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10泊すれば1泊無料 スタンプ帖が魅力の「日本秘湯を守る会」

2012年01月13日掲 載

RIMG0836会員宿の玄関には必ず「秘湯を守る会」の提灯が飾られている

日本秘湯を守る会(佐藤好億会長、192会員)は12月20日、静岡県熱海温泉の大観荘で11年度の通常総会を開き、「変革元年」と位置付けた12年度の事業を決議した。12年度は、新たにi.JTB運営の宿泊予約サイト「るるぶトラベル」での宿泊販売を本格的に開始し新規顧客の開拓を図るほか、同会の宿泊予約サイトの手数料を3%から6%に増額して手数料収入を元にサーバー強化や新システム対策、財務体質の改善を進める。地熱対策委員会を中心に、無謀な地熱開発への反対運動にも力を入れる。(1/5付 観光経済新聞

日本秘湯を守る会」をご存知であろうか。

似たような名称の組織はいくつかあるが、ここは多分「元祖」といってよく昭和50年にスタートをしている。朝日新聞社系列の朝日旅行が運営を行っており、朝日新聞を購読すると月1回「朝日旅行」のオリコミが入り、秘湯の会会員宿が紹介されている。

以前は商業色があまり強くなく、会員の宿も「秘湯」にふさわしいものが多かったが、秘湯ブームが叫ばれだした頃から会員数が一挙に増え、秘湯というには似つかわしくない宿も登場するようになった。

ここのウリは「スタンプ帖」である。秘湯を守る会会員宿へ宿泊するとスタンプを捺印され、10軒泊まり、集めたスタンプが10個になると、捺印した宿の中から1泊無料で泊まれるというものだ。

管理人もスタンプ集めをしていたが、以前は同じ宿の捺印が複数あってもよかったと記憶している。この10泊して1泊無料というのは魅力あるシステムだ。単独の温泉宿やビジネスホテルなどではたまにあるが、全国の温泉宿をチョイスできるのは有難い。

以前、親しくしている道南の一軒宿に秘湯を守る会の入会を勧めたことがある。その温泉宿は山の中の一軒宿で「秘湯」というにはふさわしい。しかし、集客に苦戦をしており、工事関連の長期滞在で食いつないでいた。

函館に近い場所にあったので、本州からの客をターゲットに出来ると思い勧めたが、主人からは「朝日新聞は道内では読まれてないからダメだよ。道新がやってれば入るんだけどね」という見当違いの答えが返ってきた。その宿はホームページも持っておらず、なぜ作らないか尋ねると「山の中なのでADSLも引けない」というまたしても?の返答であった。

その温泉宿は最近になってサイトもつくり、予約サイトのJにも加盟したが、息子が引き継ぐようになってからである。

ちなみに秘湯を守る会の会員数は200軒近くあるが、道内は8軒と意外に少ない。加盟宿は高原温泉大雪高原山荘、旭岳温泉 湯元湧駒荘、芽登温泉 、丸駒温泉旅館、ニセコ新見温泉 新見本館、ニセコ昆布温泉 鯉川温泉旅館、上の湯温泉 銀婚湯、知内温泉 知内温泉旅館。いい宿が多いと思うが、秘湯というのは?のところもある。管理人のお気に入りは、鯉川温泉だが、この8軒のお湯はすべて良質である。

なお、道内の宿7軒限定で1泊するとスタンプが2個貰えるキャンペーン「北海道秘湯の宿7軒限定 スタンププラス1キャンペーン2012」が現在行われている。

「るるぶ」や「Yahooトラベル」への加盟、手数料アップもよいが、「秘湯」にはあまり似合わない世界だ。

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男女別の口コミホテルランキングで湯の川プリンスホテルが女性部門1位に

2012年01月09日掲 載

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旅の口コミサイト「トリップアドバイザー」が昨年暮に「男女別 日本のベストホテルランキング2011」を発表した。これは、2010年12月〜2011年11月の1年間に投稿された口コミの中から、国内の旅館・ホテルに対する星評価(5段階)や投稿数をもとに、男女別に集計したもの。その結果、第1位は、男性がホテル「日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄」(2年連続、女性で10位)女性では「湯の川プリンスホテル」となった。

同じテーマの記事はちょうど1年前の拙ブログでも紹介した。その時は「ラビスタベイ函館」が男女共に上位を占めた。

今回の調査では、「湯の川プリンスホテル」が女性部門の1位となっているがこれは驚きである。「トリップアドバイザー」の投稿数や集計方法など詳しいことはわからないが、昨年のデータを見る限り、「参考程度」と考えた方がよい結果である。サンプル数が少ないのではないか。

北海道勢はこのほか、「ラビスタベイ函館」が男女とも13位、「ホテルノイシュロス小樽」が女性12位、「ベストウェスタンホテル札幌中島公園」が男性16位、「JRタワーホテル札幌」は男女とも18位にランキングされている。

ラビスタは順位を落としたが根強い人気がある。管理人の周囲でもここの評価は高く、特に女性客に人気があるが、旅慣れ、目が多少肥えた人たちにも人気があると思う(合理的でよく出来ており、共立メンテナンスはすごい)。13位のノイシュロスは客室露天やエステの人気が高いリーズナブルなリゾートホテルである。管理人も支配人と親しかった関係もあり3回泊まっている。ここのフレンチは好みが分かれると思うが好きな味である。

ベストウェスタンはビジネスホテルだが客室が大変広い。最低でも30平米はあり、市内のシングルルームではもっとも広いクラスではないであろうか。ススキノに立地し、出張には最適だ。

最後に湯の川プリンスホテルであるが、湯の川の中では評価の高いホテルである。いち早く導入した客室露天や食事には定評がある。しかし、1位というのは?だが、今回ランキングされたホテルの特長として、景色がよく、展望や客室露天風呂がある、また、朝食が充実しているなどの共通点もある。

参考までに主な宿泊予約サイトごとの総合評価を紹介しておく。各サイトの利用者層が異なり、その違いが数字にも出ているが、管理人の評価は一休にいちばん近いであろうか。

湯の川プリンスホテル:楽天(4.59)・じゃらん(4.7)・るるぶ(4.5)・一休(4.3)

ラビスタベイ函館:楽天(4.64)・じゃらん(4.7)・るるぶ(4.5)・一休(4.5)

ホテルノイシュロス:楽天(4.29)・じゃらん(4.5)、るるぶ(4.4)・一休(4.5)

JRタワーホテル札幌:楽天(4.53)・じゃらん(4.6)・るるぶ(4.5)・一休(4.3)

ベストウェスタン中島公園:楽天(4.66)・じゃらん(4.6)・るるぶ(4.5)・一休(4.9)

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札幌グランド&パークホテルの再生はなるか

2011年12月09日掲 載

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12月のグランド&パーク両ホテル客室からの眺め

札幌グランドホテルなどを運営するグランビスタホテル&リゾート(東京)が、官民共同出資の企業再生支援機構による支援を受けることになった。 (12/3付 道新社説

北海道の「迎賓館」とでも云うべき札幌グランドホテルパークホテルを運営するグランビスタがはじけてしまった。リーマンや震災の影響も大きいが、北海道炭礦汽船(北炭)から引き継いだ巨額の負債が未だに残っているとは知らなかった。

グランビスタの旧名は三井観光開発だが、現社名に変わる少し前あたりからホテルの様子が変わってきた。ひとことでいえば、顧客を省みず、利益追求に走るように見受けられ、それまで定宿にしていたパークホテルから足が遠のくようになった。

2007年にグランドホテルの大改装が行われたが、直後にリーマンがあり、管理人は幻想と信じている「富裕層」と外国人の取り込みを図ったが、思ったほどの成果が上がらず今日に至っている。

その間、グランドとパークは随分と様変わりした。管理人は札幌へ来るとグランドホテルの「ライラック」で必ず一度はランチをした。お目当ては千円の男爵コロッケ定食で、ホクホクのじゃが芋にサラダ、コーヒー、デザートのバニラアイスまでが付いてきた。同じ場所には新しい名前の店が出来たがかなり値段が上がり、定食類が一斉にメニューから消えた。また、パークホテルはベーカリーのアップルパイが美味しく、お土産にも買ったが、こちらも姿を見なくなった。

千円のランチを楽しみに来るような貧乏客は必要ないのであろうが、リニューアルと共に違和感を増していった。ホテルの路線変更は多くの古くからの顧客を失ったのではないかと想像する。イメージチェンジを図り、収益を増やすのは結構だが、足元が見えていなかったのではないか。

今年の春、久しぶりにパークホテルに泊まった。その時の感想を拙ブログに述べているが、以前では考えられないことの連続であった。ひと言でいえば、スタッフのモチベーションが落ちていた。昔であれば、パークホテルに泊まれることはステータスであり、緊張感もあったが、そういったものがなくなってしまった。

今後、両ホテルはどうなって行くか?

建物も老朽化しており、過去のブランドも通じない時代となっている。しかし、北海道・札幌を代表する地元のホテルの顔であることには違いない。管理人は、出来うる限り、全国チェーンホテルには泊まらず、地場のホテルに泊まることを心掛けているが、両ホテルにはもう一度、そのような気にさせてくれるホテルに生まれ変わってもらいたいと願う。

伝統に胡坐をかいてはいけないが、残すべき伝統と捨てるべきものの選択を誤ってしまった気もする。両ホテルの再生は地元経済にとっても重要なので、原点に戻った出直しに期待をしたい。

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開業50周年、「ニセコヒラフ」を運営する東急がホテルを売却 「フォーシーズン」も進出を検討

2011年12月08日掲 載

ニセコ・ヒラフ地区でスキー場やホテルを所有する東急不動産子会社、ニセコ高原観光(倶知安町)は、ニセコ高原ホテルを売却する。売却先は明らかにしていないが、アジア資本とみられる。売却金額は10億円超の見込み。老朽化が進む同ホテルを売却し、スキー場や、同地区に持つもう1軒のホテルに経営資産を集中する。(12/8付 日経新聞

外国人向けリゾートとしてすっかり様変わりをしたニセコ・ヒラフ地区。かつて「ニセコひらふスキー場」であったが、現在では「ニセコマンテンリゾート・グラン・ヒラフ」に。いまだにピンと来ない。西武系の「ニセコ東山」も「ニセコビレッジ・スキーリゾート」に名称が変わり、HPもいきなりリンクから入ると英語版であった。ホテルもプリンスからヒルトンへと変わった。

ヒラフは2011年12月で開業50周年を迎える。同地に1975年からあった「ニセコ高原ホテル」がホテルやスキー場を運用する東急不動産系会社から売却されることになった。ホテルは来年3月まで営業されるが、その後、取り壊され、外資系ホテルを誘致するようである。

東急不動産グループでは、高原ホテルの他に「ホテルニセコアルペン」も所有している。こちらも日本型のゲレンデホテルだが大きく変わるかもしれない。

 

今年の8月に高級外資系ホテルの「フォーシーズン・ホテルズ」がニセコへの進出を計画しているという日経記事を読んだ。高原ホテルはアジア資本へ売却ということなので、別話の可能性が高いが、フォーシーズンは震災・原発事故後にコメントをしているので、ニセコ進出そのものの可能性は高いかもしれない。

仮に「フォーシーズン」であれば中規模ながらラグジュアリー感が高く、日本のスノーリゾートにはこのようなタイプのホテルは少なかったので面白そうだ。外国人だけではなく、日本人客の集客にも期待できるであろう。管理人も外資系ホテルはあまり得意ではないが、初代外資系御三家のひとつ、フォーシーズンは好きなホテルである。

コンドミニアムというとどうも日本人には馴染みがないが、純粋なホテルであれば通年での集客も期待できるであろう。

なお、今シーズン、ヒラフはゴンドラを高速に架け替えるほか、スキーセンターとして「グラン・ヒラフマウンテンセンター」などが約13億円を投じて新設される。東急不動産はニセコにリソースを集中させているようである。

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札幌市内シティホテル連泊で2泊目は他のホテルの朝食が楽しめるプランが登場

2011年11月14日掲 載

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事務局のあるニューオータニイン札幌のHPより

札幌市内ホテル連絡協議会に加盟のシティホテル20ヶ所が、1泊目は宿泊ホテルの朝食を、2泊目は他のホテルで朝食を楽しめる『ブレックファストキャンペーン』 を11月から開始した。期間は2011年11月1日~12月21日まで。

このプラン、なかなか魅力がある。これまで温泉地の連泊では夕食を別の宿で取れる滞在型プランが各地で導入されているが、シティホテルでは初耳である。プランの申込みにはひとつ条件があり、各ホテルの自前サイトから予約を入れなくてはならない。「楽天」や「じゃらん」のような宿泊予約サイトでは販売をしていない各ホテル独自の商品である。

2泊目の別ホテルでの朝食は、バイキングだけのようだが、ホテルによってかなり内容・レベルは異なるので、この機会を利用して宿泊経験がないホテルに出向くのも面白いかもしれない。管理人は先日のブログで、朝食が旨いホテルは間違いないと書いたが、宿泊と食事の両方が満足できる宿はそんなにない。

こういった企画が登場する背景には、①オフシーズン対策②連泊・滞在型の普及③道産食材のPRなどがあるだろう。また、穿った見方かもしれないが、ネットエージェントを通さないで直接ホテルサイトから予約を入れることで高騰する手数料を抑える目的や外部予約サイトとの差別化があるかもしれない。外国人観光客が減った現在、苦肉の策とも云えるが、面白い企画なので管理人も利用してみたい。

こういった企画は、一ホテルの展開では限界があるが、連携することで訴求力がアップし、市内ホテル間に刺激が生まれ、相乗効果の発生にも期待したいところだ。なお、料金はホテルによってかなり異なるので、比較検討をしていただきたい。

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予約期間:2011年10月31日~12月21日
宿泊期間:2011年11月1日~12月21日
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■札幌市内ホテル20社『ブレックファストキャンペーン』
○主催:札幌市内ホテル連絡協議会
○対象ホテル
・アートホテルズ札幌・京王プラザホテル札幌・札幌アスペンホテル・札幌エクセルホテル東急・札幌グランドホテル・札幌全日空ホテル・札幌東急イン・札幌パークホテル・札幌プリンスホテル・JRタワー日航札幌・センチュリーロイヤルホテル・札幌ドームホテル・ニューオータニイン・ノボテル札幌・ホテルオークラ札幌・ホテルクラビー札幌・ホテルモントレ札幌・ホテルモントレエーデルホフ札幌・ルネッサンス札幌・ロイトン札幌

[キャンペーンについてのお問い合せ先]
札幌市内ホテル連絡協議会事務局(ニューオータニイン札幌内)
電話番号:011-222-9156
E-mail:sh-renraku@kyougikai.net

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「YAHOO!ニュース”カラカミ観光、上場を廃止”」の記事で拙ブログが紹介される

2011年11月08日掲 載

 カラカミ観光が来年3月をメドにジャスダック上場を廃止すると発表した。経営低迷が続く同社だが震災による団体客や外国人客の減少で業績が悪化、2012年度3月の連結最終損益は2億円と4期連続の赤字になる見通しだという。このニュースに関連して「YAHOO!ニュース」で4月の拙ブログ「カラカミ観光が洞爺湖と阿寒湖のホテルを1年休館、踏ん張ることができるか正念場だ」が紹介されたことを報告しておく。

カラカミ観光は9月に阿寒湖の「ホテルエメラルド」と「川崎グランドホテル」の売却を発表しており、経営資源の選択と集約を進めてきた。5月から休館中の「洞爺パークホテル天翔」の売却については「現時点では何も決まっていない」という。

同社の場合、団体外国人観光客の利用が多く、平日は7、8割に達することがあると聞いている。震災の影響をモロに被ってしまったが、外国人以外にも集客の引き出しをいくつか作っておくべきであったであろう。大箱ホテルが中心でそれぞれの個性を打ち出すのは難しかったかもしれないが、もう少し策があったのではないか。

たまたま手元にJR北海道が主催する「ニュー阿寒ホテル」連泊プランのチラシがある。2連泊5食付で10,500円。札幌からの無料送迎バス付きもあるがこの価格には慣れてしまい驚かなくなった。自社商品でも一人旅で2食が付いて5,500円である。それがよい、悪いは別にして、カラカミ観光のイメージが格安商品から醸成されてしまっている。HPを見ると実際にはいろいろな商品があり、営業努力も伺えるが、そのあたり意外に宣伝ベタなのかもしれない。

ビジネスモデルが似ている野口観光は望楼などの高級化路線や個人客の取り込みなど時代ニーズを読んでいるが、このあたりのフットワークの違いがカラカミの弱さであろうか。

 

*なお、本日は拙サイトがつながりにくかったかもしれない。昨日の深夜にヤフーで紹介されたが、それ以降アクセスが殺到し、今日一日だけで軽く2万は超えそうな勢いだ(普段は平日1300-1500程度)。これまでもヤフーニュースの関連記事で紹介されることはあったが1日数千レベルで万を越えたのは初めてのこと。3,4日もすれば元の状態に戻るであろう。

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「じゃらんnet」、今度は宿の承諾を得ずに加盟施設のFacebookを作成

2011年07月23日掲 載

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じゃらんnetを運営するリクルート社が個々の旅館ホテルの承諾を得ず勝手に各施設の“公式フェイスブックページ”を作成し、7月1日に公開したことで、宿泊業界内に反発と不安が広がっている。事態を受け、全旅連青年部は全国の宿泊施設を対象とした無料セミナー「緊急開催じゃらんnetと『facebook』連携で宿泊業界はどう対応すればいいの」を8日・名古屋(つちやホテル)、11日・大阪(道頓堀大和屋)、14日・東京(全国旅館会館)で開いた。急きょ設定、開催したものだが、3会場合わせて約100人が参加した。(7/23付 観光経済新聞

「じゃらんネット」については、昨年手数料の値上げと宿泊施設のホットペッパーポイント負担が問題となり、拙サイトでも何度か取り上げた。この問題に収拾がついたかどうかは不明だが、値上げを契機に脱会した宿もかなりあるようである。

今回、じゃらんは新たに宿の承諾を得ずに加盟施設のFacebookを作成してしまった。既に公開されているが、ふたたび問題を起こしているらしい。

この問題、観光経済新聞記事に詳しく書かれているが、じゃらんnetへ誘導するためのSEO対策であり、リクルート側の一方的な都合で行われている。昨年秋の手数料値上げの際もその理由のひとつとしてリスティング広告費用が云われていたが、検索上位にじゃらんを誘導させる手段に過ぎない。SEOやリスティングは否定しないが、宿泊施設側の公式HPを差し置いて、じゃらんへ誘導させるのは顧客本位の姿勢とは違うのではないか。

加盟施設を一括でFacebookに登録することにより、競合の楽天トラベルよりも検索上位にランクさせ、さらにリスティング広告費用の削減にも繋げる・・・昨年、リスティング費用云々といっていたこととも矛盾をするが、リクルートの手法は露骨といわざるを得ない。

震災不況による旅行や出張機会の減少、さらに少子高齢化により、今後間違いなく減り続ける総宿泊数の減少など取り巻く環境の厳しさに備えているのであろうが、宿側の意向を無視しているといってもよいであろう。

じゃらん側がFacebookを一括で管理した場合、顧客から問合わせがあった時などアカウントのない宿側はどう対応するのであろうか?リクルートはFacebookをセールス・ツールとして、ホットペッパーなどでも活用するかもしれないがあまりにご都合主義であると考える。

どんなに小さな宿であっても大切な顧客のはずである。リクルートはfacebookの活用を、「営業力のない宿に代わってプロモートする重要なツール・・・」などと言いそうだが、この会社、体質が全く変わっていない。

*追記 7/25現在、じゃらんnet加盟施設のFacebookは公開されていないようである。ことの重大さからサスペンションにしているのか?

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大型観光ホテルチェーンは百貨店が辿った状況と似ている

2011年05月23日掲 載

観光ホテルチェーン道内大手の万世閣(胆振管内洞爺湖町)は20日、臨時取締役会を開き、同日付で浜野浩二社長(61)が代表取締役会長に退き、後任に長男の浜野清正執行役員(37)が就任する人事を決めた。東日本大震災で経営が厳しさを増す中、トップ交代で立て直しを図る。 (5/20付 道新

このところ道内の大型温泉ホテルチェーン苦戦の話題が続く。先日、カラカミ観光が決算で大幅な赤字と一部施設の休館を発表(この件に関する拙ブログはこちら)したが、不振が続く万世閣も社長の交代を決めた。

管理人は今回の震災が起こらなくても、遅かれ早かれ同じ結果になったのではないかと思っている。その原因は、よく云われる旅行形態の変化だけでは片付けられない根深い原因があるからだ。

これまで道内の大型観光温泉ホテルチェーンは、利益を他に漏らさないため、旅館内に宴会場、スナック、カラオケや土産物売り場、大型温浴施設を設置し、すべて館内で消費できる仕組みになっていた。道内の温泉の特長として温泉街、いわゆる湯の町的なものが殆ど存在していないことは何度か述べてきたが、温泉街が形成しずらい理由のひとつに大型温泉ホテルの存在がある。

こういった類の宿泊施設は道外にも多く存在するが、バブル崩壊後、団体依存の多くが淘汰された。今、伊東園ホテルグループ湯快リゾートに二束三文で買い取られた豪華な宿の多くがそうである。

しかし、北海道の場合、団体旅行需要も大きいが、個人客も大型温泉ホテルチェーンに宿泊する比率が高い。大量のテレビCMや新聞広告で集客し、料金も手頃なため、家族連れ需要と外国人受入れで生き延びることができた。管理人はこのような観光ビジネスを「マスプロ・ツーリズム」と呼んでいるが、道内消費者の目も肥えてきている。これらのホテルは、安・近・短の象徴であるが、個人客を意識した高品質の宿に他が脱皮を図る中、ガリバーのような存在になってしまった。

大型温泉ホテルチェーンは、一代で築き上げたオーナー会社が大半。それも歴史がない。自分たちのことだけで頭が一杯なので地域全体として事を考えるのが得意ではない。高度成長期の「大きいことはいいことだ」のチョコレートCMと同じ発想でこれまで来た。

一ヶ所ですべて揃えて提供する囲い込みの時代は終わった。これは百貨店と共通するテーマではなかろうか。今のデパートは「百貨」の看板は降ろし、専門店化しながら顧客需要を省み、良質なものを提供できるように努力している。ホテルも宿泊客を夕食前や夕食後に外へ出した方が地域全体が循環するはずだが行く場所がない。

先日の日経新聞北海道版に、万世閣新社長のインタビューが載っていたが、「滞在型」に力を入れるという。果たして今の大型温泉ホテルチェーンでその需要があるであろうか。ワンマン体制の会社で、従業員も都会から離れた場所に長時間拘束され、賃金も安ければ、ホスピタリティなど提供できるはずがない。

外国人受入れや滞在型も大切だが、その前に足元をもう一度見直す必要があるであろう。本質が変わらない限り、何も変わらない。

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「帝国ホテル」が札幌進出を断念、一方で京都では「リッツ・カールトン」が進出

2011年05月01日掲 載

三井不動産が札幌市内の道庁赤レンガ庁舎前で建設を計画する高層ビルの概要が明らかになった。これまで検討してきたホテルの誘致を断念し、オフィスと商業施設からなる複合ビルとして2014年に開業する。東日本大震災が発生して以降、国内外の富裕層の来道が減っており、高級ホテル誘致には時間がかかると判断した。(4/28付 日経新聞北海道版

三井不はこれまで札幌のホテル市場で空白だった富裕層向けの高級施設の誘致を検討。国内有数の高級ホテル「帝国ホテル」を誘致する方向で調整してきた。だが震災による原発事故で海外からの来道客が激減。富裕層の需要の見通しが不透明になり、ビルの計画を見直した。

かねてから噂されていた帝国ホテルの札幌進出(この件に関する拙ブログ記事はこちら)がご破算となった。札幌で最も高い36階建て高さ185メートルを想定し、上層階にホテルが入る予定であったが、誘致断念でビル本体の規模も縮小しそうだ。

札幌への高級ホテルの進出は、当初「ウエスティンホテル」の話が浮上したが、リーマンショックもあり、その後出なくなった。リーマンが落ち着きかけ、今度は外国人富裕層をターゲットに、帝国ホテルの筆頭株主である三井不動産が動いたと見られるが、ビル建設の構想が浮上してすでに約4年半が経過し、タイムリミットと判断して、帝国ホテル誘致を断念したのであろう。

札幌には五つ星といわれるようなホテルがない。4つ星クラスはいくつかあるが、最上級が存在していなかった(JRタワーが4.5ぐらいか)。かつての老舗高級ホテルは老朽化や経営交代などで輝きを失っている。外資系ホテルも何ヶ所かあるが、多くが中堅クラスのホテルである。

管理人は札幌のホテル事情を福岡とよく比較してみるが、どちらも最高級ホテルはないものも、福岡の方がリゾート志向の個性的なホテルが多いような気がする。

民間調査会社によるホテル満足度では、帝国ホテルは2位である。ちなみに3位は札幌にもある「ホテルオークラ」。そして1位が「ザ・リッツ・カールトン」である。

そのリッツ・カールトンが京都に進出することになった。京都新聞記事によると、鴨川沿いの「ホテルフジダ」があった場所に新築をするらしい。

地上4~5階建て、客室は140室程度で、標準的な客室は約50平方メートルのゆとりを持たせ、スパ(温浴施設)の併設も検討する。開業目標は2014年春で、宿泊料金は5万円以上となる見込み。京都には、14年春、東山区に「フォーシーズンズ・ホテル&リゾーツ」の進出計画もあり、外国人富裕層の取り込みを目指す外資系高級ホテルの競争が加速しそうだ。

景気や社会情勢に翻弄される札幌とその影響が少ない京都との違いは何であろうか?ひとつ理由を挙げるとするならば、北海道はアジア系観光客をターゲットにしているが、京都はワールドワイド、特に欧米系観光客が多い点なども関係していると思う。やはり、中国を元としたアジア勢はまだ基盤が出来ておらず、不確定要素が多い。また、受け入れる側も京都のようなパッケージが確立されていない。

震災・原発事故や世界経済を差し引いても、北海道観光は薄氷を踏む中にいる。

*リッツ・カールトンになるかつての「ホテルフジタ」は管理人のお気に入りで三度ほど泊まった。建物は古いが、鴨川沿いで京都らしい立地にあった。シングルは町家側にあったが、またそれも風情があった。鴨川を眺めながらの朝食が懐かしい。

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カラカミ観光が洞爺湖と阿寒湖のホテルを1年休館、踏ん張ることができるか正念場だ

2011年04月19日掲 載

北海道の観光ホテル大手カラカミ観光(札幌市南区)は18日、道内にあるグループの2ホテルを、1年程度、休館にすると発表した。対象となるのは、洞爺湖温泉にある「洞爺パークホテル天翔」(280室)と、阿寒湖温泉にある「ホテルエメラルド」(206室)。(4/19付 読売新聞北海道版

先日の拙ブログで、「鶴雅グループ」の一部宿が今月連休前まで一時休業をすると述べたがカラカミ観光は1年程度の長期休館である。道内の観光業者から成る「北海道観光振興機構」によると、道内で長期休業するのは初めてという。

同社は全国で14の観光ホテルを運営しているが、震災後、道内で運営する5ホテルで約1万5000人のキャンセルがあり、外国人観光客はほぼゼロになった。本州からの宿泊客や外国人観光客の予約回復が見込めないため、洞爺パークホテル天翔を5月から、ホテルエメラルドを7月から、休館することとした。

洞爺湖と阿寒湖には2館ずつのホテルがあるが、1館に経営資源を集約してコスト削減を目指す。両地域は同社の中でも外国人が占める割合が2割を占め、両施設の売上高は10年3月末で全体の9%を占めている。一方、道内客が多い定山渓の宿泊客は堅調という。

外国人・団体客依存のホテルにとって震災は大きな痛手だ。個人客需要が高い「鶴雅グループ」でも休業をするほどなので、2館体制のカラカミは1ヶ所に集約するしかないであろう。ましてや、宮城県秋保温泉にも2ヶ所の大型温泉ホテルを保持しており、現在は復興支援企業の宿泊施設となっている。

カラカミは”宇宙一”のキャッチコピーで、囲い込み型の大型スパホテルを次々に展開、阿寒湖にはかつて3ホテルもあったが、時代ニーズを見誤り、ターゲットを日本人団体客から外国人団体客へシフトした。しかし、思いも寄らない震災でふたたび苦境に立たされている。

カラカミの営業方針については、旧態依然とした北海道観光の事例として、何度も厳しいことを言わせてもらった。現在は大きな赤字を抱えているが、北海道を代表する観光企業であり知名度は抜群である。ここはひとつ踏ん張ってもらいたいところだ。

【参考】ホテル休業に関するカラカミ観光ニュースリリースはこちら

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札幌市内都市ホテル、3月稼働率は50%割れ、シティホテルは特徴を出さないと生き残れない

2011年04月09日掲 載

札幌市内の主要18ホテルの3月の平均宿泊稼働率は47.4%と前年同月と比べて15.5ポイント低下した。稼働率50%割れはリーマン・ショックを受けた2009年4月以降。東日本大震災の影響で宿泊キャンセルが相次いだことが響いた。一方、ビジネスホテルとの価格競争激化で、客室単価の下落傾向が続く。外国人観光客の増加で回復基調にあった都市ホテルだが、一転して厳しい経営環境となった。(4/6付 日経新聞北海道版)

管理人は3/25から4/5まで札幌市内のホテル5ヶ所に延べ10泊した。

各ホテルの料金は以下の通りだ。

3/25・3/26「ホテルライフォート札幌」5,500円(朝食付シングル)、3/27・3/28「札幌パークホテル」5,400円(朝食別スーペリアルシングル)、4/1「ホテル京阪札幌」(朝食付シングル)5,200円、4/2.4/3「ホテル法華クラブ札幌」5,500円~5,700円(朝食付シングル)、4/4・4/5「札幌全日空ホテル」6,500円~7500円(朝食付DXツイン)。

このうちパークホテルと全日空ホテルは都市ホテル、京阪と法華は宿泊特化型のビジネス、ライフォートは公共の宿である。値段を見ていただければわかるが殆ど差はない。全日空だけ少し高めだが、これは最上階客室で応接セットが2組、洗面所も2ヶ所あるような43平米の客室である。DXツインと名乗っているが、他のホテルであれば「スイート」と云ってもよい客室であり、これが朝食付きで6,500円というのは考えられない。

3-4月は例年でももっとと稼働率が低い時期であるが、外国人観光客は100%のキャンセルであり、国内客も旅行を控えたため、札幌から人が消え、ホテルは閑散化した。特に外国人依存が高い都市ホテルはダメージを被った。そのため、上記のような破格の料金となっている。閑散期でも週末はそこそこ入る札幌であるが、今回に限ってはそれが通用しなかった。

ホテルオークラ札幌」でさえも、連泊をすれば1泊5,500円という考えられない料金で出ていた。オークラクラスになると清掃やリネン代を引くと採算割れに近い状態と云う。

今回、5ヶ所のホテルに泊まって思ったことは都市(シティ)もビジネスも客室の快適さに関しては変わりばいしないことである。実用性に関してはビジネスの方が上を行っている。たとえば、大浴場、空気清浄機の設置やコンセントの数の多さ、消臭スプレー、客室内の無料コーヒーなどではビジネスに軍配が上がる。また、老舗といわれている都市ホテルは老朽化が目立つところが多い。

都市ホテルはホスピタリティ、食事や快適さ(非日常性)がウリのはずであるが、どこもレベルが低下している気がする。特にホスピタリティに関して云えば、価格低下と共に同時に下がっている。これまで宿泊特化型全国チェーン系のビジネスホテルはスタッフの応対に難があったが、今回宿泊をしたホテル京阪と法華クラブに関しては、シティホテルと変わらないかそれ以上のところもある(勿論それを知っていたので宿泊をしたが)。

最近のビジネスホテルは客室の広さが20-30平米のものも少なくない。都市ホテルとビジネスホテルの境界が曖昧となり、違いをどうやって出して行くのか難しいところだ。

4月1日からは、「札幌後楽園ホテル」が「東京ドームホテル札幌」に、「ニューオータニ札幌」が「ニューオタニイン札幌」にリブランドをした。どちらも老舗ではあるが、都市ホテルとしての魅力は乏しかった。どこで訴求点を見出して行くのか?

