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■トピックス 個人観光客向けバス事業のあらたな試み 

2005年07月27日掲 載

知床が待望の世界自然遺産に認定されました。今後、知床を訪れる観光客はますます増えるでしょうが、人と自然との共生をはかる上で重要なもののひとつに半島へのアクセス手段をどうするかがあります。
マイカー、レンタカー、バイク、観光バス、路線バスなど手段は様々ですが、屋久島や白神山地と比較し、アクセスが容易なため、交通が”交害”になる可能性があります。

 5月発行の「北海道の達人」13号で【観光二次交通の整備・拡充を】というタイトルで路線バスや定期観光バスのサービス拡充や利用促進について触れました。車利用でないと観光周遊が困難になってきている北海道ですが今後、増えることが予想されるシニア層の観光客や知床などの環境保護の観点からも公共交通機関の再生が望まれるところです。

 この夏、路線バスを活用した観光二次交通の動きが見られます。いずれも実験レベルですが、なかなか興味ある内容になっています。 
まず、浦河・様似・えりも・広尾の4町が、襟裳岬や日高山脈、すぐれた海岸美や牧場景観を有することから「とんがりロード」の名のもとに共同で観光事業に力を入れています。その一環としてガイド付きの無料バスの運行とフリー乗車券を発売し、観光資源と連携をした公共交通機関の活性化実験を7月から10月までの間、行います。無料バスは出発日によりコースが異なりますが、襟裳岬周辺の観光周遊コースと帯広-広尾間を往復するコースに分かれています。

もともとこの周遊コースは、道内観光のドル箱コースでした。国鉄時代は札幌から様似まで直通の急行で行き、国鉄バスで襟裳岬観光をして、帯広や糠平温泉まで行く周遊切符が発売されており、そのプチリメイク版といえるかもしれません。
今回は広尾を跨いでJRバスと十勝バスにフリー乗車券が分かれますが折角なので様似-帯広間の直通バスにも期待したいところです。
想像ですが、来年からJR北海道のDMV (デュアル・モード・ビーグル)車が実用化されます。線路と道路の両方を走れる車両ですが、日高線では実用化実験が行われており、JRバスが走る襟裳岬方面とは相性がいいのでそれを見越しての今回の実験ということも考えられます。 

 もうひとつのモデル事業として、ニセコ地区の観光スポットを結ぶ循環バスが7月30日から10月まで運行されます。千円程度で1日乗り放題とし、冬に比べて弱いといわれる夏の観光客増につなげるという意図です。
ニセコアンヌプリや昆布温泉周辺の観光地を中心に、1周約90キロを約2時間半で巡るもので、地元のニセコバスが担当をします。都市間バスが止まるJR倶知安、ニセコ両駅をコースに組み込み、主な乗降
点とし、接続を図りますが、 循環バスの運行は土、日曜と祝日限定とし、1,2時間の間隔で走らせる方向です。
道内を代表する観光地のニセコですが、スキー場とJR駅の間をバスが頻繁に行き来する冬季に比べると、夏季の集客力は多くはありません。しかし、最近のトレッキングブームなどにより、神仙沼や湯本温泉などに多くの高齢者やマイカーを持たない観光客が訪れるようになりました。
循環バスはシニアハイカーなどに重宝がられるだけではなく、ニセコ連山の植物保護などにも役立つことでしょう。

今回、紹介をしたバスモデルは、いずれも北海道運輸局の実証実験です。採算面など実用化へはまだ課題があるでしょう。
しかし、北海道観光の方向性としては、二次公共交通の拡充と整備が必要であり、知床の世界遺産登録やシニアや海外からの観光客の増加を見ての通り、時代のニーズであると思います。

これまで路線バスの便の少なさから自由な道内旅行の組み立てが難しく課題になっていましたが、今後は解消されてゆくことを望みます。
*注:ニセコ循環バスは「ぐるりヌプリ号」の愛称と決まりました。

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シティホテル★ミシュラン 札幌郊外編

道内各都市のホテルミシュランをお届けしていますが、今回は札幌市の近郊を中心としたホテルを紹介いたします。

紹介するホテルの基準は、日本ホテル協会に加盟か大手旅行代理店のシティホテル商品扱いを受けている施設などを対象に行います。評価は客室・飲食・ホスピタリティ・ビジネス(ビジネスでの使い勝手度)の4部門としました。あくまでもビジネスユースでの利用を原則とした評価です。

