●9月13日~25日までの道内ニュースクリッピング
2005年09月26日掲 載
1.岩内町、直江津間フェリー航路再開を断念(9/13道新)
後志管内岩内町の上岡雄司町長は十二日、二○○○年から休止中の岩内-直江津(新潟県上越市)間のフェリー航路について、「運航再開は断念せざるを得ない」と町議会に行政報告した。
2.「退職後は旭川に」、民間5社が移住下見ツアー開催(9/14日経)
退職後はぜひ旭川に。首都圏や近畿圏の団塊の世代の移住を促そうと、旭川の異業種5社が共同事業体を結成し、20日から「移住下見ツアー」を始める。2泊3日の日程で10月中旬まで計6回開催。旭川とその周辺を訪問し、地域の魅力を知ってもらう。
共同事業体「カムイミンタラの伝道師」には、グリーンツーリズム企画のアグリテック(東川町)、旭タクシー(旭川市)、JALトラベル北海道旭川支店などが参加する。ツアーは住宅・医療事情の説明会を中心とするコースと農業体験コースの2種類を用意し、費用は6万9800円から。来年1―2月には真冬の生活を体験するツアーも実施する。
3.産学官の橋渡し 道経産局が36金融機関と連携(9/15日経)
北海道経済産業局は十月から、産学官共同の新商品開発などをより活性化させるため、道内三十六金融機関と連携事業を始める。多種多様な企業と日常的に接している金融機関を通じて、課題を抱える中小企業を発掘、適切な研究機関などを紹介し、商品化につなげる。金融機関を中核に据えた産学官連携事業は、全国でも初めてという。
4.エアトランセの函館-帯広便 国交省が新千歳経由を認可(9/15道新)国土交通省東京航空局は十四日までに、函館-帯広間を一日二往復運航するコミューター航空のエアトランセ(函館)の両空港間の飛行経路について、現行の直行便に新千歳経由便を加える事業計画の変更申請を認可した。十月一日から経路を変更する。
5.市長「函館駅乗り入れは困難」(9/17函館新聞)
函館市の井上博司市長は16日の第3回定例市議会で、現在のJR函館駅への北海道新幹線乗り入れの可能性について「すでに国で駅・ルートが決定されていることや、(乗り入れへの)巨大な負担を考慮すると困難」と明言した。
6.名称は「厚岸・霧多布・昆布森国定公園」に(9/18釧路新聞)
厚岸道立自然公園の国定公園化に向け、釧路町・厚岸町・浜中町広域観光推進協議会と道立自然公園国定公園化促進期成会、厚岸町内の関係者による会議が16日厚岸町役場で開かれた。国定公園の名称を「厚岸・霧多布・昆布森国定公園」とし、10月上旬に関係3町が集まる幹事会に臨むことで一致した。
7.知床観光、世界遺産効果で活況続く(9/22道新)
知床の世界自然遺産登録効果で観光客は大幅に増え、活況は知床にとどまらず、網走や川湯温泉など周辺にも及んだ。 斜里町のまとめによると八月の観光客数は三十六万七千七十五人で、前年同月に比べ五万五千三百六十九人、17・8%増えた。過去最高の一九九二年の三十八万千五人には及ばなかったが、近年続いていた減少傾向に歯止めがかかった。
8.札幌国際大など道内企業商品を試験販売・商店街に店舗開設(9/22日経)
札幌国際大学(札幌市、和野内崇弘理事長)は同大発ベンチャーで市場調査を手掛ける創育舎(同市、北崎寛社長)と協力し、来春から道内企業の新商品の試験販売を請け負う事業を始める。同市の狸小路商店街に店舗を開設、マーケティング論を専攻する学生が販促の企画や需要予測を調査する。実践教育を採り入れることで大学の特徴を打ち出し、少子化が進むなかで学生確保につなげる。
9.函館西武ビル:アミューズメントビルに(9/22毎日)
売り上げ不振で03年8月に閉店した函館市梁川町の「西武百貨店函館店」が入居していた建物が、パチンコやゲームセンターが入ったアミューズメントビルとして12月に一部オープンすることとなった。
西友の系列会社で建物の所有会社「エスシーシー」は当初、物販を軸に検討していたが、キーテナントが決まらず、分散して賃貸する方針に転換。同社が市に伝えた計画によると、1階にパチンコ店、3階にゲームセンター、4階にボウリング場が入る。
10.道内移住者誘致へ14市町協力 ノウハウや情報交換(9/23道新)