当面、外国人は見込めず、宴会なども自粛傾向が続くであろう。観光や出張も回復には時間がかかりそうなので、都市、ビジネスホテル共々苦しい時期が続くかもしれない。

管理人は被災者の受入れを積極的にすべきであると、先日の拙ブログで書いたが、遠いせいか被災者側からの反応があまりないようだ。

もともとインバウンドに依存する発想自体に他力本願の脆さをかんじていた。中国などアジアからの格安観光客受入れは、その対象が日本人から海外に変わっただけであって、北海道観光の質そのものが変わるとは思えなかったからだ。

外国人も日本人もいなくなった今、今後の展開・戦略を見直す時期と考えて、立て直しに期待したい。

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懲りない東横イン、「天災時の損害賠償請求放棄」誓約書、宿泊者に義務付ける

2011年03月21日掲 載

大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(東京都大田区)が東日本巨大地震の発生直後から被災地の岩手、宮城、福島、茨城県のホテルで宿泊客に対し、天災時の損害賠償請求を放棄することを求めた誓約書へのサインを義務づけていることがわかった。(3/19付 報知新聞

東横イン広報部によると、震災翌日の12日から「天災による宿泊時の被害、損害等の自己責任について」と題したA4判の文書を配布。文書に署名することをちゅうちょした宿泊者や、署名をしなかったためホテルが宿泊を断ったケースもあった。同広報部は「地震で受けたけがなどへの賠償を免れる意味ではない」と説明。消費者庁は「消費者契約法に抵触する可能性はある」としている。

この3連休は関西方面のホテルは満室だったと云う。一時的に避難をする人や本社機能を大阪に移動させた外資系企業が長期で予約を入れているらしい。実際、管理人が使う品川駅の東海道新幹線乗り場は先週から多くの人でごった返していた。普段見かけるカバンひとつのビジネスマンよりも、海外旅行にでも行くような大きなスーツケースを持った人たちが目立ったが、これは「疎開組」と見た。

また、被災地からもビジネスホテルなどに一時避難している人もかなりいるのではないかと思われる。今回、東横インは被災地である岩手、宮城、福島、茨城県の宿泊客に対し、天災時の損害賠償請求を放棄することを求めた誓約書へのサインの義務付けはあまりのご都合主義である。

同広報部は、エレベーター停止や断水を想定した誓約書で、建物倒壊や備品落下によるけがなどへの賠償を免れる意味ではないとしているが、同社の誓約書文面には、「天災による被害、損害を被っても自己責任であり、貴ホテルに対して損害賠償請求を行うことは一切ありません」と記されている。

「損害を被っても自己責任」の項はサービス業を生業としている者が言ってはならないセリフだ。管理人は先日、地震の影響で特急に長時間閉じ込められ、途中下車を車掌に申込むと「自己責任」と云われたが、言う側からしてみれば、都合がよい言葉であり、拡大解釈でこのフレーズが浸透してしまった。

あらためて東横インの正体をみたかんじだ(最近の東横インに関する記事はこちら)。なお、東横インの公式サイトを見ても今回の件に関する報告は載っていない。

 

「じゃらん」を見ていると、札幌のホテルでは被災者向けのプランがあった。「JRイン札幌」では、東北6県と茨城の住民を対象に1泊シングル3千円、セミダブル5千円で提供するプランを実施している。今後、こういったプランは全国に広がっていくであろう。

被災者には狭い避難所ではなく、温かく、清潔な個室で休ませてあげたい。東北に多くのホテルがある東横インには、客室をいくつか無料で提供するぐらいの度量があってもいいのではないか。

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「ホテルパシフィック東京」が「京急EXイン品川駅前」として再登場

2011年03月09日掲 載

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ホテル最上階(箱型になっている所)にあったラウンジで唄う夕張の歌姫 ザリリーズ

前回のブログでは苦戦する老舗シティホテルについて書いた。実は管理人が大好きなホテルであった「ホテルパシフィック東京」が昨年9月で閉鎖された。築40年が経過し、取り壊されるものと聞いていたが、4月29日から「京急EXイン 品川駅前」として再スタートを切ることになった。

品川駅高輪口に立地するホテルは京浜急行グループが運営するもので、パシフィック時代は都内のホテルで唯一、芸能人のライブが楽しめるラウンジ「ブルーパシフィック」があった。懐かしの昭和歌謡や元アイドルが出演するので、けっこうお気に入りで通ったものだ。

民鉄が経営するホテルらしく、客室を「鉄道ファン向け」や「バスファン向けプラン」に改造するなどユニークな企画も好評だったが、客室自体はかなりくたびれており、都内のシティホテルとしては見劣りをかんじた(管理人の宿泊体験記はこちら)。

今回、京急のビジネスホテルEXインとして、宿泊機能に特化したホテルとして再開することとなった。かつてあった飲食店はどうなるのかなど詳細はわからないが、プレスリリースによると、飲食店舗や大規模貸会議室・宴会施設、物販店舗など多様なテナントが集積する複合施設として新たに開業するという。

ホテルのある品川までは羽田空港から快速特急で16分。駅からは第一京浜を渡り、3分程度だ。今回、開業記念のキャンペーン料金を用意しているが、4月29日から5月31日まで、シングル1泊7800円~、ツイン1泊11000円~で提供している。

この金額はパシフィック時代の3分の1程度である。管理人はホテル会員になっており、割引券で半額で泊まれたが、それでもシングルで1万2,3千円はしたものだ。

ホテルが残ってくれたのは嬉しいが、素敵なバーやショーが楽しめたラウンジの復活は期待できないであろう。レギュラーで出演していたロスインディオスと女性ヴォーカルの「♪歩きたいのよ高輪 灯がゆれてるタワー♪」のフレーズはまさにホテルが舞台であり、とても懐かしい。

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日本ホテル協会の加盟数がピークの半分に 集客に苦労をする老舗国内シティホテル

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「JTB時刻表」や「JR時刻表」の大型版を買うと、巻末の黄色いページに「日本ホテル協会」に加盟するホテルが紹介されている。昭和30年代後半の「交通公社時刻表」には掲載されており、時刻表史上、もっとも長期に亘るクライアントではないであろうか。ところが、ホテル協会が苦境に立っている。

3月8日付の朝日新聞記事によると、昨年末時点の加盟数が236軒。ピークだった1996年の453軒から半減した。時刻表を見ても、空きスペースが次第に増えてきている。半減といっても、閉鎖よりは加盟費負担を嫌って退会する場合も多いという。

インターネットが登場をする以前、宿選びには「時刻表」の”イエローページ”をよく活用したものだ。日観連、交通公社指定の宿なら間違いなく、ホテル協会加盟とでもなれば、高級ホテルの証であり、絶大なるブランドであった。

ところが、バブル崩壊以降、団体需要や宴会などが減り、シティホテルに翳りが出てきた。あの赤プリでさえも消える時代である。これまでも、拙ブログでは泊・食・宴機能を兼ね備えたホテル経営の難しさについて紹介してきた。宿泊に特化したビジネス全国チェーンホテルの過剰な出店、豪華だが合理的でもある高級外資系ホテルの進出で、老舗シティホテルは追い込まれて行った。特に経済状況が厳しい地方都市のシティホテルは閉鎖が相次いでいる。

仙台で120年の伝統を誇る「ホテル仙台プラザ」が25日に突然閉鎖されることになった。一昨年にも、仙台を代表するホテルであった「仙台ホテル」が営業を終了している。最近ではシティホテルだけではなく、ワシントンや東急インのような宴会部門を備えたビジネスホテルも苦戦しているという(河北新報記事はこちら)。

地域の老舗シティホテルは地元の顔であり、ステータスであったはずだ。しかし、そのブランドが今崩れようとしている。管理人は地場経営の老舗ホテルを好んで泊まるが、客室設備などに関しては、お寒いところが多く、老朽化も目立つ。

地方都市では、旅館がビジネスホテルに負け、次に地場のビジネスホテルが全国チェーンホテルに追われ、遂に老舗シティホテルも難しい局面を迎えている。

大型時刻表で紹介されている協会加盟のホテル名を見ると、歴史と伝統を感じるが、もう一方では既に「シティホテル」と呼んでいいのか躊躇うような地方都市のホテルが出ている現実がある。こうったところにも、疲弊する地方経済が見えてくる。

【参考】関連する拙ブログ記事

北見東急インが閉鎖、泊・食・宴型のビジネスホテルは時代遅れか

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野口観光が箱根へ進出、高級化路線と並行して企業イメージの統一も必要では

2011年02月27日掲 載

ホテル・旅館経営道内大手の野口観光(登別、野口秀夫社長)は22日、国際的な温泉リゾート地、神奈川県箱根町の4温泉施設を買収したことを明らかにした。近く改装に着手し、6月から来年3月までに順次開業する。同社が道外でホテルを開業するのは初めて。高級旅館の激戦地、箱根に進出することで知名度を上げ、関東圏での拡大の足がかりとする考えだ。 (2/23付 道新)

 野口観光が買収した施設は、高級旅館「元湯場沙羅亭」と企業の保養所であった「紅葉閣」「箱根強羅山荘」「早雲山荘」の4施設。「紅葉閣」は日本たばこ産業の、「箱根強羅荘」は明治安田生命の保養所であったが、すでに閉鎖されている。「早雲山荘」はもともと日本輸出入銀行の保養所で、国が資産処分したものを入札で取得した。

まず、6月に沙羅亭を旅館「北乃風茶寮」として開業し、紅葉閣は、野口の高級ブランドである「望楼」に、隣接する早雲山荘と箱根強羅荘はひとつの旅館に改装するという。

集客だが、登別と湯の川にある「望楼」宿泊者を対象にDMを送り、新施設を紹介する。望楼の客は首都圏在住者が多い。

野口観光はこれまで道内限定で大型温泉ホテルを運営してきた。団体客を中心に利益を他に漏らさないために、旅館内にあるゆる施設を置き、すべて旅館内で消費できる仕組みをつくっていたが、このマスプロ・システムが機能しなくなってしまった(同様なビジネスモデルのカラカミ観光は苦戦している)。

野口の新ブランド「望楼」はターゲットを道内ではなく、道外客に置いた。これまでの大箱温泉ホテル会社のイメージを覆し、高評価を受けた。団体客が減り、ツアー客の単価も下がった現在、集客の中心は個人客、それも客単価が高い世間で云う「富裕層」である。パイが限られた道内ではなく、お得意様が多い首都圏に進出するのは自然な流れである。

以前、カラカミ観光が南紀白浜などで大型旅館を買収したが、今回はターゲットが異なる。箱根は需要も高いが、競争も激しく、特に高級旅館は移り変わりが多い。いかにリピーターを付けるか口コミ効果も大きい。

そのためには、「望楼」をはじめてした道内施設の評判を高めることが必要だ。テレビCMで流れている野口のホテルは道外からのツアー客も多い。しかし、登別の望楼と石水亭、湯の川の望楼と啄木亭では差がありすぎる。鶴雅グループの宿でもかなりの格差はあるが、個人客をターゲットにしているので一定水準は守られている。

野口観光の場合、大型ホテルと高級宿の格差が大きすぎるので、鶴雅のような共通したアイデンティティづくりが求められるのではないか。

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楽天トラベルが北海道の人気宿を表彰  宿とエージェントの健全な信頼関係を望む

2011年02月21日掲 載

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お客様アンケート大賞のヴィラ・コンコルディア(函館市)

楽天トラベル(東京・品川、岡武公士社長)は17日、宿泊実績や利用者から評価が高かったホテルや旅館を表彰する「楽天トラベルアワード2010」(北海道地区)の表彰式を札幌市内のホテルで開いた。表彰は今回で7回目。道内では13施設が受賞した。(2/18付 日経新聞北海道版)

シティ・ビジネス部門はJRイン札幌(札幌市)などが受賞。2年連続で高評価を得たリッチモン ドホテル札幌駅前(同)はダイヤモンド賞、宿泊者から支持を集めたあけぼの旅館(同)や登別グランドホテル(登別市)が受賞した。

温泉旅館などレジャー部門では「洞爺山水ホテル 和風」(洞爺湖町)や「富良野ナチュラクスホテル」(富良野市)などが選ばれた。

楽天トラベルアワード」は「旅の窓口」時代からつづく利用者の口コミで選ぶ宿泊施設大賞だ。特徴として、ネットエージェントが登場しなければ、絶対に陽の目を浴びなかったであろう宿が表彰されていることだ。JTBなどのリアルエージェントには加盟できないような小宿が口コミによって人気宿になるという図式だが、今回の表彰宿を見ていてもそういった個性的な宿が健在である。

たとえば、お客様アンケート大賞の「あけぼの旅館」(札幌市)や「B&Bかむほーむ」(標茶町)などはその特徴をよく捉えている。ダイヤモンド賞の「洞爺山水ホテル和風」も評判のよい宿だが知る人ぞ知るというタイプ。「ヴィラ・コンコルディア」(函館市)は口コミ全国3位、東北北海道地区1位にており、もっと知られてよい宿だ。

最近はネットエージェントの手数料値上げ問題などもあり、宿とエージェントの関係に再考が求められているが、楽天やじゃらんのおかげで、人気宿になれたところも多いのは事実である。宿を育てる・育てられる-両者が持ちつ持たれつの関係でなければ宿泊予約サイト業界の健全な発展はないであろう。

【追記】2/22付 函館新聞HPでもヴィラ・コンコルディア受賞の記事が掲載されている

●ダイヤモンド賞: 洞爺山水ホテル和風/京王プラザホテル札幌/リッチモンドホテル札幌駅前

●金賞: 富良野ナチュラクスホテル/登別グランドホテル/JRイン札幌

●銀賞: 運河の宿小樽ふる川/メルキュールホテル札幌/旭川トーヨーホテル

●お客様アンケート大賞: B&Bかむほーむ/ヴィラ・コンコルディア/あけぼの旅館

●リトル・スター賞: ペンション&レストラン ラ・コリーナ

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ホテルヒーローを取得「JRイン帯広」が今夏開業、 JR北系列ホテルにブランド名の統一を望む

2011年02月02日掲 載

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昨年12月、JR北海道が帯広駅前のビジネスホテル「ホテルヒーロー」の土地と建物を取得し、ビジネスホテルを開業するとしたが、2月1日付け同社プレスリリースで正式発表された。

過去の十勝毎日新聞記事はこちら

新しく開業する「JRイン帯広」は、札幌駅前に続いてJRインブランドの2号店となる。帯広には駅南口に「ホテル日航ノースランド帯広」があるが、ノースランドは観光客や団体客、飲食宴会利用、JRインはビジネス利用を想定している。

帯広駅周辺はホテルの過当競争が続いている。この4、5年で宿泊特化の全国チェーンホテルが 次々に出店、駅前光景も変わってしまった。これまで地場ホテルが強かった帯広であるが最近では休業中のホテルも目立つ。今回の売却話はヒーロー側(ニュー北海ホテル帯広)からあったという。激戦区の帯広でよくJRも引き受けたと思うが従業員は引継がないということだ。

帯広のビジネスホテルといえば、”元祖天然温泉”であるが、このヒーローは大浴場のみではなかったか。やはり差別化という意味では温泉は欲しいところ。駅前は「ふく井ホテル」が源泉を持っている。

最後にJR北海道系列のホテルにひとこと。先日、拙ブログで大沼の「クロフォードイン」を評価したが全体的に好印象な宿が多く、管理人はよく利用させて貰っている。しかし、残念なことに知名度がもう一つの気がする。その理由のひとつとして、ブランドが統一されていないことがあるのではないか。

前述のクロフォードはリゾートホテルだが、札幌ではビジネスのJRイン、シティの「JRタワーホテル日航札幌」、この他スーパー銭湯を併設する「ホテル弥生」がある。旭川には国鉄ホテルグループの名残り名称である「旭川ターミナルホテル」、運営協力をしている美瑛の「ホテルラブニール」、そして帯広には「日航ノースランド」だ。

同じJR北でも経営会社が複数存在し、簡単にいかない理由もあると思うが、たとえば現在使用している「JR北海道ホテルズ」名称を前面に打ち出したり、ビジネスとシティはブランドを統一にするなどすれば認知度も高まるのではないか。勿体ない気がする。

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札幌グランドホテルが建て替え、こちらも外国人&富裕層向けへシフト

'03.12北海道 096                                                                本館客室から道庁をのぞむ

札幌グランドホテルや旭川グランドホテルを運営するグランビスタホテル&リゾート(東京、佐々木成人社長)は2日、2015年度にも約100億円を投じて札幌グランド本館の建て替え工事を開始する方針を明らかにした。また、同年度にも本社を札幌に移すことを検討している。 (2/2付 道新)

札幌グランドホテルは1934年(昭和9年)開業。66年建設の本館をはじめ、別館、東館の3棟があり、合計客室数は561室。2009年度の売上高は約53億円。

設備投資は富裕層向けに高級化を図るのが主なねらい。本館(163室)は解体した上で建て替え、耐震性を向上させる方針。標準的な22~25平方メートルのダブルルームを2倍近くの広さにする。18年度のオープンを目指す。これに先立ち13年度から3年計画で東館(302室)の客室を改装。2部屋を連結して1部屋にするなど、全体の客室数を300程度に減らす考えだ。

 

札幌グランドホテルは市内でも最老舗のホテルだ。石炭で栄華を極めた「北炭」(のちの三井観光開発)が北の迎賓館としてつくったホテルであるが、建物は老朽化、市内のホテルも過剰状態だ。親会社であった三井観光開発に代わり、投資ファンドの大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメントが筆頭株主となり、グランビスタが経営に。ホテルの雰囲気も同グループの札幌パークホテルとともに随分と変わってしまい管理人は少々がっかりしていた。

今回の建て替えでは、商業施設のほか、医療検診や治療を目的に来日する外国人客を見込み、医療モールの誘致を想定しているという(国が医療滞在ビザ発給をはじめる)。広い客室とあわせ、ターゲットは外国人観光客や富裕層であり、団体依存から個人客へシフトをした格好だ。

札幌駅周辺には2014年に帝国ホテル進出が噂されており、これまで札幌にはなかった富裕層向けの豪華ホテルになるという(このニュースに関するブログはこちら)。今年3月には札幌駅と大通を結ぶ地下道が完成するので、グランドはその恩恵を受けることができる。先週、管理人が宿泊をした京王プラザホテルも少しずつ客室の改造を進め、差別化をはかっているが、グランドももはやそのブランドに胡坐をかいていられない時代である。

札幌滞在中、グランドホテルはネットエージェントサイトで週末を含めシングル4,800円で出ていた。以前では考えられない料金である。空いているなら埋めてしまって飲食で稼ごうということかもしれないがこれではブランドの失墜である。

今後、国内人口の減少により、ホテル業界は海外依存が益々高まる。しかし、日本人客の評価が高くないことには空洞化してしまうことを恐れる(札幌はニセコではない)。現在の顧客も高齢化しており、いかに新陳代謝をはかることができるか。老舗シティホテルに共通するテーマでもある。

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トリップアドバイザーのホテルランキングで「ラビスタ函館ベイ」が上位入賞 健闘する系列ホテル

2011年01月17日掲 載

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口コミ型旅行ポータルサイト「トリップアドバイザー」の男女別日本のホテルランキングが発表された。このランキング、男女別の人気投票というところに特徴があるが男女共に1位に輝いたのが、沖縄・読谷村のホテル日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄である。

ランキングされたホテルは外資系や高級リゾート系が目立つが、函館市のラビスタ函館ベイが女性6位、男性4位に入っている。北海道勢ではJRタワー日航札幌が2位(男性)に入っているが、登場するホテルの中では料金がかなり安いラビスタは大健闘である。

ラビスタを運営するのは、ビジネスホテル・ドーミーインなどを経営する共立メンテナンスだが、今回のランキングでは男性13位にドーミーイン博多祇園、女性19位にラビスタ大雪山がランキングされており、ビジネスホテル系では唯一の登場である。

ラビスタ函館ベイの人気については、何度か拙ブログで紹介しているが、女性客を意識した客室やアメニティ、スパ、朝食バイキングなど女性の視点でホテルがつくられている。サービスが洗練されている訳ではなく、調度品もよく見ると安っぽいが、非日常的なプチ贅沢を味わえるところが魅力なのであろう(モントレー系と共通する点が多いがこちらの方が豪華)。

同系列のドーミーインも天然温泉付きのホテルが多く、こちらはビジネスマンの視点でホテルがつくられており、共立メンテナンスの運営するホテルは顧客満足度が高いようだ。管理人は地元経営のホテルを応援するようにしているが、ドーミーインは宿泊特化型ホテルチェーンの中でも際立っていると思う。

ところで、トリップアドバイザーのホテルランキングはなかなか面白い。「世界の汚いホテル」や「東西夜景のきれいなホテル番付」など読み物としても楽しめる。データとしての精度は不明だが一昔前の「地球の歩き方」のような口コミならではの面白みはある。

彼女の好きなホテルランキング

  • 1.ホテル日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄
  • 2.フォーシーズンズホテル椿山荘 東京
  • 3.東京ディズニーランドホテル
  • 4.ザ・ブセナテラス
  • 5.リッツカールトン 大阪
  • 6.ラビスタ函館ベイ
  • 7.リッツカールトン 東京
  • 8.ディズニーアンバサダーホテル
  • 9.ホテル日航東京
  • 10.マンダリンオリエンタル東京

    彼の好きなホテルランキング

  • .ホテル日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄
  • 2.JRタワーホテル日航札幌
  • 3.ルネッサンスリゾートオキナワ
  • 4.ラビスタ函館ベイ
  • 5.鶴の湯 温泉
  • 6.パークハイアット東京
  • 7.帝国ホテル東京
  • 8.グランド ハイアット 東京
  • 9.東京ディズニーランドホテル
  • 10.城山観光ホテル

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    新得町「トムラ登山学校レイクイン」・「ペアーレ札幌」など公共の宿の売却が相次ぐ

    2010年11月11日掲 載

    トムラ登山学校レイク・イン(新得町屈足546、飯山俊夫社長)は8日午前の臨時株主総会で、今年度末で会社を清算、温泉宿泊施設を帯広市の「ホテル十勝屋」(後藤健二社長)に売却することを承認した。施設所有者は町。売却額は土地と建物を合わせて3260万円で、売却時期は来年3月。(11/8付 十勝毎日新聞


    レイク・インは1991年に開設。町立の登山研修施設と第三セクター方式の温泉宿泊施設「湯宿くったり温泉レイク・イン」を持ち、株式会社のトムラ登山学校レイク・インが町の指定管理者となって運営している。 主な収入源である温泉宿泊施設は、ピーク時で売り上げ2億4000万円(93年度)、宿泊客数1万7600人(95年度)となったが、以降漸減。2004年度に初めて赤字に転落し、07年度まで4年連続で赤字が続いた。

    同施設は登山学校を併設しているので、トムラウシ山にあると思われがちだが、実際は屈足市街にあり、山の中の温泉は「トムラウシ温泉東大雪荘」の方である。管理人はレイクインには泊まったことはないが東大雪荘には泊まっている。新得町内には公共の宿が2軒ある訳だが、隣町・清水町の公共温泉宿・フロイデも民間に売却されたはずだ(営業しているか不明)。

    レイクインの開業は1991年、ちょうど豪華公共の宿&温泉掘削ブームの時期に建てられたものだが、登山学校というウリがあるにせよ宿泊施設としては最初から厳しかったのではないか。帯広の老舗・ホテル十勝屋が新たなオーナーになるとのことなので地域に根付いた宿として再生を期待している。


    また、社会保険庁改革の一環として売却、閉鎖された札幌市中心部の旧年金福祉施設「ペアーレ札幌」も来年4月にも、診療所10科が集まる「医療モール」として再開されることになった。

    ペアーレ札幌(北海道健康管理センター・札幌健康づくりセンター)は、旧社会保険庁が1999年に建設し、今年3月まで1、2階を船員保険北海道健康管理センター、3~7階をフィットネスクラブやホテルとして使っていた。年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)が一般競争入札で売り出し、今年7月に土地と建物を12億3400万円で落札。施設を取得した物流機器メーカーが約2億円かけて改装、オープンさせる。

    7階建ての建物の1、2階には内科や歯科、眼科、整形外科など10科が入り、医療モールになる。また、3~7階のフィットネスクラブとホテルは、大阪の旅行代理店の運営で再開する予定という。

    ペアーレは一度だけ泊まったことがあるが、なかなか至れり尽くせりの施設であった。レイクインとはケースは違うが、こちらも公共の宿・整理の一環である。公共系の宿の売却はまだまだ続きそうである。

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    東横インが顧客カードの入会金を社員が自己負担、社員を社員と思わない懲りない体質だ

    2010年10月19日掲 載

    フロント業務の長時間労働をめぐる労使トラブルが表面化している大手ビジネスホテルチェーン「東横イン」(本社・東京都)の四国にある一部店舗で、顧客会員カードの入会金を社員が自己負担で支払っていたことが、東横イン労働組合の調査で明らかになった。(10/19付 朝日新聞)

    同労組は「ノルマ達成のため上司から強制されていた。他店でも同様の行為があるのではないか」として再発防止を会社側に求めた。このカードは「東横インクラブカード」。公式ホームページによれば、入会金は1500円で、無料宿泊券(10泊で1枚)や割引などの特典が付く。

    労組の説明では、この店舗では部屋数と同じ数の新規会員獲得が毎月のノルマとされていたという。カード登録には宿泊客の写真も必要。穴埋めの際には社員自身の写真や雑誌のモデル、足りなければペットなどの写真も使っていた。架空の人名を登録したうえで、実在しない顧客のカードを作っていたという。

     

    それにしても懲りないホテルだ。2006年、建物の不正改造や障害者対策などで大目玉を喰らったのは記憶に新しいところだ。当時、オーナーの西田憲正氏はことの重大さを理解していなかったようで、人を食った記者会見をして、その後、謝罪をしたもののオーナー職を下りる羽目になっている。

    その後、コンプライアンス委員会などを立ち上げたようだが、事実上のオーナーのままで、そのワンマン体制ぶりは変わっていなかったのではないか。以前、西田氏の著書を読んだことがあるが、東横インは女性スタッフ(支配人)を登用し、特に離婚歴などがあり、人生経験が豊富にも関わらず、職に恵まれない中年女性を積極的に採用して、自ら彼女たちの手助けをして、社会貢献をしていると自慢げに述べていた。

    彼女たちは、母子家庭など厭でも頑張らざるを得ない環境におり、大変弱い立場にいる。東横インの雇用関係は、一見弱者救済をしているようみ見えるが、実際は行き場のない中年女性の弱みに付け込んで、薄給・各種手当もろくに出さずにこき使っていたともいえる。東横インの合理主義経営はビジネス的には参考にはなるが、人を大事にしない、法を遵守しないという反社会性が最大の問題である。

    長時間残業はざらであり、最近になり、やっと組合が結成されていた。今回のホテルカードの件は気の毒な話だ。全国のエリア会議や支店長ミーティングで、数字を発表させて、成績の悪い担当者を槍玉にしているのであろうが、サクラで会員を増やすなどという旧態依然としたやり方を押し通す企業風土には呆れてしまう。未だに西田氏が実権を握り、ある種の恐怖政治的手法で営業拡販をしているのであれば、この4年間全く変わっていなかった訳だ。