■概要
札幌市は中心部から車で2,30分の距離にスキー場や自然がある世界的に見ても珍しい観光・リゾート型の大都市といえます。以前は中心部に集中していたホテルですが、バブル期のリゾートホテルラッシュが札幌市内にも及びゴルフ場やスパなどが完備されたホテルが建てられるようになりました。
今回、紹介するホテルの多くはは1990年~1995年頃にオープンしたもので、中には暫く閉鎖されていたり、経営者も変わったホテルも見られます。
中心部のホテルが苦戦をして消耗戦を繰る広げる中、アクセスの悪いホテルは条件が厳しいでしょうが、新しいタイプのホテルに生まれ変わっているところが目立ちます。

オテル・ド・レーゼン・サッポロ
たくぎん事件でも話題となった旧・テルメインターナショナルホテルを製菓事業のシャトレーゼが買収をしたホテルです。石狩に近い茨戸川沿いに建ち、温泉やプールなどのスパを併設しています。札幌駅からは送迎バスで30分程度かかりアクセスの悪さは市内のホテルの中でも1、2を争いますが、スパを含む施設の大きさには驚かされてしまいます。
旧・テルメの閉鎖期間が長かったのでメンテナンスが心配されましたが訪れてみるとそれほど傷んだ印象はありません。
料金も手ごろであり、客室の広さやベッドサイズなども広めになっています。ビジネス向きではありませんが、ススキノからの送迎バスが深夜まで走っているのは魅力です。

★ここがオススメ
本格的なスパ施設です。甘党の人にもいいかも・・・
★ここがイマイチやはりアクセス、特に石狩方面は不便です。

客室☆☆☆☆飲食☆☆☆★ホスピタリティ☆☆☆☆ビジネス☆☆

アパホテル&リゾート札幌
最近、進出が著しいアパホテルですが、札幌は市内中心部の2軒のホテルのほか南区の川沿に900を超える客室と2千人を収容の宴会場を持った施設があります。3つの施設とも既存のホテルを買収したものですがこのアパリゾートは、旧・北海道振興が運営をしていたグリーンホテル札幌であり、’91年度に開催された冬季アジア大会の選手宿舎になった所です。上記のレーゼン・サッポロと同様にアクセスが非常に悪く札幌駅から車で30分程度かかりますが、すすきのとホテル間をシャトルバスで連絡しているほか空港発着の路線バスもかなり本数があります。
施設はかなり改装されており、館内には居酒屋チェーンや大浴場などがあります。客室は全体的に広めにつくられています。定山渓や支笏湖洞爺湖方面へも近いので観光の中継地としての使い方もあるでしょう。

★ここがオススメ
場所は不便でも館内設備が充実しています
★ここがイマイチ
札幌駅とダイレクトの交通手段がありません

客室☆☆☆飲食☆☆★ホスピタリティ☆☆☆ビジネス☆☆★

シェラトン札幌ホテル
札幌の副都心、新札幌駅前にそびえ立つタワーがシェラトン札幌ホテルです。千歳空港からはもっとも近い札幌のホテルといえるでしょう。このホテルは以前、パレスホテル札幌という名称で旭川にあったパレスホテルと同じ経営でしたが、現在は旭川と同様に外資系のソラーレグループが運営をしています。
ここの特長は地上32階という高層と地下にあるスパですが、市内中心部に似たようなホテルが増えたので差別化は難しいかもしれません。客室はシェラトン・ブランドにしては小さめで、全体的にはハード面に
物足りなさを感じる人もいるのでは。新しい運営会社になって時間が経っておらず、これからといったところでしょうか。

★ここがオススメ
意外に便利な場所です 
★ここがイマイチ
コストパフォーマンスがやや高いかも

客室☆☆☆飲食☆☆☆ホスピタリティ☆☆☆★ビジネス☆☆☆☆

札幌北広島プリンスホテル
札幌市の隣、北広島市にあるのが北広島プリンスホテルです。ご存知コクド系であり、ゴルフトーナメントなどでその名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。札幌中心部と千歳空港のちょうど中間に位置し、どちらからも車で40分程度、JR北広島駅からは送迎バスが出ています。もともとゴルフ客をメインに考えて作ったと思われますが、冬季はなだらかなコースがスキーゲレンデとなります。客室にシングルルームが多いのが特徴ですがこれはビジネス客対象ではなく、ゴルフ客を考えたものです。
最近はビジネスパックなどを設けて減り続けるゴルフ客に対抗をしていますが、これからコクド再編と絡んでどういう展開をするのでしょうか。

