2008年03月20日更新

端野メビウスが経営破綻、立地、規模に無理があったか

20日付け毎日新聞によると北見市端野町でスキー場やゴルフ場、ホテルを経営するリゾート会社のグラウンズ(本社・東京都港区)は17日付で東京地裁に民事再生手続きの開始を申し立てたと報じている。負債総額は約232億円で、道内に拠点を置く企業としては今年度最大の経営破綻(はたん)となる。

端野メビウスは、89年、旧端野町に「端野メビウススキー場」をオープン。91年には隣接地に「グランクリユゴルフクラブ」とホテル「メビウス」を設立し、複合的なリゾート施設を展開した。

メビウスはゲレンデ規模が小さかったが、ホテルやコテージ、スキーシーズン外はゴルフ場もあり、当初は女満別空港からアクセスもいいこともあり、開業から暫くの間はJASスキーツアーやゴルフツアーの商品に盛り込まれていた。

首都圏からの利用客を獲得する計画だったが、バブル崩壊の影響を受けて集客状況は低調に推移。地元での集客も進まず、売上、収益ともに低迷し、資金繰りが悪化していた。 負債は債権者約499名に対して約232億円。
なお今後については、ホテル・スキー場・ゴルフ場の事業をスポンサー企業に譲渡し、再生を図る予定。

今シーズンのスキー営業は3月上旬に早々と終わっており、経営が厳しいのかなと思っていたがやはりそうであった。なかなかオホーツク地方でリゾートは育たない。

【参考】帝国データバンク 大型倒産速報

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2008年03月11日更新

東京周辺にもスキー場があった(2)丹沢のスキー場

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丹沢・菩提峠スキー場全景(丹沢関連のHPより)

だいぶ前、2/4のブログで「東京周辺にも天然スキー場があった」で、神奈川県の丹沢にあったらしいスキー場に関する情報を求めたが、ふきた様より、ヤビツ峠ではなく、菩提峠ではないかという貴重な情報をいただいた。

「菩提峠・スキー場」で検索すると菩提峠スキー場に関する情報がいくつか出てきた。中にはスキー場の写真付きもある。Googleマップで地形なども見たが、ヤビツ峠と菩提峠は近く、菩提峠の可能性が高そうだ。終戦後すぐという話と1960年代前半にあったという話が出てくるが、雪が降らず1シーズンで終了しているらしい。写真を見る限り、本格的なスキー場だが、狭山のような人工雪タイプにも見えるので60年代の方が正しいのではないか。

その後、首都圏近郊の天然スキー場について調べたが、日光の明智平にも天然ゲレンデあったらしい。また、今でも営業をしている赤城山第3スキー場はかつてかなりの規模があり、戦前は賑わっていたらしい。

また、千歳線に乗っているといつも気になるものがある。千歳から札幌方面へ向かい上野幌を過ぎた辺り、進行右側の林に100メートルぐらいのなだらかな丘がある。冬はシュプールの跡があり、誰かが滑っているようである。勿論、リフトなどないが、伐採されゲレンデになっている。ここは何であろうか。

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2008年02月04日更新

”大雪の首都圏” 昔東京周辺にも天然スキー場があった

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”プチ雪国化”した我が家のプチ庭と駐車場

北海道の人は昨日からの首都圏の”大雪”ニュースを見て笑っているのではないであろうか。僅か、数センチの積雪で今朝の首都圏はパニックとなった。
交通事故は続出、凍結した多摩川の橋ではスリップした車が欄干を越えて川に転落した(気の毒に運転手は亡くなった)。また、すってんコロリンの怪我人も千人に達した。

管理人の自宅は山の中で標高が高いせいもあり、庭には16センチの雪が積もった。今日はチェーンがないとマチまで降りれない状況だったが、最寄のJR線が凍結による車両故障でストップ、高速道路も午後まで通行止めだったので、陸の孤島化してしまった。

最近は積もる機会が減った首都圏だが、子供の頃はかまくら作りやスキーができるほど降ったものだ。
そんな首都圏にもスキー場はある。東京近郊でいえば古くからあるカキ氷ゲレンデの狭山や今は無くなった船橋のザウスが有名だがどちらも室内ゲレンデである。屋外の人工雪ゲレンデとしては、以前、日本ランドといった「Yeti」(静岡県御殿場市)、「天神山リゾート」、「カムイ御坂」(ともに山梨県)など富士山周辺に固まっている。

以前はこの富士山エリアに天然雪スキー場が何ヶ所かあった。管理人が実際に行ったのは、富士山新二合目にあり、すぐ傍が自衛隊の演習地であった御殿場市営スキー場である。今回の雪のような南岸を低気圧が通過した数日間程度しか滑れない慢性的雪不足スキー場であったが、800メートル位のリフトがあり、自宅からクルマで2時間ともっとも近いスキー場であった。御殿場市営スキー場は、10年以上前に大崩落が起き、そのまま廃業した。

滑ったことはないが、御殿場から山中湖へ向かう県境、籠坂には籠坂峠スキー場があった。山中湖にはリフトの廃墟を見たことがある。古い時刻表を見ると昭和40年過ぎまでスキー&スケート用の国鉄きっぷが売り出されているのでやはりスキー場があったものだと思われる(ホテルマウント富士がある付近か)。

また、箱根では人工雪だが、駒ケ岳の頂上や箱根園で西武が小規模なゲレンデをつくっていた。20年ほど前に駒ケ岳山頂のスキー場へ行ったことがあるが、もともとは頂上から箱根園(芦ノ湖湖畔)まで人工雪でロングダウンヒルができるスキー場を昭和30年代に構想していたらしい。いかにも堤氏的な発想だ。

これはまったく情報がないのだが、神奈川県のヤビツ峠(丹沢)というところにリフト付きの天然雪スキー場があったというのだ。どなたかご存知の方はいれば知らせてほしい。

以前は東京から近場でスキー場があった。しかし、次第に雪が降らなくなり、交通網も整理されて遠出をするようになった為、存在意義を失った。やがて、首都圏近郊にはスノーマシンを兼ね備えた立派なスキー場(ハンターマウンテン塩原や那須ジーンズなど)ができ、最後はザウスのようなものまで登場した。

この10数年のスノービジネス不況で、全国のスキー場の2割程度が消えている。鉄道の廃線探訪もいいが、廃スキー場&廃ゴンドラリフトも管理人にとって何とも惹かれる世界である。

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2007年12月27日更新

鉄道でしか行けないスキー場の話

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面白山高原駅

かつてはこの時期、スキー板を担いだ客でターミナル駅はごっだがえしていたが、この10年ほどで見なくなった。首都圏、東海圏、関西圏からはシュプール号などのスキー客用夜行列車が出ていたが、最近はごく一部の臨時を除いてスキー列車はなくなった。
スキーバスも激減、スキー人口そのものが減ったとはいえ、皆どういう手段でスキー場へ行っているのであろうか。

23日夕刻、新潟から上越新幹線に乗車したが、多くのスキー場がある越後湯沢からはパラパラとスキー客が乗車してきた。ボードを持っている客がいたがスキー板を持っている客はいない。雪不足のため、一部のスキー場しかオープンしてしていなかったが、多くはガーラ湯沢帰りのようだ。

ガーラ湯沢とはJR東日本が初めてつくったスキー場であり、季節営業のスキー場専用駅があるところとして有名だ。また、車の乗り入れは制限されており、新幹線客専用スキー場といっていいであろう。

