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最新情報・北杜の窓ブログ

あまりにもディープな特殊ツアーを函館バスが催行

2009年07月02日掲 載

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写真上:江差から大成方面へ向かう路線バス(快速八熊号)95年撮影 下:秘境 太田神社 03年撮影

渡島半島全体をカバーする函館バスが恐ろしくマニアックなバスツアーを7/19に催行する。ツアー名称は、『2175号でゆくリバイバル大成号と太田バス停を訪ねる旅』。

多くの方が漠然とした意味はわかっても、具体的には何のことかわからいないであろう。まず「2175号」とは今年引退するバス車両の車番のようで、「大成号」とは昨年まで函館-熊石・大成学校間に運行されていた快速バスの名称である。ちなみに大成とは現在のせたな町大成区のことで、「太田バス停」とは、1日1便しか停まらない停留所らしい。

この太田バス停は大成学校から海岸線を沿ったどん詰まり、太田神社があるあたりではないか。管理人は一度訪ねたことがあるが、行き止まりになっており、なかなかの寂寥感がある場所だ。太田神社は霊場であり、簡単には登れない。また、円空の仏像がこのあたりは多くある。北海道の中でもトップクラスの秘境といってよいであろう。


なんともマニアックでなツアーだが、あまりにも深すぎてわからない。函館バス社内に相当なバスマニアがいるから実現したのであろうが、どれほど集客があるか。バスファン向けの特殊ツアーでは、沿岸バスが有名だが、それとはまた趣きが異なっている。函館バスでは昨年、日本で二番目に古いボンネットバスを導入して定期観光に運行するなど最近、観光ツアーにも力を注いでいるが、まだまだPR不足である。このツアーで新境地が開拓できるであろうか。

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写真上:「大成号」と太田バス停(函館バスHPより) 下:太田神社地図

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元・北見東急の複合施設、一人立ちができるか 

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北見「バラボ」の大売出しチラシ 桑名正博がやって来る

旧きたみ東急百貨店(07年3月閉店)の業務を引き継いだJR北見駅前の複合商業施設「パラボ」。08月3月の全館オープン以来、積極的な催事展開が功を奏し、運営する第三セクター「まちづくり北見」(社長・永田正記北見商工会議所会頭)の09年3月期決算は最終利益が2100万円となった。ただ、経営は北見市からの土地・建物の無償貸与に支えられており、自立の道のりは平たんではない.(6/29付 毎日新聞北海道版)

旧きたみ東急デパートがあった「バラボ」には去年の7月に訪れた。建物には専門店のほか、市庁舎の一部が入り、以前からあった映画館、ギャラリー、1階にはバスターミナル、ホテルの東急インも併設していて北見の玄関口のような施設であった。ところが北見東急インは閉館の情報が道新で流れ、拙サイトでも先走ってブログで書いたりしたが、2009年7月現在営業を続けている。

毎日新聞記事によると、「東急の閉店で催事が途絶えた反動で、主婦らがどっと押し寄せた。主力の生鮮食品や婦人服への波及効果もあった」とあり、各地の物産展は盛況のようである。バスターミナルもある関係で、バスを利用する中高年女性がターゲットとなっている。現状では公共交通利用者と出張・観光客が中心ということか。

旧東急は郊外大型店との競争に敗れ閉店した後、北見市が土地と建物を2億9000万円で取得し、「まちづくり北見」に運営を委託した。09年3月期の事業収入は、テナントのホテルから入る家賃収入(年間4500万円)や市の共益費(同7300万円)など不動産部門も含めると25億9000万円となった。このうちパラボの売上高は23億5000万円、経常利益は2900万円。ただ、まちづくり北見は土地建物の無償貸与を受けているだけに、市民からは「家賃を支払うべきだ」との声も寄せられている。


家賃を支払っていない”お抱え商業施設”であるが、閑散とした北見駅前と中心街で辛うじて、ランドマーク的施設として生き残ったので継続してもらいたいものだ。管理人のような観光・出張族にとってこういった施設は大変便利で有難い。泊・食・買(土産)・雑貨購入などが一ヵ所でできると大変便利なのだ。公式サイトで入居テナントを見ると最低限、百貨店と言っていいのではないかというブランドが入っているが、郊外店舗との差別化となると旧態依然としていて難しい印象だ。

北見の「バラボ」の場合、交通弱者の中高年層が利用層だが、それでは先細りである。やはり、再生には魅力あるテナントの誘致に限ると思う。既存の映画館やギャラリー、お洒落なカフェなどマイカー利用者をいかに郊外店舗から引き戻せるかがカギである(北見駅前や周辺には駐車スペースも多い)。また、ホテルも存続できるのなら残してもらいたい。地域の核となるような商業&文化施設として生き残ることができれば釧路など他の衰退した地方都市にも参考になるはずだ。

釧路市の場合、「MOO」も開業当初の華々しい観光施設から今ではハローワークやギャラリーなど2階以上は市民向けのテナントが増えており、変容してしまった。北見市と違い、地域住民が購入するような店もなく、バスターミナルも都市間バスが停まるだけである(MOO始発であったが駅前発に変わってしまった)。クーちゃん人気も一段落して、どこへ向かっていくか気を揉んでいるが、北見は参考事例にはなるので経過を見て行きたい。

【参考】過去ブログ「北見東急インが閉鎖、泊・食・宴型のビジネスホテルは時代遅れか

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ANAの運航受託会社となってしまったエア・ドゥ

2009年07月01日掲 載

全日本空輸が札幌-福島、富山、小松の3路線で、北海道国際航空(エア・ドゥ)と共同運航(コードシェア)を検討していることが1日、分かった。3路線は11月にもエア・ドゥが運航を引き継ぎ、全日空が一定割合の航空券を販売する形式をとる。全日空は事実上、福島空港から撤退する。福島空港は既に日本航空が撤退しており、新規航空会社中心になる。(7/1付:日刊スポーツ

再編が進む航空業界だが、エア・ドゥの位置付けはこれではっきりしてきた。ひと言でいえば、ANAの北海道発着路線の請け負い会社である。コードシェアを取っているのでANAから提供座席の50%は保障されているため、潰れることはない。しかし、受託運航会社に成り下がっており、当初の格安料金で「道民の翼」になるという志から考えるとあまりにも状況が違いすぎる。近いうちに中標津や紋別、稚内便も移管されるのではないか。

スカイネットアジアとスターフライヤーもANA色は強いが、エア・ドゥは完全な子会社である。スカイマークとエア・ドゥが結託して第三勢力をつくったら面白いであろうが現状では無理であろう。これまで大きなトラブルもなく、自前でパイロットを養成するあたりは好感が持てるが、このままでは一人立ちできない北海道のシンボルのようで寂し過ぎる。

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ルートインが私的整理へ、飽和状態で曲がり角に来た宿泊特化型チェーンホテル

