渡したのであろう。日本製紙はホテル運営事業から撤退する。譲渡額は80億円程度とみられ、運営会社とホテル名称は変更しない。

大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツは、2005年、札幌グランドホテルや札幌パークホテルを運営する三井観光開発(現グランビスタホテル&リゾート)を傘下に収めている。
新体制となった札幌のホテルについては賛否があるが、旭川グランドホテルは、管理人が旭川でいちばんお気に入りであったところ。閉鎖したニュー北海ホテルと共にクラシカルなサービスで、クオリティが高いホテルであった。

旭川には、代表するホテルとしてもう一軒、旭川パレスホテルがあったが、こちらは外資ファンド系のソラーレホテル(チサンホテルなどが傘下)に買収され、ロワジールホテル旭川と名称を変更している。

【資料】旭川グランドホテル譲渡に関するニュースリリース 

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

札幌ロイヤルホテルが民事再生を申請、老舗のいいホテルなので残念

2007年08月17日掲 載

札幌ロイヤルホテルとセンチュリーロイヤルホテルを運営する札幌国際観光が16日、札幌地裁に民事再生法の適用を申請し、手続きの開始決定を受けたと道内版各紙が伝えている。。負債総額は44億2千万円。駅前のセンチュリーは営業を続けるが、ロイヤルは売却先が見つからなければ9月末で閉館させるという。

札幌ロイヤルホテルは、グランドホテルに続く老舗で1962年に開業。中心街からはやや外れ、創成川と豊平川の間に位置する割と静かな環境にある。管理人はロイヤルホテルはお気に入りで、一時、定宿にしたことがある。客室数が少なく(85室)、家庭的な雰囲気、札幌のホテルでは珍しく、ホスピタリティがしっかりしていた。

最近では少なくなったロングの黒タキシード型の制服が伝統と格式をかんじさせてくれた。同じ経営のセンチュリーロイヤルとは、同じ系列とは思えないほど寛ぎがあった。1泊なら駅前のセンチュリーだが、連泊ならロイヤルである。客室は両ホテル似たような構造であったが、最低でも25㎡程度ありゆとりがあった。バスルームのテレビや有線放送なども他に先駆けて導入したが、最近は客室内の老朽化が目だっており、この2,3年泊まっていなかった。

札幌市内では、ホテルの進出ラッシュが続き、競争が激化。93年1月期に102億円あった売り上げは07年1月期は35億円にまで落ち込んでいる。93年頃はシングルルームが1万5千円で市内でもトップクラスの価格であったが、10年ほど前からはネット予約の場合、6,7千円程度で泊まれるようになった。
駐車場は無料、ルームサービスも安く、これで本当にいいのだろうかと思っていたが、裏では厳しい経営が続いていたのだ。

ロイヤルホテルは、営業譲渡を目指したものの交渉はまとまらず、民事再生を決断した。ホテル売却が決まらなければ閉館である。立地や建物の経年を考えると厳しいものをかんじる。

もし、ロイヤルホテルに行かれることがある方は、エレベータに乗ってほしい。
懐かしいアナログ式のエレベータであり、ピカピカに磨かれている。以前、ホテルの方にエレベータについて質問すると「こだわり」があり、古くなっても守り続けたいと話されていた。

グランド、パークの三井観光も母体が変わってしまったが、老舗ホテルはいつまでも続いてもらいたいものである。

【参考】2005年2月「札幌シティホテルミシュラン ススキノ編」でロイヤルホテルについて書いています。サイト開設当初で、今と文体も違う稚拙な文章ですが参考までに。


10/9現在、ロイヤルホテルのホームページはアクセス不可になっている。センチュリーロイヤルホテルのサイトではこの件に関して一切触れられていない。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

客室数別の売れ筋宿ランキング(じゃらん発表)

2007年08月16日掲 載

14日のブログでじゃらんネットの1ヶ月間の宿泊取扱額上位のチェーンホテルををお伝えしたが、今回は、2007年6月1ヶ月間の宿泊取扱額上位の施設をご紹介する。宿泊施設は、部屋数別(101室以上、51~100室、11~50室、10室以下)になっているのがポイントである。