道と協力して道外からの移住者の受け入れに取り組む道内の五市九町が「北海道移住促進協議会」(仮称)を発足、二十八日に小樽市の小樽グランドホテルで設立総会を開く。地域の枠を超えて情報交換し、移住者の誘致に弾みをつけたい考えだ。道知事政策部によると、移住促進に向けた自治体同士の連携は全国でも珍しいという。
11.源泉掛け流し温泉サミットで弟子屈から出席(9/23釧路新聞)
全国でいち早く源泉掛け流し宣言をした弟子屈町川湯温泉と新潟県妙高市関温泉、奈良県十津川村十津川温泉郷による初めての「源泉掛け流し温泉サミットin十津川」が10月2日、十津川温泉ホテル昴で開かれる。源泉掛け流し宣言後の課題や今後の方向性について意見交換を行う。
12.くじらバーガー、批判めげず発売 函館のチェーン店(9/23道新)
函館市のファストフードチェーン「ラッキーピエロ」は、十月三-五日の三日間限定で「くじら味噌(みそ)カツバーガー」と「くじらメンチカツバーガー」を試験販売する。
同社が六月末に発売した「くじらバーガー」は英国の動物保護団体から批判されたが、全国から「くじらバーガーの販売をやめないで」「応援しているから頑張って」など激励のメールが届いたという。「日本の伝統的な鯨食文化を継承していきたい」と新商品開発に取り組んだ。
13.せたな町から札幌へ 都市間バスで新鮮魚介類(9/25道新)札幌市中央区のセンチュリーロイヤルホテルは二十九日から、桧山管内せたな町で取れた魚介類を都市間バスで取り寄せる試みを始める。札幌と同町を結ぶ都市間バスを運行する銀嶺バス(札幌)が協力。海の幸をホテル内のレストランで調理し、メニューに加える。
14.函館バル街27日に、巡回バスも登場(9/25函館新聞)
「坂道の街のはしご酒もラクラク」―。函館市西部地区の飲食店をスペインの飲食店街「バル」に見立て、飲み歩きを楽しんでもらう催し「函館西部地区バル街」(実行委員会主催)が27日夜、開かれる。会場エリア一帯を巡回するバスを初めて運行。函館山山ろく付近の坂道も走り、函館どつく―谷地頭間の市電の「バル街電車」と合わせ、店から店への移動がより容易になる。
15.札幌の風物詩「大通公園のトウモロコシ」が台湾に上陸(9/20BNN)
9月16日と17日、台湾中部の都市・台中の高級スーパー「凱福登」で、札幌大通公園のトウモロコシが振る舞われ、1部販売も行った。「凱福登」では、中秋節に合せてフェアを実施、北海道物産の試飲試食を行った。フェアでは札幌観光協会と協力、現地で札幌の風物詩である大通公園のトウモロコシ販売を再現した。
【トピックス】国際的な野鳥観察旅行への期待
2005年09月17日掲 載
このほどロンドンで8月19日から開かれた世界最大のバードウオッチングの見本市「ブリティッシュ・バードウオッチング・フェア」に根室市や釧路市が日本から初めて出展し、タンチョウやオオワシなどの道東に生息する野鳥が来場者の反響を呼びました。
英国には数百万人のバードウオッチャー人口がいるといわれています。日本の野鳥への関心は高く、特にイギリスでは見ることができなくなったオジロワシやオオワシを見ることができる根室市の風連湖や春国岱へは最近、欧州からのバードウオッチャーを見かけるようになりました。
根室半島周辺は野鳥が住む林などが多く、自然資源に恵まれており、春国岱原生野鳥公園では、日本で観察できる渡り鳥の約半数の250種が見ることができます。なお、この250種という数字は世界でもっとも多い数といわれています。
バードウオッチングは大きな観光資源であり、根釧地区の野鳥を世界的なブランドにしようと昨年あたりから行政が動き出しました。野鳥観察を目的とした海外旅行者を誘致しようと英語版のホームページ
作成や英語ガイドの養成、そして今回のフェアへの出展など世界へ誇れる新しい北海道ブランドの育成へ向けてPRをしています。
この冬にはイギリスのバードウオッチツアー会社「バードホリデーズ」がツアーを企画しているほか今回のフェアでも何社からのオファーがあったようです。
また、11月には風連湖・野付半島がラムサール条約に登録されることが有力になっており、これを機に国際的な観光スポットになる可能性があります。
知床半島が世界自然遺産に登録され注目を集めていますが、ラムサール条約に登録予定の野付・風蓮道立自然公園は知床に隣接をしており連携した自然・体験型旅行が楽しめることになります。