新幹線を降りたターミナルがスキーハウスであり、ゴンドラに乗り換えればゲレンデに到着する。後発のスキー場のため、湯沢地区では開発に適した山がなく、標高の高い場所を無理やりゲレンデにしたせいかスキー場としては面白みに欠ける。湯沢高原や石打丸山と連絡しており、標高が高い分、上越にしては雪質がいいのとシーズンの長さがウリである。

鉄道とスキー場の関係は古く、1933年には上越線に岩原スキー場前駅が臨時駅として開業している。隣りの土樽や中里なども歴史が古い駅前ゲレンデである(土樽スキー場は数年前に廃止になった)。
岩原には鉄道省山の家があったが、既に戦前からスキー列車は運行されており、各地に鉄道省のスキーハウスができている(ニセコ五色温泉なども戦前からあった)。岩原の開業は清水トンネルの開業時期つまり上越線の開通と重なっており、当時の鉄道省が鉄道&スキーでキャンペーンを張ったのであろう。世の中がきな臭くなる前のいい時代である。
なお、岩原は昔、渡辺プロダクション系列の会社が経営しており、芸能人が多い華やかなスキー場であったらしい。

また、時代は遡り、1997年には同じ上越線に上越国際スキー場前駅が誕生している。マイカー時代となり、スキー人口も下降、それも新幹線ではなく、在来線にこの時期、この駅ができたのは不思議だ。

鉄道でしかいけないスキー場として有名なものとして仙山線の面白山高原駅がある。先週、仙山線に乗ってみたが、地図通り林道しかなく冬季は通行止めらしい。そして改札口の前にはスキーリフトがあった。オープンの前日だったので動いていなかったが、ホームを降りてリフト乗り場まで30秒はかからないであろう。面白山高原駅も歴史が古く1937年には開業している。スキー場の歴史も古く、ほぼ同時期に開業しているようである。

管理人の知る限り、100%鉄道でしか行けないスキー場は面白山高原だけであろう。

この他、駅前ゲレンデとしては飯山線の津南や木次線の三井野原などあるが、鉄道そのものの本数が少ないので利用者は微々たるものと思われる。また、北海道で駅前スキー場といえば夕張駅とマウントレースイスキー場であろうか。倶知安駅ホーム前に旭ヶ丘スキー場があるが少し距離がありそうだ。

以前は多く見られた駅前スキー場であるが数は減っている。面白山には「鉄一本」でいつまでも頑張ってもらいたい。

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2007年12月16日更新

おんたけスキー場のゴンドラ事故、リフトの老朽化と経営者の変更との関係は

昨日全国ニュースになったが、長野県王滝村にある「おんたけ2240」スキー場で、運行中のゴンドラリフト(6人乗り44基)が緊急停止し、乗客90人が宙づりのゴンドラ内に閉じ込められる事故が起きた。ゴンドラの数が多く、救出に手間取り、最後の乗客は11時間半以上、狭いゴンドラ内に取り残された。
今朝、スキー場のHPを見ると通常通り営業しており、昨日の件に関しても謝罪はしているが、1,2行程度のものであった。

「2240」は、昨シーズンまで「おんたけスキー場」と呼んでいたが、今シーズンから名称を「おんたけ2240」に変更した。標高の高さとロングコースを売り物にしているが、すぐ近くには「御岳ロープウェイスキー場」があり紛らわしかった(ロープーウェイスキー場では2,3年前夏山リフトのゴンドラが落下し、死者を出した事故が記憶に新しい)。また、岐阜県側の御岳にはJR東海が運営する「チャオ御岳」があり、このエリアには「御岳」ブランドのスキー場は3つあるのでわかりずらかった。

今回、事故のあった「おんたけ2240」は中京圏のスキーヤーに親しまれた老舗ゲレンデであり、長く王滝村村営であった。しかし、客足が減り、昨年から運営が加森観光の子会社に移され、名称を差別化をはかる意味で変更されたのであろう。

スキー不況が長く続くなか、ゴンドラ、リフトなどの老朽化が進んでる。80年台後半から90年代に初頭にかけて多くの新設・架け替えがされたが、20年以上経過している。今回、事故があったゴンドラは1989年製である。一部の索道を除いて大半が冬季のみの営業なので、毎年、運輸局の審査を通っているとはいえ不安は残る。

加森観光では、道外でも安比高原や猫裏磐梯魔などいくつかのスキー場を運営している。加森に限らず、最近はスキー場の経営変更が多いので、あらためて施設の再点検と緊急時の対応方法など安全面でのチェックをお願いしたい。

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2007年12月08日更新

マウントレースイで雪上車ツアーを開催、増える雪上車の活用

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夕張市の夕張マウントレースイスキー場が、ナイター終了後、雪上車に乗ってマウントレースイの山頂を目指し、札幌方面の夜景や都会では見ることのできない満点の星空を見学するツアーを開催することになった。 料金は4,200円
期間は、12月22日(土)~3月29日(土)の毎日で出発は日没後。所要時間は約1時間 である。
また、レースイでは、最大斜度53度(こんな斜度聞いたことがない)の超ハードコースの「エクストリームライン」が登場。流行のオフピステを気軽に堪能できる。

最近、雪上車を利用したツアーが増えている。
札幌市の藻岩山では、冬季は展望台行きシャトルバスが雪上車となり、さらに「そり」付きの雪上車「もーりす号」が今年も登場する。昨シーズンはなかなか好評であったらしい。なお、北海道中央バスの定期観光バス「冬の札幌号」では、雪上車とそり付きの雪上車の体験乗車が組み込まれている。

この他、札幌国際スキー場では、山頂散策ツアーや3月からはキロロスキー場を結ぶ雪上車も運行される。

スキー経験がない人や外国人観光客などに冬の自然の雄大さを気軽に楽しんでもらうことができる雪上車の活用は、新しい試みとして注目である。

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2007年12月04日更新

ツアー予約が好調、底を打ったかスキー客

今シーズンは雪が早い。道内の標高が高いスキー場はすでに大半がオープン済み。
本州でも東北を中心に、八甲田、安比高原、蔵王、グランデコなど、上信越でも奥只見丸山、かぐら、志賀高原、八方や栂池など天然雪でオープンしている。20年以上前ならこれらのスキー場は12月の声を聞けば滑走可能となったが、昨今の温暖化でシーズンインが2週間以上遅れるようになった。

また、各スキー場の客足が好調だ。昨季は暖冬と雪不足に悩まされたものの、今季は早めに雪が降ったことが好影響になっているようだ。
道内では、本州方面からのスキーツアーの予約は好調らしい。ALスキーツアーによると、12月の北海道スキーの予約は前年比7%増。他社も同じようである。

オーストラリアや韓国など海外からも昨季以上の来道が見込まれている。昨季はオーストラリア客を中心に1万5千人の外国人が宿泊した倶知安町(ニセコヒラフ)では来年1,2月の最盛期はほぼ予約で埋まっており、昨年より2,3千人は増える見込みという。また、ウォン高で海外旅行ブームが続く韓国からも大幅に増えそうである。