    この西田氏、著書の中で、社員研修に「内観法」を体験させると書いてあった。内観法とは「仏教の中の自己啓発のようなもので、過去を振り返り、自分の過去の想い出を、特定の身近かの人々との関係の中から、組織的に順序立てて、徹底的に調べてゆく」というものだ。管理人も内観法には興味があるのだが、この方に内観法を語る資格はないであろう。ひとつ間違えれば、従業員のマインドコントロールに繫がる。

     

    管理人は宿泊特化型全国チェーンホテルには厳しいことを書いているが、今回の事件はこれまでと本質が異なる。東横インにけなげに働く、女性スタッフが心から気の毒に思えてくる。東横インにはホスピタリティをビジネスとする資格はなく、管理人は二度と泊まることはないであろう。

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    じゃらんが手数料を値上げ 宿側、利用者どちらから見てもこれはマイナスだ

    2010年10月13日掲 載

    リクルート旅行カンパニー(冨塚優カンパニー長)は宿泊予約サイト「じゃらんnet」のシステム利用料(手数料)を来年4月1日に値上げする。現在、利用客がシングル利用(1人1室利用など予約人数と客室数が同数のケース)の場合に宿側から受け取る手数料は宿泊プラン料金の4%だが、これを6%に引き上げる。2人以上1室利用の場合の手数料8%は据え置く。(10/9付 観光経済新聞


    同時に新ポイント制度「じゃらん×ホットペッパーポイント」を導入。利用客に利用額の2%のポイントを付与する。ポイント相当額は手数料に加算していったん宿側に請求。利用客がポイントを使って宿泊した場合、使用金額を後日宿側に振り込み、清算する。

     「じゃらん×ホットペッパーポイント」分の2%を新たに手数料に加算するため、宿側がリクルートに支払う金額は、シングル利用の場合には4%から8%に、2人以上1室利用の場合には8%から10%にそれぞれ上がる。実質的に8%と10%の2本立てとなる。


    これまでネット系エージェントの手数料アップについては何度か意見を述べてきた。宿側から見て、ネット系は既存の旅行会社(リアル系)よりも手数料が安いことが何よりの魅力であったはずだ。最初に認知された「旅の窓口」(現在:楽天トラベル)は2-3%の安い手数料で、あっという間に宿泊予約の仕組みを変えた。

    その後、ネット系エージェントは玉石混交の時代を迎えるが、現在では淘汰され、楽天トラ、じゃらん、一休などとリアル系のJTBなどが競うようなかたちが続いている。今回のじゃらんの手数料アップは大幅なもので宿側からのクレームが聞えてきそうである。

    手数料の値上げはトップリーダーの楽天が先行するような形で行われていたが、今回、じゃらんが「ホットペッパーポイント」を付加するのは、楽天スーパーポイントを模したものではないか。もともとホットペッパーは美容院やエステ、飲食店などで使えるもので、それを宿側に最初負担させるのはおかしな話だと思う。


    ネットエージェントの魅力は価格にあったはずである。手数料が上がり、それが宿泊料金に跳ね返ってくればその存在意味がない。最近、宿側が「ベストプライス」と謳って自前サイトが最安値であるとPRしているものを見かけるがまだまだ少数。リアル系エージェントのサイトの方が安い場合も多々ある。

    巨大化したネットエージェント市場であるが、宿側も自衛策を考える時に来ているのでは?地域単位など独自のネットワーク構築や脱退も含めネット系に足元を見られず、依存をしない戦略を打つべき時期である。成熟したように見られる市場であるが、高値安定では困る。

    また、ネットエージェントも、「旅の窓口」が誕生した頃の初心を忘れないでもらいたいが、これだけ巨大化した市場であり、親会社が楽天とリクルートでは体質から云って無理な話であろうか。
     

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    風雲児?「北海道バム」が道民限定宿泊予約サイト「たいした北海道」を開設

    2010年10月02日掲 載

    沖縄県の観光情報サイト運営会社パムは札幌市に子会社「北海道パム」を設立し1日から、道内のホテルの安価な宿泊プランをインターネットで提供するサイト「たいした北海道」を開設する。 (10/1付 道新)

    たいした北海道」は道民限定の会員登録制。同社は、旅行代理店がキャンセルしたホテルの部屋を再販売することで格安価格を実現、通常価格より最大で85%ほど安く宿泊できるという。

    対象の宿は、札幌市中心部と定山渓温泉、洞爺湖、登別温泉周辺のホテル約60件で、今後道内全域に拡大するという。 同社によると、道民限定とすることで、本州の客のように航空券が取れなかったり冬場の欠航などで宿泊をキャンセルされるリスクが少なくできるメリットがあるという。


    このサイトを運営する北海道バムについては、先日の拙ブログ、「最安値レンタカー?北海道ツアーランドの例」のタイトルで、レンタカー比較予約サイトを運営する同社のビジネスモデルを紹介している。「北海道ツアーランド」とは、旅行会社各社の北海道ツアーの中でもっとも格安なものを探し出すポータルサイトだが、その中にレンタカー予約サービスがあり、ニコニコやちょいのりなどの格安レンタカー会社よりも場合によっては安い料金で利用することができる。

    道民限定宿泊予約サイト「たいした北海道」では、旅行会社からキャンセルされた客室を再販する、これまでにないビジネスモデルを構築している。レンタカーの場合も空車にしておくなら、割安でも販売をした方がレンタカー会社にとって利益になる。同じことをホテルでも実現をした訳で、飽和状態の宿泊予約サイトの中でも抜け穴的な存在と云える。

    北海道バムは要注目な会社であると先日のブログで書いたが、非常にニッチな部分に目を付けており、侮れない存在になりそうだ。管理人も会員登録をしてみたが、道内客限定であり、ここに市場があると同社では見たのであろう。実際、道内宿泊客の90%近くは道民なので、もっとも抑えなくてはならない市場であることを忘れてはならない。

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    帝国ホテルが札幌へ進出 抜け落ちていたエグゼ型高級ホテル需要

    2010年09月25日掲 載

    国内高級ホテルの代表格である帝国ホテル(東京)が、札幌市中心部に進出を検討していることが25日、分かった。三井不動産(東京)が札幌駅前通に建設する「札幌三井ビルディング」(中央区北2西4)に入る方向で、年内にも正式決定する方針。早ければ2014年度に開業する見通しだ。 (9/25付 道新)

     札幌三井ビルは地上36階、高さ185メートルの道内一の高層ビルとなる計画。低層階は商業テナント、中層階はオフィスで、高層階に帝国ホテルが入る。詳細は今後詰めるが、国際会議など大規模なイベント用スペースは設けず、宿泊に重点を置いて営業するもようだ。

     三井不動産は当初、同ビル開業を12年春として、外資系を含むホテル数社と交渉していたが、08年のリーマン・ショック後、商業テナントや観光需要が激減。本体工事の着工を先送りしている。ただ、札幌には世界的に知られるホテルは少なく、増加するアジア富裕層の観光客をはじめ「高級ホテル需要は多い」(業界関係者)とされる。このため、帝国ホテルは進出の検討に入ったとみられる。 (以上道新)

    昨日の拙ブログでもまもなくオープンするホテルの話題を取上げたが、道新の記事とおり札幌市内に超が付くような高級ホテルが存在しない。一時、ウエスティンが進出する話が出ていたが最近はウワサを聞かないので立ち消えになったのか。

    帝国ホテルはオークラ、ニューオータニと共に元祖・御三家と云われるホテルだ。オークラとニューオータニは既に札幌へ進出済みだが建物も古く、超が付くような高級ホテルではない。グランドやパーク、JRタワーにしてもオフシーズンであれば出張旅費枠程度で泊まれ、これだけホテルがあるにも関わらずエグゼクティブクラスのホテルが抜け落ちているのだ。やはり、コンベンションに比重が置かれ、VIP個人客を受け入れるという発想に乏しかった気がする。

    福岡や名古屋クラスの都市では、一人2万~3万クラスのホテルがあるが札幌には存在しなかったのがむしろ意外だ。温泉ホテルでは鶴雅のようにひとり3~4万円クラスの宿が数多くできてるが、シティホテルは抜け落ちていた。

    過当競争で需要が減っている宴会部門を置かず、外資系ホテルのように宿泊客に特化するのは間違っていない戦略である。期待のアジア富裕層がどこまで来るのかは未知数であるが、国内中高年層の需要もあるはずである。

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    すすきの駅前通(中島公園)にベストウエスタンホテルが10月1日開業

    2010年09月24日掲 載

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    上 ベストウエスタン中島公園ホテル 下 斜め前には建設が中断中のホテルが

    リーマンショック以降、札幌市内の新設ホテルの数は減っているが、それでも今年に入り何軒か開業している。6月には札幌駅近く元第2ワシントンンホテル跡地に「三井ガーデンホテル」がオープンした。また、建設が中断していたが、ススキノのど真ん中には「ホテルルートイン札幌すすきの」が開業している。

    そんな中、駅前通りススキノの外れに「ベストウェスタンホテル札幌中島公園」が10月1日に開業する。ベストウエスタンは世界80カ国に4千軒以上のホテルを展開している中級ホテルチェーンだ。コンフォートホテルのチョイスグループと同レベルであるが国内ではベストウエスタンの方が高級感がある印象だ。

    札幌では駅北口にある「ベストウェスタンホテルフィーノ札幌」(2010年2月に改名)が同グループであるが、ベストウエスタンはあくまでもブランドなのでホテル運営会社は数社ある。

    ベストウエスタン中島公園は全客室が30㎡というから市内でもトップクラスの広さである。価格も手頃であり、一定の支持を集めるのではないか。このホテルの斜め前にあるホテルは建設がストップしているが、正面にあるホテルもだいぶ昔、高級ホテルとして作られたものの10年以上空いていて、現在ではラブホになっている。

    ススキノから中島公園にかけてはホテルの激戦区のようである。管理人はチェーン系ホテルは極力泊まらないようにしているが、ちょっと気になるホテルである。

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    新ホテルの前には超高級ホテルとして作られたが開業せず今は別の目的のホテルがある

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    潜在需要が高そうなビジネスホテルの家族・グループ向け客室 函館のホテルの事例から

    2010年06月14日掲 載

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    5人まで利用できるファミリールームと和室 36㎡とかなり広め


    先日、函館へ行った際、以前拙ブログで『駅前旅館の流れを汲む地元ホテルの新たなる挑戦』と題し、紹介をした「ホテルニューオーテ」に泊まってみた。ホテル過剰の函館で生き残る道として、ターゲットをビジネスではなく、「家族・グループ」へ目を向けて、客室の大改装に踏み切ったことを紹介したが、どうやらその狙いは成功したようだ。


    かつては地方都市へ行くと駅前旅館や割烹旅館など「旅館」と呼べるものがどこにでもあったが、今では壊滅状態に近い。それに代わってビジネスホテルが幅を利かすようになり、最近では出張客だけではなく、観光客や家族連れもチェーンホテルを利用するようになった。都市部では旅館を探すのが困難になって来ており、宿選択から忘れられかけているが、和室や家族皆で過ごしたいという希望は潜在的には高そうである。

    大浴場や温泉がなくても和室であれば、すぐに靴を脱ぎ、大の字になれる。和室を備えているビジネスホテルは多くはないが、それでも数室程度持っているところは結構ある。しかし、その情報はなかなか表に出ない。宿泊予約サイトで検索をしても、和室でひっかかることは稀であり、たとえば3人一室利用で調べても札幌など大都市でもまず出てこない。ホテルが和室を設けるのは高齢者やバリアフリー・家族連れなど対策でやっているのであろうが、『情報』が表に出て来なければ意味がない。

    ビジネスホテルではツインルームすら少なく、3人部屋があるところはエキストラベッド利用かスイートがあるようなシティホテルになってしまい料金も高くなる。折角、観光で家族で来ても団欒して一緒に過ごせる部屋がある宿がない。ニューオーテはそこに目を付けた訳だが需要は確かにあったのだ。


    社長に聞くと、ネットやクチコミなどで週末や夏休みはすでに埋まっており、前年比を大幅に超える勢いだと云う。社長の言葉からは、「発想の転換」、「閉塞感からの脱却」、「地元の逆襲」などいろいろなフレーズが浮かんできたが、ヤル気とアイデア次第で、古くからある地場のホテル(宿)でも頑張れることを実証してくれた。

    このニューオーテは朝市入口にあり、建物は古いが、昭和チックなフロントとロビー、家族風呂などもあり、旅館とホテルの機能をミックスしたようなところだ。スタッフもチェーン系とは違い人の温もりがある対応。ベテランスタッフは親切丁寧であった。

    今回、改装されたのは一部の客室だが、今後に期待したい。

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    函館駅から見た「ホテルニューオーテ」と懐かしいかんじのロビー

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    激化するビジネス客向け宿泊プラン、高価なQUOカード付きはいかがなものか

    2010年06月03日掲 載

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    サラリーマンが出張をする際、いかに安く上げるかも能力のひとつかと思う。管理人は組織を離れてだいぶ時間が経ったが、経費削減の折、以前ほど自由裁量も効かず、”ささやかな抵抗”も難しくなってきているようだ。

    経費を浮かす為、まず考えるのが交通費の節約だ。新幹線チケットを金券ショップで購入するのは昔からある方法だが、今ではJRのネット購入の方が安い場合が多く、節約しても数百円レベルなのであまりメリットはない。以前、管理人の勤めている会社に小さな旅行会社が入っていたが労力を考えればそちらに手配を任せた方がよい。

    問題は航空券だ。多くの企業で交通費精算は領収書を必要としなかったのを良いことに、各種割引航空券で購入し、普通運賃で請求していた輩も多いのでは。いちばん問題なのはホテル付きのパック商品で出張に行く連中だ。たとえば東京から札幌まで一泊で行った場合、パックなら季節にもよるが、2万円台から4万円台といったところであろう。これを普通運賃とホテル代を個別に請求すれば7万円は超えてしまう。出張旅費が4万~2万程度は浮く訳で、これを利用している読書も多いのでは?

    先日、千歳線が止まり、慌てて札幌市内から空港までタクシーを飛ばした客が多かったと聞くが、もし飛行機に間に合ってもタクシー代で大損のはずだ。これで飛行機に乗れなければパックだと変更が効かないので「安物買い・・・」ということになる。

    しかし、最近では締め付けが厳しくなっている。航空会社の指定(道庁とエアドゥなど)や企業と航空会社が法人契約を結ぶことで、交通費精算にタッチできなくなっている例も多い。また、交通費も領収書付きで請求する組織が増えているのではないか。

    こうなってくると浮かせるのは宿泊代だけだ。そのせいか最近、驚くような宿泊プランが登場している。多くがビジネスホテルであるが、ネット予約の利点を活かした様々なものがある。

    たとえばVOD無料、ビール&つまみ付き、朝食付きだが領収書には宿泊料のみ記載、ランドリーワイシャツ付き、タクシー券付きなど。少しエスカレートすると自宅へのお土産付き、マッサージ付きなどホテル側も涙ぐましい企画を次々に登場させている。

    その中で少し問題だと思うのが、金券付きのプランである。 QUOカードやグルメカードなどで500円、千円、中には3千円、5千円付き宿泊プランというものもある。

    宿泊料金の中で金券カードは含まれており、たとえばシングル7千円で3千円のQUOカード付きのプランの場合、実際の宿泊料金は4千円である。翌朝発行される領収書には「宿泊代」のみ記載されており、「朝食付きですが領収書には宿泊料のみ記載」プランが可愛く見える。

    金券カード付きのプランはキャッシュバックと同じであり、ホテル側から見れば顧客獲得のため、瀬に腹は変えられないであろうが、これを利用する出張族は良識が問われると思う。QUOカードで会社用へのお土産を買うなら許せるが、これを飲食代に充て、会社へ日当や夕食代として請求すれば問題である。

    高価な金券カードやお土産、マッサージなどのプランを出しているホテルは、宿泊費が安いところが多く、マックスでも1万円以下と会社の旅費規程に触れないレベルに抑えているところが多い。


    今はすべてが実費の管理人から見れば、羨ましい限りだが、高金額の金券カード付きプランで予約するのは抵抗がある。良識の問題ではないか。

    もし、自分の社員(部下)が黙ってやっているのがばれれば、反省文かその金額分のお土産を同僚に配れと言いたくなる。

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    最近減っているホテルのバーと札幌ホテルバーを評価する

    2010年04月21日掲 載

    シティホテル宿泊の楽しみにホテル内のバーでの軽く一杯がある。特に知らない街、また疲れて外へ出る元気がない時、ナイトキャップ代わりになる。宿泊者限定のお得なプランなども多いので使い方によってはリーズナブルなホテルバーである。

    ところが最近、ホテルのバーが減っているのだ。特に新しく出来たシティホテル、外資系ホテルは専用バーがあるところが少なく、ラウンジ兼任が多い。都内のホテルではシガーバーは増えているが、オーソドックスなバーは減っている。

    以前は東急インやワシントンチェーンのようなビジネスホテルでもバーを併設しているところが多かったが、最近は宿泊特化型ホテルが増えて、バーどころが飲食店も入っておらず、あったとしてもテナント型が多い。なのでビジネスホテルで軽く一杯は不可能な時代となった。

    どうしてホテルバーが減ったのか理由を考えてみた。

    ①営業が夕方からなので昼間は閉まっており、採算性が悪い。
    ②バーテンダーは特殊技能者なので人材の確保が難しい。
    ③場所柄、何杯も飲む客が少なく客単価が意外と低い。

    想像で箇条書きしたが、収益性を重視する外資系ホテルなどは終日利用できるラウンジに併設することでお茶を濁しているのではないか。今後もホテルバーは減ってゆくことが予想される。

    管理人は規模が大きなバーよりはカウンター中心のような小さなバーが好きだ。また、レストランに併設しているようなウエィティング・バーも待ち合わせなど気軽に使えてお気に入りなのだが。

    北海道のホテルバー事情はどうであろうか。道産子バーテンダーはコンクールでの優勝が多く、全国的にもレベルが高いと云われている。やはり、ススキノがあるせいか。島国なので人材の流失も少なく、Uターンも多いのかもしれない。


    札幌のシティホテルも老舗ホテルは独立したバーを持っているところが多い。京王プラザホテル「クロスヴォールト」は1階だが長いカウンターがあり、広い割には落ち着く。最近は女性バーテンダー(?)が何人か入り、雰囲気が変わったらしい。

    札幌グランドホテルは唯一2ヶ所のバーがある。さすが老舗である。系列の札幌パークホテル「パーククラブ」は会員制だが宿泊者は誰でも利用できる。地元財界のサロンといったかんじである。

    ホテルニューオータニ札幌「バーオークルーム」はこじんまりしており、隠れ屋的な存在である。オータニ自体が地味な存在だが、ひとりグラスを傾けるにはいいかもしれない。

    ホテルオークラ札幌「バーオークラ」は1階レストラン脇の中二階に独立したバー「オークラ」があり、ここは落ち着く。オススメだ。

    管理人はいちばん好きだったのは(過去形)、東急インのフレンチ「シャングリラ」に併設していたバーである。カウンターで8席程度のウエイティングバーであったが、札幌へ来ると夕食前にここで一杯やった。稚内出身のM君がつくるマティーニが美味しかったが、今はなくなってしまった。

    この他、行ったことはないが、札幌後楽園ホテル「ダンテ」、ロイトン札幌やルネッサンスホテル「ギャラリー」にも独立したバーがある。

    全日空ホテル、プリンスホテル、ノボテルなどはラウンジ兼なのでひとりナイトキャップというよりは同伴向けだが、アーサー時代からあるノボテルのバーラウンジ「バー トゥエンテーワン」のカウンターもよかった記憶があるが今はどうなったか。

    新設ホテルでバーがあってもおかしくないところを調べてみると、クロスホテルはラウンジ兼で日中から営業、メルキュールホテル札幌は専用バーと思しき「ル・セパージュ」がある。今度、覗いてみたい。


    今回、札幌シティホテルのバーサイトを見ていて気付いたのだが、どのホテルもボトルキープが東京と較べて大幅に安いことだ。たとえば、マッカラン12年がオークラで13,560円、オータニは同じボトルが11,500円とある。東京と比較して1万円程度は安い。ホテルバーは氷やミネラルは原則無料、キープ期間は三ヶ月だが、顔見知りになれば融通が利くところが多い。

    「ホテルのバーは安い」と言って物議を醸し出した総理がいたが(すでにあの人は今)、決して高くはないと思う。たまにはホテルのバーを利用してみてはどうであろうか。孤高な至福な時間を味わえる。

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    囲い込み戦略を進める「鶴雅グループ」、「定山渓ゆらら」を買収

    2010年03月25日掲 載

    宿泊業界道内大手「鶴雅グループ」(釧路市)の大西雅之社長は19日、札幌市内で記者会見し、北海道市町村職員共済組合から「ホテル新定山渓ゆらら」を譲り受けたことを明らかにした。全面改装を行った上で、今年7月に鶴雅グループのホテルとしてオープンさせる。同グループにとっては支笏湖温泉に次ぐ道央圏進出となる。(3/20付 読売新聞北海道版)

    本拠地の道東のみならず支笏湖など道央圏への進出を進めている「鶴雅グループ」が今度は定山渓に新しいホテルをつくる。公共の宿である「ホテル新定山渓ゆらら」を買収したが、これはなかなかいい買い物ではないか。

    「ゆらら」は1999年開業と定山渓の大箱ホテルの中ではもっとも新しいはず。立地は温泉街の反対側の高台にあり、静かでローケーションもよい。管理人は開業間もない頃に宿泊したが建物や館内の造りなどハードはなかなかのものであった。食事やサービスはあくまでも平均的な公共の宿であったが鶴雅ブランドに改造するには向いていそうだ。

    そういえば、最近の宿では珍しい卓球場があり、温泉仲間とビールを呑みながらラリーをした思い出がある。「ゆらら」自体は今月31日で閉館となる。

    定山渓にオープンする新ホテルは合計54室。通常の客室の面積は約42平方メートルとして、ゆったりした間取りにするという。購入と改装に要する費用はしめて約9億円。

    鶴雅グループの宿は評価が高いが、まだまだ道東のイメージが強い。一昨年、支笏湖観光ホテルを買収し、「しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌 」をつくったがあまり情報が入ってこないのが気になる。宿泊予約サイトのクチコミを見ると楽天が4.09じゃらんが4.4といまひとつといったところか。定山渓に新ホテルができることにより、グループの道央圏での囲い込み戦略がひとつ進む。

    今後の出店は登別や函館エリア(湯の川)か?

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    ゆらら客室から見た定山渓温泉街

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    低迷が深刻な北海道の宿泊施設、叩き売りと過剰供給で悪のスパイラルに陥っている

    2010年02月18日掲 載

    ホテルや旅館など道内宿泊業者の半数が赤字経営に陥っていることが、北海道経済産業局が初めて実施した実態調査から分かった。アンケートでは景気低迷による旅行客の減少と、価格競争による料金値下げがダブルパンチとなって、経営を圧迫している事情が浮き彫りになった。 (2/17付 道新)
    函館市内のホテル・旅館などの客室数が2年ぶりに1万室を下回った。市保健所によると、2009年末時点での客室数(ホテル、旅館、簡易宿所)は約9900室で、08年末に比べて1.6%減った。前年を下回るのは4年ぶり。観光客数の低迷が要因で、昨年だけでホテル1軒、旅館4軒が休・廃業した。(2/18付日経北海道版)

    昨日のブログで湯の川温泉の一部旅館が行なっている旬の食材提供に関して問題を提起したが、深刻なのは道内宿泊施設の利用者数減少と価格競争による利益率低下、それに伴なう宿の廃業である。

    北海道経済産業局が17日公表した道内宿泊業の経営実態調査では、道内87の旅館・リゾートホテル(調査対象は418事業者)の約半数が赤字経営と回答。昨年10月の調査時点の客室稼働率は52%で、全国平均の63%を大きく下回っている。

    また、2008年度の収益について、赤字としたのは44社(51%)で、黒字は29社(33%)にとどまった。14社(16%)は無回答だった。収益変動の要因では、客数の減少を挙げたのは46%で、料金値下げによる利益率低下としたのは18%であったと道新では報じている。


    さらに日経では函館の宿泊施設の不振についても記事にしている。函館市内では、北海道新幹線の開業を見据え、07年ごろから道外資本によるホテル建設が相次いだ結果、08年末には初めて、客室数が1万室を超えたが、景気の低迷などにより、函館市への観光客数は08年度には前年度比5%減の約456万人と、市が目標に掲げる500万人を4年連続で下回り、09年度も前年を下回るのは確実な情勢と報じている。

    市内では客室稼働率を上げるために価格競争が激化し、ホテル関連業界を取り巻く環境は激しさを増し、今年に入っても、1932年建築の銀行の建物を利用した「ホテルニューハコダテ」が宿泊部門を休業したという。


    まず、道内全体の数字で見ると、客室稼働率平均が52%で、全国平均の63%を大きく下回っている。北海道観光の低迷がそのまま稼働率低下に繋がっているが、低下イコール客室の安売りであり、空いているならば赤字覚悟でも販売してしまった方がよいということになる。旅行会社からは足元を見られ団体やパック用に言いなりで提供、個人向けの宿泊予約サイトでもダンピング合戦となり、自らの首を絞めることになる。

    上記で紹介をした函館がよい例である。新幹線開業を見込んで全国チェーンが多く進出して来たが、夏休みや週末もガラガラの状態。昨日のブログでも紹介したように、客室数が多い大箱温泉ホテルは空いているよりは埋めて土産物販売か何かで多少は元を取れればということで、叩き売りをしている。昨日紹介した高級旅館がキャンペーンを行なっている「地元漁協の旬の地元食材提供」などできる状況ではない。


    面白いブログを発見した。函館駅前にある老舗「ホテルニューオーテのオーナーズブログ」だ。このホテル(旅館)は懐かしい駅前旅館の流れを汲んでいるが、周辺の旅館が次々廃業をしていく中、奮闘してる宿だ。函館の宿泊施設の苦境について、適確な分析をされている。この内容は北海道全体に当てはまるので是非読んでいただきたい。

    函館に限らず、帯広、釧路、北見など道内の地方都市には道外から多くのホテルが進出したが、最近では撤退も始まっている。空き地だらけの駅前と中心街、ここに目を付けたファンドが次々とホテルを建てたが、リーマンショックと不況によるビジネス&観光客の減少、マーケットリサーチも適当に、ここぞとばかり進出したが待っていたのは空き部屋だらけの現状。古くからある温泉ホテルも旅行会社依存の他力本願から抜け出せず、食い合いが続いている。

    函館では、古い銀行を改造をした「ホテルニューハコダテ」が営業を停止した。辻仁成の小説にも出てくるが客室は狭いながらもバーは雰囲気がありよかった。過当競争のなか、函館らしいものがまたひとつ消えて行く。
     

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    ホテル客室から撮影、札幌でいちばんよく鉄道が眺められるホテルはどこだろうか

    2010年02月14日掲 載

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    京王プラザホテルから見た函館本線高架 「旭山動物園号」が待機中
    札幌ではあまり姿が見なくなった711系電車と「Sおおぞら」が待機

    鉄道ブームが高まる中、JR札幌駅直結のホテルが高層階客室を鉄道ファン向け「特等室」として売り出した特別宿泊プランが話題を呼んでいる。鉄路を一望でき、列車効果音のサービスまである凝りよう。果たして、鉄道ファンの心をつかみ、全国の駅直結ホテルのモデルケースになれるか。 (2/10付 道新経済web特報)

    鉄道ブームが続いている。通称「鉄ちゃん」も市民権を得て、最近は「乗り鉄」、「撮り鉄」、「葬式鉄」なるジャンル別の用語もテレビバラエティなどで頻繁に出てくる。過去の鉄ちゃん=暗い・自閉症・ダサいといったイメージが消えてきているのは嬉しいことだが、それだけオタクが市民権を得ていることであろう。今日14日は関西本線で、撮り鉄の”脱線事故”もあり、鉄ちゃんとしては少し複雑な気分であるが。


    本題に入るが、JRタワーホテル日航札幌が「鉄ちゃん」向けプランを2009年10月1日~2010年3月31日限定で実施している。 これまで札幌駅周辺のホテルでは鉄道ファン向けのプランを提供している。今回のプランがこれまでのものと異なる点としては、一歩踏み込んだ仕掛けが用意されていることだ。

    まず、ベッドマットに組み込まれたスピーカーから列車の走行音が聞こえるのだ。次に振動も再現され、寝台車の旅情も味わえるというもの。 窮屈な寝台車よりも、市内でも指折りのJRタワーホテルのベッドの方が遥かに豪華であるが、「トワイライトエクスプレス」のスイートといったところか。

    実は管理人、札幌駅周辺の高層ホテルは概ね泊まっている。どこのホテルから線路や車両が見やすいか私見を述べよう。まず、JRタワーであるが、東側(苗穂方面)と西側(ホーム&手稲方面)にプラン用の客室がある。以前、宿泊をした時は西側であったが、ホームの屋根が邪魔をして展望としては今イチであった。ここでは多くの特急列車の出入りが見れる東側がいいのではないか。また、道内一の高層ビルのため、列車自体がかなり小さく見えてしまうのが難である。模型感覚である。

    その他では懐かしの回転展望レストランで有名なセンチュリーロイヤルホテルが駅前だ。客室は北側と南側に分かれているが、鉄道が見れるのは北側。多くのシングルルームが北側だが、障害物が多く、意外にビューポイントが少ない。高層階で西寄りの部屋がよく見れると思われるが、これまで10回以上泊まっていて、当たったのは1,2回か。事前に確認をすると良いであろう。