2009年06月26日掲 載

上田市で創業したビジネスホテル全国チェーンのルートインジャパン(東京)が、第三者機関の調整による私的整理の手法「事業再生ADR」での経営再建を目指し、融資を受けた金融機関と協議していることが24日、分かった。金融危機などの影響で資金繰りが急速に悪化したためで、金融機関に債務返済期間の延長などを求め、営業を継続しながら立て直しを図る。(6/25付 信濃毎日新聞

これまで飛ぶ鳥を落とす勢いであった宿泊特化型ホテルだが、金融危機による資金繰りの悪化や宿泊出張の減少などで陰りが見えてきたようだ。今日は信毎の記事をペーストしたが、ルートインはもともと上田市の会社、長野県から全国へ展開をしていったホテルチェーンだ。当初は郊外ロードサイドが多かったが(北海道は白石が最初)、次第に駅前など中心街に出店、あわせて他のホテルチェーンとのM&Aを進め、現在、海外を含めグループ全体で222施設を展開している。

事業再生ADRとは、民間の第三者機関を仲介役にして企業再生を図る手法で、実現には銀行など大口債権者の同意が必要となり、今後、金融機関との調整が不調に終わった場合は法的整理に移行する可能性もあるという。東京商工リサーチによると、今年3月末時点の金融債務は97機関で計939億円。今後、営業は継続し、予定通り出店も続けるという。


ニュースの詳しいことはわからないが、宿泊特化型ホテルは東横インに代表されるような土地オーナーに代わってホテルを建て、運営委託を任され、売上げ配当をオーナーに支払う方法やFC展開,直営などに分かれるが、ルートインは直営が多いのであろうか。

道内では、札幌や旭川、函館などに16軒のホテルを運営しており、特に、06年以降は釧路や北見、苫小牧など地方都市への出店を加速させ、09年3月の東室蘭駅前の開業までの間に、8軒を展開していた。 全国駅を降りれば、東横インとルートインが競うように建っており、その出店の早さには驚いたものだ。

中心街の衰退を横目に、宿泊特化型ビジネスホテルの出店ラッシュが続いたが、市場的にも飽和状態であり、曲がり角に来ていると云えよう。他のホテルチェーンの動向と合わせ、注意深く見守りたいニュースだ。

【参考】「ルートインの見解リリース」PDF

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「夕張夫妻」と「大仏もっこり」、いわゆる”ゆるキャラ”と北海道

2009年06月25日掲 載

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夕張市の観光会社「夕張リゾート」のキャラクター「夕張夫妻」=イラスト、同社提供=が、カンヌ国際広告祭のプロモーション部門でグランプリを獲得した。財政再建団体になった夕張市をPRしようと、07年9月に製作。市が抱える膨大な「負債」を「夫妻」に掛けるという自虐的なアイデアが人気を呼び、現在はTシャツやキーホルダーなどのキャラクター商品が作られている。(6/24付 毎日新聞北海道版)

久しぶりに夕張から明るい話題が届いた。今回、受賞をした「夕張夫妻」は2年前に夕張再建のイメージキャラとして登場。頭がメロンの「夕張父さん(倒産)」と「まっ母(真っ赤)さん」が継ぎ接ぎだらけの服で、「金はないけど愛はある」と訴えるキャラクターは、あまりにシュールで、自虐的。拙ブログでも切り口は違うが、自虐という意味では「試される大地・北海道」と同類のコピー・キャラであると書いたことがある。

すっかり「夕張夫妻」は記憶から消えていたが、今回の受賞はかなりの栄誉らしい。あらためてキャラクターを見てみると、なかなか良くできている。登場時は生々しく、先入観もあったせいかデザインまで気がまわらなかったが、いろいろな分野で商品化できそうなキャラである。東急ハンズなどで販売をすれば広がりそうな気がする。


最近、「夕張夫妻」のようないわゆる”ゆるキャラ”に人気が集まっているが、北海道はおもしろキャラの宝庫。「時計大臣」や「テレビ父さん」、昨日から世間を騒がしている「大仏もっこり」の元祖に当たる「まりもっこり」などどれも共通する匂いがある。既成に囚われない北海道のおおらかさがどのキャラクターにもある。

「大仏もっこり」を作った札幌の会社もまさか天下の東大寺から猛講義が来るとは想定外であったであろう。大仏さんも事を荒立てずに、もう少しおおらかになってもよろしいのでは。管理人の実家の傍にはもうひとつの大きな大仏様があるが、「大仏もっこり」を送ってくれと北海道人から頼まれているのだ。

【参考】過去ブログ「夕張の自虐キャラにひとこと」(’07.9.19)

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「豊水すすきの」の車内放送は変? だったら他にもあり

2009年06月24日掲 載

 

「次は~豊水すすきの~」-。札幌市営地下鉄の車内放送で、東豊線豊水すすきの駅をアナウンスする際のアクセントが、このほど変更された。「ほう」にアクセントが置かれていたが「ほうすい」と、平たんな呼び方に。地域住民からの要望を受けての変更だ。 (6/23付 道新)

東豊線はあまり乗ることはないので気付かなかった。語頭の「ほう」にアクセントが置かれるのはおかしいというが、管理人は他の駅でも違和感を感じていた。

たとえば「大通」。やはり語頭の「お」にアクセントが来て、最初はおかしな響きに聞こえた。同様に、住所表示を示す、「南○条 西○丁目」でも「西」の「に」に高いアクセントが来る。添付したyoutubeで「豊水すすきの」の発音を聞いたが、「大通」と同じパターンに聞こえる。「豊水」は語頭を上げないのであろうか。

管理人もいつのまにかこのアクセントに慣れてしまって、タクシーに乗る時も「南4条の西3丁目」などと西のアクセントを高くして、郷に入れば郷に従っているが。


北海道のイントネーション自体にそういう傾向があるが、札幌は顕著だと思う。札幌市民の皆さん、語頭を上げる独特のアクセントにお気づきかな?

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矛盾の多いアウトドア資格認定制度

道は22日の定例道議会で、道が独自で設けたアウトドアガイドの資格認定制度の見直しに向け、有識者による検討組織を設ける方針を示した。2002年度から導入したが、取得者や資格更新者数が低迷しているため。6月中にも道内のアウトドア事業者や旅行会社、大学の有識者らで構成する検討会を開く。(6/23付 日経新聞北海道版)

アウトドア資格認定制度は、山岳、自然体験、カヌー、ラフティング、乗馬の5分野の資格から成り立っている。ちょうど知床の世界遺産登録・エコツーリズム・体験型観光などの追い風もあり、堀知事の時代に提唱された制度だ。

この制度、初年度は189人が取得2008年度は36人、更新は2年毎だが2008年の対象者は75%に留まっており、有資格者は372人と道内ガイドの3割程度という。

当初、事業者の質を明らかにさせ、制度の目的を①利用者の利益の増進②アウトドア産業の健全育成③北海道の自然環境の保全-この3点に置いた。さらに認定を得なければ経営できなくなるというものではなく、排他的なものとしないと謳っている。

しかし、実際のところ資格が無くてもガイド業が出来る。授業料が16000円と高額である。資格内容(想定レベル)が杓子化され過ぎている。資格を優遇する具体策はいまだにはっきりしないなど課題も多く、受験者の減少にともない運営が厳しくなっていた。