底を打ったかにみえるスキー不況。もともとスキー場は供給過多であり、この数年で大幅なスキー場の整理が行われた。バブル前の1985年頃の数字で需要とのバランスが合うのではないか。
下げ止まりをみせ始めたスキー客だが、以前のような大幅な伸びは期待できない。これまで知恵をあまり絞ることなく、殿様商売のツケが長い低迷と関係してるが、最近になって各スキー場個性を打ち出すようになってきている。

今週は断続的に寒気が入るので週末にかけてオープンするスキー場も増えそうだ。今期のスノーリゾートビジネスの動向に注目したい。

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2007年11月23日更新

ニセコいわないと阿寒湖畔スキー場に差別化策を導入

例年より早い降雪となり、ニセコ地区や札幌国際などではこの連休でゲレンデオープンした。

北海道運輸局や旅行会社、北海道スキー連盟などでつくる「地域のスキー場活性化に関する検討委員会」は21日、モデルスキー場に選定したニセコいわない国際スキー場と国設阿寒湖畔スキー場について、子どもの集客や未圧雪路ツアー実施などを柱とした活性化策を発表した。

活性委員会は7月に道内スキー場からモデルを募集。その中から岩内と阿寒湖畔が選ばれた。このあたりの経緯については、7/30付けのブログで詳しく書いている。

活性化策では、共通して地元の子どもを呼び込める遊び場の整備やイベントの実施、外国人観光客らに人気の高い新雪や未圧雪路を楽しめるツアーづくりが盛り込まれた。ほかに、ニセコいわない国際は「団塊の世代」ら熟年層を対象にしたスノーボード教室の開催、国設阿寒湖畔は道外からの修学旅行向けプログラム改善のためのアンケートなどを行い、新たなスキー客の掘り起こしを目指すとある。(この部分道新記事)

管理人はいわない国際は閉鎖されている深雪バーンの開放とオフピステを利用したツアー、また、隣接する岩内温泉と豊富な海の幸を満喫できるような滑りではなく、寛ぎをメインにした楽しみ方の提供を訴えた。また、阿寒湖畔は、ビギナーの外国人旅行者誘致などを考えたが、委員会では修学旅行プログラムの改善が入っていた。概ね、こちらのイメージと同じ内容となった。

地域やそのゲレンデが持つ特性、強みは温泉や旅館などど同じで近くにいると気づかないもの。まだまだ埋もれているスキー場や観光地はあるはずだ。


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2007年10月06日更新

北海道スキーツアーが発売、旅行会社の思惑と利用者の変化

10月に入り、「北海道スキーツアー」のパンフレットが旅行会社店頭の並びはじめた。かつては、秋から冬にかけての売れ筋商品であったスキー商品であったが、最近では見かけることが少なくなった。全盛を誇ったスキーバスは激減し、今はツアー高速バスに代わっている。

北海道スキーツアーだが、JAL,ANA,JTBなどの商品を見比べてみた。ここ数年、大きな変化はないが、昨年あたりから大人をターゲットにした高級志向の商品がスキーツアーでも増えている。若い頃、北海道のパウダースノーに憧れた中高年層の取り込みを狙っているようだ。

特に各社ともウインザーホテル洞爺の商品に力を入れている。ウインザーは最近になりスキー場を再開したが、ゲレンデの情報はあまり伝わってこなかった。

スキー場は、カブトデコム時代の「エイペックスリゾート」の付帯施設「スノーパーク洞爺」として開設されたが殆ど陽の目を見ないうちに閉鎖された。ゲレンデ構成は、山頂のホテルを挟み、洞爺湖側にはゴンドラ付きのメインゲレンデ、また、内浦湾側にもリフトがあり、どちらもレイク&マリンビューとなっている。

コースはかなり縮小されており、ゴンドラコースといっても最長で1500メートル程度、温暖な地域のためシーズンは短く、積雪量も少ない。室蘭線に乗ると海側のゲレンデが見れるが、真冬でも地肌が出ていることが多い(下部ゲレンデは使われていないようだが)。

あくまでもウインザーホテルのプライベートゲレンデあり、本格的に滑りたい方はルスツまで送迎してくれるようだ。また、スノボー禁止、コースもホテル宿泊客専用エリアもあり、一般客は行きずらいかもしれない。

現在、ゴンドラは通年運行している。ホテルのHPを見て驚いたが、名前が「サミットゴンドラ」(笑)になっていた。それにしてもウインザーホテルのサイトは見づらい。オープン時からそうであるが、誰も気がづかない、言わないのであろうか。ホテルサイトを通して予約をする客も少ないのであろうが、物足りなさをかんじる。

今冬の北海道スキーツアー、全体的には大人をターゲットしている印象だ。トマムもグレードアップしており、滞在型を狙っている。スキーツアーブームが去り、北海道が身近になり過ぎ、かえってスキーのためにわざわざ来ることがなくなった。もはや魅惑のパウダースノーでは集客はできない。

これからは、ウインザーのような高級リゾートでの滞在、温泉滞在でのスキー、体験型の雪遊び、都市型滞在のなかでのスキーなどスキーがメインではなく、冬の北海道観光のオプション的な位置づけとしてスキーツアーを活かしていった方がいいような気がする。旅行パンフではスキーツアーは独立しているが、一般のフリーツアー(募集型企画旅行)の中でも紹介したらどうであろうか。

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2007年10月02日更新

函館七飯などをグランドレジャーが運営へ

リゾート施設の再編が一段落したと思った西武グループであるが、函館七飯スキー場が、プリンスホテルからシティグループ・プリンシパル・インベストメンツ・ジャパン(株)に譲渡され、さらに07-08シーズンから系列のウィンターガーデンリゾーツ(株)の運営と告知されていた。
ところが、昨シーズン北大雪を8年ぶりに復活させたスキー場経営の老舗・(株)グランドレジャーのサイトを見ると、新たに「函館七飯スノーパーク」が加わっていた。さらに旧西武系の「表万座スノーパーク」も加わっている。

推測だが、グランドレジャーは赤倉や奥利根など古くから営業する”自前”の他に、最近では、岩手高原(旧チサン系)や黒伏高原ジャングルジャングル(三セク?)などの営業を引き継いでおり、これらは運営委託と想像する。なので函館七飯もシティ系から委託を受けたのではないかと想像する。加森観光と同じパターンである。

グランドレジャーではこの他、白樺湖ロイヤルヒルスキー場とホテルも運営する諏訪バス・アルピコグループの白樺湖観光開発から譲渡を受け、今シーズンから運営を行うようである(ここはスノボーが人気で、スノーマシンが主、最近の温暖化で雪質が落ちている)。この件は長野日報でも報じている。

*余談だが、白樺湖ロイヤルヒルスキー場内に友人の別荘があり、何度も滑っている。スノーエスカレーターというトロイカ風の不思議な索道があったが(HPで確認すると今は撤去されたよう)、管理人の板が索道滑走部(床)と雪面の間に挟まり、このまま動き続ければ足がもげて死んでしまうので大声で叫んで止めてもらったことがある。大きなあざになった。その2,3年後に同じ状況で死亡事故を起こしている

函館七飯であるが、大沼プリンスホテルはそのまま西武が運営を続けている。表万座にもプリンスホテルがあるが、七飯、表万座はゴルフ利用者の方が多いのではないか。また、函館近郊には横津岳国際スキー場という道南ではそこそこ大きいものがある。ここも閉鎖されているが今後どうなるのであろうか。