★ここがオススメ
やはりゴルフコースでしょう 
★ここがイマイチ
ホテルは付属施設といったかんじでしょうか

客室☆☆☆★飲食☆☆☆ホスピタリティ☆☆☆★ビジネス☆☆

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■早読み雑学ツーリズム *6/29~7/16

★1★「鉄道員(ぽっぽや)」ロケの気動車解体へ (6/29道新)
北海道を舞台にした高倉健さん主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケで使われた気動車が、老朽化のため、近く解体されることになった。 「ぽっぽや号」はキハ40系の車体を、くすんだ朱色に塗装した撮影用の特別仕様。撮影終了後も富良野-新得間などを走り三月末まで活躍した。

★2★JCB、観光キャンペーン「経済効果100億円」期待(6/29毎日)
クレジットカード国内最大手のジェイシービー(JCB、東京)は29日、道内のホクレンや道漁連などと共同で、道内観光の誘致キャンペーンを7月16日から始めると発表した。国内外の約5500万人のJCB会員向けに優待サービスを提供し、道内観光客や道産品販売の増加に結びつけたい考えで来年3月までの期間中約100億円の経済効果を見込んでいる。

★3★ ケータイで通訳 道内旅行の中・韓国人に (6/29道新)
旅行業のプライ(札幌)は中国、韓国などからの道内観光客を対象に、中国語と韓国語の通訳サービスが受けられる携帯電話のレンタル事業を七月一日から始める。宿泊施設や飲食店を紹介したり、病気や事故などトラブルの相談も受ける。同社によると、通訳サービス付き携帯電話のレンタルは全国で初めてという。

★4★ 火災のレンガ横丁・屋台村で復旧工事! (6/30小樽ジャーナル)
6月27日早朝の火災で、大半の屋台を消失した、おたるレンガ横丁・屋台村で早期再開を目指して復旧作業が始まった。同屋台村では、ちょうど1周年を迎える間際での火災だっただけに、復旧作業を急ぎ、1カ月をメドに営業再開にこぎつけたいとしてる。

★5★ モエレ沼公園 オープン (7/1朝日)
故イサム・ノグチが、ごみ埋め立て地に足を踏み入れて17年。札幌市東区のモエレ沼公園が1日、グランドオープンする。多くの人が敬愛の念を込め「イサム」と呼ぶ世界的彫刻家の構想は引き継がれ、市民が誇る財産になった。

★6★ HAC丘珠-紋別線、採算ライン大幅割る (7/1道新)
道と日本航空が出資する北海道エアシステムが四日に開設する丘珠-紋別線の予約が低迷している。七月中の平均予約率は21%で採算ラインの70%を大きく割り込む。同路線は全日空のグループ会社が不採算を理由に撤退しており、HACにとっても前途多難な出足となりそうだ。

★7★ 今年もやります「すすきのはしご酒大会」(7/1BNN)
指定された飲食店を飲み歩き、制限時間内のゴールを目指す「すすきのはしご酒大会」が、今年も8月3日に開催される。

★8★ 東京「北海道どさんこプラザ」、北電など名乗り (7/2日経)
北海道電力はJR北海道、北洋銀行と共同で、道が東京に持つ道産品販売店「北海道どさんこプラザ」(東京・千代田)の運営に名乗りを上げた。実現すれば北電の食品小売り事業の第2弾となるが、現在同店の運営を受託している丸井今井も継続に意欲を見せている。道は今月下旬に委託先を決める方針。

★9★ 仙台のどさんこプラザ 売り上げ好調 (7/6道新)  
仙台市内の繁華街に四月下旬開店した道産品ショップ「北海道どさんこプラザ」が、当初目標の二倍の売り上げを記録する人気だ。九月末までの限定営業だが、地元では期間延長を求める声も出ている。

★10★「団塊世代」に移住売り込め 市がHPに情報コーナー 
首都圏などに住む「団塊の世代」に、小樽への移住を呼び掛けるキャンペーンを小樽市が始めた。人口が多いこの世代の定年退職が二○○七年から始まるのに合わせて民間とも連携。雪や住居に対する不安から友だちづくりまで、市民挙げて相談に乗り、人口減に歯止めをかけたい考えだ。(7/5道新)

★11★ アーサー札幌 買収 「ノボテル」12月に開業(7/9道新)
動産賃貸・仲介大手ケン・コーポレーションのグループ会社ケン不動産リースは八日、札幌市中央区の都市型ホテル、ホテルアーサー札幌を買収したと発表した。同社は仏の大手ホテルチェーン、アコーグループと提携し、十二月に「ノボテル札幌」として新たな営業を始める。

