札沼線石狩月形駅で交換するキハ40とキハ56(’92.5)
旧国鉄時代の「朱色」に塗装し直した列車1両が14日、JR根室線を中心に運行を始めた。鉄道マニアには「柿色」と呼ばれる色で、釧路駅にはファンも集まり、郷愁に浸った。 (3/15付 道新)
国鉄末期に登場したこのカラーを「柿色」と呼ぶとは知らなかった。なかなか色名が出てこないのだが、「赤や朱色の国鉄カラー」と管理人は呼んでいた。最近は国鉄リバイバルカラーが増えている。特に国鉄時代からある古い気動車は全国各地で国鉄カラーに戻されている。先日、引退をした大糸線糸魚川-南小谷間を走っていたキハ52も元の色に最後は復元された。また、急行「能登」も「白山」時代の白を基調としたものから伝統の国鉄カラーに再塗装されていた。
JR発足後、各社は競うようにそれぞれのローカルカラーに塗装替えた。しかしながら新カラーが車両にマッチしたものは少なかった気がする。国鉄カラーを知っていることもあるが、鉄道車両はシンプルな方がよい。
JR北海道でも90年代に入るとクリームを基調とした北海道カラーに普通気動車が塗り替えられていった。キハ40や古いキハ56も新カラーとなったが、電車の711系はそのままの赤色で現在に至っている。過去の栄光に敬意を表してなのか、すぐに廃止する予定であったのか理由は定かではないが、711系を見ると正統派国鉄カラーの電車であり、誇らしげに見える。
この国鉄カラーへの復元、鉄道ファンを呼び込もうという狙いであろうか。確かにファンは集まってくるが、キハ40に引退も近づいている証でもある。
国鉄時代と同塗装で走る711系電車(撮影時期不明 銭函駅)
新塗装になることなく引退をしたキハ22系(’92.10東室蘭駅)
先ごろ引退をしたキハ52系(’97.11境港線)と「白山」時代の489系(’96.11)
]]>catastrophe(カタストロフィ)とは、突然の大変動。大きな破滅。また、劇や小説などの悲劇的な結末。破局のこと。今、そんなカタストロフ(惨劇)を見る野次馬でごったがえしている。
管理人の実家がある鎌倉市。既にメディアでも広く紹介されているが、市内観光スポットの中でもっとと賑わう鶴岡八幡宮の樹齢千年と云われる「大銀杏」がポッキリ折れてしまった。実朝暗殺でも登場する有名な樹木であり、八幡宮のシンボルといってもよいものだが、かなりのインパクトのあるニュースであった為か全国から、これを見ようと週末に人が押し寄せて来た。普段でも混んでいる週末の鎌倉が桜開花を前にして、さらに賑わった。
鶴岡八幡宮や鎌倉市にとっては、ある種のカタストロフ(惨劇)だが、野次馬根性でひと目見たいのが人間の性というもの。管理人は「Catastrophe Tourism」(カタストロフィ・ツーリズム)、「惨劇野次馬観光」とでもこれを名付けたい。
]]>2年前のブログで、「昔東京周辺にも天然スキー場があった1」という記事を書いたが今でも多くのアクセスをいただく。消えたスキー場の話が中心だが、管理人は「廃スキー場」や「廃リフト」、またリフト(索道)そのものにも興味がある。鉄道の廃線趣味や産業遺産めぐりに近い感覚だが、最近はスキー場の廃業や休業が多く、本格的に取組んでみたいテーマでもある。
上記の写真は「その2」で紹介をした神奈川県唯一の天然スキー場があった丹沢・菩提峠のゲレンデ跡と思われる場所である。場所は国道246を秦野市で県道70号線に入り、ヤビツ峠へ向かう。さらに進み富士見山荘を左折し、数百メートル登ると菩提峠に到着する。
ここに到着する1時間ほど前まで湘南の海岸線をドライブしており、気温は20度を越えて春も本格化。僅かの間に雪山に来てしまった。