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2007年09月21日更新

地域の結束が強い志賀高原でも奥志賀がファンド系へ売却

皇太子ご一家御用達スキー場として知られている奥志賀高原リゾート事業が、長野電鉄から野村ホールディングス系の投融資会社ユニファイド・パートナーズに譲渡されることになった。

最近、スキー場などのリゾート施設やホテル・旅館などが外資系ファンドに譲渡されるのは日常的なことで、NHK朝ドラのドラマ設定でも登場するほどである。

奥志賀高原は、高級リゾートで知られていた。本格的なフレンチがあり、クラシックな暖炉がある懐かしいロッジ風の建物は憧れであった。確か、「私をスキーへ連れてって」もここが舞台になったのではないか。
ゲレンデ設定、雪質とも上級である。流石に最近は古くなった印象があったが、ブランドは残っていた。そういえば雅子様がお気に入りの福島・箕輪スキー場もファンド系に譲渡されたのではないか。

この志賀高原は地域の結束が固いところである。奥志賀高原は長野電鉄系の長電パークリゾートが運営しているが、志賀高原のスキー場、宿の大半は地元資本である。奥志賀高原の隣にある焼額山と志賀の入口、湯田中温泉からロープウエーで延々と登るごりん高原だけが外部の西武系である。

長野五輪を誘致する際、堤義明が予てからの野望であった苗場、万座、志賀の上信越国境をゴンドラで結び一大スキーリゾートをつくる計画があった。そのためには西武グループが進出できなかった志賀高原の自社開発が必要であった。当初は岩菅山に五輪コースを作る予定であったが、自然環境保護の関係で中止となり、新潟、群馬を結ぶ計画が難しくなった。

湯田中温泉の山奥につくったごりん高原も結局、他スキー場と連絡ができず、無駄なものとなってしまった。通常、地方は西武の進出を大歓迎するところが多いが志賀は違った。地元の結束が固く、反対をした。野沢もそうだが、信州は筋が通っているところが多い。逆にいうと頑なで、時代に取り残される危険がある。

話がそれたが、飛ぶ鳥の大西武でも進出に苦労した志賀高原が簡単にファンドの手に渡ってしまった。さらにユニファイドは、北志賀高原の竜王スキー場も傘下に収めており、両者を運営することで相乗効果を期待しているようだ。奥志賀高原を「数年かけて高級感のある長期滞在・通年型リゾートに作り替えていく」としており、竜王山と焼額山を結ぶトレッキングコースの整備も構想にあるらしい。

堤義明が実現できなかった「コース連絡」が、違ったかたちで簡単に出来てしまう。あっけないものだ。ユニファイドは、このほか横浜プリンスホテルも取得している。暫くはこういった動きが続くであろう。

【参考】奥志賀高原リゾート取得に関するプレスリリース

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2007年09月20日更新

道内スキー場のオープン情報

2007~2008年シーズンの道内主要スキー場のオープン日がわかったのでお伝えする。閉鎖されるスキー場としては、既報の通り、旧コクド系では真駒内、深川、津別の各スキー場、ニセコ東山、七飯、糠平温泉は外資資本で再スタートする。また、ウインザー洞爺ホテルのプライベートゲレンデ、ウインザースノービレッジも正式に復活。昨シーズン8年ぶりに再開した北大雪は12月からオープンする予定だ。ニセコモイワは未定だが、新会社となったのでオープンするのでは?ニセコ岩内は今のところ未定である。

スキー人口の減少で、公共スキー場の淘汰が進むが今シーズンも何ヶ所かが閉鎖される見込み。旭川嵐山市民や留萌神居岩(リフト廃止)、上砂川、剣淵などが廃止されるようだが、詳しいことは各HPで調べてほしい。

■道南地区
ニヤマ高原 2006年12月11日
函館七飯 2006年12月15日 - 2007年3月25日
グリーンピア大沼 2006年12月23日 - 2007年3月21日
むろらん高原だんパラ 2006年12月22日
ウインザースノービレッジ 2006年12月16日
ルスツリゾート 2007年11月23日
ニセコアンヌプリ国際 2006年11月23日
ニセコ グラン・ヒラフ 2006年11月23日 - 2007年5月6日
ニセコ東山 2006年12月1日 - 2007年5月6日
ニセコモイワ 未定
ニセコいわない国際 08シーズンは微妙(補助金打ち切り)

■道央地区
サッポロテイネ 2007年11月17日
札幌藻岩山 2007年12月中旬
スノークルーズオーンズ 2007年11月11日
小樽天狗山 2006年12月9日
朝里川温泉 2006年12月1日
コバワールド 2006年12月23日
さっぽろばんけい 2007年12月上旬
札幌国際 2007年11月17日
Fu’s Snow Area 2006年12月16日
真駒内 08シーズンより廃業
キロロスノーワールド 2006年11月18日
中山峠 2007年11月10日

■空知地区
マウントレースイ 2006年12月1日 - 2007年3月30日
三井グリーンランドホワイトパーク 12月2日 - 3月21日
深川 08シーズンより廃業

■道東地区
アルファリゾート・トマム 2006年12月1日 -
サホロリゾート 2007年11月23日 - 2008年4月6日
糠平温泉 2006年12月23日 - 2007年3月25日
国設阿寒湖畔 2007年1月1日
津別 08シーズンより廃業
北大雪 2007年12月1日 - GW最終日(但し1・2月は休止)
スキーメビウス 2006年12月中旬 - 2007年3月下旬

■道北地区
富良野 2006年11月23日 - 2007年5月6日
旭岳ロープウェイ 2006年12月1日 -
カムイスキーリンクス 2006年12月9日 -
サンタプレゼントパーク 2007年12月1日 - 3月下旬
旭川嵐山市民 06シーズンより廃業
大雪山層雲峡黒岳 2006年11月10日
ぴっぷ 2007年12月2日
名寄ピヤシリ 2006年12月9日

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2007年09月19日更新

ニセコヒラフの花園が香港資本に売却、モイワは新経営者がまた変更

香港の通信大手PCCWグループが八月下旬に、後志管内倶知安町の花園地区で大規模開発を計画しているオーストラリア資本の日本ハーモニー・リゾートを買収したことが15日付けの道新が報じている。オーストラリア人観光客でにぎわうニセコ山系に香港資本が大規模リゾート開発で参入するのは初めてで、足踏みを続けていた花園開発が進展しそうだ。

花園スキー場は、東急がバブル期に開発されたもので、豪州系の日本ハーモニー・リゾートが2004年、スキー場とその周辺の土地約180ヘクタールを東急不動産から購入していた。スキー場経営の傍ら宿泊施設など総額約五百億円の開発計画を発表して、カナダのウィスラーに匹敵するリゾート化を目指していたが、資金提供する提携企業が見つからずに、着工できずにいた。

日本ハーモニー・リゾートの名前はこのところ聞いていなかった。ニセコの豪州やアジア人向け開発はかなり流動的な要素が大きいようである。
花園ではないが、ニセコモイワスキー場も目まぐるしく経営が変わり、今シーズンからHIS系列の豪州企業がリゾートマンションを含めた運営に当たると聞いていたが、ここににて不動産会社ゼファーが今シーズンの経営をするようである。雪質、レイアウトがいい落ち着いたスキー場なので安定した経営を望む。