-101室以上-
1.札幌グランドホテル
2. ヒルトン小樽
3.札幌プリンスホテルタワー
4.湯の川プリンスホテル渚亭
5.札幌ワシントンホテル
6. ロイネットホテル札幌駅前
7.チサンイン札幌
8.ホテルまほろば
9.ラビスタ釧路川
10.第一滝本館

100~51室
1.定山渓第一寶亭留 翠山亭
2.ぬくもりの宿 ふる川
3.湯元白金温泉ホテル
4.トーヤ温泉ホテル
5. ビジネスインノルテ
6.ホテルノイシュロス小樽
7. ラビスタ大雪山
8.札幌クラッセホテル
9.ホテルノルド小樽
10.大通公園ホテル

50~11室
1.御やど 清水屋
2.望楼 NOGUCHI 登別
3.温泉 宏楽園
4.ホテル クレール札幌
5. SPA&HOTELRESORTふらのラテール
6.札幌オリエンタルホテル
7.ホテルキクヤ
8.支笏湖第一寶亭留 翠山亭 
9.ホテルテトラスピリット札幌
10.ロテル・ド・ロテル

10室以下
1.知床ヴィラ ホテル フリーズ
2.旅亭 雪の屋
3.旅館 美国観光ハウス
4.旅の宿しらかば
5.ラ・コリー
6.ギャラリーペンション当麻
7.ペンション あしたや
8.ペンション a Dish(アディッシュ)
9.コテージケイダス
10. ファミール・イン・ラミーナ

【感想・評価】10室以下の宿になると管理人も知らない宿が多い。個人的には客室数25程度以下の充実が重要と考えている。小規模宿のレベルアップこそが北海道の宿泊施設の底上げにつながるからだ。先日、じゃらんネットの口コミ高評価の宿を地域別に見ていたったが、小規模な宿は九州が群を抜いてレベルが高い。
道内の高評価の宿は、口コミを読んでもピンとくるものが少なかった。今回の集計ではペンションや比較的リーズナブルな宿が目立つ。

【参考】じゃらんnet売れ筋宿ランキング

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

アパが1位に、チェーンホテルランキング(じゃらん発表)

2007年08月14日掲 載

じゃらんネットは、2007年6月1日~2007年6月30日1ヶ月間の宿泊取扱額上位のチェーンホテルを発表した。トップはアパホテルで、以下、プリンスホテル、ワシントンホテルと続く。東横イン、東急イン、法華倶楽部、ルートイン、三井観光(アーバンホテル)などがランキングされていなかった。じゃらんへ未加盟のチェーンホテルもあるが、全体的には安さよりもクオリティが高く、女性でも安心して宿泊できるホテルが上位にきている。楽天トラベルと比較すると利用層の違いがわかって面白いデータだ。

上位10位にランキングされたホテル
1.アパホテル
2.プリンスホテル
3.ワシントンホテル
4.サンルートホテル
5.ドーミーイン
6.阪急阪神第一ホテル
7.共立メンテナンス 
8.スーパーホテル
9.ソラーレホテルズアンドリゾーツ
10.リッチモンド&ロイネットホテルズ

【感想・評価】1位のアパホテルは建物によって新築・買収(かなり古いもの)と条件が違い、客室の広さなど含め差が大きい。統一感がないのが欠点だが、社長が女性のせいか、女性客が多いビジネスホテルであり、すべて直営である。2位のプリンスホテルは、西武グループの再編成ですっかり変わってしまった。ブランドを再構築中であり、ブランド名(例・グランドプリンスなど)もグレードによって変えているが、今のところピンと来るものがない。このままでは東急ホテルズと変わらなくなる。
3位のワシントンはビジネスホテルの王道であったが、東横インなどの宿泊特化ホテルの圧されて、一時の元気がない。東急インなどど同様に難しいポジションにある。同系列で軽朝食付き宿泊特化ホテルとしてR&Bチェーンがある。

4位のサンルートは老舗である。ここは最初にFCを始めたところだが、APA以上にホテルによって中身が異なる。オーナーにかなり任せている印象があるが、知らないサンルートに泊まるのには不安がある。また、チェーンからの脱退なども多く、定宿のチェーンホテルにはしにくいかも。当たり外れあり。
5位のドーミーインは急成長。浴場を備え、畳付き、靴を脱ぐ和室シングルという寮経営会社ならではのアイデアだ。貧乏くさいかんじもするがファンも多いようだ。