    次は京王プラザホテル。実はここがいちばんよく見える。こちらも北側客室だが、真下が函館線の高架で障害物も殆どない。また、低層・高層関係なく当たりハズレがない。待機する特急列車や寝台列車を撮るならここである。また、大きくカーブをする手稲・小樽方面から来る電車も桑園あたりから確認できるので望遠を使ってもよい。特に夕景をバックにするのがお気に入りである。

    管理人は最初、偶然泊まったのだが、京王プラザ北側客室には1993年頃から数え切れないほどお世話になっている。京プラには「鉄旅プラン」もある。ホテル自体もよいのでおススメである。市内のホテルでは客室、食事、ホスピタリティを含めてトップクラスである。

    この他、ANAホテルやモントレも見れそうだが泊まった時はそちらの向きではなかった。北口ではホテルクレスト札幌が直下だが、かえって近過ぎ高層でないためダメであった。最近出来た京阪も近すぎる気がする。新札幌のシェラトンは線路と離れているが高層で、周囲に建物がないので面白い写真が撮れるかも・・・


    札幌以外ではどうであろうか。管理人が泊まった中でよく見れたホテルを列記する。

    ●函館 ホテルグランティア函館 函館ホテル駅前(おススメ) ロワジールは駅舎が邪魔になり、高層階以外はよく見えないと思われる

    ●旭川 旭川ターミナルホテル 位置によって富良野線や石北線の列車が見れる
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    ●釧路 釧路ロイヤルイン 客室によって帯広方面からの列車が見れる スーパーホテルとルートインも見れそうだが宿泊体験なし 北口のラスティングホテルがよく見えると聞いたことがある


    【参考】JRタワーホテル日航札幌「鉄學ノススメ」

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    旧札幌第2ワシンホテル跡地に道内初進出の三井ガーデンホテルが開業、

    2010年02月10日掲 載

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    JR札幌駅南口近くで建設中の「三井ガーデンホテル札幌」(札幌市中央区北5条西6)が6月2日、グランドオープンする。北海道エリアへの出店は初めて。建物は地上14階・地下1階で、客室数は247室。「NordLivina-札幌、心寛ぐ、旅先のリビングルームへ」をコンセプトに、「プライベート性の高い、デザイン性豊かな滞在空間を提供する」としている。(1/29付 札幌経済新聞

    景気の悪化により、札幌市内のホテル建設ラッシュも延期や凍結などが相次いでいたが、三井ガーデンホテル札幌は予定通りの開業となりそうである。ガーデンホテルブランドの道内進出は初めて。

    三井ブランドというと、道内では旧三井観光開発(現:グランビスタグループ)のアーバンホテル(現:ホテルコムズ)や札幌グランドホテル、パークホテルなどがお馴染みであるが、ガーデンホテルは三井不動産系であり、三井観光開発が外資本になった為、現在、両者の関係はあまりないようである。

    立地は北5条通、3年前に閉店をした札幌第二ワシントンホテルの跡地にある(明治安田生命から土地を賃借)。駅からも近く、センチュリーロイヤルホテルと京王プラザホテルのちょうど中間あたりに立地する。

    ホテルの設備を見ると、客室は18平方メートルと23平方メートルの客室が中心で、米サータ社製ベッド幅広ベッドにワイドデスクにワイドテレビ、加湿機能付空気清浄機、ズボンプレッサー、セーフティーボックス、映画・音楽など約100種類のコンテンツを楽しめるVOD(有料)や光回線による高速インターネット環境(無料)と、今時のやや高級志向ビジネスホテルの条件をクリアしている。また、最近のビジネスHには必須の大浴場「ガーデン浴場」(無料)も完備している。

    ガーデンホテルは開業時からワンランク上のビジネスHがコンセプトであり、シティホテルと変わらない客室であったため、管理人も何ヶ所かで泊まったが悪い印象はない。しかし、ガーデンホテルに限ったことではないが、最近のビジネHはどこも設備・サービスが画一化されており、無機質な印象が前より強まっている。快適なことに越したことはないが、味気なさをかんじるのも事実である。

    以前あった第2ワシントンホテルには1階にビアホールがあったが、駅前という場所柄、ホテル内で食事をする機会も多いと思われるので、特徴ある飲食テナントにも期待したいところだ。

    【ロケーション】
    ・JR札幌駅より徒歩4分、ビジネス・観光・ショッピングにアクセス良好な立地。
    【ターゲット】
    ・ビジネスユースを中心に、グループや家族、カップルなどのレジャーユースにも幅広く対応。
    【客室構成】
    ・広さ約18m2のシングルルームと約23m2のツインルームを中心に構成。
    【ホテル内施設】
    ・屋外庭園をのぞむ宿泊者専用大浴場を2階に設置。
    ・北5条手稲通に面した1階部分に賑わいを創出するレストランを配置。
    【デザイン】
    ・雪に描かれたシュプールをイメージしたホワイト系のタイルを基調にブラウンをアクセントカラーとした外観など、デザイン性の高い空間設計。

    【参考】三井不動産公式HP

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    09年国内ホテルCS調査発表、かなり納得行く評価ではないか

    2009年12月12日掲 載

    顧客満足(CS)に関する調査などを手掛けるJ・D・パワーアジア・パシフィックは11月26日、「09年日本ホテル宿泊客満足度調査」を発表した。全国のホテルグループ・チェーン141ブランドを対象に、宿泊客のホテルでの経験やサービスへの満足度を調べた。今回で4回目。今年8月にインターネット上で調査し、18歳以上の男女約3万3千人が回答した。(12/12付 観光経済新聞

    調査では、ホテルの提示する正規宿泊料や客室面積を基に▽3万5千円以上▽1万5千〜3万5千円未満▽9千〜1万5千円未満▽9千円未満の4部門を設定。予約や客室、料金など8つの要素を設定し評価を得ている。宿泊客の評価を基に、総合満足度スコア(1千ポイント満点)を算出しているといいもの。

    ●3万5千円以上のホテル
    1.ザ・リッツ・カールトン(4年連続1位)819
    2.帝国ホテル 773
    3.パンパシフィック 747

    ●1万5千〜3万5千円のホテル
    1.ロイヤルパークホテルズ(3年連続)740
    2.ホテルアソシア 735
    3.リーガロイヤル 714

    ●9千〜1万5千円のホテル
    1.リッチモンドホテルズ(4年連続) 725
    2.富士屋ホテル 692
    3.ホテルモントレー 686

    ●9千円未満のホテル
    1.コンフォートホテル 674
    2.スーパーホテル 674
    3.ドーミーイン 664

     
    最高級部門では外資系が圧倒的に強い。国内勢は帝国、オークラが部門平均を上回ったのみで、ザプリンスやニューオータニは平均以下である。外資系には逆風が吹いているが、国内の老舗にも頑張ってもらいたいところだ。

    1万5千円から3万円のシティホテルは偶然にも管理人のお気に入りが入っている。ロイヤルパークは全体に質感が高い。アソシアはJR東海系だが、JR系ホテルの中では評価が高い。また、リーガロイヤルは関西出張の際の定番であった。東京・早稲田のリーガも隠れ屋的で和食が美味しく、つい先日も行った。

    1万5千円以下のビジネス系となると、利用者の目的によって評価が変わってくるが、9000円以下の部門で平均点以下のホテルは、東横イン、チサンイン、アパ、アーク、アルファワン、ワシントンプラザ、チサンの順である。これは何だか納得してしまうデータだ。

    【参考】観光経済新聞詳細資料(PDF)

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    「天人閣」が民事再生、難しい立地条件と中規模旅館の運営

    2009年12月11日掲 載

    東京商工リサーチ旭川支店は10日、天人峡温泉(東川町)で最大規模の老舗温泉ホテル「天人閣」が民事再生手続き開始を旭川地裁に申し立てたと発表した。負債総額は約8億4000万円。同ホテルは手続きの間も営業を継続する。(12/11付 読売新聞北海道版)

     天人峡温泉については、8月の拙ブログ「天人峡温泉、素材のよい温泉だが改良の余地あり」で紹介をした。良い素材を持ちながらそれを活かしきれていない同温泉に対して書いたものだが、残念な結果となってしまった。

    発表によると、天人閣は1900年に創業し、ピーク時の1980年頃には年商約10億円を計上した。だが、景気低迷による観光客の減少などの影響で、昨年の年商は約2億6000万円にとどまっていたという。かつては、道内屈指の老舗温泉ホテルとして知られたが、2007年に無許可で沢の水を宿泊客の飲用水に使用し行政指導を受けたことなどから利用客が減少していた。


    天人閣だではなく、この温泉郷全体が厳しい状況なのではないか。その理由としては①大規模旅館がなく、層雲峡のような団体集客が難しい②逆にこじんまりした高級志向の宿もない③隣接する旭岳温泉のリニューアルが進み旅館施設の差がついてしまった③客室規模が100室以下の中規模旅館の集まりであり、もっとも経営が難しいカテゴリーの集まりである④料金は安いが宿に特長がないなどが挙げられる。特に天人閣は唯一客室数が100もあり、埋めるのは大変であったであろう。

    折角の旭山動物園効果を活かすことができず、エージェントから見ても扱いずらい温泉ではなかったか。本州の湯快グループや伊東園グループなどに入れば状況も変わっていたであろうが、北海道にはまだこのモデルはなく、歴史ある古い温泉なのでプライドや閉鎖性があったのではないかと想像する。

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    旅館で増える0泊2食付型日帰り商品、新たな需要の発掘となるか

    2009年12月10日掲 載

    温泉、昼食と夕食、客室休憩をセットにした「0泊2食」プランが道内の温泉ホテルでも広がっている。長引く景気低迷の中、宿泊するより割安で本格的な料理と温泉を楽しめることから、中高年層を中心に徐々に人気を集めている。 (12/10付 道新)

    今回、道新で紹介された0泊2食付きプランを実施しているのは、定山渓の名門旅館・章月グランドホテルだ。正午から午後9時頃まで客室を貸し出し、平日限定だが、9千円と通常料金の6割程度で提供している。この他、野口観光でも10月以降導入をしており、北海道でこのスタイルが定着するであろうか。

    0泊2食型のメリットは宿泊するのが難しい主婦のグループや自宅に帰って寝たいお年寄り(中高年齢層)などには魅力があるプランだ。また旅館側から見ても、朝晩の布団の上げ下げも必要なく、マンパワーを含め効率的な運用が可能となる。また0泊プランでお試しをして、次回は宿泊客として来るなどリピート効果も期待できる。


    0泊2食スタイルは5,6年前から関西で始まったとされているが、首都圏でもぼちぼち見かける。管理人は3年前に箱根・塔ノ沢温泉にある「福住楼」で体験をしたことがある。ここは大正時代に建てられた文人の宿とした知られ、客室数は僅か18。豪華ではないが、古い木造建築の宿が好きな方ならまずは気にっていただけると思う。

    福住楼は0泊夕食付きで、午後3時から8時まで利用が可能。部屋食で、早川の清流を聞きながら、帰るのが残念になる閑静な宿である。料金は8千円であったがHPで確認していただきたい(塔ノ沢には環翠楼というまたいい木造旅館があるがこちらはDX)。その後、機会がなく宿泊はしていないが、0泊プランでファンとなり、絶対泊まりたい宿のひとつとなった。女将が品の良い素敵な方だった。

    0泊2食付プラン、帰りの時間があるので、首都圏であれば箱根や熱海、札幌であれば定山渓や小樽方面などに限定されてしまうかもしれないが、泊まってみたい宿の下見として利用する価値もあるであろう。小樽・銀鱗荘も女性向けに入浴+懐石付きのパックを出しているが、男性でも行けるブランがあれば試してみたいと思う。

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    高い手数料に抵抗感、エージェントに対してもネット系重視へ

    2009年12月06日掲 載

    飯島綜研が全国の旅館を対象に実施した「旅行業に関するアンケート調査」によると、旅館の多くは旅行エージェントについて「営業戦略上欠くことのできない存在」と認めているが、8割以上が手数料に関しては「高い」と感じていることが分かった。また、9割近い旅館が改善を要望しており、「旅行業に対し、厳しい見方をしていることが浮き彫りになった」としている。(11/28付 観光経済新聞

    旅館の総入込客数に対する直間比率は、「エージェント扱い」が全体で56.6%、「直扱い」43.2%。直扱いの割合は規模が小さいほど大きくなっている。最近の傾向としては、大手からの送客が「増加した」とする旅館は8.5%だったのに対し、「減少した」は70.2%に達した。ネット系については「減少」はわずか2%で「増加」は83.7%と逆の結果になっている。

    エージェントの手数料に関しては、「高い」と答えた割合は大規模旅館が100%、中規模79.2%、小規模75%となっており、全体では9割近い旅館が改善を求めている。また、調査は今後のエージェント対策も聞いており、大手エージェントに対しては「提携を強化する」が36.2%あったが、「提携先を絞り込む」は34%、「弱める」も10.6%あった。「特に大規模旅館については『弱める』が15.4%もあることが注目される」と同綜研。


    エージェント離れは、大規模旅館を中心に加速している。高い手数料、カウンターでの商品知識のなさ、旅館側がエージェントに営業活動を行なっても売ってもらえない等(本来は旅館側がクライアントのはずだが)の問題がある。特に個人客中心の時代となり、団体送客は期待できないため、個人客に強いネット系エージェントにシフトをするのは当然である。実際、今回のアンケートでは、ネットエージェントについては「弱める」はゼロで、「強化する」が73.5%に上っている。

    ネットエージェントの手数料も今は決して安いとはいえないが、旅館の規模を問わず、利用者には情報が均等で紹介されるので、これまで無名であった宿が口コミ効果によって人気の宿になっているところは多い。

    また、「直扱い」だが、エージェント依存が少ない規模が小さい旅館は比重が大きいのは当然としても、今後規模が大きい旅館が生き残るのはいかに直扱いを増やすにかかっている。北海道でも複数の大手旅館チェーンがこの課題に取り組み始めているが、遅いという感は拭えない。直扱いの顧客は口コミが多いので、いかにファンづくりをするか、やみくもに広宣費をかけるのではなく、地道な積み重ね・イメージづくりが重要なはずだ。


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    十勝川温泉が札幌からの無料送迎バスを運転 宿泊付き直行バスにはガイドライン設定を 

    2009年11月26日掲 載

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    十勝管内音更町の十勝川温泉観光協会(林文昭会長)は、冬場の観光客誘致を強化する。平日に札幌市と温泉とを結ぶ週1便の無料送迎バスを来年1月下旬から2カ月間運行する。マイカー客が減る冬場に移動の足を確保し、宿泊客増につなげる。(11/25付 日経新聞北海道版)

    十勝川温泉には今年の2月に行った。実はこの時、札幌から直通バスを利用、といっても無料送迎バスではなく、一日1便ある帯広経由の十勝川温泉行きに乗ったのだ。この時の模様については3月のブログ「ポテトライナーに乗車 大盛況だが改良の余地あり」で触れている。内容が重複するが、十勝川温泉での停留所は一ヵ所で、管理人が泊まった十勝川第一ホテルへは徒歩7,8分かかった。厳寒の中、重い荷物を持っての移動は堪えた。

    今回、運行されるバスは、日経記事によると「十勝川モール温泉号」として来年1月26日から3月23日の間、JR札幌駅北口を毎週火曜日に出発し、十勝川温泉で2泊した後、木曜日に札幌に戻るというもの。人口が多い道央圏からの観光客、特に中高年女性らを誘致する。無料送迎は昨秋初めて実施。利用客数に応じて1回2、3台に増やし、3カ月間で宿泊人数は延べ約1470人に上ったという。

    十勝川温泉の試みは温泉街全体で行なうもので、JR路線バス利用だとアクセスが悪い同地に行くには助かる。また、もっとも空いている火曜~木曜の連泊用に設定しているあたり、掘り起こしにつながるかもしれない。


    ホテル旅館単位での送迎バスは珍しくないが温泉街全体で取組む例は珍しい。北海道はテレビCMを見てもおわかりの通り、札幌からかなり離れた場所へも無料送迎バスがある。野口観光カラカミ観光など洞爺・登別・層雲峡は完全無料で送迎、以前は湯の川・阿寒湖も条件付き無料であったと記憶しているが、最近はコストや旅行法の問題もあるのか、宿泊+バスの旅行商品として販売している。

    この無料送迎バス、首都圏や大阪圏でも増えてきている。東京発なら伊豆や北関東・信州などの温泉&リゾートへの直通バスが「無料」をうたい文句に走らせている。この温泉地への直通バス、法律的にはかなりのグレーゾーンで、完全無料以外にも往復3千円程度の料金を取るものもあり、そうなると旅行業資格がないと本来は取り扱えない(伊東園グループ湯快リゾートなどの大手はハウスエージェンシーのようなものがある)。

    自前の専用バスを使いただで送迎している限りは問題はないが、貸切バスをチャーターした段階で、有料・無料に関係なくグレーなってくる。無料を謳っている直行バス付き宿泊プランはバス代が乗っけられているはずで、温泉への送迎バスは曖昧な部分が多い。

    規制緩和で、ホテル旅館業に旅行業資格を与えて着地型ツアーなどが自前で組めるようになってきているが、宿泊付き無料送迎バスについても、何らかの指標・指導目標を設定し、出きることと出来ないことをはっきりさせる時期に来ているのではないか。

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    地域いちばんホテルとなった函館と釧路の「ラビスタ」を検証する

    2009年11月24日掲 載

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    「ホテルラビスタ函館ベイ」客室からの眺望と客室

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    「ホテルラビスタ釧路川」ツインタイプと眺望(海側)・ダブルルーム(街側)

    よく拙サイトを紹介していただいている函館発地域情報サイト「IZA Hakodadi」さんが「ホテルラビスタ函館ベイ」の人気の朝食について取上げている。函館ベイエリアの中心・安田倉庫跡に2008年4月に開業をした同ホテルは競争が激しい函館の宿泊施設の中でダントツの人気がある。何が利用者を惹きつけたのか、検証してみたい。

    まず函館市はこの3年ほどホテルの建設ラッシュで、年間400万人以上が訪れる観光都市と云えども、市場規模は越えている。おまけに深刻な観光不況に見舞われており、ホテル間のダンピング競争も激しい。かつては地域トップクラスのシティホテルであった函館国際ホテルロワジールホテル(元・ハーバービューホテル)クラスでもシングル5千円台はザラ。先日、じゃらんを見ていたら2千円台のビジネスホテルや何とカプセルだが千円ポッキリというものも登場(ホテルフィート函館です。元のホテルリッチ)、デフレ・観光不況もここまで来たかと云う感じである。

    私が初めて函館市を訪れた1988年10月、函館国際ホテルに2泊したが、当時の領収書を見るとルームチャージ(シングル)が8,500円、朝食が1,300円、その他バーやルームサービスを利用しており、しめて28,963円とある。やはりバブルである。

    ちなみに今日24日、函館国際ホテル本館のルームチャージは4,700円、レイトインアーリーアウトだと3,700円である。これに対して、ラビスタはルームチャージのみで7,150円、朝食付きで8,500円なので、かなりの差である(じゃらん23日検索)。

    オフ期の平日でこれだけ強気の料金設定には驚くが、ラビスタは値下げ競争に加わらない。それだけ稼働率が高いということだが、観光スポットに立地しているとは云え、それほどアクセスがよい訳ではない。この人気なぜか。実は道内にラビスタブランドのホテルは函館以外にも「ホテルラビスタ釧路川」、「ホテルラビスタ大雪山」と3箇所ある。大雪山はリゾート型だが、釧路は函館とコンセプトがほぼ同じだ。

    共通点を列記してみると①観光スポットの中心に位置する②客室からのロケーションがよい③展望型天然温泉を完備④女性好みの客室やアメニティ⑤朝食バイキングが人気など挙げられる。また、客室はシャワーブースのみが中心であり、スタッフ人数も含めて、見えないところで合理化が進んでいる。

    特にHAKODADIさんでも紹介をしている目の前で魚を焼いてくれる朝食バイキングには人気がある。品数やオカズが豪華という訳ではないが、地元の食材を小皿で取り分け、品数多く食べられるようにするなど女性ウケする内容だ。客室も同様で、特に函館はリゾート・お篭り系のような造りで、なかなかよく出来ている。実は調度品などは安物だが、一見高級感があり、騙される(満足する)マダムや若い女性も多いであろう。

    また、温泉が本格的なところもウリである。最近、ビジネスホテルに温浴施設は必須になっているが、ラビスタの温泉はスケールがでかい。特に函館は風呂の種類も多く、眼前が函館山と海。なかなか爽快である。駅前のルートインホテルグランティアや谷地頭と同じ鉄分が濃い茶色の塩泉だがとても温まる。

    ラビスタはドーミーインチェーン(共立メンテナンス)が経営しているが、ドーミーイン自体、温泉や個性的な客室を持つビジネスホテルで、アイデア力が抜群である。ドーミーインで培ったビジネスホテルの合理性とニーズを基に、ラビスタでは観光客やカップル、女性客を意識したワンランク上の宿泊特化型ホテルとなっている。館内は朝食施設のみで、飲食施設や宴会場なども存在しないいわばビジネスホテルの延長線上にあるのだ(函館はテナントレストランあり)。

    なお、最近小樽駅前に「ドーミーインプレミアム」が出来た。長く閉鎖されていた小樽国際ホテルを改造したものだが、独自性を出しているようなので一度泊まってみたい。


    国際ホテルのような泊・食・宴型シティホテルの苦戦を尻目に、ラビスタの好調は当分続くであろう。なお、管理人は函館は1回のみの宿泊(連泊)、釧路は3回泊まっているが、両者にはかなり設備面で開きがある(釧路はドーミーインと函館の中間位である)。

    それは、そのまま宿泊料金に反映されているが、釧路でも地域いちばんホテルとなっている。スタッフの対応などは、シティホテルと比較すると物足りないが、総合的に判断をすれば、人気が出て当然のホテルといえよう。

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    5万軒を割りそうな旅館、増え続けるホテル・・・しかし将来は

    2009年11月01日掲 載

    厚生労働省は27日までに、08年度の全国の旅館・ホテルの営業施設数と客室数をまとめた。それによると、今年3月末現在の旅館数は5万846軒、客室数は80万7697室となり、前年度に比べそれぞれ1449軒、1万4871室減少した。対して、ホテルは9603軒、78万505室で、161軒、1万4208室の増加。施設数では5倍以上の差がある旅館とホテルだが、客室数ではそれほど差がなくなりつつある(10/31付 観光経済新聞)

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    旅館軒数が来年には5万軒を割りそうだ。旅館・ホテル、簡易宿泊所(ペンション・民宿含む)、下宿を含めた「旅館業」の営業施設数は全国で8万4411軒。前年度比1155軒減だが、そのほとんどは旅館によるものだ。旅館の5割近くは赤字と云われている。多くが零細な家族経営であり、後継者がいないために廃業が目立つ。

    観光地や温泉地の旅館、駅前旅館なども含め、競争力のない旅館は、駅前シャッター商店街のように、著しい勢いで消えている。管理人は出張に出ても、少し離れた温泉地や駅前旅館など以前は敢えてチョイスして泊まっていたが、ホテルの機能性・利便性には勝てず、旅館宿泊数は減っている。駅前旅館などは殆どが開店休業のような状態だ。

    逆にホテルは増えており、客室数では既に旅館と拮抗している。ホテルがもっとも多いのは東京都で、以下、北海道の660軒、長野県の535軒、兵庫県の402軒と続く。もっとも少ないのは徳島県の35軒となっている。 北海道は旅館数でも静岡県の3661軒に次いで北海道の2844軒、客室数では5万3598室とトップになっており、観光立国の面目躍如といえよう。

    旅館は退潮傾向にあるが、大分県や沖縄県は増やしている。これらの県は観光が元気で、ニューツーリズムというべきものがある地域だ。旅館の淘汰は進むが、新しいスタイルの旅館も増えてくるであろう。また、現在は元気なホテルであるが、既に過剰供給に達しており、景気動向も考えても大都市部を除き、地方都市では淘汰が始まるのはでないかと予想される。

    これまで駅前シャッター商店街の空き地などに出店をしていたビジネスホテルであるが、最近では出店の延期や撤退も目立つ。今後、淘汰が進めば、新たな中心街の衰退が生まれる危惧もあり、危うい状況になっている。

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    北見東急インが来年3月で閉鎖

    2009年09月19日掲 載

    東急ホテルズ(東京、犬飼徳比児は17日、100%子会社の北見東急イン(小林秀樹社長)の営業を来年3月31日で終了すると発表した。東急ホテルズは「老朽化した施設の改修費と将来の事業性を考え、継続を断念した」と話している。(9/18付 道新)

    北見東急インに関しては昨年10月の拙ブログ「北見東急インが閉鎖、泊・食・宴型のビジネスホテルは時代遅れか」で触れたが、その後も営業は続けており、7月のブログ「元・北見東急の複合施設、一人立ちができるか」でも紹介をした。ホテルがある建物は、旧・きたみ東急デパート(現・パラボ)が入る3セクテナントビルだが、家賃だけで年間4300万円かかるらしい。


    北見東急インは1982年、北見駅前に開業。地上12階建て127室のビジネスホテルで、東急ホテルズによると、この1年余りの稼働率は50%台後半だった。 周辺には東横インやドーミーインなど宿泊特化型ホテルが増えて、経営を圧迫しており、さらにグループ企業の百貨店撤退もあり、閉鎖が噂されていた。

    東急インが入居するビルは、旧きたみ東急百貨店の2007年の閉店に伴い、関連会社から北見市に譲渡され、第三セクター「まちづくり北見」が管理運営。まちづくり北見は、ホテルの営業終了後については「白紙」としている。

    これで北見市から泊・食・宴型のホテルが消えることになる。次はどこの町か。

    【参考】北見東急イン公式HP営業終了のお知らせ

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    稚内全日空ホテルが売却を検討、三セクシティホテルに存在意義はあるか

    2009年08月12日掲 載

    稚内市が51.4%出資する第三セクター「稚内シーポートプラザ」(社長・横田耕一稚内市長)は、所有するリゾートホテル「稚内全日空ホテル」の事業譲渡に向けた検討を始めた。今年度末の累積債務が20億円に達する見通しとなるなど経営難が続いており、自力再建は難しいと判断した。コンベンション機能を持つ大型ホテルとしての存続と雇用の維持を前提に売却先を探す。(8/12付 日経新聞北海道版)

    昨年、稚内全日空ホテルの経営危機が表面化したが、実は三セクであったという事実を知り、拙ブログでもこのあたりのことは紹介をした。

    昨年4月、稚内市が2億8千万円の追加援助をすることで、当面の危機は脱したが、その後も赤字は増え続け、2008年度決算は営業収入が前年度比3.9%減の9億6700万円となり、1994年の開業以来初めて10億円を割り込んだ。純損失は1億4700万円、累積債務は18億8230万円に達している。ここ数年は年間売上高が4億円減少しており、09年度も減収傾向に歯止めがかかっておらず、事業譲渡へと大きくかじを切ることになった。

    このホテルの開業は1994年。ちょうど三セクによるホテルや温泉開発が盛んな時期であり、ANAによる東京-稚内の通年運航が実現したのがこの頃である。通年運航維持のため、稚内市が援助するかたちで首都圏から2万円以下の激安ツアーを毎年開催して名物になっていたが、これらもすべて稚内全日空ホテルと絡んでいる。

    ANAホテルからすれば、あくまでも「ブランド貸し」の運営委託であり、債務の大部分は稚内市が損失補償しているので、他のANA系ホテルが売却されたにも関わらず、ここは残っている。逆にマネジメント契約が数年残っており、「全日空の名前は残すことも含めて考えたい」と市長は述べている。

    行政がホテル運営に乗り出す、観光に力を入れている稚内市にとって全国ブランドチェーンに入るという意図も時代背景から考えれば理解できるが今は違う。財政問題だけではなく、観光を取り巻く環境、特に宿泊施設がこの10年で様変わりしてしまった。泊・食・宴型のホテルビジネスモデルが崩れかけ、稚内にも温泉付きの「ドーミーイン」などが進出。全日空よりもかなり安い料金で販売をしている。ANAの通年運航もいつまで維持できるかわからない。

    管理人は全日空ホテルブランドに拘る必要はないと思う。契約が残っているのであれば仕方ないが、利用者がANAやJALなどのブランドを頼って宿泊する時代は終わっている。その辺り、航空路線の問題とは切り離して考えるべきで、稚内市も気付くべきであろう。

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    お気に入り宿・湯駒別温泉(旭岳)「アートヴィレッジ杜季」がテレビに登場した

    2009年08月03日掲 載

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    先日の「自遊人の温泉宿大賞」に関するブログで、管理人のお気に入りの宿もいくつか紹介した。その中で湯駒別温泉(旭岳温泉)の「アートヴィレッジ杜季」を勧めたが、1日、テレビ東京系でオンエアされた「高速道路・鉄道・船で行く!夏の日本列島乗り放題お得旅」で、この宿が番組に登場した。

    番組では、千円ETC高速の旅などバラエティに富んだ交通手段を利用した夏休み旅行を紹介している。その中で、高速バスとフェリーをパッケージにしたお得なきっぷ「あさひかわ・ストーリー」を利用して、元TBSアナウンサーの山本文郎・由美子夫妻が旭川からバスを乗り継ぎ、「アートヴィレッジ杜季」に宿泊する模様が放映された。詳しいことは、たまたまフェリーに同日乗り合わせたK氏のブログで詳しく書かれているので参考にしていただきたい。


    管理人が、「アートヴィレッジ杜季」に宿泊したのは1996年と2001年なのでだいぶ前のことである。何も宣伝をしていなかったが、気になっていた宿で、東川の観光協会に問合せたところ、食事が美味しく、かなりのこだわり系とのこと。当日は料理講習会で無理と言われたが、電話で話しているうちに宿泊OKとなった。