ニセコは先日、豪州人をターゲットにしたFM局が倒産したが、裏ではいろいろな動きがありそうである。

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2007年08月12日更新

ニセコに国内デベロッパー開発の高級コンドミニアムが誕生

札幌市内で不動産管理などを手がけるエイチ・ビー・エム・システム(HBMシステム、札幌市、後藤吉行社長)は後志管内倶知安町で1棟1億―5億円の超高級コンドミニアムの建築・販売に乗り出したと10日付けの日系新聞が伝えている。

ニセコエリアでは豪州など海外資本を中心に分譲マンションなどの建設が進むが、従来物件より総床面積を数倍広くし、デザイン性も高めることで、欧米やアジアの富裕層を狙う。

これまでニセコ地区のコンドミニアム・別荘開発は、おもに豪州人をターゲットにしたもだったが、豪州人向けの物件はそろそろ飽和との声もあり、アジアの富裕層や今後、期待できる北米や欧州をターゲットにしているという。
設計・デザインは高級感を売り物に、朝里川温泉の「蔵群」を手掛けた建築家の中山真琴氏に依頼した。

これまでも何度か触れたが、アジアの富裕層増加や世界的な暖冬傾向による雪不足など豪州以外の市場は十分に需要が期待できる。すでに中国と英国から購入申し込みがあるという。

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2007年07月30日更新

経営診断を公募したスキー場決まる 岩内と阿寒湖畔に

5/26のブログで北海道運輸局が、再生可能なコンサルティング対象スキー場を募集するニュースを書いた。4スキー場からのコンサルティングの応募があり、最終的にニセコいわない国際スキー場、国設阿寒湖畔スキー場に決まった。

ニセコいわないは管理人のブログでも「再生候補」のひとつに挙げている。岩内の中心からも近く、岩内温泉郷に位置している(岩内高原ホテルの上)のでアクセスもいい。日本海へ向かってのダウンヒルがウリだが、リフトやコースの縮小が毎年進み、名称もよく変わる。名前が頻繁に変わるスキー場(ニセコモイワなど)は経営が安定していない証拠である。

このスキー場、3千メートル以上のロングコースや深雪バーンもあるので、本家ニセコにスケールでは勝てないまでも、コースそのものに醍醐味があり、上級者も満足する。また、ゲレンデが近い温泉観光地としての魅力もある。岩内は高原ホテルや聖観湯、高島旅館など宿のレベルも高い。両者が上手く相乗効果を出すことはできないか。

阿寒河畔スキー場は再生候補に挙げなかったが、どうも阿寒湖とスキー場というのがすぐにリンクして浮かんでこない。考えてみれば管理人は滑ったことはないが、ゲレンデまで車で2度登ったことがある。レイクビューでなかなかのパノラマなのだ。それなのに印象が薄い。巨大観光地・阿寒の影に隠れている。

以前、JASの本州からのスキーパックで阿寒湖に滞在し、阿寒湖畔で滑るコースがあったが、すぐになくなった記憶がある。需要がなかったのか。雪質はサイコウのはずだし、スケール的に本格的なスキーはできないまでも、冬季の訪日外国人観光客向けなどに市場がありそうだ。勿体ない気がする。

まだまだ、やり方次第で再生可能なスキー場がありそうである。そういえば西武グループで買い手が決まっていない真駒内、深川、津別、北広島などはどうなったのであろうか。

【参考】北海道運輸局プレスリリース

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2007年07月05日更新

豪州直行便を廃止、ニセコなど冬の北海道スノーリゾートに打撃か

豪州からのスキー客で賑わう冬のニセコだが、少し心配なニュースが飛び込んできた。

昨シーズンは12月から3月まで運航したカンタス航空のケアンズ-新千歳直行便が、今年度は中止になることになった。燃料価格の高騰や円安による収益の低下、また、北海道から豪州へ行く日本人観光客が少ないのも理由にあるようだ。
ちょうど真夏の豪州なので、寒さを逃れたい道産子観光客が利用しそうな気がするが・・・・

昨シーズン、搭乗率は70%を超えており、悪い数字ではなかったが、採算性は悪いようだ。新千歳からの国際線ロングフライトはなかなか定着しない。
以前、もっとも欧州に近い空港ということでKLMがアムステルダムとの直行便を飛ばし、管理人も試乗してみようと思った矢先、廃止になった。

これでニセコの豪州ブームに水を差したのは確かである。ニセコに限らず、豪州からの誘客をしている富良野など他のエリアにも打撃だ。

この豪州からのスキー客、最近は長野や東北などにも流れ込んでいる。東京からアクセスが容易なこれらのスキー場に持ってゆかれる可能性がある。
ニセコブーム、まだまだ地に足が着いていないかもしれない。

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2007年05月27日更新

スキー場の再生、北大雪スキー場の話

昨日のブログでスノーリゾートの再生について書いた。その中で再生可能なスキー場としてこの3月から5月まで8年ぶりに春スキー営業を再開した北大雪スキー場を上げた。

たまたま、昨日の北海道新聞に北大雪スキー場は、来期は12/1からオープンする記事が出ていた。

網走管内遠軽町白滝の北大雪スキー場を運営するグランドレジャー(東京)は二十五日、来季の営業を十二月一日に始めることを決めた。冬の営業は一九九八-九九年以来九シーズンぶり。今年三月、春スキーに限定して営業再開し好評だったことから、営業拡大に踏み切る。(北海道新聞より)
8年ぶりに復活した今期は、3/15から5/6まで営業をして、入込み数は7,300人。ロングコースが自慢だが、リフト1本のみの運行であった。

北大雪が復活した背景には、アクセスの改善などがあるが、異例のことである。スキー場を運営するグランドレジャーは、本州で岩手高原、黒伏高原ジャングルジャングル、水上奥利根、赤倉熊堂、八ヶ岳シャトレーゼなどを直営、運営委託などをするこの業界では老舗企業である。プロの目で勝算があると判断し、北大雪は再開されたのであろう。

来期からは、リフト稼動を増やし、全長4千メートルのコースを再開する。現在、休業中のリフトを併せ、4基あるが、以前はもっとあったはずで、相当な規模のゲレンデがある。古いシングルリフトのため、取替えは急がれる。

北大雪の強みはシルキースノーの雪質とロングシーズン、ロングコース、また、全日本公認のクロカン用コースなどの”ホンモノ志向”であり、競技者向けも魅力のひとつである。

昨日のブログで書いたが、横並びではない魅力を打ち出してもらいたい。たとえば北海道のスキー場は、5月連休最終日で営業を終えてしまうが、まだ雪があり勿体ない気がする。加森が運営する中山峠は5/20までの週末、唯一営業をしたが、さすがであると思う。また、素材のよさを活かしきっていないところが多い。

スキー場の再生を願う。

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2007年05月26日更新

北海道運輸局がスキー場の経営診断

北海道運輸局が、スノー人口の底上げをはかるため、道内スキー場の無料経営診断を行い、集客増に向けた改善策を提案することになった。このプロジェクトは、運輸局や旅行会社、北海道スキー連盟などでつくる「地域のスキー場の活性化に関する検討委員会」の事業のひとつである。

道内のスキー場は、1994年度の142ヶ所から2006年は111ヶ所に減っている。道内スキー場の特長は、スキーツアーが来るような大型ゲレンデは、10ヵ所を越える程度で、残りの多くは、公営か地元業者が運営している比較的規模が小さいスキー場である。