海外観光客の誘致は道が積極的に取組んでおり、東アジアからの来道客は一定の成果を納め、今後はリピーターの育成など新規開拓とともに第二段階へ入っていると思われます。
また、オーストラリア資本のニセコ進出など”想定外”の出来事も進行中であり、海外観光客の誘致は北海道観光の命題となっています。
その中でバードウオッチングツアーは地味なようでありながらファン人口が海外に多く、安定したリピーター需要が期待できるものと思われます。
道内、国内ではあまり知られていない根室地区の野鳥と自然ですが実際訪れてみるとそのダイナミックさにには驚かされます。特にこれから渡り鳥が多い時期は天気もよく、素晴らしい夕陽や結氷期になれば湖を横断する数十頭のエゾ鹿の群れなどに出会うことができ野鳥ファンではなくても道東の大自然が満喫できるはずです。
現在、メッカである春国岱には3軒の民宿・コテージとネイチャーセンターがあるだけで手付かずの自然の景観を残しています。徒歩での見学が中心となりますが、受け入ることができるキャパシティが限られています。3軒ある民宿はシーズン中はかなり混んでおり、これで海外からの観光客が増えると心配な面があります。
知床は世界遺産へ登録後、宿が大変取りにくい状態であると聞きます。もともと観光地として開かれた知床でさえも受け入れには限界があります。
バードウオッチング客を誘致すること自体は大賛成ですが、自然保護と観光の両立をどうバランスよくやってゆくのか大事な使命です。
◆参考資料
春国岱ネイチャーセンター http://www.marimo.or.jp/~nemu_nc/workn/
財団法人 日本野鳥の会 http://www.wbsj.org/
【コラム】北海道遺産と産業遺跡 大夕張から
当メルマガのホームページ、「北杜の窓」のアクセスログを調べていると訪問者がどういったテーマに興味をもち、アクセスをしているのかわかります。7月の日記欄で映画「北の零年」のロケ地になった大夕張について書いたのですが「大夕張」というキーワードで意外なほどアクセスがありました。
その後、「北の零年」のロケセットが夕張市の石炭の歴史村へ移され先日より公開されていますが、ロケは旧鉱業所跡で行われました。
かなり以前には健さんの「網走番外地」決闘シーンもここで撮られており、東映のスタッフは大夕張がお気に入りなのでしょうか。
ところでこの大夕張とは三菱鉱業の炭鉱があった場所で大夕張炭鉱は1973年に閉山しています。さらに1997年にはダム建設のため大夕張の中心地区であった鹿島など集落そのものが消滅してしまいました。最盛期の昭和36年には約2万3千人の人口を数えましたが、閉村前に1997年にはわずか327人になっていました。
夕張は市内のあちらこちらに炭鉱がありましたが、大夕張炭鉱は三笠方面へ向かう外れにあり、北炭(北海道炭鉱汽船)系の炭鉱が多い夕張市内にあって三菱系の大夕張は完全に独立したかたちで町を形成していました。
現在のJR清水沢駅からは三菱鉱業大夕張鉄道の古い客車が近過去である昭和62年まで走っており、最後までSLが見られた鉄道として知られています。
大夕張閉山後、1989年まで掘削を続けた南大夕張炭鉱がある南部には駅舎跡とホームに鉄道車両が保存されています。一時、朽ち果てた状態になっていましたが現在は大夕張鉄道保存会によって守られています。
また、大夕張地区をエリアにしていた三菱鉱業バス(後の美鉄バス)の古い車両が旧・大夕張炭山駅近くの作業小屋で発見されました。
私も1997年に鹿島地区の閉村が決まった後、写真を撮りに3回当地を訪れていますが、崩れ落ちた車の中にバスが眠っている姿を偶然発見したことがあります。すぐに三菱鉱業バスのそれとわかり、驚愕した思い出があります。
保存状態がよく、ドアを開けて車内へ入ると昭和53年頃の新聞や当時のジュースの缶などがそのままの姿で放置されていました。
その後、バス車両はファン有志によって引き取られ、動態保存され三菱バス保存会として活動をしています。なお、三菱バスは1997年に大夕張から撤退、最後まで路線を維持していた美唄地区も美唄市に路線を譲り渡し美鉄バス会社は惜しまれつつ解散をしています。
大夕張の市街地は完全に消えてしまいましたが鉄道車両やバスは産業記念物(?)として大事に保存されているのは嬉しい限りです。