6位の阪急阪神第一は、経営統合系だが、全体的にクオリティが高い。シティホテルクラスやバブル期につくられたものが多く、設備はいいが老朽化やメンテ面が心配だ。。7位共立メンテナンスは、ビジネスだけではなく、リゾートや温泉宿にも進出。釧路川ホテルはオススメだ今後、楽しみなチェーンである。8位のスーパーホテルは、安いのがウリ。天然温泉付きも多いが、連泊でも一度、チェックアウト時間には部屋を空けなければならず面倒くさい。9位のソラーレは、外資ファンド系だが、チサンホテルが多い。なぜか「CHISUN」と表現している。ホテルごとのばらつきも多そうだ。10位のリッチモンドは、ダイワハウス系で、クオリティが高い。やや高めで、住友系のビラファンテーヌに印象が似ている。

全体的にみると「宿泊特化」、「客室が広め」、「朝食無料」、「女性客を意識」、「新しくきれい」、「ネット対応」がキーワードだが、何よりも知名度と価格がじゃらんを見る限り、上位にくる条件である(一休とはここが違う)。競争力のない地場資本のホテルは、ますます淘汰され、ここでも格差が広がってゆくであろう。

【参考】じゃらん「売れ筋チェーンホテルランキング」

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

箱根リ・カーブが1位、道内は湯の川渚亭が上位に、楽天が人気温泉と宿を発表

2007年08月09日掲 載

楽天トラベルが、2007年上半期「人気温泉地ランキング」を発表した。箱根温泉郷が1位に、以下、伊東、鬼怒川、熱海と続き、関東近郊の温泉地が強かった。北海道勢は、13位湯の川、14位登別、18位定山渓がつけている。
また、エリア別人気温泉宿も発表され、1位の箱根は、 仙石原温泉「リゾートホテル リ・カーヴ箱根」に、北海道では、「湯の川プリンスホテル渚亭」、「登別グランドホテル」、「定山渓第一寶亭留 翠山亭」がそれぞれ選ばれた。

全体的にみると首都圏など大都市圏の大型旅館ホテルが上位を占めており、量で圧倒している印象がある。これまでネット系エージェントの人気宿は旅行会社系の人気宿と異なる傾向があったが、今回の調査を見る限り、JTBなどと変わらなくなってきている。

■全国の人気温泉地ランキング TOP 10
ランク 県名 温泉地名
1位 神奈川県 箱根温泉
2位 静岡県 伊東温泉
3位 栃木県 鬼怒川温泉
4位 静岡県 熱海温泉
5位 和歌山県 白浜温泉
6位 兵庫県 有馬温泉
7位 愛媛県 道後温泉
8位 群馬県 草津温泉
9位 群馬県 伊香保温泉
10位 大分県 由布院温泉

■エリア別人気温泉宿ランキング
1位 神奈川県 箱根温泉 仙石原温泉 リゾートホテル リ・カーヴ箱根
2位 静岡県 伊東温泉 伊東温泉 ハトヤホテル
3位 栃木県 鬼怒川温泉 鬼怒川温泉 鬼怒川ホテルニュー岡部
4位 静岡県 熱海温泉 熱海温泉 あたみ百万石
5位 和歌山県 白浜温泉 白浜温泉 梅樽温泉ホテルシーモア
6位 兵庫県 有馬温泉 有馬温泉 有馬ロイヤルホテル
7位 愛媛県 道後温泉 道後温泉 道後グランドホテル
8位 群馬県 草津温泉 草津温泉 ホテルヴィレッジ
9位 群馬県 伊香保温泉 伊香保温泉 ホテル天坊
10位 大分県 由布院温泉 由布院温泉 御宿 ゆふいん亭

【参考】楽天プレスリリース


この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

エンペラー跡地に「メルキュール」ホテル

2007年06月22日掲 載

キャバレー「エンペラー」があった旧アオキビル(札幌市中央区南四西二)の跡地に、外資アコーグループのホテル「メルキュール」が建設されると、21日付けの道新が伝えている。