地元系のスキー場は、住民リクリエーションの観点から造られているので、ゲレンデ構成、索道施設、雪質、営業期間と営業時間、客層、食堂などの設備、周辺環境、隣接するスキー場との差別化などあまり考えられてつくられていない。
特に公共のスキー場などは、客が少なくてもリフト数を多めに稼動したり、無人のナイター営業など無駄も多い。リフト運行とナイター照明の電気代だけでも相当な金額になる。

これまでスノービジネスには、マーケティング的発想がなかった。公共のスキー場であれば、売上げを心配することないし、民間でも数ヶ月の殿様商売、すべて高めの料金設定で、稼げるうちに稼いでおこうという魂胆(北海道観光全体にもいえることだが)であった。しかし、スノービジネスの衰退や財政の悪化でそれが通用しなくなったのだ。
これまでのスノービジネスは、すべて横並び式の印象がある。「違い」を出すことで活性化できそうなスキー場は、データを読むといくらでもあるのであるが、今まで動こうとせず歯がゆかった。

専門のコンサルティングに診断をしたもらうのも結構であるが、自分たちで何ができるのか、一度大きな視野を持ってゲレンデをみてほしいと思う。

個人的に、現在、廃止・休業・規模を大幅縮小して営業しているゲレンデで再生が可能と思われるものをいくつか挙げてみる。
横津岳国際(休業)、ニセコ岩内(縮小営業)、洞爺湖ウインザーホテル(再開?)、真駒内(休業)、荒井山(廃業?)、北広島(休業)、北大雪(一部再開)、旭川市内のスキー場など。

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2007年03月25日更新

ヤマハがキロロスキー場から撤退

キロロスキー場を運営するヤマハが4施設を売却することになった。中日新聞によると売却されるのは、キロロのほか鳥羽国際ホテル(鳥羽市)、合歓の里(志摩市)、はいむるぶし(沖縄・竹富島)で三井不動産に40億5千万円で売却される。

キロロは1991年に開業した赤井川村にあるスキー場である。ちょうど札幌国際スキー場の裏手に位置し、豊富な積雪量とロングシーズンを誇っている。また、2つのリゾートホテル(ホテルピアノとマウンテンホテル)と温泉、ゴルフ場などをを擁しているが、スキーシーズン以外はこれといった特徴がなかった。

キロロはゲレンデスキーが全盛の80年代後半、当時、スキー板を製造したいたヤマハがブランドイメージアップのために計画された(当時ヤマハの板は国産の中では高級イメージであった)。
しかし、オープンがバブル崩壊後であり、設計の段階では大規模に開発する予定であったが、自然保護の絡みもあり、大幅に縮小されてしまった。

当初は三セクの株式会社キロロ開発公社が運営していたが、赤字のために赤井川村が経営から離れ、ヤマハが赤字を補てんするかたちで経営を続けていた。また、最近では格安の札幌・小樽観光ツアーの宿泊地やアジア系団体ツアーなどに利用されていた。

このところ大手資本のスキーリゾートからの撤退が目立つ。ヤマハは以前からフォークコンサートで有名な「つま恋」など観光事業に進出していた。ものづくりの会社なので誠実さ、真面目さは評価できるが、面白みに乏しく、やや感覚的にも古さをかんじた。加森観光のルスツのようなエンターテイメント性がなかった(これはヤマハが本格的且つ正統派のリゾートを目指したということもあるが)。
今後は本業に専念するようである。


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2007年03月24日更新

西武が11スキー場の廃止を決定、プリンスホテルも再編が始める

西武ホールディングスが運営する道内3ヶ所、道外7ヶ所のスキー場の廃止を発表した。

廃止されるのは道内が真駒内、深川、津別のスキー場。道外が森吉(秋田)、千畑(秋田)、日光菖蒲ヶ浜(栃木)、三国、小千谷山本山、燕温泉(以上新潟)、湯田中渋温泉ごりん高原(長野)、また、阿蘇プリンスホテルや併設するゴルフ場が国内企業に、青森の津軽高原ゴルフ場などがシティグループに2億5000万円で売却されることになった。
これで発表済みの25カ所を含めると、40施設すべての処分が決まった。

道内の深川、津別のスキー場は西武側が自治体に無料譲渡を申し出たが、自治体側が拒否をしたため施設を撤去し、現状回復されることになった。また、真駒内スキー場は入札金額が100万円に満たなかったため売却を断念したとある(道新記事より)。
真駒内はスノボーのメッカであり、ワールドカップも開催、札幌圏なので何とか売却できるのではないかと予想していたが価値は低いようである。規模が小さく、アクセスも悪いので魅力に乏しいか。

ホテルやスキー場、ゴルフ場などはシティなどの外資が中心に購入しているようだが、かなり買い叩かれている印象である。

今回、廃止されるスキー場を見ていると売れなくて当然かなというところが目立つ。多くが80年代後半からのバブル期に作られ、無理があるところが多い。また、オープン当時、政治的な意図が見え隠れするところがいくつかある。

また、プリンスホテルのブランド見直し第一弾として箱根プリンスホテルが「ザ・プリンス箱根」に名称を変えた。ザ・プリンスはもっともグレードが高いカテゴリーであろうが、どうもしっくりこない。

プロ野球西武の不祥事を見てもそうだが、この企業グループはまだまだ迷走しているようである。
堤家の影を払しょくするにはまだ相当な時間が必要かもしれない。あまりにも巨大な存在であった。


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2007年03月07日更新

雪不足に朗報か プラス温度でも雪がつくれる装置が開発される

この冬の雪不足は深刻で、すでに多くのスキー場が閉鎖に追い込まれている。特に標高が低いスキー場や西日本方面のゲレンデは一日も営業できなかったり、数日というところもある。

日経新聞によると製氷機メーカーのアイスマンという九州の会社が、外気温が3度でも人工雪を造れる装置を開発したとある。
スキー場にあるファン式のスノーマシンやスノーガンは、だいたいマイナス3℃~に下がらないと使用できなかったが、この「スノーアクセラ」という装置をマシンに取り込むと噴出す水をマイナス30℃以下に冷やして人工雪ができる仕組みらしい。

会社HPによると「噴出している過冷却水滴に凝結作用を与えます。これによって水滴は雪へと瞬時に連鎖変化します。従来であればこの温度域では噴霧水はそのまま地上に雨として降っていたのですがスノーアクセラは、これを強制的に雪に変えます。スノーマシンで造雪可能な外気温度-3℃ ~ +5℃まで可能にする画期的な造雪促進システムです」とある。


高温でも人工雪づくりが可能になればシーズンインを早めたり、今年のような雪不足シーズンには便利である。人工降雪期が登場したのが、今から25年位前であると記憶しているが、温暖化でスノーマシンが使えないスキー場も出てきている。
雪不足な無縁そうな道内でも今年は道南のスキー場などが閉鎖に追い込まれている。

スキー産業は、バブル期の設備投資したゴンドラ・リフトなどが架け替えの時期にきている。この十数年、設備の拡充が乏しかったスキー業界であるが、来シーズンあたりから今回、紹介をした「スノーアクセラ」を含めて投資がありそうである。

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2007年02月26日更新

超暖冬により春スキーは大混雑?北大雪は3/15にオープン

今冬の異常な暖かさで各地のスキー場は散々な目に遭った。既に閉鎖しているゲレンデも多く西日本のスキー場は殆んど積雪ゼロである。また、新潟や長野も記録的な小雪のため、このままでは3月の早い時期に店じまいという前代未聞のことになりそうである。