北海道では道民的財産である美しい自然景観や貴重な文化財・歴史的環境を保全し、活用しながら後世に継承していくことを目標に「北海道遺産」をスタートさせました。ナショナルトラストの北海道版といってよいでしょう。
現在、北海道では52件が北海道遺産として登録されていますが、炭鉱関連では「空知の炭鉱関連施設と生活文化」という名称で登録がされています。
空知は国内最大の産炭地として最盛期に100炭鉱、83万人の人口を擁し、日本の近代化を支えてきましたが、エネルギー政策の転換による合理化、閉山が相次ぎ空知の炭鉱は姿を消しました。
今でも炭鉱の施設跡や炭鉱住宅などがそのまま保存されているところが何ヶ所かあります。現存する関連施設としては三菱美唄炭鉱立坑、三井砂川炭鉱立坑、住友赤平炭鉱立坑、住友奔別炭鉱立坑、幌内炭鉱などがあります。また、炭鉱関連遺産は歴史的な建造物や生活関連の文化財、鉄道施設など
幅広い構成となっています。
最近は旧炭鉱施設へ観光ツアーが訪れるようになりましたが、閉山からはかなり時間がたっており、施設だけでななく、炭鉱住宅なども跡形なく消えてしまい生活感がなくなってしまっている所が多いのは残念でなりません。
また、炭鉱などの鉱業施設跡は空知だけでなくほぼ全道に存在しています。大夕張のように町ごとなくなってしまった所もありますが、比較的当時の面影を残しているところもあります。
これまで私がまわった旧施設では羽幌炭鉱、阿寒町の雄別炭鉱、音別町の尺別炭鉱、下川町の下川鉱業などが印象的でした。
多くの個人探訪サイトがありますから参考になるはずです。
北海道は歴史が浅いため神社仏閣めぐりや古い町を散策するという機会に恵まれません。おのずと観光地も限られてしまいますが、その中で趣向を変えて炭鉱関連施設を見てまわるというのも面白いはずです。北海道開拓の歴史や先人の苦労、近代日本の陰陽が身近なかたちで実感できるはずです。
なお、行かれる方は大変危険な場所が多いのでくれぐれも注意をして下さい。
◆参考資料
ふるさと大夕張 http://www2f.biglobe.ne.jp/~mst_iida/
北海道遺産構想推進協議会 http://www.hokkaidoisan.org/
大夕張鉄道保存会 http://www.geocities.jp/ooyubari_rps/index.html
三菱鉱業バス保存会 http://www.ne.jp/asahi/web/hp/mitu/
「廃」http://members.jcom.home.ne.jp/haikyo/index.html
早読み雑学ツーリズム *8/29~9/12
2005年09月14日掲 載
1.「行列」戻るか 札幌ラーメン横丁(8/30朝日)
観光名所としても知られる「札幌ラーメン横丁」。ここ数年、札幌市内に次々登場する人気店に押され、なじみの光景だった行列が途絶えがちだ。にぎわいを取り戻そうと、低価格の新メニューやホームページの開設など、横丁ぐるみの打開策が始まっている。
2.昭和新さん、ドーチョくん…道産キャラ次々(8/30朝日)
さっぽろテレビ塔の土産店で人気のキャラクター「テレビ父さん」に続けとばかりに、新しい道内独自のキャラクターが次々と誕生している。「テレビ父さん」の仕掛け人は、昭和新山や定山渓など、各地のキャラクターを売りだそうとする。道庁ホームページのキャラクターに目をつけた土産物卸業者は道と交渉して商品化した。
3.100円足せば旭山動物園日帰り 日本旅行が来道客向けに(8/31道新)
ワンコインで話題の動物園へ-。日本旅行は、自社の北海道ツアーの参加者を対象に、札幌発着で旭川の旭山動物園まで料金わずか百円という日帰りバスツアーを実施する。同動物園の人気にあやかって北海道ツアーの集客を図ろうという狙いで、赤字覚悟の破格の料金が注目を集めそうだ。
4.人わんさ、新名所絶好調/旭山動物園 (9/2朝日)
旭山動物園に今月初旬、新施設「くもざる・かぴばら館」がオープンし、人気を集めている。連日、施設前には人だかりができて、新たな集客の柱になりつつある。両動物が生息域とするアマゾン川流域の密林をイメージして設計された。耳慣れない動物2種類の共存施設となるが、小菅正夫園長は「水辺でカピバラがゆっくり動き、その上でクモザルがせわしなく動くのはおもしろい」。
5.旭動物園の8月入園者、2カ月連続、日本一に(9/1道新)