低迷の最大の原因は有資格者への優遇策が明確でないのが大きいのではないか。高額な授業料を払い、2年毎に更新をしなければならない。


本来、アウトドアは自由な印象をもつもので 道が資格を推奨して高額な授業料をとっているというのは どうも納得がいかない。資格があると云って、仕事がまわってきたり、給料が上がる訳ではない。当初、アウトドア認定制度は、特定地域での有資格者のガイドを義務付けや、旅行商品に有資格者を優先的に登用させるなど検討されていたようだが、その発想自体、少しおかしいような気がする。

一時期、道は宿泊施設の格付けを考えていたが、それと相通ずるものがあり、アウトドア資格に関しては、何らかのガイドライン作成(安全対策・装備・人員など)は必要だが、優先的に仕事を回すような発想は行政がするべきものではないと思う。

アウトドアは自由な発想で生まれてきたスポーツである。もっと大らかなものであってもいいのではないか。むしろ、旅行会社に安値で叩かれても競合が多いため、提供せざるを得ないような釧路川のカヌー下りのように、アウトドア観光にはもっと現実的な問題が存在することを有識者会議では討議すべきである。

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まだまだ発展途上の高速バス、不案内な乗り場と係員の対応

2009年06月23日掲 載

昨日夕方東京駅でのこと。高速バスきっぷ売り場でパンフレットを取っていたら隣に老婆の姿が。係員に山形行きバスについて聞いている。

老婆「山形へ行きたいのですが、ここから出てないんですか?」
係員「東京駅からは出てないよ。新宿駅まで行かないと」
老婆「八重洲口から出ていると聞いて来たのです」
係員「あっ、東北急行かな。場所が違うよ。ここじゃ買えないよ」
老婆「どこへ行けば買えるんですか」
係員「東北急行は窓口がないんだよ」
老婆「ないのですか?」(暫く沈黙)
係員「営業所なら知ってるけど」
老婆「営業所はどこですか」
係員「たしか東雲(江東区)だよ」(東京駅からは車で20分以上かかる)
老婆「・・・・・・・・・・・」(話がわからず押し黙る)
簡略するとこんな会話だ。
係員は消えてしまい、老婆は困った様子だった。

老婆が気の毒だったので、管理人は東北急行バスの乗り場が八重洲通りにあり、東京駅から5分ほど歩くことと道順を教えてあげた。今度は老婆は乗車券がどこで買えるか聞いてきた。PCは勿論ケイタイとも縁遠そうなかんじだったので、管理人はノートPCをカバンから出して、その場で東北急行バスを検索し、電話番号を教えた。

話を聞くと、自宅のある千葉の東金から高速バスで今しがた東京に着いたという。今晩は都内に住む娘の家に泊まり、明日兄弟がいる山形までバスで移動するという。これまで何度か山形行きのバスを利用したことがあるというが今回はひとりなので場所がわからないというのだ。また、東金から東京駅でバスを乗り継げるので便利だと言っていた。


老婆、ちゃんと電話予約は出来たであろうか。管理人はたまたま高速バス関連の知識があったので案内出来たが、一般の人から見ればわかりづらいことこの上ない。東京駅八重洲口(南口)から出る高速バスはJR系各社とその共同運行便で、八重洲通りから出る東北急行バスはJRが加わらない単独運行なので東京駅ではきっぷはおろか、案内もない。

東京駅八重洲口だけでも乗り場が分散している。昨年銚子行きに乗る時、てっきり乗り場が「八重洲南口乗り場」だと思っていたが、信号を渡った「八重洲口前乗り場」にあり、乗り過ごしてしまった。ちなみに前述の東北急行は「八重洲通り乗り場」であり、このほか「八重洲口乗り場」もあるので、狭いエリアに4つあるのである。新宿などはさらに多く7ヶ所、それも広範囲に拡散しており、事前のチェックが必須である。

札幌でも路線や上り下りによって、「駅前ターミナル」、「中央バスターミナル」などに分かれており、高速バス乗り場はわかりづらい。また、先ほどの老婆のようにインターネットなどが出来ない人たちにとって乗車券の購入も課題である。電話予約または旅行会社での購入となるが、制約も多いのだ。


もうひとつ重要なのが情報である。東北急行の老婆と話をした時、時計は17時頃。管理人は「山形行きのバスは多分ないですよ。夜行だけですね」と云うと、老婆は「夜行には乗らない」と言った。帰宅後、HPで調べてみると、東北急行の10時45分発山形行き昼行便は今年1月に廃止されているのだ。山形へ行く昼間の便はこれ一本のみである。東金から乗り継ぎがいいと言うのも、このバスのことであろう。

多分、老婆には路線が廃止になったことも伝わっていない。便利な高速バスだが課題もかんじた。利用者は若者だけではないのだ。東京駅には北関東や千葉方面の小さな町からの直通バスも増えている。乗り換えなしで来られるので利用も増えているという。今後、高齢者にもわかりやすいサービスの提供がバス事業者にも求められるであろう。

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山形行き昼行便廃止を伝える東北急行バスHP 老婆にわかるはずがない

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「地球の歩き方」が外国人観光客向けの道内フリペを発行

2009年06月19日掲 載

海外旅行ガイドとして人気の高い「地球の歩き方」を発行するダイヤモンド・ビッグ社(東京)は、北海道内を訪れる外国人を対象としたフリーマガジを創刊、19日から配布を始める。(6/18付 読売新聞北海道版)

このところ北海道を訪れる外国人旅行者の増加に伴ない、外国語による観光案内パンフなどが増えている。また、日本語版を翻訳したものだけではなく、初めから中国語圏・韓国・英語圏へ向けたフリーペーパーも見かけるようになった。観光ガイド以外にもグルメや公共交通の利用方法、気候などについて書かれている。

今回、発行される「GOOD LUCK TRIP 北海道」は、中国語と韓国語、英語で、道内旅行に役立つよう、札幌市や旭川市など人気エリアの地図や観光情報、トラブルにならないよう温泉での入浴マナーも掲載し、旅行に必要な簡単な日本語もまとめたものだ。6月と12月の年2回発行する予定で、第1号では道内のドライブコースを特集する。B5判、36ページで、毎号7万部を発行する。新千歳空港や旭川空港、主要ホテルで配布し、成田空港や香港、台湾、韓国の旅行会社にも置くという。


発行するダイヤモンド・ビック社は「地球の歩き方」シリーズでお馴染み。特に管理人の世代には愛着があり、学生時代から20代にかけては、このシリーズを片手に旅へ出たものだ。観光ガイドプラス現地の生活に密着をした情報、安宿の案内など読者情報提供型によるガイドの先がけであった(ガセや危険な情報も多く、泣かされた人も多いと思うが)。先日、久しぶりに「シベリア・サハリン」を購入したが、大人向けのふつうのガイドブックになっており、月日の経過を実感した。


