札幌観光協会運営の「とうきびワゴン」が民間委託へ 長すぎた独占販売でマンネリ化か
2011年12月19日掲 載
札幌・大通公園の風物詩、トウモロコシ売りの「とうきびワゴン」を運営する社団法人の札幌観光協会は、民間の業者に販売業務を委託することを決めた。希望の業者から販売方法の提案を受け、委託先を決める。(12/16付 朝日新聞北海道版)
札幌観光協会による「とうきびワゴン」での販売は昭和42年からだ。露天商の屋台が増えすぎ、公園や道路を占拠するようになったため、札幌市が交通の確保と衛生面の問題を理由に昭和40年に屋台を排除した(オリンピック向けか)。しかし、市民の「街の風物詩をなくしてはならない」という声で、同協会が管理運営をするようになったという。
大通公園でのとうきび販売は明治後半から行われており、石川啄木の詩にも登場する歴史あるものだ。また、昭和61年からは、とうきび以外にも「じゃがいも」、62年からはラムネ・かき氷・アイスクリーム等の販売も行い今日に至っている。
管理人は今でも冷凍ではないナマが出る時期には大通公園のベンチに座り、かぶり付いている。地元の方はあまり食べることはないであろうが、北海道・札幌へ来たことを実感させてくれる、まさに風物詩である。
そのとうきびワゴンが赤字だという。確かに以前よりは食べている人が少ない気がする。ワゴンの数も減ったのではないか。
不振の理由を挙げるとすれは、マンネリであろうか。一般の観光客は一度食べれば十分であろう。また、トウキビ以外のメニューにあまり魅力を感じない。少しずつ新しいアイテムは増えているが、いまひとつといったところだ。売られている商品がどのワゴンでも殆ど変わず、どこへ行っても同じものが買える安心感はあるが十年一日のごとくの感は拭えない。
来年から民間へ業務委託をするというが、40数年に亘り、観光協会が事業を独占してきた訳だ。利権も絡んでいたであろうし、それで儲けた人もいるかもしれないが、これだけ同じことを長くやっていれば硬直化して来る。長すぎた独占販売のツケがまわって来たのかもしれない。
民間委託により新しいアイデアはいろいろ出るであろうが、管理人はたとえば出店ブロックごとにメニューを変える・移動販売を増やす(現在でも可能だが)・今の小型ワゴン以外にも簡単な調理ができる「屋台」の導入など画一化された今のシステムからの脱皮が必要であると思う。
また、現在、お腹に溜まるものはとうきびとじゃがいもだけだが、たとえばミニジンギスカンなどメニューも増やし、地ビールなどのアルコール販売もあっていいと思う。大通周辺はコンビニが増えたが、コンビニで販売をしていないものを揃えて差別化を図ることも重要だ。
個人的には修学旅行生や若い女性をターゲットに、意外と美味しいところが少ないソフトクリームなどのスィーツ屋台があってもいいかと思う。公園ではワゴンのアイスではなく、花畑牧場のソフトを食べている観光客の方が目立つ。
別の問題として、大通公園の変容もあると思う。かつては公園でのイベントが限られていたが、今では年中、その準備に追われており、落ち着かない環境となっている。また、イベントではフードフェスタなど食関連も多く、とうきびワゴンから見れば競合とも云える。
公園を市民や観光客の憩いの場とするのか、お祭り広場にするのかでも違ってくる。公園の全体像そのものを考える必要もある。
是非、観光客だけではなく、地元にも愛されるものに生まれ変わってほしい。
余談だが、観光協会は来年から主催の「ミスさっぽろ」の廃止も決定した。こちらも遅きに逸した感がある。
■ワゴンで現在販売をしているメニュー
トウキビ(やき・ゆで) 1本300円
黒もちきび (ゆで) 1本300円
じゃがいも 1皿250円
とうきび・じゃがいもセット 300円
ラムネ、お茶、ジュース 150円
かき氷 200円
アイスクリーム 250円
さっぽろの水 100円
サッポロミルクスィーツ 1個350円
アイスキャンデー 150円
とうきびペーパー(ポストカード)3枚1セット 120円
札幌グランド&パークホテルの再生はなるか
2011年12月09日掲 載
12月のグランド&パーク両ホテル客室からの眺め
札幌グランドホテルなどを運営するグランビスタホテル&リゾート(東京)が、官民共同出資の企業再生支援機構による支援を受けることになった。 (12/3付 道新社説)
北海道の「迎賓館」とでも云うべき札幌グランドホテルやパークホテルを運営するグランビスタがはじけてしまった。リーマンや震災の影響も大きいが、北海道炭礦汽船(北炭)から引き継いだ巨額の負債が未だに残っているとは知らなかった。
グランビスタの旧名は三井観光開発だが、現社名に変わる少し前あたりからホテルの様子が変わってきた。ひとことでいえば、顧客を省みず、利益追求に走るように見受けられ、それまで定宿にしていたパークホテルから足が遠のくようになった。
2007年にグランドホテルの大改装が行われたが、直後にリーマンがあり、管理人は幻想と信じている「富裕層」と外国人の取り込みを図ったが、思ったほどの成果が上がらず今日に至っている。
その間、グランドとパークは随分と様変わりした。管理人は札幌へ来るとグランドホテルの「ライラック」で必ず一度はランチをした。お目当ては千円の男爵コロッケ定食で、ホクホクのじゃが芋にサラダ、コーヒー、デザートのバニラアイスまでが付いてきた。同じ場所には新しい名前の店が出来たがかなり値段が上がり、定食類が一斉にメニューから消えた。また、パークホテルはベーカリーのアップルパイが美味しく、お土産にも買ったが、こちらも姿を見なくなった。
千円のランチを楽しみに来るような貧乏客は必要ないのであろうが、リニューアルと共に違和感を増していった。ホテルの路線変更は多くの古くからの顧客を失ったのではないかと想像する。イメージチェンジを図り、収益を増やすのは結構だが、足元が見えていなかったのではないか。
今年の春、久しぶりにパークホテルに泊まった。その時の感想を拙ブログに述べているが、以前では考えられないことの連続であった。ひと言でいえば、スタッフのモチベーションが落ちていた。昔であれば、パークホテルに泊まれることはステータスであり、緊張感もあったが、そういったものがなくなってしまった。
今後、両ホテルはどうなって行くか?