当日(13日)は3日前の積雪がかなり残っており、菩提峠へ登る坂道は圧雪箇所もあったが何とか登りきった。ゲレンデがあった場所はここで間違いないと思われるが、植林や開発がされておりやや地形は変わっている。概ね200メートル程度の北斜面。積雪があった日から3日で既に雪は消えているので、いくら50年前とはいえ営業は無理だったであろう。
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30年前の貸しスキーがそのままになっている和田峠スキー場('09.6撮影)
上記2枚の写真は長野県下諏訪町に近いところにある和田峠スキー場のもの。廃止から約10年。リフトは撤去されたが、スキーハウスはそのままになっており、中を覗くと20年~30年前のスキー板と靴が並んでいた。実際に滑ったスキー場でも、既に御殿場市営、箱根駒ケ岳、霧が峰沢渡、磐梯国際、燕温泉、武尊オリンピア、新穂高ロープウエイなどが廃止になっている。
スキー場の変遷を見ていると日本の観光レジャー史が見えてきて面白い。これから折をみて道内も歩き、紹介して行きたいと思う。
廃スキー場について著した秀逸なブログ2本紹介する。
■「追憶のゲレンデ」
■「MATY’s 庵 雪部屋」
]]>水上館の公式HPを見ると、いきなり「自社HPがいちばんお得な♪プランです!!」ブログ、「ベストレート保証」と謳ったサイドバーなど自社サイト予約の優位性を全面的にPRしている。シティホテルなどではたまに見かけるが、温泉旅館でここまで徹底しているものは初めて見た。
さらに団体用サイトだが非常に細かくよく出来ている。個人客だけではなく、旅行会社へ向けてのメッセージもしっかりとある。
脱エージェント&自社予約促進は宿泊業の大きな課題である。先日、実施された「北海道宿泊施設の経営実態」を見ても、重点的に増加させたい客層の申し込み形態は、「自社直予約(インターネット)」が48.7%。これに、「ネットエージェント」(20.5%)、「自社直予約(電話など)」(16.7%)が続く。自社予約を考える業者は合わせて7割近くに上り、関心の強さを見せる一方で「旅行会社経由」と答えたのはわずか12.8%に過ぎず、ネットエージェントはともかく、旅行会社に頼らない姿勢が垣間見えている。
また、誘客拡大に向けた取り組みでは、「商品プランの開発」と「ITを活用した情報発信(HPの作成など)」が特に多く、7割の業者が挙げており、脱エージェント&IT活用は必須となっている。しかしながら実際のところ動きは鈍い。特に団体依存が大きい大型旅館ほどその傾向が強いが、その代表のような水上館が脱エージェント・IT活用・企画力で打って出た。北海道の宿も大いに参考にすべきであろう。
水上の場合は都内からも近く、個人で団体旅行企画が十分に打てるが、北海道となるとやや条件が厳しくなるかもしれない。しかし、定山渓温泉など札幌をターゲットにした商品をつくればいけるのではないか。
エージェント排除ではなく、補完し合える関係づくり、エージェント依存からの脱却が宿泊業再生の重要テーマだ。
【参考】水上館団体旅行向け公式HP
紋別空港の搭乗率については、昨年11月のブログ「東京-紋別便が廃止の危機、地域の足は重要だがよ~く考える必要あり」で問題点について触れた。
紋別空港の2008年度利用実績は4万8000人で、需要予測37万1000人に対する達成率は13%と全国ワースト。もともと需要予測が立てられた平成元年~6年頃は丘珠・千歳便があり、更にここから先は推測だが東京便2往復、大阪便1往復、本州の他都市へもう1往復ほど結ぶ皮算用で提出したのではないか?当時、中標津が東京便2往復、札幌便が3往復あり、それ以上と試算をしたのであろう。