話がそれたが、外国人向けフリペの動きは他にもあるようである。ビジネスチャンスをインバウンドに求めるのは理解できるが、現在、日本語による北海道観光のフリペは飽和状態である。駅・空港・案内所・ホテルなどに山積みされているが、札幌エリアだけで軽く10誌はあるのでは。需要があり、広告も取りやすいからであろうが、同じような広告主が多く、似たり寄ったりで最近は貰わなくなってしまった。

管理人は9年ほど前、全国の温泉旅館の予約サイト立ち上げの仕事をしており、その時、ダイヤモンド社とメディアミックスの形で「温泉の歩き方」というガイド本を出したことがある。売れ行きは芳しくなく、その後フリペにした。「歩き方」ブランドは通じなかったが、韓国・中国では真似たような本が出版されており、意外に反響があるかもしれない。

「GOOD LUCK TRIP 北海道」はダイヤモンド社自ら手がけているのか、スポンサーがいるのかわからないが、激戦区へ殴りこみである。

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バカラの「金森美術館」が閉館、ミュージアム観光は曲がり角か

2009年06月18日掲 載

函館市の観光地の中心部にある「金森(かねもり)美術館」が閉館したことがわかった。1989年に開館した当時は、仏バカラ社の高級クリスタル製品を常設展示する仏国外唯一の美術館として注目され、年間約3万人が訪れるなどにぎわったが、国内でバカラ社製品を扱う店が増え、近年は来館者数が伸び悩んでいた。(6/17付 読売新聞北海道版)

金森美術館は函館の赤レンガ倉庫近くに1989年オープン。館内には、バカラ社製の大型の花瓶や水差しなどクリスタル製品約60点が展示されており、バカラ社製品を常設展示するフランス以外では唯一の美術館であった。

開業時はバブル期、バカラブームとも重なり、開館後しばらくはグラスやアクセサリーを買い求めるバカラファンが相次いで来館し、ピーク時には年間約6000万円を売り上げたが、近年は来館者数が伸び悩んでいた。

バブル期には国内各地にアートミュージアムがつくられた。小樽には「北一ヴェネチア美術館」が金森と同時期につくられている。当時はバカラやヴェネチアグラスなどの高級品は東京でもなかなか手に入らず、わざわざ函館や小樽まで買いにきた客も多いようだ(管理人も母がヴェネチアングラスが好きなので小樽で買ったことあり)。

まもなくブランドガラスや食器などは百貨店に多数流通するようになり、さらに円高で欧州まで気軽に買出しへ行けるようになった。その後、ブランドものを取り扱う量販店などにも出回るようになり、その頃から飽きられ始め、さらに日本の長期経済低迷(不毛の10年)もあって、すっかりこれらの商品の価値は下がってしまった。最近ではウエッジウッドの倒産、バカラも米国資本になったようで、最顧客であった日本人が買わなくなったことが大きく影響していそうだ。


観光地にはお決まりのミュージアムが多数ある。欧州のブランドものの他に、よく見かけるものとして、テディベアミュージアム、トリックアート、片岡鶴太郎などで他にもありそう。どれも一見さん相手で全国展開しているのであろうか。

そろそろこういったミュージアムは飽きてきたこないか。日本人の目も肥えてきているのでこれからは難しいであろう。

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旧態依然とした観光統計、一歩踏み込んだ調査方法の導入を

2009年06月17日掲 載

道は観光関連の統計の改善に取り組む。従来の手法では、観光客数を示す「入り込み客数」にビジネス客が含まれていないなど実態を反映していない面があるため、調査方法を改めてデータの精度を高める。観光消費額や受け入れ態勢の満足度調査も拡充、観光業者のマーケティング強化につなげ、道内観光の底上げを目指す。(6/17付 日経北海道版)

管理人は以前から入込み数や消費額などの観光データに不信感と物足りなさをかんじていた。入込み数などは全道・市町村や支庁などのエリア単位が殆どで、施設や地点など観光地ごとのデータなどが不足していた。また、日帰りや宿泊別での消費額とその内訳、また観光客の属性などに関する数字も少なく、肝心なところが抜けていた気がする。

また、統計そのものの調査手法などが異なるために、他のデータと比較をするのが難しいケースやサンプル数そのものが少ないなど観光統計そのものが発展途上の世界であり、雛形が出来上がっていない。

今回の報告書は「現在の観光に関するデータは消費や経済効果、マーケティングなどのデータが乏しい」と指摘しており、観光客の居住地や年齢、旅行目的などを対象に調べるという。


たとえば北海道の場合、「ビジネス+観光」需要がかなりある。今冬、北海道観光振興機構が「手ぶらDEちょいスキー」という出張族をターゲットにしたスキー商品を発売したが、出張族に依存するところは大きい。今頃の時期なら学会などが典型であり、札幌のホテルは年間を通して、週末が混雑をするのを見てもわかる通り、出張観光族様様なのだが、具体的な数字は掴めていない。ある意味、もっともヘビーユーザーであり、口コミなどの影響力も大きい層であるが、観光データには含まれていないは残念である。

観光統計は何人訪れただけでは市町村の人口統計と同じで、資料として役立たない。どういう人が、どういう場所からやって来て、どこを訪れたのか。さらにいくら消費をして、その内訳はどれぐらいか。最低限、ここまでやらないとデータとしての意味がないであろう。そして、フォーマットの統一も必要であろう。一歩踏み込んだ多角・多層的なマーケティング発想が求められる。

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丸井今井 釧路などの地方営業部を廃止、外商部は過去のものか

2009年06月16日掲 載

三越伊勢丹ホールディングス(HD、東京)の支援を受けて経営再建に取り組む丸井今井(札幌)が小樽、苫小牧、釧路の3営業所を7月20日で廃止することが11日、分かった。 営業所は地方の外商拠点で、再建にあたって経営資源を札幌や函館に集中させることが必要と判断したもようだ。(6/12付 道新)

三越伊勢丹HDによる再雇用計画が発表された。旭川と室蘭の店舗は閉鎖。新会社への事業譲渡をめどに従業員はいったん解雇された後、再雇用されることになったが、6割が契約社員で退職金もなし、置かれている状況の厳しさが伺える。

また、かつて店舗があった小樽・苫小牧・釧路にある営業部(外商部)は、廃止されることになり、3つの町から百貨店の灯が消えることになった。

釧路市の場合、MOOに小型店舗まで出した西武の外商部が無くなり、今度は丸井今井、三越はまだ残っているかと思うが、外商が無くなるということはその町に法人需要・大型顧客が存在しない証拠でもあり、購買力がない地方都市衰退の象徴かもしれない。

百貨店が無くなれば、デパートの包装紙を使った中元歳暮などの贈答ができない。勿論、今は百貨店の通販やネットもあるが、こういう時、外商の存在は便利である。ある程度、まとまった数がある時など利用価値があると思うが、外商そのものが地方では知られていないのでは?