建物も老朽化しており、過去のブランドも通じない時代となっている。しかし、北海道・札幌を代表する地元のホテルの顔であることには違いない。管理人は、出来うる限り、全国チェーンホテルには泊まらず、地場のホテルに泊まることを心掛けているが、両ホテルにはもう一度、そのような気にさせてくれるホテルに生まれ変わってもらいたいと願う。
伝統に胡坐をかいてはいけないが、残すべき伝統と捨てるべきものの選択を誤ってしまった気もする。両ホテルの再生は地元経済にとっても重要なので、原点に戻った出直しに期待をしたい。
札幌市内の観光名所を巡る無料循環バスが誕生、公共交通で行くには不便な場所がかなりある
2011年11月24日掲 載
観光向けの市内循環バス 左「ぶらりサッポロ観光バス」 右「Sapporo Walk」号
札幌市内の企業・商工団体などが、市内の観光名所を循環する無料バスの運行を目指し、22日に協議会を発足させた。来年6月に10日間、試験運行する。東日本大震災で遠のいた外国人観光客を呼び戻すとともに、市民にも札幌の魅力を改めて発掘してもらうのが狙いだ。(11/23付 毎日新聞大盛り北海道)
協議会は市内の会社役員らで構成する「北海道おもてなし委員会」や石屋製菓、商業施設「ススキノラフィラ」、スキー場運営会社「札幌ばんけい」、サッポロビールなど9団体・社で構成し、札幌商工会議所が後援する。
札幌ばんけいの所有バスを活用。札幌・ススキノのラフィラをスタートし、円山動物園、ばんけいスキー場、石屋製菓「白い恋人パーク」、市中央卸売市場など7カ所を巡る。観光客だけでなく市民も利用可能。午前10時~午後3時に、30分に1本の運行を予定し、試験運行で問題がなければ恒常的な運行も検討する。
これまで、都内では丸の内や日本橋、お台場などで企業スポンサーを募る形態で無料バスが運行されている。札幌市内での観光向け無料バスの運行は初めてであると思うが、市内循環散策バスとしては何コースか存在している。
サッポロファクトリー開業と共に運行を開始した「Sapporo Walk」号は、時計台、ファクトリー、サッポロビール園を循環している。また、札幌都心・郊外の北海道神宮、大倉山ジャンプ競技場、円山動物園、道立近代美術館、札幌市資料館などを循環する「さっぽろ散策バス」やJR札幌駅から北海道大学前、北海道庁前、道立近代美術館、円山動物園、大倉山競技場をボンネットバスで循環する「ぶらりサッポロ観光バス」などがある。
「北海道おもてなし委員会」が運行する無料バスは、会員企業が運営する施設をおもに巡回するが、内容を見ると外国人観光客をターゲットにしているようだ。
市内には散策バスや定期観光バスがフォローをしていない観光スポットはけっこうある。たとえば、旭山公園や宮の森方面(彫刻美術館やシャンツェなど)へは中心部からのバス便がない(円山公園駅からのバス便はあり)。また、無料バスを担当するばんけいバスのエリア内には夜景で有名な幌見峠があるがここは観光タクシーもモデルコースになっているだけで公共交通では行けない。
大倉山シャンツェも「ぶらりサッポロ観光バス」が出来る前はバス便がなく、市内を代表する観光地としてはお粗末であった。現在でもジャンプ競技が開催される日に運行されるシャトルバスは円山公園からであり、ジャンプ観戦者には観光客が多いので不便である。
広域となり、一部定期観光バスのコースにもなっているが、モエレ沼公園や札幌芸術の森へ行く市内中心部からの乗合バスも季節運行や極端に本数が少なく、利便性が悪い。モエレ沼は管理人がもっとも見てもらいたい札幌の観光スポットであるが、まだまだフォローすべき場所は多そうである。
「さっぽろホワイトイルミネーション」30周年 マンネリだが一度は見る価値あり
2011年11月11日掲 載
札幌市は8日、札幌市の大通公園を中心に25日から始まる「ホワイトイルミネーション」について、点灯時間を短縮したり電球の数を減らしたりするなど、消費電力量を7割カットする大幅な節電型で行うと発表した。(11/9付 朝日新聞北海道版)
「ホワイトイルミネーション」の時期がやって来た。今年は第31回ということで1981年のスタート以来、丸30年を迎える。管理人は1991年から結構な数見ているが、最近は雪がない時も多い。上の写真は2008年12月20日頃のものだが、雪らしい雪が初めて積もった時のもので、ここ10年ぐらいはクリスマス前辺りから根雪になるようである。オープンを12月にして、大通会場の終了は正月明けにするなど開催期間の見直しをしてもいいかもしれない。
「さっぽろ雪まつり」と違い、こちらは毎年飾られているイルミネーションがほぼ同じである。20年以上同じものが使いまわされているものもいくつかあると思うが、究極のマンネリと云えるかもしれない。その代わりと言っては何だか2002年から同時期に大通公園で「ミュンヘン・クリスマス市」が始まった。ミュンヘン市は最初に見た時は「?」であったが、慣れてくるとホットワインとソーセージで見て歩くというスタイル出来て、今では風物詩として定着している。
観光集客的に見てホワイトイルミネーションはどうなのであろうか。スタートした当時は「雪まつり」以外にこれとった冬季イベントがなく、札幌を通年型観光地にしようという思惑があったが、すぐにスキーツアーブームが押し寄せ、道外からのスキー客が動員に貢献をした。その後、イルミネーション単独でもパックツアー化されたが、あまり最近はパンフも見なくなった。