紋別空港のジェット化は1989年4月の名寄本線廃止による引換え「プレゼント」である。人口3万人余で鉄道が無くなったマチにとって唯一のメジャー交通機関が航空機である。しかし、実際は札幌からは都市間バスを利用、道外との往来も料金が安い女満別を使うのが実際だ。流氷以外にこれといった観光資源もない。地元(住民)、道外(観光客)どちらから見ても難しい条件だ。
これまでたった1便の東京便が維持できたのも国交省が各社に通知している「1便ルール」があるからである。航空会社が最後の1便をやめ路線を廃止する場合、同じ路線を代わりに運航する会社が現れれば無条件で就航を認める制度であり、1便ルールが事実上、路線廃止の歯止めになってきた。
しかし、現状ではANAに代わってJALが就航するとは考えられないし、子会社化したエア・ドゥでも引き受けないであろう。中標津、稚内もそうだが1往復では経済性が悪い。羽田発では同じ1往復の石見便といいとこ勝負だがこちらは伊丹発がある。
やはり、紋別空港の周辺人口や観光入込数を考えると空港の必要性は疑われる。旭川空港や女満別空港利用者をいかに引っ張り込むかであるが、なかなか打開策が浮かばないのが現状だ。もし、東京便がなくなれば紋別の繁華街はさらに寂しくなり、地方の衰退が進む。
名寄本線が廃止になって21年が経過するが、鉄道が無くなる意味の大きさを今回の問題であらためて思い知らされた気がする。
]]>管理人にとってはやや意外な結果であった。天文台のある野辺山や乗鞍岳あたりが来るかと思ったが富良野が1位に輝いている。道内では知床をはじめ、各地で星空体験ツアーを実施している。また、先日寒さ日本一で紹介をした陸別のように天文台をつくり、星空で街おこしをしている地域もある。
やはりこれは「北の国から」の力か。森のむこうに見える満天の星のイメージが強いからであろう。勿論、道内でも富良野は地形や気象条件からして”よい星”が見える場所だ。それに加えて、メディアを通した知名度もあり1位になったのであろう。富良野は「住みたい街ランキング」(ブランド総合研究所発表)でも8位に入っており、小都市としては凄い数字である。
最近は温暖化の影響か、トップ10に何ヶ所か挙がっている信州や八ヶ岳方面の天候があまりよくない。晴天率も落ちていると云う。そういう意味では北海道はまだまだ星空がきれいだ。東京から札幌に着き、ススキノ交差点で上空を仰いだ時に、その美しさ(勿論ネオンではありません)にハッとしたことがある。札幌に着くと都会でも空気が違うので、道内の読者の方は自然環境に恵まれた中で生活をしている贅沢さを再確認していただきたいと思う。
先日の「日本一の夕日」のブログでも結論として書いたが、各々に「その時の環境が作り出すイメージング」があり、どこが一番かは選定できても、あくまでも参考であることは云うまでもない。
■日本一の星空スポットランキング
1位:富良野
2位:石垣島
3位:波照間島
4位:野辺山
5位:美ヶ原
6位:乗鞍岳畳平
7位:白馬
8位:清里
9位:富士五湖
10位:蔵王
先日、JR四国の松田社長が、フェリー2社が宇高航路を廃止するのを受け、「強風で瀬戸大橋を通る鉄道が運休となった場合にフェリーで代替輸送をしていた。今後の代替輸送に影響が出る」と懸念を表明している。瀬戸大橋を通る鉄道が強風により運休となることは、多い時で年10回程度発生しており、従来は高松から宇高航路を使い玉野市まで利用客を代替輸送していたという。
高速バスなどによる代替輸送案を検討しているが、多い時で数百人にものぼる利用客を輸送するには必要なバスの台数を確保するのが難しく、代替策がなく、困っているらしい。
また、JR四国は国が6月から実施するとしている高速道路無料化で、年間約5億円の運輸収入の減少になるとの試算を明らかしており、全国のJR旅客会社の中でももっとも影響が大きいと思われる。