少し前までは百貨店の外商から買い物をすることはステータスであった。三越でいえば「お帳場カード」など”ツケ”で買い物が出来ることに憧れたものだが、今では景気低迷以外にも百貨店そのものに魅力がないので、外商志向は減っているであろう。いまだに百貨店信仰がある中高年層ぐらいしか外商から買わないのでは?法人需要はもっと悲惨なので外商部そのものが危機である。

どこへ向かうか百貨店。外商部・VIPカード・お馴染みの包装紙での贈り物、すべてが昭和の遺物なのか。

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塘路湖の「ピルカトウロ」がヘイゼルグラウスに、地産地消はオーベルジュでなくてもいいのでは

2009年06月15日掲 載

標茶町塘路湖畔の食材供給施設「ヘイゼルグラウスロッジ・ピルカトウロ」が7日、グランドオープンした。同施設を営業するラグーン(本社東京、内海通代表取締役社長)は、道外からの観光客誘致とともに、町民にも親しまれる、地域振興の拠点としての運営も模索している。(6/11付 釧路新聞)

塘路湖畔には一昨年まで三セク運営の「オーベルジュ・ピルカトウロ」があったが営業不振で閉鎖。その後、民間売却されると聞いたが、今月に入り、同じ標茶町内虹別で英国風ゲストハウスを運営する「ヘイゼルグラウスマナー」が同所を引き継ぐことになったようだ。

旧ピルカトウロは、真狩村の「マッカリーナ」や四国の「オーベルジュ土佐山」など三セク型オーベルジュの成功が話題となり、地産地消ブームと重なり、オープンをした。しかし、利用者が少なく、建物・客室などもオーベルジュにしてはややお粗末。周囲の自然環境は素晴らしいが、ミスマッチの感はあった。

管理人も2度ほど昼食で訪れたが、2度とも閉まっており、仕方なく近くの「茅沼憩の家」で入浴、ジンギスカン定食を食べて帰ってきて、全く予定が狂ってしまった。

新しい運営者が経営する「ヘイゼルグラウスマナー」が英国風マナーハウスとして10年近い実績がある。一度、寄せていただいたことがあるが、オーベルジュほど畏まっておらず、しかし品のよい大人の空間といったところでまた泊まりたい好印象の宿である。

今回、塘路湖ではオーベルジュではなく、「ロッジ」と名乗っているあたりにもコンセプトが伺える。料金も前施設や虹別と較べて手ごろになっている。

それにしても他所でオーベルジュが成功したからと聞いて、同じものを作るというのは安易である。これではバブル期から90年代前半にかけて道内各地に出来た豪華公共の宿と掘削温泉のセットと変わらない。

オーベルジュと名乗らなくても、美味しい料理を提供する小規模宿は世界各地にある。英国式のマナーハウス、欧州各地にあるペンション(民宿)、スペイン式のオスタルやパラドールなど各国独自の宿スタイルが存在するのだ。少し頭を捻れば旧ピルカトウロも違ったことになっていたのでは?管理人のイメージではドイツ風ペンションの「ガストホフ」であるが。

先日、江差に出来たおこもり系宿記事でも触れたが、安易に流行に乗るのではなく、地域の特性・予算などから何が出来うるのか市場調査をちゃんとするべきであろう。三セク・民間を問わず道内にはかなりのオーベルジュが出来たが、現実と理想の間にかなりにギャップがあるように思える。


1986年、勝又シェフが箱根につくった最初のオーベルジュ「オー・ミラドー」は時代的背景もあり、画期的、羨望のレストランホテルであったが、20数年が経過し、オーベルジュそのものが過度期に来ているような気がする。


【参考】ヘイゼルグラウスロッジ・ピルカトウロ公式HP

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JR北海道も大幅減収、千円高速道路に蝕まれる公共交通機関

2009年06月12日掲 載

土日・祝日の高速道路の普通車料金を上限1000円とする割引制度が、JR北海道やフェリーなど競合する道内の交通機関から客足を奪い始めた。各社は利用者増のキャンペーンや対抗割引などを迫られている。。(6/11付日経北海道版)

千円高速道路が及ぼす影響について、これまでフェリー・高速バスなどについて触れてきたが、JR北海道も5月は優等列車をを利用する中長距離の収入が5.4%減と落ち込んだ。前年同月比4%減の53億8千万円である。また、平日の利用者は6%減だが、大型連休を除く土、日曜日が10.5%とここにもETC割引の影響は及んでいる。本州・四国・九州に較べ、高速道路依存率が比較的低い北海道でも深刻な問題になってきた。

11日付けの日経では拙サイトで論評した内容を含め、各公共交通機関のETC対策がまとめて書かれている。以下日経新聞記事より

■この記事の続きはこちらをご参照ください>>

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6月13日の札幌は旅行者にとって厄日か 宿がすべて満室だが実際のところは

2009年06月11日掲 載

今週土曜日、6月13日の札幌が大変なことになっている。毎年、学会などが重なり6月週末の札幌市内の宿(航空機も)の予約は困難を極めるが、今週はEXILEのコンサートが真駒内アリーナ、ドリカムがきたえーる、ファイターズの交流戦がドーム、恵庭では石川遼も出る日本プロゴルフ選手権、そして「YOSAKOI」が開かれるので宿がだいぶ前から取れない状態が続いていた。

管理人、当初この日に札幌へ宿泊する予定で1ヶ月前にはネットで予約状況を調べたが、楽天、じゃらん、JTBなどおもだったところは2,3万円の高級客室かカプセルしか空いていない。平日の3倍以上の価格設定をしている宿もザラで毎年のことながら厭になる。

こういう時に空きがあるのが、JR北海道が運営する「ツインクル」の旅行サイトである。ここは料金は固定だが、こういった超繁忙期ではかなりお得で、何といっても空いている。今回は出来たばかりのホテル京阪札幌(朝食付9,800円)に予約を入れた。実はドタキャンとなってしまったが、宿を探していた友人がおり、譲ることにした。

それにしても毎年のことながら旅行会社に抑えられ、宿が取れない6月週末。そろそろ今日あたりからキャンセルが出るので空きが増えてくるであろう。もし、納得いかないホテルに予約を入れた方はもう一度、宿泊予約サイトでチェックしてみることをおススメする。狙うなら明日か当日か、どちらにしてもエージェント主導を如実にあらわしており、利用者からみればやりきれない。

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小樽市、新日本海フェリー乗客に金券を贈呈、減便・航路廃止阻止の意味合いもあるか

2009年06月10日掲 載


小樽市は、小樽港と舞鶴(京都)、新潟両港を結ぶフェリーを運航する新日本海フェリー(大阪)に対し、本州側からの乗船客に無料配布する商品券代やその作製費用計2千万円を全額補助することを決めた。観光客の誘致とともに、フェリーの利用促進を図り、不況や高速道路料金の自動料金収受システム(ETC)割引の影響などで輸送実績が落ち込むフェリー会社を支援するのが目的だ。 (6/10付道新)

先日のブログでETC割引によるフェリー会社への打撃について報じたが、今回、小樽市が舞鶴・新潟から乗船をする新日本海フェリー利用客に、舞鶴発が5千円分、新潟発が3千円分の商品券を乗用車1台に付いて支給する。船内と小樽港フェリーターミナル内の飲食店、物販店でのみの使用だが、乗客にとっては有難いサービスである。