道内のスキー場も暖冬のため積雪は少なめだが、それでも平年の3分の2ぐらいはある。そのなか3/15にオープンするスキー場がある。以前、このブログで紹介をした8年ぶりに再開されることになった北大雪スキー場である。
白滝にあるアスピリンスノーがウリの競技者&オフピステ志向のゲレンデであったが、長い間、営業を休止していた。「奇跡の再開」とブログに書いたが、今シーズンは5月連休までの営業である。

この他、層雲峡の黒岳スキー場も3月から営業を再開する。雪不足の今年、こういった標高の高いスキー場には多くの客が訪れるであろう。

厳冬期に利用者が少ないスキー場は、春や初すべり期のみの営業をするのも差別化につながり知名度が増すかもしれない。本州でいえば奥只見丸山や月山などが有名であるが、短いシーズンがプレミア感を増している。

今年のような異常な暖冬は温暖化によってこれからも起きるかもしれない。そうなると北海道のスキー場、春スキーができるロングシーズンのスキー場の価値が上がる。
底を打った感があるスノービジネスだが、思わぬ展開がこれからありそうだ。

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2006年10月23日更新

西武系スキー場、深川と津別、予測通り売却先見つからず

旧コクド系のスキー場で現西武ホールディングスが所有し、今年度中の売却先を探していた11ある施設のうち深川(深川市)と津別(津別町)の2スキー場の売却先が見つかっていないことがわかった。
今年度中に見つからない場合は地元自治体側への無償譲渡など処理策を見直す可能性もあるという。

この2ヶ所のスキー場の買い手を見つけるのは難しいのではないかということは、6/16のブログ「道内西武系施設の売却」で書いたが、その通りとなった。

深川、津別は旧コクド側がニセコ東山や富良野のようにスキー観光需要を見越してつくったものではなく、地方自治体から嘆願されて作ったものであろう。こういったコクド系のスキー場は全国に多くあり、既に秋田の千畑、阿仁、今年からは青森の鯵ヶ沢など閉鎖・休止に追い込まれている。
行政が積極的にリゾート開発に関わり、大西武様に来ていただきたきたいと奔走してこしらえた結果、80年代後半乱開発のツケが今まわってきている。

深川スキー場は市へ譲渡をして市民スキー場としてやってゆくしかないであろうが、財政難の折、リフト数も多く、ゲレンデ規模の縮小を考えられる。
津別は、道東では数少ない本格的なスキー場である。周辺にはプリンスホテルがある屈斜路湖もあり、女満別や釧路空港からのアクセスも悪くない。町営の豪華ホテルも近くにあるので地元以外の需要も見込めるはずだ。但し、中途半端さが拭えない。

昨日のブログで夕張の観光施設を切り売りでは観光効果が生まれず、一括購入管理することでシナジーを生み出せると提案入札した加森観光の話を書いたが、旧コクド系の場合にも同じことがいえるであろう。スキー人口が減り、老朽化した施設と雇用確保を押し付けられてもB級スキー場だけでは話にならない。
最近、スキー場のM&Aを専門とする企業がいくつか出てきているが、彼らが目を付けるのはゲレンデ以外にいかに魅力的な価値があるかであろう。

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2006年08月09日更新

ニセコの明暗

日本と豪州の不動産開発会社など3社がニセコ地域でリゾートマンションを核とした複合施設を建設する。同地域で最大級となるコンドミニアムのほか、ショッピングモールや温泉なども併設し、2008年夏の完成を目指す。総投資額は60億円程度になる見込み。豪州人観光客の増加でリゾート施設への需要が拡大すると判断した。(日経新聞)

豪州を中心にしたニセコ投資が続いている。一方では西武グループの撤退により、ニセコ東山スキー場やプリンスホテル、ゴルフ場などが売りに出されている。

さらにアンヌプリスキー場にあるホテル日航アンヌプリも売却されることになったらしい。ゲレンデに隣接し、スキーツアーが華やかであった頃は高級リゾートホテルとして名をはせたが、最近は見る影もなかった。確かこのホテルは温泉がないはずである。周辺のホテルには多くの温泉があり、昆布温泉に隣接するにもかかわらず日航ホテルにはなかったのも痛い。
年に1,2回このホテルの前を通るが、かなり老朽化しており、東山のプリンスとともに80年代風のリゾートである。

現在、ニセコの開発はヒラフスキー場がある倶知安町が大半を占める。お隣のニセコ町はホテルと撤退が相次ぎあまりいい話が出ない(豪州人は多少来ているようであるが)。ニセコには3つの大きなスキー場があるが、真ん中にある東山が売りに出され、間が抜けた状態になっている。
売り先は決まるであろうが営業準備期間を考えると残された時間は少ない。
ひらふ・倶知安地区がクローズアップされているニセコであるが、全体としてみると今のところ明暗がはっきりしている。
民営化した観光協会であるニセコリゾート観光協会などは、この件に対してどういうスタンスでいるのであろうか。
 

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2006年07月29日更新

快挙、北大雪スキー場が8年ぶりに再開

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先日の当欄で西武ホールディングスのスキー場売却問題に絡み、西武系以外でも商業価値がありそうなスキー場として北大雪スキー場を挙げた。
北大雪は白滝村にあるスキー場で天狗岳の北斜面を利用、絹のようにまとわりつくシルキースノーと4キロのダウンヒル、11月上旬から5月連休までのロングジーズンを売り物にしていたが、1999年から休業を続けていた。この北大雪が8シーズンぶりに復活することになった。

北海道新聞によると国からのゲレンデ借地権が今年で切れることで存続の決断が迫られ、高速道路の延長やスキー不況も底をつき採算が取れると判断、来シーズンからの再開を決定したとある。
8年のブランクを置いての再開は異例であるが、スキー場の閉鎖が続くなか快挙といってよいだろう。運営するグランドレジャーは赤倉熊堂スキー場や水上奥利根など本州では老舗のスキー場を運営しており、加森観光などよりずっと前からスキー場運営に携わってきた会社だ。

気になるのはコース整備や施設面であるがリフトは古いひとり乗りであり、本来ならゴンドラを通すような広大なゲレンデ、厳寒のなか3本のシングルリフトを乗り継ぐのは苦行である。ここの雪質は大雪山旭岳よりも上という話であり(ということは日本一)、11月の早い時期から競技スキーの合宿などが入る。

再開後は開設時期を3月から5月の春スキー期に絞り営業をする予定。北大雪に限らず差別化を図れば充分に集客が期待できるスキー場はかなりの数にのぼるはずだ。

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2006年07月11日更新

新潟・ARAIリゾートを運営する会社が解散

妙高市の大規模リゾート施設「新井リゾート」(ARAI MOUNTAIN&SPA)を運営する「新井リゾートマネジメント」(妙高市両善寺・小島弘社長)は10日、会社解散を決め、営業を停止、地裁高田支部に特別清算を申し立てた。同市では6月にも西武ホールディングスが燕温泉スキー場などからの経営撤退を表明、観光面の影響が深刻化している。(日経新聞)