本四間は3本の橋で結ばれたことで飛躍的に便利となったが、宇高航路に就航していたフェリーは「千円高速道路」の煽りを喰って廃止に追い込まれている。その前にも本四間が直通したことにより、多くのフェリー会社が廃止や減便に追い込まれ、中にはその保証金でバス会社に転向したところもある。
この航路から鉄道、さらに高速バスへのシフトがJR四国を追い込んでいる。まず、四国-京阪神間を結ぶ高速バスに客が移動。このままではJRが高速バスに呑み込まれ、JR四国とJR四国バスの立場が逆転するのではいかという冗談もあったが、千円高速が登場してしまった。
この区間は千円ETCの中でも所要時間で見るともっとも利用者数が多い3~4時間の距離に該当する。これまで料金面などで優位を保っていた高速バスだが、こちらも急激に利用者離れを起してしまった。現在、利用者がいちばん減っているのが100~200キロクラスの昼行高速バスで、国内全体で見ても20%程度前年より減少しているらしい。たとえば、徳島バスは先月、高速バス路線のうち、徳島―神戸線と、徳島―奈良線の2路線を3月末で休止すると発表しているが、この1年で25%を越える減少となっている。
千円高速道路は、フェリー会社、JR、バス会社と次々に公共交通機関の首を絞めている。これまでJR四国と高速バス会社が競い合うことは健全な競争であったと思う。市場原理に基づいており、JRがバス会社の軍門に下っても、それは利用者の選択によるものなので仕方がない部分もある。しかし、千円高速の場合ははじめから答えが見えている。特に四国でそれを実施すればどうなるかぐらいはわかりそうなものだ。
あらためて、千円(無料)高速道路は地方の公共交通に大きなダメージを与えると云いたい。鉄道、バスにしても唯一の収益部門である特急列車や高速バスが赤字に転落し、それはローカル線や路線バスにも影響を及ぼす。さらにそれは、地方を衰退させ、破滅に追い込みかねない危険性がある。
【追記】
3/5、宇高航路の一社、国道フェリーが廃止を撤回すると発表した。四国フェリーの動向と併せ先行きに注目である。参考→四国新聞記事
「しばれフェスタ」などで寒さ日本一でPRをしている陸別町。今回のランキングデータで本当に「日本一寒い」ことが実証された。
ランキングの手法は1、2月の毎日、全国のアメダスデータの日最低気温の上位10傑を1位10点から10位1点までポイントに換算して集計。陸別は今年、1位15回、トップ10入りも39日で合計331ポイントとなり、今冬の国内最低気温を2月4日に記録した上川管内占冠町に124ポイントの大差をつけて1位に輝いた。
ポイントを付けるあたり、なかなかの発想力である。また、最も厳しい寒さを記録した2月4日、陸別の気温はアメダスでは氷点下30.9度だったが、北見工大などと共同研究をしている「町しばれ技術開発研究所」が独自に設置する観測機(通称マメダス)では同35.2度(下陸別)を記録。場所によっては同39度まで下がったとの報告もあるので、まさに「しばれの町」だ。
ランキング上位を見ると多くが道東である。また、1,2月の間、道外で1位になったのは長野県の菅平(2回)、開田高原(1回)。信州は寒く、雪質のよいゲレンデがある場所が来ている。
陸別町は「寒さ」という北海道が持つ弱点を強み(ウリ)に変えた町だ。こういった逆転の発想、負の遺産としか思えないようなものをプラスにすることは重要である。地元に住んでいると、なかなか気付かないかもしれないが、地域再生ヒントの原点が陸別に隠されていると思う。
【参考】「陸別情報発信サイト 寒さ日本一ランキング」
「霧の都・釧路」のシンボルとして親しまれている釧路港の霧信号(霧笛)が3月末に姿を消す。3月中旬に管理主体の釧路海上保安部が廃止式を催す。(3/5付 読売新聞)
