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2005年03月20日
見市温泉訪問記2
見市温泉は現在の主人、大塚要一氏で5代目になります。慶応年間から湯守が変わらずに営業を続けている宿は北海道では珍しいでしょう。既に息子の大君が6代目を継ぐことになっており、私が訪れた時には将来の女将になる婚約者の綾さんが函館から手伝いにきていました。見市温泉は見市川に面した渓流のいで湯です。源泉は上手の川岸から自然湧出しており、透明な2種類の温泉をブレンドすることで赤茶色に化学反応を起こし、塩分の強い濃厚な温泉に仕上がっています。最近は上流にある源泉(川沿いにある湯溜まり)へ訪れる秘湯マニアやライダーがかなりいるようですが、見市温泉でも黙認状態のようです。当日は土曜日にも関わらず宿泊客はゼロ!!前日宿泊をしたニセコの鯉川温泉旅館も私の他に宿泊はおらず、北海道の温泉は2月の中旬から4月までは人が少ないとのことでした。
実は見市温泉はなかなか予約が取りにくい宿です。というのは工事関係者が常に入っており、工事の休止期間以外は事前に確認をしないと満室のことがよくあります。そのあたりは大塚氏にとって悩みのタネのようですが、バランスが難しいところです。
宿の食事は前浜で取れた新鮮な魚介類を中心に地のものにこだわった料理です。その旅館の料理の善し悪しは「最初のお造りで決まる」と大塚氏は言っています。料理研究には熱心なので新しいメニューもいくつく登場しました。今回はとろろめかぶとウニを混ぜた丼やタチかま(白子をつみれ状にしたもの)鍋などをいただきました。また、熊石といえばアワビなのでアワビステーキを登場しました。料理は大君が担当しましたが、イタリアンなども札幌で修行しているので料理の印象も変わってきました。見市温泉は決して垢抜けてはおらず、素朴な宿といってよい所ですが、お湯や食材へのこだわりなどホンモノといっていいと思います。
投稿者 hokutonomado : 2005年03月20日 13:57 | [EDIT]
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