新日本海フェリーの小樽航路は1970年に開設、初の日本海ルートによる超大型船就航で、”昭和の北前船”と云われた時代もある。特に時代の先を行く豪華な船内が有名であったが、最近では合理化が進み、以前ほどの輝きを失ない昔の貨物中心の時代に戻った印象がある。

北海道側の発着港は小樽のみであったが、積丹半島経由による時間のロス、物流の流れが太平洋側に集中したこともあり、10年ほど前から苫小牧東港ルートを開設、現在では4往復のうち、小樽、苫小牧それぞれ2往復ずつ担当している。

小樽航路は近年、利用実績の減少傾向が続いている。特にETC割引を開始して以降、乗用車輸送台数の落ち込みが激しくなり、4月は前年比マイナス10%であった。

小樽市から見れば、苫小牧ルートの開設で減便となり、さらに燃料高、そしてETC割引と利用者の減少はイコール小樽市の収入落ち込みにつながる。そうでなくても観光客の減少が続く小樽市にとってその影響は大きい。

今回の商品券は、乗船客へのサービスだけではなく、これ以上の減便を避けたい小樽市の思惑もあるであろう。実際、小樽ルート廃止の噂もあり、新日本海フェリーへの繋ぎ止め対策の意味合いも含まれているのではないか。

道内では室蘭・岩内・釧路・広尾から本州へ向かう大型フェリーが廃止となっている。管理人としては首都圏から道東方面への航路の復活を願うが。そのためには港の使用料の大幅減額などの処置も必要であろう。青函航路の大型高速船にしてもそうだが、フェリーは新たな観光市場開拓の可能性を秘めている。

長距離フェリーの旅はブルートレインとまた違った趣があり、いいものだ。その魅力があまり知られておらず、クルーズ船ばかりが隆盛を極めるのは悔しい気もする。但し、新潟-小樽航路などは小樽港到着が何と早朝4時である。このダイヤは何十年と変わっていないが、その時間に下船しなくてはならないのが面倒だ。物流輸送の関係でこのダイヤ変更は難しいらしいが、せめて朝まで船内に居られないものか。

なお、フェリーターミナル内にある展望レストランと温泉はなかなかいい。フェリーを利用しなくてもいく価値あり。

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道内スキー場、5月連休以降も営業してみたらどうか 需要はあるはず

2009年06月09日掲 載

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写真上 雪が多いシーズンは6月上旬まで可能な渋峠スキー場(5/17撮影) 下 GWでも雪の壁があるニセコ・チセヌプリスキー場付近

季節外れの話題だがスキーシーズンはまだ終わっていない。道内のゲレンデはとっくに終了しているが、本州では山形県の月山スキー場がまだ営業をしている。8日現在で積雪は5メートル、7月まで営業をすることで有名だ。

本州ではこのほか山スキーでは立山が滑走可能、ゲレンデはさすがにシーズンは終わったが、長野県の横手山・渋峠が5/25まで営業、新潟のかぐらと中央アルプスの千畳敷が5/31まで営業と5月一杯滑走可能なスキー場はいくつかある。

北海道はどうであろうか。道内では中山峠が5/10まで営業をした以外はすべてGW中にクローズしている。実際は5月いっぱいぐらいは十分に雪があるのに桜の開花と共に閉める。ニセコエリアの上部、キロロ上部、札幌国際、黒岳、旭岳、北大雪あたりはその年にもよるが、5月末まで滑走可能であろう。

本州のスキー場はゲレンデの一部にでも雪があれば雪を運び、幅僅か数メートルのコースでも維持して営業をするところが多い。ところが北海道では全山滑走ができなければすぐにクローズしてしまい、勿体ない気がする。

5/17に志賀高原の横手山・渋峠を通ったが、多くのリフト待ちが出来るほど賑わっていた。その時は滑らなかったが、以前同スキー場(映画「わたしをスキーへ連れてって」の舞台」)へやはり5月中旬に行ったことがあり、貴重な経験であった。

北海道のスキー場はGWと共に閉鎖をするがそれは需要がないためか?本州のスキー場はこのスキー不況にも関わらず、この時期、選択肢が限られるため賑わっている。まだ雪があるのに閉めてしまう北海道のスキー場だが需要があるのではないか。

GW以降の春スキーは商品価値が高いような気がする。ゲレンデ維持が大変な時期だが、営業してみてはいかがであろうか。

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減り続ける函館訪問観光客、その背景にある根深い理由とは

2009年06月08日掲 載

函館市は、08年度に函館に訪れた観光客が前年度比5・3%減の456万2千人だったと発表した。07年度に続き2年連続の減少で、過去10年間で最も少ない。市観光振興課は、原因としてガソリンなど燃料の高騰や世界的な景気の悪化などを挙げている。(6/8付 朝日新聞北海道版)

函館観光の落ち込みが止まらない。 函館のを訪れる観光客は98年度の539万人がピークで、05年度に500万人台を割って以来、減少傾向に歯止めがかからない状態だ。景気後退、外国人観光客の減少、燃料高、航空機の小型化や減便、高速船の休止など理由はいくつかあるが、さらに深いところに函館観光低迷の原因があると思う。

少し話が逸れるが、5/29から5/31までパシフィコ横浜で観光業界の見本市「旅フェア」が開催された。北海道の自治体からは函館市と美瑛町・富良野市が出展し、両ブースは仲良く軒を連ねていたが、この二つは相容れない関係なのではないかと直感した。

どういうことかというと、函館と美瑛・富良野とでは観光目的・スタイルが異なる。函館は観光ルートに従った名所旧跡探訪がメインの典型的な観光地であるが、美瑛・富良野はお決まりのスポットに加えて、観光客自らお気に入りのポイントを探して、また来たくなるような自由選択的な要素がある。たとえば一回目はツアーバスなどで来たが、時間をかけてもう一度、個人旅行や違った季節に来て見たいという動機付けを与えれてくれるという点だ。夏の美瑛の丘陵はよかったが、真冬の美瑛もよさそうだ。今度、来るなら制約があるツアーではなく、個人旅行で来てみたい・・・・・

函館はリピートを促す動機付けに欠けていると思う。特に道外観光客を触発させるものが足りない。それは何であろうか。道外からの観光客は北海道に対して非日常的な環境を求めてゆく。簡単に言えば雄大な自然であるが、函館はそういう場所ではない。むしろ異国情緒溢れた北海道では異質な観光地である。カテゴリーとしては本州の観光地に近いであろう。このあたりが函館観光不振の本質があると思う。メニューが完成されており、それが面白みに欠けるのか。

前述した美瑛・富良野を訪れる観光客が函館にも寄るであろうか。北海道が初めてという周遊型観光ではありえるだろうが、最近は平均2泊3日程度が主流なので札幌は外さなくても、函館は外されてしまうであろう。また、函館は周遊観光をする場合、次の観光地に移動する距離がかなりあり、公共交通の場合、アクセスも悪い。このあたりも函館が敬遠される理由ではないか。