釧路の霧信号(霧笛)が設置されたのは1925年。当初は鐘を鳴らす霧鐘、ラッパを鳴らす霧笛だったが、現在では発信器が灯台の上部に取り付けられ、視界が2キロ以下になると音が鳴り響く。釧路のシンボルのような音色だ。
霧笛は現在全国9か所、道内8か所に減った。海上保安庁は2007年、全国の霧信号を今年3月末までに廃止する方針を打ち出している。
釧路のシンボルとでも云える霧笛を何らかのかたちで残せないものか。たとえば、昼や夕方(17時)に霧笛の音色「ボーッボーッ」を市内全域に流す。または霧の日に流す。発信機が付いている灯台を陸に移動させ、「霧笛灯台」として保存する。観光客がボタンを押すと霧笛が鳴り響くなど。霧は釧路のシンボルでもあり、霧笛の観光的効果も高いはずだ。
【追記】
聞くところによると「釧路霧笛保存会」が立ち上げられ、現在、海上保安庁などど保存へ向けての協議に入っていると云う。
【参考】拙ブログ「道東名物の霧笛が来年3月に廃止 ここでも昭和の記憶が消える」(’09.5.7)
少し前までは雪のない地域の学校から北海道へ出向き、スキー体験旅行するのが人気であった。しかしこの10年ほどは減少傾向にある。スキー客全体の減少と並行していると思えるが管理人なりにその理由を考えてみた。
まず、寒いなか外で遊びたくはない。部屋の中の遊びが主流となり、寒い外でのスキー旅行を嫌がる子供が多いのでは。次に、スキー未経験者にとって、初体験の印象でそれからが決まる。辛い思いをした子供たちは二度とスキーをしないであろうし、楽しみな修学旅行が地獄の思い出に成りかねない。そのあたりのバランスを考えると先生たちも気乗りしなくなる。
また、修学旅行は先生の嗜好や旅行業者との関係で決まることが多い。スキー世代の教師は40代後半となり、若い先生はあまりスキーをしない。なので企画にも上りにくく、旅行会社もプッシュしない。親たちにもそういう傾向があるであろう。その他、長期の不況で、修学旅行は原点回帰でシンプルに、また修学旅行の他にスキー体験教育旅行を実施するのは難しくなったことなどが想像できる。
管理人は中高一貫の学校に通っていたが毎年3月6年連続で、強制的にスキー教育旅行に連れて行かれた。福島県の猪苗代スキー場に4泊、毎日スクールに入りレッスンである。5日間のスキー実習はかなりのものである。実は中学1年の初回はそこで地獄を経験した。5日間やってもボーゲンがマスターできず、直滑降になり、やがて転倒。己の能力の無さを嘆いたものだ。
しかし、どうしても滑れるようになりたいという気持ちがあり、中2からワンゲルへ入部。ここでは年3回のスキー合宿があったが、上手くはないものの何とか滑れるようになり、今でも雪は大好きである。同級生にはやはり、二度とやりたくない組が数名はいたと思う。
そう考えるとスキーオンリーではなく、スノボー、スノーシュ、クロカン、雪合戦などスノースポーツの中から選択できるようなシステムにした方がよいのではないか。そうなると体育実習的な意味合いはなくなるが、修学旅行ではそれで十分なはずだ。雪と友だちとなる-これが目指すところでは。また、インストなど受け入れる側もそれ用のメニューや応対方法をマスターすべきであろう。
【北海道運輸局の調査内容】
北海道内のスキー場、宿泊施設等に受入実態を調査するとともに、北海道外の高等学校及び北
海道外に営業所がある主な旅行業者の実績、意向などを調査、分析します。
○道内のスキー場
・冬季教育旅行受入れの実態
・レンタル商品の詳細
・インストラクターの状況 等
○道内の宿泊施設
・冬季教育旅行受入れの実態
・スキー場との連携 等
○道外の高等学校
・冬季教育旅行の実施状況
・冬季教育旅行の満足度
・学習テーマとして、スキー・スノーボードの位置付け 等