旭川市旭山動物園の八月の入園者数が四十五万六千九十七人に達し、同園の月間入園者数としては過去最高となった。二位の東京・上野動物園の二倍以上。昨年に続いて、七、八月は二カ月連続で「日本一」を達成した。
6.さっぽろ雪まつり会場 真駒内の後継「さとらんど」(9/1道新)
さっぽろ雪まつり実行委員会は三十一日、今年二月の雪まつりを最後に廃止された、陸上自衛隊駐屯地内の真駒内会場に代わる新会場を、農業体験交流施設「サッポロさとらんど」とすると発表した。 同実行委は、七月中旬に新会場を中島公園と内部決定していた。しかし、《1》物理的に狭い《2》駐車場が確保できない《2》公園の下に地下鉄が走るため、大規模な雪の滑り台などを設置できない-といった問題点が浮上。中島公園での開催を断念した。
7.新・士別市とせたな町 誕生を祝い記念式典(9/2朝日)
士別市と上川支庁朝日町が合併し、1日、人口約2万4千人の新・士別市が生まれた。引き続き市庁舎となった士別市役所と、支所の旧朝日町役場で開庁式があった。桧山支庁の北桧山、瀬棚、大成の3町が1日に合併し新たに「せたな町」が誕生した。人口1万1千人余り、面積639平方キロで、いずれも同支庁最大となる。本庁舎となる旧北桧山町役場で開庁式があった。
8.かんぽの宿11カ所廃止検討 郵政公社が本年度に(9/2道新)
日本郵政公社が簡易保険関連施設95カ所のうち、赤字幅が大きい11カ所の簡易保険保養センター(かんぽの宿)について本年度中の廃止を検討していることが2日分かった。道内では層雲峡、十勝川、小樽の計3カ所で、廃止が決まれば、地元自治体への売却を軸に処理を進める。
9.道内景気、停滞続くも一部に明るさ・個人消費下げ止まり感(9/2日経)
停滞感が続く道内景気に一部回復の兆しが出てきた。日本経済新聞社が主要企業・団体に実施した調査によると、景気について58%が半年前に比べ「変わらない」とした半面、「良くなった」「改善の兆しがみえる」とする回答も合わせて36%にのぼった。個人消費に下げ止まり感が出てきたためで、今後のけん引役としては消費に加え、観光、雇用に期待する声が多い。
10.道内移住促進へ来年1月に提言 戦略会議発足(9/2道新)
首都圏退職者の道内移住を促す道の「北の大地への移住促進戦略会議」が一日、発足した。経済人や学識経験者の九委員で構成。来年一月をめどに、北海道の「移住促進戦略」を提言する。 退職を間近に控える団塊の世代が「第二の故郷探し」をする動きなどを踏まえた道の移住促進事業の一環。会議の座長には、小池明夫JR北海道社長を選んだ。
11.ラッキーピエロがアイデアカレーを募集(9/2函館新聞)
ファストフードショップ、ラッキーピエロは、オリジナルカレーを考案する「MYカレーアイデアコンテスト」の作品を募集している。最高の金賞に輝くと全店で商品化されるほか、食事券やオリジナルグッズなどの景品が当たる。4月から募集し、528品が寄せられ好評を得た「MYバーガアイデアコンテスト」に続く第2弾。チャイニーズチキンカレーやエビエビカレーなど11品あるカレーメニューの充実を図ろうと企画された。
12.熊石町が新温泉ボーリング 「ひらたない荘」などに供給(9/3道新)
【熊石】町は平地区の平田内川上流付近で二カ所の新たな温泉ボーリングを行うことを決めた。現在源泉は三カ所あるが、湯量が減少したり酸性度が高く鋼管の腐食が進んでいるため、供給量が足りなくなってきたことが理由。九月末に着工し、工期は三カ月程度を見込んでおり、六日開会の町議会に関連経費千四百六十六万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を提出する。
13.自転車と一緒 地下鉄でGO(9/5朝日)
地下鉄に自転車を持ち込む移動実験が4日、札幌市営地下鉄で始まった。事前に申し込んだ約30人が7本ほどの列車に自転車を持って乗り込んだ。19日までの土日祝日に南北線で実施し、参加者や地下鉄利用者の声を集める。小回りが利く自転車と、地下鉄とを組み合わせて、環境への配慮や利便性の向上、サイクリングの機会の増加を目指そうという市の取り組み。
14.27日に「西部地区秋のバル街」開催(9/5函館新聞)
夜の旧市街地を散策しながら、はしご酒―。函館市の西部地区をスペインの飲食店街「バル街」に見立て、飲み歩きを楽しむ催し「函館西部地区2005秋のバル街」が、27日に開催される。4回目の今回は、喫茶店や甘味処なども登場し、過去最多の44店舗が出店する。