旧「エンペラー」跡地は現在、取り壊し中だが、日本で唯一といっていいほどのマンモスキャバレーが昨年の9月に廃業したことは、このブログでもお伝えした。
その後、三井不動産の手によって再開発が進められているが、ホテル激戦区・札幌に久々の大型ホテル誕生となる。アコーグループのホテルは、中島公園に隣接する旧アーサーがノボテル札幌として、昨年から営業をしている。

メルキュールは、銀座、成田などにあるが、リッツカールトンやマンダリンのようなラグジュアリー路線ではなく、比較的こじんまりしたつくりで、値段の方も高級ビジネスホテル(銀座のメルキュールでシングル1.5万円程度)といったところである。

旧アオキビルの周辺には、ラマダホテル札幌(旧ホテルサンフラワー・客室が恐ろしく狭い)や、少し南へ歩けば、ルネッサンスホテルやノボテルなどの外資系ホテルがある。また、グリーンホテルや東横インなども徒歩1分圏内にある激戦区だ。

今回は、純粋な新築ホテルなので楽しみである。場所はススキノのど真ん中で、賑やか過ぎるかもしれないが、ビルのコンセプト・テナントの内容によってはススキノ自体が変わってゆくかもしれない。
余談だが、今は、小さなスナック(♪昔、こんな歌があったっけ)や飲み屋が入る雑居ビルの時代ではなく、アルコール臭くない飲食店が入るようなビルが増えれば、ススキノも変わるかもしれない。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

目まぐるしく変わる札幌市内ホテル事情

2007年05月28日掲 載

札幌で定宿というものが、なかなかみつからない。宿泊回数でいえば、京王プラザか札幌パークホテルがダントツであるが、満室や、オンシーズンの週末は料金が高いなどの理由で、「常連」の域には達していなかった。

宿泊回数では、京プラやパークに負けるが、よく利用していたビジネスホテルがあった。南3条西2丁目の「ホテルアタッシェ」である。立地はススキノだが、36号線の北側なので意外に静かで、豊水すすきの駅の出口にあった。客室数が少なく(70ぐらい)、部屋もまあまあ広い(シングルで18㎡)、フロントの対応も家族的で、隠れ屋的なビジネスホテルであったが、惜しくも昨年閉鎖された。

そのアタッシェの後に、ホテルラッソ すすきの が最近オープンした。沖縄でホテルを経営している会社がやっているようだが、客室はリニューアルされ、小樽の海鮮レストランが新たに入居したようだ。

札幌市内のホテルの入れ替わりは激しい。しばらくチェックをしていないと聞きなれないホテルが出来ている。
最近、気づいたものは、大通にあった老舗の札幌第一ホテルが、南7条西1丁目の、かつてNTT系のホテルがあった建物へ移動して、再オープンした。
また、駅前通りには、「ティアラホテル札幌すすきの」(昨年11月にオープンしてすぐに閉めたラピドホテルが名前を変えて再オープン?)、他にも ホテルブーゲンビリア札幌 (このホテルは新築?、北海道でブーゲンビリアはないだろう)などリニューアルオープンも目立つ。

また、新築ホテルとして、時計台の近くにクロスホテル札幌が7月に開業する。オリックス系のホテルであるが、ススキノの「ブルーウエーブイン」よりは、高級路線である。

過剰とも思われる札幌ホテル市場であるが、相変わらず動きが激しい。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

さまがわりする旭岳、「ラビスタ大雪山」がオープン

2007年04月26日掲 載

旭岳温泉(東川町)に新しいリゾートホテル「ラビスタ大雪山」が25日、オープンした。
「ラビスタ」は、ビジネスホテルチェーン・ドーミーインなどを展開する共立メンテナンスが運営するが、先月にも釧路・幣舞橋に「ドーミーイン釧路川」をオープンさせている。
廉価なドーミーインと違い、ラビスタは高級路線である。このあたりのことは2月のブログでふれている。

新しいホテルは旧旭岳パークホテルの跡地に出来たものである。この地域は国立公園保護区域のために新規の土地に建物をつくることができない。2,3年前に開業した「万世閣ベアモンテ」も、記憶では「えぞ松荘」の跡地に建てたのではないか。