○道外の旅行業者
・北海道と競合地域の取扱状況
・受入機関に対する要望 等
※調査報告書については、北海道運輸局HP に4月初旬掲載する予定です。
【参考】北海道運輸局のプレスリリース「スキー・スノーボードを核とした冬季教育旅行の実態を調査」
]]>政府から大型連休を地域ごとに分散する試案が出された。経済界からは反対の声も多いようで、まだまだクリアすべき問題だらけであるが、ひと足先に秋の大型連休を独自に定めてしまった自治体が北海道にある。
決めたのはサーモン観光で有名な標津町。今年の9月24日を町独自の休日と定め、23日「秋分の日」から26日の日曜日までを4連休として「シルバーサーモンウイーク」と名付け、町を挙げて観光客を迎え入れるというもの。
24日は「標津本物観光体験の日」(仮称)と名付け、標津漁港での秋サケの荷揚げ見学やイクラ作り・新巻き作り、川での釣りなど、サケに関する体験メニューを用意する。24日夜には町内で製造されるサケ節など、標津の味覚を集めた地産地消フェアを開く計画。4連休最終日の26日には恒例の「あきあじまつり」を盛大に開き、締めくくる。すでに札幌や静岡県からツアーの申し込みが来ているという。
国の定める秋の大型連休は実現できても2012年からだが、町独自の休日という発想はユニークで、話題性もあるので標津へ行ってみたくさせるような動機付けとなりうる。
標津は早い時期からサーモンタウンとして売り出しており、ツアーバスも多く訪れる「サーモン科学館」やサーモンフィッシングツアーの開催など鮭にこだわり続けた観光施策を打ち出している。また、以前は土地の都市部住民へ向けた無料提供が話題を呼び、役場のサーバーがパンクしたこともあった。企画力があり、情報発信も上手い町といえよう。
標津のように旗日などを挟み、独自の「休日」をつくってみるというのはアイデアとして面白い。あとはイベントを行なう際はその質、地域住民の意識、受入れ態勢などにかかってくると思う。
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厚生年金会館のネーミングライツがやっと決まった。命名権募集をめぐっては、不況の影響から問い合わせが1件も無い状況が続き、応募期間を延期するなどして市が協賛企業を探していた。スポンサーはニトリ。協賛期間は4月1日からで協賛金額は年間2000万円だが6年契約とはロングだ。新しい名称は「ニトリ文化ホール」となり、施設の外観には同社のロゴが掲げられる。
このところニトリの社会事業やスポンサーシップが目立つ。数年前から始めた「北海道応援基金」や「国際奨学財団」、道東を舞台に大ヒットをした中国映画「非誠勿擾(フェイチェンウーラオ)」の配給元となり、道内先行上映をしたハウスエージェンシーの「ニトリパブリック」。またコンサドーレの筆頭スポンサーになるなどしている。このご時勢でメセナとかフィランソロピーは死語、そういう意味に於いても北海道発の数少ない元気な企業である。
ニトリは僅か10年で全国区となった。道外ではニトリが北海道の会社であることを知らない人が意外と多い。管理人がそれを教えると何度か驚かれたことがある。時流に上手く乗ったが、家具版ユニクロといったところか。
これまで北海道の企業はどちらかというと社会貢献活動に熱心ではなかった。多くが中小企業であり、企業の社会奉仕といった概念が浸透していなかったからだと思うが、発展途上国に眼鏡を贈る「富士メガネ」のように地道の取組んでいる会社もある。また、昔の雪印やニッカウイスキー、今ではホクレンなども公共性が高い事業に力を入れている会社だ。
他にも社会貢献事業に取組んでいる会社はあるが、問題は長続きしないことである。多くがオーナー企業のため、やるもやめるも鶴の一声で決まってしまう。持続性がないのが道内企業の難であるが、それだけ経済基盤が脆弱ということであろう。