★12★ 道と札商、「食の鉄人」認定制度を相次ぎ創設 (7/13日経)
道と札幌商工会議所が北海道の食にまつわる登録・認定制度を相次ぎ創設する。道はニシン漬けやラワンブキ栽培などの熟練者を「食づくり名人」として9月をメドにホームページで公開。札商は12月に1回目の「北海道フードマイスター」の検定試験を実施し、認定者の起業などを支援する。北海道らしい食文化や技を広く発信してもらうのが狙い。

★13★ 函館診断「観光生かせ」 政策投資銀 (7/13道新)
日本政策投資銀行は十二日、函館や周辺町を対象に、地域の課題や将来展望を分析した「地域づくり健康診断」の結果を発表した。深刻な人口減少などまちの健康状態が“重症”に陥りつつある一方、観光都市としての可能性を指摘。北海道新幹線開業に向けて、中心市街地再生の必要性などを示した。

★14★ 仏プロサッカーに「白い恋人」のロゴ (7/14 朝日)
仏プロサッカーチームのユニホームに、札幌みやげで知られるお菓子「白い恋人」のロゴマークが入ることになった。製造元である石屋製菓の石水勲社長と、仏サッカー2部リーグ「グルノーブルフット38」の
渡辺和俊会長が13日、札幌市で記者会見し、スポンサー契約で合意したことを明らかにした。また「白い恋人」の現地生産も視野に入れているという。

★15★ 04年度の観光客減 札幌市 (7/15毎日)
04年度に札幌市を訪れた観光客は1330万2000人と前年度比2・8%減少したことが、市観光企画課の調査で分かった。夏の猛暑や過去最高の台風上陸、大雪など天候不順が主な原因と見られる。上田文雄市長が公約に掲げた「来札2000万人」の実現は遠そうだ。


★16★ 知床、世界遺産に決定 (7/15朝日)
日本政府が新たな世界自然遺産に推薦していた知床(網走支庁斜里町根室支庁羅臼町)について、当地で開催中のユネスコの世界遺産委員会は14日、登録を決めた。

★17★ 丸井今井小樽、苫小牧 10月23日閉店 (7/16道新)
大手百貨店伊勢丹の支援を受けて経営再建に取り組む丸井今井は十五日閉店方針を打ち出していた小樽店と苫小牧店の閉店日をいずれも十月二十三日とすることを正式発表した。

★18★ 歓迎、首都圏の定年者 “試験移住”年内にも (7/15道新)
道は今年夏から、道外に住む団塊の世代を主な対象にした
「北の大地への移住促進事業」を本格化させる。八月に外部委員による移住促進戦略会議を設置し、具体的な受け入れ策の検討に着手、年内には首都圏の何人かに「試験移住」してもらい、移住関連ビジネスの可能性を探る計画だ。

★19★ ニセコに観光循環バス 夏場の集客アップ狙う (7/15道新)
道運輸局は、ニセコ地区の観光スポットを結ぶ初の循環バスを、今月三十日から十月十日まで実験的に運行する。千円程度で一日乗り放題とし冬に比べて弱いといわれる夏の観光客増につなげたい考えだ。

★20★ 知床世界遺産、料理フェアなど関連商戦が活発に (7/16日経)
床の世界自然遺産登録を受け、祝賀ムードを商機につなげようとの動きが活発になっている。丸井今井札幌本店は「世界遺産」と銘打ったジュースの販売を開始。京王プラザホテル札幌は知床産食材を使った料理フェアを始めた。消費者の関心の高まりをとらえ遺産効果で売り上げ拡大を狙う。

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■ 団塊・シニア層の北海道移住計画について

2005年07月04日掲 載

北海道移住「北の大地への移住促進事業」について

首都圏で住んでみたい地域のアンケートを取ると北海道は長野、沖縄などと共に住みたい地域の上位に入っていることが多く、憧れの北の大地といえるでしょう。
そんな憧れの北海道生活に対し、道がシニア層の移住促進を進めようと具体的な動きを始めました。
北海道移住を道が表立って奨励することは、最近では殆んどありませんでしたが、もともと潜在的な北海道ファン、移住希望者は多く、民間レベルでは90年代に入り、積極的な動きがありました。そのあたり本題に入る前に移住に関する動きについて簡単に触れたいと思います。