    既に銀世界となった11月初旬ひとりで宿を訪ねてみた。建物はいたってシンプルで年季が入っている。後で聞くと国立公園内なので建築制限があり、元の営林署建物を利用しているという。雪道を慎重に運転しているとすぐに宿が見えてきたが、窓から男性がじっと管理人の車を注視している。何だか不安であったが、この方がオーナーの内藤さんでひとりで切り盛りされていた。無駄口は一切たたかず、最初は気難しい方かと思ったが、話をするとダンディズムのようなものを持たれた魅力的な人柄だった。

    ちょうど夕方、旭岳に夕陽が落ちようとしていた。オーナーは窓からじっと外を見つめている。管理人も一緒に眺めていたが、会話がいらない世界であった。男ふたりで夕陽を眺めるというのも異様だが、そこで人柄がわかった気がした。自ら撮った写真もいっぱい飾ってあるので、趣味色と自己顕示欲が強い宿かと思ったが全くそうではないのだ。

    オーナーは東京で和食料理店を経営していたが、旭岳に惹かれて移り住んだという。なので食事にはこだわりがあった。客は管理人ひとりにも関わらず、一品一品、コースで出してくれる。そして簡単な料理の説明だけして、その場から消えてしまう。そこに住んでいるはずだが、夜になると物音ひとつしない。個人宿では珍しく、客と宿主の距離があり、そのバランスが絶妙とかんじた。

    雪景色が気に入り、その後は3月に訪れたが手製の渓流沿いにある露天風呂はサイコウである。但し、客室は狭く、あまり期待しない方がよいであろう。

    テレビでは1泊2食で1万9千円と出ていたが、寛ぎを買うと思えば安いと思う。客層は登山や紅葉・花めぐり・スキーなどの目的ではなく、ただ空気を吸いに来るような人たちが多いと言っていた。今もそうであれば素晴らしい。テレビで荒らされないことを祈る。


    なお、高速バスとフェリーを利用した「あさひかわ・ストーリー」だが、商船三井フェリーと北海道中央バスでは、札幌行きの「パシフィック・ストーリー」、「ふらのストーリー」など同様の割引きっぷも発売している。

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    消え行くホテルのナイトテーブルとBGM

    2009年07月29日掲 載

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    正しい洋室とナイトテーブル

    最近のホテル客室は合理的に出来ている。目覚まし時計・空調調整ボタン・照明調整・果てはテレビから携帯の充電器までがベッド脇の壁に収納されており、部屋が広く使えるようになっている。ベッドサイズも大きくなり、高級ベッドや枕をビジネスホテルでも使用している。それはそれで便利で、結構であるが、管理人は無機質なかんじがしてどうも馴染めない。


    やはり、枕元には独立したナイトテーブルが欲しい。シングルかダブルルームならスタンドがひとつ、ツインなら二つあり、その下には、オーディオのスイッチ(AM2 FM1 BGM3が基本)、メッセージランプ、目覚まし時計、自動ではない温度調整スイッチ、フットライト、電話、厚いメモ帳とペン(それも良質なもの)があれば正しいホテルである。

    管理人は客室に入るとBGMを付ける癖がある。ところが最近のホテルにはこの設備がない。テレビのホテルチャンネルやCS、センチュリーロイヤルホテルのように440チャンネルの有線でBGMが聴けるところもあるが、ベッドに入った瞬間、クラシックやイージーリスニングを選択して、子守唄代わりに眠るのは気持ちがいいのだ。ガチャ、ガチャとボタンを選択する楽しみがなくなってしまった。


    余談だが、管理人が100回近く乗車している寝台特急「北斗星」のB寝台個室にも3チャンネルのBGMがある。寝台内の照明をすべて消し、外の灯りだけでBGMを聴くのは至福の時間である。マルチメディアの時代、選択も限られる無用の長物のようなBGMだが、自由があまりない環境の中で、居心地の良さを求めるのはある種の快感である。


    そういえば最近シティホテルでも冷蔵庫はカラのところが多い。ミニバーなども見なくなった。ルームサービスも縮小ややめてしまったところも多い。金額の高いホテルの冷蔵庫を使う客は少なく、自己申告なので伝票をチェックアウトの際に持っていかない輩も多く、ホテル側も困っているらしい。冷蔵庫どころか宿泊料金も払わずにトンズラする者も増えているらしく、最近ではチェックインの際に室料を支払うシティホテルも増えてきている。この国の民度は明らかに落ちている。


    確かに客室の快適性は増したが、オフィスの延長線上のようになってしまった。質感を求めるヨーロッパでも朝食がバイキングとなり、ビデ(初めて海外へ行った時、使い方がわからずとんでもない利用をしてしまった)があるホテルが無くなっているというが、地球上から「ゆとり」が消えて行こうとしている。古いものがいいとは言わないが、最近お目にかかる機会が減ったナイトテーブルとBGMを思い出しながら少し寂しい気持ちになっている。

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    ルートインが私的整理へ、飽和状態で曲がり角に来た宿泊特化型チェーンホテル

    2009年06月26日掲 載

    上田市で創業したビジネスホテル全国チェーンのルートインジャパン(東京)が、第三者機関の調整による私的整理の手法「事業再生ADR」での経営再建を目指し、融資を受けた金融機関と協議していることが24日、分かった。金融危機などの影響で資金繰りが急速に悪化したためで、金融機関に債務返済期間の延長などを求め、営業を継続しながら立て直しを図る。(6/25付 信濃毎日新聞

    これまで飛ぶ鳥を落とす勢いであった宿泊特化型ホテルだが、金融危機による資金繰りの悪化や宿泊出張の減少などで陰りが見えてきたようだ。今日は信毎の記事をペーストしたが、ルートインはもともと上田市の会社、長野県から全国へ展開をしていったホテルチェーンだ。当初は郊外ロードサイドが多かったが(北海道は白石が最初)、次第に駅前など中心街に出店、あわせて他のホテルチェーンとのM&Aを進め、現在、海外を含めグループ全体で222施設を展開している。

    事業再生ADRとは、民間の第三者機関を仲介役にして企業再生を図る手法で、実現には銀行など大口債権者の同意が必要となり、今後、金融機関との調整が不調に終わった場合は法的整理に移行する可能性もあるという。東京商工リサーチによると、今年3月末時点の金融債務は97機関で計939億円。今後、営業は継続し、予定通り出店も続けるという。


    ニュースの詳しいことはわからないが、宿泊特化型ホテルは東横インに代表されるような土地オーナーに代わってホテルを建て、運営委託を任され、売上げ配当をオーナーに支払う方法やFC展開,直営などに分かれるが、ルートインは直営が多いのであろうか。

    道内では、札幌や旭川、函館などに16軒のホテルを運営しており、特に、06年以降は釧路や北見、苫小牧など地方都市への出店を加速させ、09年3月の東室蘭駅前の開業までの間に、8軒を展開していた。 全国駅を降りれば、東横インとルートインが競うように建っており、その出店の早さには驚いたものだ。

    中心街の衰退を横目に、宿泊特化型ビジネスホテルの出店ラッシュが続いたが、市場的にも飽和状態であり、曲がり角に来ていると云えよう。他のホテルチェーンの動向と合わせ、注意深く見守りたいニュースだ。

    【参考】「ルートインの見解リリース」PDF

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    塘路湖の「ピルカトウロ」がヘイゼルグラウスに、地産地消はオーベルジュでなくてもいいのでは

    2009年06月15日掲 載

    標茶町塘路湖畔の食材供給施設「ヘイゼルグラウスロッジ・ピルカトウロ」が7日、グランドオープンした。同施設を営業するラグーン(本社東京、内海通代表取締役社長)は、道外からの観光客誘致とともに、町民にも親しまれる、地域振興の拠点としての運営も模索している。(6/11付 釧路新聞)

    塘路湖畔には一昨年まで三セク運営の「オーベルジュ・ピルカトウロ」があったが営業不振で閉鎖。その後、民間売却されると聞いたが、今月に入り、同じ標茶町内虹別で英国風ゲストハウスを運営する「ヘイゼルグラウスマナー」が同所を引き継ぐことになったようだ。

    旧ピルカトウロは、真狩村の「マッカリーナ」や四国の「オーベルジュ土佐山」など三セク型オーベルジュの成功が話題となり、地産地消ブームと重なり、オープンをした。しかし、利用者が少なく、建物・客室などもオーベルジュにしてはややお粗末。周囲の自然環境は素晴らしいが、ミスマッチの感はあった。

    管理人も2度ほど昼食で訪れたが、2度とも閉まっており、仕方なく近くの「茅沼憩の家」で入浴、ジンギスカン定食を食べて帰ってきて、全く予定が狂ってしまった。

    新しい運営者が経営する「ヘイゼルグラウスマナー」が英国風マナーハウスとして10年近い実績がある。一度、寄せていただいたことがあるが、オーベルジュほど畏まっておらず、しかし品のよい大人の空間といったところでまた泊まりたい好印象の宿である。

    今回、塘路湖ではオーベルジュではなく、「ロッジ」と名乗っているあたりにもコンセプトが伺える。料金も前施設や虹別と較べて手ごろになっている。

    それにしても他所でオーベルジュが成功したからと聞いて、同じものを作るというのは安易である。これではバブル期から90年代前半にかけて道内各地に出来た豪華公共の宿と掘削温泉のセットと変わらない。

    オーベルジュと名乗らなくても、美味しい料理を提供する小規模宿は世界各地にある。英国式のマナーハウス、欧州各地にあるペンション(民宿)、スペイン式のオスタルやパラドールなど各国独自の宿スタイルが存在するのだ。少し頭を捻れば旧ピルカトウロも違ったことになっていたのでは?管理人のイメージではドイツ風ペンションの「ガストホフ」であるが。

    先日、江差に出来たおこもり系宿記事でも触れたが、安易に流行に乗るのではなく、地域の特性・予算などから何が出来うるのか市場調査をちゃんとするべきであろう。三セク・民間を問わず道内にはかなりのオーベルジュが出来たが、現実と理想の間にかなりにギャップがあるように思える。


    1986年、勝又シェフが箱根につくった最初のオーベルジュ「オー・ミラドー」は時代的背景もあり、画期的、羨望のレストランホテルであったが、20数年が経過し、オーベルジュそのものが過度期に来ているような気がする。


    【参考】ヘイゼルグラウスロッジ・ピルカトウロ公式HP

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    札幌市内ホテル、開業の延期や事業の白紙が相次ぐ

    2009年05月27日掲 載

    札幌市内でホテルの開業延期や建設計画の白紙撤回が相次いでいる。景気後退に伴いビジネス客や観光需要が冷え込む一方、すでに170棟近いホテルがひしめき合う市内では、開業しても収益確保が難しいためだ。6月には新たに2ホテルが開業し、宿泊料金の引き下げなどの集客競争も激しさを増しそうだ。(5/27付 日経新聞北海道版)


    昨日のブログで札幌市内の新設ホテルの話題をお伝えしたが、開業が延期になっているススキノ地区のホテルなどについて、今朝の日経新聞が詳しく伝えている。やはり、客室供給過剰と金融危機の影響が大きいようである。以前、ウエスティンホテルが市内に開業する話があったがどうなっているのであろうか。

    (以下、日経新聞記事から抜粋)

    ススキノ地区の中心部に今春、完成した中層のビル。1階でコンビニエンスストアが営業するのみで、フロアの大半は埋まっていない。このビルでビジネスホテルを計画していたルートインジャパン(東京・品川)は「開業時期は未定」と話す。同社は旭川市内で計画していたホテルも開業未定としている。

    不動産ファンドのダヴィンチ・ホールディングスがやはりススキノ地区で今夏に予定していたホテルの開業もメドがたっていない。16階の建物自体はほぼ完成しているものの、「ホテルの運営事業者が見つからない」(地元関係者)もようだ。

    不動産開発会社の価値開発と大和ハウス工業が狸小路商店街近くで建設を計画していたビジネスホテルも、現在は白紙となっている。

    年間の観光客数が1400万人の札幌市は国内有数の観光地。出張などのビジネス客も多く、ホテル側には「魅力的なマーケット」(ダヴィンチ)だった。だが、昨秋以降の世界的な金融危機で宿泊需要が減退。当面はホテルを開業しても収益確保が難しいと判断し、延期などで観光客などの回復を待つ状況だ。

    景気後退による開発主体の経営破綻が、開業に影響する例も出ている。昨年11月に会社更生法を申請した東京の建設会社、オリエンタル白石は札幌市内でのホテル建設を中断している。

    ホテルチェーンのサンルート(東京・豊島)の運営で今秋には開業する予定だったが、「年末か年明けにずれ込む」(オリエンタル白石)見通しという。

    札幌市内のホテルの客室数は約2万3000室に達する。すでに「供給過剰」との指摘もあり、観光シーズン以外の冬場の閑散期の値引き合戦も常態化している。開業延期などの動きの一方、不動産ファンドなどの資金流入で地価が比較的高かった時期に計画が進んだホテルの新規開業も、このところ市内で相次いでいる。

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    メルキュール、京阪など札幌に新しいホテルが開業

    2009年05月26日掲 載

    6月から本格的な観光シーズンを迎える札幌だが、新たに二つのホテルが開業する。

    まず、外資系アコーグループの「メルキュールホテル札幌」(札幌市中央区南4条西2丁目)が6月1日にオープンする。場所はススキノのど真ん中、36号線線沿いで、「エンペラー」があった場所で、隣が「第一ススキノグリーンホテル」である。メルキュールブランドの国内出店は銀座・成田に続いて3軒目であり、アコーグループの道内出店は、「ノボテル札幌」に続いて2軒目。外資系ホテルとしては、比較的廉価な中級ホテルである。


    また、6月6日には「ホテル京阪札幌」(札幌市北区北6条西6丁目1番)がオープンする。京阪グループの「宿泊特化型ホテル」としては近畿圏外初の出店となる。ホテル京阪各店が、関西地区において、客室稼働率で、エリアトップ(ホテル協会加盟ホテル)を争っているが、知名度が低い北海道でどこまで支持を得られるか。これで札幌駅北口はホテル激戦地区となり、すでに価格競争が起きている。


    参考までに6/8(月)宿泊でメルキュール、京阪両ホテルの最安値を調べてみた。ホテル公式サイト、じゃらん、楽天トラベルの3サイト比較で、メルキュールが8,500円(シングル)、京阪が「おけいはんスペシャル」と銘打ち4,800円で提供している。メルキュールはアコーグループサイトで、最安値宣言をしているが、今回、両ホテルとも公式サイト、ネット予約サイトとも価格は同一であった。

    それにしてもアコーのサイトはワールドワイドの雛形をそのまま日本で使っているため、わかりづらく、時間もかかる。このwebサイトではきびしい。せめて独自ドメインの独立したホテルサイトを作ってもらいたい。


    ススキノ(南5西5の13の1)のSEGAゲーセン跡地に建設中のホテルも6月オープンと聞いたが、全く情報が入ってこない。

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    鶴雅が支笏湖観光ホテル跡地に高級ホテルを開業 

    2009年05月15日掲 載

    鶴雅グループの鶴雅観光開発(釧路市、大西雅之社長)が昨年購入した支笏湖温泉の旧「支笏湖観光ホテル」の改装工事が終了し、十五日に中長期の療養滞在向け高級リゾート「しこつ湖鶴雅リゾートスパ 水の謌(うた)」として新装オープンする。 (5/13付 道新)


    しこつ湖鶴雅リゾートスパ 水のうた」は鶴雅グループはじめての道央進出のやど。昨年3月、経営難だった支笏湖観光ホテルを買収し、「美と健康」をテーマにした滞在型高級ホテルを完成させた。


    客室数は53で宿泊料は1万8千円から5万5千円。全室にマッサージチェアを導入し、本格的なスポーツジムやエステ施設、ミネラルウオーター約30種が楽しめるバーなどを整備するなど新しいコンセプトを導入している。


    鶴雅グループは阿寒湖を拠点に営業拡大をしており、最近では網走湖やサロマ湖のホテルを買収、また、屈斜路湖畔にオーベルジュを開業させるなど積極展開をしている。 旅行会社や宿泊予約サイトでの評価も高く、各調査でも1位を獲得している。

    オーナーの大西社長は北海道の”観光カリスマ”としても有名だが、念願だった道央エリアへの進出。支笏湖はロケーションやアクセスなど鶴雅の営業哲学に向いている場所だと思う。

    鶴雅の道東での客単価は2万円を超えているが、このエリアでの業務拡大には限界がある。空港にも近く、道外客をターゲットに出来る支笏湖は魅力的だ。稼働率は期待できそうだが、連泊・滞在型客をどこまで獲得できるかがカギか。客層は違うが、同じ支笏湖の国民休暇村はバードウオッチングなど自然と親しみたい滞在型の客が多いと聞いたことがある。

    それとひとつ気になったのは宿のネーミングだ。まず長すぎて抽象的過ぎる。最近のやど名の特長だが、管理人はシンプルで、普遍的なものの方が好きだ。また、支笏湖を「しこつ湖」と表記しているのも気になる。十分に認知されている地名なので安っぽくかんじてしまう。


    先日、テレビのドキュメンタリー番組で鶴雅の特集を見た。なかなか緊張感のある職場であったが、大西社長が銀行出身のせいか、朝礼などの雰囲気が金融機関のようであった。完璧なおもてなしを求めるのはいいが、もう少し、おおらかさがあってもいいのではないかと思ったりした。

    あの値段なら完璧さは求められるが、北海道らしいおおらかさと高品質感をいかにバランスを取っていくかが今後の北海道観光全般の課題かもしれ知れない。

    【参考】「支笏湖の宿買収が続く、ターゲットは道外観光客か」(拙ブログ)

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    ビジネスホテルランキング1位に「スーパーホテル」、宿泊特化型が上位大半を占める

    2009年04月01日掲 載

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    1位となったスーパーホテル 写真は釧路駅前のスーパーホテル バスターミナルと兼用

    オリコン・リサーチは先ごろ、過去3年以内にビジネスホテルに宿泊した全国の20歳以上の男女3066人を対象に調査を実施。「顧客満足度の高いビジネスホテルランキング」を発表した。 「コストパフォーマンス」「利便性の良さ」「客室の清潔度」「設備の充実度」「ベッドの快適さ」「予約の取りやすさ」など13項目を設定して質問した結果8つのホテルチェーンがランクインした。(3/26付 ZAKZAK

    ■ユーザー満足度の高いビジネスホテルランキング(オリコン調査)
    1.スーパーホテルチェーン
    2.三井ガーデンホテル
    3.東横イン
    4.ホテルルートイン
    5.アパホテル
    6.ワシントンホテル
    7.サンルートホテルチェーン
    8.チサンホテルチェーン

    ■コストパフォーマンス
    1.スーパーホテルチェーン
    2.東横イン
    3.三井ガーデンホテル
    4.ホテルルートイン
    5.アパホテル

    ■利便性のよさ
    1.東横イン
    2.ワシントンホテル
    3.三井ガーデンホテル
    4.スーパーホテルチェーン
    5.アパホテル

    この結果、皆さんどう見るであろう。ビジネスホテルの選択は何を求めて泊まるかによってかなり異なる。「寝床が確保できればいい」、「広めの客室にゆったりしたベッド」、「朝食は無料」、「駅前」、「ポイントが溜まりやすい」、「ブロードバンドやVODの充実」、「夕食が取れるところ」などいろいろあるが、「清潔」と「サービスのよさ」は必須条件か。

    今回の総合ランキングを見ていると、寝床が確保できるだけでよく、あとは安く、朝食も無料がいいというコストパフォーマンス派はスーパーホテル、ルートイン、東横イン、アパホテルなどの宿泊特化型ホテルを選択しているのでは。少しゆとりがあった方がよく、夕食も取れるような滞在型出張派は、三井ガーデンホテル、ワシントンホテル、サンルートなどを選択していると思う。

    それにしてもスーパーホテルの合理性は抜きん出ている。自動チェックイン精算機は当たり前として、連泊でもチェックアウトタイムを過ぎると一度、客室の外に出なくてならないなど徹底している。宿泊特化型ホテルはどこもコスト管理は徹底している。今回のランキングでドーミーインチェーン、リッチモンドホテル、東急インなどがランクされなかったのは意外だ。

    最後に管理人の道内おススメのビジネスホテルチェーンを加えておく。

    ■総合(順位はなし)

    ★リッチモンドホテルチェーン(札幌2・帯広など) 客室水準が高い
    ★ドーミーイン(ラビスタ含む)(札幌2.・小樽・函館・釧路・北見・稚内・旭岳温泉) 
    合理的だが温泉付きも多く、アイデアがいい
    ★東急インチェーン(札幌・帯広・釧路・北見) サービスがよく食事が美味しい
    ★ホテルパコチェーン(道内主要都市) ビジネスマンご用達 温泉付きや直営居酒屋などある
    ★JR北海道グループ(札幌3・旭川・帯広・大沼など) どこも平均して水準が高い
    ★ワシントンホテルチェーン(札幌・旭川・帯広) 老舗ビジネスホテルの安心感 夕食も取れる
    ★法華クラブチェーン(函館・札幌) 経営が替わりリニューアル 浴場と朝食がいい

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    苗場プリとホテルパシフィック東京、電鉄系老舗ホテルの営業縮小と廃業 ホテルは生きものだ 

    2009年03月28日掲 載

    湯沢町三国の苗場プリンスホテルは25日、効率的な営業展開をするため、これまでの通年営業を改め、冬と夏に重点を置いた季節営業に転換することを明らかにした。バブル崩壊後のスキー客などの減少と、昨秋以降の景気悪化が主な理由。(3/25付 毎日新聞
    京浜急行電鉄は3月25日、東京・品川駅前でグループ会社が運営するシティホテル「ホテルパシフィック東京」の営業を2010年9月末で休止すると発表した。設備や内装が老朽化しており、大規模な投資や長期間の改修工事が必要になるため、営業の維持を断念した。( 3/26日経BPネット

    西武グループ・ウインターリゾートのシンボルとも云える苗場プリンスホテルが通年営業からスキーシーズンと夏季の季節営業に変更された。1961年に開業したホテルは増築を重ね1300室を誇るマンモスリゾートホテルである。しかし、バブル期には年間300万人を越えた利用客も昨年は127万人まで減少、今年もユーミンのコンサートが行なわれたが、憧れの「Surf &Snow」の舞台も過去のものとなり、色褪せている(ユーミンファンには失礼だが苗プリとユーミンは同じ時代を生き、似た運命を辿っている気がする)。

    もともとスキーシーズン以外は何もないところ。とりたてて涼しい訳ではなく、ゴルフコースも地形的に恵まれていない。バブル崩壊・スキー人口減少後、よくここまで通年営業を続けられたというのが率直な印象だ。”苗プリブランド”は今やブランドではなくなってしまった。

    管理人が初めてスキーをしたのが小学校2年生の時、この苗場プリンスホテルであったので格別な思いがある。日本で最初にアルペンのワールドカップが開催されたのも苗場で、今はなき「ワールドカップロッジ」(プリンスホテルよりも安い)に泊まったこともある。昔の「JJ」で出てくるような憧れのお姉さんが泊まる苗場プリンスホテルに早く行けるようになりたいと思ったものだ。

    ところが80年代中頃からはスキーブームでいっきに苗プリも大衆化。増築に増築を重ね、リフト2食付きのお手軽パック料金に代わり、そのブランドも色褪せた。管理人は苗場は避けるようになり、奥志賀高原ホテル、志賀高原ホテル、赤倉観光ホテル、草津のビレッジなどの老舗リゾートホテルに興味が移り、バブル期に入ると各地にゴージャスなリゾートが続々と登場。その頃になるとリゾートホテルは特殊なものでなくなり、同時に興味もなくなった。

    かれこれ30年は行っていない苗場スキー場。筍山からの景色が雄大であった。規模は縮小してもスキーリゾートの伝統は守ってほしく、以前、ここで一夜を迎えたカップルにも戻ってきてほしいものだ。

    もうひとつプリンスホテルが林立する東京・品川駅前にある京急系のホテルパシフィック東京が来年9月で営業を休止することになった。ホテルパシフィック東京は地上30階建て客室数954室の大型ホテル。1971年に高層ホテルの先駆けとして、京急電鉄が持つ約2万5000m2の敷地に開業したが最近は老朽化が目立っていた。

    このホテルに関しては拙ブログでも紹介しているが、都内でもっとも利用しているホテルである。1月には久々宿泊をしたが老朽化は隠し切れなかった。ここの魅力は都内のホテルで現在唯一、芸能人のショーが楽しめる「ブルーパシフィック」があることだ。とても良心的なホテルなので残念である。西武村の中で孤軍奮闘していたホテルだが、こちらも時代の波であろう。

    パシフィックに限らず、70年代に出来たようなシティホテルの維持・管理は難しい。建物だけではなく、顧客も齢を一緒に取ってしまうので、どうやって新陳代謝をしていくのか課題だ。

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    小樽グランドホテルが閉館、中心商業街の衰退がさらに進む

    2009年01月17日掲 載

    小樽市稲穂1のシティーホテル「小樽グランドホテル」(竹内恒之社長、100室)は、経営不振のため2月15日で閉館することを決めた。従業員120人は同日付で全員解雇される。05年10月まで同じビルで営業していた丸井今井小樽店とともに、中心市街地のシンボル的存在だった。(1/16付 毎日新聞北海道版

    グランドホテルは稲穂アーケード商店街にあり、地域のコンベンション的な役割をしていた。印象で云うと宿泊よりは飲食・宴会のイメージが強く、観光需要よりは地元志向が強かったような気がする。周辺にはオーセントホテル、また運河方面にも何軒か新しいホテルが誕生し、宿泊施設としての個性がなかったグランドホテルは宴会需要の減少もあり、赤字であったようだ。

    また、運河方面には系列のレトロホテル「小樽グランドホテルクラシック」もあるが、同時に閉館することになった。

    ホテルは稲穂地区再開発事業として1990年、丸井今井小樽店と同時に開業。丸井今井の方は一昨年閉店となっていたが、その跡地に「おたるサンモール・ネオ」が入居。しかし、こちらも3月で閉鎖になることが決まり、小樽中心街の衰退が加速するのではという危惧が高まる。

    管理人は小樽は大好きな街。特にグランドホテルがある商店街付近を歩くのは好きだが、買い物客の多くは高齢者で、人通りも疎ら。運河方面は通年賑わっているが、中心商業地域の衰退が目立つ。観光客の入込みも頭打ちであり、打開策を練っているが、まだ効果として現われていない。

    また、小樽市は人口減少と高齢化率の増加に悩まされている。空き家も目立つ。札幌からJRで40分弱、首都圏の感覚でいえば都心から横浜あたりの距離であり、通勤にもちょうどいい。それも海を見ながら座っていけるのだから憧れるが。以前から住んでみたい小樽である。

    多くが日帰りで通過型の小樽だが、是非1泊してもらいたい場所だ。

    【参考】小樽グランドホテル公式サイト

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    「人気温泉旅館ホテル250選」が発表、登場する北海道の宿をどう評価するか

    2009年01月04日掲 載

    旅行業界紙「観光経済新聞」が主催する「2008年人気温泉旅館ホテル250選」が昨年暮れに発表された。専用投票ハガキを全国の旅行会社社員など旅のプロたちに配布して実施するもので1年に1回行われる。また、250選に通算5回以上入選し、かつ08年度250選に入った宿が、08年度「5つ星の宿」となる。

    道内から「250選」に選ばれた宿は以下の通りである。初登場は「サロマ湖 ホテルサロマ湖鶴雅リゾート」、ウトロの「ホテル知床」、「望楼NOGUCHI登別」。また、登別の「花ゆら」と「定山渓ビューホテル」が新たに5つ星の宿となった。

    あくまでも「プロ向け」のアンケートなので利用者の評価とは異なるところ。JTBの利用者宿泊アンケートと概ね登場している宿が同じなので旅行会社の尺度で考えて、評価の高いところとなる。道内では鶴雅グループ、野口観光、カラカミをはじめ、大手や業界のプロが中心に名を連ねている。

    【250選の宿】
    阿寒湖 あかん遊久の里鶴雅
    同・鄙の座
    サロマ湖 ホテルサロマ湖鶴雅リゾート
    知床ウトロ 知床第一ホテル
    知床グランドホテル北こぶし
    ホテル知床
    養老牛 湯宿だいいち
    十勝川 十勝川温泉第一ホテル豊洲亭
    同三余庵
    観月苑
    層雲峡 ホテル大雪
    洞爺湖 ザ・ウィンザーホテル洞爺
    丸駒 丸駒温泉旅館
    朝里川 蔵群
    登別 第一滝本館
    祝いの宿登別グランドホテル
    登別温泉観光ホテル滝乃家
    旅亭花ゆら
    望楼NOGUCHI登別
    定山渓 ホテル鹿の湯
    定山渓ビューホテル
    定山渓第一寶亭留 翠山亭
    ぬくもりの宿ふる川
    湯の川 竹葉新葉亭
    湯の川プリンスホテル渚亭
    湯の川観光ホテル
    平成館しおさい亭
    想い出づくりの宿飛天

    【五つ星の宿】
    阿寒湖温泉 あかん遊久の里 鶴雅
    阿寒湖温泉 あかん鶴雅別荘 鄙の座
    ウトロ温泉 知床グランドホテル北こぶし
    ウトロ温泉 知床第一ホテル
    定山渓温泉 ホテル鹿の湯
    定山渓温泉 ぬくもりの宿ふる川
    定山渓温泉 定山渓第一寶亭留 翠山亭
    登別温泉 祝いの宿 登別グランドホテル
    登別温泉 第一滝本館
    層雲峡温泉 ホテル大雪
    十勝川温泉 十勝川温泉第一ホテル豊洲亭
    十勝川温泉 三余庵
    湯の川温泉 湯の川プリンスホテル渚亭
    湯の川温泉 花びしホテル

    【参考】「2008年度人気温泉旅館ホテル250選」公式サイト

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    狸小路にHIS系の「ウォーターマークホテル札幌」開業、市場過熱気味だが狙いは豪州人?