1990年代前半まではスキーツアーの他にもクリスマスを札幌のホテルで迎えるカップルも結構いたが、最近ではそういった「習慣」も激減した。同時期には「はこだてクリスマスファンタジー」が行われるので、最近では両者をセットにしたツアーも目立つ。参加者は中高年が多いようだが。
「ホワイトイルミネーション」は雪まつり同様、一度は見ておいて損はないイベントであると思う。初冬の札幌はまだ雪も少なく、歩きやすい。そして食べ物が美味しい時である。パックツアーもいちばん安い時期なので、週末の「さっぽろバカンス」などいかがであろうか。
楽しめるフリーペーパー「すすきの通信」、誌面を通して時代と街が見えてくる
2011年11月06日掲 載
最近、札幌市内でやたら見かけるフリーペーパーに「すすきの通信」がある。ホテルや観光案内所、コンビニなどに置いてあるが、読み物としても面白い。部数も16万部出ており、露出頻度も高いのでは。
ススキノの情報誌と云えば、「すすきのタウン情報」(あるた出版)が有名であったが、4年前に廃刊。その当時はネットの台頭により、タウン誌が次々に消えていった頃だが、「すきタン」の場合、本州から風俗系の情報誌が多数進出したことも大きい。「すきタン」にも風俗情報は載っていたが、あくまでもススキノを中心としたタウン誌であり、そこから北海道文化を垣間見ることができ、札幌へ行くと楽しみにしていたものだ。
ひとつの使命を終えたのかもしれないが、管理人もススキノ自体に興味を失せていった。閑散とした人の流れ、チェーン系の安い居酒屋やカラオケが増え、大人の姿が減った。それに併せて、プロの綺麗どころも激減し、個人経営から企業経営へ、また風俗店ばかりが増えた。まさに時代を象徴しているが、次第に管理人も面白い飲食店が増えた狸小路界隈に興味を覚え、ススキノでの新規開拓は全くしなくなった。
ススキノ情報にも疎くなったが、この「すすきの通信」を読むと今の状況が見えてくる。公共スペースでも配布しているフリペなので当然、風俗情報は載っていないが、キャバクラ(札幌ではニュークラブ)やスナックなどの案内は出ている。大半が知らない店だが、中には十数年営業しているスナックの広告も出ており、「ここのママさん、まだ頑張っているんだな」と思ったりして、微笑ましくなる。
そういえば、2、3日前に年に1、2回行くスナックから「開店15周年」のDMが届いた。「もう前の店も含めると17年になりますね」というママのコメントが添えられていたが、もうそんなに北海道(ススキノ)へ来ているんだなと実感した。その店のママも今年から「大人の休日きっぷ」の仲間入りだが、頑張っているようで安心をした。
最近は足が遠のきがちなススキノだが、次回は訪れてみよう。
札幌駅前通地下道が完成して一ヶ月、日本一長い繁華街通路を目指してみてはどうか
2011年04月17日掲 載
札幌駅前通地下道(札幌駅前地下歩行空間)が開通してから一ヶ月が経過した。北は「JR札幌駅」から、南は「ススキノ」まで、地下の歩行空間で結ばれたことで、札幌の中心街の大半は地下で往来できるようになった。
管理人も札幌滞在中に何度か歩いてみた。どれくらいの時間短縮になったのか計ってみたが、札幌駅西口改札口から大通まではちょうど15分。開通前の所要時間はわからないが、信号待ちがない分、3~5分は短縮されていると思う。
いちばん驚いたのは人の多さである。札幌でこんなに人が集まるのか!と驚くぐらいの通行人の数であり、特に週末は都内でもこれほどの人はみないだろうという人の流れであった。多くがもの珍しさであるが、お祭り気分が続いており、震災の影響は照明を若干落としている以外は感じなかった。
実際、開通前の予測(日銀札幌支店)では、1日に最大5万4千人が利用すると推計していたが、3/12の開通日には11万2千人、管理人は初めて歩いた28日は8万7千人と、予測を大幅に上回っている。一方の地下鉄南北線は札幌駅で10%超の減少、大通駅で数%減っているという。
この通路の特徴は道幅が広いことである。ちょうどオーロラ&ポーラタウンから店舗を外したぐらいの広さがあり、歩道の両サイドにはイベント用の出店やベンチが並んでいた。震災もあり、あまり報じられてないが、週末には各種イベントが行われている。地下街版大通公園の機能も果たしており、いかにも北海道らしいものになっている。
天井が低いのでやや圧迫感はあるが、想像以上に立派なものであった。この通路開通のいちばんの恩恵は大通側の商圏であろう。JRタワー開業後、人の流れがすっかり札幌駅に持って行かれたが、大通と繋がったことで、ふたたび客足が戻ってきている。
もともとJRタワーや大丸には、ここでしか買えないようなテナントは入っておらず、都内の百貨店やファッションビルで買えるものばかりだ。もの珍しさと付加価値で人の流れが変わったが、その間、大通周辺の百貨店やテナントビルは、札幌駅周辺には無い品揃えや若者向けのブランドを投入し、レベルアップしている。そういった意味では、新しい地下通路によって、両地域の交流、相乗効果が期待できそうだ。
ここまで地下道を通したのだから、もう少し南へ延ばしてみてはどうであろうか。ススキノ~中島公園駅周辺まで延伸すれば、繁華街&歓楽街への利便性が高まる。長期低迷が続くススキノであるが、ここでも人の流れが変わるかもしれない。