バブル崩壊後の1991年には、十勝移住を希望する人たちのサークルとして「百年遅れの屯田兵」が十勝毎日新聞、メディアボックスなどを中心に立ち上げられ、仲間作りから移住ノウハウ、就職までサポート体制が整えられるようになりました。
また十勝の動きに触発されるかのように1994年には札幌で「私設・北海道開拓使の会」(現在はNPO団体)が当時のたくぎん総研が中心となり、立ち上げられました。
会ではバックアップをしてくれるスポンサー企業を募り、北海道では厳しい雇用門戸の開放にもつなげ、多くの会員が津軽海峡を渡りました。移住者と移住希望者の連鎖を継続するためのネットワークづくりを手伝うことが会の趣旨であり、現在は一服の感がありますが、その使命はNPOになった今も引き継がれています。

当初は「なんでわざわざ北海道に来るのさ」ということで、あちらこちらから奇異の目で見られましたがマスコミの報道などにより、知名度が高まりました。
これまでのマイナスイメージの移住から21世紀型の移住モデルを作るまでに至ったことは、両組織の存在なくして考えられないことです。道も市町村もI・Uターンの受入れに積極的になり、専任の部署や窓口を設け、活動をしていますが。最近は経済状況などから頭打ちの感があります。

現在、若者から働き盛りにかけての移住希望者が多いのは以前と変わりませんが、道内だけではなく、全体的な雇用状況の悪化もあり、移住はしにくい環境になっています。
移住を促進させる打開策がなく、閉塞感の状況下、出現したのが、団塊・シニア向けの移住プロジェクトの話です。

ここで「北の大地への移住促進事業」の概要を簡単にまとめておきます。道のプロジェクトは07年度から退職時期を迎える団塊の世代を北海道移住者として受け入れるため、今年度から「北の大地への移住促進事業」の名のもとスタートをしました。団塊の世代は約670万人おり、道は07年度から3年間で計3000世帯が移住すれば、約800億円の経済波及効果があるという推計を出しています。
道はシニア移住者を受入れる市町村を募り、移住事業担当者がいることを条件に、渡島管内の八雲町や小樽市など65市町村を「登録市町村」に指定して環境整備を行っています。
今後、団塊層・シニア層の移住を促進させるために、今年末までに戦略を練り、07年度までに移住しやすい環境を整えていく方針です。

事業計画では、企業から移住に関するアイデアを公募し、首都圏などでPR活動を展開するほか、体験ツアーなどを実施します。また、受け入れに積極的な市町村には不動産などの専門家を派遣し、サポート体制を整えます。福祉関連事業の拡大など「移住ビジネス」の創出と、人口増加による地域活性化を目指すということです。

この内容を読んでみると前述をした「100年遅れ」や「開拓使の会」で蓄積したノウハウを道が組織的にに、市町村と団塊世代向けにアレンジをした印象を受けます。
この世代は所得が多く、行動的、地域にも馴染みやすそう。また将来の雇用創出にもつながりそうなので北海道の田舎町に来てくれれば一石二鳥という発想は理解できます。しかし、まるで団塊層が高度成長期の「金の卵」のようで、創造的なプロジェクトとは思えません。

年寄りといっては失礼かもしれませんが、老人が多い町(それも”移住老人”という新人種)が魅力的といえるでしょうか。移住者には仕事を通して学んだ特技や専門知識などを地域で教えるといったマイスター的な役割を期待している市町村もあるでしょうが、優先順位としては今、働いている現役の人たちを先に通してあげることが重要であると考えます。
勿論、それが同時でも構いませんが、北海道の過疎の共通の悩みは若者がいないことです。かりに”移住老人”が寝たきりになり、福祉事業の雇用拡大が発生したため若者が地元に残る。→よって人口流出が止まり地域が活性化する-などとは決して思えません。

団塊・シニア層を道がプロジェクトとして移住促進にかけることは、やや短絡的な印象を受けます。地域活性手段としては手っ取り早いかもしれませんが、一過性と思われ、負の遺産を残しそうな気がします。

事例は違いますが、今、道が積極的に受入れているコールセンターやデータセンター事業と共通するものがあります。
そういう意味においても「旬」の人に来てもらい、頑張ってもらえるようなプログラムづくりに道が参加することを期待したいところです。

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シティホテル★ミシュラン 旭川編

今回は道北・旭川地区のホテルを紹介いたします。
紹介するホテルの基準は、日本ホテル協会に加盟か大手旅行代理店のシティホテル商品扱いを受けている施設などを対象に行います。
また評価は客室・飲食・ホスピタリティ・ビジネス(ビジネスでの使い勝手度)の4部門としました。
また、評価はビジネスユースでの視点に比重を置いています。