15.景観地区の隣 高層住宅次々/小樽 (9/6朝日新聞)
運河に沿って倉庫が並ぶ小樽市の中心部で、特別景観形成地区の隣接地に高層マンションが次々と建設されている。「景観が破壊される」と危機感をもつ小樽再生フォーラムや小樽市民会議などの市民団体は6日、緊急市民集会を開き、建設業者には高さやデザインの変更を、市には罰則付きの規制を制定を求める決議をする。
16.NPO企画の支笏湖畔巡回バス 地元ガイド奮闘(9/6道新)
支笏湖地区の住民らでつくる特定非営利活動法人(NPO法人)「支笏湖まちづくり機構Neoステージ」が企画した湖畔を巡るシャトルバスの運行が五日、始まった。午前と午後の一日二便運行され、オコタンペ湖や樽前山など、周辺の観光スポットを一度に楽しむことができる。
17.大雪山系 紅葉はじまる(9/6朝日新聞)
今夏の猛暑のため、大雪山系の紅葉も例年より1週間から10日ほど遅れている。黒岳頂上に近い石室付近では、ようやくウラシマツツジが岩肌の合間を赤く染めた。7合目付近の4日午前6時の気温は3度。ここ数日で一気に冷え込むようになった。今年は寒暖の差が極端に激しいため色づきがいい。5合目付近まで紅葉が下りてくるのは今月中旬の見込みという。
18.札幌・時計台近くにオリックス系ホテル新設(9/7日経)
オリックスグループの不動産会社、オリックス・リアルエステートは札幌・時計台近くにホテルを新設する。客室数は190室程度で2007年夏の開業をめざす。宿泊特化型とし、観光名所に近い立地を生かしビジネス客以外に観光客も取り込む。札幌市中心部は「イベント時期を除き客室は過剰気味」といわれ、集客競争は一段と激化しそうだ。
19.英国バードウオッチングフェアで反響(9/7釧路新聞)
このほど英国で開かれた世界最大のバードウオッチングの見本市「ブリティッシュ・バードウオッチング・フェア」に、釧路空港国際化推進協議会と根室観光連盟が日本から初めて出展し、タンチョウやオオワシなどの道東に生息する野鳥が来場者の反響を呼んだ。現地の旅行代理店2社がすでに今冬の釧根へのツアー実施を決定したほか、4社が募集を開始。
20.エアトランセ、帯広空港で肩もみサービス(9/10道新)
帯広と函館を結ぶコミューター航空会社エアトランセは、十二日から帯広空港で利用客の肩をもむユニークなサービスを始める。 自社の研修を受けた女性従業員が、出発手続きを済ませた利用客の肩をロ
ビーで約四分間もみほぐす。背中や足裏マッサージ用の器具も用意され、従業員による函館の観光案内付きと、至れり尽くせりだ。
21.虹と雪のバラードの詩碑が完成(9/10道新)
昨年三月に亡くなった札幌の詩人河邨文一郎(かわむらぶんいちろう)さん作詞の札幌冬季五輪賛歌「虹と雪のバラード」の詩碑が札幌市中央区の大倉山ジャンプ競技場に完成した。十一日午前十一時からは除幕式を行い、曲を歌った歌手のトワ・エ・モワが出席、懐かしい歌声を披露する。
■食のエンタメ化について思う
2005年09月02日掲 載
先日、池袋・サンシャインにあるナムコが運営するナンジャタウンへ行ってきました。目的は道産プリンが数多く出店している「プリン博覧会」の見学に行ったのですが、館内はアイスクリーム、シュークリームから餃子までフードテーマパークとしての演出は見事でした。家族連れから若いカップルまで狭いスペースにも関わらず食の空間を楽しんでいるようでフードテーマパーク恐るべしと感じました。
ちなみに牛乳瓶に入った「ふらの牛乳プリン」が売れ筋NO.1で富良野ブランドは健在です。
北海道では札幌駅前エスタにある「札幌らーめん共和国」と函館の湯の川観光ホテル内にある「函館らーめんブギ」がオープン以来好調と聞いています。どちらもナムコが運営する施設ですが、そのノウハウはさすがです。
食をレジャー感覚で楽しむものとしては札幌ラーメン横丁などもその部類であり、誕生の経緯がフードテーマパークと違うにせよ道内では”元祖”かもしれません。また、小樽のすし屋通りなどもバブル時代のグルメブームの波に乗り、食と観光がマッチしたものとして小樽ブームと同時に脚光を浴びました。