そうなると地下鉄の存在意義が問われそうだが、札幌駅北口合同庁舎付近からススキノまで地下道が完成しているのだから、日本一の地下歩道を目指してみてはどうか。ススキノ地下道は屋台や新橋駅前ビル地下にあるような路面スナックなどが登場しても面白いかもしれない。
雪まつり後の大通公園で歩くスキーコースがお目見え、雪解けまでの空白期間にイベントが登場
2010年11月24日掲 載
来年2月7~13日に行われる「さっぽろ雪まつり」の後、メーン会場の大通公園(札幌市中央区)に「歩くスキー」のコースがお目見えする。雪まつり後も観光客らの取り込みを図ろうと、市や地元商店街、旅行会社などが企画した。コースは、解体する雪像の雪を再利用して整備する。(11/23付 道新)
期間は雪まつり閉幕後の2月16日から3月13日まで。「大通公園わくわくウインターランド」と銘打ち、西8、9丁目会場に雪像に使った雪を敷き詰め、1周500メートルのコースをつくる。内側には200メートルのショートコース、チューブ滑りや雪遊びが体験できる広場を設ける。スキー用具は無料で貸し出し、初心者への指導も行う。
大通公園は通年何らかのイベントを開催している。しかし、雪まつり終了後から4月までは、壊された雪像の山が溶けるのを待つだけの状態であった。排気ガスで雪は黒く変色し、景観的にも悪い。雪まつり終了後から春先に訪れた観光客は、これが大通公園かとがっかりしたことであろう。
今回、歩くスキーコースが出来るそうだが、管理人は以前から同じアイデアを持っていた。雪のある時期の札幌、クロスカントリースキーを街の中心でできれば新たな観光資源になると思っていたからだ。
中島公園には以前からクロカンスキーコースがある。無料で用具も貸してくれるので、管理人も滑ったことがある。距離は短いが、軽い上りコースでもけっこうきつく、汗をかく。何しろエッジが効かない板なのでその扱いには苦労をする。ところが、この中島公園のクロカンも殆ど知られていない。観光客は勿論だが、札幌在住の知人に訊いても、多くが初耳だという。
大都市のど真ん中でスキーができるのは世界でも札幌ぐらいであろう。北欧では町の中心でクロカン大会が行われる所もあるようだが、今回の大通公園やたとえば道庁、北大構内、羊ケ丘、モエレ沼公園など観光スポットでスキーが楽しめそうな場所はいくつかある。一般道路や歩道を使ってスキーで市内中心部を移動できれば面白い。
ゲレンデスキーとなると、準備がいるので構えてしまうが、市内中心部でお手軽スキーが楽しめれば、外国人観光客はもとより、道外からの観光客も気軽に接することができ、スキー人口復活の足がかりになるかもしれない。
そのためにはレンタルスキーのほかにウエア・手袋の貸し出しや歩くスキーの基礎レッスンなどビギナーを意識したサービスが求められる。
札幌ベロタクシー乗車、台数を増やして中心部移動手段の一角に食い込んでほしい
2010年09月22日掲 載
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走行中のベロタクシーとドライバーの斉藤君、目的地は道立近代美術館
先日札幌でベロタクシーに乗った。ベロタクシーとはご存知の方も多いと思うが二人乗りの自転車タクシーのことで、発祥はドイツ、日本では2002年京都からスタートし、現在では全国各地で営業、道内では札幌のほか函館にある。
札幌のスタートは2008年、NPO法人エコ・モビリティサッポロが運営している。以前から大通周辺で見かけており、一度乗ってみたいと思っていたが、ちょうど時計台前に”待ちタクシー”が3台停まっていたので西17丁目の道立近代美術館まで乗車した。時計台から美術館までは北1条通りを真直ぐだが適当な公共交通がなく、歩くには少し遠い。
歩行者の視線は気になるが乗り心地は意外と快適である。美術館まではちょうど2キロ、料金は1100円であった。料金体系は初乗り300円(500mまで)で、以後100mごとに50円ずつ加算される仕組みだ。
ドライバーは大学生で北星学園大学で養護学校の教員を目指している斉藤君。北星学園はベロタクシーのスポンサーにもなっているが、車体ラッピング広告が大きな収入源になっているらしい。
ベロタクシーの趣旨はCO2排出削減など環境にやさしい都市交通づくりだが、その魅力はゆっくり時間が過ぎてゆくことだ。普段ならクルマか地下鉄での移動であるが、気が付かないようなものも見えてくる。料金も安いので観光にも適しているが、市民の気軽な移動手段としても活用できるのではないか。市内中心部の移動には便利である。クルマ社会の札幌市だが、移動の選択肢に入ってもいいと思う。
ドライバーの斉藤君によると、これまでいちばん遠くまで走ったのが円山公園とのことだが坂があるのできついらしい。また、老人の観光客がお金はいくらでも出すから冥土の土産に小樽まで走ってくれと言われた時は丁重に断ったという話には笑ってしまった。
なお、ドライバイーには講習で客引きや延長の催促はしないように教育されるらしい。どこかの人力車とは大違いだ。
「SAPPORO MUSIC GUIDE」 音楽酒場の案内フリペが創刊、音楽の観光活用も可能では
2010年05月09日掲 載