ニトリには是非、活動を継続できる企業になっていただきたいと思う。企業文化の醸成という意味ではまだまだ産まれたばかりの段階だ。これからで価値が決まる。
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サホロの新しいゲレンデは北斜面で雪質が良く、風など天候の影響が非常に少ない地形につくられる。11月後半から5月連休まで利用が可能で道東では珍しい長期営業が可能となる。遠くに十勝岳やトムラウシ山も眺められ、新しく造成するコースは最長で1600メートル。駐車場は造らず、自然景観を最大限残すような形を取り、海外から訪れる自然志向のスキーヤーに選ばれる場所を目指す。同5コースが完成すれば、同スキー場は全22コースとなり、東北海道で最大級となるというもの。11年のシーズンにオープンを予定している。
サホロは以前は狩勝高原スキー場の名称であったが、リゾート列車が走り始めた頃に今の名前に変更。経営もセゾングループの西洋環境開発となり、隣接する「クラブメッド」(地中海クラブ)との二本立てで運営をしていたが、経営悪化で加森観光に譲渡された。
このところ加森観光はサホロへ積極投資をしており、熊牧場のノウハウを受け継いだ「ベア・マウンテン」をオープンするなどしている。
今回の新ゲレンデオープンもルスツリゾートの拡張を彷彿させる。もともと遊園地と中規模のスキー場しかなかった場所に、奥行きのあるゲレンデを開発。道内のビッグゲレンデの仲間入りをした。ルスツも元々は「大和ルスツ」といっていたが、その会社が倒産、加森が購入して今の地位を気付いたわけだ。
サホロの利用客数は02年をピークに減少したが、06年以降は外国人客中心に盛り返しているという。冬はスキー、オフ期はベア・マウンテンやゴルフ場など外国人をターゲットにした総合レジャーランドを目指しているのでないか。ニセコよりも娯楽性が高く、通年楽しめるようようなリゾートを考えているのであろう。
サホロがどう変わるか見ものであるが環境問題はクリアされているのであろうか。
それにしても、20年前ならゲレンデの拡張程度の話題ならニュースにもならなかったが、全国的に見ても久々のビッグニュースである。スキー場の新設はおろか、ゲレンデの拡張やリフトの増設などのニュースもこの10年位は殆ど聞かなくなった。
以前はシーズン前に出ると書店に並んでいたブルーガイドやマップルのゲレンデガイドも見かけなくなった。確かにスキー場が減ることはあっては増えることはなく、ゲレンデの内容も変わっていないのでガイド本を買う必要がなくなってしまった(資料的な意味でも)。たまには大規模な新設ゲレンデのニュースでも聞きたいものである。
この買い物ツアーについては過去にも紹介したが、百貨店がなくなった釧路(2006年に丸井今井が閉店)、北見(2007年に北見東急が閉店)を利用していた買い物客にとっては貴重なツアーだ。
一昨年行なわれた最初のツアーでは、当初バス3台・100名程度の見込みで募集したところ、予約が殺到。急遽バス10台・350名に増員するも追いつかず、その後も満員で断った客が200名ほど出たという盛況ぶりであった。
売り上げは通常の40%増し、普段の週末の2割増しになったと云う。また、当時、丸井今井釧路店閉店後、釧路方面からの来客が増え、同方面に限ると会員カードが40%増、売上げが約1.8倍になったという。
この買い物ツアー、これからも月1回、釧路発、中標津発・北見・網走発の3コースに分かれて実施される。藤丸の創業110周年記念事業の一環だが、料金は出発地によって異なり2千円から2千5百円。料金には藤丸5百円分の商品券が含まれる。今回はツアー代金を取っているので、旅行商品扱いとなり、JTB北海道帯広支店が主催窓口となっている。