来年末の新幹線が新青森駅まで開業をするが、函館観光を北海道観光の玄関口として位置づけるのか、北東北観光の延長線として考えるのか重要なテーマである。さらに新幹線が函館まで開通した場合、宿泊客が減り、通過型の観光地になるかもしれないという危機感を持つべきである。

物見遊山型観光地から脱却できない函館であるが、歴史があるという道内での異質さ由の宿命であろうか。管理人はそれだけではないと思う。むしろ、その歴史が足を引っ張っており、さまざまな面で複雑化させているのではないか。

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バス協会が千円ETC反対の要望書を提出、このままでは公共交通と地方の衰退が進む

2009年06月06日掲 載

マイカーなどを対象に土日祝日に実施中の「高速千円乗り放題」の拡充を政府が検討していることについて、全国約2300の事業者が加盟する日本バス協会(会長・堀内光一郎富士急行社長)は3日、近く国土交通省に反対の要望書を提出することを決めた。 (6/3付 道新)

ETC割引のいちばんの煽りを食らっているのは高速バス事業者である。利用者が激減している上、GW中は各地で渋滞に巻き込まれ大幅な遅延が起きている。免許届出制の高速バスは勝手にルート変更などが出来ない。貸切バスと同じ扱いのツアーバスならルート変更の自由が利くので、GW中の遅延率も多少低かったようだが、貸切観光バスを含めて、全体的にはかなりの遅れが生じている。

この要望書、当初はツアーバス対策も含まれているのではと解釈したが、ツアーバスもETC千円の犠牲者である。バス業界全体がダメージを喰らっており、これ以上削りようがないところまで節約をしている地方バス事業者にとっては死活問題である。

これはバス業界だけではなく公共交通全体の問題である。GW中はJRも平均数パーセント落ち込み、特に厳しいのはフェリー会社である。瀬戸内航路のフェリー会社は橋が3本架かったおかげで、高速バスに客足を奪われ、今度は自家用車である。すでに多くの会社が廃業しているが、今後も増えそうである。


先日、知人の娘さんが「関ジャニエイト」のコンサートを見に横浜から仙台へ行った。開催が土曜日、会場が中心から離れている利府なので、金曜深夜ETC割引を利用して東北道を走ることになった。ところが連れが急病でひとりとなったため、運転は諦めて、夜行のツアーバスで行ったらしい。ETC割引がダメなら次に安いのがツアーバスということで選択したのであろうが、これでは高速路線バスや新幹線など公共交通はますます落ち込んでゆく。

景気浮揚策で始めたETC割引だが、高速バスやフェリーなどが潰れ、失業者を多く出したら何のための対策なのかわからなくなってしまう。また、そこで犠牲になるのはおもに地方の人たちであり、矛盾だらけの千円乗り放題とも云える。環境面と併せ、一過性の施策にしても、問題が多い。

 

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旭山人気にかげり、北海道を動物園王国とするシナジー効果に期待

2009年06月05日掲 載

旭川市が発表した08年度の観光入り込み客数は、前年度比8・2%減の673万1400人(道外349万3800人、道内323万7600人)で5年ぶりに減少に転じた。宿泊延べ数も同7・5%減の69万1600泊、外国人宿泊延べ数も同10・7%減の3万6090泊と減少。市は「景気低迷と原油価格高騰で旅行を手控えたことが大きい」と分析する。(6/4付 毎日新聞北海道版)

不況の嵐の影響が最大の原因であろうが、それだけではないと思う。これだけの知名度と話題で、道内客は一巡し、道外客も興味のある方は概ね行かれたのではないか。昨年、スカイマークが羽田-旭川線を就航させたが、予想をかなり下回った利用率で、1往復を札幌経由にするなど道外客が思いのほか増えていないようだ(ツアー依存も理由のひとつだが)。

海外からの観光客は水ものなので不確定だが、国内観光客をいかにリピート化させるかが今後のカギと云えよう。そのあたりは抜かりなく、継続的な施設リニューアル等の努力もあって、女性層を中心に高い関心を集め続けているようだが。

また、札幌の円山動物園や釧路市動物園など競合も登場している。このあたり道内動物園観光として相乗効果が計れれば新たな観光資源として期待ができる。どちらにしても旭山の成功が他の動物園に大きすぎる刺激を与えている。旭山動物園がきっかけに、次のステップに突入しているのでは。

また、管理人は動物園と較べ、施設が少なく、影が薄い道内水族館の拡充を期待したい。現在、小樽まで道内各地から訪れている。函館、釧路(根室)、稚内あたりが本格的な水族館の適地だと思うがいかがであろうか。

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江差町に4万円の高級旅館が開業 地域の特性にあった宿展開に期待する

2009年06月04日掲 載

滞在型の高級宿泊施設が増える道内で、道南の江差町にも、1泊2食付き(2人1室利用)で1人4万円という高級旅館「江差旅庭群来(くき)」が11日にオープンする。客室7室にはすべて源泉掛け流しの風呂を完備し、地元食材を生かした創作懐石料理を提供する。(6/4付 読売新聞北海道版)

このところお篭り系高級宿が続々誕生しているが、まさか道南・江差に出来たとは驚きである。運営は江差町の経済人などが出資する檜山地域振興公社ということだが名前から察すると三セク?江差の中心に温泉宿が出来るという話はかなり前から聞いていたが、資金調達に手間取ったのであろうか。

旅館のデザインは、小樽の「蔵群」や登別温泉の「望楼NOGUCHI登別」を手がけた建築家に依頼し、料理は「料理の鉄人」でも有名な「なだ万」の中村孝明氏が監修というからかなりの気合の入れようである。

場所は江差観光の中心、鴎島の入口にあり、客室はすべて63平米と広く、各室かけ流しの天然温泉完備という豪華版である。料金は1泊2食付で一人4万円(冷蔵庫やアルコール類など飲料代含む)。 6月10日まではキャンペーン期間とし2万5千円て宿泊できる。


北海道の日本海側、とりわけ松前から岩内あたりにかけての「追分ソーランライン」沿いは宿泊施設が少なく、これまで豪勢な宿とは縁遠いエリアだった。典型的な通過型地域であり、江差町には古いビジネスホテルと家庭的な旅館があるのみ。管理人も2度ほど民宿とあまり変わらない旅館に宿泊したことがある。

江差には以前、五厘沢温泉という江戸時代から続く温泉場があり、北海道振興が経営していた「緑館」があったが潰れ、今ではその場所に天然温泉かけ流しのラブホテル「ツインリーフ」が建っている(贅沢)。

桧山エリアの宿というと前浜で取れた海の幸とかけ流しの温泉は魅力的だが、多くが民宿の延長線のような宿か公共施設で、いきなり4万円の宿が出来るとは少し極端過ぎる気もする。

管理人は鶴雅グループのような3~4万円単価の宿もいいが、1万円台で高品質のものを提供できる宿がこのエリアには合っていると思う。たとえば八雲町の「銀婚湯旅館」、知内町の「知内温泉旅館」、鹿部町の「鹿の湯」、函館市内の「池之端」のような1万5千円程度で、こじんまりして、しっかりした料理を提供、温泉もいい・・・・こんな宿が似合っており、他の道内の温泉地にはない、歴史のある道南だからこそ提供できるものではないかと考える。