札幌市は観光客用のフリペが氾濫している。観光案内所やホテルなどには立派なつくりのもの数多く並んでいるが、多くは簡単な観光情報に規模が大きめな飲食店の案内、ススキノの女性がいる店などお決まりのパターンが多い。しかし、これら一冊で、朝から夜までの札幌観光情報の収集に事足りてしまい、これではタウン誌や旅行ガイドが売れなくなる訳だ。
フリペ激戦区の札幌で、ちょっと意表を付くものが発行された。「Sapporo MusicBar Guide」というもので、市内中心部でライブが聴ける店が紹介されている。
札幌はナマで音楽が楽しめる店が多いと前から思っていた。東京では無くなった「銀巴里」や「ソワレ・ド・パリ」などのシャンソン系、サルサなどラテン系音楽の店(HAVANAなど)やオールティズ、70,80年代ポップス専門店など東京に較べると音楽酒場が盛んで、狭いエリアに集まっているので便利だ。
管理人が最初に札幌へ行った夜、タウン誌で見た寄った店が「サロン・ド・バローヌ」というシャンソンライブが楽しめる店だった。津田順子さんというオーナーママが唄っていたが今はどうしているであろうか。その後もソウルやジャズ、好きなラテンやブラジル音楽、70年代専門店など知人に連れて行かれた。あるソウルの店ではお忍びで、松崎しげるが来ており、お気入りの隠れた名曲「セーリングラブ」をリクエストさせていただき、プライベートにも関わらず唄っていただいだ。
ライブハウス、音楽酒場は全国的に減っている。一般のコンサート自体の数や動員数も激減しており、時代の変化や景気の影響を諸に被っている。
札幌市内の音楽酒場を紹介したこのフリペ、まず、企画が優れていると思う。音楽関係者と一般を繋ぐことで、地元の音楽酒場を再認識させることができる。また、観光客を引っ張り込むも可能ではないか。音楽を楽しむという観光スタイルも単に泊まる・食べる・買う以外にあってもいいのではないか。
音楽シーンの活性化が地域分野や経済に元気を与え、観光客もそれに参加できれば地元音楽シーンんを元気にするだけではなく、新しいスタイルの観光形態を作りだすことができるのではと期待している。
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いいマチつくろう 北杜の窓
中心街が縮小し、減る飲食店と増殖する風俗店、変容が続くススキノ
2009年08月08日掲 載
日銀札幌支店が5日発表した、ススキノ地区に関する調査によると、2008年末の同地区の総店舗数は4463店と1989年末に比べ7.2%減ったことが分かった。店舗の8割を占める飲食店が13.6%減の3620店だったのに対し、風俗店や駐車場が増えた。(8/5付 日経新聞北海道版)
「すすきの歓楽街の変遷と最近の動向」と題する日銀発表のレポートだが、過去20年における変遷と特徴点を記したなかなか読み応えがある内容となっている。
レポートでは①飲食街としてのススキノの規模はかなり縮小している②飲食店の撤退が相次いだススキノ周縁部ではテナントビルが取り壊され、大型駐車場や大規模ビジネスホテルが増加している③風俗店の増加が目立ち、飲食店と風俗店の中間に位置する店舗が増えているなどと指摘している。
89年当時、ススキノで飲食店が集中していたエリアは、南4条~南7条、西2丁目~西6丁目であったが、08年末現在では南4条~西6条北側、西2丁目~西4丁目と範囲が狭まっており、飲食店数も減少している。特に西側の変遷が激しいが、以前はスナックや飲食店などが入る雑居ビルであったものが、次第に風俗店が入居するようになり、現在では風俗専門のビルもある。管理人馴染みの店が多かった雑居ビルも、当初はミニクラブや小料理屋などが入り、最先端のこ洒落たビルであったが、今では風俗店だらけであり、時代の移り変わりをかんじる。
人の流れでみると、待ち合わせのメッカであったラフィラ東側(旧ロビンソン)は、06年が16,512人(都心11位)、07年が14,550人(13位)、08年が11,877人(15位)と低下傾向が著しい。実際、「札幌で飲食をしたい場所」アンケートで、男性はススキノがトップであったが、女性は札幌駅周辺であり、ススキノの女性離れが進んでいる。
ススキノの低迷は15年近くにも及ぶが、当初はバブル崩壊や官々接待禁止などによるクラブ・スナックなどの不振から始まった。社交族が街から消えて、大人の数が減っていた。次第にススキノは若者の街化としたが、今度はJRタワーの開業などにより、人の流れが変化。若者の間にもススキノ離れが起き、残ったのは風俗店と駐車場、宿泊特化型ホテルなど不況に強いものだけであった。
中心街の衰退は地方都市だけではなく、札幌のような大都市部でも事情は違うが発生している。日銀レポートでは、きめ細かいエリアごとのコンセプトづくりなどを謳っているが、管理人は夜型から昼夜楽しめるフレックス型への変化が必要であると前から考えている。
【参考】日銀札幌支店・経済金融レポート「すすきの」歓楽街の変遷と最近の動向」PDF
6月13日の札幌は旅行者にとって厄日か 宿がすべて満室だが実際のところは
2009年06月11日掲 載
今週土曜日、6月13日の札幌が大変なことになっている。毎年、学会などが重なり6月週末の札幌市内の宿(航空機も)の予約は困難を極めるが、今週はEXILEのコンサートが真駒内アリーナ、ドリカムがきたえーる、ファイターズの交流戦がドーム、恵庭では石川遼も出る日本プロゴルフ選手権、そして「YOSAKOI」が開かれるので宿がだいぶ前から取れない状態が続いていた。