スキーリゾートのなかで独自の地位を築いていた新井が潰れた。ソニー創業者である盛田昭夫氏の子息らが立ち上げたスキー場で上越地方の新井市に山岳リゾートを建設。日本離れをした10キロに近いロングコースやオフピステ、5月下旬までのロングシーズンを売り物にした。
また、高級ホテルを建設し、大人のスキーリゾートを狙ったようだが、思うように客足が伸びなかった。会社HPによると豪雪による売り上げの落ち込みが理由のひとつと書いており、昨冬の豪雪が思わぬ被害を産出した。
東京商工リサーチなどによると、負債総額(2005年5月期末)は約11億円。入込み数はピークの約21万人から、今冬は約12万人に低迷していた。

ヨーロッパのような雄大でホンモノ志向のリゾートを目指したと思われるが時代とマッチしなかった。アクセスは悪かったが、充分に心意気をかんじることができたリゾートであったので惜しい気がする。
トマムにしても山岳リゾートはうまくいかない。

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2006年07月07日更新

スキー場再生へ向けた新たな動き

日本駐車場開発の子会社である日本スキー場開発(東京・千代田、氏家太郎社長)は8月中旬をメドに、長野県大町市にあるサンアルピナ鹿島槍スキー場を取得する。スキー場再生を手がける目的で設立した同社にとって初の案件となる。四つのレストランや200人が泊まれる宿泊施設などを改装し、集客力を高める計画だ。 (日経新聞)

スキー場の不振が続くなか新たな動きが出てきている。西武に代表されるゲレンデの整理・淘汰が続く反面あらたにスキー場を取得する会社も出始めている。
今回買収された鹿島槍スキー場は三井観光開発がつくったものだが、スキー人口の減少でピーク時の三分の一程度に落ち込み、親会社の不振もあり、2004年に長野の予備校、信学会に事業譲渡されていた。
信学会から新たに買収した日本スキー場開発は親会社が立体駐車場を運営する会社だが、あらたなビジネス展開としてスキー場運営に乗り出した。

これまで加森観光が運営委託のかたちで全国のスキー場やリゾートの再生に乗り出していたが、日本スキー場開発やオリックス系のOPEスノーアライアンス(群馬の川場を買収)などスキー場に買収ターゲットを絞った会社が出てきた。
スキー業界は未だバブル期の過剰開発と設備投資のツケから脱却できないでいる。各地で再生プロジェクトが行なわれているが殆んど効果が出ていない。開発から既に20年近くが経過し、施設の老朽化もはじまっている。
景気回復もあり、スキー場経営に乗り出すなら今がタイミングかもしれない。これまで後手後手にまわり自信を失っていたが、その背景には戦略性のなさをかんじる。

これまでスキー場経営は公営か地元の中小企業、逆にコクドや東急のような大規模デベロッパーとフットワークがいいといえなかった。
今回の駐車場経営のような異業者からの参入に再生のヒントが隠されている気がする。駐車場、給食、介護施設など本業の活性につながりそうな業界は結構あるはずである。

北海道でも滞在型など顧客の絞込みをすれば函館七飯、糠平温泉、津別などのコクド西武系や休業中の北大雪、仮営業のカムイなど再生が可能とみるが・・

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2006年06月18日更新

あらためてわかったスキー場経営の苦しさ

西武ホールディングスが、道内24施設のうち11施設を売却し、撤退することを一昨日お知らせしたが、売却、継続される施設名がわかったのでお知らせする。

特長としては富良野を除くすべての道内スキー場の閉鎖である。この中には本州からのスキーツアーでもお馴染みのニセコ東山や函館七飯が含まれている。あらためてスキー人口の減少によるスキー場経営の厳しさがわかる。一昨日のブログで伝えたなかで真駒内スキー場は札幌市がサポートをしないことを表明。札幌市では既にFS・SNOW(旧ふじのスキー場)を市の関連団体が運営している。

また、上士幌町の糠平温泉スキー場の閉鎖も決定。温泉街の裏山にあり、旅館まで滑っておりて来られるのが魅力であった(ゲレンデから露天風呂へ直結していた旅館もある)。
再生に賭ける温泉街であるが、悪影響を及ぼさないか心配である。
以前、糠平温泉の旅館オーナーからコクドがリフト架け替えで費用の負担を求めて来ている話やスキー場の運営方法などで地元との居り合いがうまくいっていなかった話を聞かされたことがある。
最近はヒムノリゾート構想などで頑張っているのだけに水を差すことにならなければよいが・・・・

 【道内の西武HDのリゾート施設】

◆売却する施設
真駒内スキー場(札幌市)
札幌北広島プリンスホテル(北広島市)
札幌北広島プリンスゴルフ場(同)
ニセコ東山プリンスホテル(ニセコ町)
ニセコ東山スキー場(同)
ニセコゴルフコース(同)
ニセコ東山プリンスホテルゴルフ場(同)
深川スキー場(深川市)
函館七飯スキー場(七飯町)
糠平温泉スキー場(上士幌町)
津別スキー場(津別町)


◆経営を継続する施設
札幌プリンスホテル(札幌市)
富良野プリンスホテル(富良野市)
新富良野プリンスホテル(同)
富良野スキー場(同)
富良野ゴルフコース(同)
函館大沼プリンスホテル(七飯町)
函館大沼プリンスゴルフコース(同)
函館大沼プリンス駒ケ岳コース(同)
北海道カントリークラブ大沼コース(同)
上士幌ゴルフ場(上士幌町)
釧路プリンスホテル(釧路市)
屈斜路プリンスホテル(弟子屈町)
女満別ゴルフコース(大空町)


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2006年06月16日更新

道内西武系施設の売却

西武ホールディングス傘下プリンスホテルの大野俊幸会長は15日、札幌市内で高橋はるみ知事と会談し、道内にある24施設のうち、11施設を今年度中に売却すると表明した。有数のリゾート地であるニセコ地区からも完全撤退する。売却先が見つからない場合は閉鎖に追い込まれる可能性もあり、今後は11施設の引き受け先の確保が焦点となる。 (日経新聞)

売却されるのはホテルがニセコ東山、北広島、スキー場は七飯、真駒内、深川、津別などで札幌プリンスホテルや富良野などは継続する。当初の予想より売却施設が多いのが感想であり、ニセコはホテル、スキー場、ゴルフ場すべてが売りに出された。ニセコはヒラフに隣接しており、ホテルが2棟あるので外国資本が食指をのばすのではないか。

難しいのは地方の施設である。深川や津別などは地元客が中心であり、財政難のため地元自治体でも面倒を見切れないであろう。引き受け先がみつかるか注目である。雇用面でも地元へ与える影響は大きい。
売却が決まった中で価値がある施設は七飯と真駒内のスキー場あたりか。北広島はアクセスはよいが使い勝手が難しい(APAあたりが興味示すか)。
七飯は大沼プリンスホテルが継続するので切り離された格好だが、函館地区はスキー場の閉鎖が相次いでおり、空港からも1時間程度の距離で林間のロングコースもあるので外国人客などを呼び込めるのではないか。
真駒内はスノボのW杯も行なわれており知名度がある。札幌近郊なので特化したゲレンデとして売り出せるかもしれない。

余談だが今回の整理には新潟県の中里スキー場なども含まれている。ここは苗場とともに堤氏が直々にコース設計まで含め初期に開発したスキー場だ。競争が厳しい湯沢地区で引き取り手が見つかるであろうか。堤氏の心中、いかに。

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