この試み、低迷する百貨店にとって、チャンネル拡大のチャンスであり、特に地方都市百貨店にとってはバカにできない市場規模である。また、行き場を失った買い物客(特に高齢者)にとってのメリットも大きい。ツアー感覚で買い物が楽しめれば、自然に消費も増えることであろう。
今後、丸井今井が撤退をした苫小牧や室蘭あたりの「百貨店難民」を対象に、札幌の丸井や三越あたりがツアーを実施しても面白いかもしれない。稚内から旭川への買い物ツアーという手もある。
また、遠い場所でなくても、なかなか百貨店へ行くことができない高齢者などを対象に、老人施設から介助付きで買い物ツアーができれば、お年寄りにとってもよい機会になるに違いない。百貨店の送迎バスはいろいろな可能性を秘めていそうだ。
【参考】過去ブログ「帯広・藤丸が百貨店がない釧路から送迎 地方都市における百貨店の必要性
【参考】過去ブログ「大盛況であった帯広・藤丸の送迎バス やはりあった百貨店需要」
メンバーは道内有識者(有識者とは誰?)のほか、道外の観光関係者ら7人で構成する。全国の温泉地のなかでも高い人気を誇る由布院の旅館、玉の湯からも招く。会議は年1~2回のペースで開き、第1回会議を3月2日に札幌市内で開催する。外国人観光客の受け入れ体制や人材教育、宣伝活動などについて意見交換する。また冬季の閑散期についても、新しい観光メニューの開発など今後の対策を議論するという。
北海道観光振興機構では昨年女性有識者アドバイザー制度を立ち上げたことを拙サイトでも紹介した。今度は何をするのか?インバウンドのほか、冬季メニューの開発やヘルスツーリズムなど個人客向けのメニュー開発なども議題になるようだが、お仕着せ型のセットメニューで観光客を呼び込むのには無理があるというのが管理人の持論である。
確かに体験型観光、ヘルスツーリズムなどは重要なテーマであるが、これは提供する側(観光事業者など)と受ける側がシンクロしなくてはならない。提供する側の思い入れが強くても、その思いが利用者に伝わるとは限らず、ミスマッチが起きやすいジャンルだ。
初めからセットメニューで入るよりも、むしろ自由な裁量、選択権は観光客に与えた方がポテンシャルは高まるのではないか。
例として、ユースホステルに泊まるといろいろな体験メニューがある。そこで何を選ぶ、または何もしないで自分流で遊ぶかは利用者の判断である。実際、利用者の多くは現地に着いてから、決めることが多い。むしろ、何でそのユースホステルを選んだのか?行きたかった場所、環境、設備、食事、温泉、ペアレンツの人柄など複数理由はあると思うが、その場所を選択させる動機付けの方が重要のはずだ。
たとえば、ある温泉で花粉症対策のツアーがあったとする。わざわざ高いお金を出して東京から花粉症疎開のために旅行をするであろうか。そのPRも大事だが、むしろ温泉が持つ魅力、宿、自然環境など本来表紙にくるような内容から訴えた方がよいと思う。その中の選択枝として、イムノセラピーや森林浴、温泉療法、トレッキングなどがあった方がよいのでは。主題と副題と入れ替わっている気がする。
旅は行きたい場所(泊まりたい場所)と宿にあるというのが管理人の考えで、それで印象が決まる。●●ツーリズムや○○体験は副産物である。
確かに日本人は、観光でもセットメニューが好きだが、セットだと次に繋がらないのだ(リピータが育たない)。素材は用意するが、あとは自ら選んで自由自在に旅をして下さい-柔軟性のある旅メニューの提供が北海道観光再生のカギであると思う。もう一度、その地域の魅力、いちばん訴えたいことを原点にかえって考えてみることが案外解決への早道かもしれない。