管理人、当初この日に札幌へ宿泊する予定で1ヶ月前にはネットで予約状況を調べたが、楽天、じゃらん、JTBなどおもだったところは2,3万円の高級客室かカプセルしか空いていない。平日の3倍以上の価格設定をしている宿もザラで毎年のことながら厭になる。
こういう時に空きがあるのが、JR北海道が運営する「ツインクル」の旅行サイトである。ここは料金は固定だが、こういった超繁忙期ではかなりお得で、何といっても空いている。今回は出来たばかりのホテル京阪札幌(朝食付9,800円)に予約を入れた。実はドタキャンとなってしまったが、宿を探していた友人がおり、譲ることにした。
それにしても毎年のことながら旅行会社に抑えられ、宿が取れない6月週末。そろそろ今日あたりからキャンセルが出るので空きが増えてくるであろう。もし、納得いかないホテルに予約を入れた方はもう一度、宿泊予約サイトでチェックしてみることをおススメする。狙うなら明日か当日か、どちらにしてもエージェント主導を如実にあらわしており、利用者からみればやりきれない。
ロビンソン百貨店が閉店 むずかしいススキノという立地
2008年05月03日掲 載
セブン&アイ・ホールディングス傘下のロビンソン百貨店が2日、札幌店を2009年1月18日に閉店すると発表したと3日付け日経新聞などが報じている。
ロビンソンは札幌松坂屋として1974年オープンしたが、その後、ヨーカドー傘下となり、ヨークマツザカヤ、1994年からはロビンソンに名称変更した。最近では百貨店を地下2階から地上2階までとして、3階から8階まではテナント専門店街「ラフィラ」として営業していた。
ススキノの低迷が長引き、周辺の若者の姿が少なくなるようになった。以前は大通の丸井今井や三越、パルコなどからの流れで集客もあったが、札幌駅前の大丸開業以降、大通以南の地盤沈下が続いている。もともと夜型の立地であり、交差点を渡ってわざわざ昼間に来る人も少ないであろう。
ロビンソンはススキノ交差点に位置し、待合わせのメッカとしても有名である。管理人も何度か地下の喫茶店を含め、待合せに使ったことがあるが、百貨店の中で買い物をした回数は少ない。上層階へ行くと閑散としており、コンビニ感覚のデパートであったが、常に中途半端な印象があった。最近の百貨店は富裕層をターゲットにした高級志向が目立つが、ロビンソンの場合、どこをターゲットに絞り込むか難しい。
銀座プランタンのような徹底的な女性ターゲットの店がいいような気がするが、競合店も多い。「さっぽろ東急」では若い女性狙いで上層階にスパやヒーリングサロン、女性たちが喜びそうなイタリアンなどを作り、新たな取り込みを図る。ロビンソンにはブランド品を扱う都市型アウトレットような店舗や本格的なコスメ系サロンなどが場所柄向いていると思うが。
「さっぽろ雪まつり」道外日本人観光客の減少は危険サインだ
2008年02月14日掲 載
恒例の「さっぽろ雪まつり」が終了した。好天に恵まれたこともあり、昨年より5万8千人多い215万9千人を記録した。 また、東アジアの人たちが長期休暇を取る「旧正月」と雪まつりの日程が3年ぶりに重なったこともあり、海外からの見物客が大幅に増えた。
また、JR北海道と航空各社は12日、さっぽろ雪まつり期間中の輸送実績を発表している。JRは道央圏の利用が前年同期を上回り、札幌近郊からの来場が復調傾向だったのに対し、空の便は多くの社が前年並みか微減と伸び悩んだ。
道内空港発着便は、全日空グループが同3.9%減の17万6千人、JALグループが4.4%減の17万4千人。新千歳-羽田線はスカイマークが2.5%減の1万6900人だったが、エア・ドゥは4%増の2万800人と伸ばした。
今年の傾向としては①外国人観光客が増えた②道内特に近郊からの来場者が多かった③航空機利用が減った⇒道外からの観光客が減ったということである。
最近、航空機の機材を小型化していることも関係しているかもしれないが、この時期は大型機材への変更や増便もある時だ。結論でいえば、やはり雪祭りに来る観光客が減っているということだ。
首都圏でも旅行会社の店頭に並ぶ雪祭り関連のパンフレットが年々減っている。ピークの頃の半分にもいっていない。以前は、「宿や飛行機の予約はお早めに」ということで、煽ったものだが、最近はそここそ混んではいるが、取れないことはない。ホテルもキャンセルが出るせいか直前になるとかなり値を落としている。
その代わり、「旭川冬まつり」が動物園効果もあり、はじめて100万人を突破した。「小樽雪あかりの路」も浸透してきている。道内各地で冬祭りが同時期に開催されるので、分散すること自体はいいことだが、札幌に関しては「高い」、「混む」、「つまらない」、「一度で十分」、「寒い」などの先入観が出来上がってしまっていてイメージ回復が必要である。
「ホワイト・イルミネーション」もそうだが、毎年同じことの繰り返し。鑑賞型から市内各地で市民&観光客が参加できるオール札幌のイベントにした方が盛り上がると思うが。毎年、終了翌日に取り壊される雪像を見るたびに大通公園でゴジラ(重機)が暴れているようで、複雑な思いがする。1区画でもいいので3月まで何か残せないものであろうか。