    2008年12月23日掲 載

    札幌市内でホテルの開業、建設ラッシュが続いている。道内随一の観光客数や出張需要の取り込みを狙うが、市内の客室数は「すでに供給過剰」(地元ホテル)との指摘も。閑散期の値引き合戦も常態化し、消耗戦の様相を一段と強めている。旅行代理店大手エイチ・アイ・エス子会社のウォーターマークホテル・ジャパン(東京・新宿)は19日、札幌・狸小路商店街内に客室デザインにこだわったホテルを開業した。(12/20付 日経北海道版)

    札幌のホテル建設ラッシュが止まらない。来年度にはこの他にも「メルキュール」、「ウエスティン」、「ホテル京阪」など千室以上増える見込みだ。先日、札幌に4泊したが、どこも閑散としていた。12月というせいもあるが、平日だけではなく、土曜も極端に少なく、これほど空いていたのは初めてのことである。

    札幌のホテルの埋まり方は観光地型に近い。6月~10月の観光シーズンとイベント時期に集中し、それも週末型というのが特徴である。同じホテル・客室でも時期によって料金が3倍、4倍になるのも珍しくない。変動はあるが、充分需要があるということであろうが、そう云われてからも3,4年が経過している。ホテルが増えるということはダブついた不動産物件が多い証拠で、土地も安い証し。現在の札幌の経済状況をあらわしているが、ホテルが増えるのは好ましい現象ではないのだ。

    ウォーター・マークホテルは一昨年、ニセコの中古コンドミニアムマンションを取得し、同時のニセコモイワスキー場の経営権も手に入れたが、昨シーズンは営業しなかったのではないか。その後、どうなったかはしらないが、札幌の新しいホテルも豪州人集客ターゲットのひとつにしているようである。円高で豪州人がダメならHISの国内ツアーに組み込むか。

    【参考」「ウォーターマークホテル札幌」公式HP
    ウォーターマークホテルに関する過去のブログ

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    ヒルトン小樽が売却、外資の転売続くが顧客無視では

    2008年12月02日掲 載

    シンガポールに拠点を置く高級ホテルチェーンのパークホテルグループ(アレン・ロー代表)は一日、小樽市築港の大型複合商業施設ウイングベイ小樽のホテル「ヒルトン小樽」を買収したと発表した。当面は「ヒルトン」のまま営業を続け、来年一月から「グランドパーク小樽」と名称変更する。パーク社は日本初進出。(12/2付 道新*リンクなし)

    ヒルトン小樽はこれで2度目の経営母体変更である(マイカル小樽の倒産により2005年外資のイシン・ホテルズが買収)。今回はヒルトンブランドが外され、「グランドパーク小樽」となる。グランドホテルとパークホテルが合体したような、どこにでもありそうな面白みのない名称である。

    シンガポールに拠点を置く「パークホテルグループ」は初めて聞いた名前だが、イシンが買収した際の9億円をかなり上回る金額で取得したというからかなり高価な買い物である。

    最近、北海道でも外資に転売されたホテルが増えた。特に札幌市内はこの3,4年で10ヶ所以上の外資系ホテルができ、来年には「メルキュール」や「ウエスティン」も進出する。

    果たして経営母体が外資に変わり、ホテルは以前よりいいものに変わっているであろうか。管理人の答えは「No」である。ビジネス系を除き、Gホテル、Pホテル、Nテル(旧H・A)などどれもがクオリティが低下している。特に老舗のGとPには泊る気がなくなった。最近どうなったか知らないが、中身は顧客無視の勝手な変更であり、値段だけが上がっている。

    最近、都内でも外資系ホテルの退潮が叫ばれている。そうであろう。一期生と云われた「フォーシーズン東京」や「ウエスティン東京」、「パークハイアット」の頃までは良かったが、六本木ヒルズにできた頃から様相が変わってきてしまった。高価で手軽に利用できるものでなくなり、そういったホテルとは疎遠となった。麻生首相がオークラのバーがお気に入りのようだが、間違いなくそちらの方が心地よいはずだ。

    横道に逸れたが、転売目的のホテル購入(外資の大半は不動産物件という概念なので仕方ないが)、既存の顧客を無視するような営業方針、安易な値上げ、従業員の理不尽な首切り・・・・これだけはやめてもらいたいものだ。「ヒルトン小樽」のラウンジバーから見る海は素晴らしい。安らげるホテルにしてもらいたい。

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    老朽化激しい「ひらたない荘」を解体新築(八雲町・熊石)

    2008年10月10日掲 載

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    温泉ホテル八雲遊楽亭(八雲町浜松152、黒島竹満社長)は、八雲町から移譲を受ける、国民宿舎ひらたない荘を解体し、跡地に温泉宿泊施設を新築する。町が実施した公募プロポーザルで、同社を事業者に特定。11月中にも現施設を無償譲渡する。(10/2付 北海道建設新聞

    八雲町(旧・熊石町)にある町営国民宿舎「ひらない荘」が遂に解体・新築されることになった。キャンプ地で有名な「熊石自然休養村」内にあり、町営温浴施設「あわびの湯」を併設する。現施設は1972年建設で、相当にガタが来ている。また客室も狭く(4畳半の部屋もある)、勿論、室内には洗面施設やトイレはなく、ホーロー流し台に肩を寄せ合って歯を磨く。

    実は管理人、熊石町の仕事に携わっていた時、ひらたない荘の民営化プロジェクトに顔を突っ込んでいた。おもに施設面・サービス部分での事業計画を行っていたが、運営委託寸前の段階で諸般の事情があり、話が頓挫した。

    当時、帳簿を見せてもらったが、人件費や食材・備品納入等の異常な高さに驚いたことがある。客室稼働率も相当低い。あまりくわしいことは書けないが、コスト意識に欠如する公営の宿の実態を見てしまった。

    その後、八雲町と合併となり、暫くなりを潜めていたが、八雲遊楽亭が指定管理者になることになった。遊楽亭は八雲でいちばん規模の大きい温泉ホテルであり、地元の有力土木事業者が運営、以前からひらたない荘に興味を示していた。

    八雲町は知る人ぞ知る湯どころだ。八雲側には銀婚湯温泉、上の湯温泉、桜野温泉、鉛川温泉、浜松温泉、熊石側にはひらたない温泉、見市温泉、熊の湯と秘湯ムードがあることろが多く、泉質もいい。
    ひらたない荘に関して言うと、秘湯ムードはなく、温泉は町営の「あわびの湯」を借用、食事やサービスについてはここでは触れまい。

    是非、生まれ変わって、満足できる「ひらたない荘」になることを期待する。

    【参考】ひらたない荘の公募プロポーサルに関する公式HP

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    北見東急インが閉鎖、泊・食・宴型のビジネスホテルは時代遅れか

    2008年10月02日掲 載

    全国にホテルを展開する東急ホテルズ(東京、犬飼徳比児(よしひこ)社長)は一日までに、100%子会社の北見東急イン(小林秀樹社長)を閉鎖する方針を固めた。北見市内でのビジネスホテルの競争激化などを受けて、事業継続を断念したとみられる。(10/2付 道新*リンクなし)

    管理人は6月に北見東急インのレストラン「シャングリラ」で食事をしている。道内の東急インの飲食は趣向を凝らしているが、ここで食べた「北見玉ねぎカレー」は美味だった。しかし、ホテルが入居する建物から「きたみ東急デパート」が昨年11月に撤退。その後、市へ無償譲渡され、市役所機能の一部が入居していた。閑散としており、最初はホテルも閉まっているのではないかと思ったほどだ。

    北見駅周辺は宿泊特化型ホテルの進出が相次いでいる。市内の客室数は既に3千室を越えているらしいが、出張需要が高く、土地も安い北見は釧路などど共にターゲットにされている。

    東急インチェーンは1973年に創業。シティホテルとビジネスホテルの中間的位置付けであり、宿泊・飲料・宴会というホテルの3機能が備えられいる。それまで高級なイメージであったホテルを大衆化し、且つクオリティが低かったビジネスホテルに市民権を与えた貢献度は高い。道内では北見のほか、札幌・帯広・釧路にあり、かつて旭川にもあった。道内の東急インには相当回数お世話になっているが、最近は建物の老朽化や利用者の減少などが気になっていたところだ。

    実は3日前に釧路東急インの「シャングリラ」で夕食を取った。釧路では繁華街に出ない時は他所のホテルに泊まっていてもここで食事をすることが多い。中心街が衰退した釧路では食の選択肢が少ないせいもあるが、間違いないのでここに入る。しかし、最近は泊まらなくなってしまっている。2日前は札幌東急インへ出かけたが、夕方にも関わらずロビーの人は少なく、「ススキノでの待合わせは東急イン」も過去のものになってしまうかもしれない。

    東横インやルートイン、スーパーホテルのような宿泊特化型ホテルの台頭は、シティホテルとしての機能を持つビジネスホテル(ワシントンHやサンルートなどもその類)から客を奪ってしまった。宿泊特化型ホテルは飲食や宴会機能を持たないので、人件費もかからずえらく合理的に出来ている。そういう意味では東急インのようなビジネスモデルは時代遅れかもしれない。

    東急インのホテルのよさは、宿泊客だけでなかく、地域の人が宴会や食事で利用できることである。地域に根付いていたともいえる。こういったホテルが消えていくのは地域の衰退にもつながる。残念なことである。

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    カラカミの阿寒ビューホテルが閉館、マスプロ型ホテルは終焉か

    2008年09月27日掲 載

    観光ホテルチェーン道内大手のカラカミ観光は二十二日、釧路市阿寒町阿寒湖温泉の観光ホテル「阿寒ビューホテル」(二百十七室)を、売り上げ不振のため十月二十日で閉館すると発表した。正社員二十四人の雇用を継続するが、パートや契約社員計二十四人については未定という。 (9/23付 道新*リンクなし)

    CMで御馴染みの阿寒ビューホテルが閉館するとは驚きである。カラカミ観光は阿寒湖にニュー阿寒ホテル、ホテルエメラルドをあわせ3館を営業しているが、阿寒湖のホテルの不振がカラカミ観光全体の売上げを落としているようだ。カラカミのマスプロ的なビジネスモデルは、前時代的であるが、それでも大量の広告宣伝で道内で知らない者はおらず、いろいろな意味で北海道観光の象徴といえよう。

    管理人はたまたま27日(土)、阿寒湖の温泉街を通ったが、閑散としていた。最近の阿寒湖はホテル単位ではなく、地域(温泉街)単位で売り出そうと鶴雅の大西氏などが中心となり、新たな企画を打ち出しているが、それも危機感を感じているからであろう。カラカミ系のホテルは既に時代に乗り遅れており、大型レジャーセンター型のホテルが生き残っていくのは厳しい。どこを目指していくのであろうか。

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    旅館へのネット予約率は平均9%、この数字どうみるか

    2008年08月05日掲 載

    インターネットの存在感がますます増している。コンサルタントのリョケンはこのほど、全国の旅館を対象に、ネット予約に関するアンケート調査を実施した。それによると、宿泊客全体に占める宿泊予約サイトからの予約の割合は平均9%、自館ホームページからの予約の割合は平均5%──にのぼることなどが分かった。(8/2付 観光経済新聞

    この数字、多いと見るか少ないと見るか。管理人は「まだそんなもの?」というのが正直な感想である。ネットエージェントと自前サイトを合わせても平均15%に達していないので、あとの8割以上がどういう手段なのか興味がある。
     
    宿泊予約サイト別でみると、「じゃらんnet」が最も多く、回答旅館の98.3%が登録している。3年前の同調査に比べて14.4ポイント増えた。以下、「楽天トラベル」81.7%、「JTB」75.0%、「宿ぷらざ」66.7%、「るるぶトラベル」63.3%、「ステイプラス」50.0%、「ぐるなびトラベル」46.7%、「knt!」41.7%──など。1軒あたりの宿泊予約サイト登録数は平均7サイトとなった。

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    札幌にウェスティンホテル、初めての本格高級ホテル誕生か

    2008年07月29日掲 載

    三井不動産が札幌市中央区北二西四で今秋着工する札幌三井ビルディング(地上三十六階、地下四階)に、外資系高級ホテルの「ウェスティン」が進出する方向で調整が進んでいることが二十五日明らかになった。三井不動産とホテルを運営するスターウッド・ホテルズ・アンド・リゾート・ワールドワイドが交渉しており、年内にも合意する見通し。 (7/26付 北海道新聞)

    ウェスティンは、本社をニューヨークに置くスターウッドグループが運営する高級ホテル。札幌三井ビルはJRタワーを抜いて、道内一の高層ビルとなるが、ホテルはオフィス階の上の上層階に入る。札幌市内の外資系ホテルはルネッサンス、ノボテル、シェラトン、ラマダなど増えており、来年には旧青木ビル跡地にメルキュールが入る予定だ。

    外資系ホテル=高価格というイメージであるが、札幌の場合、超高級化路線の外資系ホテルは少なく、JRタワー日航やモントレ・エーデルホフ、クラビー、クロスホテルなどの新興国内組の方が宿泊料が高かったりする。また、外資系といってもかなり内容的には落ちるホテルも存在する。

    管理人は高級外資系ホテルに泊まることなどないが、ウエスティンは仕事の関係で恵比寿と梅田に泊まったことがあり、どちらも印象はよい。札幌でリッツカールトンやマンダリンのような超高級路線は難ししいであろうが、ウエスティンクラスであれば市場はあるとみる。

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    センチュリーロイヤルがリニューアル、応援したい地場企業とホテル

    2008年07月16日掲 載

    札幌国際観光(札幌)は、JR札幌駅前で運営するセンチュリーロイヤルホテル(札幌市中央区北五西五、三百室)の営業力強化に本腰を入れる。民事再生法の適用を申請してから八月で一年。約三億円でロビーやフロントなどを改装、来年には新卒採用も再開するなど、一九七三年に開業した老舗ホテルの復活を期す。(7/16付北海道新聞)

    6月末で姉妹ホテルであった札幌ロイヤルホテルが閉鎖された。大好きなホテルなので残念な知らせであったが、ゴルフ場経営の恵庭開発の支援により、札幌国際観光は再生手続きを終了した。センチュリーロイヤルホテルは、札幌駅周辺が開発される前は唯一、地下道から濡れずにチェックインできるホテルとして優位性があった。バスルームのテレビや有線放送完備(ロイヤルホテルも同様)などが新鮮であったが、 ホテルの老朽化と共に次第に輝きを失った。

    昭和の面影を残す展望回転レストランに地ビールレストラン、エスポのサウナなどよく利用させてもらったが、残るは階上レストランの「ロンド」だけになってしまった。

    札幌の飲食店を訪ねるとロイヤルホテル出身という料理人に何人が出会っている。そのどれもが良質な店で札幌国際観光は三井観光開発と共に札幌のホスピタリティ向上に貢献してきた企業と評価したい。外資資本が入らなかったのは不幸中の幸いだったかもしれない。

    管理人はホテルを予約する際、できるだけ地場資本のホテルに泊まるよう心掛けている。「地場」と「外部」の判断基準は難しいところだが、昔からある地域の老舗のようなところを選んでいる。地場企業を応援したいささやかな抵抗でもあるが、資本力のない地場資本シティホテルは設備の陳腐化が進んでいるところが多く、辛いところだ。

    話が変わるが、北広島プリンスホテルが㈱アンビックスに買収され北広島クラッセホテルとして生まれ変わったが、8月4日、北広島温泉「楓楓」(ふうふう)が開業する。料金は600円と安めの設定。アンビックスは公共の宿の運営委託などをやっているが、商売のうまい会社だ。

    【参考】センチュリーロイヤルホテル公式HP

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    道内宿、ターゲットは富裕層だけではない 堅実性も必要では

    2008年07月14日掲 載

    道内ホテル業界で、料金は高めだが、設備や食事、サービスにこだわった高級施設が健闘を見せている。宿泊客数が伸び悩む道内で、低価格プランに走りがちな既存施設とは一線を画し、富裕層や個人客の支持を得る。洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の効果で来道者の増加が期待される中、多様な旅行ニーズの受け皿として、停滞する北海道観光に変化をもたらす可能性を秘める。 (7/12付け日経

    富裕層ターゲットが言われるようになって既に2,3年が経過する。宿泊予約サイトの「一休トラベル」の成功、平均単価3万円程度の宿に根強い支持があることから道内でも「差別化」を図るとということで高級宿が登場するようになった。

    鶴雅グループ、第一寶亭留(ほてる)系列、野口観光の望雲などこのところ高価格帯の宿が増えている。平均単価が3万円以上あれば客室数を減らしてもかなりの利益率があるはずだ。

    それはそれで時代の流れであるが、北海道の場合、中間価格帯、たとえば1万2千円から1万5千円クラスのいい宿が少ない。特に小規模の個人宿が少なく、層の薄さをかんじてしまう。たとえば八雲町・落部にある銀婚湯などは道内で数少ない、その価格帯の人気個人宿であるが、このレベルの宿は本州ではざらである。北海道では多少の高級感があり、そこそこの価格で、こじんまりとした宿がえらく少ないのだ。

    本州での高級化路線は個人宿の方が占めるウエイトが大きいが、道内では相変わらずチェーンホテル系が占める割合の方が大きい。これでは大手が客単価を上げたに過ぎず、団体客から個人客へシフトといってもエージェント中心で成り立つこれまでの構造とあまり変わらないのではないか。

    1泊3万円の宿もいいが、1万2千円~1万5千円程度の宿の充実の方が底上げにつながると信じる。3万円の宿は特別な日しか一般庶民は行けないが、1万2千円であれば違う。実態が掴めない富裕層と称するものをターゲットにするのもいいが、もう少し堅実に中間層を狙えないものか。道内宿泊施設のレベルアップには、中間価格帯の宿の充実、特に個人宿の高品質化が不可欠である。

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    ホテル競争激化の駅前で安心して泊まれる釧路ロイヤルイン(最近泊まった宿)

    2008年07月10日掲 載

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    この2年間で駅前周辺に4,5軒のホテルが建ち、競争激化が進む釧路市内ホテル事情。先日、拙ブログでもこのあたりの事情は書いたが、釧路川沿いにあった昭和天皇も泊まった老舗・パシフィックホテルは無残にもベニ板で入口が封鎖されていた。

    今回お世話になった釧路ロイヤルインはかれこれ7,8回は泊まっており、前身の釧路東映ホテル時代を含めると30泊以上はしていると思う。最近、人気のリッチモンドホテルのノウハウが入っているらしいが、資本関係はないようで地場ホテルといってよいであろう。

    釧路は昨年オープンしたMOO横にあるホテルラビスタ釧路川が、天然温泉と客室グレードの高さでNO.1といっていい存在になってしまったがアクセスが中途半端である。荷物がなければ歩くが、タクシーだとワンメーターで、営業で苦しむ釧路の運転手さんはいい顔をしない人が多い。今回はJR利用であったので慣れ親しんだロイヤルインにした。

    客室は写真を見ての通り、狭いが目の前が釧路駅と線路なので鉄ちゃんにはいいかもしれない(駅前や和商向きなどいろいろあり)。ユニットバス・トイレなどは東映時代からのものを引き継いでいるが、客室は空気清浄機、加湿器、液晶TVが兼ね備えられ、有線LAN対応も当然である(PC貸出しあり)。

    オープン時から朝食無料であったが、焼きたてパンのほかサラダや素麺など以前よりメニューが豊富で、手作りのところが好感持てる。東映時代はバーと鉄板焼きレストランがあり、昼・夜と食事が出来たが、現在釧路駅周辺の衰退化が急速に進んでおり、食事ができる店が少なくなった。夜、レストランか和食系居酒屋を復活させれば需要があると思うが。

    今回料金は5600円(無料朝食付き)。以前より安くなっており、価格競争に巻き込まれているせいか。500円だった駐車場も無料になっていた。(7/1宿泊)

    管理人もできるだけ地場経営のホテルに今後も泊まりたいと思う。

    【参考】釧路ロイヤルイン公式HP
    【参考】拙ブログ 「飽和状態の釧路市のホテル、地方都市の駅前はどうなってしまうのか
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    閉鎖された釧路パシフィックホテル 痛々しい・・・

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    若者が旅をしない今、これからのユースホステルは 屈斜路原野ユースゲストハウス

    2008年07月09日掲 載

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    最近、若者の旅離れというテーマで何度かブログを書いた。旅離れによる被害を蒙っているものの代表としてユースホステルがある。70年代から80年代にかけて若者の宿の定番として全盛を迎えたユースホステルだが、その後は雪崩式にホステルと会員の減少が続いている。

    北海道を例に取ると1989年は81ヶ所あった施設が今年度は48ヶ所までに減っている。また、会員も3分の一程度になっており、大変厳しい状況が続いている。ユースホステル利用者減の傾向は、若者が旅をしなくなったここ10年というよりはバブルが始まる80年代後半からはじまっている。

    その背景には、旅行スタイルの多様化など理由はいくつかあるが、ユース=規則が厳しく自由がない・個室ではない・夜のミーティングがウザイいなど時代と合わなくしまったこともあるが、むしろユースに対するそういったイメージが先入観となり、利用しずらいもの、旅の選択肢から除外されてしまったことも大きいと思う。実はユースもその間、改善・進化しており、普通の宿と変わらなくなっているのだが、そのあたりのPRがされていなかったのも問題である。

    今回、16年ぶりにユースホステルに泊まった。お世話になった屈斜路原野ユースゲストハウスは初めてたが、オーナーの奥様からユースの活性化方法などについてのご質問や現況報告をいただき、メール交換をしていた関係だ。

    場所は国道243号線を美幌峠方面からは約20分(20km)、弟子屈方面から約15分(15km)のところにあり、屈斜路湖の南端、243号線から少し入った山側のだだっ広い畑の中にぽつんと立っている。丘陵地帯に教会のようなウッディな建物で、建築物としては目をひくものである。また、丘陵地帯に立地しているので屈斜路湖の一部を眺めることができて気持ちいい環境だ。

    館内は2階建吹き抜けとなっている。客室は2階にありロフト形式、一室3人まで収容できる。トイレはないが大きめな洗面台が付いている。また、お風呂は天然温泉で源泉掛け流し、浴槽は小ぶりで、湯量はそれほど多くないが、ユースで温泉が楽しめるのだから十分であろう。管理人としては周囲に障害物がなく、自然環境が素晴らしいので丸太の露天風呂などあったら人気が出ると思った。

    驚いたのは食事である。席に着くと旅館ばりに今日のお品書きがセットされている。懐石とまではいかないが、出来立ての料理が一品一品供されていく。オーナーは大阪の八尾市出身の方だが、和食の調理人だったので、食事には力を入れられている。また、別料金でエゾ鹿料理もある。量的にはもう少しあっていい気がしたが、バランスはいい。また、グラスワインが美味しく、一杯300円はお値打ちだ。食事をしている限り、とてもユースに居るとは思えない。

    昔はミーティングといった夕食後の交流会のような時間帯があるが、今はフリーでコーヒー&パブタイムになっている。奥様が手作りの菓子を出してくれる。その間、地元産のアイスクリームの販売などもあり、なかなか商売熱心だ。当日は日曜にも関わらず満室、20人程度いた宿泊客の内、10人程度が席に着いた。

    各地から来られていたが、皆さん意外にも北海道旅行に関してはビギナーの方が多かった。これほど旅行情報がある時代にも関わらずアバウトなガイドブック一冊程度で旅している人が目立つ。皆さん、メジャーな観光地の情報しかなく、このあたりも北海道の情報一極集中型観光の課題をかんじた。

    また、最近話題となるユースの高齢化であるが、当夜の平均年齢は50才といったところか。やはり、若い時にユース旅をした人、ハーレーで道内をまわっている中高年ライダーグループなどユース全盛期を知っている人が多い。もっとも若手で30才。昔ならかなり高齢の部類の旅行者である。

    屈斜路原野ユースゲストハウスは体験型ツアーの紹介(夜は自前の屈斜路湖露天風呂ツアーあり)、エゾ鹿料理のランチ営業など大変営業努力をされているのが伺えた。オーナーご夫妻は地域との連携など観光活性にも熱心に取り組まれている。ユースには変わりないが、旅館やホテルに泊まった時と同じ快適度で過ごせるようなホスピタリティを提供している印象を受けた。

    全館無線LAN対応、食堂にもフリーPCがあって重宝、ノートPCのレンタルもあるので大変便利である。苦戦が続くユース業界であるが、現代の利用者の視点に合わせて頑張っているホステルである。若者の呼び戻しには時間がかかるかもしれないが、大人をターゲットに十分やってゆける印象を受けた。

    最後にユースはいろいろな人に出合い、情報交換ができる場であるとあらためて思った。最近旅先でもナマで会話をする機会が減っているので貴重である。若者にはオススメだと思うが。

    管理人は半分仕事で行ったが、楽しい時間を他の利用者と共有することができた。夕食でグラスワイン2杯とビール、トークタイムでも缶ビールを2缶呑んだが、酒を供する人は30才の彼のみ。ユースの客は酒はあまり呑まないのか・・・・・

    大変、いろいろな勉強をさせていただき、楽しませてもらった。山本ご夫妻、お世話になりました。

    6/30宿泊 1泊2食付7,400円(ユース非会員料金)

    【参考】屈斜路原野ユースゲストハウス公式HP
    【参考】日本ユースホステル協会公式HP

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    鶴雅グループが屈斜路湖でオーベルジュを開業

    2008年06月26日掲 載

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    RIMG1086.JPG
    6/29 オープン翌日に撮影したものです

    道内で観光ホテルを展開する鶴雅グループ(釧路市)は二十八日、宿泊設備を備えたレストラン「ナチュラルオーベルジュ ソラ」を釧路管内弟子屈町の屈斜路湖畔に開設する。道内の観光ホテル大手がオーベルジュを開設するのは初めて。(6/26北海道新聞)
     

    レストランは宿泊者以外も利用でき、昼食は2,625円から、夕食は8,400円から。宿泊は一室(定員6人)31,500円(ルームチャージ)。

    最近、道内でオーベルジュが増えている。先日、増毛町にオテル三国プロデュースによる「オーベルジュましけ」がオープンした。JTBの宿泊大賞を受賞して躍進著しい鶴雅グループだが、道東観光の新たな拠点として設けたのであろう。ターゲットは道外個人観光客と札幌エリアのアンテナが高い層か。

    今回、オープンする屈斜路湖畔にはオーベルジュではないが、レストランホテルがあった記憶がある。管理人は大好きなエリアであるが、隣接する川湯温泉を含めて地味な印象で、宿の代替わりも目立つ。

    また、道東のオーベルジュとしては釧路湿原・塘路湖にある「オーベルジュ ピルカトウロ」があるが現在休業中。同じ標茶町・虹別にある英国風オーベルジュの「ヘイゼルグラウスマナー」は頑張っているようだが、清里にあったポリーニャ(素晴らしい建築物であった)は、廃業して今は知床第一ホテル系の「ホテル清さと」になるなど個人客相手のオーベルはなかなか厳しいようだ。

     【参考】ナチュラルオーベルジュSORA 公式HP

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    「あかん・鶴雅別荘鄙の座」がJTBの大賞を受賞

    2008年06月06日掲 載

    JTBは四日、同社協定旅館ホテル連盟の総会を東京都内で開き、二〇〇七年度サービス最優秀旅館・ホテルを表彰した。小規模部門のトップには鶴雅グループ(釧路)が運営する「あかん鶴雅別荘鄙(ひな)の座」(釧路市阿寒町)が輝いた。 (6/5道新)

    北海道を代表する温泉旅館・ホテルとなった鶴雅が受賞をした。鶴雅の躍進はこのところ際立っているが、これまでの北海道観光の問題点であったマス・ツーリズムからの脱却、旅行会社のいいなりの低価格販売をしない、地域との共生といった部分に力を注いだ。鶴雅グループのHPを見ると大西社長の戦略が紹介されている。

    経営戦略1 競争しない個性を持つこと (1)個人化に向けた設備投資の加速(2)新コンセプト旅館「鄙の座」による品質の追及
    経営戦略2 システムとしての顧客満足づくり(1)IT活用による「私だけのサービス」の推進(2)インターネットによる顧客情報の収集と差別化
    経営戦略3 100年ブランドの創造(1)環境対策の強化(ISO14001)とメッセージの発信(2)地域活性化(阿寒湖温泉再生プラン2010)への貢献

    非常に志が高く、「観光カリスマ」などど呼ばれているが、正直、価格設定は高いと思う。大西社長を見て思い出すのは、星野リゾートの星野社長であるが、大西社長にはほどほどのドラスティックさで、地域に根付き、共生・貢献できる観光モデルを作ってもらいたいと思う。

    【参考】鶴雅グループ 公式ホームページ
     

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    老舗の札幌ロイヤルホテルが閉館

    2008年06月05日掲 載

    札幌国際観光(札幌)の運営する札幌ロイヤルホテル(札幌市中央区南七東一、八十五室)が六月末で閉館することが四日、明らかになった。婚礼や宴会などの不振で赤字運営が続いているため。同ホテルは一九六四年開業の札幌で二番目に古いシティーホテル。(6/5道新)
     

    札幌ロイヤルホテルには実は先週の木、金と宿泊する予定であった。再開後、初の宿泊であったので楽しみにしていたが、出張が急にキャンセルになってしまった。本当に残念である。

    ホテルを運営する札幌国際観光は、ゴルフ場を経営する恵庭観光開発㈱の支援を受けて、老舗の再開にこぎつけたが、再開後も主力の宴会で客足が戻らなかった。道新記事によると休館中に収益性の高い婚礼や宴会の予約をすべてキャンセルした影響で売り上げが回復せず、赤字運営が続いていたとある。