広島のお好み村など地域の名物を一ヶ所に集めるスタイルはグルメブームが起きた1980年代後半頃から定番化してしましたが、食のテーマパークとして誕生したのは1994年に登場した新横浜ラーメン博物館あたりからではないでしょうか。
ここに至るまではバブル崩壊後の1990年代前半、遊休地の活用のため全国に屋台村が産声を上げ、複数業態の食スペースが誕生、それが発展した形で今のフードテーマパークへ繋がっていると考えます。多くが民間のデベロッパーが主導したバブル崩壊後のあだ花的なビジネスでした。
現在、北海道では屋台村がブームになっています。屋台村が死語になりかけた頃に登場した帯広の「北の屋台」が地域活性策のビジネスモデルとなり、小樽など各地に屋台村が誕生しています。また、10月には函館駅前に昭和レトロ風な大規模屋台村(ひかりの屋台)も予定されています。
今後、道内でも食をテーマにしたテーマパークや屋台村などの施設は観光誘客手段として増えることが予想されます。ラーメンの他にもジンギスカン、スープカレー、回転寿司などネタが揃っています。最近、ジンギスカンやスープカレーが全国区になっていますが、どちらかいうと話題先行型であり、メディア・ミックスによる”仕掛け”の匂いもかんじます。
地域名物を道産名物にするためには戦略的な仕掛けも必要であり、メディアの力を借りPRや口コミなどの戦略的な手法を用いないとなかなか表舞台に出にくいという環境もあります。そのために食をエンタメ化路線に乗せる、乗っかることは手っ取り早い方法といえます。
しかし、食のエンタメ化や安易な劇場化には危惧もかんじます。お決まりの昭和レトロや二番煎じなどは飽きられてしまいます。食は一過性のものではなく、ブームに流されず継続してホンモノといえるはずです。
平成に入った頃、博多屋台が発祥であるモツ煮こみが流行りましたが、廃れ方の早さには驚いたものです。
ナムコのような民間商業施設であれば手を代え、品を代え臨機応変に対応できるでしょうが、公共色が強い環境であれば育成せねばならずもっと地道な継続性を要求されるはずです。
昨今、地産地消や食のブランド化がいわれています。地域の特産をプロモートするために付加価値をつけた見せ方や一同に介する場を作ることには賛成ですが、実態が伴わない特産品や名物づくりが最近目だっているような気がします。
食が主人公である真っ向勝負の飽きられないものを提供してほしい願います。
■函館市電を元気にするアイデア
函館市電の歴史は、1897年に馬車鉄道としてスタート、その後、函館水電(北海道電力の前身)として1913年に東京以北で最初の路面電車として東雲町-湯の川間で開業しました。
函館は災害が多く、駒ケ岳の大噴火(1929)による電流供給の停止や函館大火(1934)、台風など何度か壊滅的な被害を受けながらも復興し、最盛期の1960年代には路線延長約17km(12系統)、営業車両数84両、1日平均乗客数が約12万人を数えるようになりました。
その後はモータリゼーション化などにより徐々に路線を縮小、現在は2系統約11kmの路線と35両の保有車両での運行となり、車両の平均経年は37年となっています。
沿線には元町ベイエリアや函館山登山口、立待岬の入口である谷地頭から函館駅、五稜郭、湯の川温泉とおもだった観光地を経由するので観光客にとっては使い勝手がよい路面電車になっています。
函館は道内観光地の中で数少ない公共交通機関(路面電車)で周遊が可能なロケーションがウリのひとつです。
先月、函館へ行った折、久しぶりに谷地頭電停から終点の湯の川まで乗りつぶしをしてみました。夏休み最初の休日のせいか観光客や地元客が入替わり立代り乗車し車内は賑わってみえました。地元客は高齢者が多く、買い物や通院などが主体のようで駅間二つか三つの短距離利用者も目立ちました。観光客は東アジアからの外国人が多く目立ちましたが、アクセス手段というよりは市電に乗ること自体を楽しんでいるように見えました。
今回に限らずこれまで市電に乗車した印象をまとめると乗客の多くが高齢者であり、立ち客も多く、乗車率がよい印象があります。十字街-湯の川間は日中で5分間隔で運行されておりこれは札幌市電よりフリークェンシーが高く、最近は改造車ながら低床車も導入されており、市民の足、観光客の足として使い勝手が比較的よいと思われます。