札幌に「スープカレー横丁」が登場、北海道カレー考
2008年01月25日掲 載
スープカレー発祥の地札幌に、この春、国内初の「スープカレー横丁」がオープンすることになった。24日から出店者の募集を始める。札幌市中央区のビルに6店舗分のスペースを確保する。関係者は「スープカレーの情報発信の場にしたい」と意気込み、ラーメン横丁などと並ぶ新たな名所誕生を目指す。 (1/24付道新記事 *道新記事は2週間で削除されます)
「スープカレー横丁」ができるのは南2東2のビルの地下1階。横丁を企画したのは、不動産などのオークシステムという会社である。
北海道発のスープカレーはジンギスカンと共にすっかり全国区となった。ラーメン横丁やラーメン村があるのだからスープカレーがあってもおかしくないが果たして事業として成功するであろうか。
課題としては①やや都心から離れているのでアクセスの問題がある②ラーメンは小腹が空いた時や飲んだ後など気軽に食べられるがスープカレーは主食になってしまう③ターゲットが地元か観光客なのかそれによって変わる④スープカレーは店によって味のバラつきがある⑤道外ではブームが終焉して昔のモツ鍋化している・・・・・・このあたりがクリアすべき点であろう。
そこでというわけではないが、北海道とカレーの関係について考えてみた。
管理人が北海道に通い始めた頃(1990年頃)、札幌には多くのインド料理屋があった。チェーン店の「タージ・マハール」が目立ったが、インド料理の他にも喫茶店などで美味しいカレーを出す店が多く、最初は何で寒い所にカレーが多いのか不思議であった。インド料理屋は減っていったが、そこで働いていた人たちが各地へ散って行き、タネをまいた。
定山渓の奥にある豊平峡温泉に行った時、温泉施設内にインド料理屋があり、現地の人が調理をしているのを見て驚いたことがある。温泉とカレーの組み合わせは、昔、ピンク色のターバンを巻いて北島三郎ばりの演歌を歌っていたインド人歌手・チャダを見たときの衝撃に近い(以前たけしがよくギャグに使っていた)。
ラーメンは温まるから理解できる。しかし、カレーは暑い時の食べ物と思っていたが、それは先入観があった。カレーは暖まる食べ物なのだ。最近ではカレー鍋が家庭でもポピュラーになってきたし、漢方の薬膳としても紹介されている。寒い北海道でカレーを食べる。これはごく自然なことなのだ。
以前、苫小牧で名物のカレーラーメンを食べた。最初は不気味だったが、なかなかいける。理にかなった組み合わせである。
スープカレー、いろいろな複合的な要素が絡み合い、完成した北海道らしい”郷土料理”だと思う。
モエレ沼が札幌観光の集客NO.1施設に
2007年04月23日掲 載
札幌市のモエレ沼公園の昨年度来場者が前年度より約12万人多い83万1350人に達し、札幌の観光施設の中で2年連続のトップになった。時計台や道庁旧庁舎より多いのは意外であるが。
モエレ沼公園は説明するまでもないが、イサムノグチ氏が設計した広大なアート公園であり、モエレ山やガラスのピラミットなどの施設が点在する。
管理人は昨年の秋、初めて訪れた。それまでも何度も行きたいと思いながら公共交通のアクセスが悪く行きそびれていた。何しろ市内中心部から直通の手段がなく、地下鉄東豊線環状通東駅から路線バスが一般的だがバス本数がえらく少ない。一度、環状通東まで行ったが、真冬に1時間以上バスを待つ場所もなかったので泣く泣く帰ってきた記憶がある。
施設は以前ゴミ処理場だったというが想像できない環境のよさである。また、広大なため、貸し自転車が便利であった。
モエレ沼公園は素晴らしい施設である。アクセスが改善されればもっと集客は増えるであろう。まずは市内中心部からの直通バスの運行を望む。ここは札幌が世界に誇れる観光地と信じる。
札幌が「魅力的な都市」調査の1位に
2006年09月09日掲 載
あるコンサルティング会社の地域ブランド調査で札幌が「魅力的な都市」の1位になった。その他、函館3位、富良野6位、小樽が7位入り、全国的にみた北海道人気が伺える。
この調査は、市の認知度、魅力度、イメージなど103項目に上り、このうち札幌市を「魅力的」と答えたのは86・6%に上ったのに対して、「魅力的でない」は1・6%に過ぎず、神戸市(2位)、横浜市(函館市と同率の3位)、京都市(5位)などを抑えて堂々の1位になっている。
印象としては魅力的な都市=観光したい都市であり、イメージが優先されている。
週末に東区のモエレ沼公園へ行った。その足で南区の芸術の森、定山渓温泉へ向かったが、札幌の自然環境の豊かさと公園やアートなどパブリック施設の充実にあらためて驚いた。
特にモエレ沼公園は入場無料であり、駐車場も無料というのがスゴい(南区の芸術の森は別個に入場料と駐車代を取られるので結構高くつく)。
また、その日は夕方にマチナカへ戻ったが、大通公園では道産食材を集めたイベントを開催しており、ススキノでは夕方からパレードと札幌は年中イベントを開催している印象がある。
札幌ほど都市機能と自然環境が共存し、有効に活かされている都市は世界的に見てもないのではないか。表面的なことだけかもしれないが、こういう環境で生活できる札幌市民がちょっと羨ましくなった。
やはり、自分も観光客の目であろうか。
【さっぽろタパス】が9月7日から4日間開催
2006年07月23日掲 載