旭岳温泉は以前、湯駒別温泉といった。中学・高校とワンダーフォーゲル部にいた管理人にとって「湯駒別」は、憧れの地であった。スキーは上手くはないが、旭岳のロープウエーで上まで行き、オフピステを滑り降りるのは、本州では味わえない醍醐味である。まだ航空機が高かった時代、TDAのスキーツアーもあったが、手が出るものではなく断念した思い出がある。

湯駒別の名称もいつのまにか旭岳温泉に変わり、宿も代替わりしている。ロープウエーの経営も複数代わっているはずだ。「山屋」の憧れであった旭岳は、最近では高級路線となり、山歩きを兼ねた熟年夫妻がターゲットになっている。山と温泉も利用者の高齢化とともに変化している。健全な変化を望みたい。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

グランドホテルの伝統が消えてしまった

2007年04月06日掲 載

久しぶりに札幌グランドホテルへ足を運んでみた。大幅にリニューアルされていたが、以前の重厚感がなくなっていてちょっとガッカリした。

札幌へ行った際は必ずランチに立ち寄る「ライラック」は「ノード43」という少しお洒落なレストランに変わっていた。ライラック時代は、円卓テーブルに座り、お気に入りのコロッケランチをよく注文した。何しろ洋食の代名詞のようであるカニクリームコロッケにサラダ、コーヒー、デザートとしてバニラアイスまで付いて千円なのである。札幌に着くとよくそのままグランドまで直行して、黒ビールとコロッケランチをオーダーしたものだ。

ところが今回のリニューアルにより、コロッケランチどころか1,600円(?)のステーキランチも無くなり、「新・北海道キュイジーヌ」などというランチでも2,500円ぐらいするものに変わってしまった。
通りに面したブラッセリーに入ったが、ランチは1,800円、洋食メニューも一部残っていたものの大幅な変更である。

個人的には今さら新・北海道キュイジーヌではないと思うし、新生三井観光開発の戦略はどこかずれているようで新鮮味をかんじない。

値段だけではない。グランドホテル伝統の古きよき正統派の「洋食」が消えてしまったことが残念である。気楽にランチができる気分でなくなってしまったことが大きい。また、「ビッグシェフ」も別の店に変わっていた。

三井観光開発は新会社となり、収益アップに躍起のようであるが、これでは道民のファンを失うのではないかと心配になった。

この記事へのコメント (2)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

三井観光開発がグランビスタホテル&リゾートに社名変更

2007年03月16日掲 載

北海道新聞によると三井観光開発が社名を変更し、グランビスタホテル&リゾートになることになった。今後、三井ブランドが付く「三井アーバンホテル」チェーンやゴルフ場も名前が変わる。

三井アーバンホテルが誕生した頃は、高品質なビジネスホテルが少なく、さらに財閥系でも気位が高いイメージがある三井ブランドなので高級感があったが、バブル崩壊後はそういったイメージが薄らいだ。三井観光開発は、北海道炭鉱汽船(ほくたん)がルーツであり、30数年前までは北炭観光開発という社名であった。なので三井アーバンホテル(三井ガーデンホテル系の一時系列であった)は北海道が生んだホテルチェーンともいえる。

かっては道内に多くのホテルを所有していたが、現在は札幌グランド、パークホテル、定山渓の章月グランドホテル、千歳空港の三井アーバンのみである。しかし、札幌のホテルに代表されるように北海道ブランドの印象が強い。

新社名のグランビスタであるが、北海道の雄大な景色をイメージしてネーミングしたそうであるが、「ビスタ」ブランドは他にいくつかあるのが気になる。

中島公園にも新しいビジネスホテルで「ビスタホテル」があり、先日、お伝えした釧路でオープンするドーミーイン系の新ブランドホテルが「ラビスタ」、信州松本には地域を代表するホテルとして「ホテルブエナビスタ」がある。グランドやパークもどこでもある名前なので気にすることもないであるが、ビスタは固有名詞に近い気がする。

是非、中央資本(実際は三井観光開発も中央資本であるがサッポロビールや雪印以上に北海道色が強く、拠点にしている)に負けないホテルを目指してほしい。

この記事へのコメント (3)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

釧路に都市型リゾートホテル ラビスタ釧路川が3/12開業

2007年02月28日掲 載

シャッター商店街化が進む釧路北大通りで2年以上前から開発中の建物があった。釧路のシンボル、幣舞橋のたもとで工事現場には「幣舞橋ホテル(仮称)」と書かれていたが、「ホテル・ラビスタ釧路川」として3/12開業することになった。