■概要
道内第二の都市である旭川市のホテルは、旭川駅から北側に広がる碁盤の目になった中心街の地域に集中しており、大半のホテルが駅から徒歩10分程度内の距離にあります。
旭川のシティホテルの特長として多くのホテルにスパやスポーツクラブなどが併設されており、宿泊客は特別料金で使用することができます。厳寒の旭川だけにスパやサウナはありがたいものです。
旭川は地域不況が長く続いており、それがホテル経営にも影を落としていますが、新しい動きも出てきています。また、他の都市と同様、宿泊特化型ホテルの進出が目覚しく、勢力地図も塗り換わっているようです。

旭川グランドホテルは現在、旭川市内ではNO.1といってよいホテルです。発明王エジソンのひ孫にあたるデザイナー、ジョン・エジソンがデザインした重厚で格調高い建築と気品漂うロビーやエントランスはなかなかの高級感です。
運営は新日本製紙の系列ですが、旭川のシティホテルとしては元祖であり昨年、老朽化により閉鎖をしたニュー北海ホテルと同じものです。シングルルームは18平米あり、窓も大きく、眺望もいいので開放感があります。朝食は最上階のレストラン(洋食の場合)ですが、大雪連峰が一望でき、晴天ならすがすがしい朝を迎えられるでしょう。朝食はバイキングではなく、アラカルトが充実しているのも地方ホテルとして
は秀逸です。地下にはスパがあり、宿泊客も利用することができます。

★ここがオススメ
道内でもトップクラスのレベルです
★ここがイマイチ
駅からやや遠く、中途半端な距離です

客室☆☆☆☆飲食☆☆☆☆ホスピタリティ☆☆☆☆ビジネス☆☆☆☆

旭川パレスホテルは、駅より徒歩10分程度。市民の憩いの場である常盤公園のそばにあります。ホテル規模としてはは市内最大であり、旭川を代表するコンベンションとしてグランドホテルと競っています。数年前より親会社の経営悪化により、クオリティの低下が言われていましたが、昨年より外資系のソラーレグループに経営が代わりました。経営の交代により飲食など中味やサービスがかなり改善されたようでこれからが楽しみです。なお、ソラーレグループはビジネスホテルのチサンホテルの親会社になるなと最近、M&Aを進めています。なお、旭川パレスホテルにも地下にはスパがあります。

★ここがオススメ
飲食施設が豊富です
★ここがイマイチ
一度下がったブランドイメージを復活できるか
客室☆☆☆★飲食☆☆☆★ホスピタリティ☆☆☆★ビジネス☆☆☆★

ホテルクレッセント旭川は、駅前から市役所方面へ向かい徒歩6,7分の距離、前述の旭川グランドホテルの斜め前にあります。全体的にはシティホテルとビジネスホテルの中間的なレベルで、シングルルームは15平米、飲食施設は1箇所に留まっています。ホテルの運営は層雲峡などで観光ホテルを経営するホテル大雪グループですが、ここもスパがあり、最上階で展望風呂があります。宿泊客は千円で利用できます。

★ここがオススメ
リーズナブルさと展望スパ
★ここがイマイチ
いまひとつ垢抜けないかも

客室☆☆☆飲食☆☆☆ホスピタリティ☆☆☆ビジネス☆☆☆★

旭川ターミナルホテルは名前の通り駅に隣接をしているホテルです。
改札口から徒歩50歩が謳い文句ですが、自然環境が厳しい旭川ではありがたいホテルです。JR北海道グループのホテルですが、最近ではターミナルホテルの名前が残っているJR系ホテルも少なくなりました。オープンから20年以上が経過し、経年劣化は否定できませんが、館内はリニューアルされています。客室の広さはビジネスホテル並みですが、LAN対応、洗浄機付きトイレ、液晶テレビと先端の設備は完備されています。ホテルの和食は名寄の和食店が出店しており、地域の素材を使ったものが味わえます。

★ここがオススメ
なんといってもアクセスのよさ
★ここがイマイチ
館内が暗い印象があります

客室☆☆☆★飲食☆☆☆ホスピタリティ☆☆☆ビジネス☆☆☆☆

◆全国系ホテルチェーンは駅前に藤田観光ワシントンホテル旭川、ミサワ系のフィットネスホテル330旭川、ホテルレオパレス旭川などがあります。市内には旭川ワシントンホテルという古くからある地元資本のホテルがあり、よく藤田観光ワシントンホテルと間違えるので注意が必要です。また、常盤公園にそばにあった旭川東急インは旭川アスティホテルに名称が変わっています。

◆宿泊特化型ホテルチェーン
宿泊特化型ホテルとしては東横イン旭川駅前、ルートイン旭川駅前などがあります。北海道限定のパコチェーン・ホテルパコ旭川は天然温泉が完備されています。