同じ追分ソーランラインのエリアなら寿都にある「鰊御殿」を利用した宿など地域の資産を活用した宿もあり、そんなに豪華なものをつくらなくても・・・・果たして道内・道外からの宿泊客が少ない江差町で高級お篭系が成り立つのか、価格からすれば道外客がターゲットになるであろうが、どうやって告知をして、江差まで誘導をさせるのか、不安材料はある。

江差は地ビールブームの時、すぐに立ち上げたが、あっという間に撤退をしている。世間の風に流されず、身の丈、江差に合った宿をつくるべきであろう。利益が大きく、滞在客が期待でき、ブランド化につながるとでも判断したのかもしれないが、同じようなものをいくつも作ってどうするのだ。江差は温泉地ではなく、湖もない。江差に限らず、地域の特性(強み)をわかっていないところが多い。ワンパターンのオーベルジュ然り、お篭り系然りである。津別町の「チミケップホテル」のようなオンリーワンが育ってほしい。

「江差旅庭群来(くき)」成否のカギは価格設定と札幌・道外大都市へ向けたPRをいかにするかである。江差という町も知られていない。オフシーズンの集客にも課題が残る。

【参考】旅館公式サイト

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「えちぜん鉄道」のアテンダントにおもてなしの心をみた

2009年06月03日掲 載

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えちぜん鉄道アテンダント乗車表示と車内アテンダント

先日、石川出張の帰り、福井で途中下車。以前から気になっていた「えちぜん鉄道」に乗車をした。

えちぜん鉄道は勝山永平寺線と三国芦原線の2路線から成る第三セクター鉄道である。かつては京福電鉄が運行していたが、1年間に2度にわたる正面衝突事故を起し、運輸省からはじめての「運行停止命令」が出され営業休止に。その前から大幅な赤字を抱えており京福電鉄は廃止を申請、2年近く電車が走っていなかったが、沿線住民の熱望を受けた結果、沿線自治体などが三セクを設立し、えちぜん鉄道として再出発した。

この鉄道には京福時代の1985年、1990年、2000年となぜか3度も乗車しているが、えちぜん鉄道になってからは初。女性アテンダントが有名で、「ローカル線ガールズ」という本にもなっている。車内アテンダントは、「しなの鉄道」が先輩だが、えちぜん鉄道は事故の教訓から、安全と顧客サービスを前面に打ち出し、乗車させている。

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えちぜん鉄道福井駅 下の写真は1990年 北陸線高架が完成しておらずJRホームからそのまま乗り継げた 番線も変わっている 251と書かれた電車は2001年に正面衝突で大破 運行停止へつながっている

管理人が乗車したのは三国線の三国港行き。三国港までは片道750円かかるが、当日は800円で2路線乗り放題の週末限定フリーきっぷを購入した。かなりお得なきっぷである。

電車が動き出すと、アテンダントの明るいアナウンスが始まる。アテンダントは車掌と観光ガイド、高齢者や子供連れへの介助など忙しく動き回る。「車内で何かお困りのことがありましたら、ご遠慮なくお申し付けください」 。大変丁寧で親切、決してマニュアル通りの事務的な笑顔ではなく、心から利用者に接していることが伝わってくる。

客とじかに接するために自動券売機は各駅で全廃され、車内でアテンダントからきっぷを買うが、床に片膝を付けて利用者に接する。鉄道でははじめて見た光景だ。運転席後ろには小さい子供を二人連れた夫婦が居たが、アテンダントは2才ぐらいの子供を抱きかかえて、景色を見せてあげている。この家族連れ、鉄道に乗るのが目的のようで、管理人と同じフリーきっぷを持っていた。地元の人間のようだが、”乗り鉄”で家族連れが来るなどこれまでにはなかったことであろう。

アテンダントは野球のユニホームのような制服を着ていたが、制服の上に、地元福井の独立プロ野球チーム・エレファンツのレプリカを被ったもので、この日限定のようだ。ちょうど沿線の三国球場で試合があったからで、このあたりにも地域密着が伺える。

終点まで乗ったが、ひとつ手前の三国駅が近づくと、アテンダントから東尋坊方面のバス時間の案内があり、わざわざ管理人の席まで確認に来られた(観光客に見られたか)。

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三国線終点三国港駅 現在と1990年 ほとんど変わっておらず自動販売機の位置も同じ


えちぜん鉄道のアテンダントを見てかんじたことは、楽しく仕事をしており、職業に誇りを持っているように見えたことだ。ローカル鉄道の車内でおもてなしの心をみたかんじだ。利用者の間にもすっかり溶け込んでおり、アテンダントの存在が鉄道再生へ向け、大きな位置付けになっているようだった。


合理化や人減らしこそがローカル鉄道の存続へ向けた絶対的条件だと思われているが、乗りたくなるような鉄道を提供することが基本であり、鉄道もサービス業なのだという原点に立ち返らなければ今後、廃止路線が益々増えて行くだろうと危惧している。ふるさと銀河線も「サービス」という発想があれば状況が変わっていたかもしれない。たかがアテンダントと思うかもしれないが馬鹿にしてはならない。

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2000年撮影 上:東古市駅(現・永平寺口)に停車する永平寺行き電車 下:現在は廃線になった永平寺線

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十勝川温泉で農業体験ツアーを実施、温泉ホテル&農業の組合わせに意外性

十勝管内音更町の十勝川温泉で自然体験ツアーを手掛ける十勝ネイチャーセンター(同町、山本博社長)は6月下旬から、旅館やホテルの宿泊客が近隣の農家で農産物の収穫を体験できるツアーの販売を始める。観光振興で、全国有数の畑作地帯にある温泉街と農家が連携するユニークな試みといえそうだ。(6/1付 日経新聞北海道版)

このツアーの名称は「手ぶら農業体験」。どこかで聞いたことがあるようなネーミングだが、十勝川温泉の宿泊客を対象に、農家の指導を受けながらトマトやジャガイモ、キュウリ、トウモロコシ、ナスなどを収穫するもので、9月下旬まで実施される。

1日に付き8人前後の受け入れを想定し、7月下旬から8月上旬の小麦の収穫時期にはコンバインの試乗なども別料金で体験できる。

十勝地方は体験型観光ではさきがけ的な地域だ。熱気球や牧場体験などは80年代から行なっていたが、体験型観光は全道(全国)に広がり、今やメニューの差別化が難しくなってきている。今回の農業体験は、十勝川温泉に居を構える十勝ネーチャーセンターが実施するが、温泉宿泊者限定というところがユニーク。温泉と農業は接点がないようだが、宿泊施設とより強固な連携が取れれば裾野が広がり、着地型ツアーとしての可能性も見えてくる。

十勝川温泉は年間50万人弱が訪れるが、観光客数は減少傾向にある。農業体験が救世主になるであろうか。

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