このラビスタ釧路川、温泉掘削もしており、かなり高級志向のホテルのようだ。運営はドーミーインチェーンの共立メンテナンスだが、宿泊特化型のビジネスではなく、リゾート志向のアーバンホテルだ。客室もゆったりしているようで料金もシングルで1万円を越えている(釧路では最高値)。
同社ではドーミーイン以外にも差別化で別ブランドを展開している(ラビスタは旭岳にもオープン)。

釧路は最近ビジネスホテルが増えた。これは企業が、経費削減のため釧路から支店を撤退させ、出張に切り替えた。そのため宿泊施設の需要が増えたためである。
しかし、釧路には以前からこれといったホテルがない。昭和天皇も泊まり老舗であったパシフィックホテルは閉鎖したらしい。シティホテルとしてはプリンスと全日空があるが、駅前のロイヤルインの方が使い勝手がいい。

オープンするラビスタ釧路川は、市内のホテルではもっともロケーションがよさそうである。建物もかなり時間をかけて作っていたので大丈夫であろう。幣舞橋から太平洋が海側の客室なら一望できるので夕陽を見るには最高だ。

ラビスタができて少しでも駅前商店街や繁華街に賑わいが戻ってほしいと願うが、反面、古くからある地元ホテルはチェーン系の進出で苦戦をしている。個人的にも地場のホテルを利用してあげたいと思うが、どうしても価格・設備面を総合的に判断すると新しいチェーン系に予約を入れてしまうジレンマがある。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

北海道NO.1のビジネスホテルは釧路ロイヤルインに決定

2007年01月26日掲 載

久しぶりに釧路関連の明るい話題をお伝えしよう。

楽天トラベルがユーザー評価をまとめた「楽天トラベルアワード」の北海道地区シティビジネスホテル部門で釧路ロイヤルインが、「お客様アンケート大賞」を受賞した。

釧路駅前にあるロイヤルインは、豊富な種類の焼き立てパンをはじめとする無料の朝食が有名、最近、朝食無料のホテルが増えているがお粗末な内容のところが多い中、千円はとってもいようなメニューである。また、客室アメニティも充実しており、女性利用者の評判もいい。

管理人は開業以来、6,7回は利用させていただいている。以前は釧路東映ホテルといったところ。東映ホテルもいい宿であり、その時代からの常宿なので16年以上は利用している。

東映ホテルが撤退した時はショックであり、サービスが自動化されているロイヤルインには期待をしていなかったが、一度泊まってみてその評価が大きく変わった。
このホテルは、ダイワハウス系のロイネットホテルチェーンのノウハウが導入されているようだが、直接の資本関係やFCではないようである。

釧路も東横インやスーパーホテルなど宿泊特化型が増えた。さらに幣舞橋のたもとには、高級感のあるビジネスホテル「釧路幣舞橋ホテル」が春にはオープンする。

これまで宿が横並びで個性に乏しかった釧路であるが、泊まることが楽しみになってきた。

ロイヤルインに対する管理人の評価は、2005年の観光ミシュラン内「ホテルミシュラン道東釧路編」でも詳しく述べている。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

JR北海道がビジネスホテルへ進出

2006年11月10日掲 載

JR北海道がJR札幌駅西口の所有地に、10階建て客室数200室のビジネスホテルを建設、二○○八年四月に開業することが分かった。JR北海道のホテル建設は03年のJRタワーホテル日航札幌以来。同社は宴会、飲食部門があるシティホテルを札幌や旭川など道内五カ所で運営しているが、低料金が売り物で宿泊に特化したビジネスタイプは初めてとなる。

これまでJR北海道が運営するホテルは、JRタワーを除くと国鉄時代からあるターミナルホテルチェーンを踏襲するようなものが多かったが、宿泊特化型ホテルの台頭でニーズが大きく変わった。

JR東日本では、宿泊に絞ったホテルチェーン「メッツ」を首都圏のターミナル駅に多く進出している。

北海道の場合、主要都市は大手ビジネスホテルチェーンが進出しているので難しいかもしれないが、同じく東日本が小都市や観光地に進出しているB&B型ホテル「フォルクローロ」と同形態のようなホテルなどは市場があるはずである。