    閉館後の土地は売却される予定で、札幌駅前にあるセンチュリーロイヤルホテルはこのまま営業を続ける。先日のブログでも地場ビジネスホテルの苦戦について触れたが、シティホテルでも例外ではない。

    【参考】札幌ロイヤルホテル 公式HP
    【参考】過去のブログ 「札幌ロイヤルホテルが民事再生を申請、老舗のいいホテルなので残念
    【参考】過去のブログ「お気に入り札幌ロイヤルホテルが営業を再開

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    ニセコ東山プリンスがヒルトンホテルとして7月にオープン

    2008年05月28日掲 載

    米ホテルチェーン大手のヒルトン・ホテルズは二十二日、後志管内ニセコ町のヒルトンニセコビレッジ(旧ニセコ東山プリンスホテル)を七月一日に開業させると発表した。数億円をかけて館内を改装し、エステ施設などを新設。通年型の国際リゾートを目指す。(5/23付け北海道新聞)
    北海道にヒルトン・ブランド初登場である。東山はヒラフとアンヌプリに挟まれたエリアを80年代中頃に開発、スキーゲレンデとしてはかなり無理して造った感があるが上部で2スキー場と連絡している。ゴルフコース、温泉もあり(泉質はいい)、リゾートとしての条件は最低限、充たしている。

    あとは、大衆的なプリンスからヒルトンに代わり、如何に高級感を出すことが出来るか。ターゲットは海外であろうが、集客力が問われる。

    【参考】ヒルトンニセコの公式サイト

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    公共の宿、ただ売ればいいというもんじゃない

    2008年05月12日掲 載

    先日の本ブログで上川支庁にあった公共の宿K(道関連の施設)が、民間のM(温泉ホテルを複数展開)へ売却されたことを書いた。

    実は、このニュースに関して投稿があった。この施設は、Mに超破格(40万円~80万円)で売却されたという。 数百万円の重機なども含めた売却価格のようで、競売にもかけられず非公開のうちに売却されたいう情報だ(確証はありません)。

    最近、公共の宿の施設売却、特に道や健保・年金関連運営のものが多いが、中には惜しい施設がいくつもある。また、売却への経緯が不透明なものもある。ただ、闇雲に「努力していますよ」というポーズで処分すればいいという問題ではないのではいか。
    本体の問題は別にして、施設が赤字なのは、施設に魅力がなく、経営努力が足りないということもある。売却する施設の中には黒字のものも含まれているが、儲かっている施設まで処分する必要があるであろうか。やり方を変えれば充分に集客できる施設はいくつもあると思う。

    安く売るのは勝手だが、これでは閉店セールの在庫一掃叩き売りと一緒である。これらの施設の多くは税金によって建てられている。それらを二束三文で売却してしまうのは納税者へ対する裏切りでもある。

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    支笏湖の宿買収が進む、ターゲットは道外観光客 潜在能力高い観光地への期待

    2008年04月10日掲 載

    今週に入り、閉鎖されていた支笏湖の宿泊施設2ヶ所の売却が決定した。
    まず、阿寒湖畔などで旅館を展開する鶴雅グループが支笏湖温泉の支笏湖観光ホテルを3月末に買収したと8日付け日経新聞が伝えている。
    また、2004年4月から営業を停止している支笏湖温泉のホテル「翠明閣」の経営権を「支笏湖丸駒温泉旅館」を経営する丸駒温泉取得したと9日付けの道新が伝えている。

    支笏湖観光ホテルは1949年に創業した老舗で支笏湖観光が経営。収容規模は62室で350人と支笏湖畔で最大級の温泉旅館である。大手旅行会社と提携し札幌や本州から主に団体客を受け入れてきたが、個人客を呼び込めず、近年は売上高が2―3億円前後に低迷し、赤字が続いていた。

    鶴雅グループは本拠地の阿寒湖に高級志向の宿を展開するほか、最近では網走湖やサロマ湖のホテルを買収し、鶴雅ブランドで新展開を図っている。鶴雅の大西社長は道東観光のカリスマとして有名だが、道東以外に進出するのはこれが初めてである。
    今後、札幌圏や道外からの集客を狙い、改装後は室数を53室に減らして露天風呂付きの客室やエステ施設、料亭なども設けるという。これで道東観光への基地にもなるであろう。

    一方の 翠明閣は大正初期、王子製紙の作業員の宿泊施設として始まった伝統ある宿だが、支笏湖対岸にある丸駒温泉が、王子製紙から株式会社「翠明閣」の株の大半を取得した。支笏湖観光ホテルと同じく、客室を減らし、全室とも湖を臨める温泉風呂付きの高級志向で道外客を狙い、宿泊料は一泊二食3万円以上に設定する。
    丸駒温泉も業務拡張に熱心の宿だが、これまでの丸駒はどちらかというと道内客が多く、料理サービスは決して洗練されていれとは思えなかったが、どういうものができるであろうか。

    支笏湖は札幌、千歳空港から近いアクセスに恵まれた観光地である。近いわりに俗化されておらず管理人は大好きな場所でこれまで幾度となく足を運んでいる。行く度に宿が減り、また、魅力的な宿が乏しく残念な思いをしていたがこれで変化が起きそうである。これまで「氷濤まつり」などの有名イベント開催時でも観光客の多くは支笏湖に泊らずに移動してしまっていた。

    バブル期には、道外客をターゲットに高級志向の宿「あしり支笏湖」がオープンしたが、数年で閉鎖され、不動産サイトに9千万円に売りに出されていた記憶がある。その後、「支笏湖第一寶亭留 翠山亭」として定山渓第一ホテルグループの新ブランドホテルができ、少し変ってきた気配はあった。国立公園内で勝手にホテルを建てられないなど規制はあるが、以前は三井観光系のホテルもあり、高級感のある落ち着いた観光地であった。

    支笏湖はもともと潜在能力がある観光地である。しかし、札幌から近いため道内客からは敬遠されてしまう。本来なら北海道の箱根になりうる可能性があるのに魅力的な宿が少なかった(丸駒温泉の孤軍奮闘か)。今後、道外客を中心に、札幌宿泊の代わりに、道内観光の1泊目や最終日の利用にと個人客が中心になりそうだが、新たな集客に期待したい。

    鶴雅の大西社長は「支笏湖は札幌の近くなのに未成熟で、今後磨かれていく素材が多い。札幌圏のお客さまが滞在してじっくり楽しむリゾート地にしたい」と話しているが、ポテンシャルは十分にあるはずだ。

    ちなみに管理人、「支笏湖国民休暇村」の中を散歩し、鳥の囀りを聞きながらお茶を飲むのがお気に入りである。温泉は循環だがヌルヌル感があり、誰もいないので何度か行っている。露天では丸駒や伊藤温泉が有名だが、早い飛行機に乗る時、札幌に泊らず休暇村に宿を取ったことがある。

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    バンダイナムコが経営不振の湯の川観光ホテルを売却、安易なテーマパーク志向がアダに?

    2008年03月17日掲 載

    バンダイナムコホールディングス(HD)はこのほど、ナムコの子会社、湯の川観光ホテルの株式を旅館・ホテル経営のスタディー(東京都、木下泰一社長)に売却すると発表したと3月15日付け観光経済新聞が伝えている。
    売却額は1億8千3百万円(ニュースリリースより)。

    ナムコは99年、湯の川観光ホテルを連結子会社化し、現在は発行済み株式の93.6%を保有する。同ホテルは59年に設立され、客室数は約200。しかし、宿泊客の減少などで07年2月期には最終赤字が13億7000万円に達した。

    数年前、親会社のナムコが得意とするテーマパークをホテル内に建設した。函館ラーメンの「ラーメンブギ」、昭和意30年代を意識した街並みなど集客力がある「ラーメン」と「昭和ノスタルジー」で訴求したが、結果は出なかった。

    この計画は発表された時から違和感はあった。温泉ホテル旅館にわざわざこんな施設を目的に客が来るであろうか。昭和30年代風のセットの中で同窓会の開催や中高年齢層の集客、アジア系団体観光客にラーメンなどど目論んだのであろうが、安易であったと思う。テーマパークとホテル旅館では明らかに違う。

    湯の川温泉は団体需要が多く、値引きも激しい。価格は維持するため各ホテルは付加価値をつくるが、中途半端なエンタメ型では魅力にかける。

    昭和レトロを意識した宿づくりは道内の他の温泉ホテルでもやっているが、あるホテルに対して、以前は良質な温泉と露天風呂などで好印象があったが、それを実施したため、値段が上がり、行きたくなくなった所もある。
    エンタメ施設で団体需要を見込むなら、もっと徹底したマーケティングと中途半端ではない施設づくりが重要であろう。

    ナムコバンダイHDは湯の川をテストマーケティングの場にしたのであろうか。だとしたら湯の川観光ホテルが気の毒でもある。このままでは湯の川の経営交代が他でも続きそうである。

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    「メルキュールホテル」が来年6月に札幌にオープン

    三井不動産は13日、札幌・ススキノで老舗キャバレー「エンペラー」があった旧アオキビル(札幌市中央区南四西二)の跡地で、地下1階地上15階建ての複合ビル建設に着工したと発表した。3-15階には仏大手ホテルチェーン・アコーグループの高級ホテル「メルキュール」が入居し、来年6月にオープンする。 (3/14付け道新記事より 道新記事は2週間で自動削除されます)

    メルキュールホテル建設については昨年、6/22のブログでお伝えした。国道36号線に面したススキノの超一等地で、道路の反対側には「東横インすすきの」がある。ホテルの客室はダブルとツインを中心に285五室で、フランス料理を主体としたレストランや約200平方メートルの広さの宴会場なども備え、ビジネス、観光客両方をターゲットにするという。

    アコーグループはフランス本拠で世界100ヶ国で3800以上のホテルを運営。12ブランドは、札幌にもある「ノボテル」や「クラブメッド」などのお馴染みのものもある。今回札幌に進出するメルキュールは、国内では既に銀座や成田で展開しており、そこそこの高級感がある実用的なホテルだ。

    最近は宿泊特化型ホテルの進出が目覚しいが、宴会場やレストランを備えたホテルはよほど高級なもの意外、数が減ってきた。札幌にとっても久しぶりの本格的シティホテルの登場である。

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    「ホテル増毛」がオーベルジュに変身

    2008年03月11日掲 載

    増毛町にある公共の宿「ホテル増毛」がオーベルジュになる。経営難のため、昨年11月に町が町内から経営主を公募し、国稀酒造一社がこれに応じたが、同酒造は町と建物の賃貸借契約を結び、現在、経営を引き受けたホテル増毛の建物改修工事が行われている。オーベルジュマシケの直接の運営は、関連会社のクニマレリゾート開発が行う。

    「ホテル増毛」は、増毛出身のフランス料理人三国清三氏の監修で、宿泊できるレストラン「オーベルジュマシケ」に生まれ変わり、4月1日に仮開業し、5月1日の全面開業を目指している。
    新しい施設は料理がメーンで、シェフは和食、洋食全般、フレンチの三人おり、メニューには三国氏のアイデアも取り入れる予定。

    「ホテル増毛」は今から16年前に予約を入れたことがあったが、宿の不祥事で営業停止になっており、泊る宿がなく、ユースホステルに泊った思い出がある。
    「オーベルジュマシケ」。最近、道内でもオーベルジュが増えている。「マッカリーナ」の成功もあるだろうが、道東にある三セク型のオーベルジュはイマイチという評判である。

    増毛といえば三国清三だが、この人もよく店をプロデュースする。すでに”過去の人”という印象もあるが、最近では増毛の活性に力を注いでいる。運営する国稀酒造も勢力を伸ばしている。増毛自体いつのまにかに観光地になっている。

    期待と不安はあるが、一度訪ねてみたい。
     

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    稚内全日空ホテルが経営危機、三セクだったとは驚き

    稚内市議会が稚内港のランドマークとなっている「稚内全日空ホテル」の運営会社への市の融資を認めない内容の議案を可決した。稚内市が筆頭株主の第三セクターが運営する同ホテルは、市の地域振興計画の中核施設だが、3月末に短期借入金1億5千万円の債務返済期日を控えており、市の融資が認められなかったことでホテルの経営は厳しい局面に立たされていると4日付け朝日新聞が伝えている。

    稚内全日空ホテルが三セクとは知らなかった。オープンした当時、いくらANA便が飛んでいるとはいえ稚内市に全日空ホテルとは驚いた。ちょうど釧路全日空ホテルが出来た後である。管理人も宿泊やお茶をしたことがあるが、市のランドマーク的な位置付けであり、稚内市の宿泊施設の中では別格という印象だった。値段も観光地の稚内とはいえかなり高めの設定である。

    最近では天然温泉付きの「ドーミーイン稚内」なども出来たので苦戦してると思っていたが経営危機とは知らなかった。

    稚内市はANA便を通年運行する為に冬季、羽田-稚内往復に宿が付き、2万円程度のパックツアーを出していた。運賃の半分を市が負担したいると聞いたことがあるが、流石にこのご時勢のため、最近は見かけなくなった。

    稚内全日空ホテルは、宿泊客数は02年をピークに下落。06年度末の累積赤字は16億3千万円余り、金融機関からの借入金残高は08年度当初見込みで20億円を超える。無理やりつくった観がある三セクのシティホテルが成功するとは思えない。

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    お気に入り札幌ロイヤルホテルが営業を再開

    2007年12月03日掲 載

    経営破たんでいったん9月から閉館していた老舗のシティホテル、札幌ロイヤルホテルが先月の23日から営業を再開した。

    札幌ロイヤルホテルは、札幌駅前にあるセンチュリーロイヤルホテルと同じ経営(札幌国際観光)だが、経営難に陥り、センチュリーは営業を継続したもののロイヤルに関しては、閉鎖をして新たな運営会社を探していた。

    その後、新しい運営会社としてゴルフ場運営の恵庭開発が同ホテルを購入。廃業を免れ、営業再開にこぎつけた。新しいHPを見る限り、これまでのロイヤルのサービスを継続している。ホテルが転売されると新会社の方針でシティホテルだったものがビジネスホテルなどに鞍替えされることがよくあるが、ロイヤルホテルはシティホテルとしてやってゆくようである。

    また、道新記事によると「再開後の新たな試みとしては、帯広の人気ベーカリー「十勝ベーグル」の商品を毎日100個限定で販売。同店の商品が帯広以外で購入できるのは同ホテルのケーキ売り場だけで、午後1時からの販売ながら、連日ほぼ完売という好評ぶりだ。また、営業再開を口コミで観光客らに伝えてもらおうと、タクシー運転手向けに特別ランチ(840円)を設けるユニークな試みも。」とある。

    休業が決まった際、8月のブログでも書いたが、札幌ではグランドに続く歴史があるホテルで、以前はかなりの高級感があり、良質なホスピタリティがかんじられたお気に入りホテルであった。従業員の多くが戻ってくるようなので以前と変わらないサービスを期待したいものだ。

    建物は老朽化しているが、今後、新生ロイヤルホテルとしてどういった集客戦略を打ち出すか?このホテルは以前から「食」がウリであったので飲料部門の充実(時代に逆行しているようだが)や親会社のゴルフ客を取り込むなど泊まる以外の部分に価値を見出すべきではないか。

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    阿寒ロイヤルホテルが民事再生を申請

    2007年10月10日掲 載

    阿寒ロイヤルホテルと関連会社の阿寒総合開発が民事再生法の適用を東京地裁に申請していたと10日付けの道新が伝えている。2社の負債総額は約47億7千万円。取引先への支払いは滞っておらず、両社で経営する三ホテルの営業は続ける。

    グループは、阿寒ロイヤルホテルの他にホテル御前水とホテル阿寒湖荘を経営している。御前水と阿寒湖荘は90年代に買収している。
    先日のブログで躍進が著しい鶴雅グループについて述べたが、阿寒湖観光の実態は厳しいようだ。ホテル阿寒湖荘は10年前までは、皇室が泊まる宿としてもっとも格式があったが、最近は鶴雅に抜かれた印象であった。個性が乏しく、旧態依然とした大箱ホテルの今後は厳しいと言わざるを得ない。決して悪い宿ではなかったので残念である。

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    鉄ブーム、京プラ札幌が眼下の鉄道鑑賞(?)プラン開始

    2007年09月23日掲 載

    京王プラザホテル札幌は、JR函館本線を眼下に見渡せる部屋を用意し、札幌近郊にある鉄道関連の販売店や施設を紹介するガイドブック、京王電鉄グッズをプレゼントするなど鉄道ファン向けの宿泊プランを開始した。

    商品名は、「京王プラザの鉄ちゃん・鉄子の宿プラン」で、朝食付きのシングルプランが平日1万6000円、ラージツインプランが2万8000円で通年で販売する。 ホテルの13―14階の計4部屋を利用する。

    京王プラザホテル札幌は函館本線小樽方面のカーブに沿うように立地している。管理人は京プラ札幌にはパークホテルの次に宿泊しているが、シングルルームの多くが線路側に面している。札幌駅へ入線する列車や回送列車などが入れ替わり立ち代り登場し、大きな窓から眺めていると楽しい光景だ。また、朝は動き出す合図を送る列車の警笛音で目が覚めることもある。

    料金はやや高いが、鉄道プランでなくても、鉄道好きな方は一度、泊まってみるといいだろう。鉄道が鑑賞できるのは北側の客室である。同じく線路際にあるセンチュリーローヤルホテルは意外に列車が見にくいことも申し上げておく。

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    旭川グランドホテルが大和証券系投資ファンドへ譲渡

    2007年09月01日掲 載

    旭川を代表するシティホテルである旭川グランドホテルが大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツグループに譲渡する契約を締結した。同ホテルは10月からPI傘下となるが、従業員の雇用は継続する。

    旭川グランドホテルは日本製紙が運営するホテルで、年商約30億円。日本製紙は、2004年に閉館したニュー北海ホテルも運営するなど、旭川で長く都市型ホテルを手がけていた。旭山動物園ブームなどもあり、黒字であったが、製紙会社単独の運営には限界があり、「売り時」と判断し、大和証券SMBCへ譲渡したのであろう。日本製紙はホテル運営事業から撤退する。譲渡額は80億円程度とみられ、運営会社とホテル名称は変更しない。

    大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツは、2005年、札幌グランドホテルや札幌パークホテルを運営する三井観光開発(現グランビスタホテル&リゾート)を傘下に収めている。
    新体制となった札幌のホテルについては賛否があるが、旭川グランドホテルは、管理人が旭川でいちばんお気に入りであったところ。閉鎖したニュー北海ホテルと共にクラシカルなサービスで、クオリティが高いホテルであった。

    旭川には、代表するホテルとしてもう一軒、旭川パレスホテルがあったが、こちらは外資ファンド系のソラーレホテル(チサンホテルなどが傘下)に買収され、ロワジールホテル旭川と名称を変更している。

    【資料】旭川グランドホテル譲渡に関するニュースリリース 

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    札幌ロイヤルホテルが民事再生を申請、老舗のいいホテルなので残念

    2007年08月17日掲 載

    札幌ロイヤルホテルとセンチュリーロイヤルホテルを運営する札幌国際観光が16日、札幌地裁に民事再生法の適用を申請し、手続きの開始決定を受けたと道内版各紙が伝えている。。負債総額は44億2千万円。駅前のセンチュリーは営業を続けるが、ロイヤルは売却先が見つからなければ9月末で閉館させるという。

    札幌ロイヤルホテルは、グランドホテルに続く老舗で1962年に開業。中心街からはやや外れ、創成川と豊平川の間に位置する割と静かな環境にある。管理人はロイヤルホテルはお気に入りで、一時、定宿にしたことがある。客室数が少なく(85室)、家庭的な雰囲気、札幌のホテルでは珍しく、ホスピタリティがしっかりしていた。

    最近では少なくなったロングの黒タキシード型の制服が伝統と格式をかんじさせてくれた。同じ経営のセンチュリーロイヤルとは、同じ系列とは思えないほど寛ぎがあった。1泊なら駅前のセンチュリーだが、連泊ならロイヤルである。客室は両ホテル似たような構造であったが、最低でも25㎡程度ありゆとりがあった。バスルームのテレビや有線放送なども他に先駆けて導入したが、最近は客室内の老朽化が目だっており、この2,3年泊まっていなかった。

    札幌市内では、ホテルの進出ラッシュが続き、競争が激化。93年1月期に102億円あった売り上げは07年1月期は35億円にまで落ち込んでいる。93年頃はシングルルームが1万5千円で市内でもトップクラスの価格であったが、10年ほど前からはネット予約の場合、6,7千円程度で泊まれるようになった。
    駐車場は無料、ルームサービスも安く、これで本当にいいのだろうかと思っていたが、裏では厳しい経営が続いていたのだ。

    ロイヤルホテルは、営業譲渡を目指したものの交渉はまとまらず、民事再生を決断した。ホテル売却が決まらなければ閉館である。立地や建物の経年を考えると厳しいものをかんじる。

    もし、ロイヤルホテルに行かれることがある方は、エレベータに乗ってほしい。
    懐かしいアナログ式のエレベータであり、ピカピカに磨かれている。以前、ホテルの方にエレベータについて質問すると「こだわり」があり、古くなっても守り続けたいと話されていた。

    グランド、パークの三井観光も母体が変わってしまったが、老舗ホテルはいつまでも続いてもらいたいものである。

    【参考】2005年2月「札幌シティホテルミシュラン ススキノ編」でロイヤルホテルについて書いています。サイト開設当初で、今と文体も違う稚拙な文章ですが参考までに。


    10/9現在、ロイヤルホテルのホームページはアクセス不可になっている。センチュリーロイヤルホテルのサイトではこの件に関して一切触れられていない。

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    客室数別の売れ筋宿ランキング(じゃらん発表)

    2007年08月16日掲 載

    14日のブログでじゃらんネットの1ヶ月間の宿泊取扱額上位のチェーンホテルををお伝えしたが、今回は、2007年6月1ヶ月間の宿泊取扱額上位の施設をご紹介する。宿泊施設は、部屋数別(101室以上、51~100室、11~50室、10室以下)になっているのがポイントである。

    -101室以上-
    1.札幌グランドホテル
    2. ヒルトン小樽
    3.札幌プリンスホテルタワー
    4.湯の川プリンスホテル渚亭
    5.札幌ワシントンホテル
    6. ロイネットホテル札幌駅前
    7.チサンイン札幌
    8.ホテルまほろば
    9.ラビスタ釧路川
    10.第一滝本館

    100~51室
    1.定山渓第一寶亭留 翠山亭
    2.ぬくもりの宿 ふる川
    3.湯元白金温泉ホテル
    4.トーヤ温泉ホテル
    5. ビジネスインノルテ
    6.ホテルノイシュロス小樽
    7. ラビスタ大雪山
    8.札幌クラッセホテル
    9.ホテルノルド小樽
    10.大通公園ホテル

    50~11室
    1.御やど 清水屋
    2.望楼 NOGUCHI 登別
    3.温泉 宏楽園
    4.ホテル クレール札幌
    5. SPA&HOTELRESORTふらのラテール
    6.札幌オリエンタルホテル
    7.ホテルキクヤ
    8.支笏湖第一寶亭留 翠山亭 
    9.ホテルテトラスピリット札幌
    10.ロテル・ド・ロテル

    10室以下
    1.知床ヴィラ ホテル フリーズ
    2.旅亭 雪の屋
    3.旅館 美国観光ハウス
    4.旅の宿しらかば
    5.ラ・コリー
    6.ギャラリーペンション当麻
    7.ペンション あしたや
    8.ペンション a Dish(アディッシュ)
    9.コテージケイダス
    10. ファミール・イン・ラミーナ

    【感想・評価】10室以下の宿になると管理人も知らない宿が多い。個人的には客室数25程度以下の充実が重要と考えている。小規模宿のレベルアップこそが北海道の宿泊施設の底上げにつながるからだ。先日、じゃらんネットの口コミ高評価の宿を地域別に見ていたったが、小規模な宿は九州が群を抜いてレベルが高い。
    道内の高評価の宿は、口コミを読んでもピンとくるものが少なかった。今回の集計ではペンションや比較的リーズナブルな宿が目立つ。

    【参考】じゃらんnet売れ筋宿ランキング

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    アパが1位に、チェーンホテルランキング(じゃらん発表)

    2007年08月14日掲 載

    じゃらんネットは、2007年6月1日~2007年6月30日1ヶ月間の宿泊取扱額上位のチェーンホテルを発表した。トップはアパホテルで、以下、プリンスホテル、ワシントンホテルと続く。東横イン、東急イン、法華倶楽部、ルートイン、三井観光(アーバンホテル)などがランキングされていなかった。じゃらんへ未加盟のチェーンホテルもあるが、全体的には安さよりもクオリティが高く、女性でも安心して宿泊できるホテルが上位にきている。楽天トラベルと比較すると利用層の違いがわかって面白いデータだ。

    上位10位にランキングされたホテル
    1.アパホテル
    2.プリンスホテル
    3.ワシントンホテル
    4.サンルートホテル
    5.ドーミーイン
    6.阪急阪神第一ホテル
    7.共立メンテナンス 
    8.スーパーホテル
    9.ソラーレホテルズアンドリゾーツ
    10.リッチモンド&ロイネットホテルズ

    【感想・評価】1位のアパホテルは建物によって新築・買収(かなり古いもの)と条件が違い、客室の広さなど含め差が大きい。統一感がないのが欠点だが、社長が女性のせいか、女性客が多いビジネスホテルであり、すべて直営である。2位のプリンスホテルは、西武グループの再編成ですっかり変わってしまった。ブランドを再構築中であり、ブランド名(例・グランドプリンスなど)もグレードによって変えているが、今のところピンと来るものがない。このままでは東急ホテルズと変わらなくなる。
    3位のワシントンはビジネスホテルの王道であったが、東横インなどの宿泊特化ホテルの圧されて、一時の元気がない。東急インなどど同様に難しいポジションにある。同系列で軽朝食付き宿泊特化ホテルとしてR&Bチェーンがある。

    4位のサンルートは老舗である。ここは最初にFCを始めたところだが、APA以上にホテルによって中身が異なる。オーナーにかなり任せている印象があるが、知らないサンルートに泊まるのには不安がある。また、チェーンからの脱退なども多く、定宿のチェーンホテルにはしにくいかも。当たり外れあり。
    5位のドーミーインは急成長。浴場を備え、畳付き、靴を脱ぐ和室シングルという寮経営会社ならではのアイデアだ。貧乏くさいかんじもするがファンも多いようだ。

    6位の阪急阪神第一は、経営統合系だが、全体的にクオリティが高い。シティホテルクラスやバブル期につくられたものが多く、設備はいいが老朽化やメンテ面が心配だ。。7位共立メンテナンスは、ビジネスだけではなく、リゾートや温泉宿にも進出。釧路川ホテルはオススメだ今後、楽しみなチェーンである。8位のスーパーホテルは、安いのがウリ。天然温泉付きも多いが、連泊でも一度、チェックアウト時間には部屋を空けなければならず面倒くさい。9位のソラーレは、外資ファンド系だが、チサンホテルが多い。なぜか「CHISUN」と表現している。ホテルごとのばらつきも多そうだ。10位のリッチモンドは、ダイワハウス系で、クオリティが高い。やや高めで、住友系のビラファンテーヌに印象が似ている。

    全体的にみると「宿泊特化」、「客室が広め」、「朝食無料」、「女性客を意識」、「新しくきれい」、「ネット対応」がキーワードだが、何よりも知名度と価格がじゃらんを見る限り、上位にくる条件である(一休とはここが違う)。競争力のない地場資本のホテルは、ますます淘汰され、ここでも格差が広がってゆくであろう。

    【参考】じゃらん「売れ筋チェーンホテルランキング」

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    箱根リ・カーブが1位、道内は湯の川渚亭が上位に、楽天が人気温泉と宿を発表

    2007年08月09日掲 載

    楽天トラベルが、2007年上半期「人気温泉地ランキング」を発表した。箱根温泉郷が1位に、以下、伊東、鬼怒川、熱海と続き、関東近郊の温泉地が強かった。北海道勢は、13位湯の川、14位登別、18位定山渓がつけている。
    また、エリア別人気温泉宿も発表され、1位の箱根は、 仙石原温泉「リゾートホテル リ・カーヴ箱根」に、北海道では、「湯の川プリンスホテル渚亭」、「登別グランドホテル」、「定山渓第一寶亭留 翠山亭」がそれぞれ選ばれた。

    全体的にみると首都圏など大都市圏の大型旅館ホテルが上位を占めており、量で圧倒している印象がある。これまでネット系エージェントの人気宿は旅行会社系の人気宿と異なる傾向があったが、今回の調査を見る限り、JTBなどと変わらなくなってきている。

    ■全国の人気温泉地ランキング TOP 10
    ランク 県名 温泉地名
    1位 神奈川県 箱根温泉
    2位 静岡県 伊東温泉
    3位 栃木県 鬼怒川温泉
    4位 静岡県 熱海温泉
    5位 和歌山県 白浜温泉
    6位 兵庫県 有馬温泉
    7位 愛媛県 道後温泉
    8位 群馬県 草津温泉
    9位 群馬県 伊香保温泉
    10位 大分県 由布院温泉

    ■エリア別人気温泉宿ランキング
    1位 神奈川県 箱根温泉 仙石原温泉 リゾートホテル リ・カーヴ箱根
    2位 静岡県 伊東温泉 伊東温泉 ハトヤホテル
    3位 栃木県 鬼怒川温泉 鬼怒川温泉 鬼怒川ホテルニュー岡部
    4位 静岡県 熱海温泉 熱海温泉 あたみ百万石
    5位 和歌山県 白浜温泉 白浜温泉 梅樽温泉ホテルシーモア
    6位 兵庫県 有馬温泉 有馬温泉 有馬ロイヤルホテル
    7位 愛媛県 道後温泉 道後温泉 道後グランドホテル
    8位 群馬県 草津温泉 草津温泉 ホテルヴィレッジ
    9位 群馬県 伊香保温泉 伊香保温泉 ホテル天坊
    10位 大分県 由布院温泉 由布院温泉 御宿 ゆふいん亭