九月に開かれる札幌国際短編映画祭に合わせ、札幌のまちづくりを考える市民グループのメンバーらが、札幌の中心街を舞台にした食べ歩きのイベントを計画している。飲食店を「はしご」しながら街歩きを楽しみ、中心街の魅力を再発見してもらう試み。メンバーらでつくる実行委員会は、五十店を目標に参加店舗を募っている(7/19北海道新聞)
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「タパス」とはスペイン語で「つまみ」の意味。スペインでは居酒屋&カフェとして日本でも同形態が増えているBAR(バル)で各店自慢のタパスが必ず出されるものだ。
最近、流行のピンチョスもその流れを引いているが、「さっぽろタパス」では中央区内の地下鉄、市電沿線6ブロックにあるスペイン料理屋、カフェ、バーなどから参加を募り、地域を移動しながら札幌のマチのよさを再確認してもらおうというものだ。
はしご酒イベントとは違い、昼間から参加ができ、4日間開催のためチケットも期間中有効である。
初開催の札幌国際短編映画祭「SAPPOROショートフェスト2006」に合わせて開催しており、市民グループ「まちばる」を主宰する川口剛氏を中心に実行委を結成している。
川口氏は私の友人であり、私も多少ながらこのイベントに関わらせてもらっている。現在、参加希望店が増えて参加締め切りを27日までに延長をした。現時点で50店舗近く参加をしそうな勢いである。
8月中旬から参加店マップをセットにしたチケットを5枚3,500百円、9枚6千円で販売する。チケット一枚に付き、ドリンク一杯とつまみ一品を提供する予定。
昼から夜までの開催で、市電やバスなど公共交通に乗りながら札幌中心部をのんびり歩き、お気に入りの店を探訪するイベントである。
すすきのはしご酒や函館バル街のような「はしご酒」とは共通点もあるが趣旨にやや違いがある。このあたりは主催者側の考えであるが楽しいイベントになりそうである。
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管理人からのお願い
「さっぽろタパス」では是非、皆さまの参加をお待ちしています。チケットはweb上でも先行予約発売をしています。
また、参加店の受付けも27日まで行ないます。
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利用価値のある札幌市内の公共系ホテル
2006年06月23日掲 載
これからの観光シーズン、札幌は週末を中心にホテルが混雑をするが意外に空いているのが公共の宿である。流石に官王国の北海道だけあって市内だけでも多くのホテルがある。
ざっくり紹介するとKKR札幌(国家公務員共済)、ウエルシティ札幌(厚生年金)、ベアーレ札幌(政府管掌保険)、ホテルエルム(警察共済)、ホテルノースイン北農健保会館、ホテルノースシティ(北海道職員共済)、ホテルポールスター札幌(市町村職員共済)、ホテルライフォート(公立学校共済)、メルパルク札幌(郵便貯金)、ホテルガーデンパレス(私学共済)、札幌サンプラザ(札幌市関連)、北海道教育会館ホテルユニオンなどがある(まだあるかもしれない)。
建物が古く部屋風呂がないものからかなり豪華なものまでそれぞれだが、総じて立地条件がよい。多くが札幌駅から大通の官庁街に集まっている。値段の方もオフシーズンは民間の方が安いところが多いが、これからのピーク時には割安感がある。
今回紹介したホテルのなかで泊まったことがあり、まあオススメできるところを紹介すると
KKR札幌-古いが道庁の前で使い勝手がいい。DXシングルオススメ、ウエルシティ札幌-アクセスに難があるが客室設備がよく安くて親切、ホテルガーデンパレス-平均して設備がよいなど。泊まったことはないがポールスターとライフォートもまあまあ評判がいい。
夕張市が再建指定団体になったことでもわかるとおり、公共の宿の今後はそれぞれきびしい。今のうちに泊まっておいた方がいいところもある。
なお、公共の宿ガイドと予約は北杜の窓姉妹サイトである「まるごと観光北海道」からもできます。
丸善が札幌市内中心部に再登場
2006年05月01日掲 載
昨年秋、札幌市内中心部から撤退した書店大手の丸善が2008年をめどにふたたび大通地区へ出店することになった。
南1条にあった土地店舗を売却し、苗穂にあるショッピングセンター「Ario」で営業をしていたが、依然として大型書店の需要が根強いことに着目。出店時期は2008年らしい。
大通地区の商業店舗は、札幌駅前に客足を奪われ丸井今井をはじめ多くが売上げダウン。商店でも紀伊国屋書店が札幌駅近くへ移転。JRタワーには旭屋書店があるほか、ESTAや地下街にも中規模書店がいくつかあり、札幌駅周辺は狭いエリアに書店が集中している。
昨年から大通・すすきの方面は紀伊国屋、丸善の撤退で大型書店がなくなっていた。
以前、丸善撤退が決まった際、このブログで地域の空洞化やファースト風土化(下流社会・三浦展氏のフレーズ)、「書店文化」の重要性について述べたが、復活することになった。
今後、大通と札幌駅が地下道でつながり、旧たくぎんビルの建てかえなど大通地区も変わってゆくことが予想される。そのあたりを見越しての再出店であろうが、店舗の更なる大型化は中小の書店を淘汰してしまうのであろう。