今年、美瑛に運営受託の形態で「ホテルラブニール」を出したが、今後も同様なものに期待したい。


この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

ウインザーホテル洞爺の新展開

2006年11月04日掲 載

3日の日経新聞によると「ザ・ウィンザー・ホテル洞爺が米リーマン・ブラザーズ証券グループ、セコムなどと、国内初となる分譲型の超高級リゾートホテルを建設し、2011年の開業を目指すと発表した。国内外の富裕層に販売。分譲ながら世界の一流ホテルと並ぶサービスを提供する」とある。

ウインザーホテルの前身はカブトデコムのエイベックス洞爺であり、2度の閉鎖があったが、見事に北海道を代表する高級リゾートホテルに成長した。当初、あまりに豪華すぎる内容と料金に北海道では難しいと不安視する声も多かったが、時代の風に乗ったようだ。道内ではこの手のホテルがないので目新しく、競合が少なかったことも追い風になっていると思うし、何よりもホンモノを持ってきたことが消費者心理をくすぐったであろう。

パック商品などを見ていると、単なる富裕層向けではなく、幅広い層に合わせた商品展開をしている。たとえば道内客向けにはJR北海道と組みランチのみの日帰りツアーや、道外からのパックツアーでもランチのみから宿泊はウインザーでするが夕食は別の場所で取る(あまり価値はないが)ツアー、 「ミッシェルブラス」や「美山荘」といった高級店ではなくリーズナブルなレストランで食事を取るコースなど幅を持たせている。
おためしで一度来てもらうリピータづくりであろうか。

次は長期滞在を意識したコンドミニアム型ホテルの運営であるが果たしてどうなるか。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

動きの激しい札幌市内ホテル事情 新たに2軒開業

2006年10月30日掲 載

札幌ススキノ地区でこれまで何度かお世話になったホテル2軒がつい最近廃業をした。
ひとつが南3条西2丁目にあったホテルアタッシェ、もう一ヶ所は南9条西3丁目にあったホテルラフィーネである。

アタッシェはオープンした当時(89年頃?)は客室が広く、防音もしっかりしており、高級感のあるビジネスホテルであった。スタッフも家族的で何度となく利用させていただいた。最近はすぐ傍に東横インが出きたのでそちらに取られてしまったのであろうか。

ラフィーネは一度だけ泊まった。デザイナーズ系ホテルのはしりでガラス張りのシャワールームとトイレ・バスが別々につくられていた。客室が広く、ひとりで泊まるには手持ちぶささであった。周囲はラブホテルが多く、環境はあまりよくなかったが、フロントの女性がかんじよかった。同じ経営(東京建物)で北口にあるホテルダイナスティがあるがここもなかなかお気に入りのホテルである。

札幌のホテルの移り変わりは激しい。廃業、新設のほか経営が代わり、名称がかわったところも多いのでチェックをしていないとわからなくなってしまう。

辞めるところもあれば開業もある。同じススキノ・中島公園地区に2つのホテルがオープンする。
ラピドホテル札幌(南8西3)とビスタホテル札幌中島公園(南9西4)であるが、どちらも宿泊特化型のビジネスホテルである。最近、快適度の追求し、リーズナブルで朝食付きといったこの類のホテルが増えてきた。

来月にでもこの新規オープンホテルのどちらかに泊まってみようかと思う。その際はまたレポートする。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

ANAがインターコンチと業務提携、全日空ホテルはよくなるか

2006年10月25日掲 載

全日空が世界最大規模のホテルチェーンであるインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)とホテル運営事業で資本・業務提携し、運営会社を設立すると発表した。全日空とIHGのブランド力を生かし、経営効率を高めるのが狙いである。
資本構成は、全日空が25%、IHGが74%、残り1%を両社が設立する持ち株会社が出資し、資本金は8億3千万円。

現在、国内外33カ所で展開するANAホテルズは、高級ホテルの「ANAインターコンチネンタル」、シティ型の「ANAクラウンプラザ」、ビジネス型の「ANAホリデイ・イン」の三類型に分けられ、「東京全日空ホテル」は来春、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」に改称する。