■感想
旭川駅から市役所方面へ向かう緑橋通り付近を中心にこの数年ホテルが増えました。過剰とも思えますが宿泊需要があるということでしょう。これまで周辺観光地へのエントランスとしての役割が強く、観光客が少なかった旭川ですが、にわかに脚光を浴びた旭山動物園の影響で滞在客が増えていると聞いています。食事が安くて、おいしい店が多いだけに日帰りや立ち寄りだけではもったいないのではないでしょうか。

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早読み雑学ツーリズム *6/14~6/28

★1★ 外国人旅行者の誘致 「ニセコを手本に」 (6/14 道新)
側一雄国土交通相は十四日の閣議に二○○四年度観光白書を報告し、了承された。○四年に日本を訪れた外国人旅行者は前年比17・8%増の六百十四万人と、初の六百万人台を達成。オーストラリアから後志管内のニセコ地域への観光客が急増していることも紹介し、外国人旅行客誘致の「重点市場」に、オーストラリアなどを追加した。

★2★北広島プリンスホテル 冬期間は休業へ (6/15 道新)
札幌北広島プリンスホテルは、冬期間の宿泊者が夏場に比べて半減しているため、十二月一日から来年四月中旬まで休業することを決めた。 同ホテルは一九九五年度にも、冬期間を休業した。ホテルとゴルフ場、隣接するファミリースキー場は、西武グループ経営改革委員会が経営再建の一つとして三月、売却候補に挙げた。

★3★JR八雲駅そばに屋台村オープン (6/16 函館新聞)
道南初となる屋台村が15日、八雲町のJR八雲駅そばにオープンした。焼き鳥をはじめ、総菜やおでん、くし揚げなど、地元の優良食材をふんだんに使った飲食店8軒が出店。八雲の新たな人気スポットとなりそうだ。

★4★釧路のコールセンターが事業停止 売り上げ低迷(6/17 道新)
釧路市が雇用対策のため誘致したコールセンター「ファーストコミュニケーションズ」の釧路支店が、16日までに事業を停止し、オペレーターら19人を解雇していたことが分かった。売り上げが伸び悩み、赤字が
続いたのが原因。

★5★コールセンター大手「もしもし」 札幌に拠点増(6/23 道新)
コールセンター大手のもしもしホットラインは二十二日、札幌市中央区北一西四に、同市内四カ所目の業務拠点「札幌ノースプラザセンター」を開設した。当面は、契約社員を中心とした三百人体制だが、今秋をめどに六百人に倍増する予定で、同市内の雇用者数は子会社を含め、二千六百人強に拡大する。

★6★輪厚PAに自動車モールなど複合施設(6/18 日経)
央自動車道・輪厚パーキングエリア(PA、北広島市)を活用し、メーカー横断型の自動車販売モールなど先進施設を建設する構想が動きだした。道内建設会社やコンサルティング会社などがプロジェクトチームを結成。民間提案を受け、北広島市や道など官側も支援策の検討に入った。PAを再開発の拠点と位置づける手法は珍しく、官民一体で地域振興をめざす。

★7★JR、来秋にも営業運行 DMV(6/18 道新)
JR北海道は十七日、線路と道路両方を走行できる新型車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」の営業運行を二○○六年秋にも始める方針を決めた。今年九、十月に二両連結させた「U-DMV」の走行試験を、JR石北線北見駅-女満別空港間で実施する。

★8★大和系投資会社が三井観光開発を吸収 (6/21 道新)
経営再建中の三井観光開発の再建策の詳細が二十日明らかになった。投資会社の大和証券SMBCプリンシパル・インベストメンツ(東京、PI)の全額出資子会社が、七月一日に三井観光開発を吸収合併し、事業や資産を継承する。合併に伴い現在の三井観光開発は解散するが、社名は新会社に引き継がれる。

★9★三井観光開発再建:道内5施設、存続方針 (6/22 毎日)
 旧北海道炭砿汽船(北炭)系の三井観光開発(東京)が21日までに、大和証券グループから70億円の出資などの経営支援を受けて再建を進めることを明らかにした。既に取引先金融機関の三井住友銀行などと200億円前後の債権放棄で合意している。札幌パークホテルなど道内5施設はそのまま存続させ、今後、施設の改装などを進める。

★10★羅臼町で観光客用ごみ袋発売(6/22 朝日)
根室支庁羅臼町は、町の環境保全のため観光客専用のごみ袋の販売を始める。町内の商店や宿泊施設などで取り扱い、回収も引き受ける。道内の自治体では珍しい取り組みで、知床の世界遺産登録に向け、「きれいな町づくりに協力してもらい環境への関心を高めるきっかけにもなれば」としている。