    【参考】楽天プレスリリース


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    エンペラー跡地に「メルキュール」ホテル

    2007年06月22日掲 載

    キャバレー「エンペラー」があった旧アオキビル(札幌市中央区南四西二)の跡地に、外資アコーグループのホテル「メルキュール」が建設されると、21日付けの道新が伝えている。

    旧「エンペラー」跡地は現在、取り壊し中だが、日本で唯一といっていいほどのマンモスキャバレーが昨年の9月に廃業したことは、このブログでもお伝えした。
    その後、三井不動産の手によって再開発が進められているが、ホテル激戦区・札幌に久々の大型ホテル誕生となる。アコーグループのホテルは、中島公園に隣接する旧アーサーがノボテル札幌として、昨年から営業をしている。

    メルキュールは、銀座、成田などにあるが、リッツカールトンやマンダリンのようなラグジュアリー路線ではなく、比較的こじんまりしたつくりで、値段の方も高級ビジネスホテル(銀座のメルキュールでシングル1.5万円程度)といったところである。

    旧アオキビルの周辺には、ラマダホテル札幌(旧ホテルサンフラワー・客室が恐ろしく狭い)や、少し南へ歩けば、ルネッサンスホテルやノボテルなどの外資系ホテルがある。また、グリーンホテルや東横インなども徒歩1分圏内にある激戦区だ。

    今回は、純粋な新築ホテルなので楽しみである。場所はススキノのど真ん中で、賑やか過ぎるかもしれないが、ビルのコンセプト・テナントの内容によってはススキノ自体が変わってゆくかもしれない。
    余談だが、今は、小さなスナック(♪昔、こんな歌があったっけ)や飲み屋が入る雑居ビルの時代ではなく、アルコール臭くない飲食店が入るようなビルが増えれば、ススキノも変わるかもしれない。

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    目まぐるしく変わる札幌市内ホテル事情

    2007年05月28日掲 載

    札幌で定宿というものが、なかなかみつからない。宿泊回数でいえば、京王プラザか札幌パークホテルがダントツであるが、満室や、オンシーズンの週末は料金が高いなどの理由で、「常連」の域には達していなかった。

    宿泊回数では、京プラやパークに負けるが、よく利用していたビジネスホテルがあった。南3条西2丁目の「ホテルアタッシェ」である。立地はススキノだが、36号線の北側なので意外に静かで、豊水すすきの駅の出口にあった。客室数が少なく(70ぐらい)、部屋もまあまあ広い(シングルで18㎡)、フロントの対応も家族的で、隠れ屋的なビジネスホテルであったが、惜しくも昨年閉鎖された。

    そのアタッシェの後に、ホテルラッソ すすきの が最近オープンした。沖縄でホテルを経営している会社がやっているようだが、客室はリニューアルされ、小樽の海鮮レストランが新たに入居したようだ。

    札幌市内のホテルの入れ替わりは激しい。しばらくチェックをしていないと聞きなれないホテルが出来ている。
    最近、気づいたものは、大通にあった老舗の札幌第一ホテルが、南7条西1丁目の、かつてNTT系のホテルがあった建物へ移動して、再オープンした。
    また、駅前通りには、「ティアラホテル札幌すすきの」(昨年11月にオープンしてすぐに閉めたラピドホテルが名前を変えて再オープン?)、他にも ホテルブーゲンビリア札幌 (このホテルは新築?、北海道でブーゲンビリアはないだろう)などリニューアルオープンも目立つ。

    また、新築ホテルとして、時計台の近くにクロスホテル札幌が7月に開業する。オリックス系のホテルであるが、ススキノの「ブルーウエーブイン」よりは、高級路線である。

    過剰とも思われる札幌ホテル市場であるが、相変わらず動きが激しい。

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    さまがわりする旭岳、「ラビスタ大雪山」がオープン

    2007年04月26日掲 載

    旭岳温泉(東川町)に新しいリゾートホテル「ラビスタ大雪山」が25日、オープンした。
    「ラビスタ」は、ビジネスホテルチェーン・ドーミーインなどを展開する共立メンテナンスが運営するが、先月にも釧路・幣舞橋に「ドーミーイン釧路川」をオープンさせている。
    廉価なドーミーインと違い、ラビスタは高級路線である。このあたりのことは2月のブログでふれている。

    新しいホテルは旧旭岳パークホテルの跡地に出来たものである。この地域は国立公園保護区域のために新規の土地に建物をつくることができない。2,3年前に開業した「万世閣ベアモンテ」も、記憶では「えぞ松荘」の跡地に建てたのではないか。

    旭岳温泉は以前、湯駒別温泉といった。中学・高校とワンダーフォーゲル部にいた管理人にとって「湯駒別」は、憧れの地であった。スキーは上手くはないが、旭岳のロープウエーで上まで行き、オフピステを滑り降りるのは、本州では味わえない醍醐味である。まだ航空機が高かった時代、TDAのスキーツアーもあったが、手が出るものではなく断念した思い出がある。

    湯駒別の名称もいつのまにか旭岳温泉に変わり、宿も代替わりしている。ロープウエーの経営も複数代わっているはずだ。「山屋」の憧れであった旭岳は、最近では高級路線となり、山歩きを兼ねた熟年夫妻がターゲットになっている。山と温泉も利用者の高齢化とともに変化している。健全な変化を望みたい。

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    グランドホテルの伝統が消えてしまった

    2007年04月06日掲 載

    久しぶりに札幌グランドホテルへ足を運んでみた。大幅にリニューアルされていたが、以前の重厚感がなくなっていてちょっとガッカリした。

    札幌へ行った際は必ずランチに立ち寄る「ライラック」は「ノード43」という少しお洒落なレストランに変わっていた。ライラック時代は、円卓テーブルに座り、お気に入りのコロッケランチをよく注文した。何しろ洋食の代名詞のようであるカニクリームコロッケにサラダ、コーヒー、デザートとしてバニラアイスまで付いて千円なのである。札幌に着くとよくそのままグランドまで直行して、黒ビールとコロッケランチをオーダーしたものだ。

    ところが今回のリニューアルにより、コロッケランチどころか1,600円(?)のステーキランチも無くなり、「新・北海道キュイジーヌ」などというランチでも2,500円ぐらいするものに変わってしまった。
    通りに面したブラッセリーに入ったが、ランチは1,800円、洋食メニューも一部残っていたものの大幅な変更である。

    個人的には今さら新・北海道キュイジーヌではないと思うし、新生三井観光開発の戦略はどこかずれているようで新鮮味をかんじない。

    値段だけではない。グランドホテル伝統の古きよき正統派の「洋食」が消えてしまったことが残念である。気楽にランチができる気分でなくなってしまったことが大きい。また、「ビッグシェフ」も別の店に変わっていた。

    三井観光開発は新会社となり、収益アップに躍起のようであるが、これでは道民のファンを失うのではないかと心配になった。

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    三井観光開発がグランビスタホテル&リゾートに社名変更

    2007年03月16日掲 載

    北海道新聞によると三井観光開発が社名を変更し、グランビスタホテル&リゾートになることになった。今後、三井ブランドが付く「三井アーバンホテル」チェーンやゴルフ場も名前が変わる。

    三井アーバンホテルが誕生した頃は、高品質なビジネスホテルが少なく、さらに財閥系でも気位が高いイメージがある三井ブランドなので高級感があったが、バブル崩壊後はそういったイメージが薄らいだ。三井観光開発は、北海道炭鉱汽船(ほくたん)がルーツであり、30数年前までは北炭観光開発という社名であった。なので三井アーバンホテル(三井ガーデンホテル系の一時系列であった)は北海道が生んだホテルチェーンともいえる。

    かっては道内に多くのホテルを所有していたが、現在は札幌グランド、パークホテル、定山渓の章月グランドホテル、千歳空港の三井アーバンのみである。しかし、札幌のホテルに代表されるように北海道ブランドの印象が強い。

    新社名のグランビスタであるが、北海道の雄大な景色をイメージしてネーミングしたそうであるが、「ビスタ」ブランドは他にいくつかあるのが気になる。

    中島公園にも新しいビジネスホテルで「ビスタホテル」があり、先日、お伝えした釧路でオープンするドーミーイン系の新ブランドホテルが「ラビスタ」、信州松本には地域を代表するホテルとして「ホテルブエナビスタ」がある。グランドやパークもどこでもある名前なので気にすることもないであるが、ビスタは固有名詞に近い気がする。

    是非、中央資本(実際は三井観光開発も中央資本であるがサッポロビールや雪印以上に北海道色が強く、拠点にしている)に負けないホテルを目指してほしい。

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    釧路に都市型リゾートホテル ラビスタ釧路川が3/12開業

    2007年02月28日掲 載

    シャッター商店街化が進む釧路北大通りで2年以上前から開発中の建物があった。釧路のシンボル、幣舞橋のたもとで工事現場には「幣舞橋ホテル(仮称)」と書かれていたが、「ホテル・ラビスタ釧路川」として3/12開業することになった。

    このラビスタ釧路川、温泉掘削もしており、かなり高級志向のホテルのようだ。運営はドーミーインチェーンの共立メンテナンスだが、宿泊特化型のビジネスではなく、リゾート志向のアーバンホテルだ。客室もゆったりしているようで料金もシングルで1万円を越えている(釧路では最高値)。
    同社ではドーミーイン以外にも差別化で別ブランドを展開している(ラビスタは旭岳にもオープン)。

    釧路は最近ビジネスホテルが増えた。これは企業が、経費削減のため釧路から支店を撤退させ、出張に切り替えた。そのため宿泊施設の需要が増えたためである。
    しかし、釧路には以前からこれといったホテルがない。昭和天皇も泊まり老舗であったパシフィックホテルは閉鎖したらしい。シティホテルとしてはプリンスと全日空があるが、駅前のロイヤルインの方が使い勝手がいい。

    オープンするラビスタ釧路川は、市内のホテルではもっともロケーションがよさそうである。建物もかなり時間をかけて作っていたので大丈夫であろう。幣舞橋から太平洋が海側の客室なら一望できるので夕陽を見るには最高だ。

    ラビスタができて少しでも駅前商店街や繁華街に賑わいが戻ってほしいと願うが、反面、古くからある地元ホテルはチェーン系の進出で苦戦をしている。個人的にも地場のホテルを利用してあげたいと思うが、どうしても価格・設備面を総合的に判断すると新しいチェーン系に予約を入れてしまうジレンマがある。

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    北海道NO.1のビジネスホテルは釧路ロイヤルインに決定

    2007年01月26日掲 載

    久しぶりに釧路関連の明るい話題をお伝えしよう。

    楽天トラベルがユーザー評価をまとめた「楽天トラベルアワード」の北海道地区シティビジネスホテル部門で釧路ロイヤルインが、「お客様アンケート大賞」を受賞した。

    釧路駅前にあるロイヤルインは、豊富な種類の焼き立てパンをはじめとする無料の朝食が有名、最近、朝食無料のホテルが増えているがお粗末な内容のところが多い中、千円はとってもいようなメニューである。また、客室アメニティも充実しており、女性利用者の評判もいい。

    管理人は開業以来、6,7回は利用させていただいている。以前は釧路東映ホテルといったところ。東映ホテルもいい宿であり、その時代からの常宿なので16年以上は利用している。

    東映ホテルが撤退した時はショックであり、サービスが自動化されているロイヤルインには期待をしていなかったが、一度泊まってみてその評価が大きく変わった。
    このホテルは、ダイワハウス系のロイネットホテルチェーンのノウハウが導入されているようだが、直接の資本関係やFCではないようである。

    釧路も東横インやスーパーホテルなど宿泊特化型が増えた。さらに幣舞橋のたもとには、高級感のあるビジネスホテル「釧路幣舞橋ホテル」が春にはオープンする。

    これまで宿が横並びで個性に乏しかった釧路であるが、泊まることが楽しみになってきた。

    ロイヤルインに対する管理人の評価は、2005年の観光ミシュラン内「ホテルミシュラン道東釧路編」でも詳しく述べている。

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    JR北海道がビジネスホテルへ進出

    2006年11月10日掲 載

    JR北海道がJR札幌駅西口の所有地に、10階建て客室数200室のビジネスホテルを建設、二○○八年四月に開業することが分かった。JR北海道のホテル建設は03年のJRタワーホテル日航札幌以来。同社は宴会、飲食部門があるシティホテルを札幌や旭川など道内五カ所で運営しているが、低料金が売り物で宿泊に特化したビジネスタイプは初めてとなる。

    これまでJR北海道が運営するホテルは、JRタワーを除くと国鉄時代からあるターミナルホテルチェーンを踏襲するようなものが多かったが、宿泊特化型ホテルの台頭でニーズが大きく変わった。

    JR東日本では、宿泊に絞ったホテルチェーン「メッツ」を首都圏のターミナル駅に多く進出している。

    北海道の場合、主要都市は大手ビジネスホテルチェーンが進出しているので難しいかもしれないが、同じく東日本が小都市や観光地に進出しているB&B型ホテル「フォルクローロ」と同形態のようなホテルなどは市場があるはずである。

    今年、美瑛に運営受託の形態で「ホテルラブニール」を出したが、今後も同様なものに期待したい。


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    ウインザーホテル洞爺の新展開

    2006年11月04日掲 載

    3日の日経新聞によると「ザ・ウィンザー・ホテル洞爺が米リーマン・ブラザーズ証券グループ、セコムなどと、国内初となる分譲型の超高級リゾートホテルを建設し、2011年の開業を目指すと発表した。国内外の富裕層に販売。分譲ながら世界の一流ホテルと並ぶサービスを提供する」とある。

    ウインザーホテルの前身はカブトデコムのエイベックス洞爺であり、2度の閉鎖があったが、見事に北海道を代表する高級リゾートホテルに成長した。当初、あまりに豪華すぎる内容と料金に北海道では難しいと不安視する声も多かったが、時代の風に乗ったようだ。道内ではこの手のホテルがないので目新しく、競合が少なかったことも追い風になっていると思うし、何よりもホンモノを持ってきたことが消費者心理をくすぐったであろう。

    パック商品などを見ていると、単なる富裕層向けではなく、幅広い層に合わせた商品展開をしている。たとえば道内客向けにはJR北海道と組みランチのみの日帰りツアーや、道外からのパックツアーでもランチのみから宿泊はウインザーでするが夕食は別の場所で取る(あまり価値はないが)ツアー、 「ミッシェルブラス」や「美山荘」といった高級店ではなくリーズナブルなレストランで食事を取るコースなど幅を持たせている。
    おためしで一度来てもらうリピータづくりであろうか。

    次は長期滞在を意識したコンドミニアム型ホテルの運営であるが果たしてどうなるか。

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    動きの激しい札幌市内ホテル事情 新たに2軒開業

    2006年10月30日掲 載

    札幌ススキノ地区でこれまで何度かお世話になったホテル2軒がつい最近廃業をした。
    ひとつが南3条西2丁目にあったホテルアタッシェ、もう一ヶ所は南9条西3丁目にあったホテルラフィーネである。

    アタッシェはオープンした当時(89年頃?)は客室が広く、防音もしっかりしており、高級感のあるビジネスホテルであった。スタッフも家族的で何度となく利用させていただいた。最近はすぐ傍に東横インが出きたのでそちらに取られてしまったのであろうか。

    ラフィーネは一度だけ泊まった。デザイナーズ系ホテルのはしりでガラス張りのシャワールームとトイレ・バスが別々につくられていた。客室が広く、ひとりで泊まるには手持ちぶささであった。周囲はラブホテルが多く、環境はあまりよくなかったが、フロントの女性がかんじよかった。同じ経営(東京建物)で北口にあるホテルダイナスティがあるがここもなかなかお気に入りのホテルである。

    札幌のホテルの移り変わりは激しい。廃業、新設のほか経営が代わり、名称がかわったところも多いのでチェックをしていないとわからなくなってしまう。

    辞めるところもあれば開業もある。同じススキノ・中島公園地区に2つのホテルがオープンする。
    ラピドホテル札幌(南8西3)とビスタホテル札幌中島公園(南9西4)であるが、どちらも宿泊特化型のビジネスホテルである。最近、快適度の追求し、リーズナブルで朝食付きといったこの類のホテルが増えてきた。

    来月にでもこの新規オープンホテルのどちらかに泊まってみようかと思う。その際はまたレポートする。

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    ANAがインターコンチと業務提携、全日空ホテルはよくなるか

    2006年10月25日掲 載

    全日空が世界最大規模のホテルチェーンであるインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)とホテル運営事業で資本・業務提携し、運営会社を設立すると発表した。全日空とIHGのブランド力を生かし、経営効率を高めるのが狙いである。
    資本構成は、全日空が25%、IHGが74%、残り1%を両社が設立する持ち株会社が出資し、資本金は8億3千万円。

    現在、国内外33カ所で展開するANAホテルズは、高級ホテルの「ANAインターコンチネンタル」、シティ型の「ANAクラウンプラザ」、ビジネス型の「ANAホリデイ・イン」の三類型に分けられ、「東京全日空ホテル」は来春、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」に改称する。

    道内には札幌全日空ホテル、函館ハーバービューホテル、千歳全日空ホテル、釧路全日空ホテル、稚内全日空ホテルなどがある。

    管理人は千歳以外の各ANAホテルに泊まっているが、率直なところブランドと価格、サービスが釣り合っていないという印象を受けている。札幌以外はビジネスホテルとさして変わらず、客室などはどこも今時の宿泊特化型のビジホに負けている。それでいて飲食を含めて高いので泊まりたいと思わない。
    札幌のANAホテルなどは老朽化が進み、部屋は狭い、ベットも狭い、IT化は遅れているなど評価は高くない。

    ライバルのJAL系ホテルは、ブランドによって名称が違うのでその差がわかるが、ANAホテルの場合はわかりずらい。今後は3ランクに分かれるようであるが、札幌がクラウンプラザでそれ以外はホリディインになるのであろうか。
    ホリディインというと少しグレードダウンした印象を受けるが、JALシティと同じ位置付けであろう。

    どちらにしても新会社の誕生によるANA系ホテルのレベルアップを望む。

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    道の宿格付け案が中止、一方通行のミシュラン形式はもはや古いのでは

    2006年09月20日掲 載

    高橋はるみ知事肝いりで始まった「道内宿泊施設の格付け制度導入に関する懇談会」による格付け制度の導入を当面見送ることになった。この制度、一見よさそうであるが問題点がいくつかある。

    まず、サービスや味といった主観要素が強い個人評価によって決まるミシュラン形式なのか、または、欧州の政府観光局のように施設内容(おもにハード面)による格付けなのかによって大きく違ってくる。
    いちばん大きな問題は公平な立場である道が官主導で民間の格付けに関わっているということが大きい。
    現在、サイバーエージェントや旅行会社が運営するサイトの口コミや星評価で既にかなりのものがわかる時代になっている。それらの情報が客観的で公平かというと別問題であるが、そのあたりは利用者が情報を選択する目を持ち始めており、以前ほどの情報レスや誤った選択はしなくなっている。
    また、米国のZAGATのようにホテルやレストランをアンケートにより、客観評価するサイトがいくつか出てきている。

    数年前に日本温泉協会が温泉施設の格付けをはじめた途端に多くのクレームが入り、骨抜きの内容となった。その後、白骨温泉などの「偽装」が社会問題となり、結果的に地域レベルで評価基準を設定、温泉協会もあらたなガイドラインを示したが、宿の格付けは似ているところがあり、温泉よりさらに困難を極める。

    宿を束ねる団体だけでも道観連や日観連、日本ホテル協会などいくつかあり、民間でもJTBなど旅行会社が独自の「格付け」を行なっており、コンセンサスを得るのは難しいであろう。
    単純に施設内容(収容人員、客室内容、宴会場の数、レストランやバーの有無など)で格付け、★で表すことができるが、これでは外国人観光客には参考になっても日本人相手ではあまり意味がない。

    宿泊ではないが、「あすらんて」という食を中心とした格付けサービスがはじまっている。道東地域を中心に約30名のコンシュルジュが、おススメの店を紹介するものである。ここは人気モデル旅館として注目を集めている阿寒・鶴雅を運営する阿寒グランドホテルの大西社長などが中心に動いているものだが、宿の格付けも検討していることを聞いたことがある。

    評価というよりは、それぞれの宿泊施設の強み、自慢を紹介でき、こういったお客さんに来て欲しい(ターゲット)といった宿側からのメッセージが伝わるようなサービスがあってもいい気がする。
    施設や食事、サービスなどは口コミサイトなどで大体想像できるので、むしろHPが無いなど情報発信をしていない隠れた宿などを紹介してほしい。また、宿側に自らの強み、弱みを評価させてみるのも面白い。
    宿側の姿勢というものを知りたい。

    利用者からの一方通行の情報ではなく、それに対し宿側がどう考えているのかわかれば、web1.0から2.0の時代に沿ったサービスになるであろう。
    評価を一方的に受け入れるのではなく、宿側から発信される情報を含め、それぞれの評価をさらに検討・評価し、オープンにした方がオブジェクティブである。

    もはやミシュラン形式の評価は古いかもしれない。
     

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    狙い目!JR北海道宿泊予約サイト

    2006年09月15日掲 載

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    デスクが広く快適であったホテルダイナスティ(札幌)

    先週と今週、札幌に滞在したが、先週は平日からホテルが満室であった。楽天トラベルやじゃらんネットなどのサイバー系エージェントでも難しかったが、唯一、真っ当なホテルの予約ができたサイトがあった。
    JR北海道が運営する「ツインクル旅予約サイト」を通してであるが、ここは混雑時でも空いているケースが多く、値段がオークションのように変らないので繁忙期などはかなりお得である。

    今回、札幌駅北口にあるホテルダイナスティを予約したが朝食付きで5,900円、楽天を通すと朝食なしでも8,500円なのでかなりのお得感がある。
    また、帯広でもこのプランを利用させていただいたが、他社サイトやホテルサイトでも満室であった人気の北海道ホテルを取ることができた。朝食付き8,500円であるが、これも楽天トラベルより千円安い。
    ポイントなどは付かないが、混雑時や価格面でも使い勝手がよいサービスになっている。ホテルのほか温泉宿のプランなどもかなりお得なものがあり、オススメである。

    最近、サイバーエージェントの手数料アップやホテル料金そのものの価格上昇により、ネット予約の旨味が失われつつある。ネット予約が普及してかなりが経つが、そろそろこれまでのやり方が過度期に差し掛かっているのではないか。

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    楽天トラベルが中小宿泊施設へ進出

    2006年08月22日掲 載

    事業拡大を続ける楽天トラベルであるが、宿泊予約事業で、地方の民宿や小規模旅館への予約取り次ぎを強化することになった。

    これまで楽天はビジネス宿泊需要が多かった。理由としてはインターネッによるト宿泊予約に革命を起こした「旅の窓口」がビジネス客中心であり、その旅の窓口を楽天が買収したため、引き継いだ顧客もビジネス客が多い。もともと宿泊予約サイトはビジネス需要から入っているが、最近では旅行のポータル化が進んでいる。
    競合である「じゃらんネット」(りクルート)は個人旅行志向、女性利用者の多い傾向があり、楽天としてはこの分野でシェアを伸ばしたかったのであろう。

    しかし、実際は民宿やペンション、小旅館への予約は少なく、口コミ情報も殆んど書かれていないのが現状だ。加盟はしたものの「休業中」が目立つが、数を増やす、加盟料を稼ぎたいのが楽天の狙いであろう。
    最近、ホテル旅館の中では手数料が高いといいわれる楽天を避ける傾向がある。数で稼ごうという魂胆か。

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    知床需要を見込みホテルの買収が進む

    2006年05月28日掲 載

    阿寒グランドホテル(釧路市、大西雅之社長)は網走グランドホテル(網走市)の土地と建物を買収した。運営会社として鶴雅リゾート(網走市、大西雅之社長)を設立済みで、今秋から6億―7億円をかけて全面改装する。観光シーズンを迎え、知床への観光客が増えることからグループの収容能力を拡大する。
    (北海道新聞より)

    先日のブログで清里町の「ホテルポリーニヤ」を知床第一ホテルが購入し、営業が再開される見通しであることを書いたが、今度は網走グランドホテルが阿寒湖の鶴雅グループに買収されることになった。
    網走グランドホテルは網走湖畔に面する観光ホテルだが、最近この地区の入り数は減少が続いていた。
    鶴雅グループは道東屈指の温泉ホテル「鶴雅」を阿寒湖で経営するなど地域の名門企業であり、このところ拡大路線を取っている。網走周辺では東急リゾートであった「サロマ湖鶴雅リゾート」を運営している。

    知床の世界遺産登録による周辺のホテル不足や2007年度からの団塊層の需要見込みなどがあり、このエリアではM&Aが進んでいる。
    これまで団体ツアー客が中心でサービスがあまりよくないといわれた網走湖周辺のホテルであるが、鶴雅グループになったことで変わるであろうか。ホテルの名称も変える予定である。

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    札幌駅周辺のホテルラッシュが続く

    2006年05月18日掲 載

    JR札幌駅前地区で、宿泊特化型のビジネスホテルの進出が相次いでいる。外食のロイヤルグループのアールエヌティーホテルズ(東京)は二十七日、札幌市中央区北三西一にロイネットホテル札幌駅前店をオープン。藤田観光(同)も八月十六日、中央区北四西四に札幌ワシントンホテルを開業する。オリックスグループのオリックス・リアルエステート(同)も十九階建てホテルを建設中だ。 (北海道新聞より)

    JRタワー効果により、いっきに札幌の中心街となった駅周辺であるが新ビルの建設ラッシュが続いている。ホテルの方もあらたにロイネットホテルが狸小路に続き二号店を出す。このホテルは宿泊特化型だが客室が広く、快適度が高い。泊まったことがあるがなかなかオススメのビジネスHである。

    また、ビジネスHの老舗、ワシントンも古い方の第一を取り壊しオフィスビル兼用型に建て替え。16階建ての7階から16階までが客室となる。客室も大幅にグレードアップされる模様。このホテル、以前は窓がない客室があり評判が悪かった(安かったが)が時代ニーズに合ったものになりそう。

    余談であるがワシントンや東急イン、サンルートなどの"元祖チェーン系ビジネスホテル"の景気はどうなのであろうか?
    札幌市内ではシティホテルの苦戦は伝えられるが、これらのチェーンの動向はあまり伝わってこない。想像だが、東横インやルートインなどの宿泊特化型ホテルに較べ、レストラン設備などを併設し、スタッフも多い旧来型のビジネスホテルチェーンは明らかに不利のはずだ。

    シティホテル、従来型のチェーン展開BH、宿泊特化型BHの価格差があまりなくなっており、利用者の目は客室の快適度と使い勝手、そしてアクセスへ目が向けられるであろう。
    いくら価格が安くてもネット接続が出来なかったり、シャワートイレがないホテルは敬遠される。また、ススキノの外れにあるような札幌駅からタクシーで千円以上かかるところも厳しい。
    そういう意味でも札幌駅周辺という立地は大きなウリであろう。

    私が市内でホテルを選ぶ場合、札幌駅から徒歩圏では京王プラザか全日空、無理してグランドあたりの概ね7.8分以内が限度である。
    客室のアコモでいえばシングルで17.8㎡以上、シャワートイレ付き、ネット接続が容易で無料、タバコ臭くない、ちゃんとした朝食が食べられる・・・このあたりが最低条件であろうか・・・

    客室単価が上がらないのに設備投資がかかる厄介な時代ともいえる。

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    清里町のポリーニヤが再興

    2006年05月12日掲 載

    知床第一ホテル(網走管内斜里町)は十一日までに、同管内清里町所有の宿泊施設(旧ホテル・ポリーニヤ)=同町上斜里八一五=の購入を決め、新装して来年春にも開業する。知床の世界自然遺産登録による観光客増に対応し、隣町・清里を含めた東オホーツク地域の滞在型観光の振興を目指す。
    (5/11北海道新聞より)

    ポリーニヤは1992年にオープンしたオーベルジュ形式のデザイナーズホテルであったが1999年に営業停止になっていた。
    オープン当初は道内でもプチホテルがいくつか建てられたが、現存しているのは津別のチミケップホテルと小樽・銭函のオーベルジュ・セ・ラ・セゾンぐらいであろうか。
    チミケップホテルなどは何もない環境、ペンションの延長線上のような建物、それにしては高い価格設定で維持しているのは不思議でもあるがそれだけのリピータがいるからであろうか。

    ポリーニヤは場違いなホテル(清里町には失礼)であった。道東のはずれにオーベルジュは無理があったのだろうか。確かに個人ユースが頼りで既存のエージェント観光のラインからははずれている。
    ポリーニヤの場合、PR不足もあったと思う。こういう宿の成功にはある種の「神話」と口コミが必要である。

    最近は先日メルマガで紹介をした「マッカリーナ」の成功、また、標茶町・虹別の「ヘイゼルグラウスマナー」も固定ファンを摑んでいる。北海道でもこういったホテルが存続できる土壌が少しずつだが出来つつある。

    今回、ポリーニヤを購入した知床第一ホテルはウトロ、知床観光の先駆けであり、エージェントと共に大きくなってきたホテルである。また、鮭のチャンチャン焼きを夕食メニュー(バイキング)で載せたのもここがはじめてではないか。

    ウトロ観光のリーダである第一ホテルがポリーニヤをどういうホテルにするのであろうか。

    購入金額は1107万円とのこと。安い!!


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