道内には札幌全日空ホテル、函館ハーバービューホテル、千歳全日空ホテル、釧路全日空ホテル、稚内全日空ホテルなどがある。

管理人は千歳以外の各ANAホテルに泊まっているが、率直なところブランドと価格、サービスが釣り合っていないという印象を受けている。札幌以外はビジネスホテルとさして変わらず、客室などはどこも今時の宿泊特化型のビジホに負けている。それでいて飲食を含めて高いので泊まりたいと思わない。
札幌のANAホテルなどは老朽化が進み、部屋は狭い、ベットも狭い、IT化は遅れているなど評価は高くない。

ライバルのJAL系ホテルは、ブランドによって名称が違うのでその差がわかるが、ANAホテルの場合はわかりずらい。今後は3ランクに分かれるようであるが、札幌がクラウンプラザでそれ以外はホリディインになるのであろうか。
ホリディインというと少しグレードダウンした印象を受けるが、JALシティと同じ位置付けであろう。

どちらにしても新会社の誕生によるANA系ホテルのレベルアップを望む。

この記事へのコメント (0)| この記事へのトラックバック (0)



北杜の窓トップページ » やど関連

道の宿格付け案が中止、一方通行のミシュラン形式はもはや古いのでは

2006年09月20日掲 載

高橋はるみ知事肝いりで始まった「道内宿泊施設の格付け制度導入に関する懇談会」による格付け制度の導入を当面見送ることになった。この制度、一見よさそうであるが問題点がいくつかある。

まず、サービスや味といった主観要素が強い個人評価によって決まるミシュラン形式なのか、または、欧州の政府観光局のように施設内容(おもにハード面)による格付けなのかによって大きく違ってくる。
いちばん大きな問題は公平な立場である道が官主導で民間の格付けに関わっているということが大きい。
現在、サイバーエージェントや旅行会社が運営するサイトの口コミや星評価で既にかなりのものがわかる時代になっている。それらの情報が客観的で公平かというと別問題であるが、そのあたりは利用者が情報を選択する目を持ち始めており、以前ほどの情報レスや誤った選択はしなくなっている。
また、米国のZAGATのようにホテルやレストランをアンケートにより、客観評価するサイトがいくつか出てきている。

数年前に日本温泉協会が温泉施設の格付けをはじめた途端に多くのクレームが入り、骨抜きの内容となった。その後、白骨温泉などの「偽装」が社会問題となり、結果的に地域レベルで評価基準を設定、温泉協会もあらたなガイドラインを示したが、宿の格付けは似ているところがあり、温泉よりさらに困難を極める。

宿を束ねる団体だけでも道観連や日観連、日本ホテル協会などいくつかあり、民間でもJTBなど旅行会社が独自の「格付け」を行なっており、コンセンサスを得るのは難しいであろう。
単純に施設内容(収容人員、客室内容、宴会場の数、レストランやバーの有無など)で格付け、★で表すことができるが、これでは外国人観光客には参考になっても日本人相手ではあまり意味がない。

宿泊ではないが、「あすらんて」という食を中心とした格付けサービスがはじまっている。道東地域を中心に約30名のコンシュルジュが、おススメの店を紹介するものである。ここは人気モデル旅館として注目を集めている阿寒・鶴雅を運営する阿寒グランドホテルの大西社長などが中心に動いているものだが、宿の格付けも検討していることを聞いたことがある。

評価というよりは、それぞれの宿泊施設の強み、自慢を紹介でき、こういったお客さんに来て欲しい(ターゲット)といった宿側からのメッセージが伝わるようなサービスがあってもいい気がする。
施設や食事、サービスなどは口コミサイトなどで大体想像できるので、むしろHPが無いなど情報発信をしていない隠れた宿などを紹介してほしい。また、宿側に自らの強み、弱みを評価させてみるのも面白い。
宿側の姿勢というものを知りたい。

利用者からの一方通行の情報ではなく、それに対し宿側がどう考えているのかわかれば、web1.0から2.0の時代に沿ったサービスになるであろう。
評価を一方的に受け入れるのではなく、宿側から発信される情報を含め、それぞれの評価をさらに検討・評価し、オープンにした方がオブジェクティブである。

もはやミシュラン形式の評価は古いかもしれない。
 

この記事へのコメント (0)|