最盛期の昭和30年代前半までは路線の延長がありましたが、1978年から路線の縮小がはじまり1992年から1993年にかけて2路線を廃止した時、全路線の廃止が噂されました。その後はおもだった動きはありませんが、受け持つ函館市交通局はバス部門の函館バスへの譲渡もあり、予断は許さない状況です。
函館市電が置かれている状況を厳しくしている理由のひとつとして都心機能を担ってきた中心街の変動があります。かって中心であった十字街や元町などの西部地区、駅前の大門地区など斜陽化が激しく、それにともない商業・公共施設が郊外へ移動して空洞化現象がおきています。
全国のそれと同じく商業・住宅圏が郊外へ移動したことで、美原地区などの路線から離れた地域が賑わうようになり、市電沿線は取り残されています。
打開策としていわれているのは、美原地区までの線路の延伸、新装なった函館空港へ現在の終点である湯の川から延長することにより、空港と中心街、函館駅をダイレクトに結ぶ案などが上げられています。
また、北海道新幹線が開業した場合、起点となる新函館駅(渡島大野駅)と中心街が離れているため、それらを結ぶ交通手段が必要となります。
そのため函館駅から低床、高速のLRT路線の新設などがいわれています。(途中のJR五稜郭駅までは函館本線に沿うように市電が走っていましたが1978年に廃止になっています)
北海道新幹線が開通した折、現在の函館駅周辺はさらに空洞化する可能性があるので新函館へのLRT化や空港接続などは検討に値するアイデアであると思いますが、市電自体は慢性的な赤字が続いており、前述したように函館市交通局はもうひとつの柱であった路線バス部門を函館バスに譲渡しています。(札幌市営バスと同じパターンです)そういった環境下での路線拡張には困難が予想されます。
そこで”低予算”でできそうなもう少しお手軽な路線拡充案を考えてみました。
その1:山麓ケーブル路面電車
函館山山麓の坂にケーブルカーを走らせます。港から観光施設が多い元町地区へ向かい何本の坂がありますが、ここにケーブルカーを走らせるというアイデアです。
これは港と坂が多く、観光地であるサンフランシスコとリスボンの市電からヒントを得ました。300メートルにも満たない距離ですが本線(ドック線)と接続をさせます。完全な観光路線ですが、函館観光の大きなウリになるはずで路面電車全体の底上げにつながります。
その2:函館駅構内まで延長し始発とする
現在の函館駅前電停から駅構内まで路線を延伸します。棒二モリヤ前にある函館駅電停はJR函館駅と2~300メートル程度離れています。今の電停は交差点にあり往来が多く危険です。また、荷物をもった旅行者などは駅から歩かなければならず始発駅ではないので不便です。朝市入口付近まで線路を延ばすことによりこれらを解決します。駅前駅を新設することで系統を変更し函館駅発着を増やすことであらたな需要が見込まれます。
ます。さらに駅前からベイサイド、金森倉庫を経て本線と合流し、前述のケーブルカーと接続できれば本格的な観光路線が誕生します。
短い線路延長であれば湯の川の終点から大型ホテルが立ち並ぶ海岸近くまで線路を数百メートル延ばし、これまでタクシー利用が多かった湯の川のホテル旅館へ市電で行きやすいようにするというアイデアがあります。
最後にもうひとつ、市電を保存できるような記念館はつくれないでしょうか。函館は歴史的にも交通遺産に相応しい場所です。現在、青函連絡船で活躍した摩周丸が駅近くで保存されていますが、見学者は多くなく、最近では隣接するシーポートプラザにクラシックカーの博物館をつくり集客に励んでいます。できればここに函館市電を展示できるような記念館をできないでしょうか。
観光ニーズの視点から函館市電の活性アイデアを考えましたが、利用者の高齢化が進む中、観光ニーズの取り込みは市電の存続へ向けて必須であると考えます。
これまでお役所仕事の印象があった函館市交通局ですが、最近は柔軟性があるサービスを提供できるようになったとかんじます。西日本の民営路面電車と比較するとまだまだといったところですが、札幌
市電とあわせて道内の路面電車が底上げできることを願いたいところです。
■参考資料
函館市交通局 http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/transport/
函館の路面電車 http://wakouji.at.infoseek.co.jp/