★11★加森観光、長野のおんたけスキー場の運営受託(6/22 日経)
加森観光は今秋、長野県王滝村が所有する「おんたけスキー場」の運営を受託する。同スキー場は利用者の減少に伴い、約19億円の長期債務を抱えるなど経営不振に陥っていた。加森観光は全国で複数のスキー場を運営しており、リフト部品の共同仕入れなどでコスト削減を進める。

★12★ホテル1階に漫画&ネット喫茶(6/22 道新)
古書店チェーンなどを展開するテイツーは二十一日、札幌センチュリーロイヤルホテルの一階で開業準備を進めてきた、インターネットカフェと漫画喫茶を組み合わせた全国展開の複合カフェ「アイ・カフェ」の道内一号店を報道関係者に公開した。オープンは二十二日。

★13★ジンギスカンとクジラで新バーガー(6/24 函館新聞)
函館市内・近郊のハンバーガーショップチェーン、ラッキーピエロは23日、新メニューとして「北海道ジンギスカンバーガー」と「くじらバーガー」を10店舗で発売する。各店一日20食の限定販売。

★14★くじらバーガーを英国動物保護団体が非難(6/27朝日)
ロンドンに本拠を置く動物保護団体WSPAが、函館市のファストフードチェーン「ラッキーピエロ」がミンククジラ肉で作った「くじらバーガー」を発売したことに対し「腹立たしい悪趣味な宣伝行為にすぎない」と強く非難する声明を出した。

★15★新千歳-神戸線を全日空が開設 来年2月(6/25道新)
全日本空輸は二十四日、二○○六年二月十六日の神戸空港の開港に合わせ新千歳-神戸線を開設すると発表した。 くじらバーガーを英国動物保護団体が非難 (6/27朝日)

★16★函館湯の川温泉らーめんブギ・出足好調 (6/24 函館新聞)
湯の川観光ホテル内に3日、オープンしたラーメンテーマパーク「函館湯の川温泉らーめんブギ」(高根由勝館長)の入場者が、21日時点で約8万6000人に達した。年間の入場者目標を50万人と見込んでいたが、6月中に早くも10万人を突破する勢いで、関係者は好調な出足に驚いている。

★17★丸井今井、3店閉店へ (6/25 朝日)
丸井今井は24日、経営再建策の一環として、小樽、苫小牧の両店を今年10月に閉店すると発表した。釧路店も来年8月の閉店を予定し、室蘭店は10年1月をめどに存廃を決めるという。大手百貨店の伊勢丹の支援とともに、大幅な店数の削減で生き残りを図ることになった。

★18★丸井今井苫小牧店10月閉店 地元に衝撃 (6/26 苫小牧民報)
開店からわずか10年。丸井今井が再生計画を発表し、苫小牧店の10月閉店が決まった。4月のイオン苫小牧ショッピングセンター(苫小牧市柳町)開業による中心街空洞化の加速が、始まった。桜井市長は、苫小牧店存続を働き掛けながら、雇用や施設活用なども考えるとした。

★19★「丸井さん」115年 寂しい/小樽店閉店へ (6/26 朝日)
道内各地で地元を代表するデパートだった丸井今井の一部閉鎖発表から一夜明けた25日、100年以上の歴史を持つ「丸井今井小樽店」を失うことになった小樽市民の間からは、落胆の声が数多く聞かれた。

★20★相次いで社員説明会、丸井今井釧路店 (6/26 釧路新聞)
丸井今井釧路店(石井良幸支店長)は24日夕、札幌本店から釧路店の来年8月閉店スケジュールを説明した文書がインターネットを通じて入り、25日にかけて社員説明会を相次いで店内で開催した。

★21★ジンギスカンブームの余波、栗沢の鋳物会社大忙し (6/25 道新)
空知管内栗沢町由良にある岩見沢鋳物は現在、鋳物では道内唯一とされるジンギスカン鍋の製造会社だ。ジンギスカンブームの余波を受け、鍋作りも大忙しで、今年の生産数は例年の五割増の年間七百五十個近くに上りそうという。

★22★グリーンツーリズムに保険 国内初、JTBが大分で (6/28道新)
JTB系列の損害保険会社が農村体験を楽しむグリーンツーリズムを対象に、国内で初めて損害保険を始める。宿泊者の食中毒やけがを恐れて受け入れに消極的な農家は多く、新保険の登場でグリーンツーリズムには追い風となりそうだ。

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